JP2003198643A - データスライス回路 - Google Patents

データスライス回路

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JP2003198643A
JP2003198643A JP2001401330A JP2001401330A JP2003198643A JP 2003198643 A JP2003198643 A JP 2003198643A JP 2001401330 A JP2001401330 A JP 2001401330A JP 2001401330 A JP2001401330 A JP 2001401330A JP 2003198643 A JP2003198643 A JP 2003198643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復調信号を精度良く2値化することができる
データスライス回路を提供する。 【解決手段】 復調信号に基づいて該復調信号をスライ
スするためのスライスレベルを作成し出力するスライス
レベル作成器と、第1及び第2の入力端子を有する比較
回路であって前記第1の入力端子から入力される前記復
調信号と前記スライスレベル作成器から出力されるスラ
イスレベルとを比較する比較回路と、を備え、前記復調
信号を2値化して出力するデータスライサと、前記復調
信号が所定の範囲内の振幅を有している場合に、前記デ
ータスライサを動作させる制御信号を出力するレベル検
知回路とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブルートゥース
(Bluetooth)等の無線通信装置に用いられる
データスライサに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、無線LAN(ocal re
etwork)や携帯電話など無線通信システム
において、スペクトラム拡散技術が利用されている。ス
ペクトラム拡散技術とは、データ信号に依存しない符号
を用いることにより、データ伝送に必要な周波数帯域幅
よりも広い周波数帯域に信号を拡散して、送信対象のデ
ータ伝送を行う技術である。
【0003】一般に、スペクトラム拡散技術を利用した
無線通信システムにおいては、送信側において音声等の
入力信号が変調回路において変調され、変調信号が形成
される。拡散符号を用いて変調信号をスペクトラム拡散
させた後、スペクトラム拡散信号を相手側に送信する。
受信側においては、送信側と同じ拡散符号を用いてスペ
クトラム拡散信号を復調する。復調された信号はデータ
スライサを用いてデジタル信号に変換される。
【0004】図12は、一般的なデータスライサの回路
図である。図12に示すように、データスライサ501
は、復調器(復調回路)502の出力側に接続される。
データスライサ501は、コンパレータ(電圧比較回
路)503とローパスフィルタ(ow ass
ilter:LPF)504とを含む。
【0005】復調回路502の出力側は、コンパレータ
503の第1入力端子T1に接続されるとともに、ロー
パスフィルタ504の入力側にも接続されている。ロー
パスフィルタ504の出力は、コンパレータ503の第
2入力端子T2に接続されている。コンパレータ503
の出力端子は、データスライサ501の出力端子を構成
する。ローパスフィルタ504は復調回路502からの
入力のうちの低周波成分のみを通過する。コンパレータ
503は、復調回路502の出力電圧とローパスフィル
タ504の出力電圧とを比較して高低いずれか一方の信
号のみを出力することにより、復調回路502の出力を
2値化して出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14を参
照して、上記のデータスライサ501を用いた場合の問
題点について説明する。図13はアナログ復調データ信
号波形とスライスレベルとの関係と、データスライス出
力信号波形とを示す図であって、スライスレベルが低周
波成分に追従する場合の状況を示す図である。スライス
レベルが低周波成分に追従すると、データ“1”又は
“0”が連続する連続ビットが存在する場合に、これら
の連続“1”ビットや連続“0”ビットが低周波成分と
見なされてしまう可能性がある。
【0007】図13に示すように、スライスレベルが連
続ビットに追従することにより、復調信号を正確には2
値化できなくなる可能性がある。例えば、図13の右端
に存在するアナログ信号に対しては、スライスレベルが
ローレベルとほぼ一致しているため、正確な2値化がで
きていない。
