JP2003201587A - 酸化皮膜除去装置 - Google Patents

酸化皮膜除去装置

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JP2003201587A
JP2003201587A JP2002004350A JP2002004350A JP2003201587A JP 2003201587 A JP2003201587 A JP 2003201587A JP 2002004350 A JP2002004350 A JP 2002004350A JP 2002004350 A JP2002004350 A JP 2002004350A JP 2003201587 A JP2003201587 A JP 2003201587A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストを回収率を高めることによりダストが
電極や処理対象や真空容器内に付着して表面処理の精度
を劣化させることを防止する。 【解決手段】 酸化皮膜2を有する金属材3に対向する
電極4と、電極4を陽極とし金属材3を陰極とする直流
電流、または交流電流を金属材3および電極4に通電し
て金属材3および電極4の間にアーク5を発生させる電
源とを備え、該アーク5により酸化皮膜2を除去する酸
化皮膜除去装置1において、少なくともアーク5の発生
箇所に相対的気流を起こし、アーク5で発生した酸化皮
膜2のダスト6を気流7により除去する除去部8を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属表面に形成さ
れた酸化皮膜をアーク放電により除去するいわゆる移行
型アーク式の酸化皮膜除去装置に関する。さらに詳述す
ると、本発明は、酸化皮膜を除去して発生したダストを
回収可能な酸化皮膜除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属表面に形成された酸化皮膜を除去す
る技術として、真空アーク放電を用いた金属部品の表面
処理方法及びその装置が開発されている(特開平4−1
10084号)。この処理方法では、10Pa以下の真
空雰囲気中において、アーク放電の陰極側が金属部品上
の酸化皮膜部分を選択的に移動しながら皮膜を破壊して
除去するようにしている。また、これと同様の原理を利
用して、ほぼ真空のアルゴンガス雰囲気中で酸化皮膜の
除去を行う真空デスケーリング装置が開発されている
(特開平7−290139号)。
【0003】ここで、酸化皮膜を破壊して発生したダス
トは有害であるため回収することが望まれる。また、ダ
ストが電極や処理対象や真空容器内に付着して表面処理
の精度を劣化させてしまう虞があることからも回収する
ことが望まれる。このため、真空容器の排気系にフィル
タを設けておき、このフィルタによりダストを捕集する
ことがある。あるいは、真空デスケーリング装置におい
て、ダストを重力分離トラップやフィルタを用いたダス
ト回収機構により回収する技術も開発されている(特開
平5−115971号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た真空容器の排気系にフィルタを設けたダストの回収方
法では、雰囲気が10Pa以下の真空であるので、ダス
トを回収できる程の十分な気流を形成することができな
い。しかも、ダストの発生個所から排気系までの距離が
長いので、ダストの回収率が極めて低くなってしまう。
【0005】また、重力分離トラップやフィルタを用い
た真空デスケーリング装置を利用しても、雰囲気が真空
であるのでダストを回収できる程度の十分な気流を得る
ことができないと共に、真空で蒸発し生成したダストの
粒径が小さいため重力分離は期待できずダストが雰囲気
中に広がって電極や真空容器内に付着したり又は処理対
象に再び付着することを十分に防止することはできな
い。よって、表面処理の精度を劣化させてしまう虞があ
る。
【0006】そこで本発明は、ダストを回収率を高める
ことによりダストが電極や処理対象や真空容器内に付着
して表面処理の精度を劣化させることを防止する酸化皮
膜除去装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、酸化皮膜を有する金属材に
