JP2003197178A - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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JP2003197178A
JP2003197178A JP2001391313A JP2001391313A JP2003197178A JP 2003197178 A JP2003197178 A JP 2003197178A JP 2001391313 A JP2001391313 A JP 2001391313A JP 2001391313 A JP2001391313 A JP 2001391313A JP 2003197178 A JP2003197178 A JP 2003197178A
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JP
Japan
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electrode
secondary battery
conductive
weight
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JP2001391313A
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Tomoo Akiyama
知雄 秋山
Tsutomu Hashimoto
勉 橋本
Hidehiko Tajima
英彦 田島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡を生じたとしても、熱暴走を防止するこ
とができる二次電池を提供する。 【解決手段】 上記正極13を構成する電極基板15と
電極合材16との間に、導電性遮断層101を介装させ
ることで、電極13、14間に短絡があった場合でも、
極板の導電性機能を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電を繰り返し
行うことができる二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】充放電を繰り返し行うことができる二次
電池は、近年、各種の分野で広範囲にわたって利用され
ている。例えば、小型タイプであれば、携帯電話やビデ
オカメラ等の携帯用電子機器の電源として利用され、大
型タイプであれば、電気自動車の電源や家庭用の蓄電装
置等として利用され始めている。このような二次電池に
おいては、従来のPb二次電池やNi−Cd二次電池に
代わって、現在、軽量化および小型化の容易なLi二次
電池のような非水電解質二次電池の開発が進められてい
る。一般的な、非水電解質二次電池の概略構造を図6に
示す。
【0003】図4に示すように、大型の非水電解質二次
電池10は、有機材料からなる電解液11を貯蔵する容
器12の内部に、正極13、負極14及び両極を隔離す
るセパレータSが前記電解液11に浸漬するようにして
配設されている。なお、図2中符号13aは正極端子、
14aは負極端子、12aは安全弁を各々図示する。
【0004】上記正極13は、電池構成模式図である図
5に示すように、電極基板15と電極合材16とから構
成されており、上記電極合材16は活物質(例えばLi
Mn2 O4 )17と導電材(アセチレンブラック)1
8と結着剤(ポリフッ化ビニリデン:PVdF)19と
から構成されている。一方の上記負極14は電極基板2
1と電極合材22とから構成されており、上記電極合材
22は活物質(黒鉛)23と結着剤(PVdF)24と
から構成されている。
【0005】図6はその集電状態を示し、複数の正極1
3及び負極14の上端部で正極端子13a及び負極端子
14aに連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような二次電
池10において、正極13と負極14とが短絡した場
合、電池容量が数Wh程度の小型においては、短絡箇所
に回り込む短絡電流が比較的小さい(数十A程度)為、
電池温度の上昇が小さく、シャットダウン機能を有する
セパレータ等を利用することにより、電池の安全性確保
が可能であった。しかしながら、電池容量が数十〜数百
Whの大型電池の場合には、短絡箇所に回り込む短絡電
流が非常に大きく(数百〜数千A)、電池温度の急激な
上昇が起こり、さらにこの温度上昇が電極と電解液との
発熱反応を加速するという、いわゆる熱暴走現象を生じ
させてしまい、電池の発火を防止出来ないという虞があ
った。
【0007】このようなことから、本発明は、電池容量
が数十Wh以上の大型電池において短絡を生じたとして
も、熱暴走を防止することができる二次電池を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第1の発明は、内部に電解液を貯蔵する容器内に配設さ
れ、複数の電極群を並列接続して構成された正極と負極
とからなる電極を備えた二次電池において、上記電極内
部に設置された導電性を遮断する導電性遮断材を配合し
てなることを特徴とする二次電池にある。
【0009】第2の発明は、内部に電解液を貯蔵する容
器内に配設され、複数の電極群を並列接続して構成され
た正極と負極とからなる電極を備えた二次電池におい
て、上記導電性遮断材がPTC素子であることを特徴と
する二次電池にある。
【0010】第3の発明は、内部に電解液を貯蔵する容
器内に配設され、複数の電極群を並列接続して構成され
た正極と負極とからなる電極を備えた二次電池におい
て、上記電極の少なくともいずれか一方が、電極基板と
電極活物質と導電性結着剤を含む電極合材とからなり、
上記電極合材が正の抵抗温度係数を有することを特徴と
する二次電池にあるにある。
【0011】第4の発明は、第3の発明において、上記
電極合材に導電性遮断材が配合されていることを特徴と
する二次電池にある。
【0012】第5の発明は、第1乃至4のいずれか1の
発明において、上記正極が、リチウム含有複合酸化物の
粉末が少なくとも含まれて板状若しくはシート状に成形
されてなることを特徴とする二次電池にある。
【0013】第6の発明は、第1乃至4のいずれか1の
発明において、上記負極が、炭素材料の粉末が少なくと
も含まれて板状若しくはシート状に成形されてなること
を特徴とする二次電池にある。
【0014】第7の発明は、第3乃至6のいずれか1の
発明において、上記導電性結着剤がエラストマー物質と
熱可塑性物質との共重合体組成物であることを特徴とす
る二次電池にある。
【0015】第8の発明は、第3乃至6のいずれか1の
発明において、上記導電性結着剤がエラストマー物質と
熱可塑性物質との混合物であることを特徴とする二次電
池にある。
【0016】第9の発明は、第7又は8の発明におい
て、上記エラストマー物質が天然ゴム、合成イソプレン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、フッ素ゴムのいず
れか一種又はこれらの混合物であることを特徴とする二
次電池にある。
【0017】第10の発明は、第7又は8の発明におい
て、上記熱可塑性物質がポリオレフィン類、ハロゲン化
ビニル又はビニリデン重合体、ポリエステル類、ポリア
ミド類、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリカーボネ
ートであることを特徴とする二次電池にある。
【0018】第11の発明は、第7又は8の発明におい
て、上記エラストマー物質と熱可塑性物質との配合が
4:96〜40:60であり、導電材の添加量が20〜
30重量%であることを特徴とする二次電池にある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による二次電池の実施の形
態を図面を用いて説明するが、本発明はこれらの実施の
形態に限定されるものではない。
【0020】[第1の実施の形態]本実施の形態にかか
る二次電池を図1を用いて説明する。図1は、二次電池
の概略構成を表す概略図である。
【0021】図1に示すように、有機材料からなる電解
液11を貯蔵する例えばアルミニウム製の容器12の内
部には、正極13および負極14が前記電解液11に浸
漬するようにして配設されている。本実施の形態では、
その模式図を示す図2に示すように、上記正極13を構
成する電極基板15の集電部に導電性遮断材(例えばP
TC素子:Positive Temperature Coefficient=正の温
度係数を有するサーミスタ、以下「PTC素子」とい
う)101が配置されている。なお、上記電極合材16
を構成するは活物質(例えばLiMn2 O4 )17と
導電材(アセチレンブラック)18と結着剤(ポリフッ
化ビニリデン:PVdF)19は従来と同様のものを使
用することができる。
【0022】一方、上記負極14を構成する電極基板2
1との集電部に導電性遮断材(例えばPTC素子)10
2が配置されている。なお、上記電極合材22を構成す
るは活物質(黒鉛)23と結着剤(PVdF)24は従
来と同様のものを使用することができる。
【0023】上記PTC素子101,102を設置する
ことで、電極13、14間に短絡があった場合でも、極
板の導電機能を遮断することで、大電流の発生が防止さ
れ、結果として二次電池の発熱が防止される。
【0024】ここでは、上記PTC素子101、102
を用いているが、これ以外に、加熱時の溶解又は揮発等
の作用により、導電性が低下するようなものであればい
ずれのものを用いてもよい。
【0025】上記正極としては、従来の二次電池用の正
極であれば特に限定されるものではないが、例えばリチ
ウム含有複合酸化物の粉末が少なくとも含まれて板状若
しくはシート状に成形されてなる。上記負極としては、
従来の二次電池用の負極であれば特に限定されるもので
はないが、例えば炭素材料の粉末が少なくとも含まれて
板状若しくはシート状に成形されてなる。
【0026】このような二次電池10において、何らか
の原因で、正極13と負極14とが短絡してしまうと、
電流が回り込んで集中的に流れてしまう。このとき、電
極の内部温度が急激に上昇するので、この急激な温度上
昇(電流量の増加)に伴って、前記PTC素子101,
102の電気抵抗が上述した作用により増大し、基板1
5と集電部との導通が遮断される。このため、集中的に
流れる前記電流が非常に小さくなるので、温度上昇が抑
制され、熱暴走が防止される。
【0027】したがって、本実施の形態の二次電池10
によれば、内部短絡を生じたとしても、熱暴走を防止す
ることができる。
【0028】[第2の実施の形態]本実施の形態の二次
電池の概略図を図3に示す。図3に示すように、本実施
の形態の正極13は電極合材16を構成する活物質(例
えばLiMn2 O4 )17と導電材(アセチレンブラ
ック)18と結着剤(ポリフッ化ビニリデン:PVd
F)19の内部に導電性遮断材(PTC素子)103を
分散させている。上記導電性遮断材103を分散を分散
