JP2003198979A - 動画像視聴装置 - Google Patents

動画像視聴装置

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JP2003198979A
JP2003198979A JP2001400663A JP2001400663A JP2003198979A JP 2003198979 A JP2003198979 A JP 2003198979A JP 2001400663 A JP2001400663 A JP 2001400663A JP 2001400663 A JP2001400663 A JP 2001400663A JP 2003198979 A JP2003198979 A JP 2003198979A
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unit
enlargement
magnification
objects
enlarged
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Application number
JP2001400663A
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English (en)
Inventor
Yasuto Miyaie
靖人 宮家
Yoshihiro Okada
義弘 岡田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 字幕等の文字や小さなオブジェクトを視認性
よく表示することを可能とする。 【解決手段】 符号化された複数のオブジェクトを多重
化した信号を受信する受信部11と、受信された信号を
個別の符号化されたオブジェクトに分離する多重分離部
12と、符号化された各オブジェクトを復号する復号部
13と、復号された各オブジェクトが拡大の対象となる
オブジェクトであるか否かを判定する対象判定部14
と、拡大対象であると判定されたオブジェクトを拡大す
る拡大部15と、拡大倍率を設定する倍率設定部16
と、拡大前後のオブジェクトの中心位置が一致するよう
に再生位置を調整する位置調整部17と、各オブジェク
トを一つの画面に合成する合成部18とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された複数
のオブジェクトにより構成される動画像を、受信して視
聴するための動画像視聴装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶製造技術の向上や集積化技術
の向上に伴い、小型携帯端末で動画像を視聴する機会が
増加しつつある。地上波デジタル放送など小型携帯端末
向けに放送が開始されることも踏まえて、今後ますます
小型携帯端末で動画像を視聴する機会が増加することが
予想される。
【0003】ところで、このような小型端末で動画像を
視聴する放送の分野では、地上波においても、デジタル
放送が開始される予定である。また、デジタル放送で
は、オブジェクトの概念を持つMPEG4符号化などの
動画像圧縮方式が採用されることも予想される。
【0004】MPEG4符号化方式などにおけるオブジ
ェクトの概念について説明する。なお、オブジェクトと
は、背景画像、個々の人物や物体の画像、およびその音
声などを指す。また、オブジェクトの概念を持つ動画像
圧縮方式とは、それらオブジェクト毎に符号化、復号し
て各オブジェクトを組み合わせることにより、一つのシ
ーンを表現する番組のことである。
【0005】これらの動画像を上述した小型携帯端末な
どで視聴する場合、字幕等の文字や小さなオブジェクト
が表示されると、表示画面が小さいことから、視認性が
低く、判別がつきにくかったり、あるいは文字を読み取
りにくいという問題がある。この問題の解決方法とし
て、ピクチャインピクチャ機能を利用するテレビ受信機
(特開平9−163260号公報)が提案されている。
【0006】例えば、図7に示すような放送番組があっ
たと仮定する。なお、図7において、61は、放送番組
中の字幕を示す。また、破線は字幕を示すためのもの
で、放送番組では表示されていない。図8に、ピクチャ
インピクチャ機能を利用するテレビ受信機で画面の一部
を拡大した様子を示す。図8に示すように、視聴者がリ
モコンなどによる操作を行い、拡大したい任意の領域7
1と拡大率を選択すると、子画面72に領域71の画面
が拡大されて表示されている。この機能を利用すれば、
視認性の低い文字部分等を拡大して見やすくすることが
可能である。
【0007】さらに、文字制御表示装置として、文字放
送における文字情報の表示位置およびその大きさの調節
を可能とし、その情報を保持する技術が、実開平5−7
0080号公報に提案されている。この技術によれば、
