JP2003198927A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003198927A
JP2003198927A JP2001389983A JP2001389983A JP2003198927A JP 2003198927 A JP2003198927 A JP 2003198927A JP 2001389983 A JP2001389983 A JP 2001389983A JP 2001389983 A JP2001389983 A JP 2001389983A JP 2003198927 A JP2003198927 A JP 2003198927A
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JP2001389983A
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Satoyuki Nakamura
里之 中村
Yasushi Kusaka
泰 草鹿
Masayuki Ikemura
正幸 池村
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影時の温度と撮影対象の明るさにかかわら
ずS/N比の良好な画像を生成することが可能なカメラ
を提供する。 【解決手段】 明るさが一様な照明光で撮像素子を照明
したときの各画素の出力信号の強度から得た補正用デー
タによって各画素の出力信号の強度を補正するカメラに
おいて、温度および照明光の明るさをそれぞれ複数段階
に設定して得た複数の補正用データを記憶しておき、温
度および明るさに応じて複数の補正用データの中から1
つの補正用データを選択して、これを補正に用いる。ま
た、温度および明るさに応じて複数の補正用データに補
間処理を行って補正用データを作成して、これを補正に
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電変換を行う撮像
素子によって画像を撮影するカメラに関し、特に、撮像
素子の画素の出力信号の強度の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換を行う画素を多数有する撮像素
子を用いて画像を撮影するデジタルカメラやビデオカメ
ラには、撮像素子の画素ごとの感度のバラツキにより撮
影した画像の明るさのS/N比が低下するのを防止する
ために、画素の出力信号の強度を画素ごとに補正するも
のがある。撮影環境の明るさが時間によって大きく変化
する監視カメラや、撮影対象の部位間の輝度差が著しく
大きい溶接等の様子を撮影するためのカメラでは、出力
信号の強度が受光量の対数に比例しダイナミックレンジ
が極めて広い対数変換型の撮像素子が用いられるが、対
数変換型の撮像素子は、ダイナミックレンジが広いが故
に画素ごとの感度のバラツキの影響が大きく、出力信号
の強度の補正が特に必要になる。
【0003】画素の出力信号の強度補正はあらかじめ得
ておいた補正用データによって行う。補正用データは、
全ての画素の受光量が等しくなるように、明るさが均一
な照明光で撮像素子を照明し、そのときの各画素の出力
信号の強度を測定して得る。例えば、全画素の信号強度
の平均値を算出し、各画素の信号強度と平均値との差を
各画素の補正量とする。
【0004】撮像素子の画素の感度には光量に依存する
性質があるが、感度の光量依存性も画素ごとに相違す
る。すなわち、光量の一定の変化によって全ての画素の
信号強度が一定量変化するのではなく、強度変化の大き
い画素もあれば小さい画素もある。
【0005】この現象を、対数変換型の撮像素子を例に
とって、図8の(a)に模式的に示す。これは2つの画
素P1、P2の出力信号の補正後の強度を示したもので
ある。補正は光量がA0となる明るさの照明光を用いて
得た補正用データによって行っており、したがって、光
量A0では画素P1、P2の信号強度は等しい。しか
し、画素P1、P2の感度の光量依存性には差があり、
光量の変化に対する信号強度の変化率は画素P1と画素
P2とで異なる。
【0006】この場合、実際の撮影時の光量Asと補正
用データを得た時の光量A0に大きな差がなければ、補
正が良好になされることになるが、撮影時の光量Asが
補正用データを得た時の光量A0から大きく相違する
と、良好な補正はできなくなる。例えば、撮影時の光量
Asが図8の(b)に示した範囲RA0内であればS/
N比の良好な画像が得られるものの、撮影時の光量As
が(c)に示した範囲RA0’内になると得られる画像
のS/N比は悪くなる。
【0007】撮像素子の画素の感度には温度に依存する
性質もあり、感度の温度依存性も画素ごとに相違する。
