JP2003194387A - 氷蓄熱装置 - Google Patents

氷蓄熱装置

Info

Publication number
JP2003194387A
JP2003194387A JP2001392960A JP2001392960A JP2003194387A JP 2003194387 A JP2003194387 A JP 2003194387A JP 2001392960 A JP2001392960 A JP 2001392960A JP 2001392960 A JP2001392960 A JP 2001392960A JP 2003194387 A JP2003194387 A JP 2003194387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brine
heat storage
ice
ice heat
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001392960A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Shibuya
誠司 渋谷
Masayoshi Toyofuku
正嘉 豊福
Junji Ogata
潤司 緒方
Hiroo Kabune
浩男 株根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001392960A priority Critical patent/JP2003194387A/ja
Publication of JP2003194387A publication Critical patent/JP2003194387A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量調整弁が不要になって圧力損失や動力が
少なくなり応答性を向上させることができる氷蓄熱装置
を提供する。 【解決手段】 冷凍機が停止した状態でブラインポンプ
3cを作動させると、蓄熱コイル2a内を流れるブライ
ンがこの蓄熱コイル2aの外周面の氷により0°Cに冷
却され、この冷却されたブラインがブライン供給配管3
a、熱交換器4の伝熱管4aに到達する。伝熱管4a内
の冷却されたブラインは、伝熱管4b内の昇温された冷
却水と熱交換することにより、ブラインは昇温し冷却水
は冷却される。冷却水供給配管5a内を流れる冷却水の
温度を温度センサ5dが検出し、この温度センサ5dの
検出結果に基づいて制御装置7が空気ポンプ2cをイン
バータ制御する。その結果、空気ポンプ2cが供給する
空気量が変化して、氷蓄熱槽2内の水をバブリングする
バブリング量が調整され容量が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、氷から水又は水
から氷への状態変化に伴う潜熱を利用する氷蓄熱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の氷蓄熱装置(従来例1)
の構成図である。図8に示す従来の氷蓄熱装置(従来例
1)101は、水及びこの水が凍結した氷を貯蔵する氷
蓄熱槽102と、ブラインが流れるブライン配管103
と、冷却水が流れる冷却水配管105と、氷蓄蓄熱装置
1全体の動作を制御する制御装置(コントローラ)10
7と、ブラインを冷却して氷蓄熱槽102内の水を製氷
する冷凍機108などから構成されている。
【0003】氷蓄熱槽102は、凍結温度が0°C以下
のエチレングリコール水溶液などの不凍液であるブライ
ンが流れる蓄熱コイル102aと、この氷蓄熱槽102
内をバブリングした後の空気をこの氷蓄熱槽102の上
方から下方に導く空気配管102bと、この空気配管1
02bに設けられ氷蓄熱槽102内をバブリングする空
気を供給する空気ポンプ102cなどを備えている。
【0004】ブライン配管103は、氷蓄熱槽102に
よって冷却されたブラインを熱交換器104に供給する
ブライン供給配管103aと、熱交換後のブラインを氷
蓄熱槽102に戻すブライン戻り配管103bと、ブラ
イン配管103を流れるブラインを氷蓄熱槽102と熱
交換器104との間で循環させるブラインポンプ103
cと、氷蓄熱槽102に流れるブラインの一部をバイパ
スさせるバイパス配管103dと、このバイパス配管1
03dに流れるブラインの流量を調整するブライン流量
調整弁103eなどを備えている。
【0005】冷却水配管105は、熱交換器104によ
って冷却された冷却水を出力装置106に供給する冷却
水供給配管105aと、昇温後の冷却水を熱交換器10
4に戻す冷却水戻り配管105bと、熱交換器104と
出力装置106との間で冷却水を循環させる冷却水ポン
プ105cと、冷却水供給配管105a内を流れる冷却
水の温度を検出する温度センサ105dなどを備えてい
る。
【0006】冷凍機108は、ブラインを冷却するター
ボ冷凍機(ブラインチラー)である。冷凍機108は、
この冷凍機108によって冷却されたブラインを氷蓄熱
