JP2003196669A - 貼り絵シミュレーション装置、方法、及びプログラム - Google Patents

貼り絵シミュレーション装置、方法、及びプログラム

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JP2003196669A JP2001394498A JP2001394498A JP2003196669A JP 2003196669 A JP2003196669 A JP 2003196669A JP 2001394498 A JP2001394498 A JP 2001394498A JP 2001394498 A JP2001394498 A JP 2001394498A JP 2003196669 A JP2003196669 A JP 2003196669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明なカラーチップを適宜枚数重ね貼りする
際に生じる微妙な色をユーザに手間がかかることなく教
えることが可能な貼り絵シミュレーション装置を提供す
ること。 【解決手段】 本発明の貼り絵シミュレーション装置
は、所定形状のチップを用いて貼り絵を構成する。情報
処理装置のディスプレイ上に表示されるチップをユーザ
はドラッグ操作により貼り絵の描画領域に移動する。移
動後の位置でチップは描画部により描画される。前記移
動したチップ13a,13b間に重なる領域12がある
場合、重なり領域描画部は前記重なる領域12の色を前
記重なる領域に含まれる各チップ13a,13bの色を
合わせた色で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の色のチップ
の複数個から貼り絵を構成するシミュレーションを行う
貼り絵シミュレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、貼り絵は、和紙等の不透明な色紙
を台紙に貼り付ける方法で絵画等を製作している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、色紙
の数に限りがあり、微妙な色を表すには、非常にたくさ
んの色紙を用意しなければならない。この問題を解決す
るため、少ない種類の素材で微妙な色を表すことができ
て、貼り絵の色彩表現を豊かにする方法が考えられる。
例えば、特許第3116275号の公報に記載されるよ
うに、異なる色(例えば、赤、青、黄)の透明(半透
明)なカラーチップを適宜枚数重ね貼りして所望の色を
表現する方法がある。
【0004】しかし、この方法を採用した場合、これら
異なる色のカラーチップを適宜枚数重ね貼りすること
で、どのような微妙な色が生じるかは実際に製作者が重
ね貼りして確かめる他なく、製作者にとって手間がかか
る。また、上記の特許第3116275号の記載から推
測されるように、透明のカラーチップの実物は厚みを有
する。このため、これらチップの実物を重ね貼りして貼
り絵を作成した場合、貼り絵の表面には凹凸が生じる。
【0005】本発明の第1の課題は、上記透明なカラー
チップを適宜枚数重ね貼りする際に生じる微妙な色を製
作者(ユーザ)に手間がかかることなく教えることが可
能な貼り絵シミュレーション装置を提供することであ
る。また、本発明の第2の課題は、上記透明なカラーチ
ップを適宜枚数重ね貼りする際に生じる厚みを把握する
ことが可能な貼り絵シミュレーション装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の貼り絵シミュレ
ーション装置は、所定の色のチップの複数個から貼り絵
を構成するシミュレーションを行う。そして、前記チッ
プを指定された位置に描画する描画手段と、前記描画し
たチップ間に重なる領域がある場合に、前記重なる領域
の色を前記重なる領域に含まれる各チップの色を合わせ
た色で描画する重なり領域描画手段とを備える。
【0007】ここで、ユーザ(製作者が兼ねていてもよ
い)はチップを描画する位置を指定し、描画手段により
その位置にチップは描画される。その際、重なり領域表
示手段は前記描画したチップ間に重なる領域がある場合
に、前記重なる領域の色を前記重なる領域に含まれる各
チップの色を合わせた色で表示する。
【0008】例えば、従来例では透明のカラーチップに
より貼り絵を作成する際に、実際にチップを貼って色の
重なり具合などを確かめており、ユーザ(製作者)にと
っては煩雑であった。一方、本発明の貼り絵シミュレー
ション装置を用いることで、ユーザは、図26の情報処
理装置のディスプレイ上に表示されるチップをマウス等
で操作して上記色の重なり具合等を迅速に確認できる。
すなわち、手間がかかることなく従来例の透明なカラー
チップを適宜枚数重ね貼りした際に生じる色を調べるこ
とができる。
【0009】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置は、前記チップにより構成される貼り絵の指定された
部分の色属性を表示する色属性表示手段を更に備えるこ
とができる。前記貼り絵の指定された所定部分は例え
ば、図26の情報処理装置のディスプレイ上のマウスカ
ーソルにより指定されるマウスの現在位置である。
【0010】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置は、前記指定されたチップの色強度を変更する色強度
変更手段を更に備えることができる。この際、前記色属
性表示手段の前記貼り絵の指定された部分が、前記色強
度を変更されたチップ内にある場合、前記色属性表示手
段は前記チップの変更された色強度を加味して色属性を
表示するように構成してもよい。
【0011】また、前記色属性表示手段は、前記貼り絵
の指定された部分が前記重なる領域内にある場合、前記
重なる領域の前記合わせた色の色属性を表示するように
構成してもよい。また従来例の透明のカラーチップの実
物は厚みを有すると思われる。このため、シミュレーシ
ョンした結果の貼り絵を実際に作成する場合に、なるべ
く厚みを抑える機能があることが望ましい。本発明の貼
り絵シミュレーション装置では、前記貼り絵を構成する
複数のチップについてのチップデータに基づいて各チッ
プの階層を生成するチップ階層生成手段を更に備えるこ
とができる。
【0012】このチップ階層生成手段は例えば、前記貼
り絵の階層の数が小さくなるように前記チップの階層の
数を最適化する。また、このチップ階層生成手段は例え
ば、指定された前記貼り絵の階層の数を加味して前記チ
ップの階層の数を生成する。
【0013】また、このチップ階層生成手段は例えば、
前記各チップが該各チップの現在位置に移動した時刻の
情報を加味して前記チップの階層の数を生成する。この
ように構成することで、貼り絵の階層の数を把握するこ
とが可能となり、ユーザの指定により、または自動的に
最適化することにより、貼り絵の階層の数を変更するこ
とができる。
【0014】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置の前記重なり領域描画手段は、前記重なり領域に含ま
れる各チップの色を合わせる際に前記各チップに生成さ
れた階層値を加味して行うようにしてもよい。上記した
透明のカラーチップは重ね貼りした順番により同じ組み
合わせであっても見た目の色が若干異なる。このことを
本発明の貼り絵シミュレーション装置では、各チップの
階層値を加味して重なり領域を描画することで、上記若
干の差異を画面上の表示に反映させている。このように
構成することで、上記透明なカラーチップを適宜枚数重
ね貼りする際に生じる微妙な色を製作者(ユーザ)に手
間がかかることなく教えることが可能となる。
【0015】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置は、前記チップを表示上回転可能にするチップ回転手
段を更に備えることができる。また、指定したチップを
削除するチップ削除手段を更に備えることができる。こ
のようなチップを回転、削除する手段によりユーザは、
チップを回転し、または、指定したチップを削除するこ
とができ、ユーザにとって貼り絵の編集作業がより容易
になる。
【0016】また、前記チップの形状は矩形であっても
よい。更に、前記チップの形状を変更するチップ形状変
更手段を更に備えていてもよい。例えば、チップ形状変
更手段により前記チップの所定形状を変更することで、
描画される貼り絵の模様の任意性をより拡大できる。
【0017】また、前記貼り絵の形状を示す線を描画す
る形状線描画手段を更に備える構成としてもよい。この
ように構成することで、ユーザは貼り絵を作成する際、
チップを描画する位置がより分かり易くなり、貼り絵の
編集作業がより容易に行うことができる。
【0018】尚、上記の描画手段、重なり領域描画手
段、色属性表示手段、色強度変更手段、チップ階層生成
手段、チップ回転手段、チップ削除手段、チップ形状変
更手段、および形状線描画手段は、図26に示す情報処
理装置のCPU21とRAM23の組み合わせに対応す
る。
【0019】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置の機能をサーバ装置が有し、端末装置のユーザからサ
ーバ装置にアクセスして上記のチップにより貼り絵を編
集するようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1に、コピー元チップが色
毎に配置されたパッドが表示されているディスプレイの
画面を示す。図1のディスプレイ上のパッド15には、
各色毎にその色のコピー元となるチップ11a〜11c
が表示されている。尚、図1の各色の強度(色の濃さ)
には、それぞれデフォルト値が設定されている。この例
では、デフォルト値はそれぞれ20%に設定されてい
る。ユーザは後述する色強度変更処理により必要に応じ
て上記色強度の値を変更することができる。また、デフ
ォルト値として20%以外の値を予め設定することもで
きる。
【0021】また、パッド15は、図2に示すように色
ごと、強度ごとに設けてもよい。図2において、チップ
11a−1は赤色で強度が20%、チップ11a−2は
赤色で強度が40%、・・・、チップ11a−5は赤色
で強度が100%のコピー元チップである。以下、チッ
プ11b−1〜11b−5は青色で、チップ11c−1
〜11c−5は黄色であり、強度については同様に定め
る。
【0022】以下では図1を用いて説明する。図2を用
いる場合の処理も同様であるので説明は省略する。ま
た、パッド15にコピー元となる色毎のチップを表示す
る以外の方法であってもよい。例えば、メニュー上に
「赤チップ作成」等の項目を設けて、その項目を選択し
てチップを作成してもよいし、ディスプレイ上に所定の
色(例えば赤色)のチップが始めから存在し、そのチッ
プについてコピー操作を繰り返すことで、次々にチップ
を作成してもよい。
【0023】図1において、パッド15には赤色のコピ
ー元チップ11a、青色のコピー元チップ11b、黄色
のコピー元チップ11cの各色のコピー元チップが配置
されている。ユーザがマウス等を用いて、上記の色毎に
配置されたコピー元チップ11a〜11cからチップ1
1aを指定する。この際、チップ11aのインスタンス
であり、チップ11aと同じ赤色であるチップ13aが
作成され、ドラッグ等の操作により図3に示すように、
所定の位置にチップを移動させ、その位置にチップを表
示(描画)させる。
【0024】続いてユーザは、もう1つのチップをパッ
ド15に色毎に表示されたコピー元チップ11a〜11
cからチップ11bを指定する。そして、上記のように
チップ11bのインスタンスであり、チップ11bと同
じ青色であるチップ13bが作成され、ドラッグ等の操
作により図4(a)に示す位置にチップは移動される。
【0025】図4(b)は、図4(a)のチップ同士の
重なり部分の拡大図である。図4(b)において、チッ
プ13aとチップ13bは、領域12を重なり領域とし
て持つ。領域12は、チップ13aとチップ13bの色
を合わせた色により表示される。この合わせた色は例え
ば、従来例に述べたように異なる色(例えば、赤、青、
黄)の透明なカラーチップ同士を重ね貼りした際に生じ
る色に近い色となるようにする。
【0026】例えば、チップ13aとチップ13bが同
じ色であった場合、領域12の色は、チップ13aとチ
ップ13bと同じ色で強度が強い(より濃い)色が表示
される。また、チップ13aとチップ13bが異なる色
であれば、領域12の色は、チップ13aとチップ13
bの色を合わせた色で表示される。図4では、チップ1
3aの色は赤で、チップ13bの色は青なので、これら
の重なり領域である領域12の色は紫となる。
【0027】ユーザは上記の操作を繰り返して貼り絵を
ディスプレイ上に描画する。尚、以上の説明では、重な
り領域の色として、2枚のチップの色を合わせた色によ
り描画したが、2枚に限らず、例えば3枚のチップが重
なるような領域の場合には、それら3枚のチップの色を
合わせた色で描画する。また、3枚以上のチップが重な
る領域の場合も、その重なる領域に重なっている複数枚
のチップの色を合わせた色で描画する。
【0028】また、移動の対象となるチップは上記のド
ラッグ操作中は、マウスのディスプレイ上での現在位置
を示すマウスカーソルと連動して移動(再描画)する。
再描画されるチップの領域の背景に他のチップがある場
合、移動するチップの前記他のチップとの重なり領域の
色は、その移動するチップの色とその移動するチップの
現在位置にある前記他のチップの色とを合わせた色によ
り再描画される。再描画されるチップの領域であり、前
記他のチップとの重なり領域がない領域については、前
記再描画されるチップの色は変更されず、そのままの色
で描画される。
【0029】このように、チップ間で重なった領域につ
いては、それらチップの色を合わせた色で描画され、ユ
ーザは、手間がかかることなく、チップ同士を重ねた場
合に生じる色を確認することができる。ユーザがチップ
を新しく作成するごとに、これら作成されたチップが登
録されるリストであるチップリストには、上記作成され
たチップが追加される。
【0030】図5に作成されたチップが登録されるリス
トであるチップリストを示す。同図に示すように、新規
に作成されたチップはチップリスト14の末尾に追加さ
れる。また、チップリストの各要素は、各チップのデー
タへアクセスするためのポインタを示しており、末尾の
要素はNULLである。例えば図3〜図4の操作によ
り、チップリストの先頭には、赤色のチップ13aへの
ポインタが格納され、チップリストの2番目には、青色
のチップ13bへのポインタが格納される。
【0031】図6は、チップのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、チップはその形状によらず、少
なくとも始点座標をデータとして有する。尚、後述のチ
ップを表示上回転可能にする機能を本実施形態の貼り絵
シミュレーション装置が有する場合は、チップは回転角
をデータとして更に有する。始点座標はチップの代表的
な位置を示しており、ユーザの上記したドラッグ等の操
作に応じて更新される。また、回転角は、例えば水平方
向等の所定の方向からの回転した角度を示し、後述のチ
ップ回転部によるチップの回転により更新される。尚、
始点座標は、この回転を行う際の中心座標に一致するこ
とが望ましいが、必ずしも一致する必要はない。
【0032】本発明の貼り絵シミュレーション装置は、
貼り絵の各部分の色属性を表示する機能を備えることが
できる。図7は、上記の色属性を表示する機能を説明す
る図である。図7において、ユーザは、マウスのディス
プレイ上での位置を示すマウスカーソルを色属性を表示
したい貼り絵の一部分に移動する。色属性表示部は、そ
のマウスカーソルの現在位置を検出して、その位置にあ
る貼り絵の所定部分の色属性を表示する。
【0033】図8は色属性を表示する処理を示し、色属
性表示部が行う処理を示すフローチャートである。図8
において、S101で現在の処理が色属性表示処理か否
かを判定している。例えばマウスを左クリックしてメニ
ューを表示させそのメニュー中から色属性表示の項目を
選択する。S101の判定結果がYesならば、S10
2に進む。判定結果がNoの場合、処理を終了する。
【0034】S102では、マウスのディスプレイ上で
の現在位置を示すマウスカーソルが貼り絵の所定部分で
あるか(マウスカーソルの現在位置が貼り絵を構成する
所定のチップ上にあるか)判定する。判定結果がYes
ならば、S103に進む。判定結果がNoの場合、再度
S102の処理を繰り返す。
【0035】S103において、チップリストの先頭ポ
インタを取得する。そして、S104で現ポインタが示
すチップは、マウスの現在位置を含むか判定する。判定
結果がNoならば、制御をS106へ渡す。一方、判定
結果がYesの場合、さらにS105で現在のチップの
色属性を色属性リストに設定する。そして、S106で
チップリストの現ポインタをインクリメントし、S10
7でインクリメント後の現ポインタはNULLか否か判
定する。NULLでないと判定された場合(S107で
No)、チップリストの末尾にまだ達していないと判断
され、このインクリメント後の現ポインタを用いて、上
記のS104〜S106の処理が繰り返される。一方、
NULLと判定された場合(S107でYes)、チッ
プリストの末尾に達したと判断され、S108において
色属性を表示する。そして、その後、制御をS101に
戻す。
【0036】このように色属性を表示可能とすること
で、ユーザは、貼り絵の所定部分の色が各色をどのよう
な割合で合わせて作られるのかを客観的に知ることが可
能となる。また、本発明の貼り絵シミュレーション装置
は、貼り絵を構成するチップの色強度を変更する機能を
備えることができる。
【0037】図9は、上記の色強度を変更する機能を説
明する図である。図9において、ユーザは、マウスのデ
ィスプレイ上での位置を示すマウスカーソルを色強度を
変更したい貼り絵の一部分であるチップ上に移動して、
そのチップを色強度の変更対象となるチップとして指定
し、そのチップの色強度を示すウィンドウ上でそのチッ
プの色強度を変更することにより、変更対象となるチッ
プの色強度の変更を行う。
【0038】図10は指定されたチップの色強度を変更
する処理であり、色強度変更部が行う処理を示すフロー
チャートである。図10において、S201でユーザに
よりマウス等で指定されたチップがあるか否かを判定す
る。判定結果がYesならば、S202へ進む。判定結
果がNoならば、処理を終了する。
【0039】S202では、現処理が色強度変更処理か
判定する。例えばマウスを左クリックさせメニューを表
示させてそのメニューから色強度変更の項目を選択す
る。S202の判定結果がYesならば、S203に進
む。判定結果がNoならば、再度S202の処理を行
う。
【0040】S203では、指定されたチップの色強度
属性をウィンドウに表示する。ユーザはマウス等を操作
し、指定されたチップの色強度を変更する。例えば図9
に示すように、「△ボタン」や「▽ボタン」をマウスで
右クリックすることで色強度を1%間隔で上げ下げし
て、「OKボタン」をクリックすることにより変更した
色強度を確定する。尚、ユーザはウィンドウに表示され
た色強度値がすでに適切な値であり、色強度の変更を行
う必要がない場合や、上記「△ボタン」、「▽ボタン」
により変更した色強度値を反映させたくない場合には
「キャンセルボタン」をクリックしてウィンドウを閉じ
ることも可能である。S203が終了すると、制御はS
201に戻り上記の処理が繰り返される。
【0041】このように構成することにより、ユーザは
作成する貼り絵により多くの色を用いることが可能とな
る。尚、前記色属性表示部は、前記色強度変更部による
色強度の変更結果を色属性を表示する際に反映させるこ
とができる。
【0042】また、貼り絵を構成するチップ間に重なる
領域がある場合に、前記色属性表示部は、前記重なる領
域に含まれる各チップの色属性を表示することができ
る。また、上記のチップの色強度の変更は、図1のパッ
ド15上に配置されたコピー元チップ11a〜11cを
指定して施すことも可能であるし、貼り絵を構成するチ
ップを指定して施すことも可能である。
【0043】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置は、チップを表示上回転可能にする機能を備えること
ができる。図11は、チップを表示上回転可能にする機
能を説明する図である。図11(a)において、ユーザ
は、マウスのディスプレイ上での位置を示すマウスカー
ソルを移動させて、回転したいチップを例えば右クリッ
クして指定する。そして、ユーザは例えば左クリックし
てメニューを表示させそのメニューから回転の項目を選
択する。そして、図11(b)でその指定したチップを
そのチップの所定の点の周りに例えばドラッグ操作によ
り回転させる。
【0044】このように構成することで、貼り絵の編集
をユーザにとってより一層容易に行うことが可能とな
る。また、本発明の貼り絵シミュレーション装置は、貼
り絵を構成するチップを移動する機能を備えることがで
きる。この機能を用いて、一旦、指定した位置に描画さ
れたチップを再度移動することができる。
【0045】図12は、上記の貼り絵を構成するチップ
を移動する機能を説明する図である。図12(a)にお
いて、ユーザは、マウスのディスプレイ上での位置を示
すマウスカーソルを移動したい貼り絵の一部分に移動
し、移動の対象となるチップを指定する。そして、図1
2(b)でその指定したチップを例えばドラッグ操作に
より移動する。
【0046】尚、移動の対象となるチップは上記のドラ
ッグ操作中は、マウスのディスプレイ上での現在位置を
示すマウスカーソルと連動して移動(再描画)する。こ
の際、移動するチップの色は、その移動するチップの色
とその移動するチップの現在位置の背景となる色とを合
わせた色により再描画され表示される。再描画されるチ
ップの示す領域の背景に他のチップがない場合は、前記
再描画されるチップの色は変更されない。
【0047】このように構成することで、貼り絵の編集
をユーザにとってより一層容易に行うことが可能とな
る。また、本発明の貼り絵シミュレーション装置は、貼
り絵を構成するチップを削除する機能を備えることがで
きる。
【0048】図13は、上記の貼り絵を構成するチップ
を削除する機能を説明する図である。図13(a)にお
いて、ユーザは、マウスのディスプレイ上での位置を示
すマウスカーソルを削除したい貼り絵の一部分に移動し
て、削除の対象となるチップを指定する。そして、例え
ばマウスを左クリックしてメニューを表示させそのメニ
ューから削除の項目を選択する。そして図13(b)
で、その指定したチップの削除を行うかどうかを確認す
るウィンドウを表示する。削除する場合「はい」のボタ
ンを、削除しない場合「いいえ」のボタンをユーザはク
リックする。
【0049】このように構成することで、貼り絵の編集
をユーザにとってより一層容易に行うことが可能とな
る。また、本発明の貼り絵シミュレーション装置は、貼
り絵を構成するチップを複写する機能を備えることがで
きる。この機能を用いて、パッド上に配置されたコピー
元チップ以外のチップをコピー元のチップとして指定
し、その指定したチップを指定した位置にコピー(複
写)することができる。
【0050】図14は、上記の貼り絵を構成するチップ
を複写する機能を説明する図である。図14(a)にお
いて、ユーザは、マウスのディスプレイ上での位置を示
すマウスカーソルを複写したい貼り絵の一部分に移動し
て、複写の対象となるチップを指定する。そして、例え
ばマウスを左クリックしてメニューを表示させそのメニ
ューから複写の項目を選択する。そして図14(b)
で、その指定したチップの複写を行う位置を例えばマウ
スを右クリックすることにより決定して、図14(c)
でその決定した位置に指定したチップを複写する。
【0051】このように構成することで、貼り絵の編集
をユーザにとってより一層容易に行うことが可能とな
る。また、本発明の貼り絵シミュレーション装置は、貼
り絵を構成するチップの形状を変更する機能を備えるこ
とができる。
【0052】図15は、上記の貼り絵を構成するチップ
の形状を変更する機能を説明する図である。図15
(a)において、ユーザは、形状を変更するチップに対
し、その形状を変更する指定を行う。この結果、図15
(b)に示すように、そのチップの形状は所望の形状に
変更される。そして、形状を変更したチップを用いて貼
り絵を構成する。
【0053】尚、このように形状を変更したチップに対
して上記の回転、移動、削除、複写の各処理が施される
ようにすることも可能である。また、上記のチップの形
状の変更は、パッド上に配置されたコピー元チップに施
すことも可能であるし、貼り絵を構成するチップに施す
ことも可能である。
【0054】また、本発明の貼り絵シミュレーション装
置は、貼り絵の形状を示す線を描画する機能を備えるこ
とができる。図16は、上記の貼り絵の形状を示す線を
描画する機能を説明する図である。同図に示すように、
貼り絵の形状を示す線を描画する形状線描画部を用いて
ユーザは、貼り絵の形状を示す線を描画する。例えば図
16は、ユーザが魚の貼り絵を作成する場合の貼り絵の
形状を示す線の例である。
【0055】このように構成することで、ユーザは形状
線をチップを移動する際の目安とできるので、より容易
に貼り絵を作成することが可能となる。尚、以上の説明
では、チップ表示部に表示されるチップのもともとの形
状を矩形としたが、それ以外の例えば、円や三角形であ
ってもよい。また、その他の形状であってもよい。
【0056】また、チップの色を、赤、青、黄として説
明したが、各色の強度を変化させることで相当種類の色
が合成できる色の組であれば、それ以外の色の組であっ
てもよい。更に図17に示すように、パッド15に赤色
のコピー元チップ11a、青色のコピー元チップ11
b、黄色のコピー元チップ11cのチップ以外に黒色の
コピー元チップ11dと白色のコピー元チップ11eを
設けてもよい。
【0057】図17において、黒色のコピー元チップ1
1dは、黒を合成するのに赤、青、黄の各チップ11a
〜11cを合わせる操作を行うのは、煩雑なためユーザ
の便宜を考え設けたものである。また、白色のコピー元
チップ11eは、ピンクなど白色のチップがない場合に
は合成できない色もあり、より多くの色を合成できるよ
うにするため設けたものである。尚、白色のコピー元チ
ップ11eを用い白色チップを作成する際は、図26の
情報処理装置のディスプレイの背景は、例えば所定のデ
ザインを表す画像情報により描画されていることが好ま
しい。背景とチップとの区別がつけば、他の方法でもか
まわない。
【0058】また、上記チップに厚み情報を持たせるよ
うに構成することも可能である。この場合、上記貼り絵
の描画を行う描画部は貼り絵を構成する各チップの厚み
情報を考慮して貼り絵の描画を行う。例えば、上記描画
部はチップを描画する際に影を付けてそのチップを描画
する。そして、チップを重ねる枚数が増すほど、チップ
の影は大きくなる。
【0059】また、本実施形態において作成した貼り絵
のデータは、図26の情報処理装置の各種記憶部に格納
して必要に応じて再生することも可能である。また、従
来例の透明のカラーチップは厚みを有する。そして、こ
の厚みのため、実際に作成した貼り絵の表面には凹凸が
生じている。この表面に生じる凹凸は、カビなどが生じ
る原因にもなり好ましくない。また、この透明のカラー
チップで作った貼り絵の作品を観賞用等の目的でガラス
の間に挟んで使用する場合もある。そのような場合、貼
り絵の表面の凹凸がガラスの表面に不均一な力を与え、
ガラス割れが生じるという問題がある。
【0060】上記の問題を解決するには、貼り絵の表面
に生じる凹凸の度合いを把握し、必要な場合には、その
凹凸による段差を小さくすることが望ましい。このた
め、本実施形態の貼り絵のシミュレーションを行う機能
を補助する機能として、各チップにそのチップの階層の
数を割り当てる機能と、貼り絵全体の階層の数を求める
機能とを設けている。
【0061】図18〜図20はそのような各チップにそ
のチップの階層の数を割り当てる処理を説明する図であ
る。各チップにその階層の数を付加する第1の方法は、
ユーザが貼り絵を作成する際、その位置にチップを移動
した時刻をそのチップがデータとして保持し、その時刻
に基づいて、以下の規則で階層の数を設定するものであ
る。(1)他のチップと重なり領域を持たないチップは
階層1とする。(2)他のチップと重なり領域を持つチ
ップは、上記の時刻が早い順に階層1、階層2、・・・
とする。
【0062】例えば図18(a)において、チップaと
bは重なり領域を持つ。ここで、ユーザが先にチップa
の位置を指定してチップaが描画され、次にチップbの
位置を指定してチップbが描画されたとする。この場合
図18(b)の断面図に示すように、チップaに「階層
1」、チップbに「階層2」が設定される。反対にチッ
プb、チップaの順に描画が行われた場合は、図18
(c)の断面図のように、チップbに「階層1」、チッ
プaに「階層2」が設定される。
【0063】また、図19(a)に示すように、チップ
aとb、チップbとcが重なり領域を持つ場合、チップ
がa、b、cの順にそれぞれの位置に描画されたとする
と、図19(b)に示すように、チップaに「階層
1」、チップbに「階層2」、チップcに「階層3」が
設定される。
【0064】また、図20(a)に示すように、チップ
aとb、チップbとc、チップcとa、チップa、b、
及びcがそれぞれ重なり領域を持つ場合、チップがa、
b、cの順にそれぞれの位置に描画されたとすると、図
20(b)に示すように、チップaに「階層1」、チッ
プbに「階層2」、チップcに「階層3」が設定され
る。
【0065】各チップにその階層の数を付加する第2の
方法は、貼り絵全体としての階層の数が小さくなるよう
に最適化を行うものである。上記の図18(a)、図1
9(a)、図20(a)を例にとると、図18(a)、
図20(a)については同様の処理となるが、図19
(a)については、「階層3」のチップcは「階層2」
のチップbとは重なり領域を持つが、「階層1」のチッ
プaとは重なり領域を持たない。このため、各チップa
〜cの描画された順を考慮せず、図19(c)に示すよ
うに、チップcに「階層1」を設定することで、チップ
aとチップcが「階層1」、チップbが「階層2」とな
り、階層数を小さくすることができる。
【0066】各チップにその階層の数を付加する第3の
方法は、貼り絵全体としての階層の数をユーザ側で設定
し、その設定した数になるように、階層の数を各チップ
に設定するものである。例えば図18(a)のチップ
a、bを1つの階層に収める場合、図18(c)に示す
ように、チップa’、b’、cの3つのチップに分割す
る。この場合、チップa’、b’、cの3つのチップに
は、それぞれ「階層1」が設定される。
【0067】また、図19(a)のチップa、b、cを
例えば1つの階層に収める場合、図19(d)に示すよ
うに、チップa’、b’、c’、d、eに分割され、こ
れらチップにはそれぞれ「階層1」が設定される。ま
た、図19(a)のチップa、b、cを例えば2つの階
層に収める場合、図19(e)に示すように、チップa
とbを、チップa’、b”、dに分割し、チップa’、
b”、dに「階層1」を設定し、チップcに「階層2」
を設定する。また、図19(c)に示すように、チップ
a、cに「階層1」を、チップbに「階層2」を設定す
ることもできる。
【0068】また、図20(a)のチップa、b、cを
例えば2つの階層に収める指定をユーザがした場合、図
20(c)に示すように、チップb、cを、チップ
b’、c’、dに分割し、これらに同じ階層(例えば
「階層2」)を設定する。そして、チップaに「階層
1」を設定する。
【0069】尚、上記した図18〜図20の説明では、
想定される全ての場合の処理については触れなかった
が、その触れなかった場合の処理も容易に想定できる。
例えば、図20(a)のチップa、b、cの描画される
時刻を考慮しない場合に、ユーザが3つの階層に収める
指定を行った場合、図20(b)に示すチップaに「階
層1」、チップbに「階層2」、チップcに「階層3」
を設定することも可能だが、各チップと階層との対応づ
けは複数通りある。例えばチップaに「階層2」、チッ
プbに「階層1」、チップcに「階層3」を設定しても
よい。
【0070】また例えば、図19(c)のように、チッ
プaとcに「階層1」、チップbに「階層2」が設定さ
れる場合においても、チップaとcに「階層2」、チッ
プbに「階層1」を設定することが可能である。また、
図19(e)や図20(c)において、ユーザが2つの
階層に収める指定を行った場合についても、その階層の
設定の仕方は複数通りある。例えば図19(e)に示す
ようにチップa、bに「階層1」、チップcに「階層
2」を設定してもよいし、また、チップa、bに「階層
2」、チップcに「階層1」を設定してもよい。さら
に、チップaに「階層1」、チップb、cに「階層2」
を設定する等してもよい。図20(c)についても同様
である。
【0071】図21に、各チップの階層の数を求める処
理のフローチャートを示す。図21において、S301
で現処理はチップ階層生成処理か判定している。チップ
階層生成処理でなければ処理を終了する。チップ階層生
成処理であればS302に進む。
【0072】S302で各チップの保持するデータであ
る階層数を初期化し、S303において、重なりチップ
マトリクスを初期化する。そして、S304でチップリ
ストの先頭ポインタを取得する。S305では、チップ
リストの現ポインタが示すチップについて、チップリス
トに登録される他のチップとの重なり領域があるか否か
を判定し、その重なり領域についての情報を重なりチッ
プマトリクスに登録する。
【0073】そして、S306でチップリストの現ポイ
ンタをインクリメントし、S307で現ポインタがNU
LLかどうか判定する。NULLでなければ、制御をS
305に戻し、上記のS305、S306の処理が繰り
返される。一方、NULLと判定されれば、チップリス
トの終わりまで重なり領域の判定が行われたと判定さ
れ、S308で各チップの階層数を求める処理を行う。
【0074】尚、上記フローには示されていないが、上
記のフローにより各チップに設定された階層数の内で最
大のものが貼り絵全体としての階層数となる。図22は
チップリストの現ポインタが示すチップについて、チッ
プリストに登録される他のチップとの重なり領域を判定
する処理のフローチャートである。
【0075】図22において、S401でチップリスト
のコピーであるワーク用のチップリストを作成し、S4
02でこのワーク用のチップリストの先頭ポインタを取
得する。そしてS403で、チップリストの現ポインタ
とワーク用チップリストの現ポインタが等しいか判定し
ている。これらのポインタ同士が等しい場合は、後述の
S404、S405の処理をスキップし、制御をS40
6に渡す。一方、これらのポインタ同士が等しくない場
合は、S404でチップリストの現在のチップと、ワー
ク用のチップリストの現在のチップとが重なり領域を持
つか判定する。重なり領域を持たない場合、制御をS4
06に渡し、重なり領域を持つ場合は、S405におい
て、重なりチップマトリクスの該当箇所を、重なり領域
の情報で更新する。そして、S406でワーク用のチッ
プリストの現ポインタをインクリメントする。そして、
S407で、この結果の現ポインタがNULLであれ
ば、処理を終了し、現ポインタがNULLでなければ、
S403に戻り、S403〜S406の処理を繰り返
す。
【0076】図23に、重なりチップマトリクスの例
(その1)を示す。図23(a)は、チップa〜eの断
面図を、図23(b)に、(a)に対応する重なりチッ
プマトリクスを示す。図23(a)において、チップ
a、b、c、d、eはこの順に下から重なっている。こ
のことを(b)の重なりチップマトリクスでは、下のく
るチップを指定することで表している。チップa、bの
重なりを(a,b)で表し、「×」を重なりがない場合
とすると、図23(a)の場合、(a,b)→a、
(a,c)→×、(a,d)→×、(a,e)→×、
(b,c)→c、(b,d)→×、(b,e)→×、
(c,d)→d、(c,e)→×、(d,e)→e、と
なる。この情報を重なりマトリクスに図23(b)に示
すように反映させる。
【0077】図24に、重なりチップマトリクスの例
(その2)を示す。図24(a)は、チップa〜eの断
面図を、図24(b)に、(a)に対応する重なりチッ
プマトリクスを示す。チップa、b、c、d、eの重な
る順は、図24(b)の重なりチップマトリクスにおい
て、(a,b)→a、(a,c)→×、(a,d)→
×、(a,e)→×、(b,c)→c、(b,d)→
×、(b,e)→×、(c,d)→c、(c,e)→
×、(d,e)→e、となる。
【0078】図25に、重なりチップマトリクスの例
(その3)を示す。図25(a)は、チップa〜eの断
面図を、図25(b)に、(a)に対応する重なりチッ
プマトリクスを示す。チップa、b、c、d、eの重な
る順は、図25(b)の重なりチップマトリクスにおい
て、(a,b)→a、(a,c)→c、(a,d)→
×、(a,e)→×、(b,c)→c、(b,d)→
b、(b,e)→×、(c,d)→c、(c,e)→
c、(d,e)→e、となる。
【0079】図21のS308で各チップの階層数を求
める処理を行う際に、例えばチップがその位置に描画さ
れた時刻に基づいて(すなわち、図23〜図25の断面
図に示す順に)階層を求める場合、各チップの保持する
データに自チップと重なり、且つ、自チップの上に位置
する上チップの項目と、自チップと重なり、且つ、自チ
ップの下に位置する下チップの項目とを設ける。そし
て、自チップの下チップがないチップについて、そのチ
ップの階層として階層1を設定し、更に、自チップの階
層を、自チップの下チップの中で階層が最大のものに
「1」を加えて求める。
【0080】例えば、図23(a)の場合、チップa、
eには下チップがないので、チップa、eの階層は「階
層1」である。チップdは「階層1」であるチップeが
下チップなので、その階層は「階層2」である。同様に
して、チップcは「階層3」、チップbは「階層4」に
なる。
【0081】また、図24(a)の場合、チップa、
c、eは下チップがないので、「階層1」となり、チッ
プbについては、チップa、cが共に下チップで、その
階層が「階層1」であることから、「階層2」となる。
また、チップdも同様に「階層2」となる。
【0082】また、図25(a)の場合、チップcは下
チップがなく「階層1」であり、チップa、eはチップ
cを下チップとしていることから「階層2」である。更
に、チップbはチップa、cを下チップとしており、チ
ップaが「階層2」、チップcが「階層1」であること
から、チップbは、その下チップの内で階層が最大であ
るチップaの「階層2」に1を加えた「階層3」であ
る。同様にチップdは「階層4」である。
【0083】更に、図21のS308で各チップの階層
数を求める処理を行う際に、貼り絵の階層を小さくする
ように各チップの階層を求める場合は、以下のようにす
る。例えば図23(a)のチップの場合、チップbは
「階層1」のチップaとは重なるが、「階層2」のチッ
プdとは重ならないので、「階層2」に移動することが
可能である。同様にチップcは「階層1」のチップa、
cのいずれとも重ならないので、「階層1」に移動する
ことが可能である。
【0084】また、図25(a)のチップの場合、チッ
プa、b、d、eの組み合わせに注目すると、チップ
a、eとチップb、eはいずれも重ならないが、チップ
a、eを同じ階層とした場合、残りのチップb、dは重
なってしまう。これに対し、チップb、eを同じ階層と
した場合、残りのチップa、dも重ならず、貼り絵全体
としての階層の数を「階層3」に抑えることができる。
【0085】また、このようにして各チップに付与され
た階層値を考慮してチップ間の重なり領域の描画を行う
こともできる。この場合、階層が上のチップ(階層の番
号が大きいチップ)ほど、その色が強く出るようにす
る。すなわち、重なる順番が上にくるチップの色強度を
重なり領域の色(合わせた色)に強く反映させ、重なる
順番が下のチップの色強度ほど重なり領域の色に弱く反
映させる。例えば、赤チップ(20%)、青チップ(2
0%)で構成される重なり領域において、赤チップが青
チップの上に載っている上チップならば赤チップの色強
度「20%」に対し青チップの色強度を「−1%」減算
して「19%」に設定し、逆に青チップが赤チップの上
チップであれば青チップの色強度「20%」に対し、赤
チップの色強度を「−1%」減算して「19%」に設定
する。重なり領域に3個以上のチップが重なっている場
合は、3個目のチップの色強度をさらに「−1%」減算
する。尚、弱めて表示させる際の減算値は、上記した
「−1%」に限らず他の値であってもよい。
【0086】また、本実施形態の複数のチップから貼り
絵を構成するシミュレーション機能は、例えば、図26
に示すような情報処理装置を用いて構成される。図26
の情報処理装置において、RAM23は、処理に用いら
れるプログラムとデータを格納する。CPU21は、R
AM23を利用してプログラムを実行することにより必
要な処理を行う。
【0087】上述のプログラムとデータは、記憶装置2
7に保存されている。そして、それらプログラムとデー
タを、バス20を介し、RAM23に必要に応じてロー
ドして使用する。また、上述のプログラムとデータは、
可搬記録媒体29に保存されていてもよい。この場合、
それらプログラムとデータを、記録媒体読み取り装置2
8およびバス29を介し、RAM23に必要に応じてロ
ードして使用する。尚、上述のプログラムは、ROM2
2に格納されていてもよい。
【0088】入出力装置26は、バス20を介してCP
U21に接続され、CPU21の演算結果をユーザに提
示したり、ユーザからの指示をCPU21に伝える。入
出力装置26は、例えば、キーボード、マウス、タブレ
ット、ディスプレイなどから成る。
【0089】ユーザは、例えば上述のチップに対する移
動等の各種操作をこの入出力装置26を介して行う。通
信インターフェイス24は、ネットワーク25に接続さ
れ、通信に伴うデータの変換を行う。また、情報処理装
置は、上述のプログラムとデータを通信インターフェイ
ス24を介して他の装置から受け取ってもよい。この場
合、それらプログラムとデータを、RAM23に必要に
応じてロードして利用する。
【0090】以上の説明では、ユーザが1人で貼り絵を
作成する構成であったが、複数のユーザが協働して貼り
絵を作成してもよい。この場合、図26の情報処理装置
と同様の機能をサーバ装置は有する。例えば上述のプロ
グラムとデータは、記憶装置27等に格納され必要に応
じてロードして利用する。
【0091】図27に複数のユーザが協働して貼り絵を
作成する際のシステム構成図を示す。同図において、端
末装置32または33のユーザはネットワーク34を介
してサーバ装置31にアクセスしてサーバ装置31上の
上記のプログラムをリモート制御し貼り絵の編集作業を
行う。この際、サーバ装置31の描画部と重なり領域描
画部の少なくとも1つにより描画処理がサーバ装置31
のディスプレイ上に施される。
【0092】この際、サーバ装置31は、端末装置3
2、33のいずれか一方のみのアクセス(データの受
信)しか受け付けない。尚、図27の説明では端末装置
の数を2台としたが、2台以上であってもよい。
【0093】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、複数のチップから貼り絵を構成するシミュレーショ
ンを行う貼り絵シミュレーション装置を提供している。
このことにより、透明なカラーチップを適宜枚数重ね貼
りする際に生じる微妙な色をユーザに手間がかかること
なく教えることが可能となる。
【0094】また、本発明によれば、複数のチップから
構成した貼り絵の厚みを把握することが可能となる。ま
た、このように構成した貼り絵シミュレーション装置
は、子供や一般人が用いることで、異なる色同士を重ね
た場合にどのような微妙な色が生じるかを学習すること
ができ、教育用としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスプレイ上に色毎に表示されたチップを示
す図である。
【図2】ディスプレイ上に色毎、強度毎に表示されたチ
ップを示す図である。
【図3】チップを用いて貼り絵を描画する際の処理を示
す図(その1)である。
【図4】チップを用いて貼り絵を描画する際の処理を示
す図(その2)である。
【図5】チップリストを示す図である。
【図6】チップのデータ構造を示す図である。
【図7】色属性を表示する機能を説明する図である。
【図8】色属性表示部が色属性を表示する際の処理のフ
ローチャートである。
【図9】色強度を変更する機能を説明する図である。
【図10】色強度変更部が、指定されたチップの色強度
の変更を行う際の処理のフローチャートである。
【図11】チップの方向を変更する機能を説明する図で
ある。
【図12】チップを移動する機能を説明する図である。
【図13】チップを削除する機能を説明する図である。
【図14】チップを複写する機能を説明する図である。
【図15】貼り絵を構成するチップの形状を変更する機
能を説明する図である。
【図16】貼り絵の形状を示す線を描画する機能を説明
する図である。
【図17】チップ表示部の変形例である。
【図18】各チップにその階層数を割り当てる処理を説
明する図(その1)である。
【図19】各チップにその階層数を割り当てる処理を説
明する図(その2)である。
【図20】各チップにその階層数を割り当てる処理を説
明する図(その3)である。
【図21】各チップに階層数を割り当てる処理のフロー
チャートである。
【図22】チップ間の重なり領域の有無を判定する処理
のフローチャートである。
【図23】重なりチップマトリクスの例(その1)であ
る。
【図24】重なりチップマトリクスの例(その2)であ
る。
【図25】重なりチップマトリクスの例(その3)であ
る。
【図26】情報処理装置の構成図である。
【図27】複数のユーザが協働して貼り絵を作成する際
のシステム構成図である。
【符号の説明】
11a〜11e コピー元チップ 12 重なり領域 13a,13b チップ 14 チップリスト 15 パッド 20 バス 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 通信インターフェイス 25 ネットワーク 26 入出力装置 27 記憶装置 28 記録媒体読み取り装置 29 可搬記録媒体 31,41 サーバ装置 32,33,42 端末装置 34,44 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA05 CA07 EA09 EA14 EA19 FA05 5C076 AA01 AA12 AA13 AA19 AA26 BA06 CA02 5C079 LA02 LA10 LA40 LB12 MA01 MA10 MA11 MA19

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の色のチップの複数個から貼り絵を
    構成するシミュレーションを行う装置において、 前記チップを指定された位置に描画する描画手段と、 前記描画したチップ間に重なる領域がある場合に、前記
    重なる領域の色を前記重なる領域に含まれる各チップの
    色を合わせた色で描画する重なり領域描画手段とを備え
    ることを特徴とする貼り絵シミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記チップにより構成される前記貼り絵
    の指定された部分の色属性を表示する色属性表示手段を
    更に備えることを特徴とする請求項1記載の貼り絵シミ
    ュレーション装置。
  3. 【請求項3】 指定されたチップの色強度を変更する色
    強度変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1記
    載の貼り絵シミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 指定されたチップの色強度を変更する色
    強度変更手段を更に備え、 前記色属性表示手段の前記貼り絵の指定された部分が、
    前記色強度を変更されたチップ内にある場合、前記色属
    性表示手段は前記チップの変更された色強度を加味して
    色属性を表示することを特徴とする請求項2記載の貼り
    絵シミュレーション装置。
  5. 【請求項5】 前記色属性表示手段は、前記貼り絵の指
    定された部分が前記重なる領域内にある場合、前記重な
    る領域の前記合わせた色の色属性を表示することを特徴
    とする請求項2記載の貼り絵シミュレーション装置。
  6. 【請求項6】 前記貼り絵を構成する複数のチップにつ
    いてのチップデータに基づいて各チップの階層を生成す
    るチップ階層生成手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1記載の貼り絵シミュレーション装置。
  7. 【請求項7】 前記チップ階層生成手段は、前記貼り絵
    の階層の数が小さくなるように前記チップの階層の数を
    最適化して生成することを特徴とする請求項6記載の貼
    り絵シミュレーション装置。
  8. 【請求項8】 前記チップ階層生成手段は、指定された
    前記貼り絵の階層の数を加味して前記チップの階層の数
    を生成することを特徴とする請求項6記載の貼り絵シミ
    ュレーション装置。
  9. 【請求項9】 前記チップ階層生成手段は、前記各チッ
    プが該各チップの現在位置に移動した時刻の情報を加味
    して前記チップの階層の数を生成することを特徴とする
    請求項6記載の貼り絵シミュレーション装置。
  10. 【請求項10】 前記重なり領域描画手段は、前記重な
    り領域に含まれる各チップの色を合わせる際に前記各チ
    ップに生成された階層値を加味して行うことを特徴とす
    る請求項6記載の貼り絵シミュレーション装置。
  11. 【請求項11】 前記チップを表示上回転可能にするチ
    ップ回転手段を更に備えることを特徴とする請求項1記
    載の貼り絵シミュレーション装置。
  12. 【請求項12】 指定した前記チップを削除するチップ
    削除手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の
    貼り絵シミュレーション装置。
  13. 【請求項13】 前記チップの形状が矩形であることを
    特徴とする請求項1記載の貼り絵シミュレーション装
    置。
  14. 【請求項14】 前記チップの形状を変更するチップ形
    状変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載
    の貼り絵シミュレーション装置。
  15. 【請求項15】 前記貼り絵の形状を示す線を描画する
    形状線描画手段を更に備えることを特徴とする請求項1
    記載の貼り絵シミュレーション装置。
  16. 【請求項16】 所定の色のチップの複数個から貼り絵
    を構成するシミュレーションを情報処理装置が行う方法
    において、 前記チップを指定された位置に描画し、 前記描画したチップ間に重なる領域がある場合に、前記
    重なる領域の色を前記重なる領域に含まれる各チップの
    色を合わせた色で描画することを特徴とする貼り絵シミ
    ュレーション方法。
  17. 【請求項17】 所定の色のチップの複数個から貼り絵
    を構成するシミュレーションを情報処理装置に行わせる
    プログラムにおいて、 前記チップを指定された位置に描画する描画ステップ
    と、 前記描画したチップ間に重なる領域がある場合に、前記
    重なる領域の色を前記重なる領域に含まれる各チップの
    色を合わせた色で描画する重なり領域描画ステップとを
    情報処理装置に行わせることを特徴とする貼り絵シミュ
    レーションプログラム。
  18. 【請求項18】 サーバ装置と、該サーバ装置にネット
    ワークを介して接続された少なくとも1つの端末装置か
    らなり、所定形状のチップから貼り絵を構成するシミュ
    レーションを行う貼り絵シミュレーションシステムにお
    いて、 前記サーバ装置は、前記チップを指定された位置に描画
    する描画手段と、前記描画したチップ間に重なる領域が
    ある場合に、前記重なる領域の色を前記重なる領域に含
    まれる各チップの色を合わせた色で描画する重なり領域
    描画手段とを備え、 前記端末装置からの前記描画手段と重なり領域描画手段
    の少なくとも1つを制御する情報に基づいて前記貼り絵
    を編集することを特徴とする貼り絵シミュレーションシ
    ステム。
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