JP2003200298A - プレス機械 - Google Patents

プレス機械

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JP2003200298A
JP2003200298A JP2001400836A JP2001400836A JP2003200298A JP 2003200298 A JP2003200298 A JP 2003200298A JP 2001400836 A JP2001400836 A JP 2001400836A JP 2001400836 A JP2001400836 A JP 2001400836A JP 2003200298 A JP2003200298 A JP 2003200298A
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Takashi Nakatani
孝 中谷
Takeshi Kawamoto
剛 川本
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/10Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism
    • B30B1/12Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism operated by hand or foot
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • B30B15/0035Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height using an adjustable connection between the press drive means and the press slide

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スライドのストローク量を変更しても下死点
位置または上死点位置が変わらないトグル機構を用いた
プレス機械の提供。 【解決手段】 トグル機構によりスライド16を上下動
するときに、クランク軸2の偏心部2aに回転自在に一
端が連結されたコネクティングロッド13と、一端がフ
レームに揺動可能に連結されコネクティングロッドの他
端が長手方向の中間位置に回転自在に連結された揺動レ
バー12と、揺動レバーの他端とトグル機構のリンク部
とを連結する中間レバー24とで構成し、死点に対応し
てコネクティングロッドの作用点間長さにクランクの偏
心量を加減するようにし、かつ、コネクティングロッド
と揺動レバーの連結点はスライドが死点位置にあるとき
にクランク軸心を中心とする円弧上の点とし、この連結
点の位置を変えることによりスライドのストロークを変
更しても上死点または下死点の位置が変わらないように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド駆動にト
グル機構を採用したプレス機械に関し、詳しくは、スラ
イドのストローク量が変更可能であり、スライドのスト
ローク量を変更しても、スライドの死点位置は変わらな
い機構を有するプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス機械においてスライドを上下動さ
せる機構として、トグル機構を採用したものは広く知ら
れている。最も単純な機構は図13のようにスライド1
16とスライドの真上に設置した基軸117との間にト
グル機構110を配置してクランク軸102の偏心部1
02aにコネクティングロッド113の大径端を連結
し、その小径端を第1リンク118,第2リンク122
との連結点111に連結したものにおいては、スライド
のストローク量の変更ができないうえ、スライドのスト
ローク量を変えるようにすると下死点位置が変動すると
いう問題があった。
【0003】このため下死点位置の変化がなくストロー
ク量可変可能な技術として、例えば特開平11−773
98号が知られている。従来技術においては、符号は公
報の符号を援用するため本願実施態様の符号と重複する
が関係ない。このものは図14に示すように、クランク
シャフト26の回転運動を垂直方向の直線運動に変換す
る第1の滑子31bを備えた第1のガイド用スリーブ3
1aと、第2の滑子32bを備えこの滑子の運動方向を
設定する回転可能の第2のガイド用スリーブ32aと、
第3の滑子33bを備えこの滑子を水平方向に直線運動
させる第3の直線ガイド用スリーブ33aとを備え、第
1の滑子31bと第2の滑子32b間,第2の滑子32
bと第3の滑子33bとスライド25間にリンク37,
38,39を軸着配置したものであって、第2のガイド
用スリーブ32aを回動して第2の滑子32bの運動方
向を変更する。
【0004】この変更により、第2のリンク38と第3
のリンク39の軸着部が移動する水平方向に対する移動
距離は第2のガイド機構34を回動した分変更される。
これにより軸着部の移動距離が変更され、スライド25
のストローク量が変更される。この場合、第2のリンク
38と第3のリンク39の軸着部の始動位置をガイド方
向の変更前後常に一定位置に保ちスライドの下死点位置
に合わせておくと、スライド25のストローク量を変更
してもスライドの下死点位置は変更されない。
【0005】また、特開平11−197888号が知ら
れている。このものは図15に示すように、クランクシ
ャフト5の運動を鉛直運動にする滑子8と、横方向の運
動にする滑子13と、滑子8と滑子13間を連結する第
1,第2のリンク9,10と、第1,第2のリンク9,
10の枢着点に枢着する第3のリンク11と第3のリン
ク11の他端を枢着する可変リンク20とを備え、スラ
イド3の下死点位置において可変リンク20のフレーム
1への枢着を第1,第2のリンク9,10の枢着と同一
軸心に構成したものであって、第1,第2のリンク9,
10の枢着点に第3のリンク11を枢着しており、この
第3のリンク11の端部は、スライド3が所定の位置に
あるとき第1,第2のリンク9,10の枢着位置と同一
軸心位置のフレーム1に枢着した可変リンク20に枢着
しているので、スライド3の所定の位置を下死点位置に
設定すると、スライド3の下死点位置は可変リンクを回
動しても第1,第2のリンク9,10の枢着点の位置は
変化しないので常に一定位置を維持する。可変リンク2
0を回動するとその回動位置に応じて第2のリンク10
の揺動運動曲線が変化し、横方向の往復運動幅が変化し
ストローク量を変化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−7739
8号,特開平11−197888号のものは下死点位置
の変化を生じないようにしてスライドのストローク量を
変えることができるものの、トグル機構を作動させるた
めに、複雑なリンク機構やガイド機構を加えており、部
品点数が増してコトスが上昇するとともに保守の手間が
増加するという問題がある。本発明は従来の技術の有す
るこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、部品点数の少ない構成で下死点位置
一定でスライドのストローク量の変更が可能であり、ま
た上死点位置一定でスライドのストローク量変更をも可
能とするプレス機械のスライド駆動装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに請求項1の発明は、トグル機構によりスライドを上
下動するプレス機械において、クランク軸の偏心位置に
一端が回動可能に連結され該クランク軸の回転により往
復動するコネクティングロッドと、一端がフレームに揺
動可能に連結され前記コネクティングロッドの他端が長
手方向の中間位置に回動可能に連結された揺動レバー
と、該揺動レバーの他端と前記トグル機構のリンクの一
部とに連結部が回動可能に連結された中間レバーとで構
成され、前記コネクティングロッドと前記揺動レバーの
連結点は前記スライドの死点位置においてクランク軸心
を中心とする円弧上の点であって、前記死点に対応して
前記コネクティングロッドの作用点間長さに前記クラン
クの偏心量を加減することにより、前記連結点の位置を
前記円弧上で移動して前記スライドのストローク量を変
更しても、前記スライドの死点位置が変わらないように
したものである。
【0008】請求項1の発明によれば、コネクティング
ロッドと揺動レバーの連結点はスライドの死点位置にお
いてクランク軸心を中心とする円弧上の点であって、こ
の死点に対応してコネクティングロッドの作用点間長さ
に前記クランクの偏心量を加減することにより、前記コ
