JP2003197233A - 燃料電池発電システムおよびその運転方法 - Google Patents

燃料電池発電システムおよびその運転方法

Info

Publication number
JP2003197233A
JP2003197233A JP2001393936A JP2001393936A JP2003197233A JP 2003197233 A JP2003197233 A JP 2003197233A JP 2001393936 A JP2001393936 A JP 2001393936A JP 2001393936 A JP2001393936 A JP 2001393936A JP 2003197233 A JP2003197233 A JP 2003197233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
fuel cell
operation mode
generation system
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001393936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3999513B2 (ja
Inventor
Naomichi Akimoto
直道 秋元
Takeshi Masui
武 桝井
Osamu Nakanishi
修 中西
Shiro Yamazaki
史朗 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2001393936A priority Critical patent/JP3999513B2/ja
Publication of JP2003197233A publication Critical patent/JP2003197233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3999513B2 publication Critical patent/JP3999513B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頻繁な変更を抑止しながら負荷変動に追従す
ると共に他系統電源への逆潮流を防止する。 【解決手段】 負荷電力計58により検出される負荷1
6の消費電力の属する運転モードが現在設定されている
運転モードと異なるものとなったときにタイマをリセッ
トし、その状態が所定時間に亘って維持されたときに運
転モードを消費電力の属する運転モードに変更する。運
転モードを変更する所定時間経過するまでにインバータ
54からの出力電力が負荷電力計58により検出される
消費電力を超えるときには、インバータ54からの出力
電力が負荷16の消費電力に一致するようインバータ5
4を制御する。この結果、頻繁な運転モードの変更を抑
制することができると共に負荷変動に追従し、システム
から商用電源10への逆潮流を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池発電シス
テムおよびその運転方法に関し、詳しくは、炭化水素系
燃料を用いて発電した電力を他系統電源と共に負荷に供
給可能な燃料電池発電システムおよびその運転方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料電池発電システムと
しては、商用電源への逆潮流防止のために燃料電池出力
を負荷消費電力に一致させるものが提案されている(例
えば、特開2001−68125号公報など)。この燃
料電池発電システムでは、都市ガスを水素リッチな燃料
ガスに改質する改質器と、供給された燃料ガスを用いて
発電する燃料電池と、燃料電池からの直流電力を140
Vに昇圧するDC/DCコンバータと140Vの直流電
力をAC100Vに変換するインバータとを備え、イン
バータからのAC100Vを商用電源から負荷への電力
供給ラインに供給できるようになっている。このシステ
ムでは、商用電源への電力の供給、即ち逆潮流を防止す
るために、コントローラによってインバータからのAC
100V電力が負荷の消費電力以下となるよう制御して
おり、燃料電池からの余剰電力は加熱ヒータにより水を
加熱することに用い、加熱された水を貯湯槽に蓄えて、
システム全体としての効率の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た燃料電池発電システムでは、燃料電池の一定運転を長
時間にわたって行なうため、燃料電池からの余剰電力が
多くなりすぎて、システムの効率を低下させる場合が生
じる。また、負荷の消費電力に追従できるように燃料電
池を可変運転することも考えられるが、燃料電池に燃料
ガスを供給する改質器も可変運転する必要から、改質器
における改質率の低下や燃料電池における水素利用率の
低下によるシステム全体の効率を招いてしまう。
【0004】本発明の燃料電池発電システムおよびその
運転方法は、負荷変動に追従することを目的の一つとす
る。また、本発明の燃料電池発電システムおよびその運
転方法は、他系統電源への逆潮流を生じないようにする
ことを目的の一つとする。本発明の燃料電池発電システ
ムおよびその運転方法は、システムの効率を向上させる
ことを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の燃料電池発電システムおよびその運転方法は、上
述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段
を採った。
【0006】本発明の燃料電池発電システムは、燃料の
供給を受けて発電する燃料電池と、該燃料電池からの直
流電力を所望の電力に変換可能な電力変換手段とを備
え、該変換した電力を他系統電源から負荷への電力供給
ラインに供給可能な燃料電池発電システムであって、前
記負荷の消費電力を検出する消費電力検出手段と、該検
出された消費電力に基づいて予め設定された複数の運転
モードのうちのいずれかを設定する運転モード設定手段
と、該設定された運転モードに対応する燃料の供給量で