対向する電極と、前記電極を陽極とし前記金属材を陰極
とする直流電流、または交流電流を前記金属材および前
記電極に通電して前記金属材および前記電極の間にアー
クを発生させる電源とを備え、該アークにより前記酸化
皮膜を除去する酸化皮膜除去装置において、少なくとも
前記アークの発生箇所に相対的気流を起こし、前記アー
クで発生した前記酸化皮膜のダストを気流により除去す
る除去部を備えるようにしている。
【0008】したがって、ダストを気流により除去する
ようにしているので、ダストが雰囲気中に広がることを
防止すると同時に電極や真空容器内に付着したり又は処
理対象に再び付着することを防止できる。よって、表面
処理の精度を高めることができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、少なくとも
前記ダストの発生箇所近傍に低真空非酸化雰囲気を供給
する給気手段と、電極を貫通して電極の先端部に開口す
る貫通孔と、該貫通孔に連結されると共に電極の先端部
から雰囲気およびダストを吸引する吸引手段とを備える
ようにしている。したがって、ダストの発生個所のすぐ
近くで気流を発生させてダストを吸引することができる
ので、ダストの除去を高率に行うことができる。ここ
で、本明細書中で「低真空非酸化雰囲気」とは、10P
aを超える大気圧以下の不活性ガスあるいは弱還元性ガ
スの雰囲気を意味し、不活性ガスに微量の酸素を添加し
たような実質的な不活性ガスも含む概念としている。
【0010】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、
金属材側に開口すると共に電極の周囲を囲む筒と、金属
材の近傍で筒の内外を連通する連通部と、該連通部を通
してダストの近傍に低真空非酸化雰囲気を供給する給気
手段と、筒に連結されると共にダストの吸引を行う吸引
手段とを備えるようにしている。したがって、ダストの
発生個所を筒により囲うことができるので、ダストの拡
散を防止してダストの除去を高率で行うことができる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、金
属材側に開口すると共に電極の周囲を囲む内筒と、金属
材の近傍で内筒の内外を連通する連通部と、金属材側に
開口して接触すると共に内筒の周囲を囲む外筒と、内筒
および外筒の間から連通部を通してダストの近傍に低真
空非酸化雰囲気を供給する給気手段と、内筒に連結され
ると共にダストの吸引を行う吸引手段とを備えるように
している。さらに、請求項5記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、金
属材側に開口すると共に電極の周囲を囲む内筒と、金属
材の近傍で内筒の内外を連通する連通部と、金属材側に
開口して接触すると共に内筒の周囲を囲む外筒と、内筒
からダストの近傍に低真空非酸化雰囲気を供給する給気
手段と、外筒および内筒の間に連結されると共に連通部
を通してダストの吸引を行う吸引手段とを備えるように
している。
【0012】したがって、プラズマトーチを使用して酸
化皮膜の除去を行うことができるようになる。これによ
り、ダストの発生個所を筒により囲うことができるの
で、ダストの拡散を防止してダストの除去を高率で行う
ことができる。
【0013】一方、請求項6記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、金
属材側に開口すると共に電極の周囲を囲む内筒と、金属
材の近傍で内筒の内外を連通する連通部と、金属材側に
開口して気密に接触すると共に内筒の周囲を囲む外筒
と、内筒に連結されると共に内筒の内部から連通部を通
して気体およびダストを吹き出す吹出手段とを備えるよ
うにしている。また、請求項7記載の発明は、請求項1
または2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、
金属材側に開口すると共に電極の周囲を囲む内筒と、金
属材の近傍で内筒の内外を連通する連通部と、金属材側
に開口して気密に接触すると共に内筒の周囲を囲む外筒
と、外筒に連結されると共に外筒および内筒の間から連
通部を通して気体を吹き出すことによりダストを内筒の
内部に送り出す吹出手段とを備えるようにしている。
