JP2003199782A - 角膜手術装置 - Google Patents

角膜手術装置

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JP2003199782A JP2001402082A JP2001402082A JP2003199782A JP 2003199782 A JP2003199782 A JP 2003199782A JP 2001402082 A JP2001402082 A JP 2001402082A JP 2001402082 A JP2001402082 A JP 2001402082A JP 2003199782 A JP2003199782 A JP 2003199782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザビームによる角膜フラップ形成から屈
折矯正手術までを効率良く行える角膜手術装置を提供す
る。 【解決手段】 10フェムト秒〜100ピコ秒のパルス
幅の超短パルスレーザ光を発生するレーザ光源と、該レ
ーザ光源からの超短パルスレーザ光を術眼の角膜内部で
0.5〜5μmのスポットサイズに集光する集光光学系
とそのレーザスポットの集光位置を変化させる位置変化
光学系とを持つ第1導光光学系と、紫外レーザ光を発生
する紫外レーザ発生手段と、前記第1導光光学系の一部
を共用し前記紫外レーザ光を角膜に導光する第2導光光
学系と、前記第1導光光学系と第2導光光学系を切換え
る切換え手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超短パルスレーザ
により角膜を手術する角膜手術装置に関する。
【0002】
【従来技術】材料に対して光透過性を有する約100フ
ェムト秒領域(〜10-13秒)の超短パルスレーザ光
を、材料内部に集光させ、多光子吸収によりエネルギ密
度の高い部分のみで内部改質及び蒸散(アブレーショ
ン)加工を行う方法が知られている。この超短パルスレ
ーザ光を用いれば、角膜の内部までレーザ光を透過させ
ることができ、光を集光した部分だけ選択的に蒸散加工
できる。眼科分野においては、現在のところLASIK手術
(Laser in Situ Keratomileusis)におけるフラップの
形成に超短パルスレーザ光が応用されている。LASIK手
術は、角膜部の上皮から実質に至る厚さ150μmほど
の部分を層状に切開してフラップを形成した後、エキシ
マレーザ光により矯正量分のアブレーションし、再びそ
のフラップを戻すものである。超短パルスレーザ光を角
膜組織内の一定の深さで焦点を結ぶように照射すると、
焦点周辺で小さな穴(泡や空洞)ができる。この小さな
穴を点在させてメッシュ状にすることにより、角膜の表
面が皮のようにめくれるフラップが形成される。フラッ
プを形成した後は、エキシマレーザ光により矯正量分の
アブレーションし、再びそのフラップを戻す処置で屈折
矯正を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、角膜手術にお
いての超短パルスレーザ光の使用は、フラップを形成す
るまでであった。フラップをめくった後のアブレーショ
ンには、エキシマレーザ光を照射する専用のレーザ装置
を使用する必要があり、手術が手間であった。また、そ
れぞれ専用の装置を準備することは、経済的にも不利で
ある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
レーザビームによる角膜フラップ形成から屈折矯正手術
までを効率良く行える角膜手術装置を提供することを技
術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。 (1) 10フェムト秒〜100ピコ秒のパルス幅の超
短パルスレーザ光を発生するレーザ光源と、該レーザ光
源からの超短パルスレーザ光を術眼の角膜内部で0.5
〜5μmのスポットサイズに集光する集光光学系とその
レーザスポットの集光位置を変化させる位置変化光学系
とを持つ第1導光光学系と、紫外レーザ光を発生する紫
外レーザ発生手段と、前記第1導光光学系の一部を共用
し前記紫外レーザ光を角膜に導光する第2導光光学系
と、前記第1導光光学系と第2導光光学系を切換える切