前記燃料電池を運転する燃料電池運転手段と、前記設定
された運転モードに対応すると共に前記他系統電源に調
和する電力が前記電力供給ラインに供給されるよう前記
電力変換手段を制御する供給電力制御手段と、を備える
ことを要旨とする。
【0007】この本発明の燃料電池発電システムでは、
負荷の消費電力に基づいて複数の運転モードのうちのい
ずれかの運転モードを設定し、この設定された運転モー
ドに対応する燃料の供給量で燃料電池を運転する。そし
て、燃料電池からの直流電力が設定された運転モードに
対応すると共に負荷に電力供給が行なわれる他系統電源
に調和する電力としてこの他系統電源から負荷への電力
供給ラインに供給されるよう電力変換手段を制御する。
この結果、多段的に負荷変動に追従することができると
共にシステムの効率を向上させることができる。
【0008】こうした本発明の燃料電池発電システムに
おいて、前記運転モード設定手段は、前記検出された消
費電力が所定時間継続して各運転モードに対応する電力
範囲内になったときに対応する運転モードに設定する手
段であるものとすることもできる。こうすれば、運転モ
ードの頻繁な変更を抑止することができる。
【0009】また、本発明の燃料電池発電システムにお
いて、前記供給電力制御手段は、前記検出された消費電
力以下の電力が前記電力供給ラインに供給されるよう制
御する手段であるものとすることもできる。こうすれ
ば、他系統電源への逆潮流を防止することができる。
【0010】さらに、本発明の燃料電池システムにおい
て、前記電力変換手段への入力電流が一定となるよう電
流制御を行なう電流制御手段を備えるものとすることも
できる。こうすれば、燃料電池を安定して運転できると
共に電力変換手段による電力の変換も安定して行なうこ
とができる。
【0011】あるいは、本発明の燃料電池発電システム
において、前記複数の運転モードは高中低の3段である
ものとすることもできる。こうすれば、高中低の3段の
運転モードで負荷変動に追従することができる。
【0012】また、本発明の燃料電池発電システムにお
いて、炭化水素系燃料を水素リッチな燃料に改質して前
記燃料電池に供給される燃料として供給する改質部を備
え、前記燃料電池運転手段は、前記設定された運転モー
ドに対応する前記炭化水素系燃料の供給量で前記改質部
を運転することにより前記燃料電池を運転する手段であ
るものとすることもできる。こうすれば、炭化水素系燃
料を用いて発電することができる。ここで、改質部は、
水素の存在下で一酸化炭素を優先して酸化する一酸化炭
素低減部を備えるものを含むものとすることもできる。
【0013】この改質部を備える態様の本発明の燃料電
池発電システムにおいて、前記燃料電池運転手段は、少
なくとも前記炭化水素系燃料の供給量の増加に対しては
時間当たり所定の割合で増加する手段であるものとする
こともできる。こうすれば、改質部における改質反応の
効率を高くすることができ、その結果、システム全体の
効率を高くすることができる。
【0014】この炭化水素系燃料の供給量を所定の割合
で増加する態様の本発明の燃料電池発電システムにおい
て、前記運転モード設定手段は、異なる運転モードを設
定したときには、前記燃料電池運転手段による前記改質
部への前記炭化水素系燃料の供給量が該設定した異なる
運転モードに対応する供給量となるまで運転モードの設
定を行なわない手段であるものとすることもできる。こ
うすれば、運転モードの過渡時における運転モードの変
更を抑止することができる。
【0015】また、炭化水素系燃料の供給量を所定の割
合で増加する態様の本発明の燃料電池発電システムにお
いて、前記供給電力制御手段は、前記運転モード設定手
段により異なる運転モードが設定されたときには、前記
燃料電池運転手段による前記改質部への前記炭化水素系
燃料の供給量の変化に応じて前記電力供給ラインに供給
する電力が変化するよう制御する手段であるものとする
こともできる。こうすれば、システムを安定して運転す
ることができる。
【0016】改質部を備える態様の本発明の燃料電池発
電システムにおいて、前記燃料電池運転手段は、前記炭
化水素系燃料と前記燃料電池から排出される排ガスとを
前記改質部の加熱用燃料として用いて該改質部を運転す
る手段であるものとすることもできる。こうすれば、シ
ステム全体の効率を向上させることができる。この態様
の本発明の燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電
池からの排ガス中の水素が所定量以上のときに該排ガス
の少なくとも一部を燃焼可能な排ガス燃焼手段を備える
ものとすることもできる。こうすれば、所定量以上の水
素が排ガスに含まれるときには、排ガス燃焼手段により
燃焼することができる。
【0017】改質部を備える態様の本発明の燃料電池発
電システムにおいて、前記炭化水素系燃料は都市ガスま
たはプロパンガスであるものとすることもできる。こう
すれば、燃料電池システムを一般家庭に設置して用いる
のに適したものとすることができる。
【0018】本発明の燃料電池発電システムにおいて、
少なくとも前記燃料電池からの熱を用いて加温される水
を貯湯する貯湯手段を備えるものとすることもできる。
こうすれば、燃料電池からの熱を利用することができる
から、システムのエネルギー効率を向上させることがで
きる。なお、燃料電池からの熱以外の熱をも用いるもの
としてもよいのは勿論である。
【0019】本発明の燃料電池発電システムの運転方法
は、燃料の供給を受けて発電する燃料電池と、該燃料電
池からの直流電力を所望の電力に変換可能な電力変換手
段とを備え、該変換した電力を他系統電源から負荷への
電力供給ラインに供給可能な燃料電池発電システムの運
転方法であって(a)前記負荷の消費電力を検出し、
(b)該検出された消費電力に基づいて予め設定された
複数の運転モードのうちのいずれかを設定し、(c)該
設定された運転モードに対応する燃料の供給量で前記燃
料電池を運転し、(d)前記設定された運転モードに対
応すると共に前記他系統電源に調和する電力が前記電力
供給ラインに供給されるよう前記電力変換手段を制御す
ることを要旨とする。