【0014】したがって、ダストを吹出手段で吹き飛ば
して内管あるいは外管から送り出すようにしているの
で、吹出手段はダストに接触しない。このため、吹出手
段のダストによる汚染を防止することができるので、除
去部のメンテナンスを簡素化することができる。
【0015】また、請求項8記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、ダ
ストの発生箇所の近傍でダストに向けて開口する吸引ノ
ズルと、該吸引ノズルに連結されると共にダストの吸引
を行う吸引手段とを備えるようにしている。このため、
電極内部、あるいは電極を取り囲むように除去部を設け
る必要がなくなるので、除去部を有しない既存の酸化皮
膜除去装置に除去部を容易に後付けすることができる。
よって、既存の酸化皮膜除去装置を利用して設備コスト
の増大を抑えることができる。
【0016】さらに、請求項9記載の発明は、請求項8
記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、吸引ノズ
ルのダストの発生箇所を挟んだ反対側でダストに向けて
開口する吹出ノズルと、該吹出ノズルに連結されると共
にダストに向けて気体を吹き出す吹出手段を備えるよう
にしている。この場合、ダストの発生箇所を挟んで一方
から気体が吹き出されると共に反対側から気体が吸い込
まれるので、ダストを気体の流れに乗せて高率で除去す
ることができる。
【0017】また、請求項10記載の発明は、請求項1
から9までのいずれか記載の酸化皮膜除去装置におい
て、除去部は、ダストの発生箇所から気流の下流側の少
なくとも一部にダストを捕集するダスト捕集手段を有す
るようにしている。したがって、ダストを捕集すること
ができるので、ダストの酸化皮膜除去装置の周囲への飛
散を防止することができる。
【0018】一方、請求項11記載の発明は、請求項1
記載の酸化皮膜除去装置において、除去部は、前記電極
と前記金属材とを該金属材の表面に沿って相対移動させ
る移動手段と、前記アークの発生箇所を向いて前記電極
に伴って移動すると共に前記アークにより発生した前記
酸化皮膜のダストを前記電極の移動によって捕集するダ
スト捕集手段とを備えるようにしている。
【0019】したがって、吸引手段や吹出手段により気
流を形成すること無く、ダスト捕集手段とダストとの相
対的な移動により相対的な気流を生じさせてダストを捕
集することができるので、気流を形成する設備を簡素化
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1に本発明の酸化皮膜除去装置1の実施
の一形態を示す。この酸化皮膜除去装置1は、酸化皮膜
2を有する金属材3に対向する電極4と、金属材3およ
び電極4に通電して金属材3および電極4の間にアーク
5を発生させる電源(図示せず)とを備えたもので、該
アーク5により前記酸化皮膜2を除去するものとしてい
る。そして、この酸化皮膜除去装置1は、少なくとも前
記アークの発生箇所に相対的気流を起こし、アーク5で
発生した酸化皮膜2のダスト6を気流7により除去する
除去部8を備えている。このため、除去部8によりダス
ト6を気流7で除去しているので、有害なダスト6が雰
囲気中に広がることを防止すると同時に電極4や真空容
器内に付着したりあるいは金属材3に再び付着すること
を防止できる。よって、金属材3の表面処理の精度を高
めることができる。
【0022】電源は、電極4を陽極とし金属材3を陰極
とする直流電流を付与するものとしている。ここでは電
源として直流電流を使用しているが、これには限られず
交流電流であっても良い。
【0023】ここでの電極4は、該電極4の長手方向に
沿って貫通すると共に金属材3側の先端部に開口する貫
通孔9を有している。また、除去部8は、少なくともダ
スト6の発生箇所近傍に低真空非酸化雰囲気10を供給
する給気手段(図示せず)と、電極4の貫通孔9と、該
貫通孔9に連結されると共に電極4の先端部から雰囲気
10およびダスト6を吸引する吸引手段(図示せず)と
を備えている。よって、ダスト6の発生個所のすぐ近く
に気流7を形成してダスト6を吸引することができるの
で、ダスト6の除去を高率で行うことができる。給気手
段としては、真空容器の給排気系を利用している。吸引
