JP2003195595A - プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Info

Publication number
JP2003195595A
JP2003195595A JP2001393094A JP2001393094A JP2003195595A JP 2003195595 A JP2003195595 A JP 2003195595A JP 2001393094 A JP2001393094 A JP 2001393094A JP 2001393094 A JP2001393094 A JP 2001393094A JP 2003195595 A JP2003195595 A JP 2003195595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrophotographic photosensitive
photosensitive member
toner
process means
electrophotographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001393094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3943929B2 (ja
Inventor
Nobuharu Hoshi
信晴 星
Hisayoshi Kojima
久義 小嶋
Akira Fujita
明良 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001393094A priority Critical patent/JP3943929B2/ja
Publication of JP2003195595A publication Critical patent/JP2003195595A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3943929B2 publication Critical patent/JP3943929B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写残トナーの過帯電によって感光体ドラム
表面上に現像剤が融着するのを防止し、転写残トナーの
回収をより効果的に行うことが可能とする。 【解決手段】 感光体ドラム2に当接して作用するプロ
セス手段を支持するプロセス手段支持機構であって、前
記プロセス手段を支持するとともに、感光体ドラム2の
表面に当接して感光体ドラム2に対するプロセス手段の
姿勢を保持するスペーサ17と、前記プロセス手段を感光
体ドラム2に所定圧で当接するようにスペーサ17を付勢
する圧縮コイルバネ18とを有し、スペーサ17への付勢位
置が、感光体ドラム2の回転方向において、感光体ドラ
ム2に対する前記プロセス手段の当接部の中点よりも下
流側であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機や電子写真プリンタ等の電子写真画像形成装置に使
用されるプロセス手段支持機構及び該機構を備えた帯電
装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置に関す
る。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成プロセスを用いて記録媒体52に画像を形成
するものである。
【0003】例えば、電子写真複写機、電子写真プリン
タ(LEDプリンタ、レーザービームプリンタなど)、
電子写真ファクシミリ装置、および、電子写真ワードプ
ロセッサなどが含まれる。
【0004】ここで、プロセスカートリッジとは、帯電
手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つ
と、像担持体である電子写真感光体を一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものである。
【0005】また、帯電装置とは、電子写真感光体を所
定の極性・電位に一様に帯電処理する手段を有するもの
である。
【0006】
【従来の技術】従来、電子写真感光体(以下、「感光体
ドラム」と記す)及び帯電手段、現像手段、クリーニン
グ手段等を一体にまとめてカートリッジ化し、このカー
トリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセス
カートリッジ方式が採用されている。
【0007】このカートリッジ方式により操作性が一層
向上され、上記プロセス手段のメンテナンスをユーザ自
身が容易に行うことが可能となった。そこで、このカー
トリッジ方式は画像形成装置本体において広く用いられ
ている。
【0008】また、プロセス手段を、寿命が長いものと
短いものに分け、それぞれのプロセス手段をカートリッ
ジ化し、主要プロセス手段の寿命に則して使用できるカ
ートリッジ構成も実現されている。例えば、トナー収容
部と現像手段を一体的に構成した現像カートリッジ、ま
たは感光体ドラム及び帯電手段、クリーニング手段を一
体的に構成したドラムカートリッジなどが採用されてい
る。
【0009】また、近年では、感光体ドラムを所定の極
性・電位に一様に帯電処理する工程を含む作像プロセス
を適用して画像情報に対応した現像剤像を形成し、その
現像剤像を転写材に転写して画像形成物を出力させ、転
写工程後の感光体ドラム上に残余する現像剤を現像手段
において現像同時クリーニングで感光体ドラム上から除
去・回収して再利用するようにし、クリーニング装置を
廃止したクリーナーレス方式を提案し、小型化された画
像形成装置本体を提供しようとしている。
【0010】たとえば、感光体ドラムの回転方向におい
て転写手段の下流側かつ帯電手段の上流側に、転写工程
後の感光体ドラム上に残留する転写残現像剤(以下、
「転写残トナー」と記す)の帯電極性を正規の帯電極性
に揃える現像剤帯電量制御手段(以下、「トナー帯電量
制御手段」と記す)を設けて、接触帯電部材の転写残ト
ナー付着汚れを防止し、帯電不良等によるかぶり画像の
発生を防止したクリーナーレス方式の画像形成装置およ
びプロセスカートリッジが提案されている(特開平8-1
373368号公報)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記トナー帯電量制御
手段は固定式の適度に導電性を持ったブラシ形状部材を
使用しているが、転写残トナーの電荷(トリボ)を正規
極性で適正帯電量に制御する場合において、極小的な転
写残トナーの過帯電が発生してしまうことがあった。そ
して、転写残トナーの過帯電が発生すると、感光体ドラ
ムと過帯電転写残トナーとの鏡映力が強すぎて、接触帯
電部材においても付着せず、現像装置においても回収で
きず、転写手段においても転写材に転写されなくなり、
結果として、過帯電転写残トナーは感光体ドラム上に融
着してしまい、不良画像の発生に至ってしまうことがあ
った。
【0012】これは、トナー帯電量制御手段としての固
定式のブラシ部材が感光体ドラム上で同一箇所に位置し
