JP2003195617A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003195617A
JP2003195617A JP2001400635A JP2001400635A JP2003195617A JP 2003195617 A JP2003195617 A JP 2003195617A JP 2001400635 A JP2001400635 A JP 2001400635A JP 2001400635 A JP2001400635 A JP 2001400635A JP 2003195617 A JP2003195617 A JP 2003195617A
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toner
agent
image forming
forming apparatus
tube
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JP2001400635A
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Junichi Matsumoto
純一 松本
Satoshi Muramatsu
智 村松
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エア供給に起因する「詰まり」を確実に防止す
ることができる画像形成装置を提供することである。 【解決手段】紛体のトナーを収納するトナー収納容器2
0と、そのトナー収納容器20に収納されているトナー
を負圧力によって略密閉された所定箇所に搬送する粉体
ポンプ40と、トナー収納容器20と粉体ポンプ40と
の間のトナー搬送路を構成するトナー搬送チューブ17
と、トナー収納容器20内にエアを供給するエアポンプ
30とを有し、トナー搬送チューブ17を連通・遮断す
る開閉バルブ18を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー、トナーと
キャリア混合またはキャリア単体を収納した収納手段か
ら所定の場所へ補給する電子写真方式のプリンタ、ファ
クシミリ、複写機等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置に用
いる乾式のトナーまたはキャリア、トナーとキャリアの
混合物である剤(以下、総称としてトナーと記す。)
は、これを収納する容器として、ハードボトルタイプの
ものを用いるのが一般的である。この種の収納容器は、
内部にトナー攪拌手段兼排出手段としてのアジテータを
設けたものや、容器壁面に螺旋溝を設けて容器を回転さ
せることにより内部のトナーを移動させ排出するもの、
さらに排出機構を持たずに手で補給するもの等がある。
【0003】近年、環境問題が重視され、トナー収納容
器も回収し、かつ、リサイクルすることが求められてい
る。しかし、上記したハードボトルのトナー収納容器
は、輸送コストが嵩み、再使用するにも洗浄が行い難い
等の回収性、リサイクル性に多くの問題を有していた。
【0004】そこで、回収性、リサイクル性等の観点か
らフレキシブルな材料で作られた減容可能なソフトタイ
プのトナー収納容器が要望されている。しかし、電子写
真用乾式トナーは一般に流動性が悪く、凝集しやすい性
質があるために、ソフト容器からの排出が非常に困難と
されている。なぜなら容器がソフトであるため、アジテ
ータや排出機構を付加しにくく、さらに排出機構を設け
ることができても、その排出機構によって容器の減容が
妨げられるからである。
【0005】このような従来の画像形成装置が有してい
た問題を大幅に緩和することができる技術が特開200
0−47465号公報や同2000−98721号公報
等に開示されている。これら公報に記載されているトナ
ー補給装置は、フレキシブル容器の収納されたトナーを
吸引型の粉体ポンプ(一軸偏心スクリューポンプ)の吸
引圧(負圧力)により吸引排出するように構成されてい
る。したがって、フレキシブルな容器に収納されている
トナーであっても支障なく現像装置へ補給することがで
き、フレキシブルなので容器の回収等が容易で輸送コス
トも嵩まない。さらに、上記トナー補給装置ではエアを
トナー収納容器内に供給し、エアが収納されているトナ
ーを十分に攪拌するため、トナー品質を良好な状態に維
持することができる等の有利な点を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されたトナー補給装置は、供給するエアが過多
状態であると、トナー収納容器に供給したエアがトナー
搬送チューブに流れ込み、チューブ内のトナーを押し込
める。そして、このような現象が幾度か続くと、チュー
ブ内のトナーが固められて紛体ポンプではトナーを搬送
できなくなる、いわゆる「詰まり」を発生させるという
問題があった。そして、この問題はトナー収納容器に挿
入されるノズルがエア通路とトナー通路が連通している
単管タイプの場合、供給したエアが直接チューブに流入
してトナーを押し込めるため、より発生しやすかった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題に鑑み、エ
ア供給に起因する「詰まり」を確実に防止することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】上記の目的を達成するため、本発明は、紛
体の剤を収納する剤収納手段と、該剤収納手段に収納さ
れている剤を負圧力によって略密閉された所定箇所に搬
送する吸引手段と、前記剤収納手段と該吸引手段との間
の剤搬送路を構成する剤搬送管と、前記剤収納手段内に
エアを供給するエア供給手段とを有する画像形成装置に
おいて、前記剤搬送管を連通・遮断する連断手段を設け
たことを特徴としている。
【0009】なお、本発明は、前記連断手段が前記剤搬
送管に設けた開閉バルブであると、効果的である。さら
に、本発明は、前記剤搬送管がフレキシブルなチューブ
であり、前記連断手段が、外側より該チューブを押圧し
て閉塞する閉塞位置と該チューブの閉塞を解除する解除
位置との間を移動可能な押圧手段であると、効果的であ
る。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、上記の目
的を達成するため、紛体の剤を収納する剤収納手段と、
該剤収納手段に収納されている剤を負圧力によって略密
閉された所定箇所に搬送する吸引手段と、前記剤収納手
段と該吸引手段との間の剤搬送路を構成する剤搬送管
と、前記剤収納手段内にエアを供給するエア供給手段と
を有する画像形成装置において、前記エア供給手段によ
るエア供給時に剤搬送管に正圧力を発生させることを特
徴としている。
【0011】なお、本発明は、前記吸引手段が、ロータ
が正転・逆転可能でロータの正転時に負圧力を発生する
一軸偏芯スクリューポンプであって、前記正圧力を発生
する手段がロータを逆転駆動させた一軸偏芯スクリュー
ポンプであると、効果的である。
【0012】さらに、本発明は、前記正圧力を発生する
手段が発生させる正圧力の大きさがエア供給手段の耐圧
力以上であると、効果的である。
【発明の実施の形態】
【0013】以下、本発明の実施の形態を添付図面に従
って説明する。図1は、本発明に係る剤補給装置として
のトナー補給装置を具備した画像形成装置の一例である
カラーレーザプリンタを示す概略図である。
【0014】このカラーレーザプリンタは、装置本体1
の下部に給紙部2が配置され、その上方に作像部3を配
置した構成となっている。作像部3には、給紙側を下
で、排紙側を上となるように傾斜して配置された転写ベ
ルト装置が設けられている。転写ベルト装置は、複数の
ローラ11、本例では4個のローラ11に巻き掛けられ
たエンドレスの転写ベルト12を有し、その1つのロー
ラ11が図示していない駆動源に駆動されることによ
り、転写ベルト12は矢印に示す反時計方向に回転され
る。この転写ベルト12の上部走行辺には、下から順に
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒
(Bk)用の4つの作像ユニット4M,4C,4Y,4
Bkが並列配置されている。
【0015】各作像ユニット4M,4C,4Y,4Bk
は、像担持体としての感光体ドラム5が設けられ、該感
光体ドラム5は図示していない駆動手段によって時計方
向へ回転駆動される。感光体ドラム5の回りには、帯電
手段としての帯電ロール6、光書込み装置8によってレ
ーザ光による書込みが行われる光書込み部、現像手段と
して現像装置10、クリーニング手段としてクリーニン
グ装置9が設けられている。現像装置10は、トナーと
キャリアからなる2成分現像装置であって、消費された
トナー量に応じた後述するトナー補給装置によりトナー
が補給される。
【0016】次に、図1に示すカラープリンタのフルカ
ラープリントを行う作像動作について説明する。各作像
ユニットは、帯電ロール6によって帯電された感光体ド
ラム5には、図示していないLD(レーザダイオード)
を駆動してレーザ光をポリゴンミラー8aに照射し、シ
リンダーレンズ等を介して反射光を感光体ドラム5上に
導く光書込み装置8により、各色のトナーで現像する光
像の光書込みが行われる。この書込みにより感光体ドラ
ム5上にはパソコン等のホストマシーンより送られた画
像データに基づいた静電潜像が形成され、該潜像は現像
装置10によってトナーの可視像となる。
【0017】一方、給紙部2からは転写材として指定さ
れた用紙が給紙され、給紙された用紙は転写ベルト12
の搬送方向上流側に設けられたレジストローラ13に一
旦突き当てられた後、上記可視像に同期するようにして
転写ベルト12上に給送され、該ベルトの走行により感
光体ドラム5に対向する転写位置に到る。この転写位置
では、転写ベルト12の裏面側に配置された転写ロール
14の作用により最初にマゼンタトナーの可視像が用紙
に転写される。
【0018】上記と同様にして、他の作像ユニット4
C,4Y,4Bkにおいてもそれぞれの感光体ドラム5
の表面に各トナーによる可視像が形成され、これら可視
像は転写ベルト12によって搬送される用紙が各転写位
置に到来するごとに重ね転写される。したがって、本カ
ラープリンタはタンデムタイプの利点であるフルカラー
の画像がモノクロとほぼ同様な短時間で用紙に重ね転写
される。転写後の用紙は、転写ベルト12から分離され
て、定着装置15により定着される。定着を終えた用紙
は、通常、そのまま機外に排紙されるか、このとき用紙
は反転されて装置本体1の上面に設けられた排紙トレイ
16に裏面排紙される。プリンタにとって裏面排紙は、
プリントをページ順に並べるためのほぼ必須の条件とな
っている。
【0019】上記現像装置10は、2成分現像装置であ
り、装置内のトナーとキャリアの混合比を監視し、トナ
ーが不足するとその不足分を補給する。かかるトナー補
給は、現像装置から離れた位置、本例では図1の右上に
配置した剤収納手段としてのトナー収納容器20に収納
されたトナーを、剤補給装置としてのトナー補給装置に
より補給するように構成している。
【0020】次に、トナー補給装置について、図2を用
いて詳しく説明する。現像装置10には、その近傍また
は一体に吸引手段としての吸い込み型粉体ポンプ40が
設けられている。本実施形態の粉体ポンプ40は、一軸
偏芯スクリューポンプであり、その構成は金属などの剛
性をもつ材料で偏芯したスクリュー形状に作られたロー
タ41と、2条スクリュー形状の貫通孔が形成され、ゴ
ム等の弾性体で作られるステータ42と、該ステータ4
2が回転しないように保持し、かつ粉体の搬送路を形成
する樹脂材料などで作られたホルダ43とを有してい
る。上記ロータ41は、偏芯運動を吸収するピンジョイ
ントにより連結された駆動軸44と連結され、駆動軸4
4にはギヤ(図示せず)が固定され、このギヤへの駆動
はクラッチ(図示せず)のオン・オフによって連断され
る。
【0021】また、上記ホルダ43の先端、すなわち、
図2の右端にはトナー吸い込み部47が設けられ、トナ
ー吸い込み部47と後述するノズル51に設けられたト
ナー用接続口54と剤搬送管としてのトナー搬送チュー
ブ17によって接続されている。このトナー搬送チュー
ブ17としては、直径が4mm〜10mmで、耐トナー
性に優れたゴム材料(例えば、ポリウレタン、ニトリ
ル、EPDM、シリコン等)から作られたフレキシブル
なチューブを用いることがきわめて有効であり、フレキ
シブルなチューブであれば上下左右の任意方向へ配管が
容易に行い得る。
【0022】一方、上記現像装置10に補給するトナー
を収納したトナー収納容器20は、セット部の容器ホル
ダ50にセットされ、容器ホルダ50内にはトナー収納
容器20内に挿入される断面が円形のノズル51が立設
されている。トナー収納容器20は上方から画像形成装
置本体1のセット部である容器ホルダ50へセットする
ことによりノズル51が容器内に差し込まれる。このノ
ズル51は、上部に断面円錐状の尖端部52が形成さ
れ、その内部は単管構造になっており、エア通路とトナ
ー通路を兼ねた通路53が形成されている。ノズル51
の下端は、上記したトナー搬送チューブ17が装着さ
れ、通路53はその上方にエア流入口54が形成されて
いる。
【0023】エア流入口54には、エア移送パイプ31
を介してエア供給手段としてのエアポンプ30が接続さ
れている。このエアポンプ30は、毎分1〜3L程度の
流量を発生するものが用いられ、エアポンプ30が作動
すると、該ポンプからエア移送パイプ31および通路5
3を介してトナー収納容器20内に対し下部側よりエア
が噴出される。そして、トナー収納容器20内に噴出さ
れたエアは、収納されたトナーの層を通過することによ
り流動性の悪いトナーを攪拌しながら液体のごとく流動
化させる。なお、エア移送パイプ31にはエアポンプへ
のトナー浸入を防止するための開閉弁(図示せず)を設
けてもよい。
【0024】本実施形態におけるトナー収納容器20
は、保護ケースとしての外箱21と、その外箱21内に
着脱可能に収容されたフレキシブルで変形可能な容器本
体としてのトナー袋22とを有するバックインボックス
タイプに構成されている。この外箱21は、剛性を有す
る紙、段ボール、樹脂等の材料から作られ、トナー袋2
2が収まる程度の内部空間を有している。また、トナー
袋22の袋部分はポリエステルフィルム、ポリエチレン
フィルム等のフレキシブルなシート材(80〜200μ
m程度の厚み)を単層または複層構成にして折り紙製作
のように作られた空気の流入出が無い密閉された袋状容
器形状のものである。また、収納したトナーが排出しや
すくするため、上下方向の適宜中間部より底部の排出口
に向かって絞り込まれた先細り形状に形成されている。
そして、トナー袋22の先細りとなった下部中央には、
ポリエチレンやナイロン等に樹脂から作られた口金部材
23が設けられ、口金部材23はポリエチレンやナイロ
ン等の樹脂製からなるケース24とスポンジやゴムなど
の弾性部材からなるシール材25とで構成されている。
このケース24とシール材25は、同一系統の部材を使
用することがリサイクルの観点で望ましく、袋容器への
溶着も容易にすることができる。また、シール材25に
は、十字のスリットが切られており、ノズル51を挿入
した状態でノズル51と密着し、トナー収納容器20か
ら装置外へのトナー漏れを防ぐことができ、かつ、トナ
ー収納容器20を取り出したときにもシール材のスリッ
トがその弾性により閉じることによってトナー漏れを防
止する。スリットの長さは、ノズル51の外径と同径〜
3mm大きい程度の長さとし、シール材25とケース2
4は両面接着テープなどにより接着されている。なお、
シール材25は耐トナー性と空気の透過が非常に少な
い、クリープに優れた強度を有したものを使用すること
が好ましい。
【0025】このように構成されたトナー収納容器20
は、トナーを収納したトナー袋22がフレキブルであっ
ても、外箱21内に収めることでトナー袋22が外部か
らの衝撃等に対する保護となるだけでなく、ハンドリン
グ性が向上するため容器の取り扱いが行い易く、保管時
の整理等も行い易いという利点が得られる。
【0026】上記構成のトナー補給装置は、紛体ポンプ
40のロータ41の回転によりポンプに強い自吸力(吸
引圧)が生じ、トナー収納容器20からトナーを吸引す
ることが可能となる。トナー収納容器20内のトナー
は、重力によってノズル51付近に随時落下しトナーが
粉体ポンプ40の吸引力を利用して容器外へ移送される
が、電子写真のトナーは流動性が悪いため、粉体ポンプ
40でノズル付近のトナーを吸引した後、容器内で架橋
現象が生じる懸念がある。そこで、エアポンプ30から
トナー収納容器20内部へエアを供給することにより、
トナーを攪拌・流動化させ、上記したトナーの架橋現象
を防止する。したがって、トナー収納容器20内に架橋
が発生してもエアにより崩すことができるため、トナー
補給量の安定化、容器内トナー残量の低減化が実現でき
る。
【0027】上記トナー補給装置において、現像装置1
0にトナー濃度検出手段としては透磁率検出器(図示せ
ず)を設けて、その透磁率検出器により検知したトナー
濃度が所定濃度を下回ると、トナー補給信号が発せられ
る。トナー補給信号が発せられると、クラッチがオン
し、画像形成装置の駆動源(図示せず)から駆動軸44
を介してロータ41へ回転駆動力が伝達されて粉体ポン
プ40が上記設定された時間作動する。紛体ポンプ40
が作動すると、それによって生ずる吸引負圧力によりト
ナー収納容器20内の所定量のトナーが現像装置10へ
補給される。なお、トナー濃度検出手段としては透磁率
検出器に限らず感光体上のトナー像の反射濃度を検知す
るのもの等であってもよい。また、紛体ポンプ40の駆
動はクラッチを設けずに独自のモータによって駆動する
ようにすることもできる。
【0028】また、エアの供給制御は、図3に示すよう
に、粉体ポンプ40の作動時間の累積が所定の値(例え
ば累積1sec)に達すると、所定量のトナーが補給さ
れたと判断して粉体ポンプ40を停止した直後にエアポ
ンプ30を作動するといった方法で行う。ここで、エア
ポンプ30を粉体ポンプ40とは同時には動かさない。
図4に示すように、エアポンプ30を粉体ポンプ40と
同時に駆動させると、エアが粉体ポンプ40側に送られ
てしまい、容器20内のトナーが十分に撹拌されない場
合が生じるためである。
【0029】なお、紛体ポンプ40によって吸引された
トナーは、現像装置10の一部に設けられたトナー導入
孔10aより、現像装置内に落下し、現像装置内部の図
示しない撹拌搬送部材により現像部に移送される。2成
分現像方式を用いた場合は、この移送行程中に補給され
たトナーが現像装置内の現像剤と撹拌混合され、均一な
剤濃度と適正な帯電量となる。
【0030】ところで、上記したトナー補給装置におい
て、トナー搬送時(粉体ポンプ作動時)のトナー搬送チ
ューブ17内はトナーが充満しており、粉体ポンプ40
の停止時にもこの状態はほぼ維持されている。また、エ
アを供給したときにトナー収納容器20内のトナーは上
述のように流動化され、さらにエアを供給したときに容
器20内の圧力P1が上昇する。そして、トナー収納容
器20からトナー搬送チューブ17、粉体ポンプ40ま
では粉体ポンプ作動時に負圧力を発生させるためにほぼ
密閉経路となっている。このために、流動化されたトナ
ーは容器外へ勢いよくチューブ内へ吐き出され、ここで
チューブ17内に充満したトナーを押し込めてトナーが
圧縮されやすくなる。さらに、図2に示すようにエア供
給路とトナー導通路を共有している単管タイプのノズル
51を用いている場合には、エアを供給すると、容器内
に供給すると併せてトナー搬送チューブ17内にエアが
直接送られ、エアがトナー搬送チューブ17内のトナー
を押し込めてしまう。これらが何度も繰り返されるとト
ナー搬送チューブ17内のトナーが紛体ポンプ40を作
動しても搬送不可能なほど固められる、いわゆる「詰ま
り」が発生することがあることは先にも説明した。
【0031】なお、図5に示すように、トナー袋22の
上部に通気性フィルター26を設け、これによって上述
のエアポンプ30から供給されたエアにより容器内が正
圧に上昇するのを減圧することも既に知られているが、
エアはトナー収納容器20の最下部から供給されるた
め、トナー層の潜り抜けて通気性フィルター26にそこ
から抜けるまでに時間がかかる。よって、供給されたエ
アは通気性フィルター26抜け出す前に、その圧によっ
てトナー搬送チューブ17内のトナーを押し込めてしま
う。
【0032】そこで、本実施形態ではノズル51から紛
体ポンプ40までの間にトナー補給経路を連通・遮断す
る連断手段としての開閉バルブ18を設けている。この
開閉バルブ18は、ノズル51のトナー搬送チューブ1
7が取り付けられる部分や粉体ポンプ40のトナー吸い
込み部47の部分に設けることも可能である。しかし、
トナー搬送チューブ17の適所であれば、該チューブが
フレキブルに構成されていることで都合のよい位置に設
置し易い。
【0033】このように、粉体ポンプ40までのトナー
補給経路に開閉バルブ18を設け、上記したエア供給時
に同期させて該バルブ18を閉じるように制御すれば、
供給したエアがトナー搬送チューブ17側に流入するこ
とを防止できる。したがって、エアによるトナー詰まり
が発生することはない。また、トナー収納容器20のト
ナー袋22のように、フレキシブルな部材で作られてい
ると、トナー袋22の内圧上昇をフレキシブルな部材が
変形して緩和することが可能であるため、より大量のエ
アを送り込むことが可能となり、容器のトナーエンド時
の残量低減に効果がある。
【0034】ところで、上記開閉バルブ18は気体や液
体でなく粉体を止めねばならない。しかし、粉体はその
粒子が微細など取り扱いにくく、バルブ内部に入り込む
と、故障や誤動作を引き起こす危険が高い。このため、
このような不具合が発生しないような対策が必要として
いる。
【0035】そこで、図6に示す実施形態では開閉バル
ブ18を用いずにトナー搬送チューブ17を連通・遮断
するように構成している。図6において、本実施形態の
連断手段はトナー搬送チューブ17の適所に外部から該
チューブを押圧する押圧手段としてのソレノイド35を
設けており、このソレノイド35のプランジャー36と
トナー搬送チューブ17を挟んで対向する位置にはバッ
クアップ板37が配置している。トナー搬送チューブ1
7は、上記したようにフレキシブなチューブであり、ソ
レノイド35をオンしてプランジャー36が鎖線で示す
ように作動すると、チューブをバックアップ板37との
間で押し挟み、トナー経路を塞ぐことができる。また、
ソレノイド35をオフすれば、プランジャー36が元の
実線の位置に戻るので、チューブ17は自己の弾性によ
って元の状態に復帰する。このトナー搬送チューブ17
の復帰を素早く行うため、チューブに耳部17aを一体
に設けてこの耳部17aとソレノイド35のプランジャ
ー36を連結してもよい。
【0036】このように構成すると、トナー搬送チュー
ブ17を、開閉バルブ18を用いずに連通・遮断するこ
とができ、連通手段が粉体による誤動作等の悪影響をま
ったく受けることがない。よって、エア供給時に同期し
てソレノイド35をオンし、トナー搬送チューブ17を
塞げば、エアによるトナー詰まりを防止することができ
る。なお、ソレノイド35は2つの位置保持される自己
保持型のものを用いるが、適宜バネ等を設ければ、一般
的なソレノイドを使用することができる。また、外部か
らトナー搬送チューブ17を押す押圧手段としてはソレ
ノイドに限らず、カム等を用いたものでもよい。
【0037】図7は、本発明の他の実施形態を示すトナ
ー補給装置の構成図であり、基本的なトナー移送のメカ
ニズムは図2と同様であり、同一部材には同一符号を付
している。図2の装置と異なる点は、トナー搬送チュー
ブ17にバルブ18を設けていないことと、粉体ポンプ
40を専用の正転・逆転可能な駆動手段(図示せず)似
よって駆動するようにしたことである。
【0038】本実施形態では、エア供給を行うときに、
粉体ポンプ40を通常トナー吸引し現像装置に移送する
方向と逆の回転させ、吐出圧を発生させるように構成し
ている。粉体ポンプ40である一軸偏心スクリューポン
プは、ロータ41の回転方向によって、吸引圧(負圧
力)または吐出圧(正圧力)を発生させることができ
る。エアをトナー収納容器20に供給するときは、吐出
圧(正圧力)を発生させることによって、エアポンプ3
0で発生したエアはチューブ側に流れにくくなり、詰ま
りが発生しない。このとき、粉体ポンプ40で発生させ
る正圧力は、エアポンプ30の耐圧(発生圧力)以上に
設定すれば、確実に空気はトナー搬送チューブ17側に
流入することがなくトナー収納容器20に供給される。
【0039】上記の如く構成すれば、トナー移送チュー
ブ17内のトナー詰まりを確実に防止できるため、安定
したトナー補給装置が可能となる。
【発明の効果】
【0040】請求項1の構成によれば、剤搬送管を連通
・遮断する連断手段を設けたので、エア供給に合わせて
搬送管を閉じることで、エアによる剤の詰まりを防止す
ることができる。
【0041】請求項2の構成によれば、連断手段が剤搬
送管に設けた開閉バルブであるので、バルブの作動で剤
搬送管を連通・遮断をすることができる。請求項3の構
成によれば、剤搬送管がフレキシブルなチューブであ
り、連断手段が、外側より該チューブを押圧して閉塞す
る閉塞位置と該チューブの閉塞を解除する解除位置との
間を移動可能な押圧手段であるので、搬送管を外部から
の押圧で連断することができる。
【0042】請求項4の構成によれば、エア供給手段に
よるエア供給時に剤搬送管に正圧力を発生させるので、
剤搬送管を連断せずともエアによる剤の詰まりを防止す
ることができる。
【0043】請求項5の構成によれば、吸引手段が、ロ
ータが正転・逆転可能でロータの正転時に負圧力を発生
する一軸偏芯スクリューポンプであって、正圧力を発生
する手段がロータを逆転駆動させた一軸偏芯スクリュー
ポンプであるので、吸引手段を利用して剤搬送管に正圧
力を発生させることができる。
【0044】請求項6の構成によれば、正圧力を発生す
る手段が発生させる正圧力の大きさがエア供給手段の耐
圧力以上であるので、正圧により確実にエアによる詰ま
りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体の概略を示す
構成図である。
【図2】本発明のトナー補給装置の断面説明図である。
【図3】紛体ポンプとエアポンプの好ましいタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図4】紛体ポンプとエアポンプの問題のあるタイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図5】トナー収納容器のトナー袋を示す斜視図であ
る。
【図6】連断手段の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態のトナー補給装置を示す
断面説明図である。
【符号の説明】
10 現像装置 17 トナー搬送チューブ 18 開閉バルブ 20 トナー収納容器 22 トナー袋 30 エアポンプ 35 ソレノイド 40 紛体ポンプ 41 ロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー Fターム(参考) 2H077 AA12 AA14 AA25 AA31 AA33 AA39 AC11 AD06 BA01 BA08 CA01 CA02 CA03 DB02 DB14 EA01 GA04 GA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紛体の剤を収納する剤収納手段と、該剤
    収納手段に収納されている剤を負圧力によって略密閉さ
    れた所定箇所に搬送する吸引手段と、前記剤収納手段と
    該吸引手段との間の剤搬送路を構成する剤搬送管と、前
    記剤収納手段内にエアを供給するエア供給手段とを有す
    る画像形成装置において、 前記剤搬送管を連通・遮断する連断手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記連断手段が前記剤搬送管に設けた開
    閉バルブであることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記剤搬送管がフレキシブルなチューブ
    であり、前記連断手段が、外側より該チューブを押圧し
    て閉塞する閉塞位置と該チューブの閉塞を解除する解除
    位置との間を移動可能な押圧手段であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 紛体の剤を収納する剤収納手段と、該剤
    収納手段に収納されている剤を負圧力によって略密閉さ
    れた所定箇所に搬送する吸引手段と、前記剤収納手段と
    該吸引手段との間の剤搬送路を構成する剤搬送管と、前
    記剤収納手段内にエアを供給するエア供給手段とを有す
    る画像形成装置において、 前記エア供給手段によるエア供給時に剤搬送管に正圧力
    を発生させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記吸引手段が、ロータが正転・逆転可
    能でロータの正転時に負圧力を発生する一軸偏芯スクリ
    ューポンプであって、前記正圧力を発生する手段がロー
    タを逆転駆動させた一軸偏芯スクリューポンプであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の画像形成装置
    において、前記正圧力を発生する手段が発生させる正圧
    力の大きさがエア供給手段の耐圧力以上であることを特
    徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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