図7に示すような放送番組を受像中に、ユーザの入力に
より文字情報の位置と大きさを任意に調節することがで
きる。文字情報を10%程度拡大した様子を、図9に示
す。なお、図9において、81は拡大された文字を示
す。また、図9中の破線は、文字を示すためのもので実
際には表示されない。
【0008】図9に示す状態のままでは、はみ出した文
字を読むことができないため、位置を調整することとな
る。文字の位置調整を行った後の画面を、図10に示
す。なお、図10において、91は移動された文字であ
る。また、図10中の破線は、文字を示すためのもので
実際には表示されない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平9−163260号公報で提案されたテレビ受信機
では、視聴者が拡大したい範囲や倍率をその都度操作し
なければならないという煩わしさがあった。また、子画
面の位置を変えることが可能であっても、子画面で隠れ
る部分ができてしまい、画面全体における見やすさを向
上することができないという問題があった。さらに、実
開平5−70080号公報に提案された技術では、必ず
しも同じ位置に表示されるとは限らない文字情報を、常
に同じ倍率で、かつ適切な位置に表示するために、文字
情報の表示位置が変わる都度に調整し直す必要があっ
た。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、字幕等の文字や小さなオブジェクトを視認性よ
く表示することが可能な動画像視聴装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動画像視聴
装置は、符号化された複数のオブジェクトを多重化した
信号を受信するための受信部と、受信された信号を個別
の符号化されたオブジェクトに分離するための多重分離
部と、符号化された各オブジェクトを復号するための復
号部と、復号された各オブジェクトが拡大の対象となる
オブジェクトであるか否かを判定するための対象判定部
と、前記対象判定部により拡大対象であると判定された
オブジェクトを拡大するための拡大部と、前記対象判定
部における拡大倍率を設定するための倍率設定部と、拡
大前後のオブジェクトの中心位置が一致するように再生
位置を調整するための位置調整部と、拡大されるととも
に位置を調整された各オブジェクトを一つの画面に合成
するための合成部とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0012】この場合、前記倍率設定部を、前記対象判
定部における拡大倍率を予め設定された倍率として自動
的に設定するように機能させることが可能である。
【0013】また、前記倍率設定部で設定する倍率を視
聴者が手動で入力することが可能な倍率入力部を備えて
構成することが可能である。
【0014】また、前記位置調整部を、拡大後のオブジ
ェクトの再生位置を調整するように機能させるととも
に、位置調整後のオブジェクトが画面外にはみ出してい
ることを検出するためのはみ出し検出部を備えて構成す
ることが可能である。
【0015】また、前記倍率設定部は、画面の幅に占め
るオブジェクトの幅の割合を画面縦方向と横方向におい
て求め、当該割合のより大きい方向における、画面幅と
拡大後のオブジェクトの幅が一致する倍率を求めて拡大
部に出力するように構成することが可能である。
【0016】また、前記対象判定部において判定を行う
か否かを切替可能なスイッチを備えて構成することが可
能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す具体的な実施例
に基づいて、本発明に係る動画像視聴装置の実施形態を
説明する。
【0018】[実施例1]図1は、本発明の実施例1に
係る動画像視聴装置の構成を示すブロック図である。実
施例1に係る動画像視聴装置では、図1に示すように、
動画像の信号は、受信部11により受信される。ここ
で、受信部11は、無線放送の場合にはアンテナおよび
チューナから構成され、有線放送の場合にはケーブルお
よびチューナにより構成される。そして、受信された信
号は、多重分離部12により、多重されている各オブジ
ェクトの符号化されたデータに分離される。そして、各
オブジェクトの符号化されたデータは、復号部13によ
り、オブジェクト単位で元のデータに復号される。な
お、拡大対象となるオブジェクトは、フラグの付加など
公知の手段により、対象判定部14で判定可能なものと
する。
【0019】対象判定部14において、入力されたオブ
ジェクトが、文字オブジェクト等のように文字拡大対象
のオブジェクトであると判定されると、当該オブジェク
トデータは、拡大部15へ出力される。また、それ以外
のオブジェクトと判定されると、当該オブジェクトデー
タは、合成部18へ出力される。倍率設定部16は、拡