ネクティングロッドと前記揺動レバーの連結点の位置を
円弧上で移動して、前記スライドのストローク量を変更
しても前記スライドを上死点位置一定または下死点位置
一定に切り換えられるようにしたので、ワークに対応し
てスライドのストローク量を変更してもスライドの下死
点位置は変わらず、プレス加工位置は変化しないからダ
イ等の位置を変更する必要がない。またスライドのスト
ローク量を変えても上死点位置の位置を一定にできるの
で、絞り深さのみが変化したワークに対してもスライド
のストローク量の変更で容易に対応することができる。
【0009】請求項2の発明は、前記コネクティングロ
ッドと前記揺動レバーの連結点は、前記スライドを下死
点位置から上昇させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの押圧力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さLと前記クランクの偏心
量Rとの差L−Rの半径で且つ下死点位置においてクラ
ンク軸心を中心とする円弧上の点であって、この円弧上
の点の位置を変更することにより、スライド下死点位置
一定でスライドストローク量を変更可能にしたものであ
る。
【0010】請求項2の発明によれば、ワーク高さ方向
の寸法の違いに対して下死点位置一定でスライドのスト
ローク量を変更することで容易に対応することができ、
ストローク量の変更に際しても常に下死点位置が一定で
あるので、ダイ等の位置を設定し直す必要がない。
【0011】請求項3の発明は、前記コネクティングロ
ッドと前記揺動レバーの連結点は、前記スライドを下死
点位置から上昇させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの引張力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さLと前記クランクの偏心
量Rとの和L+Rの半径で且つ下死点位置においてクラ
ンク軸心を中心とする円弧上の点であって、この円弧上
の点の位置を変更することにより、スライド下死点位置
一定でスライドストローク量を変更可能にしたものであ
る。
【0012】請求項3の発明によれば、ワーク高さ方向
の寸法の違いに対して下死点位置一定でスライドのスト
ローク量を変更することで容易に対応することができ、
ストローク量の変更に際しても常に下死点位置が一定で
あるので、ダイ等の位置を設定し直す必要がない。
【0013】請求項4の発明は、前記コネクティングロ
ッドと前記揺動レバーの連結点は、前記スライドを上死
点位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの引張力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さLと前記クランクの偏心
量Rとの和L+Rの半径で且つ上死点位置においてクラ
ンク軸心を中心とする円弧上の点であって、この円弧上
の点の位置を変更することにより、スライド上死点位置
一定でスライドストローク量を変更可能にしたものであ
る。
【0014】請求項4の発明によれば、上死点位置一定
でスライドのストローク量が変更でき、パンチ一個で径
が同じで且つ絞りの深さがいろいろ異なるワークに対し
て容易に対応できる。
【0015】請求項5の発明は、前記コネクティングロ
ッドと前記揺動レバーの連結点は、前記スライドを上死
点位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの押圧力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さLと前記クランクの偏心
量Rとの差L−Rの半径で且つ上死点位置においてクラ
ンク軸心を中心とする円弧上の点であって、この円弧上
の点の位置を変更することにより、スライド上死点位置
一定でスライドストローク量を変更可能にしたものであ
る。
【0016】請求項5の発明によれば、上死点位置一定
でスライドのストローク量が変更でき、パンチ一個で径
が同じで且つ絞り深さがいろいろ異なるワークに対して
容易に対応できる。
【0017】請求項6の発明は、前記揺動レバーには、
請求項2に記載の連結点に、さらに前記スライドを上死
点位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの引張力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さが前記長さLと異なる長
さLaと前記クランクの偏心量Rとの和La+Rの半径
で且つ上死点位置においてクランク軸心を中心とする円
弧上の点である連結点を付加してなり、この円弧上の点
の位置を変更することにより、さらにスライド上死点位
置一定でスライドのストローク量を変更可能となしたも
のである。
【0018】請求項6の発明によれば、下死点位置一定
でスライドのストローク量の変更また上死点位置一定で
スライドのストローク量の変更が可能で両作動形式の切
り換えが簡単に行える利点を有する。
【0019】請求項7の発明は、前記揺動レバーには請
求項2に記載の連結点に、さらに前記スライドを上死点
位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前記
コネクティングロッドの押圧力である場合前記コネクテ
ィングロッドの作用点間長さが前記長さLと異なる長さ
Lbと前記クランクの偏心量Rとの差Lb−Rの半径で
且つ上死点位置においてクランク軸心を中心とする円弧
上の点である連結点を付加してなり、この円弧上の点の
位置を変更することにより、さらにスライド上死点位置
一定でスライドストローク量を変更可能となしたもので
ある。
【0020】請求項7の発明によれば、下死点位置一定
でスライドのストローク量の変更また上死点位置一定で
スライドのストローク量の変更が可能で両作動形式の切
り換えが簡単に行える利点を有する。
【0021】請求項8の発明は、前記揺動レバーには、
請求項3に記載の連結点に、さらに前記スライドを上死
点位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前
記コネクティングロッドの押圧力である場合前記コネク
ティングロッドの作用点間長さが前記長さLと異なる長
さLaと前記クランクの偏心量Rとの差La−Rの半径
で且つ上死点位置においてクランク軸心を中心とする円
弧上の点である連結点を付加してなり、この円弧上の点
の位置を変更することにより、さらにスライド上死点位
置一定でスライドのストローク量を変更可能となしたも
のである。
【0022】請求項8の発明によれば、下死点位置一定
でスライドのストローク量の変更また上死点位置一定で
スライドのストローク量の変更が可能で両作動形式の切
り換えが簡単に行える利点を有する。
【0023】請求項9の発明は、前記揺動レバーには請
求項3に記載の連結点に、さらに前記スライドを上死点
位置から下降させるときに前記リンクへの作用力が前記
コネクティングロッドの引張力である場合前記コネクテ
ィングロッドの作用点間長さが前記長さLと異なる長さ
Laと前記クランクの偏心量Rとの和La+Rの半径で
且つ上死点位置においてクランク軸心を中心とする円弧
上の点である連結点を付加してなり、この円弧上の点の
位置を変更することにより、さらにスライド上死点位置
一定でスライドのストローク量を変更可能となしたもの
である。
【0024】請求項9の発明によれば、下死点位置一定
でスライドのストローク量の変更また上死点位置一定で
スライドのストローク量の変更が可能で両作動形式の切
り換えが簡単に行える利点を有する。
【0025】請求項10の発明は、前記中間レバーの両
連結点間長さを短くして前記スライドを上死点位置から
下降させるときに前記リンクへの作用力が押圧力となる
位置に連結点を付加して、前記中間レバーと前記リンク
との連結点を変更することによりさらに上死点位置一定
でスライドのストローク量をも変更可能とした請求項2
に記載のプレス機械である。
【0026】請求項10の発明によれば、中間レバーの
長さを変える連結点を変更するだけで下死点位置一定,
上死点位置一定でスライドのストローク量の変更可能と
なり上述の2作動形式の利点が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプレス機械の要部
正面図、図2は図1のA−A線断面図で下死点位置一定
に設定されコネクティイングロッド作用長がL−Rのと
きスライドが下死点位置にある時の横断面図、図3は同
じくスライドが上死点位置にある時の横断面図である。
この図1,図2にもとづき要部の基本構成を説明する。
【0028】フレーム1に水平に軸承されたクランク軸