【0020】この本発明の燃料電池発電システムの運転
方法によれば、負荷の消費電力に基づいて複数の運転モ
ードのうちのいずれかの運転モードを設定すると共にこ
の設定された運転モードに対応する燃料の供給量で燃料
電池を運転し、燃料電池からの直流電力が設定された運
転モードに対応すると共に負荷に電力供給が行なわれる
他系統電源に調和する電力としてこの他系統電源から負
荷への電力供給ラインに供給されるよう電力変換手段を
制御するから、システムを多段的に負荷変動に追従させ
ることができると共にシステムの効率を向上させること
ができる。
【0021】こうした本発明の燃料電池システムの運転
方法において、前記ステップ(b)は、前記検出された
消費電力が所定時間継続して各運転モードに対応する電
力範囲内になったときに対応する運転モードに設定する
ステップであるものとすることもできる。こうすれば、
運転モードの頻繁な変更を抑止することができる。
【0022】また、本発明の燃料電池発電システムの運
転方法において、前記ステップ(d)は、前記検出され
た消費電力以下の電力が前記電力供給ラインに供給され
るよう制御するステップであるものとすることもでき
る。こうすれば、他系統電源への逆潮流を防止すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
燃料電池発電システム20の構成の概略を示す構成図で
ある。実施例の燃料電池発電システム20は、図示する
ように、ガス配管22から都市ガス(13A)の供給を
受けて都市ガスを水素リッチな改質ガスに改質する改質
器30と、改質ガス中の一酸化炭素を低減して燃料ガス
とするCO選択酸化部34と、燃料ガスと空気との供給
を受けて電気化学反応により発電する燃料電池40と、
燃料電池40の冷却水と貯湯槽44の低温水との熱交換
を行なう熱交換器42と、燃料電池40からの直流電力
の電圧および電流を調整して所望の直流電力に変換する
DC/DCコンバータ52と、変換された直流電力を商
用電源10と同位相の交流電力に変換して商用電源10
から遮断器14を介して負荷16へ電力を供給する電力
ライン12に遮断器55を介して供給するインバータ5
4と、電圧または電流が調整された直流電力の一部を降
圧して補機電源として機能するDC/DCコンバータ5
6と、負荷16で消費する負荷電力を検出する負荷電力
計58と、システム全体をコントロールする電子制御ユ
ニット60とを備える。
【0024】改質器30は、ガス配管22から調節弁2
4と昇圧ポンプ26と硫黄分を除く脱硫器27とを介し
て供給される都市ガスと図示しない配管により供給され
る水蒸気とによる次式(1)および次式(2)の水蒸気
改質反応およびシフト反応により水素リッチな改質ガス
を生成する。改質器30には、こうした反応に必要な熱
を供給する燃焼部32が設けられており、燃焼部32に
はガス配管22から調節弁24と昇圧ポンプ28とを介
して都市ガスが供給されるようになっている。また、燃
焼部32には、燃料電池40のアノード側の排出ガスが
供給され、アノードオフガス中の未反応の水素を燃料と
して用いることができるようになっている。なお、アノ
ードオフガス中の水素量が所定量より多いときには、バ
ルブ47およびバルブ48の操作によりアノードオフガ
スの一部または全部を燃焼器49に導いて燃焼して排気
できるようになっている。
【0025】
【数1】 CH4+H2O→CO+3H2 (1) CO+H2O→CO2+H2 (2)
【0026】CO選択酸化部34は、図示しない配管に
よる空気の供給を受けて水素の存在下で一酸化炭素を選
択して酸化する一酸化炭素選択酸化触媒(例えば白金と
ルテニウムの合金による触媒)により、改質ガス中の一
酸化炭素を選択酸化して一酸化炭素濃度が極めて低い
(実施例では数ppm程度)水素リッチな燃料ガスとす
る。
【0027】燃料電池40は、電解質膜とこの電解質膜
を狭持するアノード電極およびカソード電極とこのアノ
ード電極およびカソード電極に燃料ガスと空気とを供給
すると共にセル間の隔壁をなすセパレータとからなる単
セルを複数積層してなる固体高分子型の燃料電池として
構成されており、CO選択酸化部34からの燃料ガス中
の水素とブロア41からの空気中の酸素とによる電気化
学反応によって発電する。燃料電池40には循環する冷
却水の流路が形成されており、冷却水を循環させること
によって適温(実施例では、80〜90℃程度)に保持
される。この冷却水の循環流路には、熱交換器42が設
けられており、燃料電池40の冷却水との熱交換により
貯湯槽44からポンプ46により供給される低温水が加
温されて貯湯槽44に貯湯されるようになっている。
【0028】燃料電池40の図示しない出力端子は、D
C/DCコンバータ52,インバータ54,遮断器55
を介して商用電源10から負荷16への電力ライン12
に接続されており、燃料電池40からの直流電力が商用
電源10と同位相の交流電力に変換されて商用電源10
からの交流電力に付加されて負荷16に供給できるよう
になっている。DC/DCコンバータ52やインバータ
54は、一般的なDC/DCコンバータ回路やインバー
タ回路として構成されているから、その詳細な説明は省
略する。なお、負荷16は、遮断器18を介して電力ラ
イン12に接続されている。
【0029】DC/DCコンバータ52の出力側から分
岐した電力ラインには、調節弁24のアクチュエータや
昇圧ポンプ26,28,ブロア41,ポンプ46などの
補機に直流電力を供給する直流電源として機能するDC
/DCコンバータ56が接続されている。
【0030】電子制御ユニット60は、CPU62を中
心とするマイクロプロセッサとして構成されており、C
PU62の他に処理プログラムを記憶するROM64
と、データを一時的に記憶するRAM66と、図示しな
い入出力ポートおよび通信ポートとを備える。電子制御
ユニット60には、図示しないインバータ54内の電流
センサや電圧センサからの出力電流iや電圧V,負荷電
力計58からの負荷電力Po,改質器30やCO選択酸
化部34,燃料電池40に取り付けられた図示しない温
度センサからの各温度などが入力ポートを介して入力さ
れている。また、電子制御ユニット60からは、調節弁
