JPH0575664A - Agc回路 - Google Patents

Agc回路

Info

Publication number
JPH0575664A
JPH0575664A JP3261170A JP26117091A JPH0575664A JP H0575664 A JPH0575664 A JP H0575664A JP 3261170 A JP3261170 A JP 3261170A JP 26117091 A JP26117091 A JP 26117091A JP H0575664 A JPH0575664 A JP H0575664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
amplifier
circuit
variable gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3261170A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Watanabe
秀和 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3261170A priority Critical patent/JPH0575664A/ja
Publication of JPH0575664A publication Critical patent/JPH0575664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変ゲインアンプから復調器への出力を一定
にして、安定したAGCをかける。 【構成】 復調器6は、入力信号からIデータ及びQデ
ータを復調する。Iデータ及びQデータはそれぞれ乗算
器7及び乗算器8で乗算される。乗算器7及び乗算器8
の出力は加算器9で加算された後、デジタルフィルタ1
0を介して可変ゲインアンプ5に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に、デジタル無線
通信の受信機に用いて好適なAGC回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル無線通信が実用化されている。
このデジタル通信の受信機におけるAGC回路は、従
来、全てアナログ回路で構成されている。つまり、図4
は、従来のデジタル無線通信における受信機のブロック
図を示すものである。図4において、入力端子51から
入力された受信信号は、RFアンプ52に供給される。
この受信信号は、RFアンプ52で増幅された後、周波
数変換回路53に供給される。また、局部発振回路54
からの出力が周波数変換回路53に供給される。
【0003】周波数変換回路53で所望の周波数の受信
信号と局部発振回路54の出力信号とが混合され、中間
周波信号IFに変換される。周波数変換回路53からの
中間周波信号IFがIFアンプ55に供給される。IF
アンプ55は、ローパスフィルタ(以下、LPFとす
る)58の出力よりそのゲインを可変できる可変ゲイン
アンプの構成とされる。
【0004】IFアンプ55の出力は、復調器56に供
給される。復調器56は、例えばMSK復調を行うもの
である。送信側から供給されたベースバンド信号I、Q
が復調器56で復調される。また、IFアンプ55の出
力は検波回路57に供給される。検波回路57で受信信
号レベルが検波される。
【0005】検波回路57の出力がアナログのローパス
フィルタ(以下、LPFとする)58に供給される。L
PF58の出力がIFアンプ55に供給される。IFア
ンプ55、検波回路57及びLPF58でAGC回路が
形成され、LPF58の出力電圧CVにより、受信信号
レベルが一定になるようにIFアンプ55のゲインが制
御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ジタル無線通信における受信機のAGC回路では、検波
回路57でキャリアエンベロープを検出し、この検出レ
ベルからAGC回路の制御電圧CVを得ている。このよ
うに、キャリアエンベロープを検出してAGC回路を構
成した場合、AGC回路を安定させて動作させるために
は、LPF58の時定数の選定が重要である。
【0007】すなわち、LPF58の時定数を長くする
と、AGC回路を安定させて動作させることができる反
面、可変ゲインアンプ55の制御電圧CVに対するレス
ポンスが悪化してしまう。このため、高速動作のAGC
を実現することが困難となる。一方、LPF58の時定
数を短くすると、ノイズ等の影響により、AGCが乱れ
てしまう。ところが従来のAGC回路では、LPF58
がアナログフィルタの構成とされるため、所望の特性に
設定するのが困難である。
【0008】また、従来のAGC回路は、全てアナログ
回路が使用される。ところが、アナログ回路では、温度
特性の変化や経年劣化等が発生してしまい、受信機とし
て初めに設定した特性が劣化してしまうことがある。
【0009】さらに、復調器への入力電圧は、AGC制
御により一定にされている。しかし、従来のAGC回路
では、全てアナログ構成とされているため、復調器56
への入力電圧が変化してしまい、復調が適切に行われ
ず、送信されてきたデータを正確に読み出せない場合が
ある。
【0010】したがって、この発明の目的は、精度の良
い制御を可能にすると共に、経年変化による劣化が生じ
ず、小型化、低消費電力化が容易なAGC回路を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、信号空間の
原点を通過しない直交変調方式を用いて変調された信号
の入力信号レベルを制御するAGC回路において、可変
ゲインアンプと、入力信号からIデータ及びQデータを
復調する復調手段と、Iデータ及びQデータの二乗和を
計算する手段とを備え、Iデータ及びQデータの二乗和
に基づいて可変ゲインアンプのゲインを制御することを
特徴とするAGC回路である。
【0012】
【作用】復調器により、データをIデータ及びQデータ
に分離し、Iデータ及びQデータの二乗和を計算し、そ
の二乗和に基づいて可変ゲインアンプのゲインを制御す
ることにより、高精度のAGCが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明が適用されたアナログAGC
回路を含むデジタル通信用の受信機の実施例を図面を参
照して説明する。図1において、入力端子1からは、受
信信号が入力される。この受信信号は、RFアンプ2に
より増幅された後に周波数変換回路3に供給される。ま
た、周波数変換回路3には、局部発振回路4からの出力
が供給される。周波数変換回路3では、RFアンプ2の
出力と局部発振回路4の出力とが混合され、受信信号が
中間周波信号IFに変換される。周波数変換回路3から
の中間周波信号IFがIFアンプ5に供給される。IF
アンプ5は、後述するデジタルフィルタ10の出力によ
りそのゲインを可変できる可変ゲインアンプの構成とさ
れる。
【0014】可変ゲインアンプ5の出力は、復調器6に
供給され、ベースバンド信号I、Qが復調される。復調
器6の出力I及びQは、乗算器7及び乗算器8にそれぞ
れ供給される。乗算器7では、Iデータが二乗(I2
される。また、乗算器8によりQデータが二乗(Q2
される。
【0015】乗算器7及び乗算器8の出力は加算器9に
供給されて加算(I2 +Q2 )される。加算器9の出力
が制御信号CVとなり、この制御信号CVは、デジタル
フィルタ10を介して、IFアンプ5に供給される。デ
ジタルフィルタ10から出力されるデータに応じて、I
Fアンプ5のゲインが設定される。
【0016】この発明の一実施例では、このように、復
調データI、QからAGCの制御信号CVが形成され
る。このため、信号レベルの検出回路やデジタルフィル
タ10をデジタル回路で構成できる。
【0017】この発明の一実施例では、変調方式とし
て、例えばミニマムフェーズシフトキーイング(以下、
MSKとする)が用いられる。MSKは変調指数を0.
5に設定すると、位相変調の性質を有する直交変調方式
の一種であり、データのIデータ(cos 成分)を表す横
軸21及びデータのQデータ(sin 成分)を表す縦軸2
2からなる変調座標上で、データの軌跡が原点を通過し
ないものであり、また、略円周上を移動するものであ
る。
【0018】例えば送信するデジタル信号が「0」の場
合には、横軸21または縦軸22上のデータ点が円周上
を左回りに回転するようにし、また、送信するデジタル
信号が「1」の場合には、軸上の信号点が円周上を右回
りに回転するようにしたものである。この変調方式で
は、キャリアレベルが常に一定になる。すなわち、キャ
リアレベルは、Iデータ及びQデータそれぞれの二乗和
で表され、このキャリアレベルは、常に円周上に存在す
る。従って、復調されたIデータ及びQデータを乗算器
7及び8でそれぞれ二乗(I2 、Q2 )した後に、これ
らを加算器9で加算(I2 +Q2 )することにより、入
力信号レベルを求めることが可能となる。すなわち、入
力信号レベルAMPは、 AMP2 =I2 +Q2 により求められる。
【0019】なお、この発明は、MSK変調を用いる場
合に限定されず、例えばオフセット4相位相(OQPS
K)変調のようにキャリアレベルが略一定の変調方式を
用いれば、同様に変調できる。例えば、OQPSKは、
図2Bに示されるように、QPSK方式の2系列のベー
スバンド信号の間にオフセットを与える変調方式であ
る。OQPSKにおいては、データの軌跡が円周上を移
動しないが、上述のMSKと同様に、データのIデータ
を表す横軸23及びデータのQデータを表す縦軸24か
らなる変調座標上で、データの軌跡が原点を通過しない
ものとされる。
【0020】また、OQPSKでは、データの軌跡が円
周上にあるわけではないので、振幅の計算誤差が生じて
しまう。しかし、前後のデータの平均を取る処理等で計
算精度を高めることが可能である。上式により求められ
た値を、アナログフィルタ10を介してIFアンプ5に
フィードバックすることにより、安定してIFアンプ5
のゲインを制御することができる。
【0021】なお、この発明によるAGC回路を従来の
AGC回路と組み合わせて、AGC回路を二段にするこ
とにより、高いダイナミックレンジを得ると共に高精度
で安定したAGC動作を得ることが可能である。
【0022】キャリアレベルの検出及びループフィルタ
は、図3に示すようにデジタルシグナルプロセッサ(以
下、DSPとする)を用いて構成できる。図3におい
て、入力端子31からは、受信信号であるRF信号が入
力される。RF信号は、RFアンプ32により増幅され
た後に周波数変換回路33に供給される。また、周波数
変換回路33には、局部発振回路34からの出力が供給
される。周波数変換回路33では、受信信号が中間周波
信号に変換される。周波数変換回路33からの中間周波
数IFがIFアンプ35に供給される。
【0023】IFアンプ35の出力がA/D変換器36
に供給され、デジタルデータに変換される。このデジタ
ルデータは、DSP37に供給される。DSP37で
は、Iデータ及びQデータが復調されると共に、AGC
制御信号の計算、すなわち、Iデータ及びQデータの計
算が行われる。上述したように、AMP2 =I2 +Q2
によりAGC回路の制御信号CVが求められる。また、
このDSP37により、DSP37で求められるAGC
回路の制御信号CVがIFアンプ35に供給され、この
制御信号CVによりIFアンプ35のゲインが制御され
る。
【0024】
【発明の効果】この発明は、復調器で受信データをIデ
ータ及びQデータに分離し、Iデータ及びQデータのそ
れぞれを二乗してから加算し、その二乗和に基づいて可
変ゲインアンプのゲインを制御する。このため、キャリ
アレベルの検出やループフィルタをデジタル回路で構成
できる。従って、復調器の入力電圧を常に一定にできる
ので、復調を正確に行うことが可能になる。
【0025】また、AGC回路を制御するための回路
は、デジタル回路で構成が可能なため、経年変化で特性
が劣化したりすることがなく、高速で安定した動作が可
能である。さらに、フィルタをデジタルフィルタの構成
とできるので、フィルタの特性を容易に所望なものに設
定できる。さらに、装置部品をIC化することにより装
置の小型化、低消費電力化をはかることが可能である。
また、さらにデータシンボル毎にAGCの制御電圧を計
算することによる高速制御を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるアナログAGC回路を含むデジ
タル通信用の受信機のブロック図である。
【図2】受信器に受信されるデータの変調方式を示す図
である。
【図3】この発明によるデジタルAGC回路を含むデジ
タル通信用の受信機のブロック図である。
【図4】従来のデジタル通信における受信機のブロック
図である。
【符号の説明】
3 周波数変換回路 5 AGCアンプ 6 復調器 7、8 乗算器 9 加算器 10 デジタルフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号空間の原点を通過しない直交変調方
    式を用いて変調された信号の入力信号レベルを制御する
    AGC回路において、 可変ゲインアンプと、 入力信号からIデータ及びQデータを復調する復調手段
    と、 上記Iデータ及び上記Qデータの二乗和を計算する手段
    とを備え、 上記Iデータ及び上記Qデータの二乗和に基づいて上記
    可変ゲインアンプのゲインを制御することを特徴とする
    AGC回路。
JP3261170A 1991-09-12 1991-09-12 Agc回路 Pending JPH0575664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261170A JPH0575664A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 Agc回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3261170A JPH0575664A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 Agc回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0575664A true JPH0575664A (ja) 1993-03-26

Family

ID=17358099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3261170A Pending JPH0575664A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 Agc回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0575664A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659582A (en) * 1994-02-28 1997-08-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Receiver, automatic gain controller suitable for the receiver, control signal generator suitable for the automatic gain controller, reception power controller using the automatic gain controller and communication method using the receiver
US6222472B1 (en) * 1997-10-29 2001-04-24 Samsung Electronics, Co., Ltd. Automatic gain controller for radio communication system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659582A (en) * 1994-02-28 1997-08-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Receiver, automatic gain controller suitable for the receiver, control signal generator suitable for the automatic gain controller, reception power controller using the automatic gain controller and communication method using the receiver
US6222472B1 (en) * 1997-10-29 2001-04-24 Samsung Electronics, Co., Ltd. Automatic gain controller for radio communication system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5579347A (en) Digitally compensated direct conversion receiver
US7881401B2 (en) Transmitter arrangement and signal processing method
KR100297243B1 (ko) 믹서회로를위한보정회로,보정회로를이용한더블슈퍼헤테로다인수신기,보정회로를이용한주파수스펙트럼변환회로
US6127884A (en) Differentiate and multiply based timing recovery in a quadrature demodulator
US20090131006A1 (en) Apparatus, integrated circuit, and method of compensating iq phase mismatch
JP3721144B2 (ja) 周波数変換器、直交復調器及び直交変調器
JPH10313344A (ja) 直接変換受信機
EP2048800A1 (en) Anti jamming system
JP2003509909A (ja) 角度変調rf信号に対する位相補間受信機
US7492838B2 (en) Apparatus for compensating for phase mismatch in QPSK demodulator
JPH07336283A (ja) 線形受信機
JPH11234150A (ja) デジタル復調装置
JP2003517246A (ja) 時分割デュプレックストランシーバ中の送信器イメージの抑制
US6112071A (en) Quadrature-free RF receiver for directly receiving angle modulated signal
JP2861631B2 (ja) Fsk受信機
US6175726B1 (en) Receiver architecture for the receiving of angle-modulated/angle-keyed carrier signals
US20030031273A1 (en) Quadrature gain and phase imbalance correction in a receiver
JPH0575664A (ja) Agc回路
CA2307986C (en) Receiving apparatus and method
JPH08181554A (ja) 自動利得制御回路を備えたディジタル無線通信装置
JP3441311B2 (ja) 受信機
KR100251586B1 (ko) 디지탈 이동 통신 시스템에서의 수신 신호의 이득 자동 제어장치
JP4449144B2 (ja) キャリア再生装置およびその方法と受信装置
JP2001244861A (ja) 無線受信装置及び方法
US6597747B1 (en) Baseband signal processing circuit capable of accurately setting phase difference between analog I signal and analog Q signal to 90 degrees