JP2003197904A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JP2003197904A
JP2003197904A JP2001396211A JP2001396211A JP2003197904A JP 2003197904 A JP2003197904 A JP 2003197904A JP 2001396211 A JP2001396211 A JP 2001396211A JP 2001396211 A JP2001396211 A JP 2001396211A JP 2003197904 A JP2003197904 A JP 2003197904A
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sidewall
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Michihiro Sugano
道博 菅野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リソグラフィの限界を超えてさらに素子構造
の微細化を図ることが可能な半導体装置および半導体装
置の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板11上にゲート絶縁膜5を介して形
成されたゲート電極6と、ゲート電極6の両脇における
基板1の表面層に設けられたS/D拡散層13と、ゲー
ト電極6の側壁を覆う絶縁膜8と、S/D拡散層13に
接続された状態でゲート電極6の側壁に絶縁膜8を介し
て設けられたサイドウォール状のシリコン膜からなるS
/Dサイドウォール10とを備えている。S/Dサイド
ウォール10は、その周縁を素子分離領域3の開口周縁
上に重ねた状態で設けられている。また、ゲート電極6
は、基板1との境界領域部分が逆テーパ形状に成形され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
半導体装置の製造方法において、特には微細化に優れた
構造を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化および高機能化に
ともない、素子構造の微細化が進展している。素子構造
の微細化を達するためには、拡散層の低抵抗化が必須で
ある。そこで、シリコンからなる半導体基板の表面層に
形成された拡散層の表面層を自己整合的にシリサイド化
するセルフアラインシリサイド(Self Aligned Silicid
e、いわゆるサリサイド)技術が開発され、これにより
拡散層およびゲート電極のコンタクト部分の低抵抗化が
図られている。
【0003】このようなシリサイドの形成においては、
基板表面の拡散層上に高融点金属膜を形成し、この高融
点金属膜とシリコンとを熱処理によって反応させること
で、拡散層の表面層にシリサイドが成長する。このた
め、拡散層の深さ方向にもシリサイド化が進むため、拡
散層が深くなるという問題が発生する。
【0004】そこで、拡散層上にシリコンをエピタキシ
ャル成長させ、このエピタキシャル層の表面にシリサイ
ドを成長させることで、拡散層深さを浅くする構造があ
る。図10には、このような構成の半導体装置の断面図
を示す。この図に示す半導体装置は、半導体基板201
上にポリシリコンからなるゲート電極203を設けてな
り、ゲート電極203の両脇における半導体基板201
の表面層には、ソース/ドレイン拡散層205が形成さ
れている。また、このソース/ドレイン拡散層205の
上部には、ゲート電極203の側壁の絶縁性サイドウォ
ール207によってゲート電極203と分離された状態
でエピタキシャル層209が形成され、このエピタキシ
ャル層209の表面とゲート電極203の表面とに、上
述したサリサイドプロセスによってシリサイド層211
が形成されている。
【0005】このような構成の半導体装置によれば、ソ
ース/ドレイン拡散層205上に成長させたエピタキシ
ャル層209の表面層においてシリサイド層211の成
長が行われるため、シリサイド層211による接合リー
クの発生が抑えられ、ソース/ドレイン拡散層205を
浅くすることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した構
成であっても、ソース/ドレイン拡散層に対するコンタ
クトは、ゲート電極脇の基板上に平積みされたシリサイ
ド層において成されるため、接続面積を確保するために
は接続孔の開口面積を確保しなければならない。また、
ゲート線幅もリソグラフィの限界によって制限されるた
め、さらなる素子構造の微細化が困難になってきてい
る。
【0007】そこで本発明は、リソグラフィの限界を超
えてさらに素子構造の微細化を図ることが可能な半導体
装置および半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の半導体装置は、基板上にゲート絶縁膜
を介して形成されたゲート電極、このゲート電極の両脇
における基板の表面層に設けられたソース/ドレイン拡
散層、ゲート電極の側壁を覆う絶縁膜を備え、さらにソ
ース/ドレイン拡散層に接続された状態でゲート電極の
側壁に前記絶縁膜を介して設けられたサイドウォール状
のシリコン膜からなるソース/ドレインサイドウォール
層が設けられている。
【0009】このような構成の半導体装置では、ソース
/ドレイン拡散層に接続する状態で、基板上にソース/
ドレインサイドウォール層が設けられる。このため、ソ
ース/ドレインサイドウォール層の側壁における広い面
積において、基板に対して略垂直方向にソース/ドレイ
ンコンタクトが図られる。したがって、ソース/ドレイ
ンに対する接続面積を十分に確保しながらも、基板表面
に占めるソース/ドレインコンタクトの面積を狭めるこ
とができる。
【0010】また、本発明の半導体装置の製造方法にお
ける第1の製造方法は、上述した構成の半導体装置を形
成するための製造方法であり、次のように行うことを特
徴としている。先ず、第1工程において、基板上にゲー
ト電極層と絶縁層とをこの順に形成した後、当該ゲート
電極層および絶縁層をパターニングしてゲート電極を形
成する。次いで第2工程では、前記ゲート電極の側壁を
絶縁膜で覆い、その後第3工程では、絶縁膜を介してゲ
ート電極の側壁にポリシリコン膜からなるソース/ドレ
インサイドウォール層を形成する。そして、第4工程で
は、このソース/ドレインサイドウォール層中から前記
基板の表面層に不純物を拡散させることによって、当該
基板の表面層にソース/ドレイン拡散層を形成する。
【0011】また本発明の半導体装置の製造方法におけ
る第2の製造方法は、次のように行うことを特徴として
いる。先ず、第1工程では、基板上にゲート電極層と絶
縁層とをこの順に形成した後、当該基板上に当該ゲート
電極層を所定膜厚で残した状態で当該ゲート電極層およ
び絶縁層をパターニングする。次いで第2工程では、ゲ
ート電極層および絶縁層の側壁にサイドウォール絶縁膜
を形成した後、当該絶縁層およびサイドウォール絶縁膜
から露出した前記ゲート電極層部分を除去することで当
該ゲート電極層からなるゲート電極を形成する。その後
第3工程では、サイドウォール絶縁膜および前記絶縁層
をマスクにして当該サイドウォール絶縁膜の下方に露出
している前記ゲート電極部分を等方的にエッチングし、
当該ゲート電極部分を逆テーパ形状に成型する。
【0012】このような第2の製造方法では、下部のみ
を露出させ、上方を絶縁層およびサイドウォール絶縁膜
で覆ったゲート電極を形成し、このゲート電極の露出部
分を等方的にエッチングして逆テーパ形状とするため、
エッチング深さを調整することで、ゲート電極の最下部
の幅(すなわちゲート長)が上部の幅よりも狭くなる。
つまり、第1工程におけるゲート電極層のパターニング
限界を超えて、ゲート長を細くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置および
半導体装置の製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】<半導体装置>図1は本発明の半導体装置
の一例を示す断面図であり、図2は本発明の半導体装置
の一例を示す平面図である。図1は図2のA−A’断面
に相当する。また、図2の平面図においては、基板およ
び絶縁膜の図示を省略した。
【0015】これらの図に示す半導体装置は、基板1の
表面側にMOSトランジスタ2を設けてなる半導体装置
であり、次のように構成されている。すなわち、単結晶
シリコンからなる基板1の表面層には、例えばSTI
(shallow trench isolation)構造の素子分離領域3が
形成されており、この素子分離領域3によって基板1の
表面層の各アクティブ4を分離している。各アクティブ
領域4は、例えば170nm×500nm程度の形状を
有している。
【0016】そして、この基板1上には、アクティブ領
域4の中央を横切るようにゲート絶縁膜5を介してゲー
ト配線6が形成されており、このゲート配線6において
アクティブ領域4上に配置された部分がMOSトランジ
スタ2のゲート電極となる。尚、以下においては、素子
分離領域3上のゲート配線6部分も含めて、ゲート電極
6と記す。
【0017】ここで特に、このゲート電極6は、上面
(Top)の線幅が70nm程度であるのに対して、基
板1との境界領域部分が逆テーパ形状に成形されてお
り、これにより底面(Bottom)の線幅が45nm
程度に縮小され、ゲート長の微細化が図られている。
【0018】また、このゲート電極6の上面には、接続
抵抗を低下させることを目的としたシリサイド層7が設
けられている。そして、ゲート電極6およびシリサイド
層7の側壁は、絶縁膜8によって完全に覆われているこ
ととする。
【0019】このようなゲート電極6の側壁には、絶縁
膜8を介して、サイドウォール状のシリコン膜からなる
ソース/ドレインサイドウォール層10(以下、S/D
サイドウォール10)が設けられている。このS/Dサ
イドウォール10は、ゲート電極6における逆テーパ形
状部分を埋め込む状態で設けられ、かつその周縁を素子
分離領域3の開口周縁上に重ねた状態で設けられてい
る。そして、各アクティブ領域4が、ゲート電極6と各
S/Dサイドウォール10とによって完全に覆われた状
態となっている。尚、S/Dサイドウォール10は、各
アクティブ領域4に対応して分離された状態で設けられ
ていることとする。
【0020】また、このS/Dサイドウォール10の表
面は、シリサイド層11で覆われた状態となっており、
このシリサイド層11の基板1と接する部分は、素子分
離領域3上に配置されることとする。このシリサイド層
11は、20nm程度の膜厚を有していることとする。
【0021】また、S/Dサイドウォール10の下方に
おけるアクティブ領域4の表面層には、ゲート電極6の
両脇に分離させてソース/ドレイン拡散層(以下、S/
D拡散層)13が設けられている。これらのS/D拡散
層13は、ゲート電極6の両側の各S/Dサイドウォー
ル10にそれぞれ接続されている。
【0022】以上のような構成のMOSトランジスタ2
は、例えば製造工程上の理由で必要とされた絶縁性のス
トッパ層14を介して、表面平坦な層間絶縁膜15で覆
われている。この平坦化絶縁膜15には、S/Dサイド
ウォール10の側壁を覆うシリサイド層11を介して、
このS/Dサイドウォール10に達する接続孔16が設
けられている。この接続孔16は、例えば100nm×
100nmの開口形状を有している。
【0023】そして、この接続孔16内にはプラグ17
が埋め込まれ、また平坦化絶縁膜15上には、プラグ1
7に接続された状態で配線18が形成され、これによっ
て半導体装置が構成されている。
【0024】このような構成の半導体装置では、基板1
表面のS/Dドレイン拡散層13に接続する状態で、基
板1上にS/Dサイドウォール10が設けられる。この
ため、このS/Dサイドウォール10を覆うシリサイド
11に達する接続孔16によって、S/Dサイドウォー
ル10の側壁における広い面積において、基板1に対し
て略垂直方向にS/Dコンタクトが図られる。したがっ
て、S/D拡散層13に対する接続面積を十分に確保し
ながらも、基板表面に占めるS/Dコンタクトの面積を
狭めることができる。この結果、MOSトランジスタの
微細化を図ることが可能になる。
【0025】また、S/Dサイドウォール10は、その
周縁を素子分離領域3の開口周縁上に重ねた状態で設け
られている。このため、S/Dサイドウォール10の表
面を覆うシリサイド層11が、アクティブ領域4に接す
ることはなく、シリサイド層11による接合リークを確
実に防止することができる。また同様に、接続孔16の
形成においても、アクティブ領域4側への突き抜けを生
じることがない。このため、接続孔16の開口形状の自
由度が広がり、例えば図3に示すように、ゲート電極6
に沿った矩形の開口形状の接続孔16(プラグ17)を
形成することで、接続孔16形成の際のリソグラフィの
マージンを大きくすることができる。例えば図2に示す
半導体装置と同様の構成において、図3に示すように、
接続孔16およびコンタクト17の平面形状のみを、1
00nm×400nm〜600nmとすることで、接続
孔16形成の際のリソグラフィのマージンを長手方向に
大きくとることが可能になる。
【0026】また、以上の図1〜図3を用いて説明した
半導体装置では、ゲート電極6は、基板1との境界領域
部分が逆テーパ形状に成形されているため、ゲート長を
縮小しながらも当該ゲート電極6に対する接続面積を確
保することができる。また、次の製造方法において説明
するように、リソグラフィによるパターニングの限界を
超えてゲート長の微細化を図ることが可能になる。
【0027】<半導体装置の製造方法> (第1実施形態)図4〜図6は、半導体装置の製造方法
に関する第1実施形態を説明するための断面図である。
以下に、これらの図を用いて上述した構成の半導体装置
の製造手順を説明する。尚ここでは、図1および図2を
用いた説明において各部材に付した符号はそのまま使用
し、製造工程中において用いる新たな材料には異なる符
号を付して説明を行う。
【0028】先ず、図4(1)に示すように、例えば単
結晶シリコンからなる基板1の表面層に、STI技術を
適用して素子分離領域3を形成し、アクティブ領域4を
分離する。このアクティブ領域4は、アクティブ長L1
(ゲート長方向の幅)が170nm程度と非常に小さく
形成される。次いで、基板1の表面層にゲート絶縁膜5
を形成すると共に、アクティブ領域4の表面層にしきい
値電圧調整用の不純物を導入する。
【0029】次いで、基板1上に、ゲート絶縁膜5を介
してポリシリコンからなるゲート電極層101を成膜
し、次いで絶縁層102を成膜する。この絶縁層102
は、後の工程でエッチングストッパとなる層であり、例
えば窒化シリコン膜からなる。また、これらの層10
1,102は、例えばCVD(chemical vapor depositi
on)法によって、ゲート電極層101が200nm、絶
縁層102が50nmの膜厚で成膜されることとする。
【0030】その後、この絶縁層102上に、ゲート電
極形成用のレジストパターン103を形成する。このレ
ジストパターン103は、70nmの線幅で形成される
こととする。また、レジストパターン103間のスペー
ス幅は、200nm程度に設定されることとする。
【0031】次に、図4(2)に示すように、レジスト
パターン(103)をマスクにして、絶縁層102およ
びゲート電極層101をエッチングする。この際、ゲー
ト電極層101を全てエッチングせず、50nm程度の
膜厚のゲート電極層101を基板1上に残してエッチン
グを終了させる。エッチング終了後には、レジストパタ
ーン(103)を除去する。
【0032】次に、図4(3)に示すように、絶縁層1
02およびゲート電極層101の側壁に、例えば酸化シ
リコンからなるサイドウォール絶縁膜104を形成す
る。このサイドウォール絶縁膜104の形成は、窒化シ
リコンからなる絶縁層102およびゲート電極層101
を覆う状態でCVD法によって絶縁膜(酸化シリコン
膜)を成膜し、この絶縁膜を全面エッチバックすること
によって、絶縁層102およびゲート電極層101の側
壁にサイドウォール状に形成する。ここでは、ゲート電
極層101の側壁に、膜厚20nmのサイドウォール絶
縁膜104が形成されるように、絶縁膜の成膜およびエ
ッチングを行うこととする。
【0033】以上の後、絶縁層102およびサイドウォ
ール絶縁膜104をマスクにして、ゲート電極層101
の露出部分を選択的にエッチング除去し、ゲート絶縁膜
5で覆われた基板1を露出させる。これにより、ポリシ
リコン膜のゲート電極層101からなるゲート電極6を
形成する。この際、エッチング形状が逆テーパ形状とな
るようにエッチングを進め、ゲート電極6の最下面部分
(ボトム部分)の幅を100nm程度にする。
【0034】その後、図4(4)に示すように、サイド
ウォール絶縁膜104下方に露出しているゲート電極6
部分を等方的にエッチングし、最下部の線幅が50nm
程度になるまでエッチングを進める。この際、エッチン
グレートを2nm/min程度の非常に遅いレートにし
ておくことで、線幅のばらつきを抑制するようにする。
尚、このエッチングにおいては、上述したエッチング工
程でゲート電極6を逆テーパ形状に加工したことを反映
し、最下部が最も細い形状になる。また、窒化シリコン
からなる絶縁層102およびサイドウォール絶縁膜10
4で覆われているポリシリコン部分、さらにはゲート絶
縁膜5で覆われた単結晶シリコンからなる基板1部分に
は、エッチングの影響が及ぶことはない。
【0035】次いで、図5(1)に示すように、酸化処
理を行うことによって、ゲート電極6のエッチング側壁
に酸化膜105を成長させる。そして、酸化膜105と
サイドウォール絶縁膜104とによって、ゲート電極6
の側壁を覆う絶縁膜8を形成する。この酸化処理は、例
えばドライ雰囲気に酸素ガスを供給することによって行
い、酸化速度を1nm/min程度に抑えることで、成
長のばらつきを抑えることとする。またここでは、片側
について5nm程度の膜厚の酸化膜105を成長させ
る。これにより、ゲート電極6が片側について2.5n
m程度消費され、ゲート電極6における最下部の線幅
(つまりゲート長)を45nm程度にする。尚、酸化膜
105とゲート電極6とを合わせた幅は60nmとな
る。
【0036】さらに、この酸化処理によって、ゲート電
極6の下方のエッジ部分にゲートバーズビークを入れ
(図示省略)、部分的にゲート絶縁膜5を厚膜化し、こ
れによってGIDLに対して強い構造としている。
【0037】その後、図5(2)に示すように、基板1
の表面に露出しているゲート絶縁膜5部分を除去する。
この際、ゲート絶縁膜5は酸化膜からなるため、ゲート
電極6の側壁に成長させた酸化膜105を残すために、
除去速度を1nm/min程度に抑えた処理を行うこと
とする。
【0038】次いで、図5(3)に示すように、ゲート
電極6の側壁に、絶縁膜8を介してポリシリコン膜から
なるS/Dサイドウォール10を形成する。このS/D
サイドウォール10は、先ず、ゲート電極6を覆う状態
でポリシリコン膜を成膜し、これをエッチバックしてゲ
ート配線6の側壁のみにポリシリコン膜を残すことによ
って形成する。この際、ポリシリコン膜をエッチバック
することによって形成されるS/Dサイドウォール10
が、完全にアクティブ領域4を覆い、かつゲート電極
6,6間のS/Dサイドウォール10部分が分断される
ように、ポリシリコン膜の成膜とエッチバックとを行
う。この際、S/Dサイドウォール10は、素子分離領
域3上に30nm程度の幅でオーバーラップさせるよう
にする。これにより、S/Dサイドウォール10の周縁
と素子分離領域3の開口縁部との重なりを完全にする。
【0039】例えばここでは、ゲート電極6,6間の間
隔が200nmであり、このゲート電極6,6の側壁に
20nmの絶縁膜8が形成されているため、ゲート電極
6,6間には160nmのスペースが設けられているこ
とになる。また、アクティブ領域4の露出幅は、片側6
0nm程度になる。このため、例えば、基板1上に12
0nmの膜厚でポリシリコン膜を成膜し、このポリシリ
コン膜をエッチバックする際には、ゲート電極の側壁に
高さ150nmのポリシリコン膜(S/Dサイドウォー
ル10が残るように、エッチングを行うようにする。こ
れにより、上述した形状のS/Dサイドウォール10が
得られる。
【0040】その後、図5(4)に示すように、アクテ
ィブ領域4上のS/Dサイドウォール10を覆い、その
他のS/Dサイドウォール10部分を露出させる形状の
レジストパターン106を形成する。次いで、レジスト
パターン106をマスクにS/Dサイドウォール10を
パターンエッチングする。これにより、各アクティブ領
域4に対応させてS/Dサイドウォール10を分離する
と共に、S/Dサイドウォール10の余分な箇所を除去
する。このパターンエッチングの後には、レジストパタ
ーン106を除去する。
【0041】次に、図6(1)に示すように、ゲート電
極6上の窒化シリコンからなる絶縁層102をエッチン
グ除去し、ポリシリコンからなるゲート電極6の上面を
露出させる。このエッチングは、ポリシリコンおよび酸
化シリコンに対して選択的に窒化シリコン(絶縁層)が
除去されれば、ドライエッチングであってもウェットエ
ッチングであっても良い。
【0042】その後、イオン注入法によって、ソース/
ドレイン形成用の不純物をS/Dサイドウォール10中
に導入する。この際、ゲート電極6の表面層にも不純物
が導入される。ここでは、次の熱処理において、S/D
サイドウォール10中に導入した不純物を基板1中に拡
散させてS/D拡散層を形成するため、高濃度の不純物
注入を行うこととする。そこで例えば、半導体装置とし
てNMOSを形成する場合であれば、砒素イオン(As
+)を、注入エネルギー20keV、ドーズ量5×10
+15個/cm2で導入する。一方、半導体装置としてPM
OSを形成する場合であれば、フッ化ホウ素イオン(B
2+)を、注入エネルギー20keV、ドーズ量3×1
+15個/cm2で導入する。尚、先の図5(3)を用い
て説明したS/Dサイドウォール10形成のためのポリ
シリコン膜を成膜する工程で、予め不純物を含有させた
ポリシリコン膜を成膜している場合、必ずしも、この工
程を行う必要はない。ただし、図5(3)の工程で、ホ
ウ素を含有するポリシリコン膜を成膜した場合、さらに
本工程においてS/Dサイドウォール10中にP型不純
物(ホウ素)を導入することで、P型不純物を高濃度に
できるため、寄生抵抗の影響を受けやすいPMOSの抵
抗低減を図ることができる。
【0043】また、ここで形成する半導体装置が、PM
OS領域とNMOS領域との両方を有するCMOSであ
る場合には、各領域に不純物を導入する際に、もう一方
の領域をレジストでマスクしておくこととする。尚、先
の図5(3)を用いて説明したポリシリコン膜を成膜す
る工程で、予め不純物を含有させたポリシリコン膜を成
膜している場合、一方の導電型の素子領域のみに不純物
の導入を行えば良い。この場合、レジストのマスクを形
成する工程を1回減らすことができる。また、図5
(3)の工程で、ホウ素を含有するポリシリコン膜を成
膜した場合、本工程においてさらにPMOS領域のS/
Dサイドウォール10にP型不純物(ホウ素)を導入す
ることで、P型不純物を高濃度にできるため、寄生抵抗
の影響を受けやすいPMOSの抵抗低減を図ることがで
きる。
【0044】以上の後、図6(2)に示すように、熱処
理を行うことによってS/Dサイドウォール10中の不
純物を基板1の表面層に拡散させると共に、不純物の活
性化を行う。これにより、アクティブ領域4にS/D拡
散層13を形成する。この熱処理としては、窒素雰囲気
下において1000℃、10秒のRTA(Rapid Therma
l Annealing)を行い、接合深さXj=20nmのS/
D拡散層13を形成する。また、このS/D拡散層13
が、必ずゲート電極6の端部にオーバーラップするよう
に、不純物を拡散させることとする。
【0045】その後、図6(3)に示すように、ゲート
電極6の露出表面をシリサイド膜7で覆うと共に、S/
Dサイドウォール10の露出表面をシリサイド層11で
覆う。このシリサイド層7,11は、例えばコバルトシ
リサイドまたはニッケルシリサイド等の高融点金属のシ
リサイドからなり、例えばコバルトシリサイドであれ
ば、次の様に形成する。先ず、基板1上にスパッタ法に
よってコバルト膜を20nmの膜厚で成膜する。そし
て、1回目の熱処理として、窒素雰囲気下において55
0℃のRTAを30秒間行い、ゲート電極6およびS/
Dサイドウォールを構成するシリコンとコバルトとを選
択的に反応させる。次に、硫酸水溶液を用いたウェット
エッチングによって、未反応のコバルト膜を除去する。
その後、2回目の熱処理として、窒素雰囲気下において
850℃のRTAを30秒間行い、膜厚20nmのコバ
ルトシリサイド層(シリサイド層7,11)を形成す
る。尚、ゲート電極6表面のシリサイド層7と、S/D
サイドウォール10表面のシリサイド層11とは、ゲー
ト電極6側壁の絶縁膜8によって分離される。特に、高
さ200nmのゲート電極6およびこれよりも高い絶縁
膜8に対して、S/Dサイドウォール10の高さを15
0nmと低くしたので、この高低差によっても本工程で
形成されたシリサイド層7,11が完全に分離される。
【0046】次いで、図6(4)に示すように、基板1
上に窒化シリコンからなる絶縁性のストッパ層14を形
成する。このストッパ層14は、後の接続孔の形成にお
いてストッパとして用いられる程度に十分な膜厚を有
し、かつゲート電極6,6間が埋め込まれることのない
ような膜厚で形成されることとする。そこでここでは、
膜厚30nmのストッパ層14を形成することとする。
【0047】その後、図7(1)に示すように、ストッ
パ層14上に、表面平坦な層間絶縁膜15を形成して、
ゲート電極6,6間を埋め込む。ここでは、層間絶縁膜
15として、膜厚300nmの酸化シリコン膜をCVD
法によって形成した後、この酸化シリコン膜を150n
mの厚みだけCMP(Chemical Mechanical Polishin
g)研磨することで平坦化し、ゲート電極6上方の膜厚
が150nmである層間絶縁膜15を形成する。
【0048】次いで、この層間絶縁膜15上に、コンタ
クト形成用のレジストパターン107を形成する。この
レジストパターン107は、アクティブ領域4において
は、ゲート電極6上を完全に覆うように150nmの幅
で形成され、隣接するゲート電極6間に、例えば100
nm×100nmの開口形状、またはゲート電極6に沿
った100nm×400nm〜600nmの開口形状で
形成される。また、ここでの図示は省略したが、素子分
離領域3上においては、ゲート電極6上に100nm×
100nmの開口幅で形成される。
【0049】その後、図7(2)に示すように、レジス
トパターン(107)をマスクにして層間絶縁膜15お
よびストッパ層14をエッチングする。この際、先ず、
ストッパ層14に達するまで酸化シリコンからなる層間
絶縁膜15のエッチングを行う。次いで、窒化シリコン
からなるストッパ層14を、シリサイド層11をストッ
パにしてエッチングする。これによって、S/Dサイド
ウォール10表面のシリサイド層11に達する接続孔1
6を形成する。この接続孔16は、開口面積は小さい
が、S/Dサイドウォール10表面層のシリサイド層1
1を、その側壁部分において大面積で露出させることが
できる。また、ここでの図示は省略したが、ゲート電極
6表面層のシリサイド層7に達する接続孔も形成する。
【0050】次いで、各接続孔16内を金属で埋め込
み、S/Dサイドウォール10表面のシリサイド層11
に接続するコンタクト17、およびゲート電極6表面の
シリサイド層7に接続するコンタクト(図示省略)を形
成する。
【0051】その後、図7(3)に示すように、これら
のコンタクト17に接続する状態で配線18を形成す
る。この配線18は、例えば埋め込み配線法によって形
成した銅配線からなり、線幅140nm、スペース幅1
00nmで形成されることとする。
【0052】以上により、図1および図2(または図
3)を用いて説明したように、素子の専有面積を縮小化
することが可能な構成の半導体装置を得ることができ
る。
【0053】特に、この製造方法によれば、図4(2)
〜図4(4)を用いて説明したように、下部のみを露出
させて上方を絶縁層102およびサイドウォール絶縁膜
104で覆ったゲート電極6を形成し、このゲート電極
6の露出部分を等方的にエッチングして逆テーパ形状と
するため、エッチング深さを調整することで、ゲート電
極6の最下部の幅(すなわちゲート長)を上部の幅より
も狭くすることが可能になる。つまり、図4(1)で形
成した、ゲート電極形成のためのレジストパターン10
3のパターニング限界(すなわちリソグラフィ限界)を
超えて、ゲート長を細くすることが可能になるのであ
る。
【0054】しかも、図5(1)に示す工程では、上述
のようにして最下部の幅を狭くしたゲート電極6の露出
面に酸化膜105を成長させることで、さらにこの部分
におけるゲート電極6の幅を狭くすることが可能にな
る。
【0055】この結果、リソグラフィ限界を超えて半導
体装置の微細化を達成することができる。
【0056】さらに、図5(3)を用いて説明したよう
に、素子分離領域3上にオーバーラップさせてS/Dサ
イドウォール10を設けた。このため、図6(3)を用
いて説明したように、このS/Dサイドウォール10の
表面にシリサイド層11を形成する場合、シリサイド層
11は、サイドウォール10の深さ方向(つまり図面に
おいては横方向)に成長するため、シリサイド層11が
アクティブ領域4にまで達し難く、また達したとしても
アクティブ領域4の深さ方向には成長し難い。このた
め、シリサイド層11による接合リークを確実に防止す
ることができる。
【0057】また同様に、図7(2)を用いて説明した
接続孔16の形成においても、接続孔16形成のための
エッチングを、シリサイド層11をストッパにして行う
ため、このエッチングがアクティブ領域4に達すること
はない。このため、接続孔16の開口形状の自由度を広
げることができる。
【0058】(第2実施形態)図8は、半導体装置の製
造方法に関する第2実施形態を説明するための断面工程
図である。この第2実施形態は、上述した第1実施形態
において図4(1)を用いて説明した工程で、ゲート電
極層101と絶縁層102との積層比率を変更した例で
ある。ここでは、図8(1)に示すように、ポリシリコ
ンからなるゲート電極層101を70nmで成膜し、次
いで窒化シリコンからなる絶縁層102を180nmで
成膜する。その後は、図4(2)〜図5(4)を用いて
説明したと同様の手順で工程を進める。
【0059】これにより、図8(2)に示すように、7
0nmの膜厚のゲート電極6が形成されることになる
が、ゲート電極6以外は同様に形成される。
【0060】そして、膜厚70nmのゲート電極6上の
窒化シリコンからなる絶縁層(102)をエッチング除
去し、ゲート電極6の上面を露出させる。このエッチン
グは、ポリシリコンおよび酸化シリコンに対して選択的
に窒化シリコン(絶縁層)が除去されれば、ドライエッ
チングであってもウェットエッチングであっても良い。
【0061】その後、イオン注入法によって、ソース/
ドレイン形成用の不純物をS/Dサイドウォール10中
に導入する。この際、ゲート電極6の膜厚は、上述した
第1実施形態では200nmであったのに対して、本第
2実施形態においては70nmと薄い。このため、第1
実施形態においてはイオン注入のエネルギーを20ke
Vに設定していたのに対して、本第1実施形態において
は10keVに低くすることができる。尚、注入ドーズ
量は、第1実施形態と同様で良い。
【0062】以上の後には、第1実施形態において図6
(2)〜図7(3)を用いて説明したと同様の手順で工
程を進める。この際、ゲート電極層101と絶縁層10
2との総膜厚は上述の方法と同様であるため、図6
(3)を用いて説明したようにシリサイド層の形成を行
った場合であっても、ゲート電極6上のシリサイド層7
とS/Dサイドウォール10上のシリサイド層7とを完
全に分離することが可能である。
【0063】この方法によれば、図8(1)に示すよう
に、ゲート電極層101と絶縁層102との積層比率を
変更し、第1実施形態と比較してゲート電極層101を
より薄膜化したことによって、図8(2)を用いて説明
したイオン注入によって導入した不純物をゲート電極6
の最下部にまで十分に導入することが可能になる。した
がって、ゲートの空乏化を抑えることが可能になる。
【0064】(第2実施形態)図9は、半導体装置の製
造方法に関する第3実施形態を説明するための断面工程
図である。この第3実施形態は、上述した第1実施形態
において図4(4)および図5(1)を用いて説明した
工程で、ゲート電極6のエッチング量と酸化膜105の
成長膜厚を変更した例である。
【0065】先ず、第1実施形態において図4(1)〜
図4(3)を用いて説明した工程を同様に行う。次に、
図9(1)に示すように、サイドウォール絶縁膜104
下方に露出しているゲート電極6部分を等方的にエッチ
ングし、最下部の線幅が55nm程度になるまでエッチ
ングを進める。尚、第1実施形態においては50nmに
までエッチングしたので、本第3実施形態ではエッチン
グ量を少なくしたことになる。
【0066】次に、図9(2)に示すように、酸化処理
を行うことによって、ゲート電極6のエッチング側壁に
酸化膜105を成長させる。ここでは、片側について1
0nm程度の膜厚の酸化膜105を成長させる。これに
より、ゲート電極6が片側について5nm程度消費さ
れ、ゲート電極6における最下部の線幅(つまりゲート
長)を45nm程度にする。尚、第1実施形態において
は、片側について5nmの膜厚の酸化膜105を成長さ
せたので、本第3実施形態では酸化膜105の成長量を
多くしたことになる。また、酸化膜105とゲート電極
6とを合わせた幅は60nmとなり、第1実施形態と同
様になる。
【0067】以上の他は、第1実施形態と同様に行う。
【0068】この方法によれば、酸化膜105とゲート
電極6とを合わせた幅は60nmとなり、第1実施形態
と同様になるため、S/D拡散層13の拡散位置は第1
実施形態と同様になる。したがって、実効ゲート長は第
1実施形態と同様になる。しかし、第1実施形態と比較
して、酸化膜104を厚くした分だけ、S/D拡散層1
3とゲート電極6との間のフリンジ容量を低減すること
が可能になるため、高速化に有利な素子を得ることが可
能になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置および第1の製造方法によれば、基板の表面層のS/
D拡散層に接続する状態で、基板上にS/Dサイドウォ
ールを設けた構成にしたことで、S/Dサイドウォール
の側壁の広い面積を利用して、S/Dとの接続を図るこ
とが可能になる。したがって、ソース/ドレインに対す
る接続面積を十分に確保しながらも、基板表面に占める
S/Dコンタクトの面積を狭めることができる。この結
果、MOSトランジスタの微細化を図ることが可能にな
り、これにより半導体装置の集積度の向上を図ることが
可能になる。
【0070】また、本発明の半導体装置の製造方法に関
する第2の製造方法によれば、上方を絶縁層およびサイ
ドウォール絶縁膜で覆ったゲート電極をパターン形成
し、このゲート電極の露出部分を等方的にエッチングし
て逆テーパ形状とすることで、エッチング深さの調整に
よってゲート電極の最下部の幅(すなわちゲート長)を
上部の幅よりも狭くすることが可能になる。これによ
り、パターニングの限界、すなわちリソグラフィの限界
を超えてゲート長を細線化することが可能になる。この
結果、半導体装置の微細化を達成し、半導体装置の集積
度の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の半導体装置の構成を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の半導体装置の他の構成を示す平面図で
ある。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法に関する第1実
施形態を説明する断面工程図(その1)である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法に関する第1実
施形態を説明する断面工程図(その2)である。
【図6】本発明の半導体装置の製造方法に関する第1実
施形態を説明する断面工程図(その3)である。
【図7】本発明の半導体装置の製造方法に関する第1実
施形態を説明する断面工程図(その4)である。
【図8】本発明の半導体装置の製造方法に関する第2実
施形態を説明する断面工程図である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法に関する第3実
施形態を説明する断面工程図である。
【図10】従来の半導体装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…基板、3…素子分離領域、4…アクティブ領域、5
…ゲート絶縁膜、6…ゲート電極、8…絶縁膜、10…
S/Dサイドウォール、11…シリサイド層、13…S
/D拡散層、15…層間絶縁膜、16…接続孔、101
…ゲート電極層、102…絶縁層、104…サイドウォ
ール絶縁膜、105…酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 CC05 DD04 DD26 DD37 DD63 DD84 DD92 FF02 FF07 FF14 GG09 GG10 HH14 HH16 5F140 AA10 AA13 AA24 AA39 AB03 AC01 BA01 BC05 BF04 BF11 BF18 BF42 BG08 BG12 BG22 BG30 BG34 BG37 BG39 BG44 BG45 BG49 BG52 BG53 BG56 BH06 BH27 BJ08 BJ11 BJ15 BJ27 BJ28 BK11 BK13 BK15 BK16 BK17 BK21 BK26 BK29 BK34 BK38 BK39 CA03 CB04 CC01 CC03 CC08 CC12 CE07 CE20 CF04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にゲート絶縁膜を介して形成され
    たゲート電極と、 前記ゲート電極の両脇における前記基板の表面層に設け
    られたソース/ドレイン拡散層と、 ゲート電極の側壁を覆う絶縁膜と、 前記ソース/ドレイン拡散層に接続された状態で前記ゲ
    ート電極の側壁に前記絶縁膜を介して設けられたサイド
    ウォール状のシリコン膜からなるソース/ドレインサイ
    ドウォール層とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記ゲート電極は、前記基板の表面層に設けられた素子
    分離領域によって分離されたアクティブ領域の中央を横
    切るように配置され、 前記ソース/ドレインサイドウォール層は、その周縁を
    前記素子分離領域の開口周縁上に重ねた状態で設けられ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記基板上には、前記ゲート電極および前記ソース/ド
    レインサイドウォール層を覆う状態で層間絶縁膜が設け
    られ、 前記層間絶縁膜には、前記ソース/ドレインサイドウォ
    ール層の側壁において当該ソース/ドレインサイドウォ
    ール層に接続された接続孔が設けられていることを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置において、 前記ソース/ドレインサイドウォール層の表面は、シリ
    サイド層で覆われていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置において、 前記ゲート電極は、前記基板との境界領域部分が逆テー
    パ形状に成形されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 基板上にゲート電極層と絶縁層とをこの
    順に形成した後、当該ゲート電極層および絶縁層をパタ
    ーニングしてゲート電極を形成する第1工程と、 少なくとも前記ゲート電極の側壁を絶縁膜で覆う第2工
    程と、 前記絶縁膜を介して、前記ゲート電極の側壁にポリシリ
    コン膜からなるソース/ドレインサイドウォール層を形
    成する第3工程と、 前記ソース/ドレインサイドウォール層中から前記基板
    の表面層に不純物を拡散させることによって、当該基板
    の表面層にソース/ドレイン拡散層を形成する第4工程
    と、 を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1工程では、前記基板の表面層に設けられた素子
    分離領域によって分離されたアクティブ領域の中央を横
    切るように前記ゲート電極が形成され、 前記第3工程では、周縁を前記素子分離領域の開口周縁
    上に重ねる状態で前記ソース/ドレインサイドウォール
    層が形成されることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第4工程の後、 前記ゲート電極および前記ソース/ドレインサイドウォ
    ール層を覆う状態で前記基板上に層間絶縁膜を形成する
    第5工程と、 前記ソース/ドレインサイドウォール層の側壁において
    当該ソース/ドレインサイドウォール層に接続される接
    続孔を、前記層間絶縁膜に形成する第6工程とを行うこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第3工程では、前記ソース/ドレインサイドウォー
    ル層を形成した後、当該ソース/ドレインサイドウォー
    ル層の表面をシリサイド層で覆うことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上にゲート電極層と絶縁層とをこ
    の順に形成した後、当該基板上に当該ゲート電極層を所
    定膜厚で残した状態で当該ゲート電極層および絶縁層を
    パターニングする第1工程と、 前記ゲート電極層および絶縁層の側壁にサイドウォール
    絶縁膜を形成した後、当該絶縁層およびサイドウォール
    絶縁膜から露出した前記ゲート電極層部分を除去するこ
    とで当該ゲート電極層からなるゲート電極を形成する第
    2工程と、 前記サイドウォール絶縁膜および前記絶縁層をマスクに
    して当該サイドウォール絶縁膜の下方に露出している前
    記ゲート電極部分を等方的にエッチングし、当該ゲート
    電極部分を逆テーパ形状に成型する第3工程とを行うこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記第3工程の後、 酸化処理を行うことで前記ゲート電極の露出表面に酸化
    膜を成長させる第4工程と、 前記サイドウォール絶縁膜および前記酸化膜を介して、
    前記ゲート電極の側壁にポリシリコン膜からなるソース
    /ドレインサイドウォール層を形成する第5工程と、 前記ソース/ドレインサイドウォール層中から前記基板
    の表面層に不純物を拡散させることにより、当該基板の
    表面層にソース/ドレイン拡散層を形成する第6工程
    と、 を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記第2工程では、前記基板の表面層に設けられた素子
    分離領域によって分離されたアクティブ領域の中央を横
    切るように前記ゲート電極が形成され、 前記第5工程では、周縁を前記素子分離領域の開口周縁
    上に重ねる状態で前記ソース/ドレインサイドウォール
    層が形成されることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記第6工程の後、 前記ゲート電極および前記ソース/ドレインサイドウォ
    ール層を覆う状態で前記基板上に層間絶縁膜を形成する
    第7工程と、 前記ソース/ドレインサイドウォール層の側壁において
    当該ソース/ドレインサイドウォール層に接続される接
    続孔を、前記層間絶縁膜に形成する第8工程とを行うこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の半導体装置の製造方
    法において、 前記第5工程においては、前記ソース/ドレインサイド
    ウォール層を形成した後、当該ソース/ドレインサイド
    ウォール層の表面をシリサイド層で覆うことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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