【0008】加えて、スライスレベルがローレベルとほ
ぼ一致すると、様々なノイズの影響を受けやすい。受信
信号が全く存在しない場合においても、コンパレータ5
03が動作し、破線で示すように出力DCレベルに
“0”,“1”の信号が現れる可能性がある。
【0009】図14は、アナログ復調データ信号波形と
スライスレベルとの関係と、データスライス出力信号波
形とを示す図であって、スライスレベルの低周波成分に
対する追従を少なくした場合の状況を示す図である。図
14に示すように、復調器への入力信号が存在しない場
合における復調器の出力DCレベルと、復調器への入力
信号が存在する場合における復調器の出力DCレベルと
が異なる。従って、TDMA方式やFHホッピング方式
など、信号が時分割されている方式を用いた場合に、復
調器から出力されるDCレベルの入力信号の有無による
急激な変動にスライスレベルが追随できなくなる可能性
がある。
【0010】例えば、図14に示すようにスライスレベ
ルが最適な値に設定されていないため、正確な2値化が
できなくなる可能性がある。図14では、左から3番目
のアナログ信号“1”がデータスライサ出力信号では
“0”として出力されてしまう。本発明の目的は、復調
信号を精度良く2値化できるデータスライサを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、復調信号に基づいて該復調信号をスライスするため
のスライスレベルを作成し出力するスライスレベル作成
器と、第1及び第2の入力端子を有する比較回路であっ
て前記第1の入力端子から入力される前記復調信号と前
記スライスレベル作成器から出力されるスライスレベル
とを比較する比較回路と、を備え、前記復調信号を2値
化して出力するデータスライサと、前記復調信号が所定
の範囲内の振幅を有している場合に、前記データスライ
サを動作させる制御信号を出力するレベル検知回路とを
有するデータスライス回路が提供される。
【0012】上記データスライス回路においては、前記
復調信号を受信しない場合には、前記データスライサが
動作しない。従って、前記復調信号を受信しない期間内
においてノイズなどの影響を受けにくい。加えて、前記
データスライサは、前記レベル検知回路の出力に基づい
て動作するため、スライスレベルは、復調信号を受信し
た際のDCレベルの変動の影響を受けにくい。
【0013】前記スライスレベル作成器は、前記復調信
号の最大ピーク値と最小ピーク値とを更新しつつ記憶
し、記憶された前記最大ピーク値と前記最小ピーク値と
の中間値を求めてスライスレベルとするのが好ましい。
前記最大ピーク値と前記最小ピーク値との中間値をスラ
イスレベルとするので、スライスレベルの決定が迅速で
あり、かつ、スライスレベル作成器の構成も簡単にな
る。前記復調信号の最大ピーク値と最小ピーク値とは常
に更新されるため、受信キャリア周波数ドリフト等によ
るDCレベル変動に対して追随することができる。
【0014】前記スライスレベル作成器は、さらに、前
記最大ピーク値と前記最小ピーク値との差が前記所定の
範囲を超えている超過期間中、前記スライスレベルを更
新せずに前記超過期間の直前のスライスレベルに保持す
るスライスレベル保持回路を有するのが好ましい。
【0015】ノイズなどの突発的なピーク値の変動があ
った場合にはピーク値を更新しないため、スライスレベ
ルに対するノイズなどの影響を低減できる。前記スライ
スレベル作成器は、入力信号レベルの変化分を検出する
レベル変化検出回路と、前記スライスレベルと前記変化
分との加算値を新たなスライスレベルとして出力するス
ライスレベル更新回路とを有するのが好ましい。
【0016】ピーク値の変動に対してより忠実にスライ
スレベルを変動させることができ、スライスレベルの作
成精度を高めることができる。前記レベル変化検出回路
は、前記2値化されたデータのゼロクロスポイントを起
点とした前後1ビット時間の1/2の時点における前記
復調信号の値の差を前記変化分とするのが好ましい。
【0017】最大ピーク値を探す必要がなくなり、より
簡単に変化分、従ってスライスレベルを求めることがで
きる。前記スライスレベル作成器は、さらに、前記変化
分が規定された値を超えている期間中、前記変化分をゼ
ロとするレベル変化規制回路を有するのが好ましい。ノ
イズなどによる突発的なピーク値の変動があり、変化分
が大きすぎた場合でも、スライスレベルを適切な値に保
つ。
【0018】本発明の他の観点によれば、復調信号に基
づいて該復調信号をスライスするためのスライスレベル
作成回路であって、第1のスライスレベルを作成し出力
する第1のスライスレベル作成器と該第1のスライスレ
ベルとは異なる特性を有する第2のスライスレベルを作
成し出力する第2のスライスレベル作成器とを有するス
ライスレベル作成回路と、第1及び第2の入力端子を有
する比較回路であって前記第1の入力端子から入力され
る前記復調信号と前記第1のスライスレベル及び前記第
2のスライスレベルのいずれか一方とを比較する比較回
路と、を備え、前記復調信号を2値化して出力するデー
タスライサと、前記復調信号が所定の範囲内の振幅を有
している場合に、前記第1のスライスレベル作成器と前
記第2のスライスレベル作成器とを動作させることがで
きる制御信号を出力するレベル検知回路と、前記第1の
スライスレベル作成器と前記第2のスライスレベル作成
器とのいずれに対して前記制御信号を出力するかを選択
するとともに、選択された方の出力を前記比較回路の前
記第2の端子に入力させるスライスレベル切り替えスイ
ッチとを有するデータスライス回路が提供される。復調
信号が受信されている期間のうちの受信初期と、その後
とで異なる特性のスライスレベルを用いてデータの2値
化を行うことができる。
【0019】前記第1のスライスレベル作成器は、前記
復調信号の最大ピーク値と最小ピーク値とを更新しつつ
記憶し、記憶された前記最大ピーク値と前記最小ピーク
値との中間値を求めてスライスレベルとする回路であ
り、前記制御信号が出力されている制御信号出力期間の
うちの初期期間内に選択されるのが好ましい。初期期間
内において、迅速にスライスレベルを決定することによ
り、例えばプリアンブル信号に対応させることができ
る。
【0020】前記第2のスライスレベル作成器は、入力
信号レベルの変化分を検出するレベル変化検出回路と、
前記スライスレベルと前記変化分との加算値を新たなス
ライスレベルとして出力するスライスレベル更新回路と
を有し、前記制御信号が出力されている制御信号出力期
間のうちの前記初期期間経過後に選択されるのが好まし
い。
【0021】初期期間経過後は、スライスレベルを精度
良く求めることにより、データ全体を精度良く2値化す
ることができる。さらに、前記第1のスライスレベル作
成器と前記第2のスライスレベル作成器との切り替え時
に、前記比較回路に対して切り替え前のスライスレベル
を出力するスライスレベル初期設定回路を有するのが好
ましい。前記第1のスライスレベル作成器と前記第2の
スライスレベル作成器との切り替え時に、スライスレベ
ルの初期値を新たに設定する場合に比べて、より精度の
高いスライスレベルを得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本明細書において、2値化回路を
データスライサ(以下「DS」と称す。)と称し、DS
に加えてDSの動作を制御するために付加されたレベル
検知回路や制御回路(制御部)などを含む回路をデータ
スライス回路(以下「DS回路」と称す)と称する。
【0023】以下、本発明の第1の実施の形態によるD
S回路について、図1から図4までを参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態によるDS回路
を含む無線受信回路の回路図である。図2は、図1のD
S回路に用いられるレベル検知回路の具体的な回路図で
ある。図3は、DS回路の回路例を示す図である。図4
は、DS回路の動作波形を示す図である。
【0024】図1に示すように、本実施の形態によるD
S回路を含む無線受信回路Aは、アンテナ100と、ロ
ーノイズアンプ(LNA)101と、ミキサ102と、
ローカル信号発生器103とを含む。さらに、無線受信
回路Aは、バンドパスフィルタ(BPF)104と、利
得制御(AGC)アンプ105と、復調回路Bと、DS
109と、レベル検知回路110とを含む。復調回路B
は、復調回路用ミキサ106と、移相回路107と、ロ
ーパスフィルタ(LPF)108とを含む。DS回路
は、DS109とレベル検知回路110とを含む。
【0025】アンテナ100により受信されたRF受信
信号は、LNA101により増幅される。次いで、ミキ
サ102においてローカル信号発生器103からのロー
カル信号とミキシングされる。ミキシングされた信号
は、BPF104においてダウンコンバージョンされた
後にBPF104から出力される。この出力は3分岐さ
れる。3分岐された出力信号は、復調回路用ミキサ10
6と、移相回路107と、レベル検知回路110とに入
力される。移相回路107に入力した信号は、90度移
相を回転させる。レベル検知回路110は、入力信号の
有無を調べる。
【0026】移相回路107の出力と、利得制御(AG
C)アンプ105の出力とが、復調回路用ミキサ106
に入力されることにより、復調回路用ミキサ106から
アナログ復調信号が出力される。アナログ復調信号中の
高周波成分は、LPF108において除去され、LPF
108から出力される低周波成分が、DS109に入力
される。入力信号は、DS109において2値化され
る。DS109は、レベル検知回路110からの制御信
号S1によりON/OFFされる。
【0027】図2は、DS回路のうち、主としてレベル
検知回路110の具体的な構成を示す図である。併せ
て、復調回路BとDS109とを示す。図2に示すよう
に、DS回路に含まれるレベル検知回路110は、例え
ば、積分回路131とスイッチ133とを含む。スイッ
チ133は、例えば図示するFETである。積分回路1
31の出力はスイッチ(FET)133のゲート端子G
に接続されている。FET133のソース端子Sは接地
(GND)されており、ドレイン端子Dは電源電圧VDD
に接続されている。ソース端子Sと電源電圧VDDとの間
には、負荷抵抗135が設けられている。FET133
の出力は、DS109に入力される。積分回路131
は、入力信号幅に応じてDC電位が変化する回路の例で
あり、代わりに2乗和回路などを用いることもできる。
【0028】図3は、DS回路のうち主としてDS10
9の具体的な構成を示す図である。併せて、復調回路B
とレベル検知回路110とを示す。図3に示すように、
DS109は、1つのスライスレベル作成器121と1
つのコンパレータ(比較回路)126とを有している。
復調回路Bからの出力であるアナログ復調信号と、該ア
ナログ復調信号が入力されるレベル検知回路110から
の出力である信号レベル検知信号とがスライスレベル作
成器121に入力される。復調回路Bの出力信号とスラ
イスレベル作成器121の出力信号とが、コンパレータ
126の2つの入力端子にそれぞれ入力される。コンパ
レータ126の出力がDS109の出力となる。
【0029】図4に、本実施の形態によるDS回路を含
む無線受信回路の動作を示す。時間t1において入力変
調信号が利得制御(AGC)アンプ105を介してレベ
ル検知回路110に入力されると、レベル検知回路11
0の出力信号は、ロー(L)からハイ(H)に変化す
る。より詳細には、入力変調信号の振幅は、時間t1の
前後で大きく変化し、時間t1以後は大きな振幅を持つ
ようになる。積分回路131(図2)は、入力信号の振
幅幅に応じてDC電位が変化する回路である。積分回路
131の出力は、スイッチ133のゲート端子に入力さ
れている。積分回路131のDC電位の変化により、ス
イッチ133がオン/オフし、スイッチ133の出力端
137の電位をハイ又はローに変化させる。
【0030】この出力端137の電位がDS109に入
力され、DS109のスライスレベルを、時間t1より
前にはMIN値に固定し、時間t1より後はMAX値と
MIN値との間の値に保持する。上記のDS回路におい
ては、無線入力信号がある一定のレベル(受信可能レベ
ル)であることを検知するレベル検知回路110を有
し、レベル検知回路110からの出力信号に連動してD
S109の動作が制御されるため、受信信号が存在しな
い場合における誤動作の可能性が低減する。また、信号
検知回路により検知された後にスライスレベル作成回路
が動作するため、信号の有無による復調アナログ出力D
Cレベルの急激な変化を緩和することができ、精度の良
いスライスレベルを作成することができる。
【0031】次に、本発明の第1の実施の形態に第1変
形例によるDS回路について、図5を参照して説明す
る。図5に示すDS回路のうちDS109は、図12に
示した一般的なデータスライサ501と同様の回路構成
を有している。但し、本発明の第1の実施の形態による
DS回路と同様に、DS109に、さらに、レベル検知
回路110が接続されている。
【0032】図5に示すように、本発明の第1の実施の
形態の第1変形例によれば、DS109は、LPF15
0とコンパレータ156とを有している。LPF150
は、抵抗151と、該抵抗とソース−ドレイン間が直列
接続されるスイッチ155を有している。復調回路Bか
らの出力は、抵抗151とスイッチ155との直列接続
と、スイッチ155とコンパレータ156の入力端子と
の間の節点と接地GNDとの間に設けられたキャパシタ
153を有している。
【0033】図5に示すDS回路を用いても、無線受信
信号がある一定のレベル(受信可能レベル)であること
を検知するレベル検知回路110に連動してDSの動作
を制御する回路により、無線受信信号が存在しない場合
における誤動作の可能性が低減する。次に、本発明の第
2の実施の形態によるDS回路について、図6及び図7
を参照して説明する。
【0034】図6は、本発明の第2の実施の形態による
DS回路を示す図である。図7は、図6のDS回路を含
む無線受信装置の動作波形例である。尚、無線受信装置
の全体構成は図1と同様である。従って、適宜、図1を
参照する。図6に示すように、DS回路に含まれるDS
200は、第1のスライスレベル作成器201と第2の
スライスレベル作成器202と、第1のAND回路20
3とカウンタ204と、切り替えスイッチ205と、コ
ンパレータ206と、一方の入力にNOT回路が設けら
れた第2のAND回路207とを有している。
【0035】例えば、第1のスライスレベル作成器20
1は、短時間でスライスレベルが決定できる。第1のス
ライスレベル作成器201は、スライスレベルの作成精
度が高い。アナログ復調信号は、第1のスライスレベル
作成器201と、第2のスライスレベル作成器202の
第2の入力端子と、コンパレータ206の第1の入力端
子とに入力される。信号レベル検知信号は、第1のAN
D回路203の一方の入力端子と、インバータ回路付き
の第2のAND回路207の一方の入力端子とカウンタ
204の入力端子とに接続されている。切り替えスイッ
チ205は、カウンタ204の出力により、第1のスラ
イスレベル作成器201と、これとは異なる特性を有す
る第2のスライスレベル作成器202とのいずれの出力
をコンパレータ206の第2の入力端子に入力するかを
決める。
【0036】カウンタ204の出力は、さらに、第1の
AND回路203の他方の入力端子と、第2のAND回
路207の他方の入力端子とに出力される。第2のスラ
イスレベル作成器202の第1入力端子とコンパレータ
206の出力とが配線L1により接続されている。
【0037】第1のスライスレベル作成回路201の出
力は、第2のスライスレベル作成回路202の第3の入
力端子に接続されるとともに、切り替えスイッチ205
を介してコンパレータの第2の入力端子に接続される。
アナログ変調信号が入力されると、レベル検知回路11
0(図1)が入力信号を検知し、レベル検知回路110
の出力は、L(ロー)からH(ハイ)に変化する。カウ
ンタ回路204が、レベル検知回路110の出力信号を
トリガとして動作を開始する。カウンタ回路204の出
力は、動作開始から一定時間が経過するまではHを出力
する。
【0038】切り替えスイッチ205は、カウンタ回路
204の出力がHの間は、第1スライスレベル作成器2
01の出力をコンパレータ206に伝える。カウンタ回
路204の出力がLの間は、第2のスレベル作成器20
2の出力をコンパレータ206に伝える。第1のAND
回路203には、カウンタ204の出力と信号レベル検
知回路の出力とが入力される。第1のAND回路203
の出力はHとなり、第1のスライスレベル作成器201
を動作させる。その結果、第1のスライスレベル作成器
201の出力とアナログ復調信号とがコンパレータ20
6に入力され、これらの2入力の値を比較することによ
り、復調データを2値化する。
【0039】規定時間経過後は、カウンタ回路204の
出力がHからLになるため、第1のAND回路203の
出力はHからLになり、第1のスライスレベル作成器2
01が動作を停止し、第2のスライスレベル作成器20
2が動作し始める。切り替えスイッチ205によりコン
パレータ206に第2のスライスレベル作成器202の
出力とアナログ復調出力とが入力される。2入力の値を
比較することにより、復調データを2値化する。
【0040】図7に、上記DS回路を含む復調回路の動
作波形を示す。初期期間、例えば、プリアンブルを受信
中は素早くスライスレベルを決定する第1のスライスレ
ベル作成器201が用いられる。第1のスライスレベル
作成器201が動作している初期期間においては、短時
間でスライスレベルが決定できるため、回路動作を早期
に安定させることができる。プリアンブル終了後であっ
て、初期期間経過後には、第2のスライスレベル作成器
202を動作させる。このようにすると、回路動作が安
定し精度の高いスライスレベルを作成することができ
る。以上のように特性の異なる複数(この場合は2つ)
のスライスレベル作成器を用いて動作させることによ
り、全体として、データの2値化の精度を向上させるこ
とができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態によるD
S回路について、図8及び図9を参照して説明する。図
8は、本発明の第3の実施の形態によるDS回路のスラ
イスレベル作成器の構成を示す図である。図9は、第3
の実施の形態によるDS回路を含む信号受信回路の動作
波形である。尚、図8に示すスライスレベル作成器は、
図6の第1のスライスレベル作成器201に適用するの
が好ましい。
【0042】図8に示すように、本発明の第3の実施の
形態によるDS回路中に含まれるスライスレベル作成回
路は、MAX値検出器301と、MIN値検出器302
と、加算回路303と、減算回路304と、アンプ30
5と、コンパレータ306と、AND回路307と、D
フリップフロップ(D−FF)308とを含む。動作O
N/OFF信号が、MAX値検出器301と、MIN値
検出器302と、AND回路307とに入力され、これ
らの回路をオンオフする。
【0043】MAX値検出器301は、スライスレベル
作成回路に入力したアナログ復調信号の最大ピーク値を
検出し記憶する。MIN値検出器302は、アナログ復
調信号の最小ピーク値を検出し記憶する。記憶されたM
IN値検出器302は、アナログ復調信号の値が上記の
値を更新するまで保持される。最大ピーク値と最小ピー
ク値とが、加算回路303において加算される。加算値
が、アンプ305において1/2され、(MAX値+M
IN値)/2の値となる。この出力がD−FF308を
経てスライスレベルとして出力される。
【0044】一方、減算回路304において(MAX値
−MIN値)が計算され、コンパレータ306に入力さ
れる。(MAX値−MIN値)と、同じくコンパレータ
306に入力されるピークレベル超過基準電圧とが比較
される。(MAX値−MIN値)の値がピークレベル超
過基準電圧を越えた場合には、コンパレータ306が動
作(オン)し、AND回路307の出力もオンになる。
従って、AND回路307の出力であって、D−FF3
08に入力される信号により、DFF308が動作を停
止し、前回のスライスレベルを保持する。
【0045】図9に示すように、信号振幅の最大ピーク
値(MAX値)と最小ピーク値(MIN値)とを常に更
新し、最大ピーク値と最小ピーク値の中間値をスライス
レベルとすることで、スライスレベルを更新する。従っ
て、第1のスライスレベル作成器においては、スライス
レベルの決定が迅速にできる。この点において、本発明
の第2の実施の形態によるDS回路の第1のスライスレ
ベル作成器に用いるのに適している。
【0046】また、入力するアナログ復調信号値の変化
に応じて最大ピーク値と最小ピーク値とを更新するた
め、スライスレベルを最適の値に保つことができる。受
信キャリの周波数ドリフトなどの影響によるDCレベル
の変動に対して出力を追従させることが可能になる。
尚、(MAX値−MIN値)の値がピークレベル超過基
準電圧を越えた場合には、前回のスライスレベルを保持
することにより、ノイズなどに起因する突発的なピーク
値の変動があっても、その影響を低減することができ
る。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態によるデ
ータスライサについて、図10及び図11を参照して説
明する。図10は、本発明の第4の実施の形態によるD
S回路のスライスレベル作成回路の構成を示す図であ
る。図11は、第4の実施の形態によるDS回路を含む
信号受信回路の動作波形である。尚、図10に示すスラ
イスレベル作成器は、図6の第2のスライスレベル作成
器202に適用するのが好ましい。そこで、適宜、図6
を参照して説明する。
【0048】図10に示すように、本発明の第4の実施
の形態によるDS回路中に含まれるスライスレベル作成
器は、レベル変化検出回路401と、ゼロクロス検出器
402と、第1アンプ403及び第2アンプ405と、
加算回路404と、コンパレータ406と、切り替えス
イッチ407と、D−FF408と、NOR回路409
とを有している。
【0049】図6に示すDS200において、第1のス
ライスレベル作成器201から第2のスライスレベル作
成器202に動作が切り替わった瞬間は、図10に示す
初期値用スイッチ407によってスライスレベル作成器
201で形成されたスライスレベル(スライスレベル初
期値)が、第2のスライスレベル作成器202に与えら
れ、コンパレータ206(図6)において2値化され
る。このスライスレベル初期値は、スライスレベル作成
器202にとっては初期値となる。
【0050】それ以後は、図6に示すコンパレータ20
6の出力信号が配線L1によりゼロクロス検出器402
に入力する。ゼロクロス検出器402は、コンパレータ
206の出力信号である2値化出力が“1”から“0”
又は“0”から“1”へ変化した場合に、その変化の瞬
間を検出する。レベル変化検出回路401は、ゼロクロ
ス検出器402により検出された検出出力を起点とし
て、1ビット時間の1/2前後の時間における復調アナ
ログ信号電圧の変化値を検出する。第1アンプ403
は、レベル変化検出回路401により検出された電圧変
化分に相当する第1電圧信号を出力する。第1電圧信号
と、以前のスライスレベルであって第2のアンプ405
を介して得られる第2の信号電圧とを加算回路404に
おいて加算する。この加算回路404の出力が新たなス
ライスレベルになる。
【0051】但し、上記回路にはレベル変化規制回路が
付加されている。レベル変化規制回路は、上記の電圧変
化分がコンパレータ406に入力されているレベル変化
超過検出基準電圧を超えると、コンパレータ406が動
作する。コンパレータ406が動作すると、NOR回路
409の出力信号によってDFF408が動作を停止す
る。従って、以前のスライスレベルを保持する。
【0052】図11に示すように、スライスレベルは、
アナログ復調信号のピーク値(MAXとMIN)との変
動にほぼ忠実に変動していることがわかる。また、レベ
ル変化検知回路は、2値化されたデータのゼロクロスポ
イントを起点として、ゼロクロスポイントより1ビット
時間の1/2だけ遅い時点における信号ピーク値の差
(MAX−MIN)を変化レベルとして出力する。
【0053】従って、最大ピーク値(MAX)を検出す
る必要がなく、回路規模も小さくでき、かつ、処理速度
を向上させることができる。加えて、レベル変化規制回
路を設けることにより、ノイズ等に起因するアナログ復
調信号のピーク値の突発的な変動があっても、上記変化
レベルを大きく設定されすぎて、スライスレベルが適切
な値に設定されなくなるという問題点を解消することが
可能である。
【0054】以上、実施の形態に沿って本発明を説明し
たが、本発明はこれらに制限されるものではない。その
他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業
者に自明であろう。
【0055】
【発明の効果】本発明によるデータスライス回路を有す
る無線受信回路においては、復調信号を精度良く2値化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるDS回路を含
む無線受信回路の回路図である。
【図2】図1のDS回路に用いられるレベル検知回路の
具体的な回路図である。
【図3】図1のDS回路の回路例を示す図である。
【図4】DS回路の動作波形を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の変形例によるDS
回路の回路図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるDS回路を示
す図である
【図7】図6のDS回路を含む無線受信装置の動作波形
例である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるDS回路のス
ライスレベル作成器の構成を示す図である。
【図9】第3の実施の形態によるDS回路を含む信号受
信回路の動作波形である。
【図10】本発明の第4の実施の形態によるDS回路の
スライスレベル作成回路の構成を示す図である。
【図11】第4の実施の形態によるDS回路を含む信号
受信回路の動作波形である。
【図12】一般的なデータスライサの回路図である。
【図13】アナログ復調データ信号波形とスライスレベ
ルとの関係と、データスライス出力信号波形とを示す図
である。
【図14】アナログ復調データ信号波形とスライスレベ
ルとの関係と、データスライス出力信号波形とを示す図
である。
【符号の説明】
A…無線受信回路、100…アンテナ、101…ローノ
イズアンプ(LNA)、102…ミキサ、103…ロー
カル信号発生器、104…バンドパスフィルタ(BP
F)、105…利得制御(AGC)アンプ、B…復調回
路、109…DS、110…レベル検知回路、201…
第1のスライスレベル作成器、202…第2のスライス
レベル作成器、203…第1のAND回路、204…カ
ウンタ、205…切り替えスイッチ、206…コンパレ
ータ、207…第2のAND回路、301…MAX値検
出器、302…MIN値検出器、303…加算回路、3
04…減算回路、305…アンプ、306…コンパレー
タ、307…AND回路、308…Dフリップフロップ
(D−FF)、401…レベル変化検出回路401、4
02…ゼロクロス検出器、403…第1アンプ、404
…加算回路、405…第2アンプ405、406…コン
パレータ、407…切り替えスイッチ、408…D−F
F、409…NOR回路。15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調信号に基づいて該復調信号をスライ
    スするためのスライスレベルを作成し出力するスライス
    レベル作成器と、第1及び第2の入力端子を有する比較
    回路であって前記第1の入力端子から入力される前記復
    調信号と前記スライスレベル作成器から出力されるスラ
    イスレベルとを比較する比較回路と、を備え、前記復調
    信号を2値化して出力するデータスライサと、 前記復調信号が所定の範囲内の振幅を有している場合
    に、前記データスライサを動作させる制御信号を出力す
    るレベル検知回路とを有するデータスライス回路。
  2. 【請求項2】 前記スライスレベル作成器は、 前記復調信号の最大ピーク値と最小ピーク値とを更新し
    つつ記憶し、記憶された前記最大ピーク値と前記最小ピ
    ーク値との中間値を求めてスライスレベルとする請求項
    1に記載のデータスライス回路。
  3. 【請求項3】 前記スライスレベル作成器は、 さらに、前記最大ピーク値と前記最小ピーク値との差が
    前記所定の範囲を超えている超過期間中、前記スライス
    レベルを更新せずに前記超過期間の直前のスライスレベ
    ルに保持するスライスレベル保持回路を有する請求項1
    又は2に記載のデータスライス回路。
  4. 【請求項4】 前記スライスレベル作成器は、 入力信号レベルの変化分を検出するレベル変化検出回路
    と、 前記スライスレベルと前記変化分との加算値を新たなス
    ライスレベルとして出力するスライスレベル更新回路と
    を有する請求項1に記載のデータスライス回路。
  5. 【請求項5】 前記レベル変化検出回路は、前記2値化
    されたデータのゼロクロスポイントを起点とした前後1
    ビット時間の1/2の時点における前記復調信号の値の
    差を前記変化分とする請求項4に記載のデータスライス
    回路。
  6. 【請求項6】 前記スライスレベル作成器は、 さらに、前記変化分が規定された値を超えている期間
    中、前記変化分をゼロとするレベル変化規制回路を有す
    る請求項4又は5に記載のデータスライス回路。
  7. 【請求項7】 復調信号に基づいて該復調信号をスライ
    スするためのスライスレベル作成回路であって、第1の
    スライスレベルを作成し出力する第1のスライスレベル
    作成器と該第1のスライスレベルとは異なる特性を有す
    る第2のスライスレベルを作成し出力する第2のスライ
    スレベル作成器とを有するスライスレベル作成回路と、
    第1及び第2の入力端子を有する比較回路であって前記
    第1の入力端子から入力される前記復調信号と前記第1
    のスライスレベル及び前記第2のスライスレベルのいず
    れか一方とを比較する比較回路と、を備え、前記復調信
    号を2値化して出力するデータスライサと、 前記復調信号が所定の範囲内の振幅を有している場合
    に、前記第1のスライスレベル作成器と前記第2のスラ
    イスレベル作成器とを動作させることができる制御信号
    を出力するレベル検知回路と、 前記第1のスライスレベル作成器と前記第2のスライス
    レベル作成器とのいずれに対して前記制御信号を出力す
    るかを選択するとともに、選択された方の出力を前記比
    較回路の前記第2の端子に入力させるスライスレベル切
    り替えスイッチとを有するデータスライス回路。
  8. 【請求項8】 前記第1のスライスレベル作成器は、前
    記復調信号の最大ピーク値と最小ピーク値とを更新しつ
    つ記憶し、記憶された前記最大ピーク値と前記最小ピー
    ク値との中間値を求めてスライスレベルとする回路であ
    り、 前記制御信号が出力されている制御信号出力期間のうち
    の初期期間内に選択される請求項7に記載のデータスラ
    イス回路。
  9. 【請求項9】 前記第2のスライスレベル作成器は、入
    力信号レベルの変化分を検出するレベル変化検出回路
    と、前記スライスレベルと前記変化分との加算値を新た
    なスライスレベルとして出力するスライスレベル更新回
    路とを有し、 前記制御信号が出力されている制御信号出力期間のうち
    の前記初期期間経過後に選択される請求項8に記載のデ
    ータスライス回路。
  10. 【請求項10】 さらに、前記第1のスライスレベル作
    成器と前記第2のスライスレベル作成器との切り替え時
    に、前記比較回路に対して切り替え前のスライスレベル
    を出力するスライスレベル初期設定回路を有する請求項
    7から9までのいずれか1項に記載のデータスライス回
    路。
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