手段は例えば吸気ポンプから成る。
【0024】ダスト6の近傍に設けられた低真空非酸化
雰囲気10は、大気圧以下10Paを超える不活性ガス
あるいは弱還元性ガスの雰囲気としている。そして、電
極4の先端からアーク5の周辺の雰囲気10を吸引する
ことによりダスト6も吸い込むようにする。アーク5を
発生させる雰囲気10の気圧としては、大気圧以下10
Paを超える大きさであれば良いが、より好ましくは1
00Pa〜10kPa、最も好ましくは2kPa程度で
ある。
【0025】さらに、本実施形態では、除去部8は、ダ
スト6の発生箇所から気流7の下流側の少なくとも一部
にダスト6を捕集するダスト捕集手段11を有してい
る。このため、ダスト6を捕集することができるので、
ダスト6の酸化皮膜除去装置1の周囲への飛散を防止す
ることができる。ここではダスト捕集手段11は、貫通
孔9を形成する管の拡径部を塞ぐフィルタから成るもの
としている。
【0026】また、この電極4の周囲には水冷筒12が
設けられている。水冷筒12の内部には電極4の長手方
向に沿って冷却水15を流通させる経路が設けられてい
る。これにより、アーク5によって加熱された電極4を
水冷することができる。
【0027】上述した酸化皮膜除去装置1により金属材
3の酸化皮膜2を除去して捕集する手順を以下に説明す
る。真空容器の給排気系を調整して内部雰囲気を2kP
a程度に設定する。そして、低真空非酸化雰囲気10中
に金属材3および電極4を載置する。電極4と金属材3
との間に高電圧を印加する。あるいは電極4と金属材3
との間で短絡して絶縁破壊をして、引き続きアーク5を
形成する。
【0028】アーク5が形成されると、金属材3の酸化
皮膜2は次々と除去されて、それによりダスト6が発生
する。このダスト6は吸引手段により電極4の先端から
吸引されて、ダスト捕集手段11によって捕捉される。
そして、電極4の近傍の酸化皮膜2を除去したら電極4
を移動させて次の位置での酸化皮膜2の除去を開始す
る。その繰り返しにより、金属材3の全面の酸化皮膜2
を除去することができる。
【0029】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。例えば本実施形態では電極4の貫通孔9からダ
スト6を吸引しているが、これには限られず図2〜図5
に示すように電極4の周囲に沿ってダスト6を吸引する
ようにしても良い。
【0030】例えば図2に示す実施形態では、除去部8
は、金属材3側に開口すると共に電極4の周囲を囲む筒
13と、金属材3の近傍で筒13の内外を連通する連通
部14と、該連通部14を通してダスト6の近傍に低真
空非酸化雰囲気10を供給する給気手段と、筒13に連
結されると共にダスト6の吸引を行う吸引手段とを備え
るようにしている。この場合、ダスト6の発生個所を筒
13により囲うことができるので、ダスト6の拡散を防
止してダスト6の除去を高率で行うことができる。
【0031】図2に示す酸化皮膜除去装置1では、連通
部14は筒13の端面と金属材3との間の隙間としてい
る。そして、電極4の内部には冷却水15が流通する経
路が形成されている。これにより、アーク5の発生で加
熱された電極4を冷却することができる。さらに、この
酸化皮膜除去装置1でも、除去部8はダスト6の発生位
置から気体の下流側の少なくとも一部にダスト6を捕集
するダスト捕集手段11を有している。
【0032】この酸化皮膜除去装置1では、給気手段に
より適度な低真空非酸化雰囲気10を形成した状態で電
極4と金属材3の間にアーク5を発生させ吸引手段によ
り吸引を開始すると、筒13の外側の低真空非酸化雰囲
気10が連通部14を通って筒13の内側に吸引され
る。この気流7によって、ダスト6が金属材3に再び付
着しないように除去されると共にダスト捕集手段11に
捕集される。
【0033】ここで、図2に示す実施形態では筒13を
金属材3から僅かに離して設置すると共に連通部14は
筒13の先端面と金属材3との間の隙間から成るように
しているが、これには限られず図3に示すように筒13
の先端部を金属材3に密着させて設置すると共に連通部
14は筒13の端部近傍に形成された透孔とするように
しても良い。筒13の先端部には、金属材3を傷めずに
接触できるように接触リング16が設けられている。
