JP2009302774A - 特定領域を等倍出力する機能を持ったダウンデコード装置 - Google Patents
特定領域を等倍出力する機能を持ったダウンデコード装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ユーザが、画面内で等倍表示する特定領域を指定すると、高解像度データから対応する領域の等倍画像を取得し、他の領域については、高解像度データから縮小画像を生成する。そして、縮小画像の対応する位置に特定領域の等倍画像を上書きして表示する。
【選択図】図3
Description
しかしながら、ダウンデコード処理した映像を携帯機器などの低解像度モニタに出力する場合、本来のフルHD画像の約1/4倍ほどに縮小されて表示されることとなるため、字幕やテロップ等の文字など、もともと小さく表示されていたものがさらに縮小されることとなる。図7のように、HDストリームをビデオデコーダ10で、縦、横ともに1/2に縮小し、スケーラ11で、モニタサイズに画像のスケールを調整し、モニタに表示する。このとき、字幕やテロップ等の文字も縮小されて表示される。
第1の実施形態においては、Iピクチャのみ、特定領域の等倍復号を行う。そして、Iピクチャの等倍復号された特定領域は、GOP(Group Of Pictures)の他のピクチャの同位置に表示され続け、次のIピクチャがきたときに、更新される。他のピクチャの同位置の画像は、Iピクチャの等倍復号された画像によって上書きされており、モニタからでは見ることが出来ないようになっている。Iピクチャでは動き補償を行わないため、画質劣化なしに特定領域の復号が可能である。
第2の実施形態においては、I,B,P全てのピクチャについて特定領域の等倍復号処理を行う。Bピクチャ、Pピクチャの場合において、動き補償を行う場合、以下の処理に分類す
る。
・動き補償を行う場合に特定領域内を参照する場合は等倍参照画像より、参照画像を生成する。
・動き補償を行う場合に特定領域外を参照する場合は、縮小された参照画より、参照画像を生成する。
本実施形態により、画質劣化を抑えたまま、特定領域の等倍復号処理が可能となる。また、等倍復号処理に加えてダウンデコード処理も行うため、等倍復号画像と、縮小復号画像の両方を復号することとなり、縮小画像の上に等倍画像を重ね合わせることが可能となる。
高解像度データから特定領域について等倍画像を生成し、他の領域については縮小画像を生成して、これらを合成することにより、特定領域については、画質の劣化なく、小さな画面に拡大表示した効果を得、他の領域については、小さな画面に適した縮小画像を表示することができる。画像の合成は、等倍画像の座標位置を保持しておき、縮小画像内の縮小された座標位置の対応する位置に等倍画像を表示するように、両者を合成する。
特定領域の等倍復号処理を行う単位はGOP単位としている。
まず、符号化されたストリームの文法解析を行い、GOPの先頭であるかどうかを判定する(ステップS10)。GOPの先頭であった場合は、GOP処理開始となり(ステップS11)、GOPヘッダを読み込んで、ステップS12において、等倍復号をするかどうかの確認を行う。
図4の枠内は、等倍処理のフローである。
ピクチャ処理の完了後、等倍フラグと、合成フラグにより、出力する画像を選択する(ステップS22、S23)。まず、等倍フラグが1かどうかを確認する。等倍フラグが1でない場合は、ダウンデコード処理した縮小画像を出力する。等倍フラグが1であった場合、さらに合成フラグを確認する。合成フラグが1でない場合は、等倍処理した等倍画像のみを出力する。合成フラグが1であった場合は、縮小画像上に等倍画像を重ね合わせた画像を出力する。なお、等倍画像を出力する領域は、ユーザが、縮小画像を見て、見づらい領域を画面上で指定する。この指定された領域が、その後等倍画像の出力対象となる。
(1)は、複製する方法である。左側の画素が少ない状態が縮小画である。これを縦・横2倍にする場合には、縮小画像での1画素を2×2の4つの画素に複製するものである。
一般的なダウンデコード処理の回路に加え、等倍処理フラグレジスタ20、合成フラグレジスタ21、領域指定レジスタ22、復号モード信号25、出力モード信号26、8x8IDCTブロック23、参照画像の復元処理ブロック24が追加となる。
みを出力するかの設定がなされる。出力モード信号26は、等倍処理フラグと合成フラグにより決定される、縮小画像の上に等倍画像を重ね合わせるか、等倍画像のみ出力するかなどを示す信号である。領域指定レジスタ22では、等倍処理を行う領域が設定される。これらのレジスタと、現在のMBアドレスにより、復号モードを制御する。復号モードは、復号モード信号25により指定される。復号モードは、現在のマクロブロックが、縮小画像か等倍画像かによって決定される。
(付記1)
圧縮符号化された第1解像度の第1解像度画像から、前記第1解像度よりも低い第2解像度の第2解像度画像を生成するダウンデコード装置において、
画像の特定領域を指定する指定手段と、
該特定領域以外の領域について、該第1解像度画像から第2解像度画像を生成する解像度変換手段と、
該特定領域の前記第1解像度画像と、該第2解像度画像とを、出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするダウンデコード装置。
(付記2)
該第1解像度画像は、MPEGで符号化された動画像の画像であり、前記特定領域の前記第1解像度画像は、Iピクチャから取得されることを特徴とする付記1に記載のダウンデコード装置。
(付記3)
該第1解像度画像は、MPEGで符号化された動画像の画像であり、前記特定領域の前記第1解像度画像は、すべてのピクチャから生成されることを特徴とする付記1に記載のダウンデコード装置。
(付記4)
前記特定領域の前記第1解像度画像の予測画像を生成する際、該特定領域内の画像を参照する場合には、前のピクチャの該特定領域の前記第1解像度画像を用いて動き補償を行い、該特定領域外の画像を参照する場合には、前のピクチャの前記第2解像度画像を前記第1解像度に復元して、動き補償に用いることを特徴とする付記3に記載のダウンデコード装置。
(付記5)
前記復元は、前記第2解像度画像の画素を複製して、前記第1解像度画像を生成することを特徴とする付記4に記載のダウンデコード装置。
(付記6)
前記復元は、前記第2解像度画像の画素の補間を行って、前記第1解像度画像を生成することを特徴とする付記4に記載のダウンデコード装置。
(付記7)
前記出力手段は、前記特定領域の前記第1解像度画像と、前記第2解像度画像とを重ね
合わせて出力することを特徴とする付記1に記載のダウンデコード装置。
(付記8)
圧縮符号化された第1解像度の第1解像度画像から、前記第1解像度よりも低い第2解像度の第2解像度画像を生成するダウンデコード方法において、
画像の特定領域を指定し、
該特定領域以外の領域について、該第1解像度画像から第2解像度画像を生成し、
該特定領域の前記第1解像度画像と、該第2解像度画像とを、出力する、
ことを特徴とするダウンデコード方法。
21 合成フラグレジスタ
22 領域指定レジスタ
23 8x8IDCT部
24 復元処理部
25 復元モード信号
26 出力モード信号
27 IDCT部
28 PRED部
29 可変長符号復号部
30 文法解析部
31 逆量子化部
32 動き補償部
33 フレームメモリ
Claims (5)
- 圧縮符号化された第1解像度の第1解像度画像から、前記第1解像度よりも低い第2解像度の第2解像度画像を生成するダウンデコード装置において、
画像の特定領域を指定する指定手段と、
該特定領域以外の領域について、該第1解像度画像から第2解像度画像を生成する解像度変換手段と、
該特定領域の前記第1解像度画像と、該第2解像度画像とを、出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするダウンデコード装置。 - 該第1解像度画像は、MPEGで符号化された動画像の画像であり、前記特定領域の前記第1解像度画像は、Iピクチャから取得されることを特徴とする請求項1に記載のダウンデコード装置。
- 該第1解像度画像は、MPEGで符号化された動画像の画像であり、前記特定領域の前記第1解像度画像は、すべてのピクチャから生成されることを特徴とする請求項1に記載のダウンデコード装置。
- 前記特定領域の前記第1解像度画像の予測画像を生成する際、該特定領域内の画像を参照する場合には、前のピクチャの該特定領域の前記第1解像度画像を用いて動き補償を行い、該特定領域外の画像を参照する場合には、前のピクチャの前記第2解像度画像を前記第1解像度に復元して、動き補償に用いることを特徴とする請求項3に記載のダウンデコード装置。
- 前記出力手段は、前記特定領域の前記第1解像度画像と、前記第2解像度画像とを重ね合わせて出力することを特徴とする請求項1に記載のダウンデコード装置。
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JP2003198979A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-11 | Sharp Corp | 動画像視聴装置 |
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