24のアクチュエータや昇圧ポンプ26,28,ブロア
41,循環ポンプ43,ポンプ46などへの駆動信号や
燃焼部32への点火信号,バルブ47,48への駆動信
号、DC/DCコンバータ52やDC/DCコンバータ
56への制御信号,インバータ54へのスイッチング制
御信号,遮断器55への駆動信号などが出力ポートを介
して出力されている。
【0031】次に、こうして構成された燃料電池発電シ
ステム20の動作、特に負荷16の消費電力の変化に伴
うシステムの動作について説明する。図2はシステムの
運転モードを設定する際に電子制御ユニット60により
実行される運転モード処理ルーチンの一例を示すフロー
チャートであり、図3はインバータ54からの出力を決
定する際に電子制御ユニット60により実行される出力
制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。ま
ず、運転モード設定処理ルーチンについて説明し、その
後、出力制御ルーチンについて説明する。なお、両ルー
チンは、燃料電池発電システム20が起動されてから所
定時間毎(例えば8msec毎)に繰り返し実行され
る。
【0032】運転モード設定処理ルーチンが実行される
と、電子制御ユニット60のCPU62は、まず、現在
の運転モードMと負荷電力計58からの負荷電力Poと
を読み込む処理を実行する(ステップS100)。現在
の運転モードMは、前回以前にこのルーチンにより設定
されたときにRAM66の所定アドレスに書き込まれた
運転モードMを読み込む処理となる。続いて、現在、運
転モードが変更中であるか否かを判定する(ステップS
102)。システム全体の運転は、運転モードが設定さ
れても直ちに設定された運転モードに対応するものとな
らず、設定された運転モードに移行する過渡時を有す
る。これは、主に改質器30の過渡応答が遅いために生
じる。改質器30では、都市ガスの供給量の増加を伴う
運転モードの変更は、供給量の増加を徐変して行なうた
め、運転モードに対応する供給量になるまでに時間を要
し、都市ガスの供給量の減少を伴う運転モードの変更
は、直ちに設定された運転モードに対応する供給量に変
更されるため、応答遅れはほとんど生じない。したがっ
て、運転モードの変更中が問題となるのは、都市ガスの
供給量の増加を伴う運転モードの変更のときとなる。実
施例では、こうした運転モードの変更中か否かについて
は、都市ガスの改質器30への供給量が設定された運転
モードに対応する供給量になっているか否かにより判定
している。運転モードの変更中と判定されたときには、
変更中の運転モードの設定は行なわないようにするため
に、何もせずに本ルーチンを終了する。
【0033】運転モードの変更中ではないと判定される
と、読み込んだ負荷電力Poが属する運転モードMpを
判定する(ステップS104)。実施例では、運転モー
ドとしては、Highモード,Midモード,Lowモ
ードの3段階のモードが設定されており、各モードに対
応してインバータ54から電力ライン12に出力される
出力電力Pih,Pim,Pilが設定されている。負
荷電力Poが属する運転モードMpの判定は、負荷電力
Poと各モードに対応して設定されている出力電力Pi
との比較により行なわれ、実施例では、負荷電力Poが
Highモードに対応する出力電力Pih以上のときに
はHighモードと判定し、負荷電力PoがMidモー
ドに対応する出力電力Pim以上で出力電力Pih未満
のとにきはMidモードと判定し、負荷電力Poが出力
電力Pim未満のときにはLowモードと判定する。
【0034】こうして負荷電力Poが属する運転モード
Mpを判定すると、判定した運転モードMpが現在の運
転モードMに一致するか否かを判定し(ステップS10
6)、運転モードMpが現在の運転モードMに一致する
ときには、運転モードの変更の必要性がないと判断して
本ルーチンを終了する。一方、運転モードMpが現在の
運転モードMに一致しないときには、この運転モードM
pを前回このルーチンが実行されたときの運転モードM
pと比較し(ステップS108)、運転モードMpが前
回の運転モードMpと異なるときには、タイマ68をリ
セットする(ステップS110)。そして、今回の運転
モードMpと前回の運転モードMpとの比較の結果の如
何に拘わらず、タイマ68がリセットされてから所定時
間経過しているか否かを判定し(ステップS112)、
所定時間経過しているときには負荷電力Poが属する運
転モードMpを運転モードMとして設定して(ステップ
S114)、本ルーチンを終了し、所定時間経過してい
ないときには運転モードMの設定は行なわずに本ルーチ
ンを終了する。タイマ68がリセットされてから所定時
間経過するのを待って運転モードMを設定するのは、頻
繁な運転モードMの設定を回避するためである。
【0035】次に、図3に例示する出力制御ルーチンに
ついて説明する。出力制御ルーチンが実行されると、電
子制御ユニット60のCPU62は、まず、負荷電力計
58からの負荷電力Poとインバータ54からの出力電
力Piと現在の運転モードMとを読み込み(ステップS
200)、読み込んだ出力電力Piと負荷電力Poとを
比較する(ステップS202)。ここで、インバータ5
4からの出力電力Piは、インバータ54内の図示しな
い電流センサや電圧センサにより検出される出力電流i
と電圧Vとに基づいて計算することができる。
【0036】出力電力Piが負荷電力Poより大きいと
きには、インバータ54からの出力電力Piの一部が商
用電源10に供給されるいわゆる逆潮流を防止するため
に、目標出力Pi*に負荷電力Poを設定し(ステップ
S212)、インバータ54からの出力電力Piが設定
した目標出力Pi*となるようにDC/DCコンバータ
52とインバータ54とを制御して(ステップS21
4)、本ルーチンを終了する。
【0037】出力電力Piが負荷電力Po以下のときに
は、運転モードの変更中であるか否かを判定し(ステッ
プS204)、運転モードの変更中でないときには目標
出力Pi*に運転モードMに対応して設定される出力電
力Piを設定し(ステップS208)、運転モードの変
更中であるときには現在の出力電力Piに所定量ΔPを