【0034】さらに、図2および図3に示す実施形態で
は電極4の周囲に一重の筒13を設けているが、これに
は限られず図4および図5に示すように二重の筒17,
18を設けるようにしても良い。この場合、除去部8
は、図4に示すように、金属材3側に開口すると共に電
極4の周囲を囲む内筒17と、金属材3の近傍で内筒1
7の内外を連通する連通部14と、金属材3側に開口し
て接触すると共に内筒17の周囲を囲む外筒18と、内
筒17および外筒18の間から連通部14を通してダス
ト6の近傍に低真空非酸化雰囲気10を供給する給気手
段と、内筒17に連結されると共にダスト6の吸引を行
う吸引手段とを備えるようにしている。この場合、プラ
ズマトーチを使用して酸化皮膜2の除去を行うことがで
きるようになる。また、外筒18の先端部には、金属材
3を傷めずに接触できるように接触リング16が設けら
れている。図4に示す酸化皮膜除去装置1のその他の構
成は図2に示す酸化皮膜除去装置1と同様であるので同
じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0035】この酸化皮膜除去装置1では、給気手段に
より適度な低真空非酸化雰囲気10を形成して内筒17
と外筒18の間に供給した状態で電極4と金属材3の間
にアーク5を発生させ吸引手段により吸引を開始する
と、内筒17と外筒18の間の低真空非酸化雰囲気10
が連通部14を通って内筒17の内側に吸引される。こ
の気流7によって、ダスト6が金属材3に再び付着しな
いように除去されると共にダスト捕集手段11に捕集さ
れる。
【0036】ここで、図4に示す実施形態では内筒17
を金属材3から僅かに離して設置すると共に連通部14
は内筒17の先端面と金属材3との間の隙間から成るよ
うにしているが、これには限られず図5に示すように内
筒17の先端部を金属材3に密着させて設置すると共に
連通部14は内筒17の端部近傍に形成された透孔とす
るようにしても良い。この場合、内筒17の先端部に
は、金属材3を傷めずに接触できるように接触リング1
6を設けるようにする。
【0037】また、図4および図5に示す実施形態では
電極4の周囲の二重筒の内筒17に吸引手段を接続して
いるが、これには限られず図6に示すように外筒18に
接続するようにしても良い。この場合、除去部8は、金
属材3側に開口すると共に電極4の周囲を囲む内筒17
と、金属材3の近傍で内筒17の内外を連通する連通部
14と、金属材3側に開口して接触すると共に内筒17
の周囲を囲む外筒18と、内筒17からダスト6の近傍
に低真空非酸化雰囲気10を供給する給気手段と、外筒
18および内筒17の間に連結されると共に連通部14
を通してダスト6の吸引を行う吸引手段とを備えるよう
にする。この場合も、プラズマトーチを使用して酸化皮
膜2の除去を行うことができるようになる。図6に示す
酸化皮膜除去装置1のその他の構成は図4に示す酸化皮
膜除去装置1と同様であるので同じ符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0038】この酸化皮膜除去装置1では、給気手段に
より適度な低真空非酸化雰囲気10を形成して内筒17
に供給した状態で電極4と金属材3の間にアーク5を発
生させ吸引手段により吸引を開始すると、内筒17の低
真空非酸化雰囲気10が連通部14を通って内筒17お
よび外筒18の間に吸引される。この気流7によって、
ダスト6が金属材3に再び付着しないように除去される
と共にダスト捕集手段11に捕集される。
【0039】ここで、図6に示す実施形態では内筒17
を金属材3から僅かに離して設置すると共に連通部14
は内筒17の先端面と金属材3との間の隙間から成るよ
うにしているが、これには限られず図5に示す実施形態
と同様に内筒17の先端部を金属材3に密着させて設置
すると共に連通部14は内筒17の端部近傍に形成され
た透孔とするようにしても良い。この場合、内筒17の
先端部には、金属材3を傷めずに接触できるように接触
リング16を設けるようにする。
【0040】一方、図4〜図6に示す実施形態では、除
去部8は吸引手段を利用して気流7を発生させている
が、これには限られず吸引手段を使用せずに吹出手段を
用いて気流7を発生させるようにしても良い。すなわ
ち、例えば図6に示す実施形態で、除去部8は、内筒1