槽102に供給するブライン供給配管108aと、昇温
後のブラインを冷凍機108に戻すブライン戻り配管1
08bと、氷蓄熱槽102からのブラインの流れを熱交
換器104又は冷凍機108に切り替える切替弁108
cなどを備えている。
【0007】この従来の氷蓄熱装置101では、冷凍機
108によって製氷運転を行う場合や氷蓄熱槽102の
みによって冷却水を冷却する場合に、切替弁108cの
開閉を制御装置107が制御する。また、従来の氷蓄熱
装置101では、熱交換器104には一定流量のブライ
ンが流れており、温度センサ105dの検出結果に基づ
いてブライン流量調整弁103eの開度を制御装置10
7が調整して、蓄熱コイル102aに流れるブラインの
流量を変化(蓄熱コイルをバイパス変流量)させ氷蓄熱
槽102の容量を制御している。
【0008】図9は、従来の氷蓄熱装置(従来例2)の
構成図である。以下では、図8に示す部分と同一の部分
に付いては、同一の番号を付して詳細な説明を省略する
とともに、冷凍機108については図示を省略する。図
9に示す従来の氷蓄熱装置(従来例2)110では、図
8に示すバイパス配管103d及びブライン流量調整弁
103eが省略されている。この従来の氷蓄熱装置11
0は、ブライン配管103に接続され熱交換器104に
流れるブラインをバイパスさせるバイパス配管103f
と、このバイパス配管103fを流れるブラインの流量
を調整するブライン流量調整弁103gとを備えてい
る。この従来の氷蓄熱装置110では、蓄熱コイル10
2aには一定流量のブラインが流れており、温度センサ
105dの検出結果に基づいてブライン流量調整弁10
3gの開度を制御装置107が調整して、熱交換器10
4に流れるブラインの流量を変化(熱交換器をバイパス
変流量)させ、氷蓄熱槽102の容量を制御している。
【0009】図10は、従来の氷蓄熱装置(従来例3)
の構成図である。図10に示す従来の氷蓄熱装置(従来
例3)120では、図8に示すバイパス配管103d及
びブライン流量調整弁103eが省略されている。この
従来の氷蓄熱装置120は、ブライン配管103を流れ
るブラインの流量を調整するブライン流量調整弁103
hがブライン配管103に設けられている。この従来の
氷蓄熱装置120では、温度センサ105dの検出結果
に基づいてブライン流量調整弁103hの開度を制御装
置107が調整して、蓄熱コイル102a及び熱交換器
104に流れるブラインの流量を変化(蓄熱コイル及び
熱交換器を変流量)させ氷蓄熱槽102の容量を制御し
ている。
【0010】図11は、従来の氷蓄熱装置(従来例4)
の構成図である。図11に示す従来の氷蓄熱装置(従来
例4)130では、図8に示すバイパス配管103d及
びブライン流量調整弁103eが省略されている。この
従来の氷蓄熱装置130は、温度センサ105dの検出
結果に基づいてブラインポンプ103cの回転数を制御
装置107がインバータ制御して、蓄熱コイル102a
及び熱交換器104に流れるブラインの流量を変化(蓄
熱コイル及び熱交換器を変流量)させ氷蓄熱槽102の
容量を制御している。
【0011】図8〜図11に示す従来の氷蓄熱装置10
1,110,120,130では、蓄熱コイル102a
に流れるブラインの流量を変化させてこの蓄熱コイル1
02a内の伝熱係数を変化させたり、蓄熱コイル102
aへの入口温度が変わることによって対数平均温度差が
変わり蓄熱コイル102aにおける融解熱量を変化させ
て容量を制御する方法が採用されていた。また、従来の
氷蓄熱装置101,110,120,130では、冷熱
取出時に、蓄熱コイル102a外面の伝熱を促進するた
め空気ポンプ102cによって一定量の空気を送り込
み、空気(泡)の随伴流により伝熱を促進していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の氷蓄熱
装置101,110,120,130では、ブライン流
量調整弁103e,103g,103hなどが必要にな
って、圧力損失が大きく動力が余計に必要であった。ま
た、ブラインが蓄熱コイル102a内を流れる時間がか
かり比較的応答が遅かった。さらに、氷蓄熱槽102内
に残っている氷の量によって伝熱係数が大きく変化して
いた。
【0013】この発明の課題は、流量調整弁が不要にな
って圧力損失や動力が少なくなり応答性を向上させるこ
とができる氷蓄熱装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る氷蓄熱装
置は、ブラインが流れる蓄熱コイルを有し、このブライ
ンとの間で熱交換する水及びこの水が凍結した氷を貯蔵
する氷蓄熱槽と、前記氷蓄熱槽内の水をバブリングする
空気を供給する空気ポンプとを備える氷蓄熱装置であっ
て、前記空気の供給量を調整してバブリング量を制御す
る制御装置を備えることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、空気バブリング量を変
化させることで伝熱特性を変化させることができる。そ