換え手段と、を備えることを特徴とする。 (2) (1)の紫外レーザ発生手段は、前記レーザ光
源を共通に使用し、そのレーザ光の基本波から紫外レー
ザ光を発生させる波長変換手段を持つことを特徴とす
る。 (3) (1)の角膜手術装置において、角膜フラップ
形成のデータと屈折矯正の切除量データを入力するデー
タ入力手段と、角膜フラップ形成データに基づいて前記
第1導光光学系によるレーザスポットの位置を変化させ
る手段と、屈折矯正の切除量データに基づいて前記第2
導光光学系による紫外レーザ光の導光状態を変化させる
手段と、を備えることを特徴とする。 (4) (1)の角膜手術装置において、前記第2導光
光学系はレーザ光を前記第1導光光学系が持つ集光光学
系で集光されるレーザスポットより大きなサイズに変更
するレンズを持ち、前記切換え手段は前記第1導光光学
系の集光光学系から第2導光光学系のレンズに切換える
手段を含むことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る角膜手術装置
の構成を説明する図である。図1において、1は超短パ
ルスレーザ光を発するレーザ光源である。代表的なレー
ザ光は波長約800nmのチタンサファイヤレーザであ
る。その他としては、Erドープファイバーレーザ(中
心波長1560nm)、Ybドープファイバーレーザ
(中心波長1040nm)、Nd系固体レーザ(中心波
長1064nm)、Cr:LiSAF(中心波長850
nm)等の赤外光を発するものが使用できる。レーザ光
のパルス幅は10フェムト秒〜数十ピコ秒が好ましい。
本形態のレーザ光源1はパルス幅130フェムト秒、周
波数1KHzのレーザ光を出力する。周波数はこれに限
るものではない。レーザ光源1は装置本体100に収納
されている。装置本体100にはアーム110が接続さ
れており、アーム110は水平方向及び上下に移動可能
とされている。
【0007】レーザ光源1からは平行ビームが出射さ
れ、そのレーザ光は導光光学系により術眼の角膜に導光
される。角膜手術装置は2つの導光光学系を備える。第
1導光光学系は、ミラー2,3、直交する2次元方向に
レーザ光を走査する2つのリニアスキャンミラー4,
6、ミラー6で反射されたレーザ光をさらに2次元的に
揺動するスキャンミラー8、スキャンミラー8の下方に
配置さた集光光学系10、術眼の角膜表面に当接させる
プレート15を備える。リニアスキャンミラー4,6
は、駆動ユニット5,7によりそれぞれ直交する2方向
に移動され、レーザ光を2次元的に並進走査する。スキ
ャンミラー8は基本波のレーザ光及び紫外レーザ光を反
射し、観察用の可視光を透過する特性を持つ。また、ス
キャンミラー8は駆動ユニット9により揺動され、レー
ザ光を2次元的にスキャンする。このスキャンミラー8
は揺動方向が直交する2つのガルバノミラーで構成する
ことができる。集光光学系10、プレート15は照射端
ユニット120に取り付けられている。照射端ユニット
120の構成は後述する。
【0008】第2導光光学系は、ミラー2とレーザ光源
1との間の光路に挿入されるミラー40、ミラー42、
レーザ光源1から出射された基本波を紫外光に波長変換
する波長変換器43、波長変換されたレーザ光を反射す
るダイクロイックミラー44、第2の照射端ユニット1
30に取り付けられた集光レンズ45を備え、第1導光
光学系が持つミラー3、リニアスキャンミラー4,6、
スキャンミラー8を共用する。
【0009】ミラー40は駆動ユニット41により、レ
ーザ出射光路に挿脱される。波長変換器43は、レーザ
光源1からの基本波を波長800nmとしたとき、その
第4高調波である波長200nmさせ、レーザー光源1
からの基本波を波長1560nmとしたとき、その第8
高調波である195nm近傍の紫外光を発生させる。な
お、このような波長変換には、LBO、KTP、KD
P、CLBO等の非線形結晶を複数個組み合わせて使用
することができる。角膜の屈折矯正に使用する紫外レー
ザ光の波長としては、波長250以下が好ましく、20
0nm以下にするのがより好ましい。
【0010】また、照射端ユニット120と照射端ユニ
ット130は、軸135を中心として回転する回転機構
136に保持されており、レーザ照射の基準軸L1上に
は集光レンズ45が切換えられる。集光レンズ45が基
準軸L1上に配置されたとき、集光レンズ45は所定の