2は、フレーム1を貫通した右端に歯車3が固着されて
いる。クランク軸2の下に平行して図示しない駆動軸が
フレームに軸承されていて、その外端に歯車3と噛み合
う歯車6とフライホイールを兼ねるプーリ7が固着され
ている。そしてフレーム1上に配置されたモータ8のプ
ーリ9との間を複数本のVベルトによって回転連結され
ている。
【0029】クランク軸2と平行して揺動軸10がフレ
ーム1に支持され、これに揺動レバー12が揺動可能に
軸承されている。クランク軸2の偏心量Rのクランク部
2aにコネクチィングロッド13の大端部が回動可能に
軸承されており、その小端部が揺動レバー12の長手方
向の中間に回動可能に支軸11で連結されている。そし
てこのコネクティングロッド13の長さ(作用点間長
さ)はLである。この揺動レバー12とコネクティング
ロッド13との連結位置が後述するごとく本発明の一つ
の特徴である。
【0030】さらにフレーム1には図示しないボルスタ
上の下台に対向して図示しない上台を下面に保持したス
ライド16の上部に伸びた2本のガイドポスト19,1
9が、左右のガイド19Aで案内されて上下動可能に設
けられている。そしてこのスライド16の真上に揺動軸
10と平行に基軸17がフレームに支持されている。こ
の基軸17とスライド16との間にトグル機構が介在さ
れている。
【0031】即ち基軸17に揺動可能に軸承された第1
リンク18と、スライド16上に締結されたガイドポス
ト19に支持された支軸21に揺動可能に軸承された第
2リンク22とが中間軸23を介して互いに回動可能に
連結されている。そしてこの中間軸23と揺動レバー1
2の下端の支軸15との間を作用点間長R2の中間レバ
ー24の両端が互いに回動可能に連結されている。なお
中間レバー24を第1リンク18,第2リンク22の連
結点の中間軸23と連結したが、中間レバー24と第1
リンクまたは第2リンクと連結することも可能である。
【0032】〔実施例1〕動作模式図の図4(a)にも
とづき、実施例1を説明する。クランク軸2の中心O1
に対するクランク偏心部2aの偏心量をRとする。コネ
クティングロッド13の大端部のクランク偏心部2aと
の連結点すなわちクランク偏心部2aの中心O2と、揺
動レバー12の揺動中心P1からの半径R1で、かつ、
コネクティングロッド13の小端部との連結点M1との
距離(作用点間長さ)をLとする。
【0033】スライド16が下死点位置にあるときに、
L−Rを半径として、クランク軸中心O1を中心として
揺動レバー12に連結点M1を起点として揺動中心P1
側に向かって円弧穴12aを穿設する。そうすると、揺
動レバー12の位置を固定した状態、すなわち、円弧穴
12aの中心とクランク軸2の中心O1を一致させた状
態で、作用点間長さLのコネクティングロッド13を、
この円弧穴12aのいずれかの位置に連結しても、O2
は後退位置にあるので、点O2,O1,M1は一直線と
なる。ここで円弧穴12aに連結されたコネクティング
ロッド13の小端部の位置を円弧穴に沿って移動させる
ときは、コネクティングロッド13とともにクランク軸
2も回動するようにコネクティングロッド13とクラン
ク軸2とピン等により固定する。移動後はこの固定を解
除する。また移動後のこのクランク軸の回転角度位置を
基準にスライド16動作制御は行われる。この段取手順
は後述の実施例においても同様である。
【0034】図4は、スライド16が下死点位置S1に
ありクランク偏心部2aの中心O2が後退位置にあると
き実線で、スライド16が上死点位置S2にありO2が
前進位置にあるとき一点鎖線で各レバー,リンクの状態
を示している。図4(a)はコネクティングロッド13
の小端部と揺動レバー円弧穴12aとの連結点が半径R
1の位置M1にあるとき、(b)はコネクティングロッ
ド13の小端部と揺動レバー円弧穴12aとの連結点が
半径R1aの位置M1aにあるときを示している。
【0035】上述のように、スライド16が下死点位置
にあるときに、揺動レバー12にクランク軸中心O1を
中心としてL−Rの半径で円弧穴12aが穿設されてい
るので、コネクティングロッド13をクランク軸2と一
体として回動して、この円弧上のいずれかの位置に連結
点を移動させるものであるので、クランク軸の回転によ
るスライド16の上下動において下死点位置S1は変化
しない。揺動レバー12の揺動中心P1からの距離R3
の連結点P2とトグル機構の両リンク(上側のリンクを
第1リンク18,下側のリンクを第2リンク22とす
る)の連結点U1とを連結する中間レバー24の長さ
(作用点間長さ)はR2で、スライド16が下死点位置
にあるときに、第1リンク18,第2リンク22が図4
に示すように、直線に近い‘く’の字の形状をしてい
る。ここで、第1リンクの他方端Q1はフレーム1に固
定され、第2リンク22の他方端Q2はガイドポスト1
9と連結されている。ガイドポスト19はスライド16
とともにガイド19Aに案内されて上下移動する。
【0036】この構成と位置関係で、クランク軸2が回
転し、クランク偏心部2aの中心O2が後退位置から前
進位置に回動すると、コネクティンクロッド13が図の
左方へ前進し、揺動レバー12をM1からM1bに揺動
させる(以下、実施例2,3,4においても、揺動レバ
ー12の連結点M1の移動後の位置をM1bとする)。
この揺動で中間レバー24が左方へ移動してトグル機構
の連結点U1を左方U2に押し込む(以下、他の実施例
においても、トグル機構の連結点U1の移動後の位置を
U2とする)。
【0037】この押し込みにより第1リンク18と第2
リンク22とは、一点鎖線で示すように、さらに深い
‘く’の字になる。第1リンクの他方端Q1はフレーム
1に固定されているから、これにより、第2リンク22
とガイドポスト19との連結点Q2はガイド19Aに沿
って上昇し、スライド16は下死点位置S1から上死点
位置S2まで上昇する。このときO1と、O2と、M1
bとの3点が一直線となっている。以上のとおり、クラ
ンク軸の回転により、クランク偏心部2aの中心O2は
後端位置から前進位置へ回動し、ガイドポスト19と一
体のスライド16は下死点位置S1より上死点位置S2
までX1上昇し、次にO2は前進位置から後退位置へ回
動し下死点位置S1に下降する。
【0038】ワークの変更に伴いスライド16の上昇移
動量(ストローク量)X1を変更するには、まずスライ
ド16が下死点位置になる回転角度にクランク軸を合わ
せる。そして、コネクティングロッド13とクランク軸
とをピン等により固定する。そして、コネクティングロ
ッド13の小端部と揺動レバー12との連結点M1を円
弧穴12aに沿って、図4(b)に示すように、所定の
位置M1aに移動する。このときコネクティングロッド
13はクランク軸2と一体にクランク軸2の中心O1を
中心として回動する。連結点の移動が終わるとピン等に
よる固定を解除する。これにより、連結点M1の揺動中
心P1に対する半径(揺動半径)R1をR1aに変更
し、連結点をM1からM1aに移動したときのスライド
16の上下動は、スライドの下死点位置S1は同じであ
るが上死点位置はS2aとなり、ストローク量はX1a
となりX1より大きくなる。このように、コネクティン
グロッド13の小端部連結点M1を円弧穴12aに沿っ
て移動することにより、スライド16の下死点位置S1
を変えずにストローク量を変更することができる。
【0039】すなわち、クランク偏心量Rは一定であ
り、連結点をM1からM1aに移動したとき揺動レバー
12の揺動角θはその角度が小さいときはほぼR1/R
1aの比で大きくなるから、第1,第2リンクの連結点
の移動量は、移動後の位置がU2からU2aとなり増大
する。一方スライドが下死点位置にあるとき、円弧穴1
2aはクランク軸中心O1を中心とする円弧であるの
で、このとき揺動レバー12とコネクティングロッド1
3の連結点を円弧穴12a上で移動しても、この移動に
ともなう揺動レバーの回動変位は起こらない。したがっ
て、スライドの下死点位置S1は変動せず(下死点位置
一定)にスライドストローク量X1は増大する。
【0040】このことによって、プレス製品の素材高さ
に対応して、連結点M1の位置を変えることにより、下
死点位置は変えずにスライドのストローク量を調整でき
る。なお、図2,図3は円弧穴12aに変えて、上記円
弧上の数箇所に連結穴を穿設した穴列となしたときのス
ライド16が下死点位置(図2)および上死点位置(図
3)にある状態を示している。
【0041】〔実施例2〕次に、動作模式図の図5にも
とづき、実施例2を説明する。実施例1と異なる点は以
下のとおりである。すなわち、コネクティングロッド1
3の小端部と連結する揺動レバー12の円弧穴12b
が、クランク軸中心O1を中心としてL+Rの半径で、
スライド16が下死点位置にあるときに、連結点M1を