続けてしまうことにより発生していることが分かった。
すなわち、トナー帯電量制御手段に抵抗ムラがあると
き、感光体ドラム上の同じ部分で常に帯電過多、または
帯電不足が起こってしまう。過帯電部分では上記の極小
的な転写残トナーの過帯電、融着の問題が発生する。ま
た、帯電不足の部分では、転写残トナーを十分に帯電で
きないため接触帯電部材がトナー付着汚染される問題が
起こる。
【0013】そして、近年のユーザニーズの多様化に伴
い、写真画像などといった高印字率な画像の連続印字動
作や、カラー化に伴い感光体ドラム上への多重現像方式
などにより、一度に大量の転写残トナーの発生により、
上述のような問題を更に助長させてしまうのである。
【0014】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、転写残トナーの過帯電によって感光
体ドラム表面上に現像剤が融着するのを防止し、転写残
トナーの回収をより効果的に行うことが可能なプロセス
手段支持機構、及びこれを備えた帯電装置、プロセスカ
ートリッジ、電子写真画像形成装置を提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、回転体である電子写真
感光体に当接して作用するプロセス手段を支持するプロ
セス手段支持機構であって、前記プロセス手段を支持す
るとともに、前記電子写真感光体表面に当接して該電子
写真感光体に対するプロセス手段の姿勢を保持する支持
部材と、前記プロセス手段を前記電子写真感光体に所定
圧で当接するように前記支持部材を付勢する付勢手段
と、を有し、前記支持部材への付勢位置が、前記電子写
真感光体の回転方向において、該電子写真感光体に対す
る前記プロセス手段の当接部の中点よりも下流側である
ことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるカラー電子
写真画像形成装置を図面に沿って説明する。尚、以下の
説明で長手方向とは記録媒体の搬送方向に直交する方向
で、感光体ドラムの軸線方向と同一な方向をいう。ま
た、左右とは記録媒体の搬送方向からみての左右であ
る。さらに上、下はカートリッジの装着状態における、
上、下である。
【0017】[画像形成装置の全体の説明]まずカラー
電子写真画像形成装置の全体構成について、図1を参照
して概略説明する。
【0018】図1はカラートナー画像形成装置の一形態
であるカラーレーザービームプリンタの全体構成説明図
である。
【0019】このカラーレーザービームプリンタの画像
形成部は、像担持体である感光体ドラム2を備えた4つ
のプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1K(イエ
ロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色)と、この
プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kの上方
に、各色に対応した露光手段51Y,51M,51C,51K
(レーザービーム光学走査系)が夫々並列配置されてい
る。
【0020】上記画像形成部の下方には、記録媒体52を
送り出す給送手段と、感光体ドラム2上に形成されたト
ナー像を転写する中間転写ベルト54a、及び中間転写ベ
ルト54a上のトナー像を記録媒体52に転写する二次転写
ローラ54dが配置されている。
【0021】更に、トナー画像を転写された記録媒体52
を定着する定着手段、記録媒体52を装置外へ排出し積載
する排出手段が配置されている。
【0022】ここで記録媒体52としては、例えば用紙、
OHPシート、あるいは布等である。
【0023】本実施形態の画像形成装置はクリーナーレ
スシステムの装置であり、感光体ドラム2上に残存した
転写残トナーは現像手段に取り込んでおり、転写残トナ
ーを回収貯蔵する専用のクリーナーはプロセスカートリ
ッジ内には配置していない。
【0024】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0025】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ記録媒
体52を給送するものであり、複数枚の記録媒体52を積載
収納した給送カセット53aと、給送ローラ53b、重送防
止のリタードローラ53c、給送ガイド53d、レジストロ
ーラ53gから主に構成される。
【0026】給送ローラ53bは画像形成動作に応じて駆
動回転し、給送カセット53a内の記録媒体52を一枚ずつ
分離給送する。記録媒体52は、給送ガイド53dによって
ガイドされ、搬送ローラ53e,53fを経由してレジスト
ローラ53gに搬送される。
【0027】記録媒体52が搬送された直後は、レジスト
ローラ53gは回転を停止しており、このニップ部に突き
当たることにより記録媒体52は斜行が矯正される。
【0028】画像形成動作中にレジストローラ53gは、
記録媒体52を静止待機させる非回転の動作と、記録媒体
52を中間転写ベルト54aに向けて搬送する回転の動作と
を所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の
トナー像と記録媒体52との位置合わせを行う。
【0029】[プロセスカートリッジ]プロセスカート
リッジ1Y,1M,1C,1Kは、像担持体である感光
体ドラム2の周囲に、帯電手段と現像手段を配置し、一
体的に構成している。そして、このプロセスカートリッ
ジは装置本体に対して、ユーザが容易に取り外しでき、
感光体ドラム2が寿命に至った場合に交換する。
【0030】本実施形態においては、例えば、感光体ド
ラム2の回転回数をカウントし、所定カウント数を越え
た場合に、プロセスカートリッジが寿命に至ったことを
報知するようにしている。
【0031】本実施形態の感光体ドラム2は負帯電の有
機感光体で、直径約30mmのアルミニウム製のドラム基体
上に、通常用いられる感光体層を有しており、最表層に
電荷注入層を設けている。そして、所定のプロセススピ
ード、本実施形態では約117mm/secで回転駆動される。
【0032】電荷注入層は、絶縁性樹脂のバインダに導
電性微粒子として、例えばSnO2超微粒子を分散した
材料の塗工層を用いている。
【0033】図4に示すように、感光体ドラム2の奥側
端部にはドラムフランジ2bが固定され、手前端部には
非駆動フランジ2dが固定されている。ドラムフランジ
2bと非駆動フランジ2dの中心にはドラム軸2aが貫
通しており、ドラム軸2aとドラムフランジ2b及び非
駆動フランジ2dは一体となって回転される。すなわ
ち、感光体ドラム2はドラム軸2aの軸を中心に回転さ
れる。
【0034】ドラム軸2aの手前側端部は軸受2eに回
転自在に支持され、軸受2eは軸受ケース2cに対して
固定されている。そして軸受ケース2cはプロセスカー
トリッジのフレームに対して固定されている。
【0035】[帯電手段]帯電装置としての帯電手段は
接触帯電方法を用いたものである。本実施形態において
は、帯電部材として帯電ローラ3aを用いている。
【0036】図2に示すように、この帯電ローラ3aは
芯金3bの両端部をそれぞれ不図示の軸受部材により回
転自在に保持させると共に、押しバネ3dによって感光
体ドラム方向に付勢して感光体ドラム2の表面に対して
所定の押圧力をもって圧接させており、感光体ドラム2
の回転に従動して回転する。
【0037】また、3cは帯電ローラクリーニングユニ
ットであり、本実施形態では可撓性を有するクリーニン
グフィルム3eによってクリーニングする。このクリー
ニングフィルム3eが帯電ローラ3aの長手方向に並行
に配置され、かつ同長手方向に対し一定量の往復運動を
する支持部材3fに一端側が固定され、自由端側近傍の
面において帯電ローラ3aと接触ニップを形成するよう
に配置されている。
【0038】前記支持部材3fが図示しない駆動手段に
より長手方向に一定量往復駆動されて帯電ローラ表面が
クリーニングフィルム3eで摺擦される。これにより帯
電ローラ表面の付着物(微粉トナー、外添剤など)の除
去がなされる。
【0039】[クリーナーレスシステム]本実施形態の
画像形成装置はクリーナーレスシステムを採用してい
る。このクリーナーレスシステムに関して説明する。
【0040】本実施形態の画像形成装置におけるクリー
ナーレスシステムの概要をまず説明すると、図2におい
て、転写後の感光体ドラム2上の転写残トナーを、引き
続く感光体ドラム2の回転に伴い帯電部a、露光部bを
通過させて現像部cに持ち運び、現像装置により現像同
時クリーニング(回収)するものである。
【0041】感光体ドラム2面上の転写残トナーは露光
部bを通るので露光工程はその転写残トナー上からなさ
れるが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は
現れない。
【0042】ただ転写残トナーには正規極性のもの、逆
極性のもの(反転トナー)、帯電量が少ないものが混在
しており、その内の反転トナーや帯電量が少ないトナー
が帯電部aを通過する際に帯電ローラ3aに付着するこ
とで帯電ローラ3aが許容以上にトナー汚染して帯電不
良を生じることになる。
【0043】また感光体ドラム面上の転写残トナーの現
像装置による現像同時クリーニングを効果的に行わせる
ためには、現像部cに持ち運ばれる感光体ドラム上の転
写残トナーの帯電極性が正規極性であり、かつその帯電
量が現像装置によって感光体ドラムの静電潜像を現像で
きる帯電量であることが必要である。すなわち、反転ト
ナーや帯電量が適切でないトナーについては感光体ドラ
ム上から現像装置に除去、回収できず、不良画像の原因
となってしまう。
【0044】また近年のユーザニーズの多様化に伴い、
写真画像などといった高印字率の画像などの連続印字動
作などにより、一度に大量の転写残トナーが発生し、上
述したような問題を更に助長させてしまうのである。
【0045】そこで本実施形態においては、前記転写残
トナーを効率よく回収するために、感光体ドラム2に当
接して作用するプロセス手段として転写残トナー均一化
手段3g及びトナー帯電制御手段3hを設けている。す
なわち、転写部dよりも感光体ドラム2の回転下流側の
位置において、感光体ドラム2の転写残トナーを均一化
するための、転写残トナー(残留現像剤像)均一化手段
3gを設け、この転写残トナー均一化手段3gよりも感
光体ドラム回転方向下流側で帯電部aよりも感光体ドラ
ム回転方向上流側の位置において、転写残トナーの帯電
極性を正規極性である負極性に揃えるためのトナー(現
像剤)帯電制御手段3hを設けている。
【0046】転写残トナー均一化手段3gを設けること
により、転写部dからトナー帯電制御手段3hへ持ち運
ばれる感光体ドラム上のパターン上の転写残トナーはト
ナー量が多くても、そのトナーが感光体ドラム面に分散
分布化され、非パターン化されるので、トナー帯電制御
手段3hの一部にトナーが集中することがなくなる。こ
のため、トナー帯電制御手段3hによる転写残トナーの
全体的な正規極性帯電化処理が常に十分になされて、転
写残トナーの帯電ローラ3aへの付着防止が効果的にな
される。また転写残トナー像パターンのゴースト像の発
生も防止される。
【0047】本実施形態では上記転写残トナー均一化手
段3gとトナー帯電制御手段3hは、適度の導電性を持
ったブラシ状部材であり、ブラシ部を感光体ドラム面上
に接触させて配置してある。
【0048】またこれらの手段は、図示しない駆動源に
より感光体ドラムの長手方向に移動(往復運動)するよ
うになっている。このようにすることで、転写残トナー
均一化手段3gとトナー帯電制御手段3hが感光体ドラ
ム上で同一個所に位置し続けることがなくなり、たとえ
ばトナー帯電制御手段3hの抵抗ムラによる過帯電部、
帯電不足部が存在したとしても、常に同じ感光体ドラム
面部分で起こるわけではないため、極小的な転写残トナ
ーの過帯電によって感光体ドラム上に融着が発生するこ
と、また帯電不足によって帯電ローラ3aに転写残トナ
ーが付着することが防止し、あるいは緩和される。
【0049】[露光手段]本実施形態においては、上記
感光体ドラム2への露光は、レーザー露光手段を用いて
行っている。即ち、装置本体から画像信号が送られてく
ると、この信号に対応して変調されたレーザー光Lが、
感光体ドラム2の一様帯電面に対して走査露光される。
そして、感光体ドラム2面には画像情報に対応した静電
潜像が選択的に形成される。
【0050】図1に示すように、レーザー露光手段は、
固体レーザー素子(不図示)、ポリゴンミラー51a、結
像レンズ51b、反射ミラー51c等から構成されている。
入力された画像信号に基づき発光信号発生器(不図示)
により固体レーザー素子が所定タイミングでON/OF
F発光制御される。固体レーザー素子から放射されたレ
ーザー光Lは、コリメーターレンズ系(不図示)により
略平行な光束に変換され、高速回転するポリゴンミラー
51aにより走査される。そして、結像レンズ51b、反射
ミラー51cを介して感光体ドラム2にスポット状に結像
される。
【0051】この様に感光体ドラム2面上には、レーザ
ー光走査による主走査方向の露光と、更に感光体ドラム
2が回転することによる副走査方向の露光がなされ、画
像信号に応じた露光分布が得られる。
【0052】即ち、レーザー光Lの照射及び非照射によ
り、表面電位が落ちた明部電位と、そうでない暗部電位
が形成される。そして、明部電位と暗部電位間のコント
ラストにより、画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
【0053】[現像手段]現像手段である現像装置4
は、2成分接触現像装置(2成分磁気ブラシ現像装置)
であり、図2に示すように、マグネットローラ4bを内
包した現像剤担持体である現像スリーブ4a上にキャリ
アとトナーからなる現像剤を保持している。現像スリー
ブ4aには所定間隙を有して、規制ブレード4cが設け
られ、現像スリーブ4aの矢印方向への回転に伴い、現
像スリーブ4a上に薄層の現像剤を形成する。
【0054】現像スリーブ4aは、図4に示すように、
その両側の縮径されたジャーナル部4a1にスペーサ4
kを回転可能に嵌合させることで感光体ドラム2と所定
間隙を有するように配置され、現像時においては現像ス
リーブ4a上に形成された現像剤が、感光体ドラム2に
対して接触する状態で現像できるように設定されてい
