JP2003198368A - A/d変換器、a/d変換方法および信号処理装置 - Google Patents

A/d変換器、a/d変換方法および信号処理装置

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JP2003198368A JP2001393582A JP2001393582A JP2003198368A JP 2003198368 A JP2003198368 A JP 2003198368A JP 2001393582 A JP2001393582 A JP 2001393582A JP 2001393582 A JP2001393582 A JP 2001393582A JP 2003198368 A JP2003198368 A JP 2003198368A
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裕司 櫻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムが要求するA/D変換器の性能が変
化した場合においてシステム全体としての消費電力を低
減する。 【解決手段】 本発明のA/D変換器1aは、分解能を
指示する外部からの制御信号4によって増幅器に流れる
電流を変更することにより分解能を可変とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はA/D変換器、A/
D変換方法および信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報通信分野における信号処理のディジ
タル化、高速化、広帯域化、情報通信機器の小型化、軽
量化に伴い、ディジタル信号処理のキーデバイスとなる
A/D変換器において、高速化、広帯域化、低消費電力
化が要求されている。A/D変換器は各部に演算増幅器
が使用されており、それぞれの演算増幅器は非常に重要
な機能を担う。A/D変換器を構成する演算増幅器の一
例として、基準電圧と与えられたアナログ入力電圧とを
比較する比較器、高速化・広帯域化を実現するために入
力信号に対してサンプル/ホールド動作を行うサンプル
/ホールド回路、パイプラインA/D変換器の信号増幅
等に使用される差動信号増幅回路などが挙げられる。
【0003】図13はA/D変換器に使用される差動入
力−差動出力演算増幅器の一例である。本回路は定電流
源Issによりバイアスされている。入力トランジスタ
であるNch型トランジスタM1及びNch型トランジ
スタM2のゲート端子にそれぞれアナログ差動入力信号
正極Vin+およびアナログ差動入力信号負極Vin-
接続されている。前記Nch型トランジスタM1,M2
のソース端子は基準電圧VSSに接続されている。Pc
h型トランジスタM3,M4のゲート端子はバイアス電
圧Vbに接続されている。前記Pch型トランジスタM
3,M4のソース端子は電源電圧VDDに接続されてい
る。前記Nch型トランジスタM1および前記Pch型
トランジスタM3のドレイン端子はアナログ差動出力信
号負極Vout-に接続されている。前記Nch型トラ
ンジスタM2および前記Pch型トランジスタM4のド
レイン端子はアナログ差動出力信号正極Vout+に接
続されている。
【0004】アナログ差動入力信号 ΔVin=(Vi
+−Vin-) は前記Nch型トランジスタM1およ
び前記Nch型トランジスタM2の電圧・電流変換作用
により、前記Nch型トランジスタM1に流れるドレイ
ン・ソース電流Ids1および前記Nch型トランジス
タM2に流れるドレイン・ソース電流Ids2の差電流
ΔIds=(Ids1−Ids2) に変換される。
前記ドレイン・ソース電流Ids1および前記ドレイン
・ソース電流Ids2それぞれの変化分、ΔIds1お
よびΔIds2は、前記Nch型トランジスタM1のト
ランスコンダクタンスをgm1、前記Nch型トランジ
スタM2のトランスコンダクタンスをgm2とすると、
ΔIds1=gm1(ΔVin/2) 、 ΔIds
2=gm2(ΔVin/2) と表される。前記M1お
よび前記M2は同じ特性のトランジスタであるとする
と、 gm=gm1=gm2 である。出力端の動的な
抵抗をroとすると、アナログ差動出力信号 ΔVou
t=(ΔVout+−ΔVout-) は、 ΔVout
=gm・ΔVin・ro で表される。従って、本回路
の電圧利得Gは、 G=ΔVout/ΔVin=gm・
ro となる。
【0005】つまり、前記演算増幅器の前記電圧利得G
は入力トランジスタである前記Nch型トランジスタM
1および前記Nch型トランジスタM2の前記トランス
コンダクタンスgmに比例する。また、前記トランスコ
ンダクタンスgmはトランジスタに流れるドレイン・ソ
ース電流Idsにほぼ比例する。従って、前記電圧利得
Gを大きくするためには前記ドレイン・ソース電流Id