加えて目標出力Pi*を設定する(ステップS20
6)。前述したように、都市ガスの供給量の増加を伴う
運転モードの変更では運転モードに対応する供給量にな
るまでに時間を要し、都市ガスの供給量の減少を伴う運
転モードの変更では直ちに設定された運転モードに対応
する供給量に変更され応答遅れはほとんどない。したが
って、運転モードの変更中であるか否かの判定は、都市
ガスの供給量の増加を伴う運転モードの変更中であるか
否かの判定となるから、ステップS206では、この場
合の運転モードの変更に対応できるものとして、出力電
力Piの所定量ΔPの増加の処理となっている。ここ
で、所定量ΔPは、改質器30への都市ガスの供給量の
増加に応じて設定されるもの、即ち都市ガスの供給量の
増加に伴って増加する燃料電池40から出力可能な電力
の程度に応じて設定されるものであり、実施例ではこの
燃料電池40から出力可能な電力の増加の程度より若干
小さい値として設定されている。こうして目標出力Pi
*が設定されると、設定された目標出力Pi*を負荷電
力Poと比較し(ステップS210)、目標出力Pi*
が負荷電力Po以下のときには、インバータ54から目
標出力Pi*が出力されるようDC/DCコンバータ5
2とインバータ54とを制御して(ステップS21
4)、本ルーチンを終了する。目標出力Pi*が負荷電
力Poより大きいときには、逆潮流を防止するために負
荷電力Poを目標出力Pi*として設定し直して(ステ
ップS212)、設定した目標出力Pi*が出力される
ようDC/DCコンバータ52とインバータ54とを制
御して(ステップS214)、本ルーチンを終了する。
なお、運転モードの変更がなされず、出力電力Piが負
荷電力Po以下で定常運転とされるときには、目標出力
Pi*に対応して設定される電流が安定してインバータ
54に入力されるようDC/DCコンバータ52を一定
電流により制御する。
【0038】図4は、負荷電力Poの変化に伴って設定
される運転モードとインバータ54の出力電力Piと改
質器30の運転状態との関係を時系列的に示す説明図で
ある。図4中、Highモードタイマ、Midモードタ
イマ、Lowモードタイマは、図2の運転モード設定処
理ルーチンで負荷電力Poが属する運転モードMpにお
けるタイマの状態を意味する。時間t0の状態として、
負荷電力Poが運転モードMがMidモードに設定され
ており、負荷電力PoがMidモードに属する状態を考
える。負荷電力Poの属する運転モードMpがMidモ
ードからLowモードに変化する時間t1において、図
2の運転モード処理ルーチンでは負荷電力Poが属する
運転モードMpは現在の運転モードMと異なると共に前
回の運転モードMpとも異なると判定され(ステップS
106,S108)、タイマ68がリセットされて(ス
テップS110)、LowモードタイマがONされると
共にMidモードタイマがOFFされる。しかし、タイ
マ68がリセットされてから所定時間経過するまで運転
モードMは変更されない。インバータ54の出力電力P
iは、時間t1まではMidモードに対応する出力電力
を維持するが、時間t1以降時間t2までは負荷電力P
oの降下に伴って降下し、その後、負荷電力Poと同一
の値を維持する。改質器30は、運転モードMが変更さ
れないから、Midモードの運転状態を維持する。この
ため、燃料電池40のアノードオフガスは過剰な水素量
を含むことになるが、水素量が所定量以上となったとき
には、その過剰量はバルブ48を介して燃焼器49に供
給され、燃焼器49で燃焼されて排出される。Lowモ
ードタイマがONされた時間t1から所定時間経過した
時間t3では、運転モードMがLowモードに設定さ
れ、これに伴って改質器30の運転状態とインバータ5
4の出力電力PiがLowモードに対応した状態とされ
る。この運転モードMの変更は都市ガスの供給量の減少
を伴う変更であるから、都市ガスの供給量は直ちにLo
wモードに対応する供給量に変更され、改質器30も直
ちにLowモードに対応する運転状態に変更される。
【0039】時間t4から時間t5までは、負荷電力P
oの属する運転モードMpがMidモードとなるから、
MidモードタイマがONされると共にLowモードタ
イマがOFFされるが、時間t4から時間t5に至るま
での時間は所定時間未満であるから、運転モードMは変
更されない。したがって、インバータ54の出力電力P
iも改質器30の運転状態も変更されない。
【0040】時間t6に負荷電力Poの属する運転モー
ドMpがHighモードとなり、これに伴ってHigh
モードタイマがONされる。時間t6から所定時間経過
する時間t7まで負荷電力Poの属する運転モードMp
はHighモードに保たれているから、時間t7で運転
モードMはHighモードに変更される。この運転モー
ドの変更は市ガスの供給量の増加を伴う変更であるか
ら、改質器30への都市ガスの供給量の増加は徐変さ
れ、都市ガスの供給量がHighモードに対応する供給
量となる時間t11まで運転モードの変更中の状態とな
る。したがって、改質器30の運転状態は、Lowモー
ドに対応する状態からHighモードに対応する状態に
時間をかけて変化し、インバータ54の出力電力Piも
改質器30の運転状態に合わせて変化する。
【0041】時間t9から時間t10までは、運転モー
ドの変更中の状態ではあるが、インバータ54の出力電
力Piを改質器30の運転状態に伴って増加させると、
出力電力Piが負荷電力Poより大きくなり、システム
の電力が商用電源10に供給される逆潮流が生じてしま
うから、逆潮流を防止するための処理、即ちインバータ
54の出力電力Piを負荷電力Poに制限する処理(図
3の出力制御ルーチンのS210,S212)が実行さ
れる。時間t10以降時間t11までは、出力電力Pi
を所定量ΔPずつ増加しても逆潮流は生じないから、イ
ンバータ54の出力電力Piは再び増加される。時間t
11では、改質器30の運転状態は運転モードMのHi
ghモードに対応する状態となっているから、インバー
タ54の出力電力PiはHighモードに対応する値と
される。
【0042】以上説明した実施例の燃料電池発電システ