位置に置かれた術眼角膜上でレーザビームを約0.5〜
1.5mm、好ましくは1.0mm程のスポットサイズ
で集光する。
【0011】なお、図における導光光学系では主要な光
学要素しか図示していないが、アーム110内でレーザ
光を反射するミラーやレーザ光の光束径を整形するビー
ムエキスパンダレンズ等の光学系が適宜配置される。ま
た、図1では各スキャンミラー4,6,8の移動方向を
模式的に描いている。
【0012】図2は照射端ユニット120の構成を示す
図である。照射端ユニット120の先端部には、下面が
平坦の透明プレート15が保持されている。プレート1
5はレーザ光及び可視光を透過する。プレート15の下
面を角膜Ecに当接させることにより、レーザ照射の位
置決めと術眼の固定が行える。なお、角膜Ecに当接さ
せるプレート15の下面を角膜表面カーブに略沿わせる
形状とすれば、角膜の変形を抑えることが可能である。
また、位置合わせを容易とするために、プレート15は
照射端ユニット120に対して水平方向に相対的に移動
可能な構成としても良い。
【0013】集光光学系10は、複数のレンズを組み合
わせてNA(開口数)を高くすることにより、微小な光
スポットを得るようにする。本実施形態では、集光光学
系10を、球面と平面からなる第1集光レンズ10a、
両面非球面の第2集光レンズ10bにより構成してい
る。集光光学系10はレンズホルダ11に取り付けられ
ている。レンズホルダ11は、レーザ照射の基準光軸L
1方向に微小移動可能に、照射端ユニット120に保持
されている。集光光学系10の微小移動はピエゾ素子等
で構成されるレンズ移動ユニット13により行われる。
【0014】また、プレート15とレンズ10aとの間
には、屈折率調節液16を介在させている。屈折率調節
液16は、レンズ10a及びプレート15を構成する材
質と略同じ屈折率の液体とすることにより、さらにレー
ザ光の集光点でのNAを高くしやすくし、同時に反射ロ
スを低減し、集光位置の調節を容易にする。集光光学系
10により、プレート15下に位置する角膜Ecの内部
にレーザ光が集光される。集光点でのスポットサイズは
0.5〜5μmであり、好ましくは1μmほどである。
NA=0.5のとき、スポットサイズを1μmほどにす
ることができる。
【0015】図1において、スキャンミラー8の上には
観察光学系を構成する双眼の顕微鏡20が配置されてい
る。顕微鏡20は、集光光学系10を基準軸L1上に配
置したときに使用するレンズ21aと、集光レンズ45
を基準軸L1上に配置したときに使用するレンズ21b
を備え、観察状態を同じにするためにそれぞれ切換えて
使用される。
【0016】30は制御ユニットであり、レーザ光源
1、スキャンミラー駆動ユニット5,7,9、レンズ移
動ユニット13、駆動ユニット41を制御する。制御ユ
ニット30には、キーボードやマウス等の入力手段32
とモニタ33を持つコンピュータ31が接続されてい
る。コンピュータ31は、角膜フラップのサイズデータ
を入力することによりフラップ作成データを算出し、ま
た、屈折矯正データ及び切除領域データを入力すること
によりアブレーションデータを算出する。
【0017】次に、このような構成を持つ角膜手術装置
の動作を説明する。まず、手術の第1段階として角膜フ
ラップを作成する。そのために、コンピュータ31にフ
ラップ作成データを入力する。フラップ作成データは、
フラップの直径とヒンジを残す角度データ、及びフラッ
プの厚さデータを入力することにより算出される。例え
ば、フラップの厚さは150〜180μmであり、フラ
ップ直径は8.0〜10.0mmに設定される。ヒンジ
は4mm程の長さを残すように設定される。
【0018】フラップ作成の手術時には、顕微鏡下の基
準軸L1に集光光学系10とプレート15を持つ照射端
ユニット120を配置する。そして、術者はプレート1
5を角膜Ecに当接させ、顕微鏡20により術眼を観察
しながら、顕微鏡20に配置された図示なきレチクルと
術眼の瞳孔中心を所定の関係に合わせる。このとき、吸
引手段を持つサクションリングにより術眼を固定すると
良い。プレート15はサクションリングの開口から突出
する角膜に当接させる。
【0019】また、コンピュータ31に入力する手術モ
ードを角膜フラップ作成モードに設定する。このモード
の設定時には、制御ユニット30はミラー40をレーザ
光路から退避させる。レーザ照射の照射信号がフットス
イッチ35から入力されると、制御ユニット30はコン
ピュータ31により算出されたフラップ作成データに基
づき、リニアスキャンミラー4,6と回転スキャンミラ
ー8の移動、及び集光光学系10の移動を制御する(リ
ニアスキャンミラー4,6と回転スキャンミラー8の移
動は、レーザ光が集光光学系10の主点を概略通るよう
に同期して行う)。
【0020】フラップ作成について説明する。プレート
15の下面を角膜に当接させることにより、角膜組織は
プレート15の下面より一定の距離に置かれることにな
る。レンズ移動ユニット13により集光光学系10を基
準軸L1方向に移動し、集光光学系10による集光スポ
ットの深さ位置がフラップ厚さとなるようにする。この
一定の深さのまま、リニアスキャンミラー4,6と回転
スキャンミラー8により、集光スポットの位置を2次元
的に変化させる。
【0021】超短パルスレーザをごく狭い領域に集中し
て照射すると、超短パルスレーザでは熱が拡散するより
も速く照射部分を溶かす(蒸散する)ため、その焦点周
辺で小さな穴ができる。集光スポットの位置を2次元的
に変化させるることにより、小さな穴をメッシュ状に形
成する。これにより角膜フラップが形成される。集光ス
ポット位置の変化は、螺旋走査やラスタ走査で行うこと
ができる。
【0022】ヒンジを残した角膜フラップが形成された
ら、屈折矯正手術に移る。照射端ユニット120を術眼
から外し、角膜フラップをめくって実質を露出させる。
装置における照射基準軸L1上の照射端ユニット120
は、照射端ユニット130に切換える。また、手術モー
ドを屈折矯正手術モードにする。このモードが設定され
ると、制御ユニット30はミラー40をレーザ光路に挿
入し、第2導光光学系によりレーザ光が導光されるよう
にする。
【0023】屈折矯正手術に際しては、術者はコンピュ
ータ31に屈折矯正データを入力しておく。例えば、術
前に測定した術眼の角膜形状データを入力し、また、矯
正屈折力(ディオプタ)とレーザ照射領域のデータを入
力することにより、術後に予定する角膜形状が算出さ
れ、これから切除量データが求まる。この切除量データ
は、波面収差の測定結果から求まる切除量分布データを
を入力するようにしても良い。
【0024】屈折矯正手術について説明する。顕微鏡2
0のレンズをレンズ21bに切換え、集光レンズ45を
通して術眼が観察できるようにし、術眼の瞳孔中心と作
動距離のアライメントを行う。瞳孔中心のアライメント
は、前述と同様に術眼の瞳孔中が顕微鏡20で観察され
るレチクルの中心に来るようにする。また、作動距離の
アライメントは、虹彩に投影された指標が所定の関係に
なるようにする構成が採用できる。
【0025】位置合わせをした後、フットスイッチ35
を押してレーザ照射の指令を行う。レーザ光源1から出
射されたレーザ光は、ミラー40で反射されて波長変換
器43に導かれる。この波長変換器43により、赤外の
基本波レーザ光が紫外レーザ光に波長変換される。その
後、レーザ光はダイクロイックミラー44、ミラー3、
リニアスキャンミラー4,6、スキャンミラー8、集光
レンズ45を経て、角膜に導光される。集光レンズ45
により1mm程のスポットサイズにされたレーザ光は、
リニアスキャンミラー4,6、スキャンミラー8により
その照射位置が走査される。また、切除深度はレーザ光
の照射時間により制御される。これらは、制御ユニット
30が切除量データに基づいて制御する。
【0026】ここで、紫外光による角膜の切除(アブレ
ーション)について簡単に説明する。光子(photon)の
持つエネルギはプランクの定数に光の振動数を掛けたも
のとして表され、光の振動数は光速を波長で割ったもの
とである。したがって、波長が短ければ短いほど、光子
1個当たりのエネルギは大きくなる。波長200nm
り短い波長の紫外光は、その光子の高エネルギにより角
膜組織を構成する分子間結合を直接解離することができ
る。また、角膜組織に紫外光はよく吸収される(波長3
00μmから波長が短くになる従って吸収係数が大きく
なる関係があり、波長193nmのエキシマレーザ光で
はよく吸収される)。これらの要因により、角膜組織を
構成する分子間結合が解離され、その組織は分子破片と