7と、連通部14と、金属材3側に開口して気密に接触
する外筒18と、内筒17に連結されると共に内筒17
の内部から連通部14を通して気体およびダスト6を吹
き出す吹出手段とを備えるようにしても良い。この場
合、図6に矢印で示す向きの気流7となる。あるいは、
図4に示す実施形態で、除去部8は、内筒17と、連通
部14と、金属材3側に開口して気密に接触する外筒1
8と、外筒18に連結されると共に外筒18および内筒
17の間から連通部14を通して気体を吹き出すことに
よりダスト6を内筒17の内部に送り出す吹出手段とを
備えるようにしても良い。吹出手段を使用することによ
り、吹出手段はダスト6に接触しないことから吹出手段
のダスト6による汚染を防止することができるので、除
去部8のメンテナンスを簡素化することができる。
【0041】また、上述した各実施形態では、除去部8
を電極4の内部や電極4の周囲を取り囲むように形成し
ているが、これには限られず電極4とは独立して設ける
ようにしても良い。すなわち、図7に示すように、除去
部8は、ダスト6の発生箇所の近傍でダスト6に向けて
開口する吸引ノズル19と、該吸引ノズル19に連結さ
れると共にダスト6の吸引を行う吸引手段とを備えるよ
うにしても良い。この場合、電極4の内部や電極4を取
り囲むように除去部8を設ける必要がなくなるので、除
去部8を有しない既存の酸化皮膜除去装置1に除去部8
を容易に後付けすることができる。よって、既存の酸化
皮膜除去装置1を利用して設備コストの増大を抑えるこ
とができる。ノズル19は支持腕20によって電極4と
一体化することが好ましい。これにより、電極4の移動
に伴ってノズル19も移動させることができる。
【0042】さらに、図7に示す実施形態では吸引手段
のみにより気流7が発生されているが、これには限られ
ず図8に示すようにダスト6を挟んで吸引手段と吹出手
段を配置して気流7を形成するようにしても良い。この
場合、除去部8は、吸引ノズル19のダスト6の発生箇
所を挟んだ反対側でダスト6に向けて開口する吹出ノズ
ル21と、該吹出ノズル21に連結されると共にダスト
6に向けて気体を吹き出す吹出手段を備えるようにす
る。これにより、ダスト6を気流7に乗せて高率で除去
することができる。
【0043】上述した各実施形態ではいずれもダスト捕
集手段11を設けているが、これには限られず設けなく
ても良い。この場合でも、アーク5により発生したダス
ト6を吸引して除去することができるので、酸化皮膜2
の除去を高率で行うことができる。
【0044】ところで、上述した各実施形態では、除去
部8が気流7を発生させてダスト6を気体と共に吹き流
して除去しているが、これには限られない。例えば図9
に示すように、除去部8は、電極4と金属材3とを該金
属材3の表面に沿って相対移動させる移動手段(図示せ
ず)と、アーク5の発生箇所を向いて電極4に伴って移
動すると共にアーク5により発生した酸化皮膜2のダス
ト6を電極4の移動によって捕集するダスト捕集手段1
1とを備えるものとしても良い。この場合、吸引手段や
吹出手段により気流7を形成すること無く、ダスト捕集
手段11とダスト6との相対的な移動により相対的な気
流を生じさせてダスト6を捕集することができるので、
気流を形成する設備を簡素化することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の酸化皮膜除去装置によれば、ダストを気流によ
り除去するようにしているので、ダストが雰囲気中に広
がることを簡易に防止すると同時に電極や真空容器内に
付着したり又は処理対象に再び付着することを簡易に防
止できる。よって、表面処理の精度を高めることができ
る。
【0046】また、請求項2記載の酸化皮膜除去装置に
よれば、ダストの発生個所のすぐ近くで気流を発生させ
てダストを吸引することができるので、ダストの除去を
高率に行うことができる。
【0047】さらに、請求項3から5記載の酸化皮膜除
去装置によれば、ダストの発生個所を筒により囲うこと
ができるので、ダストの拡散を防止してダストの除去を
高率で行うことができる。特に請求項4および5記載の
酸化皮膜除去装置によれば、プラズマトーチを使用して
酸化皮膜の除去を行うことができるようになる。
【0048】一方、請求項6および7記載の酸化皮膜除