sを大きくする必要がある。
【0006】高分解能、高速動作A/D変換器を実現す
るためには、前記演算増幅器の高精度化、高利得化、高
速化が必要となる。
【0007】一般的に、演算増幅器は定電流バイアス状
態で動作させる。従って、演算増幅器の消費電力は常に
ほぼ一定となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来のA/D変換器は、システムがA/D変換器に要求
する性能が変化したとしても、A/D変換器を構成する
演算増幅器に流れる電流は変化せず、結果としてA/D
変換器自体の性能が変化しない。従って、システムがA
/D変換器に要求する性能に対してA/D変換器の性能
が上回る場合、性能のオーバヘッドを持つことになる。
一般にA/D変換器の性能と消費電力とはおおよそ相関
関係があるため、性能のオーバヘッドがあることにより
消費電力が無駄になるという問題があった。
【0009】本発明はかかるる点に鑑みてなされたもの
で、システムが要求するA/D変換器の性能が変化した
場合においてシステム全体としての消費電力を低減する
ことを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は以下のような解決手段を講じた。すなわ
ち、請求項1,2はA/D変換器に関するものであり、
そのうち、請求項1は、分解能を指示する制御信号によ
って増幅器に流れる電流を変更することにより分解能を
可変とすることを特徴とする。
【0011】請求項2は、分解能を決定する制御手段
と、前記制御手段の信号により電流を変更する増幅器
と、前記増幅器の出力を入力する電圧比較器列とを備
え、前記電圧比較器列での比較結果を前記制御手段に入
力することにより分解能を修正するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項3,4は信号処理装置に関するもの
であり、そのうち、請求項3は、請求項1または請求項
2に記載のA/D変換器と、前記A/D変換器の分解能
により性能の一部が決定する信号処理手段と、前記A/
D変換器の分解能に起因する前記信号処理手段の性能を
監視し、性能低下が検知されると前記A/D変換器に分
解能を上げるように指示し、過性能が検知されると前記
A/D変換器に分解能を下げるように指示するモニタ手
段とを備えていることを特徴とする。
【0013】請求項4は、請求項3において、前記信号
処理手段はディジタル復調回路であり、前記性能はディ
ジタル復調回路におけるビットエラーレートであること
を特徴とする。
【0014】請求項5,6はA/D変換方法に関するも
のであり、そのうち、請求項5は、増幅器に検査電圧を
入力する電圧入力ステップと、前記増幅器から出力され
た電圧と前記検査電圧を比較する比較ステップと、前記
比較ステップの結果から前記増幅器の電流値を調整する
分解能決定ステップとを備えていることを特徴とする。
【0015】請求項6は、請求項5において、前記分解
能決定ステップは、前記比較ステップの結果が所定の閾
値以上である場合は、前記増幅器の電流値を増大させる
一方、前記比較ステップの結果が所定の閾値以下である
場合は、前記増幅器の電流値を減少させることを特徴と
する。
【0016】この構成により、システムが要求する性能
が変化した場合においても、そのシステム状態に応じて
A/D変換器の性能を可変とし、システムがA/D変換
器に要求する性能に対してA/D変換器の性能がオーバ
ヘッドを生じることを防ぎ、これによって、A/D変換
器の消費電力を低減し、システム全体としての消費電力
を低減する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】(第1実施形態)図1は本発明の第1の実
施形態に係るA/D変換器の構成を示す図である。
【0019】図1において、1aはA/D変換器であ
り、このA/D変換器1aには、アナログ入力信号2が
A/D変換器1aの入力として与えられ、A/D変換器
1aは前記アナログ入力信号2に応じてディジタル出力
信号3を出力する。また、外部より制御信号4がA/D
変換器1aの入力として与えられる。以上が本発明の第
1の実施形態におけるA/D変換器1aの構成である次
に、本発明の第1の実施形態に係るA/D変換器1aの
動作を説明する。
【0020】まず、アナログ入力信号2がA/D変換器
1aの入力として与えられ、A/D変換器1aはアナロ
グ入力信号2に応じてディジタル出力信号3を出力す
る。このとき、制御信号4によってA/D変換器1aの
消費電力が制御される。A/D変換器1aの消費電力と
性能とはおおよそ相関関係にあるため、A/D変換器1
aの消費電力を制御することによってA/D変換器1a
の性能を可変にする。
【0021】従って、第1の実施形態では、外部からの
制御信号4でA/D変換器1aの消費電力を可変とし、
結果としてA/D変換器1aの性能を変化させることが
可能となり、A/D変換器1aを含むシステム全体とし
ての消費電力を低減できる。
【0022】なお、制御信号4はアナログ信号もしくは
ディジタル信号、あるいはアナログ信号およびディジタ
ル信号の何れであってもよい。また、使用されるA/D
変換器1aの変換方式は、フラッシュ型、2ステップフ
ラッシュ型、サブレンシング型、逐次比較型、積分型、
パイプライン型のいずれであってもよい。
【0023】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態に係る信号処理装置の構成を示す図である。
【0024】図2において、1bはA/D変換器、5b
はA/D変換器1bに対して独立に動作する内部システ
ム、6bはA/D変換器1bおよび内部システム5bを
内部に含む外部システムである。前記A/D変換器1b
には、内部システム5bよりアナログ入力信号2がA/
D変換器1bの入力として与えられ、A/D変換器1b
は前記アナログ入力信号2に応じてディジタル出力信号
3を出力する。また、内部システム5bより制御信号4
がA/D変換器1bの入力として与えられる。以上が本
発明の第2の実施形態に係る信号処理装置の構成であ
る。
【0025】次に、第2の実施形態に係る信号処理装置
の動作を説明する。
【0026】まず、内部システム5bよりアナログ入力
信号2がA/D変換器1bの入力として与えられ、A/
D変換器1bは前記アナログ入力信号2に応じてディジ
タル出力信号3を出力する。同時に、内部システム5b
よりA/D変換器1bに対して要求する性能に関する情
報を含む制御信号4がA/D変換器1bの入力として与
えられる。このとき、前記制御信号4によってA/D変
換器1bの消費電力が制御される。A/D変換器1bの
消費電力と性能とはおおよそ相関関係にあるため、A/
D変換器1bの消費電力を制御することによってA/D
変換器1bの性能を可変にする。
【0027】従って、第2の実施形態では、システムが
要求する性能に応じてA/D変換器1bの消費電力と性
能とを変化させることが可能となり、システム全体とし
ての消費電力を低減できる。
【0028】(第3の実施形態)図3は本発明の第3の
実施形態に係る信号処理装置の構成を示す図である。
【0029】図3において、1cはA/D変換器、5c
はA/D変換器1cに対して独立に動作する内部システ
ム、6cはA/D変換器1cおよび内部システム5cを
内部に含む外部システムである。前記A/D変換器1c
には、内部システム5cよりアナログ入力信号2がA/
D変換器1cの入力として与えられ、A/D変換器1c
は前記アナログ入力信号2に応じてディジタル出力信号
3を出力する。得られたディジタル出力信号3は内部シ
ステム5cにフィードバックされる。一方、内部システ
ム5cより制御信号4がA/D変換器1cの入力として
与えられる。以上が第3の実施形態に係る信号処理装置
の構成である次に、第3の実施形態に係る信号処理装置
の動作を説明する。
【0030】まず、内部システム5cよりアナログ入力
信号2がA/D変換器1cの入力として与えられる。A
/D変換器1cは前記アナログ入力信号2に応じてディ
ジタル出力信号3を出力する。同時に、内部システム5
cよりA/D変換器1cに対して要求する性能に関する
情報を含む制御信号4がA/D変換器1cの入力として
与えられる。一方、前記ディジタル出力信号3は、内部
システム5cにフィードバックされる。内部システム5
cは前記ディジタル出力信号3に応じて制御信号4を再
び出力し、これをA/D変換器1cの入力として与え
る。このとき、前記制御信号4によってA/D変換器1
cの消費電力が制御される。A/D変換器1cの消費電
力と性能とはおおよそ相関関係にあるため、A/D変換
器1cの消費電力を制御することによってA/D変換器
1cの性能を可変にする。
【0031】従って、第3の実施形態では、A/D変換
器1cの性能をシステム全体が必要としている最低限の
レベルまで抑えることが可能となり、A/D変換器1c
の消費電力と性能とを最適化することができ、システム
全体としての消費電力を低減できる。
【0032】(第4の実施形態)図4は本発明の第4の
実施形態に係る信号処理装置の構成を示す図である。
【0033】図4において、1dはA/D変換器、5d
はA/D変換器1dに対して独立に動作する内部システ
ム、6dはA/D変換器1dおよび内部システム5dを
内部に含む外部システム、8はシステム特性モニタであ
る。前記A/D変換器1dは内部システム5dよりアナ
ログ入力信号2がA/D変換器1dの入力として与えら
れ、A/D変換器1dは前記アナログ入力信号2に応じ
てディジタル出力信号3を出力する。得られたディジタ
ル出力信号3は内部システム5dにフィードバックされ
る。一方、内部システム5dより内部システム特性7が
システム特性モニタ8に与えられる。システム特性モニ
タ8は内部システム特性7に応じて制御信号4を出力す
る。システム特性モニタ8より制御信号4がA/D変換
器1dの入力として与えられる。以上が本発明の第4の
実施形態に係る信号処理装置の構成である。
【0034】次に、第4の実施形態に係る信号処理装置
の動作を説明する。
【0035】まず、内部システム5dよりアナログ入力
信号1がA/D変換器1dの入力として与えられる。A
/D変換器1dは前記アナログ入力信号2に応じてディ
ジタル出力信号3を出力する。同時に、内部システム5
dより内部システム特性7がシステム特性モニタ8の入
力として与えられる。システム特性モニタ8は内部シス
テム特性7を受けて制御信号4をA/D変換器1dに出
力する。一方、前記ディジタル出力信号3は、内部シス
テム5dにフィードバックされる。内部システム5dは
前記ディジタル出力信号3に応じて内部システム特性7
を再び出力し、これをA/D変換器1dの入力として与
える。このとき、前記制御信号4によってA/D変換器
1dの消費電力が制御される。A/D変換器1dの消費
電力と性能とはおおよそ相関関係にあるため、A/D変
換器1dの消費電力を制御することによってA/D変換
器1dの性能を可変にする。
【0036】従って、第4の実施形態では、A/D変換
器1dの特性によって変化するシステムの特性をモニタ
することにより、システム全体が必要としているA/D
変換器1dの性能を最低限のレベルまで抑えることが可
能となり、A/D変換器1dの消費電力と性能とを最適
化することができ、システム全体としての消費電力を低
減できる。
【0037】(第5の実施形態)図5は本発明の第5の
実施形態に係る信号処理装置の構成を示す図である。こ
の信号処理装置は、例えば、ディジタルTV等のよう
に、映像・音声情報を含む電波信号を受信し、受信電波
信号に対してA/D変換を行いディジタル復調する場合
において利用できる。
【0038】図5において、1eはA/D変換器、9は
前記A/D変換器1eの分解能により性能の一部が決定
する信号処理手段としてのディジタル復調回路、6eは
A/D変換器1eおよびディジタル復調回路9を内部に
含む外部システム、11は、前記A/D変換器1eの分
解能に起因する前記ディジタル復調回路9の性能を監視
し、性能低下が検知されると前記A/D変換器1eに分
解能を上げるように指示し、過性能が検知されると前記
A/D変換器1eに分解能を下げるように指示するモニ
タ手段としてのビットエラーレートモニタである。
【0039】前記A/D変換器1eは、外部システム6
eに与えられるアナログ入力信号2がA/D変換器1e
の入力として与えられ、A/D変換器1eは前記アナロ
グ入力信号2に応じてディジタル出力信号3を出力す
る。得られたディジタル出力信号3はディジタル復調回
路9に与えられる。一方、ディジタル復調回路9よりビ
ットエラーレート10がビットエラーレートモニタ11
に与えられる。ビットエラーレートモニタ11は制御信
号4を出力し、これをA/D変換器1eに与える。以上
が第5の実施形態に係る信号処理装置の構成である。
【0040】次に、第5の実施形態に係る信号処理装置
の動作を説明する。
【0041】まず、外部システム6eに与えられるアナ
ログ入力信号2がA/D変換器1eの入力として与えら
れる。A/D変換器1eは前記アナログ入力信号2に応
じてディジタル出力信号3を出力する。ディジタル出力
信号3はディジタル復調回路9へ与えられる。ディジタ
ル復調回路9は、与えられたディジタル出力信号3に従
いディジタル復調、誤り訂正を行う。誤り訂正を行うこ
とでディジタル復調回路9よりビットエラーレート10
が得られる。前記ビットエラーレート10は、電波受信
状況およびA/D変換器1eの特性によって変化する。
つまり、電波受信状況が悪化した場合もしくはA/D変
換器1eの特性が悪化した場合、ビットエラーレート1
0が劣化する。ビットエラーレート10が劣化した場
合、ビットエラーレートモニタ11はビットエラーレー
ト10が規定値に達するまで、A/D変換器1eの消費
電力が増加するように制御信号4を出力する。一方、ビ
ットエラーレート10が良化した場合、ビットエラーレ
ートモニタ11はビットエラーレート10が規定値にな
るまで、A/D変換器1eの消費電力が減少するように
制御信号4を出力する。次に、得られた制御信号4をA
/D変換器1eに与える。このとき、制御信号4によっ
てA/D変換器1eの消費電力が制御される。A/D変
換器1eの消費電力と性能とはおおよそ相関関係にある
ため、A/D変換器1eの消費電力を制御することによ
ってA/D変換器1eの性能を可変にする。
【0042】従って、第5の実施形態では、ディジタル
復調回路9が出力するビットエラーレート10をモニタ
することで、A/D変換器1eの性能をディジタル復調
回路9が必要としている最低限のレベルまで抑えること
が可能となり、A/D変換器1eの消費電力と性能とを