なり噴出する。これにより、周辺組織にはほとんど熱的
な影響を与えることなく、照射部の組織を除去できる。
【0027】なお、第2導光光学系には、紫外レーザ光
のスポット内のエネルギ分布が中心部で高く、周辺部で
低くなるように補正する光学系を配置しておくと良い。
この場合、レーザスポットを重ね合わせて照射するよう
に、その位置を変化させることにより、角膜切除形状を
コントロールし易くなる。
【0028】また、第2導光光学系の紫外光による角膜
の屈折矯正は、小径のレーザスポットを走査する代わり
に、開口径可変の円形アパーチャ及びスリットアパーチ
ャの制御によっても行う構成でも良い。また、第2導光
光学系においては、レーザ光源1からのレーザ光を波長
変換して使用する代わりに、エキシマレーザのように紫
外レーザ光を発生するレーザ光源からのレーザ光を導光
するものであっても良い。この場合においても、顕微鏡
20の観察光学系の一部を共通使用できる他、アーム1
10に配置されたミラー8等の第1導光光学系の部材を
共通に使用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
角膜フラップ形成から屈折矯正手術までを効率良く行う
ことができる。また、それぞれ専用化されたレーザ装置
を用意しなくて良いので、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角膜手術装置の構成を説明する図
である。
【図2】第1導光光学系の集光光学系を持つ照射端ユニ
ットの構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 4,6 リニアスキャンミラー 8 スキャンミラー 10 集光光学系 20 顕微鏡 30 制御ユニット 31 コンピュータ 43 波長変換器 45 集光レンズ 136 回転機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/37 A61F 9/00 507 501 A61B 17/36 350

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10フェムト秒〜100ピコ秒のパルス
    幅の超短パルスレーザ光を発生するレーザ光源と、該レ
    ーザ光源からの超短パルスレーザ光を術眼の角膜内部で
    0.5〜5μmのスポットサイズに集光する集光光学系
    とそのレーザスポットの集光位置を変化させる位置変化
    光学系とを持つ第1導光光学系と、紫外レーザ光を発生
    する紫外レーザ発生手段と、前記第1導光光学系の一部
    を共用し前記紫外レーザ光を角膜に導光する第2導光光
    学系と、前記第1導光光学系と第2導光光学系を切換え
    る切換え手段と、を備えることを特徴とする角膜手術装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の紫外レーザ発生手段は、前記
    レーザ光源を共通に使用し、そのレーザ光の基本波から
    紫外レーザ光を発生させる波長変換手段を持つことを特
    徴とする角膜手術装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の角膜手術装置において、角膜
    フラップ形成のデータと屈折矯正の切除量データを入力
    するデータ入力手段と、角膜フラップ形成データに基づ
    いて前記第1導光光学系によるレーザスポットの位置を
    変化させる手段と、屈折矯正の切除量データに基づいて
    前記第2導光光学系による紫外レーザ光の導光状態を変
    化させる手段と、を備えることを特徴とする角膜手術装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1の角膜手術装置において、前記
    第2導光光学系はレーザ光を前記第1導光光学系が持つ
    集光光学系で集光されるレーザスポットより大きなサイ
    ズに変更するレンズを持ち、前記切換え手段は前記第1
    導光光学系の集光光学系から第2導光光学系のレンズに
    切換える手段を含むことを特徴とする角膜手術装置。
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