大部15に対して、予め設定された倍率を自動的に設定
し、拡大部15では、設定された倍率で文字オブジェク
トを拡大する。
【0020】拡大部15で拡大されたオブジェクトは、
位置調整部17により、拡大後のオブジェクトの中心位
置が拡大前のオブジェクトの中心位置と一致するよう
に、その位置情報が調整される。ここで、中心位置と
は、例えば、図2に示すオブジェクトの場合に、オブジ
ェクトの左端からオブジェクトの横幅の半分だけ右側の
座標を横軸座標とし、オブジェクトの上端からオブジェ
クトの高さの半分だけ下側の座標を縦軸座標とする位置
のことであり、図2においては、101の座標を指す。
さらに、上述した拡大部15と位置調整部17とにより
更新されたオブジェクトは、合成部18へ出力される。
合成部18では、入力されたオブジェクトデータを一つ
の画面に合成したのち、画像出力装置に出力する。
【0021】このような構成からなる実施例1に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0022】[実施例2]図3は、本発明の実施例2に
係る動画像視聴装置の構成を示すブロック図である。実
施例2に係る動画像視聴装置では、図3に示すように、
受信部11、多重分離部12、復号部13は、上述した
実施例1に係る動画像視聴装置における各部と同様の機
能を有し、受信した信号から各オブジェクトを取り出す
ようになっている。なお、実施例2においても実施例1
と同様に、拡大対象となるオブジェクトは、フラグの付
加など公知の手段により、対象判定部14で判定可能な
ものとする。
【0023】対象判定部14において、入力されたオブ
ジェクトが、文字オブジェクト等のように拡大対象のオ
ブジェクトであると判定されると、当該オブジェクトデ
ータは、拡大部15へ出力される。また、それ以外のオ
ブジェクトと判定されると、当該オブジェクトデータ
は、合成部18へ出力される。
【0024】倍率入力部21は、視聴者が手動で対象オ
ブジェクトの拡大倍率を設定できるようになっており、
設定された倍率は倍率設定部16へ出力される。拡大部
15では、実施例1と同様に、対象判定部14から入力
されたオブジェクトを、倍率設定部16から入力された
倍率で拡大する。拡大されたオブジェクトは、実施例1
と同様に、位置調整部17により、拡大後のオブジェク
トの中心位置が拡大前のオブジェクトの中心位置と一致
するように、その位置情報が調整される。さらに、上述
した拡大部15と位置調整部17とにより更新されたオ
ブジェクトは、合成部18へ出力される。合成部18で
は、入力されたオブジェクトデータを一つの画面に合成
したのち、画像出力装置に出力する。
【0025】このような構成からなる実施例2に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0026】[実施例3]本発明の実施例3に係る動画
像視聴装置は、図3に示す実施例2に係る動画像視聴装
置と同様の構成を備えている。実施例3に係る動画像視
聴装置では、図3に示すように、受信部11、多重分離
部12、復号部13、および対象判定部14は、上述し
た実施例1に係る動画像視聴装置と同様の機能を有し、
受信した信号から各オブジェクトを取り出すようになっ
ている。
【0027】実施例3において、倍率入力部21は、対
象オブジェクトの拡大倍率として、縦の倍率と横の倍率
を、視聴者が手動で独立して設定できるようになってお
り、設定された倍率は倍率設定部16へ出力される。そ
の後の処理は、実施例1に係る動画像視聴装置と同様で
あり、対象判定部14から入力されたオブジェクトを、
倍率設定部16から入力された倍率で拡大し、その位置
情報が位置調整部17で調整され、さらにオブジェクト
が合成部18へ出力されて、合成された画面が画像出力
装置に出力される。
【0028】このような構成からなる実施例3に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0029】[実施例4]図4は、本発明の実施例4に
係る動画像視聴装置の構成を示すブロック図である。実
施例4に係る動画像視聴装置では、図4に示すように、
受信部11、多重分離部12、復号部13は、上述した
実施例1に係る動画像視聴装置における各部と同様の機
能を有し、受信した信号から各オブジェクトを取り出す
ようになっている。なお、実施例3においても実施例1
と同様に、拡大対象となるオブジェクトは、フラグの付
加など公知の手段により、対象判定部14で判定可能な
ものとする。
【0030】対象判定部14は、スイッチ32がオンと
なっている場合に、次のような動作をする。すなわち、
入力されたオブジェクトが、文字オブジェクト等のよう
に拡大対象のオブジェクトであると判定されると、当該
オブジェクトのデータは、拡大部15へ出力される。ま
た、それ以外のオブジェクトと判定されると、当該オブ
ジェクトデータは、合成部18へ出力される。一方、ス
イッチ32がオフになっている場合には、入力されたオ
ブジェクトは、すべて合成部18へ出力される。
【0031】このような動作を行うことにより、視聴者
がスイッチ32の切り替えによって拡大対象となるオブ
ジェクトの拡大を行うか否かを操作することが可能とな
る。
【0032】次に、上述した実施例2、実施例3と同様
に、視聴者によって倍率入力部21から入力された倍率
が、倍率設定部16に設定される。拡大部15では、対
象判定部14から入力されたオブジェクトを、倍率設定
部16から出力された倍率で拡大する。さらに、オブジ
ェクトは、位置調整部17で拡大前後のオブジェクトの
中心位置が一致するように位置が調整される。
【0033】さらに、上述した拡大部15と位置調整部
17により更新されたオブジェクトが、表示画面からは
み出しているか否かを、はみ出し判定部31により判定
する。はみ出し判定部31は、表示画面のサイズとオブ
ジェクトのサイズ、および中心位置から拡大したオブジ
ェクトが、画面からはみ出しているか否かを判定する。
拡大後のオブジェクトが、画面からはみ出していると判
定されると、オブジェクトの中心位置を変えないまま、
画面からはみ出さないオブジェクトの拡大倍率を求め、
この倍率を拡大部15へ出力する。
【0034】また、オブジェクトデータも拡大部15へ
出力され、新しい倍率で再び拡大処理が行われる。一
方、拡大後のオブジェクトが、画面からはみ出さないと
判定されると、オブジェクトデータを合成部18へ出力
する。合成部18では、入力されたオブジェクトデータ
を一つの画面に合成したのち、画像出力装置に出力す
る。
【0035】このような構成からなる実施例4に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0036】[実施例5]図5は、本発明の実施例5に
係る動画像視聴装置の構成を示すブロック図である。実
施例5に係る動画像視聴装置では、図5に示すように、
受信部11、多重分離部12、復号部13、拡大部1
5、位置調整部17、合成部18、および対象判定部1
4は、上述した実施例2に係る動画像視聴装置における
各部と同様の機能を有し、受信した信号から各オブジェ
クトを取り出すようになっている。なお、実施例5にお
いても実施例1と同様に、拡大対象となるオブジェクト
は、フラグの付加など公知の手段により、対象判定部1
4で判定可能なものとする。
【0037】対象判定部14において、入力されたオブ
ジェクトが、文字オブジェクト等のように拡大対象のオ
ブジェクトであると判定されると、当該オブジェクトデ
ータは、拡大部15へ出力される。また、それ以外のオ
ブジェクトと判定されると、当該オブジェクトデータ
は、合成部18へ出力される。
【0038】次に、上述した実施例2、実施例3と同様
に、視聴者によって倍率入力部21から入力された倍率
が、倍率設定部16に設定される。拡大部15では、対
象判定部14から入力されたオブジェクトを、倍率設定
部16から出力された倍率で拡大する。さらに、オブジ
ェクトは、位置調整部17で拡大前後のオブジェクトの
中心位置が一致するように位置が調整される。
【0039】一つのオブジェクトに対して、4回連続し
て、はみ出しが判定された場合には、拡大されたオブジ
ェクトはどのように移動しても画面に収まらないと判断
することができる。したがって、画面の幅に占めるオブ
ジェクトの幅の割合を画面縦方向と横方向において求
め、この割合のより大きい方向における画面幅と拡大後
のオブジェクトの幅が一致する倍率を求め、倍率設定部
16へ出力する。
【0040】また、オブジェクトデータは、拡大部15
へ出力され、新しい倍率で再び拡大処理が行われる。一
方、拡大後のオブジェクトが、画面からはみ出さないと
判定されると、オブジェクトデータを合成部18へ出力
する。合成部18では、入力されたオブジェクトデータ
を一つの画面に合成したのち、画像出力装置に出力す
る。
【0041】このような構成からなる実施例5に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0042】[実施例6]図6は、本発明の実施例6に
係る動画像視聴装置の構成を示すブロック図である。実
施例6に係る動画像視聴装置では、図6に示すように、
受信部11、多重分離部12、復号部13は、上述した
実施例1に係る動画像視聴装置における各部と同様の機
能を有し、受信した信号から各オブジェクトを取り出す
ようになっている。
【0043】そして、受信された信号は、多重分離部1
2により、多重化されている各オブジェクトの符号化さ
れたデータに分離される。各オブジェクトの符号化され
たデータは、復号部13により、オブジェクト単位で元
のデータに復号される。なお、実施例6においても実施
例1と同様に、拡大対象となるオブジェクトは、フラグ
の付加など公知の手段により、対象判定部14で判定可
能なものとする。
【0044】対象判定部14において、入力されたオブ
ジェクトが、文字オブジェクト等のように拡大対象のオ
ブジェクトであると判定されると、当該オブジェクトデ
ータは、拡大部15へ出力される。また、それ以外のオ
ブジェクトと判定されると、当該オブジェクトデータ
は、合成部18へ出力される。
【0045】倍率設定部16には、拡大部15へ出力さ
れたオブジェクトの縦横のサイズが、拡大部15から入
力される。そして、画面の幅に占めるオブジェクトの幅
の割合を、画面縦方向と横方向において求め、この割合
のより大きい方向における、画面幅と拡大後のオブジェ
クトの幅が一致する倍率を求め、拡大部15へ出力す
る。拡大部15では、対象判定部14から入力されたオ
ブジェクトを、倍率設定部16から入力された倍率で拡
大する。
【0046】次に、拡大部15で拡大されたオブジェク
トは、位置調整部17により、再生位置が調整される。
位置調整部17の動作は、以下のようになっている。す
なわち、オブジェクトの横方向の幅と画面の幅が一致す
るように拡大した場合には、オブジェクトの左端が画面
の左端と一致する位置に移動する。反対に、オブジェク
トの縦方向の幅と画面の高さが一致するように拡大した
場合には、オブジェクトの上端が画面の上端と一致する
位置に移動する。以上のような動作により、位置情報を
調整されたオブジェクトが、合成部18へ出力される。
合成部18では、入力されたオブジェクトデータを一つ
の画面に合成したのち、画像出力装置に出力する。
【0047】このような構成からなる実施例6に係る動
画像視聴装置によれば、オブジェクトの概念を持つ動画
像において、拡大対象に指定されたオブジェクトのみを
拡大することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る動画
像視聴装置によれば、子画面などを用いて見えない領域
を作成することなく、視聴者が見づらい部分を拡大する
ことができる。また、拡大したい領域の指定、拡大の倍
率、および拡大されたオブジェクトの拡大後の位置を、
その都度手動で設定する煩わしさをなくすことができ
る。
【0049】また、動画像の作成者が、拡大の対象を指
定することが可能となり、画面の構成を大きく損なうこ
となく、拡大の操作を行うことができる。さらに、これ
ら機能を使用するか否かを、視聴者が自由に選択するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る動画像視聴装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】オブジェクトの中心位置を説明する模式図であ
る。
【図3】本発明の実施例2および実施例3に係る動画像
視聴装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例4に係る動画像視聴装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例5に係る動画像視聴装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例6に係る動画像視聴装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】動画像における文字情報を示す模式図である。
【図8】従来技術による文字情報の拡大の様子を説明す
る模式図である。
【図9】従来技術による文字情報の拡大の様子を説明す
る模式図である。
【図10】従来技術による拡大後の文字情報の移動の様
子を説明する模式図である。
【符号の説明】
11 受信部 12 多重分離部 13 復号部 14 対象判定部 15 拡大部 16 倍率設定部 17 位置調整部 18 合成部 21 倍率入力部 31 はみ出し判定部 32 スイッチ 61 文字情報 71 拡大の対象となる領域 72 子画面 81 拡大された文字情報 91 拡大され、移動された文字情報 101 オブジェクトの中心座標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/377 G09G 5/36 520L H04N 5/262 520E 5/44 5/00 555A 7/08 H04N 7/13 Z 7/081 7/08 Z 7/24 Fターム(参考) 5C023 AA02 AA06 AA11 AA38 BA01 BA11 CA01 CA05 5C025 BA28 CA02 CA11 DA01 5C059 KK37 KK38 MB01 MB21 PP04 PP20 PP24 PP28 RB01 RB18 RC34 SS02 SS10 TA06 TB18 TC25 TC34 UA02 UA05 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 CA11 CA12 EB37 5C082 AA02 BA02 BA12 BA27 BA41 BB03 BB44 BB46 BC03 BD02 CA32 CA52 CA55 CA81 MM10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された複数のオブジェクトを多重
    化した信号を受信するための受信部と、 受信された信号を個別の符号化されたオブジェクトに分
    離するための多重分離部と、 符号化された各オブジェクトを復号するための復号部
    と、 復号された各オブジェクトが拡大の対象となるオブジェ
    クトであるか否かを判定するための対象判定部と、 前記対象判定部により拡大対象であると判定されたオブ
    ジェクトを拡大するための拡大部と、 前記対象判定部における拡大倍率を設定するための倍率
    設定部と、 拡大前後のオブジェクトの中心位置が一致するように再
    生位置を調整するための位置調整部と、 拡大されるとともに位置を調整された各オブジェクトを
    一つの画面に合成するための合成部とを備えたことを特
    徴とする動画像視聴装置。
  2. 【請求項2】 符号化された複数のオブジェクトを多重
    化した信号を受信するための受信部と、 受信された信号を個別の符号化されたオブジェクトに分
    離するための多重分離部と、 符号化された各オブジェクトを復号するための復号部
    と、 復号された各オブジェクトが拡大の対象となるオブジェ
    クトであるか否かを判定するための対象判定部と、 前記対象判定部により拡大対象であると判定されたオブ
    ジェクトを拡大するための拡大部と、 前記対象判定部における拡大倍率を予め設定された倍率
    として自動的に設定するための倍率設定部と、 拡大前後のオブジェクトの中心位置が一致するように再
    生位置を調整するための位置調整部と、 拡大されるとともに位置を調整された各オブジェクトを
    一つの画面に合成するための合成部とを備えたことを特
    徴とする動画像視聴装置。
  3. 【請求項3】 符号化された複数のオブジェクトを多重
    化した信号を受信するための受信部と、 受信された信号を個別の符号化されたオブジェクトに分
    離するための多重分離部と、 符号化された各オブジェクトを復号するための復号部
    と、 復号された各オブジェクトが拡大の対象となるオブジェ
    クトであるか否かを判定するための対象判定部と、 前記対象判定部により拡大対象であると判定されたオブ
    ジェクトを拡大するための拡大部と、 前記対象判定部における拡大倍率を設定するための倍率
    設定部と、 前記倍率設定部で設定する倍率を視聴者が手動で入力す
    ることが可能な倍率入力部と、 拡大前後のオブジェクトの中心位置が一致するように再
    生位置を調整するための位置調整部と、 拡大されるとともに位置を調整された各オブジェクトを
    一つの画面に合成するための合成部とを備えたことを特
    徴とする動画像視聴装置。
  4. 【請求項4】 符号化された複数のオブジェクトを多重
    化した信号を受信するための受信部と、 受信された信号を個別の符号化されたオブジェクトに分
    離するための多重分離部と、 符号化された各オブジェクトを復号するための復号部
    と、 復号された各オブジェクトが拡大の対象となるオブジェ
    クトであるか否かを判定するための対象判定部と、 前記対象判定部により拡大対象であると判定されたオブ
    ジェクトを拡大するための拡大部と、 前記対象判定部における拡大倍率を設定するための倍率
    設定部と、 前記倍率設定部で設定する倍率を視聴者が手動で入力す
    ることが可能な倍率入力部と、 拡大後のオブジェクトの再生位置を調整するための位置
    調整部と、 位置調整後のオブジェクトが画面外にはみ出しているこ
    とを検出するためのはみ出し検出部と、 拡大されるとともに位置を調整された各オブジェクトを
    一つの画面に合成するための合成部とを備えたことを特
    徴とする動画像視聴装置。
  5. 【請求項5】 前記倍率設定部は、画面の幅に占めるオ
    ブジェクトの幅の割合を画面縦方向と横方向において求
    め、当該割合のより大きい方向における、画面幅と拡大
    後のオブジェクトの幅が一致する倍率を求めて前記拡大
    部に出力することを特徴とする請求項2記載の動画像視
    聴装置。
  6. 【請求項6】 前記対象判定部において判定を行うか否
    かを切替可能なスイッチを備えたことを特徴とする請求
    項1〜5のうちのいずれか1項記載の動画像視聴装置。
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