去装置によれば、ダストを吹出手段で吹き飛ばして内管
あるいは外管から送り出すようにしているので、吹出手
段のダストによる汚染を防止することができ、除去部の
メンテナンスを簡素化することができる。
【0049】また、請求項8記載の酸化皮膜除去装置に
よれば、除去部を有しない既存の酸化皮膜除去装置に除
去部を容易に後付けすることができる。よって、既存の
酸化皮膜除去装置を利用して設備コストの増大を抑える
ことができる。
【0050】さらに、請求項9記載の酸化皮膜除去装置
によれば、ダストの発生箇所を挟んで一方から気体が吹
き出されると共に反対側から気体が吸い込まれるので、
ダストを気体の流れに乗せて高率で除去することができ
る。
【0051】また、請求項10記載の酸化皮膜除去装置
によれば、ダストを捕集することができるので、ダスト
の酸化皮膜除去装置の周囲への飛散を防止することがで
きる。
【0052】一方、請求項11記載の酸化皮膜除去装置
によれば、吸引手段や吹出手段により気流を形成するこ
と無く、ダスト捕集手段とダストとの相対的な移動によ
り相対的な気流を生じさせてダストを捕集することがで
きるので、気流を形成する設備を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酸化皮膜除去装置を示す概略の縦断面
図である。
【図2】酸化皮膜除去装置の他の実施形態を示す概略の
縦断面図である。
【図3】図2に示す酸化皮膜除去装置の変形例を示す概
略の縦断面図である。
【図4】酸化皮膜除去装置の別の実施形態を示す概略の
縦断面図である。
【図5】図4に示す酸化皮膜除去装置の変形例を示す概
略の縦断面図である。
【図6】酸化皮膜除去装置の更に他の実施形態を示す概
略の縦断面図である。
【図7】酸化皮膜除去装置の更に別の実施形態を示す概
略の縦断面図である。
【図8】図7に示す酸化皮膜除去装置の変形例を示す概
略の縦断面図である。
【図9】酸化皮膜除去装置のまた他の実施形態を示す概
略の縦断面図である。
【符号の説明】
1 酸化皮膜除去装置 2 酸化皮膜 3 金属材 4 電極 5 アーク 6 ダスト 7 気流 8 除去部 9 貫通孔 10 低真空非酸化雰囲気 11 ダスト捕集手段 13 筒 14 連通部 17 内筒 18 外筒 19 吸引ノズル 21 吹出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 静枝 神奈川県横須賀市長坂2−6−1 財団法 人電力中央研究所 横須賀研究所内 (72)発明者 神戸 弘巳 東京都狛江市岩戸北2−11−1 財団法人 電力中央研究所 狛江研究所内 (72)発明者 藤原 和俊 東京都狛江市岩戸北2−11−1 財団法人 電力中央研究所 狛江研究所内 Fターム(参考) 4G075 AA30 BD14 CA17 CA65 EC21 4K057 DA01 DB01 DD10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化皮膜を有する金属材に対向する電極
    と、前記電極を陽極とし前記金属材を陰極とする直流電
    流、または交流電流を前記金属材および前記電極に通電
    して前記金属材および前記電極の間にアークを発生させ
    る電源とを備え、該アークにより前記酸化皮膜を除去す
    る酸化皮膜除去装置において、少なくとも前記アークの
    発生箇所に相対的気流を起こし、前記アークで発生した
    前記酸化皮膜のダストを気流により除去する除去部を備
    えることを特徴とする酸化皮膜除去装置。
  2. 【請求項2】 前記除去部は、少なくとも前記ダストの
    発生箇所近傍に低真空非酸化雰囲気を供給する給気手段
    と、前記電極を貫通して前記電極の先端部に開口する貫
    通孔と、該貫通孔に連結されると共に前記電極の先端部
    から前記雰囲気および前記ダストを吸引する吸引手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の酸化皮膜除去
    装置。
  3. 【請求項3】 前記除去部は、前記金属材側に開口する
    と共に前記電極の周囲を囲む筒と、前記金属材の近傍で
    前記筒の内外を連通する連通部と、該連通部を通して前