る。現像スリーブ4aは現像部において感光体ドラム2
の回転方向に対してカウンター方向である矢示の時計回
り方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0055】本実施形態において用いたトナーは、平均
粒径6μmのネガ帯電トナーを用い、磁性キャリアとし
ては飽和磁化が205emu/cm3の平均粒径35μmの磁性キャ
リアを用いた。また、トナーとキャリアを重量比6:94
で混合したものを現像剤として用いている。
【0056】現像剤が循環している現像剤収納部4h
は、両端部を除いて長手方向の隔壁4dで2つに仕切ら
れている。そして、撹拌スクリュー4eA,4eBがこ
の隔壁4dを挟んで配置されている。
【0057】トナー補給容器から補給されたトナーは、
図4に示すように、撹拌スクリュー4eBの奥側に落下
し、長手方向の前側に送られながら撹拌され、前側端の
隔壁4dのない部分を通過する。そして、撹拌スクリュ
ー4eAで更に長手方向の奥側に送られ、奥側の隔壁4
dのない部分を通り、撹拌スクリュー4eBで送られな
がら撹拌され、循環を繰り返している。
【0058】ここで感光体ドラム2に形成された静電潜
像を、現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕
像化する現像工程と現像剤の循環系について説明する。
【0059】現像スリーブ4aの回転に伴い、現像容器
内の現像剤がマグネットローラ4bの汲み上げ極で現像
スリーブ4a面に汲み上げられて搬送される。
【0060】その搬送される過程において、現像剤は現
像スリーブ4aに対して垂直に配置された規制ブレード
4cによって層厚が規制され、現像スリーブ4a上に薄
層現像剤が形成される。薄層現像剤が現像部に対応する
現像極に搬送されると、磁気力によって穂立ちが形成さ
れる。感光体ドラム2面の静電潜像は、この穂状に形成
された現像剤中のトナーによってトナー像として現像さ
れる。本実施形態においては、静電潜像は反転現像され
る。
【0061】現像部を通過した現像スリーブ4a上の薄
層現像剤は引き続き現像スリーブ4aの回転に伴い現像
容器内に入り、搬送極の反発磁界によって現像スリーブ
4a上から離脱して現像容器内の現像剤溜りに戻され
る。
【0062】現像スリーブ4aには、不図示の電源から
直流(DC)電圧および交流(AC)電圧が印加され
る。本実施の形態では、−500Vの直流電圧と、周波数2
000Hzでピーク間電圧1500Vの交流電圧が印加され、
感光体ドラム2の露光部にのみ選択的に現像している。
【0063】一般に2成分現像法においては交流電圧を
印加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆
にかぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。この
ため、通常、現像スリーブ4aに印加する直流電圧と感
光体ドラム2の表面電位間に電位差を設けることによっ
て、かぶりを防止することを実現している。より具体的
には、感光体ドラム2の露光部の電位と非露光部の電位
との間の電位のバイアス電圧を印加している。
【0064】現像によりトナーが消費されると、現像剤
中のトナー濃度が低下する。本実施形態では、撹拌スク
リュー4eBの外周面に近接した位置にトナー濃度を検
知する濃度センサ4gを配置している。現像剤内のトナ
ー濃度が所定の濃度レベルよりも低下したことをセンサ
4gで検知すると、トナー補給容器から現像装置4内に
トナーを補給する命令が出される。このトナー補給動作
により現像剤のトナー濃度が常に所定のレベルに維持管
理される。
【0065】[トナー補給容器]トナー補給容器5Y,
5M,5C,5Kは、プロセスカートリッジ1Y,1
M,1C,1Kの上方に並列配置されており、装置本体
100の正面より装着される。
【0066】図2に示すように、トナー補給容器の内部
に撹拌軸5cに固定された撹拌板5bとスクリュー5a
が配置され、容器底面にはトナーを排出する排出開口部
5fが形成されている。
【0067】スクリュー5aと撹拌軸5cは、図5に示
すように、その両端を軸受5dで回転可能に支持され、
片方の最端部には駆動カップリング(凹)5eが配置さ
れている。この駆動カップリング(凹)5eは装置本体
の駆動カップリング(凸)62bから駆動伝達を受け、回
転駆動される。スクリュー5aの外形部は、螺旋リブ形
状となっており、排出開口部5fを中心に、螺旋の捩れ
方向を反転させている。駆動カップリング(凸)62bの
回転により、所定の回転方向にスクリュー5aは回転さ
れる。そして、排出開口部5fに向かってトナーは搬送
され、排出開口部5fの開口よりトナーを自由落下さ
せ、プロセスカートリッジにトナーを補給する。撹拌板
5bの回転半径方向の先端部は傾斜しており、トナー補
給容器の壁面と摺接する際には、上記先端部はある角度
をもって当接される。具体的には、撹拌板5bの先端側
は捩られて、螺旋状態になる。このように、撹拌板5b
の先端側が捩れ傾斜することにより軸方向への搬送力が
発生し、トナーが長手方向に送られる。
【0068】なお、本実施形態のトナー補給容器は、2
成分現像法に限らず、1成分現像法を用いるプロセスカ
ートリッジまたは現像カートリッジにおいても補給可能
であり、またトナー補給容器内に収納される粉体は、ト
ナーだけに限らず、トナー及び磁性キャリアが混合され
た、いわゆる現像剤であってもよいことは言うまでもな
い。
【0069】[転写手段]転写手段である中間転写ユニ
ット54は、感光体ドラム2から順次に一次転写されて重
ねられた複数のトナー像を、一括して記録媒体52に二次
転写するものである。
【0070】中間転写ユニット54は、矢印方向に走行す
る中間転写ベルト54aを備えており、図1の矢印に示す
時計回り方向に感光体ドラム2の外周速度と略同じ周速
度で走行している。この中間転写ベルト54aは、周長約
940mmの無端状ベルトであり、駆動ローラ54b、二次転
写対向ローラ54g、従動ローラ54cの3本のローラによ
り掛け渡されている。
【0071】さらに、中間転写ベルト54a内には、転写
帯電ローラ54fY,54fM,54fC,54fKが夫々感光
体ドラム2の対向位置に回転可能に配置され、感光体ド
ラム2の中心方向に加圧されている。
【0072】転写帯電ローラ54fY,54fM,54fC,
54fKは不図示の高圧電源より給電され、中間転写ベル
ト54aの裏側からトナーと逆極性の帯電を行い、感光体
ドラム2上のトナー像を順次中間転写ベルト54aの上面
に一次転写する。
【0073】二次転写部には転写部材として二次転写ロ
ーラ54dが、二次転写対向ローラ54gに対向した位置で
中間転写ベルト54aに圧接している。二次転写ローラ54
dは、図示上下に揺動可能で且つ回転する。この時同時
に中間転写ベルト54aには、バイアスが印加されるので
中間転写ベルト54a上のトナー像は記録媒体52に転写さ
れる。
【0074】ここで中間転写ベルト54aと二次転写ロー
ラ54dは各々駆動されている。記録媒体52が二次転写部
に突入すると、所定のバイアスが二次転写ローラ54dに
印加され、中間転写ベルト54a上のトナー像は記録媒体
52に二次転写される。
【0075】この時、両者に挟まれた状態の記録媒体52
は転写工程が行われると同時に、図1の左方向に所定の
速度で搬送され、次工程である定着器56にむけて搬送さ
れる。
【0076】転写工程の最下流側である中間転写ベルト
54aの所定位置には、中間転写ベルト54aの表面に接離
可能なクリーニングユニット55が設けてあり、二次転写
後に残った転写残トナーを除去する。
【0077】クリーニングユニット55内には、転写残ト
ナーを除去するためのクリーニングブレード55aが配置
されている。クリーニングユニット55は不図示の回転中
心で揺動可能に取りつけられており、クリーニングブレ
ード55aは中間転写ベルト54aに食い込む方向に圧接し
ている。クリーニングユニット55内に取りこまれた転写
残トナーは、送りスクリュー55bにより廃トナータンク
(不図示)へ搬送され貯蔵される。
【0078】ここで中間転写ベルト54aとしてはポリイ
ミド樹脂からなるものを用いることができる。その他の
材質としてはポリイミド樹脂に限定されるものではな
く、ポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレンナ
フタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポ
リエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂などのプ
ラスチックや、フッ素系、シリコン系のゴムを好適に用
いることができる [定着部]前記現像手段によって感光体ドラム2に形成
されたトナー像は、中間転写ベルト54aを介して記録媒
体52上に転写される。そして、定着器56は、記録媒体52
に転写されたトナー像を熱を用いて記録媒体52に定着さ
せる。
【0079】図1に示すように、定着器56は、記録媒体
52に熱を加えるための定着ローラ56aと記録媒体52を定
着ローラ56aに圧接させるための加圧ローラ56bを備え
ており、各ローラ56a,56bは中空ローラである。その
内部にそれぞれヒータ(不図示)を有している。そし
て、回転駆動されることによって同時に記録媒体52を搬
送する。
【0080】即ち、トナー像を保持した記録媒体52は定
着ローラ56aと加圧ローラ56bとにより搬送されると共
に、熱及び圧力を加えられることによりトナー像が記録
媒体52に定着される。定着後の記録媒体52は、排出ロー
ラ53h,53jにより排出され、装置本体100上のトレイ5
7に積載される。
【0081】[プロセスカートリッジ及びトナー補給容
器の装着]次に、プロセスカートリッジ及びトナー補給
容器の装着手順を図2、図3、図4及び図5を用いて説
明する。
【0082】装置本体100の正面には、図3に示すよう
に、開閉自在な前ドア58が配置されており、この前ドア
58を手前に開くと、プロセスカートリッジ及びトナー補
給容器を挿入する開口部が露出される。
【0083】プロセスカートリッジを挿入する開口部に
は、回動可能に支持された芯決め板59が配置されてお
り、プロセスカートリッジを挿抜する場合は、この芯決
め板59を開放した後に行う。
【0084】装置本体100内には、図2に示すように、
プロセスカートリッジの装着を案内するガイドレール60
と、トナー補給容器の装着を案内するガイドレール61が
固定されている。
【0085】プロセスカートリッジ及びトナー補給容器
の装着方向は、感光体ドラム2の軸線方向と平行な方向
であり、ガイドレール60,61も同様な方向に配置されて
いる。プロセスカートリッジ及びトナー補給容器は、一
旦、上記ガイドレール60,61に沿って装置本体100内の
手前から奥側にスライドされ挿入される。
【0086】プロセスカートリッジが最奥部まで挿入さ
れると、図4に示すように、ドラムフランジ2bの中心
穴2fに装置本体の芯決め軸66が挿入され、感光体ドラ
ム2の奥側の回転中心位置が装置本体に対して決められ
る。また、これと同時にドラムフランジ2bに形成され
た駆動伝達部2gと駆動カップリング(凸)62aが連結
され、感光体ドラム2の回転駆動が可能となる。
【0087】本実施形態で用いた駆動伝達部2gは捩れ
た三角柱形状をなしており、本体からの駆動力が加わる
ことで駆動が伝達されると共に、感光体ドラム2を奥側
に引き込む力を発生させている。
【0088】さらに、後側板65には、プロセスカートリ
ッジを位置決めする支持ピン63が配置されており、この
支持ピン63がプロセスカートリッジのフレームに挿入さ
れ、プロセスカートリッジのフレームの位置が固定され
る。
【0089】装置本体100の手前側には、回動可能な芯
決め板59が配置されており、この芯決め板59に対してプ
ロセスカートリッジの軸受ケース2cが支持固定され
る。これら一連の挿入動作により、感光体ドラム2とプ
ロセスカートリッジは装置本体に対して位置決めされ
る。
【0090】一方、トナー補給容器は最奥部まで挿入さ
れると、図5に示すように、後側板65から突出した支持
ピン64に対して固定される。またこれと同時に駆動カッ
プリング(凹)5eと駆動カップリング(凸)62bが連
結され、スクリュー5aおよび撹拌軸5cの回転駆動が
可能となる。
【0091】[帯電手段のブラシユニット構成]次に、本
発明の帯電手段のブラシユニット構成について、図6乃
至図12を参照して説明する。なお、図6はクリーナーレ
スシステムを採用している帯電手段の概略斜視図であ
り、図7は帯電手段の概略断面図、図8は帯電手段の概
略正面図であり、図9は帯電手段の概略側面図、図10は
帯電手段のブラシユニット概略上面図、図11はブラシユ
ニットの付勢位置説明図、図12はブラシユニットとに作
用する力の概略説明図ある。
【0092】前記転写残トナー均一化手段3gとトナー
帯電量制御手段3hをユニット化したブラシユニット3
jは、図7に示すように、転写残トナー均一化手段3g
をブラシ台11aに固定支持し、ブラシ台11aは板金から
なるベースフレーム12に対して熱加締め、ビス締め、両
面テープ等により固定し、同様にトナー帯電量制御手段
3hをブラシ台11bに固定支持し、このブラシ台11bを
ベースフレーム12に固定して構成されるユニットであ
る。
【0093】ベースフレーム12の両端は、図8に示すよ
うに、軸13a,13b,13c,13dが延出しており、一方
側(駆動側)の軸13a,13bには伝達アーム部材14が取
り付けられている。転写残トナー均一化手段3gおよび
トナー帯電量制御手段3hはそれぞれ感光体ドラム2中
心方向へ向いた状態となるように角度をもって配置され
ている。
【0094】上述のようにブラシユニット3jは、転写
残トナー均一化手段3gとトナー帯電量制御手段3hを
ベースフレーム12に対し各々取り付けて一体とした状態
で、転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電量制御手
段3hは先端部が各々感光体ドラム2表面に当接するよ
う使用されるユニットである。
【0095】(ブラシユニットの駆動構成)帯電手段3
は長手方向一方端側に、図8に示すように、駆動伝達手
段としてのカップリングギア15、レシプロカム16を有
し、帯電手段3のフレーム3kに回転可能に嵌合支持さ
れている。レシプロカム16はカップリングギア15と噛み
合うカムギア16aとカム16bからなり、カムギア16aと
カム16bによりカム溝16cを形成し、連結されて一緒に
回転をする。カム溝16cには前記ブラシユニット3jの
伝達アーム部材14の突出部14aが嵌っている。画像形成
装置本体に装着されると、不図示の本体カプラーがカッ
プリングギア15と嵌合し、回転駆動力が伝達され、カッ
プリングギア15と噛み合うレシプロカム16が回転する。
【0096】レシプロカム16が回転すると、カム溝16c
に嵌っているブラシユニット3jの伝達アーム部材突出
部14aがカム溝16cに沿って長手方向に移動され、往復
運動をおこなう。本実施形態では5mmのストロークで約
0.5〜2.5秒の範囲内の一定周期で往復運動を行ってい
る。
【0097】(ブラシユニットの支持・ブラシ侵入量)
上述のブラシユニット3jにおいて、ブラシ状部材であ
る転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電量制御手段
3hは感光体ドラム2の表面に対して、感光体ドラム2
の中心方向に向けて、感光体ドラム2表面にブラシ先端
部が所定の侵入量X1、X2となるよう支持されなければ
ならない。所定の侵入量X1、X2を満足しない場合、た
とえば侵入量が少ない場合は転写残トナーが転写残トナ
ー均一化手段3gおよびトナー帯電量制御手段3hをす
り抜けやすくなり、それぞれ十分に電荷付与されず、転
写残トナーの帯電量にムラが生じてしまう。また、侵入
量が多いと転写残トナー均一化手段3gおよびトナー帯
電量制御手段3hは感光体ドラム2との接触圧が大きく
なり、転写残トナーを過大にせき止め、感光体ドラム2
表面より掻き落としてしまうおそれがある。
【0098】また、転写残トナー均一化手段3gおよび
トナー帯電量制御手段3hの姿勢が感光体ドラム2中心
方向へ向いた状態でないと同様に所定の侵入量でなくな
り、また、感光体ドラム2の回転方向に対して積極的に
カウンター状態で感光体ドラム2表面に当接してしまい
感光体ドラム2表面上の転写残トナーを掻き落としてし
まう。
【0099】そこで、本実施形態では、転写残トナー均
一化手段3gおよびトナー帯電量制御手段3hの姿勢を
各々感光体ドラム2中心方向へ向いた状態に保持し、ブ
ラシ先端部の侵入量が所定の侵入量X1、X2となるよう
制御する支持部材を設けている。
【0100】具体的には、図9に示すように、支持部材
としてのスペーサ17は表面に感光体ドラム2の表面と同
様の円弧形状部17cを有し、また、決め穴17aと長丸穴
17bを有した樹脂部材である。たとえば、ポリアセター
ル樹脂(POM)やポリフィニレンサルファイド(PP
S)、ポリアミド樹脂(ナイロン)等の摺動性に優れた
樹脂がよい。スペーサ17の決め穴17aと長丸穴17bはブ
ラシユニット3jのベースフレーム12の両端部に延出し
ている各々2本の軸13a,13b,13c,13dと長手方向
に摺動可能に嵌合し、スペーサ17に対してブラシユニッ
ト3jは回転規制されて姿勢・位置が決められる。ブラ
シユニット3jは付勢手段となる圧縮コイルバネ18に付
勢されて両端部に嵌合したスペーサ17が感光体ドラム2
の表面に所定の加圧力で当接する。本実施形態では圧縮
コイルバネ18はブラシユニット3jの両端部に嵌合した
スペーサ17に取り付けた構成とし、ブラシユニット3j
を支持しているスペーサ17自体を直接付勢している。
【0101】スペーサ17は、図9に示すように、帯電手
段3のフレーム3k長手方向所定位置に設けられている
ガイド部3mに、長手方向へは位置規制されて感光体ド
ラム2の方向へはガイド3mに沿って移動可能に係合し
ており、帯電手段3のフレーム3kとスペーサ17間で圧
縮コイルバネ18が位置している。
【0102】スペーサ17は感光体ドラム2に対して長手
方向に往復運動しないので、スペーサ17を直接付勢する
ことで往復運動に関係なく感光体ドラム2へブラシユニ
ット3jを安定して付勢することができる。
【0103】(スペーサの加圧)図12に示すように、転
写残トナー均一化手段3gおよびトナー帯電量制御手段
3hには感光体ドラム2に当接していることにより、そ
れぞれ反発力F1、F2が生じる。さらに感光体ドラム2
が回転することで回転方向への摺動摩擦力F3、F4がそ
れぞれ発生する。これによりブラシユニット3jには感
光体ドラム2が回転している際にF1,F2,F3,F4に
よるモーメントMが働き、感光体ドラム2の表面に対し
て姿勢が傾く力が作用する。
【0104】スペーサ17はブラシユニット3jを支持し
ているので、その結果、図12(b)に示すように、円弧形
状部17cの感光体ドラム回転方向上流側P部は感光体ド
ラム2と当接するが感光体ドラム2の回転方向下流側Q
部が感光体ドラム2表面から離れようとする。
【0105】そこで、本実施形態では、図11に示すよう
に、スペーサ17の圧縮コイルバネ18で付勢する位置を感
光体ドラム2との当接部P,Qの中点(当接部が複数箇
所ある場合には感光体ドラム2の回転方向において、最
上流の当接位置から最下流の当接位置の中間)よりも感
光体ドラム2の回転方向下流側へずらした位置(W)と
している。これにより、反発力F1,F2と感光体ドラム
2の回転摺動による摩擦力F3,F4から生じるモーメン
トMが生じても、スペーサ17の円弧形状部17cの当接部
P,Qが感光体ドラム2の表面へ当接するようにしてい
る。このように圧縮バネ18で加圧する位置をずらすこと
で、ブラシユニット3jに作用する力のベクトル方向と
圧縮バネ18の加圧力をつり合わすことができ、圧縮バネ
18の付勢力を強くして感光体ドラム2に過剰に加圧する
ことなくブラシユニット3jの姿勢を保持、侵入量を適
正支持することができる。
【0106】これにより、ブラシユニット3jはスペー
サ17によって姿勢を保たれた状態で感光体ドラム2表面
と所定の距離を保って位置する。すなわち、転写残トナ
ー均一化手段3gのブラシ先端部およびトナー帯電量制
御手段3hのブラシ先端部は所定の位置、感光体ドラム
2表面に対して所定の侵入量X1、X2を保たれる。
【0107】なお、各々のブラシ先端部侵入量X1、X2
は0.5〜2.5mmが好ましく、本実施形態では侵入量1.5mm
となるスペーサ形状を採用している。また、圧縮コイル
バネ18は4.9035N(0.5kgf)〜19.614N(2kgf)の範囲のバネ
圧が好ましく、本実施形態ではバネ圧を9.807N(1kgf)と
している。
【0108】上記構成により、本実施形態にのブラシユ
ニット3jは画像形成装置本体から駆動を受けると、ス
ペーサ17が感光体ドラム2表面に所定の加圧力で当接し
た状態で且つ、ブラシユニット3jの感光体ドラム2に
対する姿勢を保った状態で、ブラシユニット3jの両端
部に延出している2本の軸13a,13b,13c,13dがス
ペーサの決め穴17aおよび長丸穴17bに対して長手方向
にスラスト摺動し、前述のようにブラシユニット3jは
往復運動をする。
【0109】なお、前述した実施形態では感光体ドラム
2に当接して作用するプロセス手段として、転写残トナ
ー均一化手段3g及びトナー帯電制御手段3hの2個の
ブラシ部材を例示したが、ブラシ部材に限定する必要は
なく、また1個の部材の場合であってもよい。
【0110】
【発明の効果】本発明は前述したように、電子写真感光
体に当接して作用するプロセス手段を支持する支持部材
の付勢を所定位置にすることにより、電子写真感光体よ
り受ける反発力と電子写真感光体の回転摺動より受ける
摩擦力から生じるモーメントがあってもプロセス手段の
電子写真感光体表面に対する付勢を安定させることがで
きる。
【0111】また、プロセス手段の当接の安定のために
付勢力を増加させる必要がないため、電子写真感光体に
過剰な加圧力を与えずに姿勢保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置本体の断面図である。
【図2】プロセスカートリッジ及びトナー補給容器の断
面図である。
【図3】画像形成装置本体の概略斜視図である。
【図4】プロセスカートリッジの長手断面図である。
【図5】トナー補給容器の長手断面図である。
【図6】クリーナーレスシステムを採用している帯電手
段の概略斜視図である。
【図7】帯電手段の概略断面図である。
【図8】帯電手段の概略正面図である。
【図9】帯電手段の概略側面図である。
【図10】帯電手段のブラシユニット概略上面図であ
る。
【図11】ブラシユニットの付勢位置説明図である。
【図12】ブラシユニットに作用する力の概略説明図で
ある。
【符号の説明】
L …レーザー光 1Y,1M,1C,1K …プロセスカートリッジ 2 …感光体ドラム 2a …ドラム軸 2b …ドラムフランジ 2c …軸受ケース 2d …非駆動フランジ 2e …軸受 2f …中心穴 2g …駆動伝達部 3 …帯電手段 3a …帯電ローラ 3b …芯金 3c …帯電ローラクリーニングユニット 3d …バネ 3e …クリーニングフィルム 3f …支持部材 3g …転写残トナー均一化手段 3h …トナー帯電制御手段 3j …ブラシユニット 3k …フレーム 3m …ガイド部 4a …現像スリーブ 4a1 …ジャーナル部 4b …マグネットローラ 4c …規制ブレード 4d …隔壁 4eA,4eB …撹拌スクリュー 4g …濃度センサ 4h …現像剤収納部 4k …スペーサ 5Y,5M,5C,5K …トナー補給容器 5a …スクリュー 5b …撹拌板 5c …撹拌軸 5d …軸受 5e …駆動カップリング 5f …排出開口部 11a …ブラシ台 11b …ブラシ台 12 …ベースフレーム 13a,13b,13c,13d …軸 14 …伝達アーム部材 14a …突出部 15 …カップリングギア 16 …レシプロカム 16a …カムギア 16b …カム 16c …カム溝 17 …スペーサ 17a …決め穴 17b …長丸穴 17c …円弧形状部 18 …圧縮コイルバネ 51Y,51M,51C,51K …露光手段 51a …ポリゴンミラー 51b …結像レンズ 51c …反射ミラー 52 …記録媒体 53a …給送カセット 53b …給送ローラ 53c …リタードローラ 53d …給送ガイド 53e,53f …搬送ローラ 53g …レジストローラ 53h,53j …排出ローラ 54 …中間転写ユニット 54a …中間転写ベルト 54b …駆動ローラ 54c …従動ローラ 54d …二次転写ローラ 54fY,54fM,54fC,54fK …転写帯電ローラ 54g …二次転写対向ローラ 55 …クリーニングユニット 55a …クリーニングブレード 56 …定着器 56a …定着ローラ 56b …加圧ローラ 57 …トレイ 58 …前ドア 59 …芯決め板 60,61 …ガイドレール 62b …駆動カップリング 63,64 …支持ピン 65 …後側板 66 …芯決め軸 100 …装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 明良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA29 DA06 DA08 DA15 2H077 AA37 2H134 GA01 GB02 HF13 JA05 JA11 KF02 KH01 KH11 KH15 MA02 2H200 FA02 FA08 GA12 GA16 GA23 GA34 GA47 GB25 GB32 GB37 GB44 HA02 HB07 HB12 JA02 JC04 JC09 LA03 LA06 LA12 LA19 LA40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体である電子写真感光体に当接して
    作用するプロセス手段を支持するプロセス手段支持機構
    であって、 前記プロセス手段を支持するとともに、前記電子写真感
    光体表面に当接して該電子写真感光体に対するプロセス
    手段の姿勢を保持する支持部材と、 前記プロセス手段を前記電子写真感光体に所定圧で当接
    するように前記支持部材を付勢する付勢手段と、 を有し、 前記支持部材への付勢位置が、前記電子写真感光体の回
    転方向において、該電子写真感光体に対する前記プロセ
    ス手段の当接部の中点よりも下流側であることを特徴と
    するプロセス手段支持機構。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は前記電子写真感光体と当
    接する対向部が該電子写真感光体表面と略同一半径の円
    弧形状を有し、前記プロセス手段が前記電子写真感光体
    の回転中心方向へ向くように姿勢を保持していることを
    特徴とする請求項1に記載のプロセス手段支持機構。
  3. 【請求項3】 前記プロセス手段はブラシ部材であり、
    前記支持部材は前記ブラシ部材のブラシ先端が前記電子
    写真感光体の回転中心方向へ該電子写真感光体表面に対
    して所定の侵入量となるよう保持することを特徴とする
    請求項1記載のプロセス手段支持機構。
  4. 【請求項4】 前記中点は、前記当接部が複数ある場合
    には前記電子写真感光体の回転方向において、最上流の
    当接位置から最下流の当接位置の中間であることを特徴
    とする請求項1記載のプロセス手段支持機構。
  5. 【請求項5】 回転体である電子写真感光体を帯電する
    帯電装置において、 前記電子写真感光体に当接して作用するプロセス手段を
    有し、前記プロセス手段を請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載のプロセス手段支持機構によって支持す
    ることを特徴とする帯電装置。
  6. 【請求項6】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 回転体である電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に当接して作用するプロセス手段を
    有し、前記プロセス手段を請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載のプロセス手段支持機構によって支持す
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 回転体である電子写真感光体に形成した
    潜像を現像手段で現像して記録媒体に転写する電子写真
    画像形成装置において、 前記電子写真感光体に当接して作用するプロセス手段を
    有し、前記プロセス手段を請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載のプロセス手段支持機構によって支持す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は、電子写真感光体に
    形成した像を記録媒体に転写後に前記電子写真感光体に
    残留した現像剤を現像手段に回収することを特徴とする
    請求項7記載の電子写真画像形成装置。
JP2001393094A 2001-12-26 2001-12-26 プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Expired - Fee Related JP3943929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393094A JP3943929B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001393094A JP3943929B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003195595A true JP2003195595A (ja) 2003-07-09
JP3943929B2 JP3943929B2 (ja) 2007-07-11

Family

ID=27600167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001393094A Expired - Fee Related JP3943929B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3943929B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195700A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ricoh Co Ltd ベルト走行安定化装置及び画像形成装置
JP2008046194A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sharp Corp 潤滑剤供給装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195700A (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ricoh Co Ltd ベルト走行安定化装置及び画像形成装置
JP4689162B2 (ja) * 2003-12-26 2011-05-25 株式会社リコー ベルト走行安定化装置及び画像形成装置
JP2008046194A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sharp Corp 潤滑剤供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3943929B2 (ja) 2007-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6834175B2 (en) Developer agitating member
JP3913153B2 (ja) 給電接点部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3432218B2 (ja) プロセスカートリッジ、負荷発生部材及び電子写真画像形成装置
JP4314006B2 (ja) 画像形成装置
JP4672893B2 (ja) 現像剤補給容器、及び画像形成装置
JP2003215917A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004151563A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3890227B2 (ja) プロセス手段移動機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2003162203A (ja) ユニット及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及びトナーカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004101690A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004126018A (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP2002296884A (ja) 現像剤搬送部材、現像剤補給容器及び画像形成装置
JP4886127B2 (ja) カートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP3913006B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP4666848B2 (ja) 画像形成装置
JP3919516B2 (ja) トナー処理装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2004077758A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP3943929B2 (ja) プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004117726A (ja) 支持部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3774657B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP2003084625A (ja) プロセス手段及びプロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置
JP2004126002A (ja) 保護部材、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置
JP2003167476A (ja) トナー処理装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP4669148B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004078006A (ja) 現像装置、帯電装置及びプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees