JP2003198757A - インターネット電話端末およびインターネット電話システムにおける緊急呼接続方式 - Google Patents
インターネット電話端末およびインターネット電話システムにおける緊急呼接続方式Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】特番を入力したＩＰ電話端末がこのＩＰ電話端
末の位置に応じた緊急通報施設に通報できるようにす
る。 【解決手段】ＩＰ電話端末１により、特番の入力に応答
して緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末１の位置情
報とを含んだＩＰパケットを送信し、呼制御サーバ３に
より、このＩＰパケットを受けこのＩＰパケットに緊急
呼を要求する信号が含まれているときに、このＩＰパケ
ットに含まれている位置情報に対応する緊急通報施設５
を選定しこの選定した緊急通報施設５と呼を確立し、呼
制御サーバ３と呼を確立した緊急通報施設５は、緊急呼
に応答したことを示す信号を呼制御サーバ３に送り、呼
制御サーバ３は、この信号を受けてＩＰ電話端末１に送
り、ＩＰ電話端末１は、この信号を受けて緊急通報施設
５とＩＰネットワーク２を介して接続する。
末の位置に応じた緊急通報施設に通報できるようにす
る。 【解決手段】ＩＰ電話端末１により、特番の入力に応答
して緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末１の位置情
報とを含んだＩＰパケットを送信し、呼制御サーバ３に
より、このＩＰパケットを受けこのＩＰパケットに緊急
呼を要求する信号が含まれているときに、このＩＰパケ
ットに含まれている位置情報に対応する緊急通報施設５
を選定しこの選定した緊急通報施設５と呼を確立し、呼
制御サーバ３と呼を確立した緊急通報施設５は、緊急呼
に応答したことを示す信号を呼制御サーバ３に送り、呼
制御サーバ３は、この信号を受けてＩＰ電話端末１に送
り、ＩＰ電話端末１は、この信号を受けて緊急通報施設
５とＩＰネットワーク２を介して接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネット電話
端末（以後、ＩＰ電話端末と記載。）およびＩＰ電話シ
ステムにおける緊急呼接続方式に関し、特にインターネ
ット（以後、ＩＰネットワークと記載。）に接続し特番
の入力により緊急呼をＩＰネットワークに出力しこのＩ
Ｐネットワークを介してＩＰ電話端末に距離的に最適な
緊急通報施設と接続するＩＰ電話端末およびＩＰ電話シ
ステムにおける緊急呼接続方式に関する。
端末（以後、ＩＰ電話端末と記載。）およびＩＰ電話シ
ステムにおける緊急呼接続方式に関し、特にインターネ
ット（以後、ＩＰネットワークと記載。）に接続し特番
の入力により緊急呼をＩＰネットワークに出力しこのＩ
Ｐネットワークを介してＩＰ電話端末に距離的に最適な
緊急通報施設と接続するＩＰ電話端末およびＩＰ電話シ
ステムにおける緊急呼接続方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＩＰ電話システムにおけ
る緊急呼接続方式は、ＩＰ電話端末からの特番の入力に
より緊急呼をＩＰネットワークに出力しこのＩＰネット
ワークを介してＩＰ電話端末と緊急通報施設（警察署、
消防署等）とを接続するために用いられている。
る緊急呼接続方式は、ＩＰ電話端末からの特番の入力に
より緊急呼をＩＰネットワークに出力しこのＩＰネット
ワークを介してＩＰ電話端末と緊急通報施設（警察署、
消防署等）とを接続するために用いられている。
【０００３】この従来のＩＰ電話システムにおける緊急
呼接続方式のブロック図である図４を参照すると、従来
のＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式は、ＩＰネ
ットワークと、このＩＰネットワークに接続したＩＰ電
話端末と呼制御サーバと、このＩＰネットワークよりの
インターネットプロトコルパケット（以後、ＩＰパケッ
トと記載。）を電話網に流すための信号変換装置である
ゲートウェイ装置と、電話網に接続した緊急通報施設と
を有する構成である。そして、通常は、ＩＰ電話端末に
対してこのＩＰ電話端末のユーザが相手先の電話番号を
入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端末は、呼を要求
する呼要求信号（この信号内には相手先の電話番号と自
ＩＰ電話端末の電話番号とが含まれている。）を含んだ
ＩＰパケットをＩＰネットワークを介して呼制御サーバ
送信し、呼制御サーバは、このＩＰパケットを受け相手
先の電話番号に対応するＩＰアドレスを求めこのＩＰア
ドレスにこのＩＰパケットを送り相手先と接続する。一
方、緊急事態等が発生したときに、ＩＰ電話端末に対し
てこのＩＰ電話端末のユーザが特番（例えば１１０番）
を入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端末は、緊急呼
を要求する緊急呼要求信号（この信号内には特番と自Ｉ
Ｐ電話端末の電話番号とが含まれている。）を含んだ緊
急呼ＩＰパケットをＩＰネットワークを介して呼制御サ
ーバ送信する（ここで、通常のときに行った発信操作に
よる呼要求信号と、緊急事態等が発生したときに行った
発信操作による緊急呼要求信号とは同一のフォーマット
であり呼要求信号内には相手先の電話番号が、一方、緊
急呼要求信号内には特番が含まれている点が異なる）。
呼制御サーバは、ＩＰ電話端末が送信した緊急呼ＩＰパ
ケットを受け、都道府県単位に１〜３程度設置されたゲ
ートウェイ装置のうちの例えば処理の込み具合の一番少
ないゲートウェイ装置にこの緊急呼ＩＰパケットをＩＰ
ネットワークを介して送る。この緊急呼ＩＰパケットを
送られたゲートウェイ装置はこのＩＰパケットを電話網
に流すための信号に変換してこのゲートウェイ装置が設
置されているエリアに対応した緊急通報施設に電話網を
介して接続する。
呼接続方式のブロック図である図４を参照すると、従来
のＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式は、ＩＰネ
ットワークと、このＩＰネットワークに接続したＩＰ電
話端末と呼制御サーバと、このＩＰネットワークよりの
インターネットプロトコルパケット（以後、ＩＰパケッ
トと記載。）を電話網に流すための信号変換装置である
ゲートウェイ装置と、電話網に接続した緊急通報施設と
を有する構成である。そして、通常は、ＩＰ電話端末に
対してこのＩＰ電話端末のユーザが相手先の電話番号を
入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端末は、呼を要求
する呼要求信号（この信号内には相手先の電話番号と自
ＩＰ電話端末の電話番号とが含まれている。）を含んだ
ＩＰパケットをＩＰネットワークを介して呼制御サーバ
送信し、呼制御サーバは、このＩＰパケットを受け相手
先の電話番号に対応するＩＰアドレスを求めこのＩＰア
ドレスにこのＩＰパケットを送り相手先と接続する。一
方、緊急事態等が発生したときに、ＩＰ電話端末に対し
てこのＩＰ電話端末のユーザが特番（例えば１１０番）
を入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端末は、緊急呼
を要求する緊急呼要求信号（この信号内には特番と自Ｉ
Ｐ電話端末の電話番号とが含まれている。）を含んだ緊
急呼ＩＰパケットをＩＰネットワークを介して呼制御サ
ーバ送信する（ここで、通常のときに行った発信操作に
よる呼要求信号と、緊急事態等が発生したときに行った
発信操作による緊急呼要求信号とは同一のフォーマット
であり呼要求信号内には相手先の電話番号が、一方、緊
急呼要求信号内には特番が含まれている点が異なる）。
呼制御サーバは、ＩＰ電話端末が送信した緊急呼ＩＰパ
ケットを受け、都道府県単位に１〜３程度設置されたゲ
ートウェイ装置のうちの例えば処理の込み具合の一番少
ないゲートウェイ装置にこの緊急呼ＩＰパケットをＩＰ
ネットワークを介して送る。この緊急呼ＩＰパケットを
送られたゲートウェイ装置はこのＩＰパケットを電話網
に流すための信号に変換してこのゲートウェイ装置が設
置されているエリアに対応した緊急通報施設に電話網を
介して接続する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のＩＰ電
話システムにおける緊急呼接続方式は、ＩＰ電話端末に
特番が入力されると、ＩＰ電話端末は、緊急呼を要求す
る緊急呼要求信号を含んだ緊急呼ＩＰパケットを呼制御
サーバ送信し、呼制御サーバは、この緊急呼ＩＰパケッ
トを受け、都道府県単位に１〜３程度設置されたゲート
ウェイ装置のうちの例えば処理の込み具合の一番少ない
ゲートウェイ装置にこの緊急呼ＩＰパケットを送り、こ
の緊急呼ＩＰパケットを送られたゲートウェイ装置はこ
のＩＰパケットを電話網に流すための信号に変換してこ
のゲートウェイ装置が設置されているエリアに対応して
予め定めた緊急通報施設に電話網を介して接続するた
め、特番を入力したＩＰ電話端末は、緊急呼ＩＰパケッ
トを受けた呼制御サーバが選んだゲートウェイ装置が設
置されているエリアに対応して予め定めた緊急通報施設
に接続されるので、特番を入力したＩＰ電話端末は、ゲ
ートウェイ装置が設置されているエリアに応じた緊急通
報施設に接続され、このＩＰ電話端末の位置に応じた緊
急通報施設に通報できず、このため、警察等の救援支援
の即時性に欠けるという問題がある。
話システムにおける緊急呼接続方式は、ＩＰ電話端末に
特番が入力されると、ＩＰ電話端末は、緊急呼を要求す
る緊急呼要求信号を含んだ緊急呼ＩＰパケットを呼制御
サーバ送信し、呼制御サーバは、この緊急呼ＩＰパケッ
トを受け、都道府県単位に１〜３程度設置されたゲート
ウェイ装置のうちの例えば処理の込み具合の一番少ない
ゲートウェイ装置にこの緊急呼ＩＰパケットを送り、こ
の緊急呼ＩＰパケットを送られたゲートウェイ装置はこ
のＩＰパケットを電話網に流すための信号に変換してこ
のゲートウェイ装置が設置されているエリアに対応して
予め定めた緊急通報施設に電話網を介して接続するた
め、特番を入力したＩＰ電話端末は、緊急呼ＩＰパケッ
トを受けた呼制御サーバが選んだゲートウェイ装置が設
置されているエリアに対応して予め定めた緊急通報施設
に接続されるので、特番を入力したＩＰ電話端末は、ゲ
ートウェイ装置が設置されているエリアに応じた緊急通
報施設に接続され、このＩＰ電話端末の位置に応じた緊
急通報施設に通報できず、このため、警察等の救援支援
の即時性に欠けるという問題がある。
【０００５】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、特番を入力したＩＰ電話端末がこのＩＰ電
話端末の位置に応じた緊急通報施設に通報できるように
したＩＰ電話端末およびＩＰ電話システムにおける緊急
呼接続方式を提供することにある。
去するため、特番を入力したＩＰ電話端末がこのＩＰ電
話端末の位置に応じた緊急通報施設に通報できるように
したＩＰ電話端末およびＩＰ電話システムにおける緊急
呼接続方式を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のＩＰ電話端末
は、インターネット（以後、ＩＰネットワークと記
載。）に接続し特番の入力により緊急呼を前記ＩＰネッ
トワークに出力しこのＩＰネットワークを介して緊急通
報施設と接続するインターネット電話端末（以後、ＩＰ
電話端末と記載。）において、自ＩＰ電話端末の位置を
測定する位置測定部と、前記特番の入力により、前記緊
急呼を要求する信号と前記位置測定部が測定した自ＩＰ
電話端末の位置情報とを含んだインターネットプロトコ
ルパケット（以後、ＩＰパケットと記載。）を前記ＩＰ
ネットワークに送信し、前記緊急呼に応答したことを示
す前記位置情報に対応する前記緊急通報施設からの信号
を含んだＩＰパケットを前記ＩＰネットワークより受け
てこのＩＰネットワークを介して前記緊急通報施設と接
続する制御部と、を備えて構成されている。
は、インターネット（以後、ＩＰネットワークと記
載。）に接続し特番の入力により緊急呼を前記ＩＰネッ
トワークに出力しこのＩＰネットワークを介して緊急通
報施設と接続するインターネット電話端末（以後、ＩＰ
電話端末と記載。）において、自ＩＰ電話端末の位置を
測定する位置測定部と、前記特番の入力により、前記緊
急呼を要求する信号と前記位置測定部が測定した自ＩＰ
電話端末の位置情報とを含んだインターネットプロトコ
ルパケット（以後、ＩＰパケットと記載。）を前記ＩＰ
ネットワークに送信し、前記緊急呼に応答したことを示
す前記位置情報に対応する前記緊急通報施設からの信号
を含んだＩＰパケットを前記ＩＰネットワークより受け
てこのＩＰネットワークを介して前記緊急通報施設と接
続する制御部と、を備えて構成されている。
【０００７】また、本発明のＩＰ電話端末の前記位置測
定部は、ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム）
装置であり、前記位置情報は前記ＧＰＳ装置が測定した
前記ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と経度とを含むＧＰ
Ｓ座標としている。
定部は、ＧＰＳ（グローバルポジショニングシステム）
装置であり、前記位置情報は前記ＧＰＳ装置が測定した
前記ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と経度とを含むＧＰ
Ｓ座標としている。
【０００８】更に、本発明のＩＰ電話端末の前記緊急通
報施設は、前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座標の入る予
め定めたエリアに対応した緊急通報を受け付ける警察
署，消防署を含めた予め定めた施設としている。
報施設は、前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座標の入る予
め定めたエリアに対応した緊急通報を受け付ける警察
署，消防署を含めた予め定めた施設としている。
【０００９】本発明の第１のＩＰ電話システムにおける
緊急呼接続方式は、ＩＰネットワークと、このＩＰネッ
トワークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバ
と複数の緊急通報施設とを有し、特番の入力により、緊
急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末の位置情報とを含
んだＩＰパケットを送信し、要求した前記緊急呼に応答
したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受けて前記
緊急呼の応答元と前記ＩＰネットワークを介して接続す
る複数の前記ＩＰ電話端末と、複数の前記ＩＰ電話端末
のそれぞれのＩＰ電話端末が送信したＩＰパケットをそ
れぞれ受けこの受けたＩＰパケット内に前記緊急呼を要
求する信号が含まれているときに、この受けた前記ＩＰ
パケット内に含まれている前記位置情報に対応する緊急
通報施設を選定しこの選定した前記緊急通報施設と呼を
確立し、この呼を確立した前記緊急通報施設より前記緊
急呼に応答したことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケッ
トを受けてこのＩＰパケットを前記緊急通報施設を選定
したときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰパケットを送
信した前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御サーバと、前
記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記緊急呼に応答し
たことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制
御サーバに送りこの送ったＩＰパケットを前記呼制御サ
ーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前記ＩＰネ
ットワークを介して接続する複数の前記緊急通報施設
と、を備えて構成されている。
緊急呼接続方式は、ＩＰネットワークと、このＩＰネッ
トワークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバ
と複数の緊急通報施設とを有し、特番の入力により、緊
急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末の位置情報とを含
んだＩＰパケットを送信し、要求した前記緊急呼に応答
したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受けて前記
緊急呼の応答元と前記ＩＰネットワークを介して接続す
る複数の前記ＩＰ電話端末と、複数の前記ＩＰ電話端末
のそれぞれのＩＰ電話端末が送信したＩＰパケットをそ
れぞれ受けこの受けたＩＰパケット内に前記緊急呼を要
求する信号が含まれているときに、この受けた前記ＩＰ
パケット内に含まれている前記位置情報に対応する緊急
通報施設を選定しこの選定した前記緊急通報施設と呼を
確立し、この呼を確立した前記緊急通報施設より前記緊
急呼に応答したことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケッ
トを受けてこのＩＰパケットを前記緊急通報施設を選定
したときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰパケットを送
信した前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御サーバと、前
記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記緊急呼に応答し
たことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制
御サーバに送りこの送ったＩＰパケットを前記呼制御サ
ーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前記ＩＰネ
ットワークを介して接続する複数の前記緊急通報施設
と、を備えて構成されている。
【００１０】また、本発明の第１のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式の前記ＩＰ電話端末は、位置を測
定するＧＰＳ装置を備え、このＧＰＳ装置が測定した自
ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と経度とを含むＧＰＳ座
標を自ＩＰ電話端末の前記位置情報としている。
おける緊急呼接続方式の前記ＩＰ電話端末は、位置を測
定するＧＰＳ装置を備え、このＧＰＳ装置が測定した自
ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と経度とを含むＧＰＳ座
標を自ＩＰ電話端末の前記位置情報としている。
【００１１】本発明の第２のＩＰ電話システムにおける
緊急呼接続方式は、本発明の第１のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式に、更に、複数の予め定めたエリ
アに緊急通報を受け付ける警察署，消防署を含めた複数
の緊急通報施設をそれぞれ対応させて予め格納したデー
タベースと、前記ＩＰ電話端末より受けた前記ＩＰパケ
ット内に含まれている前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座
標の入る予め定めた前記エリアに対応する前記緊急通報
施設を前記データベースより検索しこの検索した前記緊
急通報施設を前記位置情報に対応する前記緊急通報施設
として選定する前記呼制御サーバと、を備えて構成され
ている。
緊急呼接続方式は、本発明の第１のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式に、更に、複数の予め定めたエリ
アに緊急通報を受け付ける警察署，消防署を含めた複数
の緊急通報施設をそれぞれ対応させて予め格納したデー
タベースと、前記ＩＰ電話端末より受けた前記ＩＰパケ
ット内に含まれている前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座
標の入る予め定めた前記エリアに対応する前記緊急通報
施設を前記データベースより検索しこの検索した前記緊
急通報施設を前記位置情報に対応する前記緊急通報施設
として選定する前記呼制御サーバと、を備えて構成され
ている。
【００１２】本発明の第３のＩＰ電話システムにおける
緊急呼接続方式は、ＩＰネットワークと、このＩＰネッ
トワークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバ
と複数の緊急通報施設とを有し、自ＩＰ電話端末の位置
を測定する位置測定部を有し、特番の入力により、緊急
呼を要求する緊急呼要求信号と前記位置測定部が測定し
た自ＩＰ電話端末の位置情報とを含んだＩＰパケットを
送信し、要求した前記緊急呼に応答したことを示すコネ
クト信号を含んだＩＰパケットを受けて前記緊急呼の応
答元と前記ＩＰネットワークを介して接続する複数の前
記ＩＰ電話端末と、複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれ
のＩＰ電話端末が送信したＩＰパケットをそれぞれ受け
この受けたＩＰパケット内に前記緊急呼要求信号が含ま
れているときに、この受けた前記ＩＰパケット内に含ま
れている前記位置情報に対応する緊急通報施設のＩＰア
ドレスを求めこの求めた前記ＩＰアドレスの緊急通報施
設と呼を確立し、この呼を確立した前記緊急通報施設よ
り前記コネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを受けて
このＩＰパケットを前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレ
スを求めたときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰパケッ
トを送信した前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御サーバ
と、前記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記コネクト
信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制御サーバに送
り、このコネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記
呼制御サーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前
記ＩＰネットワークを介して接続する複数の前記緊急通
報施設と、を備えて構成されている。
緊急呼接続方式は、ＩＰネットワークと、このＩＰネッ
トワークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバ
と複数の緊急通報施設とを有し、自ＩＰ電話端末の位置
を測定する位置測定部を有し、特番の入力により、緊急
呼を要求する緊急呼要求信号と前記位置測定部が測定し
た自ＩＰ電話端末の位置情報とを含んだＩＰパケットを
送信し、要求した前記緊急呼に応答したことを示すコネ
クト信号を含んだＩＰパケットを受けて前記緊急呼の応
答元と前記ＩＰネットワークを介して接続する複数の前
記ＩＰ電話端末と、複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれ
のＩＰ電話端末が送信したＩＰパケットをそれぞれ受け
この受けたＩＰパケット内に前記緊急呼要求信号が含ま
れているときに、この受けた前記ＩＰパケット内に含ま
れている前記位置情報に対応する緊急通報施設のＩＰア
ドレスを求めこの求めた前記ＩＰアドレスの緊急通報施
設と呼を確立し、この呼を確立した前記緊急通報施設よ
り前記コネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを受けて
このＩＰパケットを前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレ
スを求めたときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰパケッ
トを送信した前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御サーバ
と、前記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記コネクト
信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制御サーバに送
り、このコネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記
呼制御サーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前
記ＩＰネットワークを介して接続する複数の前記緊急通
報施設と、を備えて構成されている。
【００１３】また、本発明の第３のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式の前記ＩＰ電話端末は、位置を測
定するＧＰＳ装置を前記位置測定部として備え、このＧ
ＰＳ装置が測定した自ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と
経度とを含むＧＰＳ座標を自ＩＰ電話端末の前記位置情
報としている。
おける緊急呼接続方式の前記ＩＰ電話端末は、位置を測
定するＧＰＳ装置を前記位置測定部として備え、このＧ
ＰＳ装置が測定した自ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と
経度とを含むＧＰＳ座標を自ＩＰ電話端末の前記位置情
報としている。
【００１４】本発明の第４のＩＰ電話システムにおける
緊急呼接続方式は、本発明の第３のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式に、更に、複数の予め定めたエリ
アに緊急通報を受け付ける警察署，消防署を含めた複数
の緊急通報施設のＩＰアドレスをそれぞれ対応させて予
め格納したデータベースと、前記ＩＰ電話端末より受け
た前記ＩＰパケット内に含まれている前記位置情報の示
す前記ＧＰＳ座標の入る予め定めた前記エリアに対応す
る前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレスを前記データベ
ースより検索して前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレス
を求める前記呼制御サーバと、を備えて構成されてい
る。
緊急呼接続方式は、本発明の第３のＩＰ電話システムに
おける緊急呼接続方式に、更に、複数の予め定めたエリ
アに緊急通報を受け付ける警察署，消防署を含めた複数
の緊急通報施設のＩＰアドレスをそれぞれ対応させて予
め格納したデータベースと、前記ＩＰ電話端末より受け
た前記ＩＰパケット内に含まれている前記位置情報の示
す前記ＧＰＳ座標の入る予め定めた前記エリアに対応す
る前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレスを前記データベ
ースより検索して前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレス
を求める前記呼制御サーバと、を備えて構成されてい
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１６】図１は、本発明のＩＰ電話端末およびＩＰ
電話システムにおける緊急呼接続方式の一つの実施の形
態を示すブロック図である。
電話システムにおける緊急呼接続方式の一つの実施の形
態を示すブロック図である。
【００１７】図１に示す本実施の形態は、ＩＰネットワ
ーク２と、このＩＰネットワーク２に接続した複数のＩ
Ｐ電話端末１ａ〜１ｂと呼制御サーバ３と複数の緊急通
報施設５ａ〜５ｂ（例えば、警察署、消防署等）とを有
し、特番（例えば、１１０番、１１９番）の入力によ
り、緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末１の位置情
報とを含んだＩＰパケットを送信し、この要求した緊急
呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受
けて緊急呼の応答元とＩＰネットワーク２を介して接続
する複数のＩＰ電話端末１ａ〜１ｂと、複数のＩＰ電話
端末１ａ〜１ｂのそれぞれのＩＰ電話端末１が送信した
ＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケット内
に緊急呼を要求する信号が含まれているときに、この受
けたＩＰパケット内に含まれている位置情報に対応する
緊急通報施設５を選定しこの選定した緊急通報施設５と
呼を確立し、この呼を確立した緊急通報施設５より緊急
呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受
けてこのＩＰパケットを、この緊急通報施設５を選定し
たときの位置情報を含んだＩＰパケットを送信したＩＰ
電話端末１に送る呼制御サーバ３と、この呼制御サーバ
３と呼を確立し、緊急呼に応答したことを示す信号を含
んだＩＰパケットを呼制御サーバ３に送りこの送ったＩ
Ｐパケットを呼制御サーバ３が送信する送信先のＩＰ電
話端末１とＩＰネットワーク２を介して接続する複数の
緊急通報施設５ａ〜５ｂとにより構成されている。
ーク２と、このＩＰネットワーク２に接続した複数のＩ
Ｐ電話端末１ａ〜１ｂと呼制御サーバ３と複数の緊急通
報施設５ａ〜５ｂ（例えば、警察署、消防署等）とを有
し、特番（例えば、１１０番、１１９番）の入力によ
り、緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末１の位置情
報とを含んだＩＰパケットを送信し、この要求した緊急
呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受
けて緊急呼の応答元とＩＰネットワーク２を介して接続
する複数のＩＰ電話端末１ａ〜１ｂと、複数のＩＰ電話
端末１ａ〜１ｂのそれぞれのＩＰ電話端末１が送信した
ＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケット内
に緊急呼を要求する信号が含まれているときに、この受
けたＩＰパケット内に含まれている位置情報に対応する
緊急通報施設５を選定しこの選定した緊急通報施設５と
呼を確立し、この呼を確立した緊急通報施設５より緊急
呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰパケットを受
けてこのＩＰパケットを、この緊急通報施設５を選定し
たときの位置情報を含んだＩＰパケットを送信したＩＰ
電話端末１に送る呼制御サーバ３と、この呼制御サーバ
３と呼を確立し、緊急呼に応答したことを示す信号を含
んだＩＰパケットを呼制御サーバ３に送りこの送ったＩ
Ｐパケットを呼制御サーバ３が送信する送信先のＩＰ電
話端末１とＩＰネットワーク２を介して接続する複数の
緊急通報施設５ａ〜５ｂとにより構成されている。
【００１８】ＩＰ電話端末１は、自ＩＰ電話端末１の位
置を測定する位置測定部６と、特番の入力により、緊急
呼を要求する信号と位置測定部６が測定した自ＩＰ電話
端末１の位置情報とを含んだＩＰパケットをＩＰネット
ワーク２に送信し、この送信に対応して、緊急呼に応答
したことを示す、自ＩＰ電話端末１の位置情報に対応す
る緊急通報施設５からの信号を含んだＩＰパケットをＩ
Ｐネットワーク２より受けてこのＩＰネットワーク２を
介して緊急通報施設５と接続する制御部７とにより構成
されている。
置を測定する位置測定部６と、特番の入力により、緊急
呼を要求する信号と位置測定部６が測定した自ＩＰ電話
端末１の位置情報とを含んだＩＰパケットをＩＰネット
ワーク２に送信し、この送信に対応して、緊急呼に応答
したことを示す、自ＩＰ電話端末１の位置情報に対応す
る緊急通報施設５からの信号を含んだＩＰパケットをＩ
Ｐネットワーク２より受けてこのＩＰネットワーク２を
介して緊急通報施設５と接続する制御部７とにより構成
されている。
【００１９】位置測定部６は、例えばＧＰＳ（グローバ
ルポジショニングシステム）装置であり、位置情報はＧ
ＰＳ装置が測定したＩＰ電話端末１の位置を示す、例え
ば緯度と経度とを含むＧＰＳ座標である（高度を含めて
も良い）。
ルポジショニングシステム）装置であり、位置情報はＧ
ＰＳ装置が測定したＩＰ電話端末１の位置を示す、例え
ば緯度と経度とを含むＧＰＳ座標である（高度を含めて
も良い）。
【００２０】図１に示す本実施の形態は、更に、複数の
予め定めたエリアに緊急通報を受け付ける複数の緊急通
報施設５ａ〜５ｂをそれぞれ対応させて予め格納したデ
ータベース４を含み、呼制御サーバ３は、ＩＰ電話端末
１より受けたＩＰパケット内に含まれている位置情報の
示すＧＰＳ座標の入る予め定めたエリアに対応する緊急
通報施設５をデータベース４より検索しこの検索した緊
急通報施設５を位置情報に対応する緊急通報施設５とし
て選定する。以後、位置情報をＧＰＳ座標と記載する。
予め定めたエリアに緊急通報を受け付ける複数の緊急通
報施設５ａ〜５ｂをそれぞれ対応させて予め格納したデ
ータベース４を含み、呼制御サーバ３は、ＩＰ電話端末
１より受けたＩＰパケット内に含まれている位置情報の
示すＧＰＳ座標の入る予め定めたエリアに対応する緊急
通報施設５をデータベース４より検索しこの検索した緊
急通報施設５を位置情報に対応する緊急通報施設５とし
て選定する。以後、位置情報をＧＰＳ座標と記載する。
【００２１】次に、本実施の形態のＩＰ電話端末および
ＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式の動作を図２
及び図３を参照して詳細に説明する。
ＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式の動作を図２
及び図３を参照して詳細に説明する。
【００２２】図２は、本発明の実施の形態の動作の一例
を示す図であり、ＩＰ電話端末１と呼制御サーバ３と緊
急通報施設５との間の呼接続シーケンスとして、ＩＴＵ
−Ｔ（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｃｏｍｍ
ｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｕｎｉｏｎ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕ
ｎｉｃａｔｉｏｎ ＳｔａｎｄａｒｄｉｚａｔｉｏｎＳ
ｅｃｔｏｒ）内でＶｏＩＰに関して定められている勧告
であるＨ．３２３の接続シーケンスを使用した例を示し
ている。
を示す図であり、ＩＰ電話端末１と呼制御サーバ３と緊
急通報施設５との間の呼接続シーケンスとして、ＩＴＵ
−Ｔ（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｔｅｌｅｃｏｍｍ
ｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｕｎｉｏｎ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕ
ｎｉｃａｔｉｏｎ ＳｔａｎｄａｒｄｉｚａｔｉｏｎＳ
ｅｃｔｏｒ）内でＶｏＩＰに関して定められている勧告
であるＨ．３２３の接続シーケンスを使用した例を示し
ている。
【００２３】図３は、データベースの一例を示す図であ
り、特番Ａ（例えば１１０番）用のＧＰＳ座標−接続先
ＩＰアドレス対応表と、特番Ｂ（例えば１１９番）用の
ＧＰＳ座標−接続先ＩＰアドレス対応表とを示し、それ
ぞれの表は、予め定めた領域を示すエリア毎にこのエリ
アに対して予め定め緊急通報施設５（例えば、特番Ａの
場合は、エリア内の警察署等、また、特番Ｂの場合は、
エリア内のの消防署等）のＩＰアドレスがそれぞれ対応
づけられていることを示している。
り、特番Ａ（例えば１１０番）用のＧＰＳ座標−接続先
ＩＰアドレス対応表と、特番Ｂ（例えば１１９番）用の
ＧＰＳ座標−接続先ＩＰアドレス対応表とを示し、それ
ぞれの表は、予め定めた領域を示すエリア毎にこのエリ
アに対して予め定め緊急通報施設５（例えば、特番Ａの
場合は、エリア内の警察署等、また、特番Ｂの場合は、
エリア内のの消防署等）のＩＰアドレスがそれぞれ対応
づけられていることを示している。
【００２４】図１において、複数のＩＰ電話端末１ａ〜
１ｂのうちの例えばＩＰ電話端末１ａに対して、このＩ
Ｐ電話端末１ａのユーザが特番（例えば特番Ａ：１１０
番とする。）を入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端
末１ａは、緊急呼を要求する緊急呼要求信号（ＡＲＱ
（Ａｄｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）信号。この信
号内には着電話番号（この場合は特番Ａ）と自ＩＰ電話
端末１の電話番号（この場合はＩＰ電話端末１ａの電話
番号）とが含まれている。）と位置測定部６が測定した
自ＩＰ電話端末１ａのＧＰＳ座標とを含んだＩＰパケッ
トをＩＰネットワーク２を介して制御部７により呼制御
サーバ３に送信する（Ｓ１）。呼制御サーバ３は、ＩＰ
電話端末１ａが送信したＩＰパケットを受けこのＩＰパ
ケット内に緊急呼要求信号が含まれているときに、この
ＩＰパケット内に含まれているＧＰＳ座標に対応する緊
急通報施設５のＩＰアドレスをデータベース４にアクセ
スして求める。すなわち、ＩＰパケット内に含まれてい
る着電話番号（この場合は特番Ａ）とＧＰＳ座標とを取
り出し、着電話番号が特番Ａであるので、図３に示す特
番Ａ用のＧＰＳ座標−接続先ＩＰアドレス対応表より、
この取り出したＧＰＳ座標を含むエリアを探し、このＧ
ＰＳ座標を含んだエリアに対応するＩＰアドレスを検索
する（Ｓ２）。呼制御サーバ３は、ステップ２（Ｓ２）
でＩＰアドレスの検索をするとともに、呼を承認するメ
ッセージを示す呼承認信号（ＡＣＦ（Ａｄｍｉｓｓｉｏ
ｎ Ｃｏｎｆｉｒｍ）信号）を含んだＩＰパケットをＩ
Ｐネットワーク２を介してＩＰ電話端末１ａに送る（Ｓ
３）。ＩＰ電話端末１ａは、ＡＣＦ信号を含んだＩＰパ
ケットを制御部７により受けて呼の確立を試みるための
呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を含んだＩＰパケッ
トを制御部７により呼制御サーバ３送り（Ｓ４）、呼制
御サーバ３は、呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を含
んだＩＰパケットをＩＰ電話端末１ａより受けて、デー
タベース４より検索して求めたＩＰアドレスの緊急通報
施設５（例えば、緊急通報施設５ａとする。）へ呼の確
立を試みるための呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を
含んだＩＰパケットを送る（Ｓ５）、とともに、呼確立
のための手続きが開始されたことを通知するためのＣＡ
ＬＬ（Ｃａｌｌ Ｐｒｏｃｅｅｄｉｎｇ）信号を含んだ
ＩＰパケットをＩＰ電話端末１ａに送信する（Ｓ６）。
緊急通報施設５ａは、呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信
号）を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３より受け、
ＣＡＬＬ信号を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３に
送信する（Ｓ７）、とともに、呼開始要求信号（ＡＲＱ
（Ａｄｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）信号）を含ん
だＩＰパケットを呼制御サーバ３に送る（Ｓ８）。呼制
御サーバ３は、緊急通報施設５ａより呼の開始を要求す
る呼開始要求信号（ＡＲＱ信号）を含んだＩＰパケット
を受け、呼を承認するメッセージを示す呼承認信号（Ａ
ＣＦ信号）を含んだＩＰパケットを緊急通報施設５ａに
送り（Ｓ９）、緊急通報施設５ａは、呼承認信号（ＡＣ
Ｆ信号）を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３より受
けて、ＩＰ電話端末１ａの呼び鈴動作を開始したことを
通知する信号（Ａｌｅｒｔｉｎｇ信号）を含んだＩＰパ
ケットを呼制御サーバ３に送り（Ｓ１０）、呼制御サー
バ３は、このＡｌｅｒｔｉｎｇ信号を含んだＩＰパケッ
トをＩＰ電話端末１ａに送る（Ｓ１１）。また、緊急通
報施設５ａは、オフフック等により呼に応答したことを
通知するコネクト信号（Ｃｏｎｎｅｃｔ信号）を含んだ
ＩＰパケットを呼制御サーバ３に送り（Ｓ１２）、呼制
御サーバ３は、この緊急通報施設５ａよりコネクト信号
を含んだＩＰパケットを受けてこのＩＰパケットをＩＰ
電話端末１ａに送る（Ｓ１３）。そして、ＩＰ電話端末
１ａは、コネクト信号を含んだＩＰパケットを制御部７
により受け、ＩＰ電話端末１ａと緊急通報施設５ａとは
ＩＰネットワーク２を介して接続され通話が開始される
（Ｓ１４）。
１ｂのうちの例えばＩＰ電話端末１ａに対して、このＩ
Ｐ電話端末１ａのユーザが特番（例えば特番Ａ：１１０
番とする。）を入力して発信操作を行うと、ＩＰ電話端
末１ａは、緊急呼を要求する緊急呼要求信号（ＡＲＱ
（Ａｄｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）信号。この信
号内には着電話番号（この場合は特番Ａ）と自ＩＰ電話
端末１の電話番号（この場合はＩＰ電話端末１ａの電話
番号）とが含まれている。）と位置測定部６が測定した
自ＩＰ電話端末１ａのＧＰＳ座標とを含んだＩＰパケッ
トをＩＰネットワーク２を介して制御部７により呼制御
サーバ３に送信する（Ｓ１）。呼制御サーバ３は、ＩＰ
電話端末１ａが送信したＩＰパケットを受けこのＩＰパ
ケット内に緊急呼要求信号が含まれているときに、この
ＩＰパケット内に含まれているＧＰＳ座標に対応する緊
急通報施設５のＩＰアドレスをデータベース４にアクセ
スして求める。すなわち、ＩＰパケット内に含まれてい
る着電話番号（この場合は特番Ａ）とＧＰＳ座標とを取
り出し、着電話番号が特番Ａであるので、図３に示す特
番Ａ用のＧＰＳ座標−接続先ＩＰアドレス対応表より、
この取り出したＧＰＳ座標を含むエリアを探し、このＧ
ＰＳ座標を含んだエリアに対応するＩＰアドレスを検索
する（Ｓ２）。呼制御サーバ３は、ステップ２（Ｓ２）
でＩＰアドレスの検索をするとともに、呼を承認するメ
ッセージを示す呼承認信号（ＡＣＦ（Ａｄｍｉｓｓｉｏ
ｎ Ｃｏｎｆｉｒｍ）信号）を含んだＩＰパケットをＩ
Ｐネットワーク２を介してＩＰ電話端末１ａに送る（Ｓ
３）。ＩＰ電話端末１ａは、ＡＣＦ信号を含んだＩＰパ
ケットを制御部７により受けて呼の確立を試みるための
呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を含んだＩＰパケッ
トを制御部７により呼制御サーバ３送り（Ｓ４）、呼制
御サーバ３は、呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を含
んだＩＰパケットをＩＰ電話端末１ａより受けて、デー
タベース４より検索して求めたＩＰアドレスの緊急通報
施設５（例えば、緊急通報施設５ａとする。）へ呼の確
立を試みるための呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信号）を
含んだＩＰパケットを送る（Ｓ５）、とともに、呼確立
のための手続きが開始されたことを通知するためのＣＡ
ＬＬ（Ｃａｌｌ Ｐｒｏｃｅｅｄｉｎｇ）信号を含んだ
ＩＰパケットをＩＰ電話端末１ａに送信する（Ｓ６）。
緊急通報施設５ａは、呼確立要求信号（ＳＥＴＵＰ信
号）を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３より受け、
ＣＡＬＬ信号を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３に
送信する（Ｓ７）、とともに、呼開始要求信号（ＡＲＱ
（Ａｄｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ）信号）を含ん
だＩＰパケットを呼制御サーバ３に送る（Ｓ８）。呼制
御サーバ３は、緊急通報施設５ａより呼の開始を要求す
る呼開始要求信号（ＡＲＱ信号）を含んだＩＰパケット
を受け、呼を承認するメッセージを示す呼承認信号（Ａ
ＣＦ信号）を含んだＩＰパケットを緊急通報施設５ａに
送り（Ｓ９）、緊急通報施設５ａは、呼承認信号（ＡＣ
Ｆ信号）を含んだＩＰパケットを呼制御サーバ３より受
けて、ＩＰ電話端末１ａの呼び鈴動作を開始したことを
通知する信号（Ａｌｅｒｔｉｎｇ信号）を含んだＩＰパ
ケットを呼制御サーバ３に送り（Ｓ１０）、呼制御サー
バ３は、このＡｌｅｒｔｉｎｇ信号を含んだＩＰパケッ
トをＩＰ電話端末１ａに送る（Ｓ１１）。また、緊急通
報施設５ａは、オフフック等により呼に応答したことを
通知するコネクト信号（Ｃｏｎｎｅｃｔ信号）を含んだ
ＩＰパケットを呼制御サーバ３に送り（Ｓ１２）、呼制
御サーバ３は、この緊急通報施設５ａよりコネクト信号
を含んだＩＰパケットを受けてこのＩＰパケットをＩＰ
電話端末１ａに送る（Ｓ１３）。そして、ＩＰ電話端末
１ａは、コネクト信号を含んだＩＰパケットを制御部７
により受け、ＩＰ電話端末１ａと緊急通報施設５ａとは
ＩＰネットワーク２を介して接続され通話が開始される
（Ｓ１４）。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のＩＰ電話
端末およびＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式に
よれば、ＩＰ電話端末により、特番の入力に応答して緊
急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末の位置情報とを含
んだＩＰパケットを送信し、呼制御サーバにより、この
ＩＰパケットを受けこのＩＰパケットに緊急呼を要求す
る信号が含まれているときに、このＩＰパケットに含ま
れている位置情報に対応する緊急通報施設を選定しこの
選定した緊急通報施設と呼を確立し、呼制御サーバと呼
を確立した緊急通報施設は、緊急呼に応答したことを示
す信号を含んだＩＰパケットを呼制御サーバに送り、呼
制御サーバは、この緊急通報施設より緊急呼に応答した
ことを示す信号を含んだＩＰパケットを受けてこのＩＰ
パケットを緊急通報施設を選定したときの位置情報を含
んだＩＰパケットを送信したＩＰ電話端末に送り、ＩＰ
電話端末は、緊急呼に応答したことを示す信号を含んだ
ＩＰパケットを受けて緊急呼の応答元の緊急通報施設と
ＩＰネットワークを介して接続するため、呼制御サーバ
により、ＩＰ電話端末よりＩＰパケットを受けこのＩＰ
パケットに緊急呼を要求する信号が含まれているとき
に、このＩＰパケットに含まれている位置情報に応じた
緊急通報施設を選定しこの選定した緊急通報施設と呼を
確立してこの緊急通報施設と特番を入力したＩＰ電話端
末とを接続するので、特番を入力したＩＰ電話端末がこ
のＩＰ電話端末の位置に応じた緊急通報施設に通報でき
る。
端末およびＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方式に
よれば、ＩＰ電話端末により、特番の入力に応答して緊
急呼を要求する信号と自ＩＰ電話端末の位置情報とを含
んだＩＰパケットを送信し、呼制御サーバにより、この
ＩＰパケットを受けこのＩＰパケットに緊急呼を要求す
る信号が含まれているときに、このＩＰパケットに含ま
れている位置情報に対応する緊急通報施設を選定しこの
選定した緊急通報施設と呼を確立し、呼制御サーバと呼
を確立した緊急通報施設は、緊急呼に応答したことを示
す信号を含んだＩＰパケットを呼制御サーバに送り、呼
制御サーバは、この緊急通報施設より緊急呼に応答した
ことを示す信号を含んだＩＰパケットを受けてこのＩＰ
パケットを緊急通報施設を選定したときの位置情報を含
んだＩＰパケットを送信したＩＰ電話端末に送り、ＩＰ
電話端末は、緊急呼に応答したことを示す信号を含んだ
ＩＰパケットを受けて緊急呼の応答元の緊急通報施設と
ＩＰネットワークを介して接続するため、呼制御サーバ
により、ＩＰ電話端末よりＩＰパケットを受けこのＩＰ
パケットに緊急呼を要求する信号が含まれているとき
に、このＩＰパケットに含まれている位置情報に応じた
緊急通報施設を選定しこの選定した緊急通報施設と呼を
確立してこの緊急通報施設と特番を入力したＩＰ電話端
末とを接続するので、特番を入力したＩＰ電話端末がこ
のＩＰ電話端末の位置に応じた緊急通報施設に通報でき
る。
【図１】本発明のＩＰ電話端末およびＩＰ電話システム
における緊急呼接続方式の一つの実施の形態を示すブロ
ック図である。
における緊急呼接続方式の一つの実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図２】本発明の実施の形態の動作の一例を示す図であ
る。
る。
【図３】データベースの一例を示す図である。
【図４】従来のＩＰ電話システムにおける緊急呼接続方
式のブロック図である。
式のブロック図である。
１ ＩＰ電話端末
２ ＩＰネットワーク
３ 呼制御サーバ
４ データベース
５ 緊急通報施設
６ 位置測定部
７ 制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5K024 AA76 BB04 CC11 DD01 GG01
GG05 GG10
5K030 GA16 HA08 HB11 HC01 JT01
KA01 KA05 KA07 LB01
5K051 AA08 BB02 CC07 DD15 EE01
EE02 HH19
5K101 KK14 LL12 MM07 NN02 NN14
NN21 RR12 RR27 SS07 TT01
Claims (11)
- 【請求項１】 インターネット（以後、ＩＰネットワー
クと記載。）に接続し特番の入力により緊急呼を前記Ｉ
Ｐネットワークに出力しこのＩＰネットワークを介して
緊急通報施設と接続するインターネット電話端末（以
後、ＩＰ電話端末と記載。）において、 自ＩＰ電話端末の位置を測定する位置測定部と、 前記特番の入力により、前記緊急呼を要求する信号と前
記位置測定部が測定した自ＩＰ電話端末の位置情報とを
含んだインターネットプロトコルパケット（以後、ＩＰ
パケットと記載。）を前記ＩＰネットワークに送信し、
前記緊急呼に応答したことを示す前記位置情報に対応す
る前記緊急通報施設からの信号を含んだＩＰパケットを
前記ＩＰネットワークより受けてこのＩＰネットワーク
を介して前記緊急通報施設と接続する送受信部と、 を備えたことを特徴とするＩＰ電話端末。 - 【請求項２】 前記位置測定部は、ＧＰＳ（グローバル
ポジショニングシステム）装置であり、前記位置情報は
前記ＧＰＳ装置が測定した前記ＩＰ電話端末の位置を示
す緯度と経度とを含むＧＰＳ座標としたことを特徴とす
る請求項１記載のＩＰ電話端末。 - 【請求項３】 前記緊急通報施設は、前記位置情報の示
す前記ＧＰＳ座標の入る予め定めたエリアに対応した緊
急通報を受け付ける警察署，消防署を含めた予め定めた
施設としたことを特徴とする請求項２記載のＩＰ電話端
末。 - 【請求項４】 ＩＰネットワークと、このＩＰネットワ
ークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバと複
数の緊急通報施設とを有し、 特番の入力により、緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話
端末の位置情報とを含んだＩＰパケットを送信し、要求
した前記緊急呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰ
パケットを受けて前記緊急呼の応答元と前記ＩＰネット
ワークを介して接続する複数の前記ＩＰ電話端末と、 複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれのＩＰ電話端末が送
信したＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケ
ット内に前記緊急呼を要求する信号が含まれているとき
に、この受けた前記ＩＰパケット内に含まれている前記
位置情報に対応する緊急通報施設を選定しこの選定した
前記緊急通報施設と呼を確立し、この呼を確立した前記
緊急通報施設より前記緊急呼に応答したことを示す信号
を含んだ前記ＩＰパケットを受けてこのＩＰパケットを
前記緊急通報施設を選定したときの前記位置情報を含ん
だ前記ＩＰパケットを送信した前記ＩＰ電話端末に送る
前記呼制御サーバと、 前記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記緊急呼に応答
したことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼
制御サーバに送りこの送ったＩＰパケットを前記呼制御
サーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前記ＩＰ
ネットワークを介して接続する複数の前記緊急通報施設
と、 を備えたことを特徴とするＩＰ電話システムにおける緊
急呼接続方式。 - 【請求項５】 ＩＰネットワークと、このＩＰネットワ
ークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバと複
数の緊急通報施設とを有し、 特番の入力により、緊急呼を要求する信号と自ＩＰ電話
端末の位置情報とを含んだＩＰパケットを送信し、要求
した前記緊急呼に応答したことを示す信号を含んだＩＰ
パケットを受けて前記緊急呼の応答元と前記ＩＰネット
ワークを介して接続する複数の前記ＩＰ電話端末と、 複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれのＩＰ電話端末が送
信したＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケ
ット内に前記緊急呼を要求する信号が含まれているとき
に、この受けた前記ＩＰパケット内に含まれている前記
位置情報に対応する緊急通報施設を選定しこの選定した
前記緊急通報施設へ呼の確立を試みるための呼確立要求
信号を含んだＩＰパケットを送り、このＩＰパケットを
送った前記緊急通報施設より呼の開始を要求する呼開始
要求信号を含んだＩＰパケットを受け、呼を承認するメ
ッセージを示す呼承認信号を含んだＩＰパケットを前記
緊急通報施設に送り、この緊急通報施設より前記緊急呼
に応答したことを示す信号を含んだ前記ＩＰパケットを
受けてこのＩＰパケットを前記緊急通報施設を選定した
ときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰパケットを送信し
た前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御サーバと、 前記呼確立要求信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼
制御サーバより受け、前記呼開始要求信号を含んだＩＰ
パケットを前記呼制御サーバに送り、前記呼承認信号を
含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制御サーバより受けて
前記緊急呼に応答したことを示す信号を含んだ前記ＩＰ
パケットを前記呼制御サーバに送りこの送ったＩＰパケ
ットを前記呼制御サーバが送信する送信先の前記ＩＰ電
話端末と前記ＩＰネットワークを介して接続する複数の
前記緊急通報施設と、 を備えたことを特徴とするＩＰ電話システムにおける緊
急呼接続方式。 - 【請求項６】 前記ＩＰ電話端末は、位置を測定するＧ
ＰＳ装置を備え、このＧＰＳ装置が測定した自ＩＰ電話
端末の位置を示す緯度と経度とを含むＧＰＳ座標を自Ｉ
Ｐ電話端末の前記位置情報としたことを特徴とする請求
項４又は５記載のＩＰ電話システムにおける緊急呼接続
方式。 - 【請求項７】 複数の予め定めたエリアに緊急通報を受
け付ける警察署，消防署を含めた複数の緊急通報施設を
それぞれ対応させて予め格納したデータベースと、 前記ＩＰ電話端末より受けた前記ＩＰパケット内に含ま
れている前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座標の入る予め
定めた前記エリアに対応する前記緊急通報施設を前記デ
ータベースより検索しこの検索した前記緊急通報施設を
前記位置情報に対応する前記緊急通報施設として選定す
る前記呼制御サーバと、 を備えたことを特徴とする請求項６記載のＩＰ電話シス
テムにおける緊急呼接続方式。 - 【請求項８】 ＩＰネットワークと、このＩＰネットワ
ークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバと複
数の緊急通報施設とを有し、 自ＩＰ電話端末の位置を測定する位置測定部を有し、特
番の入力により、緊急呼を要求する緊急呼要求信号と前
記位置測定部が測定した自ＩＰ電話端末の位置情報とを
含んだＩＰパケットを送信し、要求した前記緊急呼に応
答したことを示すコネクト信号を含んだＩＰパケットを
受けて前記緊急呼の応答元と前記ＩＰネットワークを介
して接続する複数の前記ＩＰ電話端末と、 複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれのＩＰ電話端末が送
信したＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケ
ット内に前記緊急呼要求信号が含まれているときに、こ
の受けた前記ＩＰパケット内に含まれている前記位置情
報に対応する緊急通報施設のＩＰアドレスを求めこの求
めた前記ＩＰアドレスの緊急通報施設と呼を確立し、こ
の呼を確立した前記緊急通報施設より前記コネクト信号
を含んだ前記ＩＰパケットを受けてこのＩＰパケットを
前記緊急通報施設の前記ＩＰアドレスを求めたときの前
記位置情報を含んだ前記ＩＰパケットを送信した前記Ｉ
Ｐ電話端末に送る前記呼制御サーバと、 前記呼制御サーバと前記呼を確立し、前記コネクト信号
を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制御サーバに送り、
このコネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制
御サーバが送信する送信先の前記ＩＰ電話端末と前記Ｉ
Ｐネットワークを介して接続する複数の前記緊急通報施
設と、 を備えたことを特徴とするＩＰ電話システムにおける緊
急呼接続方式。 - 【請求項９】 ＩＰネットワークと、このＩＰネットワ
ークに接続した複数のＩＰ電話端末と呼制御サーバと複
数の緊急通報施設とを有し、 自ＩＰ電話端末の位置を測定する位置測定部を有し、特
番の入力により、緊急呼を要求する緊急呼要求信号と前
記位置測定部が測定した自ＩＰ電話端末の位置情報とを
含んだＩＰパケットを送信し、要求した前記緊急呼に応
答したことを示すコネクト信号を含んだＩＰパケットを
受けて前記緊急呼の応答元と前記ＩＰネットワークを介
して接続する複数の前記ＩＰ電話端末と、 複数の前記ＩＰ電話端末のそれぞれのＩＰ電話端末が送
信したＩＰパケットをそれぞれ受けこの受けたＩＰパケ
ット内に前記緊急呼要求信号が含まれているときに、こ
の受けた前記ＩＰパケット内に含まれている前記位置情
報に対応する緊急通報施設のＩＰアドレスを求めこの求
めた前記ＩＰアドレスの緊急通報施設へ呼の確立を試み
るための呼確立要求信号を含んだＩＰパケットを送り、
このＩＰパケットを送った前記緊急通報施設より呼の開
始を要求する呼開始要求信号を含んだＩＰパケットを受
け、呼を承認するメッセージを示す呼承認信号を含んだ
ＩＰパケットを前記緊急通報施設に送り、この緊急通報
施設より前記コネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを
受けてこのＩＰパケットを前記緊急通報施設の前記ＩＰ
アドレスを求めたときの前記位置情報を含んだ前記ＩＰ
パケットを送信した前記ＩＰ電話端末に送る前記呼制御
サーバと、 前記呼確立要求信号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼
制御サーバより受け、前記呼開始要求信号を含んだ前記
ＩＰパケットを前記呼制御サーバに送り、前記呼承認信
号を含んだ前記ＩＰパケットを前記呼制御サーバより受
けて、前記コネクト信号を含んだ前記ＩＰパケットを前
記呼制御サーバに送り、このコネクト信号を含んだ前記
ＩＰパケットを前記呼制御サーバが送信する送信先の前
記ＩＰ電話端末と前記ＩＰネットワークを介して接続す
る複数の前記緊急通報施設と、 を備えたことを特徴とするＩＰ電話システムにおける緊
急呼接続方式。 - 【請求項１０】 前記ＩＰ電話端末は、位置を測定する
ＧＰＳ装置を前記位置測定部として備え、このＧＰＳ装
置が測定した自ＩＰ電話端末の位置を示す緯度と経度と
を含むＧＰＳ座標を自ＩＰ電話端末の前記位置情報とし
たことを特徴とする請求項８又は９記載のＩＰ電話シス
テムにおける緊急呼接続方式。 - 【請求項１１】 複数の予め定めたエリアに緊急通報を
受け付ける警察署，消防署を含めた複数の緊急通報施設
のＩＰアドレスをそれぞれ対応させて予め格納したデー
タベースと、 前記ＩＰ電話端末より受けた前記ＩＰパケット内に含ま
れている前記位置情報の示す前記ＧＰＳ座標の入る予め
定めた前記エリアに対応する前記緊急通報施設の前記Ｉ
Ｐアドレスを前記データベースより検索して前記緊急通
報施設の前記ＩＰアドレスを求める前記呼制御サーバ
と、 を備えたことを特徴とする請求項１０記載のＩＰ電話シ
ステムにおける緊急呼接続方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395109A JP2003198757A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | インターネット電話端末およびインターネット電話システムにおける緊急呼接続方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001395109A JP2003198757A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | インターネット電話端末およびインターネット電話システムにおける緊急呼接続方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003198757A true JP2003198757A (ja) | 2003-07-11 |
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ID=27601626
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001395109A Pending JP2003198757A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | インターネット電話端末およびインターネット電話システムにおける緊急呼接続方式 |
Country Status (1)
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|---|---|
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