    記ダストの近傍に低真空非酸化雰囲気を供給する給気手
    段と、前記筒に連結されると共に前記ダストの吸引を行
    う吸引手段とを備えることを特徴とする請求項1または
    2記載の酸化皮膜除去装置。
  4. 【請求項4】 前記除去部は、前記金属材側に開口する
    と共に前記電極の周囲を囲む内筒と、前記金属材の近傍
    で前記内筒の内外を連通する連通部と、前記金属材側に
    開口して接触すると共に前記内筒の周囲を囲む外筒と、
    前記内筒および前記外筒の間から前記連通部を通して前
    記ダストの近傍に低真空非酸化雰囲気を供給する給気手
    段と、前記内筒に連結されると共に前記ダストの吸引を
    行う吸引手段とを備えることを特徴とする請求項1また
    は2記載の酸化皮膜除去装置。
  5. 【請求項5】 前記除去部は、前記金属材側に開口する
    と共に前記電極の周囲を囲む内筒と、前記金属材の近傍
    で前記内筒の内外を連通する連通部と、前記金属材側に
    開口して接触すると共に前記内筒の周囲を囲む外筒と、
    前記内筒から前記ダストの近傍に低真空非酸化雰囲気を
    供給する給気手段と、前記外筒および前記内筒の間に連
    結されると共に前記連通部を通して前記ダストの吸引を
    行う吸引手段とを備えることを特徴とする請求項1また
    は2記載の酸化皮膜除去装置。
  6. 【請求項6】 前記除去部は、前記金属材側に開口する
    と共に前記電極の周囲を囲む内筒と、前記金属材の近傍
    で前記内筒の内外を連通する連通部と、前記金属材側に
    開口して気密に接触すると共に前記内筒の周囲を囲む外
    筒と、前記内筒に連結されると共に前記内筒の内部から
    前記連通部を通して気体および前記ダストを吹き出す吹
    出手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記
    載の酸化皮膜除去装置。
  7. 【請求項7】 前記除去部は、前記金属材側に開口する
    と共に前記電極の周囲を囲む内筒と、前記金属材の近傍
    で前記内筒の内外を連通する連通部と、前記金属材側に
    開口して気密に接触すると共に前記内筒の周囲を囲む外
    筒と、前記外筒に連結されると共に前記外筒および前記
    内筒の間から前記連通部を通して気体を吹き出すことに
    より前記ダストを前記内筒の内部に送り出す吹出手段と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の酸化
    皮膜除去装置。
  8. 【請求項8】 前記除去部は、前記ダストの発生箇所の
    近傍で前記ダストに向けて開口する吸引ノズルと、該吸
    引ノズルに連結されると共に前記ダストの吸引を行う吸
    引手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記
    載の酸化皮膜除去装置。
  9. 【請求項9】 前記除去部は、前記吸引ノズルの前記ダ
    ストの発生箇所を挟んだ反対側で前記ダストに向けて開
    口する吹出ノズルと、該吹出ノズルに連結されると共に
    前記ダストに向けて気体を吹き出す吹出手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項8記載の酸化皮膜除去装置。
  10. 【請求項10】 前記除去部は、前記ダストの発生箇所
    から前記気流の下流側の少なくとも一部に前記ダストを
    捕集するダスト捕集手段を有することを特徴とする請求
    項1から9までのいずれか記載の酸化皮膜除去装置。
  11. 【請求項11】 前記除去部は、前記電極と前記金属材
    とを該金属材の表面に沿って相対移動させる移動手段
    と、前記アークの発生箇所を向いて前記電極に伴って移
    動すると共に前記アークにより発生した前記酸化皮膜の
    ダストを前記電極の移動によって捕集するダスト捕集手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の酸化皮膜
    除去装置。
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