の結果、制御弁などが不要になりポンプ動力が少なくな
るとともに応答性を向上させることができる。
【0016】ここで、前記制御装置は、前記空気ポンプ
をインバータ制御することが好ましい。このような構成
にすることによって、空気ポンプのインバータの回転数
を変更及び調整することで蓄熱コイルの伝熱特性を変化
し、融解熱量を変化させて容量を制御することができ
る。
【0017】また、前記空気の流量を調整する空気流量
調整弁を備え、前記制御装置は、前記空気流量調整弁の
開度を調整することが好ましい。このような構成を採用
することで融解熱量を変化させて容量を制御することが
できる。
【0018】この発明に係る氷蓄熱装置は、前記氷蓄熱
槽によって冷却された前記ブラインを熱交換器に供給
し、熱交換後の前記ブラインを前記氷蓄熱槽に戻すブラ
イン配管と、前記ブライン配管から前記氷蓄熱槽に流入
する前記ブラインの一部をバイパスさせるバイパス配管
と、前記バイパス配管に流入する前記ブラインの流量を
調整するブライン流量調整弁とを備え、前記制御装置
は、前記ブライン流量調整弁の開度を調整することが好
ましい。
【0019】また、前記氷蓄熱槽によって冷却された前
記ブラインを熱交換器に供給し、熱交換後の前記ブライ
ンを前記氷蓄熱槽に戻すブライン配管と、前記ブライン
配管から前記熱交換器に流入する前記ブラインの一部を
バイパスさせるバイパス配管と、前記バイパス配管に流
入する前記ブラインの流量を調整するブライン流量調整
弁とを備え、前記制御装置は、前記ブライン流量制御弁
の開度を調整することが好ましい。
【0020】さらに、前記氷蓄熱槽によって冷却された
前記ブラインを熱交換器に供給し、熱交換後の前記ブラ
インを前記氷蓄熱槽に戻すブライン配管と、前記ブライ
ン配管を通過する前記ブラインの流量を調整するブライ
ン流量調整弁を備え、前記制御装置は、前記ブライン流
量調整弁の開度を調整することが好ましい。
【0021】このような構成にすることでより一層きめ
細かい制御が可能になり応答性を向上させることができ
る。
【0022】この発明に係る氷蓄熱装置は、前記氷蓄熱
槽と前記熱交換器との間で前記ブラインを循環させるブ
ラインポンプを備え、前記制御装置は、前記ブラインポ
ンプをインバータ制御することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明す
る。図1は、この発明の第1実施形態に係る氷蓄熱装置
の構成図である。以下では、図8〜図11に示す部分と
同一の部分については、対応する番号を付して詳細な説
明を省略し、図8に示す冷凍機108については図示を
省略する。氷蓄熱装置1は、氷から水又は水から氷への
状態変化に伴う潜熱を利用する装置である。氷蓄熱装置
1は、図1に示すように、氷蓄熱槽2、ブライン配管
3、熱交換器4、冷却水配管5、出力装置6及び制御装
置7などを備えている。
【0024】氷蓄熱槽2は、ブラインとの間で熱交換す
る水及びこの水が凍結した氷を貯蔵する。氷蓄熱槽2
は、いわゆるスタティック型であり、蓄熱コイル2aの
外側面の水が氷として成長するようになっている。氷蓄
熱槽2には、内部にブラインが流れる複数個の蛇管状の
蓄熱コイル2aと、氷蓄熱槽2の上部から氷蓄熱槽2の
底部に空気を循環させる空気配管2bと、氷蓄熱槽2内
の水をバブリングする空気を供給する空気ポンプ2cな
どを備えている。空気ポンプ2cは、インバータ制御に
よって回転数が制御される。
【0025】ブライン配管3は、氷蓄熱槽2によって冷
却されたブラインを熱交換器4に供給するブライン供給
配管3aと、熱交換後のブラインを氷蓄熱槽2に戻すブ
ライン戻り配管3bと、氷蓄熱槽2と熱交換器4との間
でブラインを循環させるブラインポンプ3cとから構成
されている。ブライン供給配管3aは、一端が蓄熱コイ
ル2aの出口側に接続されており、他端が熱交換器4の
伝熱管4aの入口側に接続されている。ブライン戻り配
管3bは、一端が熱交換器4の伝熱管4aの出口側に接
続されており、他端が蓄熱コイル2aの入口側に接続さ
れている。ブラインポンプ3cは、ブライン供給配管3
aの途中に設けられている。
【0026】熱交換器4は、ブラインが流れる伝熱管4
aと、冷却水が流れる伝熱管4bとを備えている。伝熱
管4aは、冷却されたブラインを受け入れて冷却水と熱
交換させて、昇温後のブラインを氷蓄熱槽2に戻す。伝
熱管4bは、外部負荷である空調機などの出力装置6か
ら昇温された冷却水を受け入れてブラインと熱交換させ
て、冷却後の冷却水を出力装置6に供給する。
【0027】冷却水配管5は、熱交換器4によって冷却
された冷却水を出力装置6に供給する冷却水供給配管5
aと、昇温後の冷却水を熱交換器4に戻す冷却水戻り配
管5bと、熱交換器4と出力装置6との間で冷却水を循
環させる冷却水ポンプ5cと、冷却水供給配管5a内を
流れる冷却水の温度を検出する温度センサ5dとから構
成されている。冷却水供給配管5aは、一端が伝熱管4
bの出口側に接続されており、他端が出力装置6の入口
側に接続されている。冷却水戻り配管5bは、一端が出
力装置6の出口側に接続されており、他端が伝熱管4b
の入口側に接続されている。冷却水ポンプ5cは、冷却
水戻り配管5bの途中に設けられており、温度センサ5
dは冷却水供給配管5aの途中に設けられている。
【0028】制御装置7は、空気の供給量を調整してバ
ブリング量を制御するコントローラである。制御装置7
は、温度センサ5dの検出結果に基づいて空気ポンプ2
cをインバータ制御する。
【0029】図2は、この発明の第1実施形態に係る氷
蓄熱装置における空気バブリング量に対する伝熱係数の
変化を示すグラフである。図2は、空気バブリング量と
蓄熱コイル2aの伝熱特性との関係をモデルテストによ
って得たグラフであり、縦軸は総括伝熱係数U(kca
l/m2 h°C)であり横軸はIPF(氷充填率:Ice
Packing Factor)である。図2に示すように、空気バブ
リング量Ga(m3 /h)が大きくなると総括伝熱係数
Uも大きくなり、空気バブリング量Gaを僅かに変化さ
せることによって、総括伝熱係数Uが大きく変化するこ
とが分かる。この発明の第1実施形態では、空気ポンプ
2cのインバータの周波数を制御装置7によって変更調
整することによって、蓄熱コイル2aの伝熱特性を変化
させて融解熱量を変化させて容量を制御する。
【0030】次に、この発明の第1実施形態に係る氷蓄
熱装置の動作を説明する。氷蓄熱装置1は、夜間の深夜
電力を利用して冷凍機によって製氷運転を行って、氷蓄
熱槽2内に所定量の氷を生成する。氷蓄熱槽2によって
出力装置6に供給する冷却水を冷却する場合には、冷凍
機が停止した状態でブラインポンプ3cを作動させる。
その結果、蓄熱コイル2a内を流れるブラインがこの蓄
熱コイル2aの外周面の氷により0°Cに冷却され、こ
の冷却されたブラインがブライン供給配管3a、熱交換
器4の伝熱管4aに到達する。熱交換器4の伝熱管4b
には、出力装置6により昇温された冷却水が冷却水戻り
配管5bを経て流入される。このとき、伝熱管4a内の
冷却されたブラインは、伝熱管4b内の昇温された冷却
水と熱交換することにより、ブラインは昇温し冷却水は
冷却される。冷却された冷却水は、冷却水供給配管5a
を経て、出力装置6に供給される。一方、昇温したブラ
インは、ブライン戻り配管3bを経て、氷蓄熱槽2に戻
る。冷却水供給配管5a内を流れる冷却水の温度を温度
センサ5dが検出し、この温度センサ5dの検出結果に
基づいて制御装置7が空気ポンプ2cをインバータ制御
する。その結果、空気ポンプ2cが供給する空気量が変
化して、氷蓄熱槽2内の水をバブリングするバブリング
量が調整され容量が制御される。
【0031】(第2実施形態)図3は、この発明の第2
実施形態に係る氷蓄熱装置の構成図である。この氷蓄熱
装置9は、空気の流量を調整する空気流量調整弁2dを
備えている。この空気流量調整弁2dは、空気配管2b
の途中に空気ポンプ2cと直列に配置されている。制御
装置7は、空気ポンプ2cの空気供給量を一定に制御
し、空気流量調整弁2dの開度を調整してバブリング量
を制御する。従って、空気ポンプ2cについては、イン
バータ制御を必須とするものではない。
【0032】(第3実施形態)図4は、この発明の第3
実施形態に係る氷蓄熱装置の構成図である。この氷蓄熱
装置10は、氷蓄熱槽2に流入するブラインの一部をバ
イパスさせるバイパス配管3dと、このバイパス配管3
d内を流れるブラインの流量を調整するブライン流量調
整弁3eとを備えている。バイパス配管3dは、一端が
ブライン供給配管3aに接続され、他端がブライン戻り
配管3bに接続されている。制御装置7は、空気ポンプ
2cの空気供給量を調整するとともに、ブライン流量調
整弁3eの開度を調整して容量を制御する。
【0033】(第4実施形態)図5は、この発明の第4
実施形態に係る氷蓄熱装置の構成図である。この氷蓄熱
装置11は、熱交換器4に流入するブラインの一部をバ
イパスさせるバイパス配管3fと、このバイパス配管3
f内を流れるブラインの流量を調整するブライン流量調
整弁3gとを備えている。バイパス配管3fは、一端が
ブライン供給配管3aに接続され、他端がブライン戻り
配管3bに接続されている。制御装置7は、空気ポンプ
2cの空気供給量を調整するとともに、ブライン流量調
整弁3gの開度を調整して容量を制御する。
【0034】(第5実施形態)図6は、この発明の第5
実施形態に係る氷蓄熱装置の構成図である。この氷蓄熱
装置12は、ブライン供給配管3a内を流れるブライン
の流量を調整するブライン流量調整弁3hを備える。制
御装置7は、空気ポンプ2cの空気供給量を調整すると
ともに、ブライン流量調整弁3hの開度を調整して容量
を制御する。
【0035】(第6実施形態)図7は、この発明の第6
実施形態に係る氷蓄熱装置の構成図である。この氷蓄熱
装置13は、制御装置7が空気ポンプ2cの空気供給量
を調整するとともに、ブラインポンプ3cをインバータ
制御してブラインの流量を調整し容量を制御する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による
と、氷蓄熱槽内の水をバブリングする空気の供給量を調
整してバブリング量を制御するので、流量調整弁が不要
になって圧力損失や動力が少なくなり応答性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図2】 この発明の第1実施形態に係る氷蓄熱装置に
おける空気バブリング量に対する伝熱係数の変化を示す
グラフである。
【図3】 この発明の第2実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図4】 この発明の第3実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図5】 この発明の第4実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図6】 この発明の第5実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図7】 この発明の第6実施形態に係る氷蓄熱装置の
構成図である。
【図8】 従来の氷蓄熱装置(従来例1)の構成図であ
る。
【図9】 従来の氷蓄熱装置(従来例2)の構成図であ
る。
【図10】 従来の氷蓄熱装置(従来例3)の構成図で
ある。
【図11】 従来の氷蓄熱装置(従来例4)の構成図で
ある。
【符号の説明】
1,9,10,11,12,13 氷蓄熱装置 2 氷蓄熱槽 2a 蓄熱コイル 2b 空気配管 2c 空気ポンプ 2d 空気流量調整弁 3 ブライン配管 3a ブライン供給配管 3b ブライン戻り配管 3c ブラインポンプ 3d,3f バイパス配管 3e,3g,3h ブライン流量調整弁 4 熱交換器 5 冷却水配管 5a 冷却水供給配管 5b 冷却水戻り配管 5c 冷却水ポンプ 5d 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 潤司 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 株根 浩男 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3L060 EE33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインが流れる蓄熱コイルを有し、こ
    のブラインとの間で熱交換する水及びこの水が凍結した
    氷を貯蔵する氷蓄熱槽と、 前記氷蓄熱槽内の水をバブリングする空気を供給する空
    気ポンプと、 を備える氷蓄熱装置であって、 前記空気の供給量を調整してバブリング量を制御する制
    御装置を備えること、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の氷蓄熱装置において、 前記制御装置は、前記空気ポンプをインバータ制御する
    こと、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の氷蓄熱装
    置において、 前記空気の流量を調整する空気流量調整弁を備え、 前記制御装置は、前記空気流量調整弁の開度を調整する
    こと、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の氷蓄熱装置において、 前記氷蓄熱槽によって冷却された前記ブラインを熱交換
    器に供給し、熱交換後の前記ブラインを前記氷蓄熱槽に
    戻すブライン配管と、 前記ブライン配管から前記氷蓄熱槽に流入する前記ブラ
    インの一部をバイパスさせるバイパス配管と、 前記バイパス配管に流入する前記ブラインの流量を調整
    するブライン流量調整弁とを備え、 前記制御装置は、前記ブライン流量調整弁の開度を調整
    すること、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の氷蓄熱装置において、 前記氷蓄熱槽によって冷却された前記ブラインを熱交換
    器に供給し、熱交換後の前記ブラインを前記氷蓄熱槽に
    戻すブライン配管と、 前記ブライン配管から前記熱交換器に流入する前記ブラ
    インの一部をバイパスさせるバイパス配管と、 前記バイパス配管に流入する前記ブラインの流量を調整
    するブライン流量調整弁とを備え、 前記制御装置は、前記ブライン流量制御弁の開度を調整
    すること、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の氷蓄熱装置において、 前記氷蓄熱槽によって冷却された前記ブラインを熱交換
    器に供給し、熱交換後の前記ブラインを前記氷蓄熱槽に
    戻すブライン配管と、 前記ブライン配管を通過する前記ブラインの流量を調整
    するブライン流量調整弁を備え、 前記制御装置は、前記ブライン流量調整弁の開度を調整
    すること、 を特徴とする氷蓄熱装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の氷蓄熱装置において、 前記氷蓄熱槽と前記熱交換器との間で前記ブラインを循
    環させるブラインポンプを備え、 前記制御装置は、前記ブラインポンプをインバータ制御
    すること、 を特徴とする氷蓄熱装置。
JP2001392960A 2001-12-26 2001-12-26 氷蓄熱装置 Withdrawn JP2003194387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392960A JP2003194387A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 氷蓄熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392960A JP2003194387A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 氷蓄熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003194387A true JP2003194387A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27600072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392960A Withdrawn JP2003194387A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 氷蓄熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003194387A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104329749A (zh) * 2014-09-17 2015-02-04 中山市蓝水能源科技发展有限公司 一种水蓄冷制冷装置
CN112460704A (zh) * 2020-11-23 2021-03-09 珠海格力电器股份有限公司 一种冰蓄冷系统的控制装置、方法和冰蓄冷系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104329749A (zh) * 2014-09-17 2015-02-04 中山市蓝水能源科技发展有限公司 一种水蓄冷制冷装置
CN112460704A (zh) * 2020-11-23 2021-03-09 珠海格力电器股份有限公司 一种冰蓄冷系统的控制装置、方法和冰蓄冷系统
CN112460704B (zh) * 2020-11-23 2021-12-14 珠海格力电器股份有限公司 一种冰蓄冷系统的控制装置、方法和冰蓄冷系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101981389B (zh) 制冷装置
US5388420A (en) Heat storage type air conditioner, and defrosting method
JP5261170B2 (ja) 熱負荷処理システム、及び、熱源システム
TW522214B (en) Temperature adjusting device for thermal fluid medium
CN105823213A (zh) 热泵热水器
JP2009236403A (ja) 地熱利用ヒートポンプ装置
JP2003194387A (ja) 氷蓄熱装置
JP2597926B2 (ja) 低温度冷水製造蓄熱システム
JP4369331B2 (ja) 過冷却水ダイナミック式氷蓄熱槽装置
KR20050050536A (ko) 히트펌프를 이용한 냉난방시스템
JP2003214682A (ja) 比例制御弁を用いたブラインの温度制御装置
JP3050114B2 (ja) 蓄氷型冷水装置の制御方法
JPS59107130A (ja) 冷凍機の運転装置
JP2004233009A (ja) 蓄氷型冷水装置の運転制御方法
CN206944460U (zh) 热水器
JP2005180822A (ja) 冷却装置
JP2005321852A (ja) 熱負荷予測制御システム
JP2004085008A (ja) 水和物スラリ製造システムおよびその運転方法
JP2000039229A (ja) 空気調和装置
JP2005016947A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2023159767A (ja) 冷却システム及び水中ビークル
JP2002081793A (ja) 温調装置
JPH01142356A (ja) 空気調和装置
JP2023079334A (ja) 冷蔵庫
JPH09166339A (ja) 冷水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301