起点として揺動中心P1側に向かって穿設されているこ
とと、中間レバー24aの作用点長さをR2からR2a
に変えることにより第1リンク18と第2リンク22と
が直線に近い逆‘く’の字の形状をしていることであ
る。
【0042】したがって、スライドが下死点位置にある
ときに揺動レバー12の位置を固定した状態、すなわ
ち、円弧穴12bの中心とクランク軸2の中心O1を一
致させた状態で作用点間長さLのコネクティングロッド
13を、この円弧穴12bのいずれかの位置に連結して
も、クランク偏心部2aの中心O2は前進位置にあるの
で、点O1,O2,M1は一直線となる。円弧穴12b
に連結されたコネクティングロッド13の小端部の位置
M1を円弧穴12bに沿って移動させるときは、コネク
ティングロッド13と一体にクランク軸2も回動するよ
うにコネクティングロッド13とクランク軸2とはピン
等により固定する。
【0043】図5は、スライド16が下死点位置S1に
ありクランク偏心部2aの中心O2が前進位置にあると
き実線で、スライド16が上死点位置S3にありクラン
ク偏心部2aの中心O2が後退位置にあるとき一点鎖線
で各レバー,リンクの状態を示している。
【0044】上述のように、スライド16が下死点位置
S1にあるときに、揺動レバー12にクランク軸中心O
1を中心としてL+Rの半径で円弧穴12bが穿設され
ているので、コネクティングロッド13をクランク軸2
と一体に回動してこの円弧穴12b上のいずれかの位置
にコネクティングロッド13との連結点M1を移動させ
るものであるので、クランク軸の回転によるスライド1
6の上下動において下死点位置S1は変化しない。ま
た、揺動レバー12の揺動中心P1から距離R3の位置
にある連結点P2とトグル機構の両リンクの連結点U1
とを連結する中間レバー24aの長さ(作用点間長さ)
はR2aで、スライド16が下死点位置にあるときに、
第1リンク18および第2リンク22は図5に示すよう
に、直線に近い逆‘く’の字の形状をしている。他の構
成は実施例1と同様である。
【0045】この構成と位置関係で、クランク軸2が回
転し、クランク偏心部2aの中心O2が前進位置から後
退位置に回動すると、コネクティンクロッド13は図の
右方へ後退し、揺動レバー12を同じく右方に揺動させ
る。この揺動で中間レバー24aが右方へ移動して、ト
グル機構の第1リンクと第2リンクの連結点U1を右方
U2に引き込む。
【0046】この引き込みにより、第1リンク18と第
2リンク22とは、一点鎖線で示すように、さらに深い
‘く’の字になる。第1リンクの他方端Q1はフレーム
1に固定されているから、これにより、第2リンク22
とガイドポスト19との連結点Q2はガイド19Aに沿
って上昇し、スライド16は下死点位置S1から上死点
位置S3まで上昇する。このときO2と、O1と、連結
点M1の右方揺動端位置M1bとの3点が一直線となっ
ている。以上のとおり、クランク軸の回転により、クラ
ンク偏心部2aの中心02は前進位置から後退位置へ回
動し、ガイドポスト19と一体のスライド16は下死点
位置S1より上死点位置S3までX2上昇し、次に連結
点O2は後退位置から前進位置へ回動しスライド16は
下死点位置S1に下降する。
【0047】ワークの変更に伴いスライド16の上昇移
動量(ストローク量)X2を変更するには、実施例1と
同様、コネクティングロッド13とクランク軸2とをピ
ンで固定してコネクティングロッド13の小端部と揺動
レバー12との連結点M1を円弧穴12bに沿って所定
の位置に移動することにより、スライド16の下死点位
置を変えずにストローク量を変更することができる。
【0048】〔実施例3〕次に、動作模式図の図6にも
とづき、実施例3を説明する。実施例1と異なる点は以
下のとおりである。すなわち、コネクティングロッド1
3の小端部と連結する揺動レバー12の円弧穴12c
が、クランク軸中心O1を中心としてL+Rの半径で、
スライド16が上死点位置にあるときに、連結点M1を
起点として揺動中心P1側に向かって穿設されているこ
とである。また、そのため、第1リンク18と第2リン
ク22とが深い‘く’の字の形状をしていることであ
る。他の構成は実施例1と同様である。
【0049】したがって、スライドが上死点位置にある
ときに揺動レバー12の位置を固定した状態、すなわ
ち、円弧穴12cの中心とクランク軸2の中心O1を一
致させた状態で、作用点間長さLのコネクティングロッ
ド13を、この円弧穴12cのいずれかの位置に連結し
ても、クランク偏心部2aの中心O2は前進位置にある
ので、点O1,O2,M1は一直線となる。円弧穴12
cに連結されたコネクティングロッド13の小端部の位
置M1を円弧穴12cに沿って移動させるときは、コネ
クティングロッド13とともにクランク軸2も回動する
ようにコネクティングロッド13とクランク軸2とはピ
ン等により固定する。
【0050】図6は、スライド16が上死点位置S4に
ありクランク偏心部2aの中心O2が前進位置にあると
き実線で、スライド16が下死点位置S5にありクラン
ク偏心部2aの中心O2が後退位置にあるとき一点鎖線
で各レバー,リンクの状態を示している。
【0051】上述のように、スライド16が上死点位置
S4にあるときに、揺動レバー12にクランク軸中心O
1を中心としてL+Rの半径で円弧穴12cが穿設され
ているので、コネクティングロッド13をクランク軸2
と一体として回動してこの円弧穴12c上のいずれかの
位置にコネクティングロッド13との連結点M1を移動
させるものであるので、クランク軸の回転によるスライ
ド16の上下動において上死点位置S4は変化しない。
また、揺動レバー12の揺動中心P1から距離R3の位
置にある連結点P2とトグル機構の両リンクの連結点U
1とを連結する中間レバー24の長さ(作用点間長さ)
はR2であり、スライド16が上死点位置にあるとき
に、第1リンク18,第2リンク22は図6実線に示す
ような、深い‘く’の字の形状を呈している。他の構成
は実施例1と同様である。
【0052】この構成と位置関係で、クランク軸2が回
転し、クランク偏心部2aの中心O2が前進位置から後
退位置に回動すると、コネクティンクロッド13は図の
右方へ後退し、揺動レバー12を同じく右方に揺動させ
る。この揺動で中間レバー24が右方へ移動して、トグ
ル機構の第1リンクと第2リンクの連結点U1を右方U
2に引き込む。
【0053】この引き込みにより第1リンク18と第2
リンク22とは、一点鎖線で示すように、直線に近い
‘く‘の字になる。第1リンクの他方端Q1はフレーム
1に固定されているから、これにより、第2リンク22
とガイドポスト19との連結点Q2はガイド19Aに沿
って下降し、スライド16は上死点位置S4から下死点
位置S5まで下降する。このときO2と、O1と、M1
の右方揺動端位置M1bとの3点が一直線となってい
る。以上のとおり、クランク軸の回転により、クランク
偏心部2aの中心02は前進位置から後端位置へ回動
し、ガイドポスト19と一体のスライド16は上死点位
置S4より下死点位置S5までX3下降し、次にクラン
ク偏心部2aの中心O2は後退位置から前進位置へ回動
しスライド16は上死点位置S4に上昇する。
【0054】ワークの変更に伴いスライド16の下降移
動量(ストローク量)X3を変更するには、まず、スラ
イド16が上死点になる回転角度にクランク軸を合わせ
る。そして、コネクティングロッド13とクランク軸と
をピン等により固定する。そして、コネクティングロッ
ド13の小端部と揺動レバー12との連結点M1を円弧
穴12cに沿って、所定の位置に移動する。このときコ
ネクティングロッド13はクランク軸2と一体にクラン
ク軸2の中心O1を中心として回動する。連結点の移動
が終わるとピン等による固定を解除する。これにより連
結点M1と揺動中心P1との距離(揺動半径)R1を変
更し、連結点をM1から上方へ移動したときのスライド
16の上下動は、スライドの上死点位置S4は同じであ
るが下死点位置は下の方へ移動し、ストローク量はX3
より大きくなる。このように、コネクティングロッド1
3の小端部連結点M1を円弧穴に沿って移動することに
より、スライド16の上死点位置を変えずにストローク
量を変更することができる。
【0055】すなわち、クランク偏心量Rは一定である
ので、連結点M1を上方へ移動したとき揺動レバー12
の揺動角は大きくなり、第1,第2リンクの連結点U1
の移動量は増大する。一方スライドが上死点位置にある
とき、円弧穴12cはクランク軸中心O1を中心とする
円弧であり、コネクティングロッド13とクランク軸2
をピンで固定して揺動レバー12とコネクティングロッ
ド13の連結点M1を円弧穴12c上で移動するもので
あるので、この移動にともなう揺動レバー12の回動変
位は起こらない。したがって、スライドストローク量X
3は増大するが、スライドの上死点位置S4は変動せず
一定である。このように、上死点位置S4を一定として
下死点位置S5を自由に設定することができ、同じ径の
ワークの絞りで絞り深さの異なる加工を同じパンチで行
うことができる。
【0056】〔実施例4〕次に、動作模式図の図7にも
とづき、実施例4を説明する。実施例3と異なる点は以
下のとおりである。すなわち、コネクティングロッド1
3の小端部と連結する揺動レバー12の連結穴12d
が、クランク軸中心O1を中心としてL−Rの半径で、
スライド16が上死点位置にあるときに、連結点M1を
起点として揺動中心P1側に向かって穿設されているこ
とと、中間レバー24aの長さをR2からR2aに変え
て第1リンク18と第2リンク22とが図7のような深
い逆‘く’の字の形状をしていることである。他の構成
は実施例3と同様である。
【0057】したがって、スライドが上死点位置にある
ときに揺動レバー12の位置を固定した状態、すなわ
ち、円弧穴12dの中心とクランク軸2の中心O1を一
致させた状態で、作用点間長さLのコネクティングロッ
ド13を、この円弧穴12dのいずれかの位置に連結し
ても、クランク偏心部2aの中心O2は後退位置にある
ので、点O2,O1,M1は一直線となる。円弧穴12
dに連結されたコネクティングロッド13の小端部の位
置を円弧穴に沿って移動させるときは、コネクティング
ロッド13とともにクランク軸2も回動するようにコネ
クティングロッド13とクランク軸2とはピン等により
固定する。
【0058】図7は、スライド16が上死点位置S4に
ありクランク偏心部2aの中心O2が後退位置にあると
き実線で、スライド16が下死点位置S6にありクラン
ク偏心部2aの中心O2が前進位置にあるとき一点鎖線
で各レバー,リンクの状態を示している。
【0059】上述のようにスライド16が上死点位置に
あるときに、揺動レバー12にクランク軸中心O1を中
心としてL−Rの半径で円弧穴12dが穿設されてお
り、コネクティングロッド13をクランク軸2と一体と
して回動してこの円弧穴12d上のいずれかの位置にコ
ネクティングロッド13との連結点M1を移動させるも
のであるので、クランク軸の回転によるスライド16の
上下動において上死点位置S4は変化しない。また、揺
動レバー12の揺動中心P1からの距離R3の連結点P
2とトグル機構の両リンクの連結点U1とを連結する中
間レバー24aの長さ(作用点間長さ)はR2aで、ス
ライド16が上死点位置にあるときに、第1リンク1
8,第2リンク22は図7に示すような、深い逆‘く’
の字の形状をしている。他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0060】この構成と位置関係で、クランク軸2が回
転し、クランク偏心部2aの中心O2が後退位置から前
進位置に回動すると、コネクティンクロッド13を図の
左方へ前進し、揺動レバー12を同じく左方に揺動させ
る。この揺動で中間レバー24aが左方へ移動して、ト
グル機構の第1リンクと第2リンクの連結点U1を左方
に押し込む。
【0061】この押し込みにより、第1リンク18と第
2リンク22とは、一点鎖線で示すように、直線に近い
逆‘く’の字になる。第1リンクの他方端Q1はフレー
ム1に固定されているから、これにより、第2リンク2
2とガイドポスト19との連結点Q2はガイド19Aに
沿って下降し、スライド16は上死点位置S4から下死
点位置S6まで下降する。このときO1と、O2と、M
1の左方揺動端位置M1bとの3点が一直線となってい
る。以上のとおり、クランク軸の回転により、クランク
偏心部2aの中心02は前進位置から後退位置へ回動
し、ガイドポスト19と一体のスライド16は上死点位
置S4より下死点位置S6までX4下降し、次に連結点
O2は前進位置から後退位置へ回動しスライド16は上
死点位置S4に上昇する。
【0062】ワークの変更に伴いスライド16の上昇移
動量(ストローク量)を変更するには、コネクティング
ロッド13とクランク軸2とをピンで固定してコネクテ
ィングロッド13の小端部連結点M1を円弧穴12dに
沿って移動することにより、スライド16の上死点位置
を変えずにストローク量を変更することができる。
【0063】〔実施例5〕次に、動作模式図の図8にも
とづき、実施例5を説明する。実施例5は、コネクティ
ングロッド13の作用点長さLまたはLaの選択と、揺
動レバー12の穴列12eおよび12fからの穴位置の
選択とによって、スライド16の下死点位置または上死
点位置を変えずにストローク量を変更することを可能に
するものである。図8は、揺動レバー12に、実施例1
と同じく、スライド16が下死点位置にあるときに、ク
ランク軸中心O1を中心としてL−Rの半径で、連結点
M1を起点として揺動中心P1側に向かう円弧上の穴列
12eを穿設し、かつ、実施例3とほぼ同じく、スライ
ド16が上死点位置にあるときに、クランク軸中心O1
を中心としてLa+Rの半径で、連結点M2を起点とし
て揺動中心P1側に向かう円弧上の穴列12fを穿設し
た動作模式図である。
【0064】図8(a)は、コネクティングロッド13
の作用点長さをLとし、スライド16が下死点位置S1
にあるときに、揺動レバー12に、クランク軸中心O1
を中心としてL−Rの半径で、連結点M1を起点として
揺動中心P1側に向かう円弧上に穿設した穴列12eの
中で、揺動半径がR1の連結穴にコネクティングロッド
13を連結した場合を示す。スライド16が下死点位置
S1にありクランク偏心部2aの中心O2が後退位置に
あるとき実線で、スライド16が上死点位置S2にあり
O2が前進位置にあるとき一点鎖線で各レバー,リンク
の状態を示している。動作については実施例1同様であ
るので説明は省くが、穴列12eの中で所定の穴を選択
することにより、スライド16の下死点位置S1を変え
ずにストローク量X1を変更することができる。
【0065】図8(b)は、コネクティングロッド13
の作用点長さをLaとし、スライド16が上死点位置S
4aにあるときに、揺動レバー12に、クランク軸中心
O1を中心としてLa+Rの半径で、連結点M2を起点
として揺動中心P1側に向かう円弧上に穿設した穴列1
2fの中で、揺動半径がR1の連結穴にコネクティング
ロッド13を連結した場合を示す。スライド16が上死
点位置S4aにありクランク偏心部2aの中心O2が前
進位置にあるとき実線で、スライド16が下死点位置S
5aにありクランク偏心部2aの中心O2が後退位置に
あるとき一点鎖線で各レバー,リンクの状態を示してい
る。動作については実施例3と同様であるので説明は省
くが、穴列12fの中で所定の穴を選択することによ
り、スライド16の上死点位置S4aを変えずにストロ
ーク量X3aを変更することができる。
【0066】上記でコネクティングロッド13の作用点
間長さをLとLaとの2種としたのは、揺動レバー12
上の穴列の干渉を避けることと、揺動レバー12の強度
保持のためである。また、コネクティングロッド13の
作用点間長さはLとLaの2種であるが、コネクティン
グロッド13の2カ所にその連結点が設けられており選
択的に連結される。 このように、実施例5は、コネク
ティングロッド13の作用点長さLを選択したときは、
揺動レバー12の穴列12eからの穴位置の選択でスラ
イド16の下死点位置を変えずにストローク量を変更す
ることを可能にし、コネクティングロッド13の作用点
長さLaを選択したのときは、揺動レバー12の穴列1
2fからの穴位置の選択でスライド16の上死点位置を
変えずにストローク量を変更することが可能にするもの
である。
【0067】〔実施例6〕次に、動作模式図の図9にも
とづき、実施例6を説明する。実施例6は、コネクティ
ングロッド13の作用点長さLまたはLbの選択と、揺
動レバー12の穴列12eおよび12gからの穴位置の
選択とによって、スライド16の下死点位置または上死
点位置を変えずにストローク量を変更することを可能に
するものである。図9は、揺動レバー12に、実施例1
と同じく、スライド16が下死点位置S1にあるとき
に、クランク軸中心O1を中心としてL−Rの半径で、
連結点M1を起点として揺動中心P1側に向かう円弧上
の穴列12eを穿設し、かつ、実施例4とほぼ同じく、
スライド16が上死点位置S7にあるときに、クランク
軸中心O1を中心としてLb−Rの半径で、連結点M3
を起点として揺動中心P1側に向かう円弧上の穴列12
gを穿設した動作模式図である。
【0068】動作については実施例1および実施例4と
同様であるので説明は省くが、図9(a)においては、
コネクティングロッド13の作用点長さをLとし、穴列
12eの中で所定の穴を選択することにより、スライド
16の下死点位置S1を変えずにストローク量X1を変
更することができる。図9(b)においては、コネクテ
ィングロッド13の作用点長さをLbとし、穴列12g
の中で所定の穴を選択することにより、スライド16の
上死点位置S7を変えずにストローク量を変更すること
ができる。コネクティングロッド13の作用点長さLと
Lbとの2種としたのは、揺動レバー12上の穴列の干
渉を避けるためである。また、コネクティングロッド1
3の作用点間長さはLとLbの2位置であるが、コネク
ティングロッド13の2カ所にその連結点が設けられて
おり、選択的に連結される。
【0069】このように、実施例6は、コネクティング
ロッド13の作用点長さLを選択したときは、揺動レバ
ー12の穴列12eからの穴位置の選択でスライド16
の下死点位置S1を変えずにストローク量X1を変更す
ることを可能にし、コネクティングロッド13の作用点
長さLbを選択したのときは、揺動レバー12の穴列1
2gからの穴位置の選択でスライド16の上死点位置S
7を変えずにストローク量X5aを変更することを可能
にするものである。
【0070】〔実施例7〕次に、動作模式図の図10に
もとづき、実施例7を説明する。実施例7は、コネクテ
ィングロッド13の作用点長さLまたはLaの選択と、
揺動レバー12の穴列12hおよび12iからの穴位置
の選択とによって、スライド16の下死点位置または上
死点位置を変えずにストローク量を変更することを可能
にするものである。図10は、揺動レバー12に、実施
例2と同じく、スライド16が下死点位置にあるとき
に、クランク軸中心O1を中心としてL+Rの半径で、
連結点M4を起点として揺動中心P1側に向かう円弧上
の穴列12hを穿設し、かつ、実施例4とほぼ同じく、
スライド16が上死点位置にあるときに、クランク軸中
心O1を中心としてLa−Rの半径で、連結点M4を起
点として揺動中心P1側に向かう円弧上の穴列12iを
穿設した動作模式図である。
【0071】動作については実施例2および実施例4と
同様であるので説明は省くが、図10(a)において
は、コネクティングロッド13の作用点長さをLとし、
穴列12hの中で所定の穴を選択することにより、スラ
イド16の下死点位置S1を変えずにストローク量X2
を変更することができる。図10(b)においては、コ
ネクティングロッド13の作用点長さをLaとし、穴列
12iの中で所定の穴を選択することにより、スライド
16の上死点位置S8を変えずにストローク量を変更す
ることができる。
【0072】このように、実施例7は、コネクティング
ロッド13の作用点長さLを選択したときは、揺動レバ
ー12の穴列12hからの穴位置の選択でスライド16
の下死点位置S1を変えずにストローク量X2を変更す
ることを可能にし、コネクティングロッド13の作用点
長さLaを選択したのときは、揺動レバー12の穴列1
2iからの穴位置の選択でスライド16の上死点位置S
8を変えずにストローク量X4aを変更することを可能
にするものである。
【0073】〔実施例8〕次に、動作模式図の図11に
もとづき、実施例8を説明する。実施例8は、コネクテ
ィングロッド13の作用点長さLまたはLaの選択と、
揺動レバー12の穴列12hおよび12fからの穴位置
の選択とによって、スライド16の下死点位置または上
死点位置を変えずにストローク量を変更することを可能
にするものである。図11は、揺動レバー12に、実施
例2と同じく、スライド16が下死点位置S1にあると
きに、クランク軸中心O1を中心としてL+Rの半径
で、連結点M4を起点として揺動中心P1側に向かう円
弧上の穴列12hを穿設し、かつ、実施例3とほぼ同じ
く、スライド16が上死点位置S9にあるときに、クラ
ンク軸中心O1を中心としてLa+Rの半径で、連結点
M5を起点として揺動中心P1側に向かう円弧上の穴列
12fを穿設した動作模式図である。
【0074】動作については実施例2および実施例3と
同様であるので説明は省くが、図11(a)において
は、コネクティングロッド13の作用点長さをLとし、
穴列12hの中で所定の穴を選択することにより、スラ
イド16の下死点位置S1を変えずにストローク量X2
を変更することができる。図11(b)においては、コ
ネクティングロッド13の作用点長さをLaとし、穴列
12fの中で所定の穴を選択することにより、スライド
16の上死点位置S9を変えずにストローク量X6を変
更することができる。
【0075】このように、実施例8は、コネクティング
ロッド13の作用点長さLを選択したときは、揺動レバ
ー12の穴列12hからの穴位置の選択でスライド16
の下死点位置S1を変えずにストローク量X2を変更す
ることを可能にし、コネクティングロッド13の作用点
長さLaを選択したのときは、揺動レバー12の穴列1
2fからの穴位置の選択でスライド16の上死点位置S
9を変えずにストローク量X6を変更することを可能に
するものである。
【0076】〔実施例9〕次に、動作模式図の図12に
もとづき、実施例9を説明する。実施例9は、揺動レバ
ー12の連結点P2とトグル機構の両リンクの連結点U
1とを連結する中間レバー24の連結穴を、実施例1と
同じく作用点長さがR2である位置に穿設された連結穴
V1に加え、作用点長さがR2よりも短いR2aとなる
位置に連結穴V2を新たに穿設し、この中間レバー24
の連結穴V1,V2を選択的に両リンクの連結点U1に
連結することにより、図12(a),(b)に示すよう
に、実施例1または実施例4と同じく、第1リンク18
と第2リンク22とが‘く’の字または逆‘く’の字の
形状になるようにしたものである。
【0077】図12(a)は、中間レバー24の連結穴
V1と両リンクの連結点U1とを連結した場合を示す。
この場合の動作については、実施例1において説明した
とおりである。そして、ワークの変更に伴いスライド1
6の上昇移動量(ストローク量)を変更するには、実施
例1と同様、コネクティングロッド13の小端部連結点
M1を円弧穴12aに沿って移動することにより、スラ
イド16の下死点位置を変えずにストローク量X1を変
更することができる。
【0078】図12(b)の場合は、中間レバー24の
連結穴V2と両リンクの連結点U1とを連結した場合を
示す。この場合の動作については、実施例4において説
明したとおりである。そして、ワークの変更に伴いスラ
イド16の上昇移動量(ストローク量)を変更するに
は、実施例4と同様、コネクティングロッド13の小端
部連結点M1を円弧穴12aに沿って移動することによ
り、スライド16の上死点位置を変えずにストローク量
X4を変更することができる。
【0079】このように、中間レバー24の連結穴V
1,V2を選択的に両リンクの連結点U1に連結し、コ
ネクティングロッド13の小端部連結点M1を円弧穴に
沿って移動することにより、スライド16の下死点位置
または上死点位置を変えずにストローク量を変更するこ
とができる。
【0080】本実施例の他に、実施例3に対して、中間
レバーの両連結点間長さを短くしてスライドを下死点位
置から上昇させるときにトグル機構のリンクへの作用力
が引張力となる位置に連結点を付加して、前記中間レバ
ーと前記リンクとの連結点を変更することにより、さら
に下死点位置一定でスライドストローク量をも変更可能
とすることもできる。また、実施例5,6,7,8にお
いても同様に、中間レバーの両連結点間長さを変更し
て、すなわち、スライドを下死点位置から上昇させると
きに前記リンクへの作用力が引張力となる位置に連結点
を付加するか、スライドを上死点位置から下降させると
きに前記リンクへの作用力が押圧力となる位置に連結点
を付加かして、中間レバーの連結点位置を切り換えるこ
とにより、下死点位置一定または上死点位置一定でスラ
イドストローク量をも変更可能とすることもできる。ま
た、リンク機構と中間レバー24との連結位置は第1リ
ンク18と第2リンク22との連結点以外の位置として
もよい。
【0081】
【発明の効果】上述のように構成したので本請求項の発
明は以下の効果を奏する。
【0082】請求項1の発明は、コネクティングロッド
と揺動レバーの連結点はスライドの死点位置においてク
ランク軸心を中心とする円弧上の点であって、この死点
に対応してコネクティングロッドの作用点間長さに前記
クランクの偏心量を加減することにより、前記コネクテ
ィングロッドと前記揺動レバーの連結点の位置を円弧上
で移動して、前記スライドのストローク量を変更しても
前記スライドを上死点位置一定または下死点位置一定に
切り換えられるようにしたので、ワークに対応してスラ
イドのストローク量を変更してもスライドの下死点位置
が変わることなく、プレス加工位置は変化しないからダ
イ等の位置を変更する必要がない。また上死点位置一定
にできるので絞り深さのみが変化したワークに対しても
スライドのストローク量の変更で容易に対応することが
できる。そのため、一台の機械でパンチやダイの交換を
しないで他品種のワークを加工することができるので、
他品種少量生産に安価に対応することができる。
【0083】請求項2の発明は、スライド下死点位置に
おいてクランク軸心を中心とするL−Rの半径の円弧上
の位置で、コネクティングロッド13と揺動レバー12
との連結点を変更することによって、スライド16の下
死点位置を一定にして、スライドストローク量を変更で
きるので、ワーク高さ方向の寸法の違いに対して容易に
対応することができ、ストローク量の変更に際しても常
に下死点位置が一定であるので、ダイ等の位置を設定し
直す必要がない。そのため他品種少量生産に安価に対応
することができるとともに、段取り時間が短くなり作業
効率が向上するという効果を生じる。
【0084】請求項3の発明は、スライド下死点位置に
おいてクランク軸心を中心とするL+Rの半径の円弧上
の位置で、コネクティングロッドと揺動レバーとの連結
点を変更することによって、スライドの下死点位置を一
定にして、スライドストローク量を変更できるので、ワ
ーク高さ方向の寸法の違いに対して容易に対応すること
ができ、ストローク量の変更に際しても常に下死点位置
が一定であるので、ダイ等の位置を設定し直す必要がな
い。そのため他品種少量生産に安価に対応することがで
きるとともに、段取り時間が短くなり作業効率が向上す
るという効果を生じる。
【0085】請求項4の発明は、スライド上死点位置に
おいてクランク軸心を中心とするL+Rの半径の円弧上
の位置で、コネクティングロッドと揺動レバーの連結点
を変更することによって、スライドの上死点位置を一定
にして、スライドストローク量を変更できるので、パン
チ一個で径が同じで且つ絞りの深さがいろいろ異なるワ
ークに対して容易に対応できる。そのため他品種少量生
産に安価に対応することができるとともに、段取り時間
が短くなり作業効率が向上するという効果を生じる。
【0086】請求項5の発明は、スライド上死点位置に
おいてクランク軸心を中心とするL−Rの半径の円弧上
位置で、コネクティングロッドと揺動レバーの連結点を
変更することによって、スライドの上死点位置を一定に
して、スライドストローク量を変更できるので、パンチ
一個で径が同じで且つ絞りの深さがいろいろ異なるワー
クに対して容易に対応できる。そのため他品種少量生産
に安価に対応することができるとともに、段取り時間が
短くなり作業効率が向上するという効果を生じる。
【0087】請求項6の発明は、コネクティングロッド
と揺動レバーとの連結点をクランク偏心部中心からの長
さLの位置とそれより短いLaの位置の2個所に設け
て、スライドが下死点位置にあるときにL−Rの半径で
クランク軸心を中心とする揺動レバー上の円弧上に複数
個でなる穴列の連結位置を設け、さらにスライドが上死
点位置にあるときにLa+Rの半径でクランク軸心を中
心とする揺動レバー上の円弧上に複数個でなる穴列の連
結位置を設けたことによって、スライドの下死点位置を
一定にしてスライドストローク量を変更し、またスライ
ドの上死点位置を一定にしてスライドストローク量を変
更することが可能で、これらの切り換えが簡単に行える
利点を有する。そのため他品種少量生産に安価に対応す
ることができるとともに、段取り時間が短くなり作業効
率が向上するという効果を生じる。
【0088】請求項7の発明は、コネクティングロッド
と揺動レバーとの連結点をクランク偏心部中心からの長
さLの位置とそれより短いLbの位置の2個所に設け
て、スライドが下死点位置にあるときにL−Rの半径で
クランク軸心を中心とする揺動レバー上の円弧上に複数
個でなる穴列の連結位置を設け、さらにスライドが上死
点位置にあるときにLb−Rの半径でクランク軸心を中
心とする揺動レバー上の円弧上に複数個でなる穴列の連
結位置を設けたことによって、スライドの下死点位置を
一定にしてスライドストローク量を変更し、またスライ
ドの上死点位置を一定にしてスライドストローク量を変
更することが可能で、これらの切り換えが簡単に行える
利点を有する。そのため他品種少量生産に安価に対応す
ることができるとともに、段取り時間が短くなり作業効
率が向上するという効果を生じる。
【0089】請求項8の発明は、コネクティングロッド
と揺動レバーとの連結点をクランク偏心部中心からの長
さLの位置とそれより短いLaの位置の2個所に設け
て、スライドが下死点位置にあるときにL+Rの半径で
クランク軸心を中心とする揺動レバー上の円弧上に複数
個でなる穴列の連結位置を設け、さらにスライドが上死
点位置にあるときにLa−Rの半径でクランク軸心を中
心とする揺動レバー上の円弧上に複数個でなる穴列の連
結位置を設けたことによって、スライドの下死点位置を
一定にして、スライドストローク量を変更し、またスラ
イドの上死点位置を一定にして、スライドストローク量
を変更することが可能で、これらの切り換えが簡単に行
える利点を有する。そのため他品種少量生産に安価に対
応することができるとともに、段取り時間が短くなり作
業効率が向上するという効果を生じる。
【0090】請求項9の発明は、コネクティングロッド
と揺動レバーとの連結点をクランク偏心部中心からの長
さLの位置とそれより短いLaの位置の2個所に設け
て、スライドが下死点位置にあるときにL+Rの半径で
クランク軸心を中心とする揺動レバー上の円弧上に複数
個でなる穴列の連結位置を設け、さらにスライドが上死
点位置にあるときにLa+Rの半径でクランク軸心を中
心とする揺動レバー上の円弧上に複数個でなる穴列の連
結位置を設けたことによって、スライドの下死点位置を
一定にして、スライドストローク量を変更し、またスラ
イドの上死点位置を一定にして、スライドストローク量
を変更することが可能で、これらの切り換えが簡単に行
える利点を有する。そのため他品種少量生産に安価に対
応することができるとともに、段取り時間が短くなり作
業効率が向上するという効果を生じる。
【0091】請求項10の発明は、中間レバーの作用点
間長さがR2となる位置とこれより短いR2aとなる位
置の2個所に両リンクとの連結点を設け、かつ、スライ
ドが下死点位置にあるときにクランク軸心を中心として
L−Rの半径で揺動レバー上に円弧上の連結点を設けて
いる。これにより、中間レバーの作用点間長さがR2の
位置で両リンクを連結して、スライドを下死点位置から
上昇させるときにリンクへの作用力がコネクティングロ
ッドの押圧力であるようにして、揺動レバー上の円弧上
の連結点を移動することにより、下死点位置を変えず
に、スライドストローク量を変更することができる。
【0092】また、中間レバーの作用点間長さをR2a
の位置で両リンクを連結して、スライドを上死点位置か
ら下降させるときにリンクへの作用力がコネクティング
ロッドの押圧力であるようにして、揺動レバー上の円弧
上の連結点を移動することにより、上死点位置を変えず
に、スライドストローク量を変更することができる。こ
のように、中間レバーの連結点位置を変更するだけで、
揺動レバー上の円弧上の連結点を移動することにより、
下死点位置を変えずに、または、上死点位置を変えずに
スライドストローク量を変更することができる利点が得
られる。そのため他品種少量生産に安価に対応すること
ができるとともに、段取り時間が短くなり作業効率が向
上するという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス機械の要部正面図。
【図2】図1のA−A線断面図で下死点位置一定に設定
されコネクティイングロッド作用長がL−Rのときスラ
イドが下死点位置にあるときの横断面図。
【図3】図1のA−A線断面図で下死点位置一定に設定
されコネクティイングロッド作用長がL−Rのときスラ
イドが上死点位置にあるときの横断面図。
【図4】図2,図3における、実線はスライドが下死点
位置にあるときを、一点鎖線は上死点位置にあるときを
示す動作模式図。
【図5】コネクティングロッド作用長L+Rのときの下
死点位置一定となる動作模式図。
【図6】コネクティングロッド作用長L+Rのときの上
死点位置一定となる動作模式図。
【図7】コネクティングロッド作用長L−Rのときの上
死点位置一定となる動作模式図。
【図8】コネクティングロッド作用長がL−Rであると
きの下死点位置一定およびLa+Rであるときの上死点
位置一定の設定を組み合わせた場合の動作模式図。
【図9】コネクティングロッド作用長がL−Rであると
きの下死点位置一定およびLb−Rであるときの上死点
位置一定の設定を組み合わせた場合の動作模式図。
【図10】コネクティングロッド作用長がL+Rである
ときの下死点位置一定およびLa−Rであるときの上死
点位置一定の設定を組み合わせた場合の動作模式図。
【図11】コネクティングロッド作用長がL+Rである
ときの下死点位置一定およびLa+Rであるときの上死
点位置一定の設定を組み合わせた場合の動作模式図。
【図12】中間レバーの作用長がRであるときの下死点
位置一定およびR2aであるときの上死点位置一定の設
定を組み合わせた場合の動作模式図。
【図13】従来技術であって、単純な機構のトグル機構
を採用したプレス機械。
【図14】従来技術であって、下死点位置の変化がなく
ストローク量可変可能なプレス機。
【図15】従来技術であって、下死点位置の変化がなく
ストローク量可変可能なプレス機。
【符号の説明】
1 フレーム 2 クランク軸 2a クランク偏心部 10 揺動軸 12 揺動レバー 13 コネクティングロッド 16 スライド 17 基軸 18 第1リンク 22 第2リンク 24 中間レバー
フロントページの続き Fターム(参考) 4E088 AB04 DA01 EA05 EA06 4E090 AA01 AB01 BA02 CB04 CB07 CC02 HA03 HA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トグル機構によりスライドを上下動する
    プレス機械において、クランク軸の偏心位置に一端が回
    動可能に連結され該クランク軸の回転により往復動する
    コネクティングロッドと、一端がフレームに揺動可能に
    連結され前記コネクティングロッドの他端が長手方向の
    中間位置に回動可能に連結された揺動レバーと、該揺動
    レバーの他端と前記トグル機構のリンクの一部とに連結
    部が回動可能に連結された中間レバーとで構成され、前
    記コネクティングロッドと前記揺動レバーの連結点は前
    記スライドの死点位置においてクランク軸心を中心とす
    る円弧上の点であって、前記死点に対応して前記コネク
    ティングロッドの作用点間長さに前記クランクの偏心量
    を加減することにより、前記連結点の位置を前記円弧上
    で移動して前記スライドのストローク量を変更しても、
    前記スライドの死点位置が変わらないことを特徴とする
    プレス機械。
  2. 【請求項2】 前記コネクティングロッドと前記揺動レ
    バーの連結点は、前記スライドを下死点位置から上昇さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの押圧力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さLと前記クランクの偏心量Rとの差L−R
    の半径で且つ下死点位置においてクランク軸心を中心と
    する円弧上の点であって、この円弧上の点の位置を変更
    することにより、スライド下死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能にした請求項1に記載のプレス機
    械。
  3. 【請求項3】 前記コネクティングロッドと前記揺動レ
    バーの連結点は、前記スライドを下死点位置から上昇さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの引張力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さLと前記クランクの偏心量Rとの和L+R
    の半径で且つ下死点位置においてクランク軸心を中心と
    する円弧上の点であって、この円弧上の点の位置を変更
    することにより、スライド下死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能にした請求項1に記載のプレス機
    械。
  4. 【請求項4】 前記コネクティングロッドと前記揺動レ
    バーの連結点は、前記スライドを上死点位置から下降さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの引張力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さLと前記クランクの偏心量Rとの和L+R
    の半径で且つ上死点位置においてクランク軸心を中心と
    する円弧上の点であって、この円弧上の点の位置を変更
    することにより、スライド上死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能にした請求項1に記載のプレス機
    械。
  5. 【請求項5】 前記コネクティングロッドと前記揺動レ
    バーの連結点は、前記スライドを上死点位置から下降さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの押圧力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さLと前記クランクの偏心量Rとの差L−R
    の半径で且つ上死点位置においてクランク軸心を中心と
    する円弧上の点であって、この円弧上の点の位置を変更
    することにより、スライド上死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能にした請求項1に記載のプレス機
    械。
  6. 【請求項6】 前記揺動レバーには、請求項2に記載の
    連結点に、さらに前記スライドを上死点位置から下降さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの引張力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さが前記長さLと異なる長さLaと前記クラ
    ンクの偏心量Rとの和La+Rの半径で且つ上死点位置
    においてクランク軸心を中心とする円弧上の点である連
    結点を付加してなり、この円弧上の点の位置を変更する
    ことにより、さらにスライド上死点位置一定でスライド
    ストローク量を変更可能となした請求項2に記載のプレ
    ス機械。
  7. 【請求項7】 前記揺動レバーには請求項2に記載の連
    結点に、さらに前記スライドを上死点位置から下降させ
    るときに前記リンクへの作用力が前記コネクティングロ
    ッドの押圧力である場合前記コネクティングロッドの作
    用点間長さが前記長さLと異なる長さLbと前記クラン
    クの偏心量Rとの差Lb−Rの半径で且つ上死点位置に
    おいてクランク軸心を中心とする円弧上の点である連結
    点を付加してなり、この円弧上の点の位置を変更するこ
    とにより、さらにスライド上死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能となした請求項2に記載のプレス
    機械。
  8. 【請求項8】 前記揺動レバーには、請求項3に記載の
    連結点に、さらに前記スライドを上死点位置から下降さ
    せるときに前記リンクへの作用力が前記コネクティング
    ロッドの押圧力である場合前記コネクティングロッドの
    作用点間長さが前記長さLと異なる長さLaと前記クラ
    ンクの偏心量Rとの差La−Rの半径で且つ上死点位置
    においてクランク軸心を中心とする円弧上の点である連
    結点を付加してなり、この円弧上の点の位置を変更する
    ことにより、さらにスライド上死点位置一定でスライド
    ストローク量を変更可能となした請求項3に記載のプレ
    ス機械。
  9. 【請求項9】 前記揺動レバーには請求項3に記載の連
    結点に、さらに前記スライドを上死点位置から下降させ
    るときに前記リンクへの作用力が前記コネクティングロ
    ッドの引張力である場合前記コネクティングロッドの作
    用点間長さが前記長さLと異なる長さLaと前記クラン
    クの偏心量Rとの和La+Rの半径で且つ上死点位置に
    おいてクランク軸心を中心とする円弧上の点である連結
    点を付加してなり、この円弧上の点の位置を変更するこ
    とにより、さらにスライド上死点位置一定でスライドス
    トローク量を変更可能となした請求項3に記載のプレス
    機械。
  10. 【請求項10】 前記中間レバーの両連結点間長さを短
    くして前記スライドを上死点位置から下降させるときに
    前記リンクへの作用力が押圧力となる位置に連結点を付
    加して、前記中間レバーと前記リンクとの連結点を変更
    することによりさらに上死点位置一定でスライドストロ
    ーク量をも変更可能とした請求項2記載のプレス機械。
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