ム20によれば、負荷16の消費電力の変化に伴ってシ
ステムの運転モードMを変更することにより負荷変動に
追従することができる。しかも、運転モードMの変更は
負荷電力Poの属する運転モードMpが所定時間継続し
たときに変更するから、頻繁な運転モードMの変更を回
避することができる。また、運転モードの変更中には運
転モードMの変更処理を行なわないから、運転モードの
変更中に運転モードを変更するといった状態を回避する
ことができる。
【0043】実施例の燃料電池発電システム20によれ
ば、負荷追従に伴って燃料電池40のアノードオフガス
中の水素量が所定量以上となったときには、アノードオ
フガスの一部または全部を燃焼器49に導いて燃焼して
排気することができる。
【0044】また、実施例の燃料電池発電システム20
によれば、インバータ54の出力電力Piを負荷電力P
o以下となるよう出力制御するから、システムから出力
される電力が商用電源10に供給されるといった逆潮流
を防止することができる。
【0045】さらに、実施例の燃料電池発電システム2
0によれば、定常運転状態では、インバータ54に入力
される電流が一定となるようDC/DCコンバータ52
を制御するから、インバータ54は安定して電力の変換
を行なうことができると共に燃料電池40を安定して運
転することができる。
【0046】実施例の燃料電池発電システム20では、
運転モードMをHighモード,Midモード,Low
モードの3段階としたが、運転モードMを2段階として
もよく、あるいは、4段階以上としても構わない。
【0047】実施例の燃料電池発電システム20では、
燃料電池40として固体高分子型の燃料電池を用いた
が、固体高分子型の燃料電池に限られず、如何なるタイ
プの燃料電池であっても構わない。
【0048】実施例の燃料電池発電システム20では、
都市ガス(13A)を改質器30に供給して水素リッチ
な燃料ガスを生成するものとしたが、都市ガス(12
A)やガスボンベに充填されたプロパンガスを改質器3
0に供給して燃料ガスを生成するものとしてもよい。
【0049】実施例の燃料電池発電システム20では、
定常運転状態のときにはインバータ54への入力電流が
一定となるようDC/DCコンバータ52を制御した
が、インバータ54からの出力電力が一定となるようD
C/DCコンバータ52を制御するものとしてもよい。
【0050】実施例の燃料電池発電システム20では、
負荷追従に伴って過剰となる燃料電池40のアノードオ
フガス中の水素を燃焼器49で燃焼するものとしたが、
アノードオフガス中の水素のすべてを燃焼部32により
燃焼するものとしてもよい。
【0051】実施例の燃料電池発電システム20では、
都市ガスを改質器30とCO選択酸化部34とにより水
素リッチな燃料ガスとして燃料電池40に供給するもの
としたが、水素リッチな燃料ガスや純水素を蓄える水素
タンクから燃料電池40に供給するものとしてもよい。
この場合、運転モードの変更に伴う燃料ガスや純水素の
供給量の変更速度に応じて運転モード変更中における出
力電力Piの変化量としての所定量ΔPを設定すればよ
い。
【0052】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である燃料電池発電システム
20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】電子制御ユニット60により実行される運転モ
ード処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】電子制御ユニット60により実行される出力制
御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図4】負荷電力Poの変化に伴って設定される運転モ
ードとインバータ54の出力電力Piと改質器30の運
転状態との関係を時系列的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 商用電源、12 電力ライン、14 遮断器、1
6 負荷、18 遮断器、20 燃料電池発電システ
ム、22 ガス配管、24 調節弁、26,28昇圧ポ
ンプ、30 改質器、32 燃焼部、34 CO選択酸
化部、40 燃料電池、41 ブロア、42 熱交換
器、43 循環ポンプ、44 貯湯槽、46 ポンプ、
52 DC/DCコンバータ、54 インバータ、55
遮断器、56 DC/DCコンバータ、58 負荷電
力計、60 電子制御ユニット、62 CPU、64
ROM、66 RAM、68 タイマ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 修 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 山▲崎▼ 史朗 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA02 BA01 BA16 BA17 BA19 CC06 DD01 DD06 KK51 MM12 MM26

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の供給を受けて発電する燃料電池
    と、該燃料電池からの直流電力を所望の電力に変換可能
    な電力変換手段とを備え、該変換した電力を他系統電源
    から負荷への電力供給ラインに供給可能な燃料電池発電
    システムであって、 前記負荷の消費電力を検出する消費電力検出手段と、 該検出された消費電力に基づいて予め設定された複数の
    運転モードのうちのいずれかを設定する運転モード設定
    手段と、 該設定された運転モードに対応する燃料の供給量で前記
    燃料電池を運転する燃料電池運転手段と、 前記設定された運転モードに対応すると共に前記他系統
    電源に調和する電力が前記電力供給ラインに供給される
    よう前記電力変換手段を制御する供給電力制御手段と、 を備える燃料電池発電システム。
  2. 【請求項2】 前記運転モード設定手段は、前記検出さ
    れた消費電力が所定時間継続して各運転モードに対応す
    る電力範囲内になったときに対応する運転モードに設定
    する手段である請求項1記載の燃料電池発電システム。
  3. 【請求項3】 前記供給電力制御手段は、前記検出され
    た消費電力以下の電力が前記電力供給ラインに供給され
    るよう制御する手段である請求項1または2記載の燃料
    電池発電システム。
  4. 【請求項4】 前記電力変換手段への入力電流が一定と
    なるよう電流制御を行なう電流制御手段を備える請求項
    1ないし3いずれか記載の燃料電池発電システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の運転モードは高中低の3段で
    ある請求項1ないし4いずれか記載の燃料電池発電シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の燃料電
    池発電システムであって、 炭化水素系燃料を水素リッチな燃料に改質して前記燃料
    電池に供給される燃料として供給する改質部を備え、 前記燃料電池運転手段は、前記設定された運転モードに
    対応する前記炭化水素系燃料の供給量で前記改質部を運
    転することにより前記燃料電池を運転する手段である燃
    料電池発電システム。
  7. 【請求項7】 前記燃料電池運転手段は、少なくとも前
    記炭化水素系燃料の供給量の増加に対しては時間当たり
    所定の割合で増加する手段である請求項6記載の燃料電
    池発電システム。
  8. 【請求項8】 前記運転モード設定手段は、異なる運転
    モードを設定したときには、前記燃料電池運転手段によ
    る前記改質部への前記炭化水素系燃料の供給量が該設定
    した異なる運転モードに対応する供給量となるまで運転
    モードの設定を行なわない手段である請求項7記載の燃
    料電池発電システム。
  9. 【請求項9】 前記供給電力制御手段は、前記運転モー
    ド設定手段により異なる運転モードが設定されたときに
    は、前記燃料電池運転手段による前記改質部への前記炭
    化水素系燃料の供給量の変化に応じて前記電力供給ライ
    ンに供給する電力が変化するよう制御する手段である請
    求項7または8記載の燃料電池発電システム。
  10. 【請求項10】 前記燃料電池運転手段は、前記炭化水
    素系燃料と前記燃料電池から排出される排ガスとを前記
    改質部の加熱用燃料として用いて該改質部を運転する手
    段である請求項6ないし9いずれか記載の燃料電池発電
    システム。
  11. 【請求項11】 前記燃料電池からの排ガス中の水素が
    所定量以上のときに該排ガスの少なくとも一部を燃焼可
    能な排ガス燃焼手段を備える請求項10記載の燃料電池
    発電システム。
  12. 【請求項12】 前記炭化水素系燃料は都市ガスまたは
    プロパンガスである請求項6ないし11いずれか記載の
    燃料電池発電システム。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記燃料電池からの熱を用
    いて加温される水を貯湯する貯湯手段を備える請求項1
    ないし12いずれか記載の燃料電池発電システム。
  14. 【請求項14】 燃料の供給を受けて発電する燃料電池
    と、該燃料電池からの直流電力を所望の電力に変換可能
    な電力変換手段とを備え、該変換した電力を他系統電源
    から負荷への電力供給ラインに供給可能な燃料電池発電
    システムの運転方法であって(a)前記負荷の消費電力
    を検出し、(b)該検出された消費電力に基づいて予め
    設定された複数の運転モードのうちのいずれかを設定
    し、(c)該設定された運転モードに対応する燃料の供
    給量で前記燃料電池を運転し、(d)前記設定された運
    転モードに対応すると共に前記他系統電源に調和する電
    力が前記電力供給ラインに供給されるよう前記電力変換
    手段を制御する燃料電池発電システムの運転方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップ(b)は、前記検出され
    た消費電力が所定時間継続して各運転モードに対応する
    電力範囲内になったときに対応する運転モードに設定す
    るステップである請求項14記載の燃料電池発電システ
    ムの運転方法。
  16. 【請求項16】 前記ステップ(d)は、前記検出され
    た消費電力以下の電力が前記電力供給ラインに供給され
    るよう制御するステップである請求項14または15記
    載の燃料電池発電システムの運転方法。
JP2001393936A 2001-12-26 2001-12-26 燃料電池発電システムおよびその運転方法 Expired - Fee Related JP3999513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393936A JP3999513B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 燃料電池発電システムおよびその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393936A JP3999513B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 燃料電池発電システムおよびその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003197233A true JP2003197233A (ja) 2003-07-11
JP3999513B2 JP3999513B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=27600800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393936A Expired - Fee Related JP3999513B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 燃料電池発電システムおよびその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3999513B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032603A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Sony Corp 燃料電池システム及び電気機器
JP2005063748A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Hitachi Home & Life Solutions Inc 燃料電池システム
JP2006107948A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システムの制御装置及び燃料電池システムの制御方法
JP2007294443A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Osaka Gas Co Ltd 固体酸化物型燃料電池システム
US7418315B2 (en) 2003-07-25 2008-08-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power generation system
JP2010105757A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの制御方法およびそのシステム
JP2010146749A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toyota Motor Corp 燃料電池システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032603A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Sony Corp 燃料電池システム及び電気機器
JP4665381B2 (ja) * 2003-07-07 2011-04-06 ソニー株式会社 燃料電池システム及び電気機器
US7418315B2 (en) 2003-07-25 2008-08-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power generation system
JP2005063748A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Hitachi Home & Life Solutions Inc 燃料電池システム
JP2006107948A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システムの制御装置及び燃料電池システムの制御方法
JP2007294443A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Osaka Gas Co Ltd 固体酸化物型燃料電池システム
JP2010105757A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの制御方法およびそのシステム
JP2010146749A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Toyota Motor Corp 燃料電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3999513B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003197231A (ja) 燃料電池発電システムおよびその制御方法
US8470484B2 (en) Fuel cell system
JP4473269B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2003229156A (ja) 燃料電池発電システムおよび燃料電池のパージ方法
JPH09231992A (ja) 燃料電池システムの運転方法
JP2005100873A (ja) 燃料電池システム
JP6826436B2 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP2003197233A (ja) 燃料電池発電システムおよびその運転方法
KR100700547B1 (ko) 연료전지시스템
JP3939978B2 (ja) 燃料電池発電システムおよびその運転方法
JP2008248851A (ja) ポンプ装置の流量制御方法及び装置
JP2002190308A (ja) 燃料電池システムおよび供給電力切換方法
JP4263401B2 (ja) 燃料電池発電システムおよびその制御方法
JP2004213985A (ja) 燃料電池システム
JP5145313B2 (ja) 燃料電池システム
JP2007128786A (ja) 燃料電池システム
JP2013157189A (ja) エネルギー管理装置
JP3992423B2 (ja) 燃料電池システムの運転起動方法およびその装置
JP5021895B2 (ja) 燃料電池発電システム
JP2003197232A (ja) 燃料電池発電システムおよびその制御方法
JP3939333B2 (ja) 給湯システム
JPS6345763A (ja) 燃料電池発電プラントの運転制御装置
JP2002367653A (ja) 燃料電池発電装置
JP2003229153A (ja) 燃料供給量制御装置、燃料供給量制御方法及び電力供給システム
JPS6340269A (ja) 燃料電池発電プラントの冷却系制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees