JP2003195747A - 電子地図データベースの生成方法 - Google Patents

電子地図データベースの生成方法

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JP2003195747A JP2001392044A JP2001392044A JP2003195747A JP 2003195747 A JP2003195747 A JP 2003195747A JP 2001392044 A JP2001392044 A JP 2001392044A JP 2001392044 A JP2001392044 A JP 2001392044A JP 2003195747 A JP2003195747 A JP 2003195747A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存データベースに含まれる情報を有効活用
して、新規データベースの生成負荷を軽減する。 【解決手段】 まず、既存データベースとしての市街図
データベース20および新規データベースとしての道路
データベース30を入力する。道路データベース30中
の道路ポリゴン中に、市街図データベース20中の一方
通行、分離帯、歩道などの記号が含まれる場合には、そ
の記号に対応した属性を、道路データベース30に設定
する。こうすることにより、既存データベースに設定さ
れている属性情報を有効活用して、新規に作成する道路
データベース30の生成負荷を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子地図データベ
ースを生成する方法に関し、詳しくは既存のデータベー
スの情報を有効活用して新規なデータベースを生成する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータで利用可能に電子化
された地図データ(以下、「電子地図データ」と呼ぶ)
の利用が広まっている。電子地図データは、いわゆるパ
ーソナルコンピュータでの地図表示、車載用のナビゲー
ションシステム、インターネットを介した地図提供およ
び印刷物としての地図の版下作成などに利用される。
【0003】道路、建造物などは時とともに変化してい
るため、電子地図データベースは、逐次更新していく必
要がある。また、例えば、電子地図データベースを利用
した新たな機能が要求される場合など、データベース全
体を再構築する必要が生じる場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子地図データ
ベースでは、道路、建造物などに種々の属性情報の付与
が要求されることが多い。しかし、データベースの再構
築が要求される場合には、属性情報の与え方を含め、デ
ータベース全体の構造が大きく改変されるため、既存の
データベースに含まれる情報を有効活用することができ
なかった。このため、既存のデータベースに含まれる情
報を手作業で一つ一つ新規なデータベースに移転する必
要があった。これは、非常に膨大な作業量であり、デー
タベース構築の大きな負荷となっていた。
【0005】特に、既存のデータベースとして、いわゆ
る住宅地図を利用する場合に、上記課題は顕著であっ
た。住宅地図には、各住居の名称の他、一方通行や通行
止めその他の規制情報、中央分離帯や歩道の有無など詳
細な情報が含まれている。これらの情報は、原則的に表
示データとして含まれており、所定の道路などに属性情
報として対応づけられてはいない。従来は、かかる情報
を効率的に新規データベースに反映させることができな
かった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、既存データベースに含まれる情報を有効活用し
て、新規データベースの生成負荷を軽減することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明では、第1の構成として、電子地図の新規データベ
ースを生成する際に、既存データベースに基づいて属性
情報の設定を行うものとした。既存データベースとは、
地図構成要素を含む電子地図データベースである。新規
データベースとは、地図上に設定された要素ごとに属性
情報を設定可能に構成された電子地図データベースであ
る。これらのデータベースを比較し、新規データベース
内の要素について、既存データベースに含まれる地図構
成要素が所定の重なり状態にある場合に、その地図構成
要素に対応した属性情報を要素に設定する。要素とは、
道路、建造物、田畑など属性情報の付与対象となる要素
を意味し、点領域、線領域、面領域、空間領域、経路探
索用のデータベースを構成するノードおよびリンクなど
が含まれる。こうすることにより、既存データベースに
地図構成要素の形で表現された属性を効率的に新規デー
タベースに移転することが可能となる。地図構成要素は
新規データベースの要素と重ね合わさりさえすればよ
く、この要素に対応づけて定義されている必要はない。
【0008】本発明における電子地図は、狭義にはいわ
ゆるベクトルデータで表現された地図を意味するが、広
義には地形が表現された電子データ全般を意味する。例
えば、ビットマップ、GIFなどの画像データとして構
成された地図、航空写真のように地形が表現された写真
なども広義の電子地図に含まれる。また、電子地図は、
必ずしも2次元的なものである必要はなく、3次元モデ
ルまたは3次元を表現した画像を含むものでもよい。
【0009】本発明において、地図構成要素は、いわゆ
る地図上に表示される記号の他、点、線、面、立体、ま
たはこれらの組み合わせによって表される種々のパター
ン、画像などが含まれる。3次元的なモデルおよび画像
であってもよい。記号は、構成要素の属性に応じた一定
の規則に基づいて設定されているため、既存データベー
スの記号を利用すれば、新規データベースに属性情報を
的確に精度良く設定することができる利点がある。
【0010】一方、種々のパターン、画像などを利用す
る場合には、一定の記号が定義されていないような幅広
い範囲で属性を取得することができる。一例として、あ
る領域に車を止める枠線が一定間隔で配置されたパター
ンが見出された場合には、駐車場の記号「P」などが付
されていない場合でも、その領域を駐車場と判断するこ
とができる。その他、黄色のセンターラインが見出され
た道路については、はみ出し禁止などの属性を設定する
ことができる。建築物の側面が写った写真に基づき、そ
の建築物の階数を属性情報として設定可能としてもよ
い。
【0011】このように種々のパターン、画像に基づい
て属性を設定する場合には、パターン、画像を解析する
ためのパターンデータベースを予め用意することが好ま
しい。パターンデータベースは、例えば、パターン、画
像と属性とを対応づけて記憶することにより構成され
る。このパターンデータベースを参照することにより、
その領域についての属性を比較的容易に特定することが
可能となる。なお、誤った属性付与を回避するため、解
析によって設定された属性の正否をオペレータが確認し
た上で、属性の移転を行うものとしてもよい。
【0012】上記記号には、例えば、地図上の所定の点
を代表点として配置される記号(以下、「点記号」と称
する)が含まれる。点記号としては、例えば、一方通
行、通行止め、信号機、消火栓、歩道橋、横断歩道など
が含まれる。また、家枠のように必ずしも形状が一定し
ていないものも含めうる。これらの点記号については、
例えば、要素内に記号の代表点が存在するか否かで属性
設定の可否を判断することができる。この判断は、ノー
ド、リンクまたは点領域のように広さを有しない要素に
ついては代表点がその要素上にあるか否かで適用するこ
とも可能ではあるが、特に面領域または空間領域のよう
に一定の範囲を有している要素について有用である。
【0013】また、この判断において、併せて、要素と
記号の相対的な偏角が所定範囲内にあるか否かを考慮す
るものとしてもよい。例えば、相対的な偏角とは、例え
ば、道路に沿う方向と、記号の向きとのなす角度を意味
する。かかる偏角を考慮することにより、属性付与の適
否を精度良く判断することが可能となる。かかる判断
は、特に、リンク、線領域、所定の基準線に基づいて相
対的な偏角を定義可能な面領域、空間領域について有用
である。
【0014】本発明の記号には、また、地図上の一定の
面または線に対応して配置される記号(以下、「範囲記
号」と称する)も含まれる。範囲記号としては、例え
ば、歩道、分離帯、橋、トンネル、切り取り、盛り土、
車線数などが含まれる。田、畑、果樹園などの施設属性
も含まれる。これらの範囲記号については、例えば、領
域内に記号の少なくとも一部が存在するか否かで属性設
定の可否を判断することができる。
【0015】範囲記号に対応する属性は、必ずしも領域
全体で一様とは限らないため、領域の一部で異なる属性
設定を可能としてもよい。例えば、新規データベース
は、道路を表すリンクと、リンクの交点を表すノードと
を含んでいる場合、範囲記号に基づく属性設定は、リン
クの両端で個別に行うものとしてもよい。こうすれば、
例えば、リンクの一端にのみ分離帯が存在する場合に
も、適正な属性付与を行うことが可能となる。
【0016】本発明における要素は、種々の定義が可能
であるが、一例として、新規データベースに含まれる道
路に対して設定されたポリゴンとすることができる。新
規データベースに予めポリゴンが定義されている場合の
他、新規データベースに定義された線状の道路から上記
領域に相当する所定幅のポリゴンを生成するものとして
もよい。
【0017】本発明は、第2の構成として、以下の方法
により、電子地図データベースに規制情報を設定するも
のとした。まず、道路を表すリンクと、リンクの交点を
表すノードと、リンクの端点について分離帯の有無を示
す分離帯情報とを含む地図データベースを入力する。そ
して、端点において通行可能な方向に関する規制情報を
分離帯情報に基づいて設定する。例えば、分離帯を通過
する方向への通行を規制するよう規制情報を設定するこ
とができる。リンクの端点のうち、一方にのみ分離帯が
存在する場合、他端の取扱は、種々の選択が可能であ
る。例えば、リンクの他端にも同様に分離帯が存在する
ものとして規制情報を設定してもよいし、他端には分離
帯が存在する側とは異なる規制情報を設定するものとし
てもよい。
【0018】本発明は、第3の構成として、以下の方法
により、電子地図データベースに規制情報を設定するも
のとした。まず、道路を表すリンクと、リンクの交点を
表すノードと、少なくとも一部のリンクについて設定さ
れた通行方向の規制情報とを含む地図データベースを入
力する。そして、この規制情報およびリンクの接続状態
に基づき、通行方向の規制情報が設定されていない未設
定リンクの少なくとも一部について、規制情報を設定す
る。データベースの構成によっては、実質的に連続した
道路が複数のリンクに分断されて定義される可能性があ
る。第3の構成によれば、かかる場合に、元来各リンク
に設定された規制情報の不備を補足して、それぞれのリ
ンクに妥当な規制情報を定義することが可能となる。
【0019】第3の構成においては、例えば、未設定リ
ンクの前後に連結されたリンクに対して、同一内容の規
制情報が設定されている場合に、その規制情報を未設定
リンクに設定する方法を採ることができる。実質的に連
続した道路とみなすことができる場合が多いからであ
る。
【0020】また、未設定リンクと、道路種別および車
線数の少なくとも一方が同一であるリンクに付された規
制情報に基づき設定を行うものとしてもよい。道路種別
および車線数が異なる場合には、実質的に連続した道路
でも規制内容が異なる場合があるからである。
【0021】さらに、未設定リンクとの間の角度が所定
範囲内にあるリンクに付された規制情報に基づき設定を
行うものとしてもよい。例えば、直角または鋭角的に折
れ曲がった道路では、実質的に連続した道路でも規制内
容が異なる場合があるからである。
【0022】ここで例示した条件は、個別に適用しても
よいし、組み合わせて適用してもよい。また、上記条件
は、一例に過ぎず、更に他の条件を考慮して規制情報の
適用を行うものとしてもよい。
【0023】地図データベースが、所定の広さを単位図
面として構成されている場合がある。また、隣接する単
位図面をまたがる道路については、図面の境界でノード
を設けることにより、各単位図面内に存在するリンクが
定義されている場合がある。このような場合には、隣接
する単位図面をまたがる道路に対応した2つのリンクに
つき、一方の単位図面で付されている規制情報を、他方
の単位図面におけるリンクに設定するものとしてもよ
い。こうすることにより、単位図面の境界をまたぐ道路
についても、効率的に規制情報を付与することが可能と
なる。
【0024】本発明においては、第4の構成として、以
下の方法により、電子地図データベースを生成する際
に、立体交差における道路の上下関係を設定するものと
した。この設定では、縁線を有する道路を含む既存デー
タベースを用いる。また、新規データベースは、道路同
士が立体交差する部位に各道路の上下関係を示す属性情
報を設定可能であるものとする。そして、新規データベ
ースにおいて、立体交差を構成する道路と、立体交差の
中心から所定の領域内における縁線との重なり状態に基
づいて新規データベース該道路の上下関係を設定する。
例えば、ある道路について他の道路の縁線が交差してい
ることが判定されれば、その道路は他の道路よりも下に
あることになる。このように縁線の重なりを利用するこ
とにより、道路の上下関係を効率的に設定することが可
能となる。
【0025】本発明の第2および第3の構成において
は、必ずしも既存データベースを利用する必要はない
が、既存データベースに基づいて分離帯の有無を設定し
た上で、上記規制情報の設定を行うものとしてもよい。
また、本発明において、以上で説明した電子地図データ
ベースの生成方法は、適宜、組み合わせたり、一部を省
略したりして構成してもよい。
【0026】本発明は、電子地図データベースの生成方
法としての態様に限らず、種々の態様で構成可能であ
る。例えば、電子地図データベースを生成するための生
成装置として構成してもよい。かかる生成装置は、上述
の生成方法で説明した種々の機能を実現する機能部を、
コンピュータによってソフトウェア的に構成したり、特
有の回路によって構成したりすることで実現される。ま
た、本発明は、これらの機能を実現するためのコンピュ
ータプログラムまたはかかるコンピュータプログラムを
記録した記録媒体として構成してもよい。
【0027】ここで、記録媒体としては、フレキシブル
ディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカー
ド、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードな
どの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶
装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装
置等の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下の項目に分けて説明する。 A.装置構成: B.属性設定処理: B1.歩道属性取得処理: B2.分離帯属性取得処理: B3.進入禁止属性設定処理: B4.一方通行属性取得処理: B5.通行止属性取得処理: B6.高架属性取得処理: C.効果: D.変形例:
【0029】A.装置構成:図1は実施例としての電子
地図データ生成装置の構成を示す説明図である。生成装
置10は、生成装置としての機能を実現するためのコン
ピュータプログラムを、汎用のコンピュータにインスト
ールすることにより構成した。生成装置10は、市街図
データベース20、道路データベース30を入力し、新
道路データベース30aを出力する。これらのデータベ
ースは、生成装置10とネットワークで接続されたサー
バによって提供、保存されている。
【0030】図2はデータベースの概要を示す説明図で
ある。市街図データベース20は、道路等を表す既存の
電子地図データベースである。市街図データベース20
には、道路は縁線Rをもつ領域として表示される。ま
た、歩道S、分離帯M3、一方通行M1、通行止めM2
などの記号もそれぞれ表示される。更に、立体交差で
は、領域Eに示すように、道路の重なり状態が表現され
ている。市街図データベース20において、例えば、一
方通行M1は、道路の属性として定義されている訳では
なく、表示位置が緯度、経度などの座標で設定されてい
るに過ぎない。
【0031】道路データベース30は、市街図データベ
ース20に基づいて新規に生成される電子地図データベ
ースである。道路データベース30では、図示する通
り、道路は、線分としてのリンク、およびリンクの交点
であるノードとして定義される。各リンクおよびノード
には、それぞれ属性情報を定義することが可能である。
【0032】図1に戻り、生成装置10の構成について
説明する。生成装置10は、このようにリンク、ノード
が定義された道路データベース30を入力し、市街図デ
ータベース20を参照して、属性情報を付与し、新道路
データベース30aとして出力する。図中に生成装置1
0の機能ブロックを併せて示した。本実施例では、これ
らの機能ブロックは、ソフトウェア的に構成されるが、
ハードウェア的に構成しても構わない。
【0033】コマンド入力部11は、生成装置10にお
いて、キーボード、マウスなどの操作を通じてオペレー
タからのコマンドを入力する。データベース参照部12
は、このコマンドに基づき、市街図データベース20お
よび道路データベース30を参照する。
【0034】ポリゴン生成部13は、道路データベース
30に定義された各リンクから所定面積の閉図形(以
下、ポリゴンと称する)を生成する。本実施例では、各
リンクに対し、車線幅に応じた幅を持たせることによ
り、ポリゴンを生成するものとした。
【0035】属性設定部15は、道路データベース30
のリンクに対して属性情報を設定する機能を奏する。属
性情報の設定には、適宜、ポリゴン生成部13で生成さ
れたポリゴン、市街図データベース20、および道路デ
ータベース30が参照される。本実施例では、設定され
る属性に応じてそれぞれ図示する機能ブロックが設けら
れている。
【0036】歩道設定モジュール15aは、歩道の有無
を設定する。分離帯設定モジュール15bは、分離帯の
有無を設定する。進入禁止設定モジュール15cは、分
離帯の有無等に基づき、進入禁止方向を設定する。一方
通行設定モジュール15dは、一方通行の有無を設定す
る。通行止設定モジュール15eは、通行止めの有無を
設定する。高架設定モジュール15fは、立体交差にお
ける道路の上下関係を設定する。
【0037】結果出力部14は、属性設定部15による
設定結果を受けて、各リンクに属性情報を対応づけ、新
道路データベース30aとして出力する。本実施例で
は、便宜上、道路データベース30と別のデータベース
を出力するものとして例示したが、道路データベース3
0を更新する態様を採っても構わない。
【0038】図3は新道路データベース30aの構造を
例示する説明図である。図の上方に示す通り、ノードN
1、N2の周囲にそれぞれリンクL1〜L7が存在する
場合を考える。図の下方に、リンクL4についてのデー
タの内容を示した。名称、種別、グループ、形状、属性
などのデータが含まれる。種別とは、国道、県道など道
路の種別を示す情報である。グループとは、複数のリン
クを関連づける情報である。例えば、リンクL1、L
4、L7が共に一本の国道である場合には、これらをグ
ループG1などのように関連づけることができる。形状
とは、リンクの通過点N1,P1,P2,N2の緯度、
経度を列挙した情報である。属性は、リンクL4につい
て構造、通行規制などを与える情報である。図3では、
属性として歩道、中央分離帯、一方通行、進入禁止、階
段、通行止、高架に関する情報を例示したが、その他に
幅員を追加するなど情報の種類の多少は適宜設定可能で
ある。
【0039】B.属性設定処理:図4は属性設定処理の
フローチャートである。生成装置10のCPUが実行す
る処理である。処理が開始されると、CPUは市街図デ
ータベース20、道路データベース30を参照して、そ
れぞれの地図データを入力する(ステップS10)。図
中に、入力されるデータのイメージを例示した。
【0040】次に、CPUは道路データに基づき、ポリ
ゴンの生成を行う(ステップS12)。図中にポリゴン
生成の様子を例示した。図中の破線で示す通り、道路デ
ータを構成するリンクに幅を持たせることにより、それ
ぞれのポリゴンを定義することができる。ポリゴンの幅
は、車線に基づき設定するものとしたが、一定幅とする
ことも可能である。
【0041】CPUは、こうして生成されたポリゴン
と、市街図データとを重ね合わせて属性の取得を行う
(ステップS14)。歩道、分離帯、進入禁止、一方通
行、通行止、高架など各属性の設定方法については、後
述する。
【0042】最後に、こうして得られた属性をリンクに
対応づけることにより新道路データベースを生成して
(ステップS16)、CPUは属性設定処理を終了す
る。
【0043】B1.歩道属性取得処理:図5は歩道属性
取得処理のフローチャートである。図4のステップS1
4において、CPUが実行する処理の一つである。各リ
ンクについて、市街図データに記載された歩道記号に基
づき、歩道の有無を判定するとともに、その属性を設定
する処理である。
【0044】この処理が開始されると、CPUは設定対
象となるリンクを選択する(ステップS20)。例え
ば、道路データベースに含まれるリンクを順次選択する
ようにすればよい。次に、市街図データの歩道レイヤを
入力する(ステップS22)。歩道レイヤとは、図2の
市街図データに示した歩道Sを表示させるためのデータ
を保存したレイヤである。
【0045】CPUは、設定対象リンクのポリゴン拡張
処理を行って(ステップS24)、歩道の有無を判定す
る(ステップS26)。各リンクには、先に図4のステ
ップS12に示した処理によってポリゴンが生成されて
いるが、ステップS24では、歩道の有無を適切に判断
するため、このポリゴンの横幅を拡張する。図中に、ポ
リゴン拡張の様子を例示した。左側がステップS12で
設定された道路幅に相当するポリゴンである。右側に
は、このポリゴンの幅を左右にdwずつ拡張した状態を
示した。
【0046】歩道の有無は、ポリゴン内に歩道の記号が
存在するか否かによって判断する。図示する通り、道路
幅のポリゴンでは、歩道が存在する場合でも、歩道の記
号がポリゴン内に存在しない可能性がある。これに対
し、ポリゴンの拡張処理をすることにより、漏れなく歩
道の有無を判断することが可能となる。
【0047】拡張幅dwは、かかる目的に照らして、任
意に設定可能である。拡張幅dwが極端に小さい場合に
は、歩道を検出することができない。一方、拡張幅dw
が極端に大きい場合には、他の道路に付された歩道によ
る誤判定の要因ともなる。拡張幅dwは、双方の影響を
考慮して、設定することが好ましい。
【0048】以上の処理によって、歩道が有ると判断さ
れると、CPUは、歩道属性情報を対象リンクに設定し
て(ステップS20)、歩道属性取得処理を終了する。
図5では、一つのリンクへの設定処理を例示したが、C
PUは、道路データベースに含まれる各リンクについて
同様の処理を実行する。
【0049】図6は歩道有無の誤判定が生じ得る状況を
示す説明図である。リンクLa1には歩道が設けられて
おらず、そこに交差するリンクLa3に歩道が設けられ
ている場合について考える。図示する通り、領域Aa6
では、リンクLa1について設定されたポリゴンPa1
の内部に歩道の記号が存在する。本実施例の処理では、
かかる場合に、歩道属性の有無について誤判定が生じる
可能性がある。
【0050】また、高架となっているリンクLa2には
歩道が設けられておらず、その下を通過するリンクLa
3に歩道が設けられている場合について考える。図示す
る通り、領域Aa2では、リンクLa2について設定さ
れたポリゴンPa2の内部に歩道の記号が存在する。本
実施例の処理では、かかる場合に、歩道属性の有無につ
いて誤判定が生じる可能性がある。
【0051】かかる誤判定については、オペレータが個
別に確認し、データを修正するものとしてもよい。ま
た、かかる誤判定を回避するための処理を図5のステッ
プS26で実行するものとしてもよい。例えば、歩道記
号の有無をリンクの中点付近のポリゴンで判断すること
により、領域Aa6のような誤判定を回避することがで
きる。また、歩道記号の有無をリンクの複数箇所で判断
することにより、領域Aa2のような誤判定を回避する
ことができる。
【0052】B2.分離帯属性取得処理:図7は分離帯
属性取得処理のフローチャートである。図4のステップ
S14において、CPUが実行する処理の一つである。
各リンクについて、市街図データに記載された分離帯記
号に基づき、分離帯の有無を判定するとともに、その属
性を設定する処理である。分離帯の有無は、リンクの始
点および終点についても個別に判断するものとした。
【0053】この処理が開始されると、CPUは設定対
象となるリンクを選択し(ステップS30)、市街図デ
ータの分離帯レイヤを入力する(ステップS31)。
【0054】次に、CPUは、これらのデータに基づい
て分離帯の有無を判定する(ステップS32)。本実施
例では、分離帯の有無を、リンクについて設定されたポ
リゴン内に分離帯の記号が存在するか否かで判断するも
のとした。この判断は、例えば、リンクの中点付近で行
うことができる。本実施例では、併せて、リンクの始点
および終点でも分離帯の有無を判定する(ステップS3
3,S34)。この判断は、例えば、ポリゴンについ
て、始点側の辺または終点側の辺が、分離帯の記号を交
差しているか否かによって判断することができる。
【0055】CPUは、対象リンクが誤判定のチェック
対象である場合には(ステップS35)、誤判定チェッ
クを行った上で(ステップS36)、分離帯属性情報の
設定を行って(ステップS37)、この処理を終了す
る。誤判定のチェック対象は、予め設定しておくことが
できる。本実施例では、立体交差しているリンクをチェ
ック対象とした。誤判定チェックでは、チェック対象と
なるリンクについて、地図を表示し、オペレータが個別
にチェック、修正するものとした。後述する処理によっ
て自動的に修正するものとしてもよい。
【0056】図8は分離帯有無の判断方法を示す説明図
である。リンクLb1については、中点付近でポリゴン
Pb1内に分離帯記号Sb1が存在するため、分離帯有
りと判断される。但し、始点または終点では、分離帯無
しと判断される。リンクLb2については、ポリゴンP
b2内に分離帯記号が存在しないため、分離帯無しと判
断される。
【0057】リンクLb3については、中点付近でポリ
ゴンPb3内に分離帯記号が存在しないため、分離帯無
しと判断される。但し、始点Nb3をまたいで分離帯記
号Sb3が存在するため、始点側では分離帯有りと判断
される。
【0058】リンクLb4については、始点、終点には
分離帯は無いと判定されるが、中点近傍の領域Ab4
で、高架道路のリンクに設けられた分離帯記号がポリゴ
ンPb4の内部に存在するため、分離帯有りと誤判定さ
れる可能性がある。立体交差しているリンクについて
は、誤判定チェックによって(ステップS36)、かか
る誤判定が修正される。
【0059】リンクLb4についての誤判定の修正は、
オペレータによる修正の他、次の方法で行うことができ
る。この修正は、中点付近で分離帯有り、始点および終
点には分離帯無しと判断されたリンクを対象として行
う。リンクLb4のように、かかる条件を満足するリン
クが存在する場合には、中点付近でこのリンクに交差す
る分離帯の始点Nbsおよび終点NbeがポリゴンPb
4内に存在するか否かを判定する。始点Nbsおよび終
点Nbeの少なくとも一方が存在すれば、分離帯有りと
判断し、いずれも存在しない場合には、分離帯無しと判
断する。図8の例では、この条件に基づき、分離帯無し
と判断される。
【0060】分離帯には、図8中に示す植え込みSb5
のようなものも存在する。かかる植え込みを分離帯とし
て扱うと、通行規制設定などとの関係で不都合が生じる
ことがある。従って、本実施例では、植え込みSb5
は、ノードNb5に属性として設定するものとした。こ
の判定は、ノードNb5を重心とする所定の大きさの正
方形のポリゴンPb5を生成し、植え込みSb5がポリ
ゴンPb5に包含されるか否かで行うものとした。植え
込みSb5がポリゴンPb5に包含されない場合には、
分離帯として扱われ、包含される場合には分離帯として
は扱われない。
【0061】B3.進入禁止属性設定処理:図9は進入
禁止属性設定処理のフローチャートである。図4のステ
ップS14において、CPUが実行する処理の一つであ
る。分離帯有無の属性情報に基づきノードの通行可能な
方向を規制する属性を設定する処理である。分離帯有無
の属性情報は、必ずしも図7,8で説明した方法で設定
されている必要はなく、別の手段で設定されていてもよ
い。
【0062】この処理が開始されると、CPUは対象交
差点を選択する(ステップS40)。対象交差点は、リ
ンク、始点、終点のいずれかに分離帯属性が付与された
ノードから、順次選択するものとすればよい。CPU
は、また、分離帯属性を入力する(ステップS42)。
【0063】次に、CPUは分離帯属性に基づいて進入
禁止属性を設定する(ステップS44)。図中に設定方
法を例示した。本実施例では、分離帯を物理的に横切る
方向の進入を禁止するものとした。図中の例では、道路
R1〜R4の交差点Is1に、太線で示す分離帯が存在
する場合を考える。この場合には、図中に矢印で示す方
向の通行は、分離帯を通過することになるため、禁止さ
れる。進入禁止の属性は、リンクまたはノードの属性の
一部として設定してもよいし、これらとは別の規制情報
として定義するものとしてもよい。
【0064】図中に示すように、リンクの始点または終
点の一方にのみ分離帯が存在する場合を考える。道路R
3については、交差点Is1には分離帯が存在するが、
交差点Is2には分離帯が存在しない。かかる場合、交
差点Is2について、進入禁止を設けないものとしても
よいし、交差点Is1と同様の規制を交差点Is2にも
設けるものとしてもよい。
【0065】B4.一方通行属性取得処理:図10は一
方通行属性取得処理のフローチャートである。図4のス
テップS14において、CPUが実行する処理の一つで
ある。市街図データに記載された一方通行の記号に基づ
いて、道路データベースの各リンクに一方通行属性を設
定する処理である。
【0066】この処理が開始されると、CPUは、設定
対象リンクを選択し(ステップS50)、市街図データ
の一方通行記号を入力する(ステップS52)。そし
て、リンクから生成されたポリゴンと一方通行記号の重
なり状態に基づいて、一方通行規制の有無を判定する
(ステップS54)。
【0067】図中に判定方法を例示した。本実施例で
は、一方通行記号の重心を代表点と定義し、その代表点
がポリゴンの内部に存在するか否かで判断するものとし
た。例えば、図中のリンクLc1については、ポリゴン
Pc1の内部に、一方通行記号の代表点Mc1が存在す
るため、一方通行有りと判定される。リンクLc2につ
いては、ポリゴンPc2の内部に一方通行記号Mc2の
代表点が含まれないため、一方通行無しと判定される。
本実施例では、更に、一方通行記号と道路との偏角θも
考慮する。通常、一方通行記号は、道路に沿って配置さ
れるから、偏角θが所定の基準値よりも大きい場合に
は、その道路については一方通行無しと判断するのが妥
当だからである。この基準値は任意に設定可能であり、
本実施例では、30度に設定した。例えば、図中のリン
クLc3と一方通行記号Mc3の偏角θが30度以下の
場合には、リンクLc3には一方通行有りと判断され、
30度よりも大きい場合には、一方通行無しと判断され
る。本実施例では、代表点の位置と偏角の双方を考慮し
て、一方通行の有無を判定しているが、偏角は考慮せず
に判定するものとしてもよい。
【0068】CPUは、ステップS54の判定結果に応
じて、一方通行属性情報を設定して(ステップS5
6)、この処理を終了する。
【0069】図11は一方通行延伸処理のフローチャー
トである。図4のステップS14において、CPUが実
行する処理の一つであり、図10の処理等により、既に
一方通行属性が設定された後の道路データベースに対し
て施される処理である。一方通行属性が未設定のリンク
に対する延伸処理、即ち、その周囲の状況に基づいて一
方通行属性を付与するための処理である。
【0070】この処理が開始されると、CPUは一方通
行属性が設定された道路データを入力する(ステップS
60)。電子地図データベースは、一定領域の単位図面
で管理されており、道路データも単位図面で入力され
る。CPUは、この道路データに基づき、隣接する図面
への延伸処理を行う(ステップS61)。処理内容は後
述する。
【0071】次に、CPUは延伸処理の対象となるリン
クを選択し(ステップS62)、後述する延伸条件を満
足するか否かを判定する(ステップS63)。延伸条件
を満足する場合には(ステップS64)、対象リンク
に、一方通行属性の設定を行って(ステップS65)、
処理を終了する。
【0072】図12は隣接図の延伸処理について示す説
明図である。図示する通り、Map1,Map2の2つ
の領域がそれぞれ単位図面に相当する。図面Map2で
は、リンクLd1、Ld3に、それぞれ図示する方向に
一方通行が設定されているものとする。図面Map1で
は、リンクLd2、Ld4、Ld5が存在するものの、
一方通行は設定されていないものとする。これらのリン
クの結合点および単位図面の境界には、ノードNd1〜
Nd3が設けられている。
【0073】リンクLd2、Ld4について考える。こ
れらのリンクは、ノードNd1、Nd2を経て、それぞ
れリンクLd1、Ld3に接続されている。ノードNd
1、Nd2には分岐は存在しない。このように、単位図
面の境界のノードを含むリンクについて、そのノードで
分岐等が存在しない場合には、隣接する図面内のリンク
に付された一方通行規制をそのまま延伸する。こうする
ことにより、実質的に一本の道路を構成するリンクLd
1、Ld2およびLd3、Ld4に、適正な属性情報の
設定を行うことができる。
【0074】図13は延伸処理の条件を示す説明図であ
る。リンクLe1〜Le10で構成される道路データに
おいて、リンクLe1、Le5、Le7、Le10に一
方通行が設定されている場合を例示した。本実施例で
は、一方通行が未設定のリンクが、次に示す条件を満足
する場合に、一方通行の延伸を認めるものとした。 1)2差路の場合は、3差路交差点まで一方通行を延伸
する。 2)3差路以上の場合には、次の条件を満足する場合に
一方通行を延伸する。 2a)対象リンクの前方向または後方向で所定値内に、
同方向の一方通行が存在する。所定値は、任意に設定可
能であり、本実施例では100mとした。 2b)対象リンクと、一方通行が設定されたリンクの道
路種別、車線数が同一である。 2c)対象リンクと一方通行が設定されたリンクとの接
続角が所定値以内である。所定値は任意に設定可能であ
り、本実施例では30度とした。 ここでリンクの接続角は、2つのリンクの交点周りに形
成される角度のうち、小さい方を用いるものとする。
【0075】図13において、対象リンクがLe2であ
る場合を考える。対象リンクLe2の後方向のリンクL
e1には一方通行属性が設定されており、ノードNe1
は2差路である。従って、リンクLe1の一方通行規制
が、3差路のノードNe2まで延伸される。
【0076】3差路以上の対象リンクとして、Le6、
Le8を考える。リンクLe5,Le6,Le8は、そ
れぞれ一つのノードで連結されている。リンクLe5と
Le6の接続角度はα1(<30度)であり、リンクL
e5とLe8の接続角度はα2(>30度)である。こ
れらのリンクについて道路種別、車線数は同一であるも
のとする。
【0077】いずれのリンクについても、後方には一方
通行が付されたリンクLe5が存在し、前方には所定の
距離R内にリンクLe5と同方向の一方通行が付された
Le7、Le10が存在するため条件2a)は満足す
る。リンクLe6は接続角度が条件2c)を満足するの
に対し、リンクLe8はこの条件を満足しない。従っ
て、リンクLe6には一方通行規制が設定され、リンク
Le8には一方通行規制は設定されない。
【0078】なお、条件2c)に代えて、または条件2
c)と共に、リンクLe6、Le8のように対象リンク
が複数存在する場合には、接続角度が最小となるリンク
に一方通行規制を設定するという条件を設けても良い。
【0079】B5.通行止属性取得処理:図14は通行
止属性取得処理のフローチャートである。図4のステッ
プS14において、CPUが実行する処理の一つであ
る。車両が進入できないように設けられたいわゆる車止
めの有無を属性として設定する処理である。
【0080】この処理が開始されると、CPUは、設定
の対象リンクを選択し(ステップS70)、市街図デー
タの通行止記号を入力する(ステップS72)。そし
て、リンクと、通行止記号との重なり状態に基づき、通
行止の有無を判定する(ステップS74)。
【0081】図中に判定方法を例示した。本実施例で
は、以下の2つの条件を満足する時に、通行止属性を設
定するものとした。 ・通行止記号がリンクに交差または接触していること ・通行止記号とリンクとのなす角θsが所定値以上であ
ること ここで、所定値は任意に設定可能であり、本実施例では
30度とした。
【0082】図においては、リンクLfに対し、通行止
記号がa〜cの状態にある場合には、通行止属性が設定
される。dの状態では設定されない。また、eの状態で
は、リンクLfと記号とが交差しているものの、両者の
なす角度θsが30度よりも浅くなる場合には、通行止
属性は設定されなくなる。
【0083】CPUは、ステップS74での判定結果に
基づいて、通行止属性情報の設定を行い(ステップS7
6)、この処理を終了する。
【0084】本実施例では、通行止記号とリンクとの交
差およびなす角度に基づいて属性設定の可否を判定する
場合を例示した。判定条件は、種々の設定が可能であ
る。例えば、通行止記号とリンクとのなす角度は考慮せ
ずに、判定を行っても良い。また、一方通行などと同
様、通行止記号の代表点が、リンクに基づいて生成され
たポリゴンの内部に存在するか否かで判定してもよい。
【0085】B6.高架属性取得処理:図15は高架属
性取得処理のフローチャートである。図4のステップS
14において、CPUが実行する処理の一つである。立
体交差となっている部分について、道路の上下関係を属
性情報として与える処理である。
【0086】この処理が開始されると、CPUは道路デ
ータベースから非交差箇所を検出する(ステップS8
0)。非交差箇所とは、リンク同士が平面的には交差し
ているものの、交点にノードが設定されていない場所を
言う。この非交差箇所が、立体交差に相当し、高架属性
取得処理の対象交差となる。
【0087】次に、CPUは、市街図データの道路形状
を入力し(ステップS82)、判定用領域の切り出し
(ステップS84)を行う。図中に、判定用領域の切り
出し方法を例示した。リンクLf1とリンクLf2との
交差Siを重心として、一定サイズの矩形Afを生成す
る。矩形Afのサイズは、予め設定しておいてもよい
が、本実施例では、矩形内に道路の縁線が6本以上現れ
るまで、徐々にサイズを大きくするものとした。例え
ば、図中の例では、縁線EL1〜EL6が矩形Af内に
存在している。
【0088】この矩形Af内で、リンクLf1、Lf2
について上下関係の判定を行う(ステップS86)。上
下関係は、各リンクについて、矩形Af内で、道路の縁
線と交差するか否かによって判定する。縁線と交差しな
いリンクは、上側の道路であると判定される。交差する
リンクは、下側の道路であると判定される。例えば、リ
ンクLf1は、いずれの縁線とも交差しないため、上側
の道路と判定される。リンクLf2は、縁線EL1、E
L3と交差するため、下側の道路と判定される。
【0089】CPUは、この判定処理の結果に基づい
て、高架属性情報の設定を行い(ステップS88)、処
理を終了する。
【0090】C.効果:以上で説明した地図データベー
スの生成方法によれば、市街図データベースなど既存の
データベースに付された情報を有効活用して、属性情報
の付与を行うことができる。また、一方通行の延伸処理
や進入禁止の設定など、道路データベースに付された情
報を有効活用して、更に実用的な属性情報の設定を行う
ことができる。この結果、新規なデータベースの生成、
拡張における負荷を軽減することができる。
【0091】D.変形例:属性情報の付与は、実施例で
例示した他に種々の項目について設定可能である。図1
6は属性情報の付与対象としての項目例を示す説明図で
ある。例えば、信号機、消火栓の有無などについては、
歩道または一方通行の設定(図5、図10参照)と同様
の方法によって属性情報の設定を行うことができる。歩
道橋横断歩道については通行止の設定(図14)と同様
の方法によって属性情報の設定を行うことができる。
橋、トンネル、切り取り、盛り土については、歩道の設
定(図5参照)と同様の方法によって属性情報の設定を
行うことができる。車線数については分離帯(図7)と
同様の方法によって属性情報の設定を行うことができ
る。
【0092】本実施例では、道路に関する属性情報の設
定を主として例示したが、本発明は道路に限らず適用可
能である。例えば、建造物、田、畑、果樹園などの施設
について、既存のデータベースに付された記号等に基づ
いて、施設属性を付すものとしてもよい。かかる場合に
は、例えば、一方通行と類似の方法、即ち、施設を表示
するためのポリゴンの内部に記号の代表点が存在するか
否かに基づいて属性情報の付与を行うことができる。
【0093】本実施例で例示した属性の設定処理(図5
〜図15)は、必ずしも全てを実行する必要はなく、適
宜、選択して実行すればよい。既存のデータベースは、
本実施例で例示した市街図データベースに限らず、種々
の電子地図データを利用可能である。例えば、既存のデ
ータベースとして、航空写真のように地形がわかる写真
を用いることもできる。かかる場合の処理について変形
例として以下に説明する。
【0094】図17は変形例としての電子地図データ生
成装置10Aの構成を示す説明図である。実施例におけ
る市街図データベース20に代えて、航空写真20Aを
参照し、属性の設定を行うための装置である。ここで
は、航空写真20Aの例として、駐車場Pa、センター
ラインCLを含む道路実施例と同じ機能ブロックについ
ては、同じ番号を付して示した。
【0095】変形例の生成装置10Aは、航空写真20
Aを読み込み、そこに含まれる画像パターンを解析する
機能を有している。この機能は、パターン解析部16お
よびパターンデータベース17によって実現される。パ
ターンデータベース17は、航空写真20Aに含まれる
種々の画像パターンとその属性とを対応づけて記憶した
データベースである。例えば、図中の例では、駐車場P
aのように車枠を構成する短い線分が一定間隔で配置さ
れたパターンと、「駐車場」という属性とを、パターン
データベース17で対応づけておくことができる。ま
た、センターラインCLについて、黄色と「はみ出し禁
止」という規制情報とをパターンデータベース17で対
応づけておくこともできる。
【0096】パターン解析部16は、パターンデータベ
ース17を参照しながら、航空写真20Aに含まれる各
領域について属性を定義する。航空写真20Aの全体に
ついて解析を行っても良いし、道路データベース30に
ついてポリゴン生成部13で生成されたポリゴンに対応
する領域についてのみ、パターン解析を行うものとして
もよい。また、属性を定義する前に、設定の可否をオペ
レータに確認するものとしてもよい。こうして設定され
た属性は、属性設定部15に受け渡され、実施例と同様
の方法によって、道路データベース30に移転される。
【0097】このようにパターン解析に基づき属性を設
定するものとすれば、航空写真など広汎な電子地図に基
づいて属性を移転することが可能となる。パターン解析
は、航空写真などの画像を既存のデータベースとして利
用する場合のみならず、市街図データベースなど狭義の
電子地図を既存のデータベースとして利用する場合にも
適用可能である。かかる場合には、パターン解析を利用
することにより、記号が定義されていないような広汎な
属性を取得することができる利点がある。
【0098】以上、本発明の種々の実施例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としての電子地図データ生成装置の構成
を示す説明図である。
【図2】データベースの概要を示す説明図である。
【図3】新道路データベース30aの構造を例示する説
明図である。
【図4】属性設定処理のフローチャートである。
【図5】歩道属性取得処理のフローチャートである。
【図6】歩道有無の誤判定が生じ得る状況を示す説明図
である。
【図7】分離帯属性取得処理のフローチャートである。
【図8】分離帯有無の判断方法を示す説明図である。
【図9】進入禁止属性設定処理のフローチャートであ
る。
【図10】一方通行属性取得処理のフローチャートであ
る。
【図11】一方通行延伸処理のフローチャートである。
【図12】隣接図の延伸処理について示す説明図であ
る。
【図13】延伸処理の条件を示す説明図である。
【図14】通行止属性取得処理のフローチャートであ
る。
【図15】高架属性取得処理のフローチャートである。
【図16】属性情報の付与対象としての項目例を示す説
明図である。
【図17】変形例としての電子地図データ生成装置10
Aの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10,10A…生成装置 11…コマンド入力部 12…データベース参照部 13…ポリゴン生成部 14…結果出力部 15…属性設定部 15a…歩道設定モジュール 15b…分離帯設定モジュール 15c…進入禁止設定モジュール 15d…一方通行設定モジュール 15e…通行止設定モジュール 15f…高架設定モジュール 16…パターン解析部16 17…パターンデータベース 20…市街図データベース 20A…航空写真 30a…新道路データベース 30…道路データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 正典 福岡県北九州市小倉北区下到津1丁目1番 10号 株式会社ゼンリン内 (72)発明者 正野 謙二 福岡県北九州市小倉北区下到津1丁目1番 10号 株式会社ゼンリン内 Fターム(参考) 2C032 HB11 HC13 5B075 ND06 ND26 UU14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子地図データベースの生成方法であっ
    て、(a) 地図構成要素を含む電子地図の既存データ
    ベースを入力する工程と、(b) 地図上に設定された
    要素ごとに属性情報を設定可能に構成された電子地図の
    新規データベースを入力する工程と、(c) 前記新規
    データベース内の要素について、前記既存データベース
    に含まれる地図構成要素が所定の重なり状態にある場合
    に、該地図構成要素に対応した属性情報を該要素に設定
    する工程とを備える生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生成方法であって、 前記地図構成要素は、記号である生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の生成方法であっ
    て、 前記地図構成要素は、点、線、面、立体、またはこれら
    の組み合わせによって表される生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の生成方法であって、 前記地図構成要素には、地図上の所定の点を代表点とし
    て配置される記号が含まれ、 前記工程(c)は、前記要素内に前記記号の代表点が存
    在する場合に、前記設定を行う生成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の生成方法であって、 前記工程(c)は、さらに、前記要素と前記記号の相対
    的な偏角が所定範囲内にある場合に、前記設定を行う生
    成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の生成方法であって、 前記地図構成要素には、地図上の一定の面または線に対
    応して配置される記号が含まれ、 前記工程(c)は、前記要素内に前記記号の少なくとも
    一部が存在する場合に、前記設定を行う生成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の生成方法であって、 前記新規データベースは、道路を表すリンクと、該リン
    クの交点を表すノードとを含み、 前記工程(c)は、前記リンクの両端で個別に前記属性
    の設定を行う生成方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか記載の生成方法で
    あって、 前記要素は、前記新規データベースに含まれる道路に対
    して設定されたポリゴンである生成方法。
  9. 【請求項9】 電子地図データベースの生成方法であっ
    て、 道路を表すリンクと、該リンクの交点を表すノードと、
    該リンクの端点について分離帯の有無を示す分離帯情報
    とを含む地図データベースを入力する工程と、 前記入力された分離帯情報に基づき、前記端点において
    通行可能な方向に関する規制情報を設定する工程とを備
    える生成方法。
  10. 【請求項10】 電子地図データベースの生成方法であ
    って、(a) 道路を表すリンクと、該リンクの交点を
    表すノードと、少なくとも一部のリンクについて設定さ
    れた通行方向の規制情報とを含む地図データベースを入
    力する工程と、(b) 前記規制情報および前記リンク
    の接続状態に基づき、前記通行方向の規制情報が設定さ
    れていない未設定リンクの少なくとも一部について、該
    規制情報を設定する工程とを備える生成方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の生成方法であって、 前記工程(b)は、前記未設定リンクの前後に連結され
    たリンクに対して、同一内容の前記規制情報が設定され
    ている場合に、該未設定リンクに対し該規制情報を設定
    する生成方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の生成方法であって、 前記工程(b)は、前記未設定リンクと、道路種別およ
    び車線数の少なくとも一方が同一であるリンクに付され
    た規制情報に基づき、前記設定を行う生成方法。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の生成方法であって、 前記工程(b)は、前記未設定リンクとの間の角度が所
    定範囲内にあるリンクに付された規制情報に基づき、前
    記設定を行う生成方法。
  14. 【請求項14】 請求項10記載の生成方法であって、 前記地図データベースは、所定の広さを単位図面として
    構成されるとともに、隣接する単位図面をまたがる道路
    については、図面の境界でノードを設けることにより、
    各単位図面内に存在するリンクが定義されており、 前記工程(b)は、隣接する単位図面をまたがる道路に
    対応した2つのリンクにつき、一方の単位図面で付され
    ている規制情報を、他方の単位図面におけるリンクに設
    定する生成方法。
  15. 【請求項15】 電子地図データベースの生成方法であ
    って、(a) 縁線を有する道路を含む電子地図の既存
    データベースを入力する工程と、(b) 道路同士が立
    体交差する部位に各道路の上下関係を示す属性情報を設
    定可能に構成された電子地図の新規データベースを入力
    する工程と、(c) 前記立体交差を構成する道路と、
    該立体交差の中心から所定の領域内における前記縁線と
    の重なり状態に基づいて該道路の上下関係を設定する工
    程とを備える生成方法。
  16. 【請求項16】 電子地図データベースを生成するため
    の生成装置であって、 地図構成要素を含む電子地図の既存データベースを入力
    する既存データベース入力部と、 地図上に設定された要素ごとに属性情報を設定可能に構
    成された電子地図の新規データベースを入力する新規デ
    ータベース入力部と、 前記新規データベース内の要素について、前記既存デー
    タベースに含まれる地図構成要素が所定の重なり状態に
    ある場合に、該地図構成要素に対応した属性情報を該要
    素に設定する設定部とを備える生成装置。
  17. 【請求項17】 電子地図データベースを生成するため
    の生成装置であって、 道路を表すリンクと、該リンクの交点を表すノードと、
    該リンクの端点について分離帯の有無を示す分離帯情報
    とを含む地図データベースを入力する地図データベース
    入力部と、 前記入力された分離帯情報に基づき、前記端点において
    通行可能な方向に関する規制情報を設定する設定部とを
    備える生成装置。
  18. 【請求項18】 電子地図データベースを生成するため
    の生成装置であって、 道路を表すリンクと、該リンクの交点を表すノードと、
    少なくとも一部のリンクについて設定された通行方向の
    規制情報とを含む地図データベースを入力する地図デー
    タベース入力部と、 前記規制情報および前記リンクの接続状態に基づき、前
    記通行方向の規制情報が設定されていない未設定リンク
    の少なくとも一部について、該規制情報を設定する設定
    部とを備える生成装置。
  19. 【請求項19】 電子地図データベースを生成するため
    の生成装置であって、 縁線を有する道路を含む電子地図の既存データベースを
    入力する既存データベース入力部と、 道路同士が立体交差する部位に各道路の上下関係を示す
    属性情報を設定可能に構成された電子地図の新規データ
    ベースを入力する新規データベース入力部と、 前記立体交差を構成する道路と、該立体交差の中心から
    所定の領域内における前記縁線との重なり状態に基づい
    て該道路の上下関係を設定する設定部とを備える生成装
    置。
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