させることで、何らかの原因で、正極13と負極14と
が短絡してしまうと、電流が回り込んで集中的に流れて
しまうが、電極の内部温度が急激に上昇するので、この
急激な温度上昇(電流量の増加)に伴って、前記PTC
素子103の電気抵抗が上述した作用により増大し、基
板15と集電部との導通が遮断される。このため、集中
的に流れる前記電流が非常に小さくなるので、温度上昇
が抑制され、熱暴走が防止される。
【0029】上記導電性結着剤としては、例えばエラス
トマー物質と熱可塑性物質との共重合体組成物又はエラ
ストマー物質と熱可塑性物質との混合物であることが好
ましい。
【0030】上記エラストマー物質としては、例えば天
然ゴム、合成イソプレンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ブチ
ルゴム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体、フッ素ゴム(例えばフッ化ビニリデン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−
フルオロビニルエーテル共重合体等)のいずれか一種又
はこれらの混合物であることが好ましい。
【0031】また、上記エラストマー物質としては、例
えばポリオレフィン類(ポリエチレン,ポリプロピレ
ン)、ハロゲン化ビニル又はビニリデン重合体(例えば
ポリ塩化ビニル,ポリフッ化ビニリデン等)、ポリエス
テル類(例えばポリエチレンテレフタラート等)、ポリ
アミド類、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリカーボ
ネートであることが好ましい。
【0032】また、上記エラストマー物質と熱可塑性物
質との配合割合は、4:96〜40:60とすることが
好ましい。これは、上記配合範囲外であると良好な遮断
機能を発揮することができないからである。また、導電
材の添加量は20〜30重量%とすることが好ましい。
【0033】
【実施例】以下、本発明の効果を示す実施例について説
明する。なお、比較例として従来構造の大型の二次電池
を作製した。
【0034】(比較例1)図3に示すような大型リチウ
ム二次電池を作製し、PTC素子等の導電性遮断材の適
用が電池の安全性に与える影響について調査した。ま
ず、正極活物質としてマンガン酸リチウム80重量部、
導電材としてアセチレンブラック10重量部、結着剤と
してPVdF10重量部を混合し、この混合物にN-メチ
ルピロリドン100重量部を加え、ホモミキサーで充分
混合してスラリーとした。その後、100mm×70m
m、厚さ20μmのAl基板上に、ドクターブレード法
によってこのスラリーを塗工し、空気中で予備乾燥し、
ロールプレスにて圧縮成型した後、真空中で加熱乾燥す
ることにより、正極を得た。
【0035】次に、天然黒鉛粉末90重量部、結着剤と
してポリフッ化ビニリデン10重量部を混合し、更にこ
の混合物に溶媒としてN-メチルピロリドン200重量部
を加え、ホモミキサーで充分混合してスラリーとした。
その後、100mm×70mm、厚さ10μmの銅基板
上に、ドクターブレード法によりスラリーを塗工し、空
気中で予備乾燥し、ロールプレスで圧縮成型した後、真
空中で加熱乾燥することにより、負極を得た。
【0036】上記の様にして作成した正極及び負極各5
0枚を、ドライルーム中で積層した後、正極及び負極の
集電タブ部をそれぞれ超音波溶接し、図4に示すような
大型リチウム二次電池を作製した。非水電解質にはエチ
レンカーボネート:ジメチルカーボネート=1:2(モ
ル比)の混合溶媒に電解質としてLiPF6 を1モル/
リットルの濃度で溶解したものを用いた。
【0037】[安全性試験]上記の様にして作製した大
型リチウムをC/3レートにて4.2〜3.1Vの間で
数サイクルの充放電を行って電池容量を確認した後、満
充電状態で充放電を停止させ、リチウム電池の安全性試
験として最も一般的な釘刺し試験により電池安全性を評
価した。釘刺し試験の方法としては、直径8mmの鋼鉄
製釘を中央部に貫通させて、電池の外観変化及び温度変
化を観察した。
【0038】(実施例1)正極の集電部に図1の様にP
TC素子101を設置した以外は、比較例1と同様にし
て安全性試験を行った。
【0039】(比較例2)正極合材の組成を、マンガン
酸リチウム70重量部、導電性結着剤30重量部とし、
導電性結着剤の組成を、導電材としてアセチレンブラッ
ク20重量部、エラストマーとしてエチレンープロピレ
ンゴム1.6重量部、熱可塑性物質としてポリプロピレ
ン78.4重量部とした以外は比較例1と同様にして安
全性試験を行った。
【0040】(実施例2)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック20重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム3.2重量部、熱可塑
性物質としてポリプロピレン76.8重量部とした以外
は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0041】(実施例3)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック20重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム8.0重量部、熱可塑
性物質としてポリプロピレン72.0重量部とした以外
は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0042】(実施例4)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック20重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム16.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン64.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0043】(実施例5)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック20重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム32.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン48.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0044】(比較例3)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック20重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム64.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン16.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0045】(比較例4)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック10重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム18.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン72.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0046】(実施例6)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック30重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム14.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン76.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0047】(比較例5)導電性結着剤の組成を、導電
材としてアセチレンブラック40重量部、エラストマー
としてエチレンープロピレンゴム12.0重量部、熱可
塑性物質としてポリプロピレン48.0重量部とした以
外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0048】(比較例6)正極合材の組成を、マンガン
酸リチウム80重量部、導電性結着剤20重量部とした
以外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0049】(実施例7)正極合材の組成を、マンガン
酸リチウム60重量部、導電性結着剤40重量部とした
以外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0050】(実施例8)正極合材の組成を、マンガン
酸リチウム50重量部、導電性結着剤50重量部とした
以外は実施例2と同様にして安全性試験を行った。
【0051】(実施例9)負極合材の組成を、天然黒鉛
70重量部、導電性結着剤30重量部とし、導電性結着
剤の組成を、導電材としてアセチレンブラック20重量
部、エラストマーとしてエチレンープロピレンゴム16
重量部、熱可塑性物質としてポリプロピレン64重量部
とした以外は、比較例1と同様にして安全性試験を行っ
た。
【0052】以上の実施例及び比較例の結果を「表1」
に示す。
【0053】
【表1】
【0054】上記実施例に示すように、本発明のように
導電性遮断材を設けることで、安全性試験の結果が良好
であるので、電池容量が数十Wh以上の大型電池におい
て短絡を生じたとしても、熱暴走を防止することができ
ることになる。また、導電性結着剤、導電材又はエラス
トマー物質を所定の範囲内とすることで、安全性試験の
結果が良好であり、熱暴走を防止することが判明した。
【0055】
【発明の効果】以上、実施の形態と共に説明したよう
に、第1の発明は、内部に電解液を貯蔵する容器内に配
設され、複数の正極と負極を並列接続して構成された二
次電池において、上記電極集電部に導電性を遮断する導
電性遮断材を設けたので、何らかの原因で、正極と負極
とが短絡した場合でも、短絡電流による導電性遮断材の
温度上昇に伴って、集電部の導電を遮断するので、短絡
を生じたとしても、電池の熱暴走を防止することができ
る。
【0056】第2の発明は、内部に電解液を貯蔵する容
器内に配設され、複数の正極と負極を並列接続して構成
された二次電池において、上記電極が電極基板と電極活
物質を含む電極合材とからなり、上記電極基板の集電部
に、PTC素子を設けたので、正極と負極とが短絡した
場合でも、基板と電極合材との導通がPTC素子により
遮断されるので、電池の熱暴走を防止することができ
る。
【0057】第3の発明は、内部に電解液を貯蔵する容
器内に配設され、正極と負極とからなる電極を備えた二
次電池において、上記電極が電極基板と電極活物質を含
む電極合材とからなり、上記電極合材中に、正の温度抵
抗係数を有する導電性結着剤を配合してなるので、正極
と負極とが短絡した場合でも、電極合材内部の導通が遮
断されるので、熱暴走を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる二次電池の模式図で
ある。
【図2】第1の実施の形態にかかる二次電池の構成図で
ある。
【図3】第2の実施の形態にかかる二次電池の構成図で
ある。
【図4】一般的な二次電池の概略図である。
【図5】一般的な二次電池の構成図である。
【図6】一般的な二次電池の模式図である。
【符号の説明】
10 二次電池 11 電解液 12 容器 13 正極 14 負極 15 電極基板 16 電極合材 17 活物質 18 導電材 19 結着剤 21 電極基板 22 電極合材 23 活物質 24 結着剤 101、102 導電性遮断材 103 導電性遮断材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/40 H01M 10/40 Z (72)発明者 田島 英彦 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H022 AA09 EE06 KK01 5H029 AJ12 AK03 AL07 AM05 BJ06 BJ12 BJ27 CJ06 EJ04 EJ12 EJ13 HJ01 HJ02 5H050 AA15 BA17 CA09 CB08 DA04 DA10 DA11 EA10 EA23 FA02 GA08 HA01 HA02 HA17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電解液を貯蔵する容器内に配設さ
    れ、複数の電極群を並列接続して構成された正極と負極
    とからなる電極を備えた二次電池において、 上記複数の電極の集電部にそれぞれ導電性を遮断する導
    電性遮断材が配設されてなることを特徴とする二次電
    池。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記導電性遮断材がPTC素子あることを特徴とする二
    次電池。
  3. 【請求項3】 内部に電解液を貯蔵する容器内に配設さ
    れ、正極と負極とからなる電極を備えた二次電池におい
    て、 上記正極と負極の少なくともいずれか一方が、電極基板
    と電極活物質と導電性結着剤を含む電極合材とからな
    り、 上記電極合材が、正の抵抗温度係数を有することを特徴
    とする二次電池。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記電極合材に導電性遮断材が配合されていることを特
    徴とする二次電池。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1において、 上記正極が、リチウム含有複合酸化物の粉末が少なくと
    も含まれて板状若しくはシート状に成形されてなること
    を特徴とする二次電池。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1において、 上記負極が、炭素材料の粉末が少なくとも含まれて板状
    若しくはシート状に成形されてなることを特徴とする二
    次電池。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれか1において、 上記導電性結着剤が、エラストマー物質と熱可塑性物質
    との共重合体組成物であることを特徴とする二次電池。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至6のいずれか1において、 上記導電性結着剤が、エラストマー物質と熱可塑性物質
    との混合物であることを特徴とする二次電池。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8において、 上記エラストマー物質が、天然ゴム、合成イソプレンゴ
    ム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン−ブタジエン
    ゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル
    −ブタジエン−スチレン共重合体、フッ素ゴムのいずれ
    か一種又はこれらの混合物であることを特徴とする二次
    電池。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8において、 上記熱可塑性物質が、ポリオレフィン類、ハロゲン化ビ
    ニル又はビニリデン重合体、ポリエステル類、ポリアミ
    ド類、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリカーボネー
    トであることを特徴とする二次電池。
  11. 【請求項11】 請求項7又は8において、 上記エラストマー物質と熱可塑性物質との配合が4:9
    6〜40:60であり、導電材の添加量が20〜30重
    量%であることを特徴とする二次電池。
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