最適化することができ、システム全体としての消費電力
を低減できる。
【0043】(第6の実施形態)図6は本発明の第6の
実施形態に係るA/D変換器を構成する演算増幅器の一
例として、差動入力−差動出力の演算増幅器12aを示
す。
【0044】図6において、Issは可変電流源、M
1,M2はNch型トランジスタ、M3,M4はPch
型トランジスタである。
【0045】なお、A/D変換器において演算増幅器は
主にサンプル&ホールド回路、電圧比較器、パイプライ
ンA/D変換器やサブレンジA/D変換器のステージ間
の入力レンジ調整用回路として使用される。
【0046】可変電流源Issの一端は、基準電圧であ
るVSS、もう一端はNch型トランジスタM1,M2
のソース端子に接続されている。入力トランジスタであ
るNch型トランジスタM1およびNch型トランジス
タM2のゲート端子にそれぞれアナログ差動入力信号正
極Vin+およびアナログ差動入力信号負極Vin-が接
続されている。Pch型トランジスタM3,M4のゲー
ト端子はバイアス電圧Vbに接続されている。Pch型
トランジスタM3,M4のソース端子は電源電圧VDD
に接続されている。Nch型トランジスタM1およびP
ch型トランジスタM3のドレイン端子はアナログ差動
出力信号負極Vout-、Nch型トランジスタM2お
よびPch型トランジスタM4のドレイン端子はアナロ
グ差動出力信号正極Vout+にそれぞれ接続されてい
る。以上が第6の実施形態に係るA/D変換器を構成す
る演算増幅器12aの構成である。
【0047】次に、第6の実施形態に係るA/D変換器
を構成する演算増幅器12aの動作を説明する。
【0048】アナログ差動入力信号 ΔVin=(Vi
+−Vin-) は、前記Nch型トランジスタM1お
よび前記Nch型トランジスタM2の電圧・電流変換作
用により、前記Nch型トランジスタM1に流れるドレ
イン・ソース電流Ids1および前記Nch型トランジ
スタM2に流れるドレイン・ソース電流Ids2の差電
流 ΔIds=(Ids1−Ids2) に変換され
る。前記ドレイン・ソース電流Ids1および前記ドレ
イン・ソース電流Ids2それぞれの変化分、ΔIds
1およびΔIds2は、前記Nch型トランジスタM1
のトランスコンダクタンスをgm1、前記M2のトラン
スコンダクタンスをgm2とすると、 ΔIds1=g
m1(ΔVin/2) 、 ΔIds2=gm2(ΔV
in/2)と表される。前記Nch型トランジスタM1
および前記Nch型トランジスタM2は同じ特性のトラ
ンジスタであるとすると、 gm=gm1=gm2 で
ある。出力端の動的な抵抗をroとすると、アナログ差
動出力信号 ΔVout=(ΔVout+−ΔVou
-) は、 ΔVout=gm・ΔVin・ro で
表される。従って、本回路の電圧利得Gは、 G=ΔV
out/ΔVin=gm・ro となる。
【0049】つまり、前記演算増幅器12aの前記電圧
利得Gは入力トランジスタである前記Nch型トランジ
スタM1および前記Nch型トランジスタM2の前記ト
ランスコンダクタンスgmに比例する。一方、前記トラ
ンスコンダクタンスgmは前記Nch型トランジスタM
1および前記Nch型トランジスタM2に流れるドレイ
ン・ソース電流Idsにほぼ比例する。
【0050】可変電流源Issを増加させるとドレイン
・ソース電流Ids1、Ids2が増加する。一方、可
変電流源Issを減少させるとドレイン・ソース電流I
ds1、Ids2が減少する。従って、可変電流源Is
sを増加させると前記電圧利得Gが増加し、可変電流源
Issを減少させると前記電圧利得Gが減少する。
【0051】前記電圧利得Gが増加・減少することによ
って、演算増幅器12aの周波数帯域特性、オフセット
誤差特性がそれぞれ増加・減少する。つまり、可変電流
源Issを変化させることにより、演算増幅器12aの
特性が変化し、結果としてA/D変換器の特性も変化す
る。
【0052】以上のように、A/D変換器で使用してい
る演算増幅器12aに流れる電流を可変とすることによ
り、A/D変換器の消費電力と性能とを制御することが
できる。
【0053】なお、Nch型トランジスタのゲート端子
が入力端子である演算増幅器に関して説明したが、Pc
h型トランジスタのゲート端子が入力端子である演算増
幅器に関しても当然同様の効果が得られる。
【0054】また、簡単な差動入力−差動出力の演算増
幅器に関して説明したが、差動入力−シングル出力の演
算増幅器、シングル入力−シングル出力の演算増幅器、
シングル入力−差動出力の演算増幅器、また更に複雑な
演算増幅器に関しても、電流バイアス型の演算増幅器に
関して当然同様の効果が得られる。
【0055】さらに、演算増幅器の電流源を可変する場
合について説明したが、図7に示すようにバイアス回路
内の電流Issaを可変とし、Nch型トランジスタM
0aとNch型トランジスタM0bとが形成するカレン
トミラー回路により、可変電流源出力IssaがNch
型トランジスタM0aとNch型トランジスタM0bと
のカレントミラー比倍された電流IssbがNch型ト
ランジスタM0bに流れ、Nch型トランジスタM0b
が演算増幅器のバイアス電流となることにより同等の効
果が得られる。
【0056】さらにまた、図7においてはNch型トラ
ンジスタでカレントミラーを形成した場合を示している
が、回路構成によってはPch型トランジスタでカレン
トミラーを形成することも可能である。また、図7にお
いてはシングルタイプのカレントミラーを形成した場合
を示しているが、カスケードタイプのカレントミラーを
形成した場合でも同等の効果が得られる。
【0057】なお、図6、図7における可変電流源は図
8に示すような回路で実現できる。図8は定電流源Is
saが基準電圧であるVDDとNch型トランジスタM
0aのドレイン端子およびゲート端子に接続され、Nc
h型トランジスタM0aのソース端子は基準電圧である
VSSに接続されている。Nch型トランジスタM0b
1〜M0bnのソース端子は基準電圧であるVSSに接
続され、そのドレイン端子は共通となっており、Nch
型トランジスタM0b1〜M0bnそれぞれのゲート端
子はスイッチSW1〜SWnの出力端子Cに接続され、
スイッチSW1〜SWnの一入力端子AはM0aのゲー
ト端子およびドレイン端子、スイッチSW1〜SWnの
一入力端子Bは基準電圧であるVSSに接続されてい
る。スイッチSWiの一入力端子Aと出力端子Cが導通
することにより、Nch型トランジスタM0aと、Nc
h型トランジスタM0biがカレントミラー回路を形成
し、電流IssaをNch型トランジスタM0aとNc
h型トランジスタM0biのカレントミラー比倍した電
流IssbiがNch型トランジスタM0biのドレイ
ン端子−ソース端子間に流れる。一方、スイッチSWi
の一入力端子Bと出力端子Cが導通することにより、N
ch型トランジスタM0biがOFF状態となりドレイ
ン端子−ソース端子間に電流は流れない。制御信号4に
より、SW1〜SWnの一入力端子Aと出力端子Cある
いは、一入力端子Bと出力端子Cを選択することによ
り、Nch型トランジスタM0b1〜M0bnに流れる
電流をIssb1〜Issbnにするか、あるいは、0
にするかを決定することができる。このような構成によ
り可変電流源を実現することが可能である。
【0058】なお、図8はNch型トランジスタで構成
されるカレントミラー回路として説明したが、回路構成
によっては、Pch型トランジスタでカレントミラー回
路を構成しても同等の効果が得られる。
【0059】(第7の実施形態)図9は本発明の第7の
実施形態に係るA/D変換器を構成する演算増幅器の一
例を示す図である。12bは差動入力−差動出力の演算
増幅器、M0a,M0b,M1,M2はNch型トラン
ジスタ、M3,M4はPch型トランジスタ、4は制御
信号、13は電流出力タイプのD/A変換器である。
【0060】制御信号4はD/A変換器13に入力され
ている。Nch型トランジスタM0aおよび、Nch型
トランジスタM0bはカレントミラー回路を形成してい
る。Nch型トランジスタM0bのソース端子は基準電
圧であるVSS、ドレイン端子はNch型トランジスタ
M1,M2のソース端子にそれぞれ接続されている。入
力トランジスタであるNch型トランジスタM1および
Nch型トランジスタM2のゲート端子にそれぞれアナ
ログ差動入力信号正極Vin+およびアナログ差動入力
信号負極Vin-が接続されている。Pch型トランジ
スタM3,M4のゲート端子はバイアス電圧Vbに接続
されている。Pch型トランジスタM3,M4のソース
端子は電源電圧VDDに接続されている。Nch型トラ
ンジスタM1およびPch型トランジスタM3のドレイ
ン端子はアナログ差動出力信号負極Vout-、Nch
型トランジスタM2およびPch型トランジスタM4の
ドレイン端子はアナログ差動出力信号正極Vout+
それぞれ接続されている。以上が第7の実施形態に係る
A/D変換器を構成する演算増幅器12bの構成であ
る。
【0061】次に、第7の実施形態に係るA/D変換器
を構成する演算増幅器12bの動作を説明する。
【0062】まず、制御信号4がD/A変換器13に与
えられる。D/A変換器13は制御信号4に対して一意
に決定される電流Ioutを出力する。出力された電流
IoutはNch型トランジスタM0aのドレイン端子
から基準電圧VSSに流れ込み、Nch型トランジスタ
M0aとNch型トランジスタM0bとはカレントミラ
ーを形成しているため、Nch型トランジスタM0aと
Nch型トランジスタM0bとのカレントミラー比に従
って電流Issaをカレントミラー比倍した電流Iss
bがNch型トランジスタM0bのドレイン端子から基
準電圧VSSに流れる。電流Issbは演算増幅器12
bのバイアス電流となる。
【0063】従って、第7の実施形態では、制御信号4
に従い、D/A変換器13によってA/D変換器を構成
する演算増幅器12bに流れる電流をD/A変換器13
が持つ階調分の制御を行うことが可能となり、結果とし
てA/D変換器の消費電力と性能とを制御することがで
きる。
【0064】なお、電流出力D/A変換器について示し
たが、電圧出力D/A変換器を用いても、抵抗負荷を使
用して電圧―電流変換を行うことで同等の効果を得るこ
とができる。
【0065】(第8の実施形態)図10は本発明の第8
の実施形態に係るA/D変換器を示す図である。
【0066】図10において、16は分解能を決定する
制御手段としての制御回路、12cは前記制御回路16
の信号により電流を変更する演算増幅器、14は前記演
算増幅器12cの出力を入力する電圧比較器列であり、
このA/D変換器は、前記電圧比較器列14での比較結
果を前記制御回路16に入力することにより分解能を修
正するように構成されている。このA/D変換器では、
検査電圧としての入力電圧信号Vinpおよび入力電圧
信号Vinnが演算増幅器12cの入力として与えられ
る。演算増幅器12cの出力電圧信号Voutが電圧比
較器列14の入力として与えられ、これに従って電圧比
較器列出力15を得る。電圧比較器列出力15および制
御信号4aが制御回路16の入力として与えられる。制
御回路16の出力である制御信号4bが演算増幅器12
cに与えられる。以上が第8の実施形態に係るA/D変
換器の構成である。
【0067】第8の実施形態に係るA/D変換器は、初
期動作時に演算増幅器12c内部に流れる電流量を決定
する。第8の実施形態に係るA/D変換器の動作を図1
1のタイミングチャートおよび図12の電圧比較器列詳
細図を参照しながら説明する。
【0068】まず、システムが必要としているA/D変
換器の初期動作時(図11に示すInitialize
=High)、クロック(Clock)に同期して入力
信号(Vinp−Vinn)をV1からV2へと変化さ
せる。なお、入力電圧がV1のとき、演算増幅器12c
に対して十分なセトリングタイムを与える(図11に示
すA−B)。
【0069】次に、入力電圧をV2へと変化させる。こ
のとき、演算増幅器12cの出力端には負荷容量CLが
存在するため、VoutはV1より直ちにV2へ変化す
るのではなく、図11に示すように、なだらかに変化す
る。このとき、A/D変換を行う際の動作タイミングで
サンプリングを行う(図11に示すC)。このときの演
算増幅器12cの出力電圧信号VoutをV2’とする
と、セトリング誤差はV2−V2’ となる。この状態
において、比較器Co1〜Co4を用いてそれぞれV
2’とVa〜Vdとを比較する。なお、Va〜Vdはそ
れぞれ、V2に対する誤差1LSB/2、誤差2LSB
/2、誤差4LSB/2、誤差8LSB/2に値する電
圧である。
【0070】電圧比較器列出力15によりセトリング誤
差を検出する。これに対して制御信号4aは、ある精度
のA/D変換器を構成するために必要な演算増幅器の精
度に関する情報を持つとし、これを制御回路16に与え
る。一般的にセトリング誤差は、演算増幅器12cに流
れる電流の逆数に相関関係を持つ。つまり、演算増幅器
12cに流れる電流が大きいほどセトリング誤差が小さ
く、逆に演算増幅器12cに流れる電流が小さいほど、
セトリング誤差が大きくなる。ここで、電圧比較器列出
力15より、現在のセトリング誤差が1LSB/2、2
LSB/2、4LSB/2もしくは8LSB/2に収ま
っているかを検出する。つまり、例えばb1、b2がH
igh、b3、b4がLowを示すとき、セトリング誤
差は4LSB/2〜2LSB/2の間となる。
【0071】ここで、制御信号4aが示すところの演算
増幅器12cの必要精度に対してセトリング誤差が大き
く、必要とする精度を満たさない場合、演算増幅器に流
れる電流を増加するように制御回路16より制御信号4
bが演算増幅器12cに与えられ、図11に示すAから
Cの動作を再び繰り返す。一方、制御信号4aが示すと
ころの演算増幅器12cの必要精度に対してセトリング
誤差が十分小さく、必要とする精度を十分満たす場合、
演算増幅器に流れる電流を減少するように制御回路16
より制御信号4bが演算増幅器12cに与えられ、図1
1に示すAからCの動作を再び繰り返す。また、制御信
号4aが示すところの演算増幅器12cの必要精度内に
セトリング誤差が収まった場合、初期動作を終了する。
【0072】以上のような構成により、演算増幅器12
cのセトリング誤差から演算増幅器12cの精度を検出
し、制御信号4aに従い、システムが要求するA/D変
換器の精度を満たすために必要となる演算増幅器12c
の精度を得るように演算増幅器12cの電流を制御する
ことにより、A/D変換器の消費電力と性能とを制御す
ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
A/D変換器を構成する演算増幅器の電流を制御信号に
従って制御することにより、システムの要求するA/D
変換器の性能が変化した場合、要求される性能に応じて
消費電力とA/D変換器の性能を変化することが可能と
なり、A/D変換器の消費電力および性能をシステムの
動作状況に応じて最適な動作状態で動作することがで
き、システム全体としての消費電力を削減することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るA/D変換器の構成図で
ある。
【図2】第2の実施形態に係る信号処理装置の構成図で
ある。
【図3】第3の実施形態に係る信号処理装置の構成図で
ある。
【図4】第4の実施形態に係る信号処理装置の構成図で
ある。
【図5】第5の実施形態に係る信号処理装置の構成図で
ある。
【図6】第6の実施形態に係るA/D変換器を構成する
演算増幅器の構成図である。
【図7】図6の変形例である。
【図8】第6の実施形態におけるカレントミラー回路の
構成図である。
【図9】第7の実施形態に係るA/D変換器を構成する
演算増幅器の構成図である。
【図10】第8の実施形態に係るA/D変換器の構成図
である。
【図11】第8の実施形態におけるタイミングチャート
を示す図である。
【図12】第8の実施形態における電圧比較器列を示す
図である。
【図13】従来のA/D変換器を構成する演算増幅器の
構成図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d,1e A/D変換器 9 ディジタル復調回路
(信号処理手段) 11 ビットエラーレー
トモニタ(モニタ手段 )12c 演算増幅器 14 電圧比較器列 16 制御回路(制御手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生駒 平治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 櫻 裕司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡本 陽一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 稲垣 善嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J022 AA01 BA06 CF02 CF04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分解能を指示する制御信号によって増幅
    器に流れる電流を変更することにより分解能を可変とす
    ることを特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 分解能を決定する制御手段と、 前記制御手段の信号により電流を変更する増幅器と、 前記増幅器の出力を入力する電圧比較器列とを備え、 前記電圧比較器列での比較結果を前記制御手段に入力す
    ることにより分解能を修正するように構成されているこ
    とを特徴とするA/D変換器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のA/D
    変換器と、 前記A/D変換器の分解能により性能の一部が決定する
    信号処理手段と、 前記A/D変換器の分解能に起因する前記信号処理手段
    の性能を監視し、性能低下が検知されると前記A/D変
    換器に分解能を上げるように指示し、過性能が検知され
    ると前記A/D変換器に分解能を下げるように指示する
    モニタ手段とを備えていることを特徴とする信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段はディジタル復調回路
    であり、 前記性能はディジタル復調回路におけるビットエラーレ
    ートであることを特徴とする請求項3に記載の信号処理
    装置。
  5. 【請求項5】 増幅器に検査電圧を入力する電圧入力ス
    テップと、 前記増幅器から出力された電圧と前記検査電圧を比較す
    る比較ステップと、 前記比較ステップの結果から前記増幅器の電流値を調整
    する分解能決定ステップとを備えていることを特徴とす
    るA/D変換方法。
  6. 【請求項6】 前記分解能決定ステップは、前記比較ス
    テップの結果が所定の閾値以上である場合は、前記増幅
    器の電流値を増大させる一方、前記比較ステップの結果
    が所定の閾値以下である場合は、前記増幅器の電流値を
    減少させることを特徴とする請求項5に記載のA/D変
    換方法。
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