この現象を、対数変換型の撮像素子を例にとって、図9
の(a)に模式的に示す。これは2つの画素P1、P2
の出力信号の補正後の強度を示したものであり、補正は
温度をT0として得た補正用データによって行ってい
る。温度T0では画素P1、P2の信号強度は等しい
が、感度の温度依存性の差により、温度変化に対する信
号強度の変化率は異なる。
【0008】この場合も、実際の撮影時の温度Tsと補
正用データを得た時の温度T0に大きな差がなければ、
補正は良好になされるが、撮影時の温度Tsが補正用デ
ータを得た時の温度T0から大きく相違すると、良好な
補正はできなくなる。例えば、撮影時の温度Tsが図9
の(b)に示した範囲RT0内であればS/N比の良好
な画像が得られるものの、撮影時の温度Tsが(c)に
示した範囲RT0’内になると得られる画像のS/N比
は低下する。
【0009】これらの不都合を回避する補正方法も提案
されている。例えば、特開平3−351606号では、
照明光の明るさを2段階に設定して2つの補正用データ
を得ておき、実際の撮影時の撮影対象の明るさに応じて
2つの補正用データに補間処理を行って新たな補正用デ
ータを作成し、作成した補正用データによって補正を行
うようにしている。また、特開平11−114397号
では、感度の温度依存性を理論式で表し、一定温度で得
た補正用データから理論式を用いて撮影時の温度での補
正用データを作成して、補正を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、撮像素子
の感度の光量依存性と温度依存性が画素ごとに相違する
ことは知られており、また、光量依存性の差異を補正す
ることも、温度依存性の差異を補正することも提案され
ている。しかしながら、光量依存性の差異を補正するカ
メラでは温度依存性の差異を補正しておらず、温度依存
性を補正するカメラでは光量依存性の差異を補正してい
ない。このため、画素の信号強度の補正を行いながら
も、撮影時の温度が一定範囲から外れたときには、また
は、撮影対象の明るさが一定範囲から外れたときには、
S/N比の良好な画像を得ることができない結果となっ
ている。
【0011】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
もので、撮影時の温度と撮影対象の明るさにかかわらず
S/N比の良好な画像を生成することが可能なカメラを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、光電変換を行う画素を複数有する撮像
素子を備え、撮像素子を露光して画素の出力信号から画
像を生成するカメラであって、明るさが一様な照明光で
撮像素子を照明したときの各画素の出力信号の強度から
得た補正用データによって各画素の出力信号の強度を補
正するものにおいて、温度および照明光の明るさをそれ
ぞれ複数段階に設定して得た複数の補正用データを記憶
しておき、温度および明るさに応じて複数の補正用デー
タの中から1つの補正用データを選択し、選択した補正
用データによって各画素の出力信号の強度を補正するよ
うにする。
【0013】このカメラは、異なる温度で得た補正用デ
ータと異なる明るさの照明光で得た補正用データを記憶
しており、これらの中から1つの補正用データを選択し
て画素の信号強度の補正に用いる。撮影時の温度および
撮影対象または撮影環境の明るさに最も近い条件で得た
補正用データを選択することで的確な補正がなされ、温
度および明るさの異なる様々な条件下での撮影で、S/
N比の良好な画像を提供することができる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明ではま
た、光電変換を行う画素を複数有する撮像素子を備え、
撮像素子を露光して画素の出力信号から画像を生成する
カメラであって、明るさが一様な照明光で撮像素子を照
明したときの各画素の出力信号の強度から得た補正用デ
ータによって各画素の出力信号の強度を補正するものに
おいて、温度および照明光の明るさをそれぞれ複数段階
に設定して得た複数の補正用データを記憶しておき、温
度および明るさに応じて複数の補正用データに補間処理
を行って補正用データを作成し、作成した補正用データ
によって各画素の出力信号の強度を補正するようにす
る。
【0015】このカメラは、異なる温度で得た補正用デ
ータと異なる明るさの照明光で得た補正用データを記憶
しており、これらに補間処理を行って作成した補正用デ
ータを画素の信号強度の補正に用いる。補間処理を撮影
時の温度に応じて、かつ撮影対象または撮影環境の明る
さに応じて行うことで的確な補正がなされ、温度および
明るさの異なる様々な条件下での撮影で、S/N比の良
好な画像を提供することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカメラの実施形態
について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態
のカメラ1の構成を図1に模式的に示す。カメラ1は、
撮影レンズ11、撮像素子12、A/Dコンバータ1
3、補正回路14、信号処理回路15、駆動回路16、
温度センサ17、メモリ18、および制御部19を備え
ている。
【0017】撮像素子12は、光電変換を行う画素が2
次元に多数配列されたエリアセンサであり、各画素の出
力信号の強度が受光量の対数に比例する対数変換型であ
る。各画素のダイナミックレンジは広く105〜107
達する。したがって、カメラ1は、昼夜を問わず撮影を
行う監視や、太陽や溶接の炎を含む画像の撮影に適す
る。
【0018】撮影レンズ11は撮影対象からの光を撮像
素子12上に結像させ、A/Dコンバータ13は、アナ
ログ信号である撮像素子12の各画素の出力信号をデジ
タル信号に変換する。補正回路14は、デジタル信号に
変換された撮像素子12の各画素の出力信号の強度を画
素ごとに補正する。この補正については後述する。
【0019】信号処理回路15は、補正後の各画素の出
力信号に色変換、γ補正等の処理を施して、撮像素子1
2上に形成された撮影対象の像を表す画像データを生成
する。駆動回路16は、撮像素子12に駆動電圧を供給
し、光電変換、信号出力等の動作を制御する。温度セン
サ17は、撮像素子12の近傍に配設されており、撮像
素子12の周囲の温度を検出する。メモリ18は、補正
回路14が画素の信号強度の補正に用いる補正用データ
を記憶している。制御部19は、マイクロコンピュータ
より成り、カメラ1の全体の動作を制御する。
【0020】カメラ1は不図示のケーブルを介して外部
の表示装置3に接続されており、信号処理回路15が生
成した画像データを外部の表示装置3に与えて、その画
像データが表す画像を表示装置3上に表示させる。な
お、カメラ1自体に表示部を備えて画像を表示するよう
にしてもよいし、記録部を備えて画像データを記録する
ようにしてもよい。
【0021】撮像素子12の画素の信号強度の補正につ
いて説明する。本実施形態では、カメラ1の製造に際し
て、画素ごとの信号強度の補正量を表す補正用データを
得ておき、メモリ18に記憶させておくが、補正用デー
タを得るときに、照明光の明るさを複数段階に設定する
とともに、各明るさの段階での画素の出力信号の強度の
測定を、撮像素子12の温度を複数段階に設定して行
う。つまり、明るさの段階数をm、温度の段階数をnと
すると、m×n組の補正用データを得ておき、これをメ
モリ18に記憶させておく。そして、実際の撮影に際し
ては、温度センサ17で撮像素子12周辺の温度を検出
し、撮像素子12の各画素の出力信号の強度から撮影対
象の明るさの平均を算出して、検出した温度に最も近
く、かつ、算出した平均の明るさに対応する照明光の明
るさに最も近い補正用データを選択して、その補正用デ
ータによって各画素の信号強度を補正する。
【0022】補正用データの選択は、温度センサ17の
出力およびA/Dコンバータ13の出力に基づいて制御
部19が行い、補正は、制御部19から与えられる補正
用データによって補正回路14が行う。補正用データは
各画素の信号強度に加算すべき値(負の値を含む)で構
成されており、補正回路14の処理は簡単である。
【0023】照明光の明るさおよび撮像素子12の温度
をそれぞれ3段階として補正用データを得た場合につい
て、感度の光量依存性、温度依存性が異なる2つの画素
P1、P2の補正後の信号強度を図2、図3に模式的に
示す。ここで、照明光の明るさに対応する光量はA1、
A2、A3であり、温度はT1、T2、T3である。
【0024】図2の(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ、撮影対象からの光量AsがA1、A2、A3に最も
近いときの補正結果を表したものである。光量Asが範
囲RA1内のときは、光量がA1となる明るさの照明光
で得た補正用データを選択することで、画素ごとの感度
の光量依存性の差にかかわらず的確な補正をすることが
できる。同様に、光量Asが範囲RA2内または範囲R
A3内のときは、光量がA2またはA3となる明るさの
照明光で得た補正用データを選択することで、的確な補
正をすることができる。
【0025】図3の(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ、撮影時の撮像素子12周辺の温度TsがT1、T
2、T3に最も近いときの補正結果を表したものであ
る。温度Tsが範囲RT1内のときは、温度T1で得た
補正用データを選択することで、画素ごとの感度の温度
依存性の差に関わらず的確な補正をすることができ、同
様に、温度Tsが範囲RT2内またはRT3内のとき
は、温度T2またはT3で得た補正用データを選択する
ことで、的確な補正をすることができる。
【0026】上記の場合を例にとって、メモリ18内の
補正用データの量を図4に模式的に示す。ここで、DT
(Ak,Tk)は、光量Akに対応する明るさの照明光
を用いて温度Tkで得た補正用データを表す。各補正用
データは信号強度に加算すべき絶対的な値そのものより
成り、全ての補正用データの量は同じである。
【0027】1組の補正用データのみを絶対的な値と
し、他の補正用データをこれに対する相対的な値とする
こともできる。補正用データDT(A1,T1)を絶対
的な値とし、他の補正用データを相対的な値としたとき
のメモリ18内の補正用データの量を図5に模式的に示
す。相対的な値は少ないビット数で表現することができ
るから、このようにすると、メモリ18に必要な記憶容
量を抑えることが可能である。この場合、制御部19
は、相対的な値の補正用データを選択するときは、絶対
的な値の補正用データもメモリから読み出して、選択し
た補正用データを絶対的な値で表して、補正回路14に
与える。
【0028】補正用データを得るときの照明光の明るさ
および温度、ならびに各補正用データを選択する撮影対
象の明るさおよび撮影時の温度の具体的な値を表1に示
す。 <表1> 明るさ(ルクス) 温度(℃) 照明光 撮影対象 補正用データ取得時 撮影時 10 〜100 10 0〜20 1000 100〜10000 30 20〜40 100000 10000〜 50 40〜60
【0029】第2の実施形態のカメラ2について説明す
る。本実施形態のカメラ2は、画素の信号強度の補正の
方法が相違するだけで、全体構成は図1に示したとおり
であり、補正以外の処理もカメラ1と同じであるので、
重複する説明は省略する。
【0030】本実施形態でも、照明光の明るさを複数段
階に設定するとともに、各明るさの段階での画素の信号
強度の測定を、撮像素子12の温度を複数段階に設定し
て行い、複数の補正用データをメモリ18に記憶させて
おく。ただし、実際の撮影に際しては、記憶している補
正用データを選択してそのまま使用することに代えて、
温度センサ17で検出した撮像素子12周辺の温度と、
撮像素子12の各画素の出力信号の強度から算出した撮
影対象の明るさの平均に基づいて複数の補正用データに
補間処理を施し、補間処理で作成した補正用データによ
って各画素の信号強度を補正する。補正用データの補間
処理は制御部19が行う。
【0031】照明光の明るさおよび撮像素子12の温度
をそれぞれ2段階として補正用データを得た場合につい
て、感度の光量依存性、温度依存性が異なる2つの画素
P1、P2の補正後の信号強度を図6、図7に模式的に
示す。ここで、照明光の明るさに対応する光量はA4、
A5であり、温度はT4、T5である。
【0032】図6の(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ、撮影対象からの光量AsがA4以上、A4未満かつ
A5以上、A5未満のときの補正結果を表したものであ
る。また、図7の(a)、(b)、(c)はそれぞれ、
撮影時の撮像素子12周辺の温度TsがT4以上、T4
未満かつT5以上、T5未満のときの補正結果を表した
ものである。図6、図7の(b)では内分によって、ま
た(a)と(c)では外分によって補間処理を行ってい
る。補間処理によって誤差のない補正用データが得られ
るため、一層的確な補正が可能となり、また、照明光の
明るさの段階数や温度の段階数を少なくすることもでき
る。
【0033】補正用データを得るときの照明光の明るさ
および温度の具体的な値を表2に示す。この例では、照
明光の明るさと温度をそれぞれ2段階として表1に示し
た例よりも少なくし、また値も相違させているが、適用
し得る撮影対象の明るさの範囲や撮影時の温度範囲は表
1に示した範囲と同等以上である。
【0034】なお、上記のいずれの実施形態おいても、
全ての画素の信号強度を用いて撮影対象全体の平均の明
るさを求めるようにしたが、撮影レンズ11の焦点が合
っている範囲のみの画素の信号強度を用いて撮影対象の
主要部の平均の明るさを求めるようにしてもよい。カメ
ラ1を監視に用いるときのように、撮影対象が一定で環
境の明るさが変化するときには、撮影対象の明るさでは
なく、環境の明るさを検出するようにしてもよい。
【0035】また、ここでは、照明光の明るさおよび温
度について段数や値の具体例を示したが、他の設定とす
ることもできる。照明光の明るさおよび温度の段数や値
は、カメラの用途に応じて定めるのが好ましい。また、
本発明は、例示した対数変換型の撮像素子に限らず、あ
らゆる種類の撮像素子に適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】光電変換を行う画素を複数有する撮像素
子を備え、撮像素子を露光して画素の出力信号から画像
を生成するカメラであって、明るさが一様な照明光で撮
像素子を照明したときの各画素の出力信号の強度から得
た補正用データによって各画素の出力信号の強度を補正
するものにおいて、本発明のように、温度および照明光
の明るさをそれぞれ複数段階に設定して得た複数の補正
用データを記憶しておき、温度および明るさに応じて複
数の補正用データの中から1つの補正用データを選択
し、選択した補正用データによって各画素の出力信号の
強度を補正するようにすると、あるいは、温度および明
るさに応じて複数の補正用データに補間処理を行って補
正用データを作成し、作成した補正用データによって各
画素の出力信号の強度を補正するようにすると、温度と
明るさのいずれについても的確な補正をすることが可能
になり、温度および明るさの異なる様々な条件下での撮
影で、S/N比の良好な画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1および第2の実施形態のカメラ
の構成を模式的に示すブロック図。
【図2】 第1の実施形態のカメラにおける光量と画素
の出力信号の補正後の強度の関係を模式的に示す図。
【図3】 第1の実施形態のカメラにおける温度と画素
の出力信号の補正後の強度の関係を模式的に示す図。
【図4】 第1の実施形態のカメラにおけるメモリ内の
補正用データの量の例を模式的に示す図。
【図5】 第1の実施形態のカメラにおけるメモリ内の
補正用データの量の他の例を模式的に示す図。
【図6】 第2の実施形態のカメラにおける光量と画素
の出力信号の補正後の強度の関係を模式的に示す図。
【図7】 第2の実施形態のカメラにおける温度と画素
の出力信号の補正後の強度の関係を模式的に示す図。
【図8】 撮像素子の感度の光量依存性と、従来のカメ
ラにおける画素の出力信号の強度の補正方法を模式的に
示す図。
【図9】 撮像素子の感度の温度依存性と、従来のカメ
ラにおける画素の出力信号の強度の補正方法を模式的に
示す図。
【符号の説明】
1、2 カメラ 3 表示装置 11 撮影レンズ 12 撮像素子 13 A/Dコンバータ 14 補正回路 15 信号処理回路 16 駆動回路 17 温度センサ 18 メモリ 19 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池村 正幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AB18 AB31 AC01 AC42 AC69 5C024 CX03 CX27 EX15 HX14 HX57

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換を行う画素を複数有する撮像素
    子を備え、撮像素子を露光して画素の出力信号から画像
    を生成するカメラであって、明るさが一様な照明光で撮
    像素子を照明したときの各画素の出力信号の強度から得
    た補正用データによって各画素の出力信号の強度を補正
    するものにおいて、 温度および照明光の明るさをそれぞれ複数段階に設定し
    て得た複数の補正用データを記憶しておき、 温度および明るさに応じて複数の補正用データの中から
    1つの補正用データを選択し、選択した補正用データに
    よって各画素の出力信号の強度を補正することを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 光電変換を行う画素を複数有する撮像素
    子を備え、撮像素子を露光して画素の出力信号から画像
    を生成するカメラであって、明るさが一様な照明光で撮
    像素子を照明したときの各画素の出力信号の強度から得
    た補正用データによって各画素の出力信号の強度を補正
    するものにおいて、 温度および照明光の明るさをそれぞれ複数段階に設定し
    て得た複数の補正用データを記憶しておき、 温度および明るさに応じて複数の補正用データに補間処
    理を行って補正用データを作成し、作成した補正用デー
    タによって各画素の出力信号の強度を補正することを特
    徴とするカメラ。
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