JP2023159767A - 冷却システム及び水中ビークル - Google Patents

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亮太 塚本
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Abstract

【課題】海水によって間接的に冷却される凝縮器を含む冷凍装置を備えた冷却システムにおいて、冷凍装置の熱負荷の変動を抑制する構成を提供する。【解決手段】冷却システムは、圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び、蒸発器が順に配管で接続されて冷媒が循環する冷凍回路を有する冷凍装置と、凝縮器で冷媒と熱交換する一次側冷却水が流れる一次側冷却水回路と、蒸発器で冷媒と熱交換する二次側冷却水が流れる二次側冷却水回路と、海水が流れる海水ラインと、海水と一次側冷却水とを熱交換させる熱交換器と、凝縮器へ流入する一次側冷却水の温度を検出する第1温度センサと、熱交換器を流れる海水又は一次側冷却水の流量を調整する第1流量調整弁と、第1温度センサで検出された一次側冷却水の検出温度に基いて一次側冷却水の温度が所定の目標温度となるように第1流量調整弁の弁開度を調整するコントローラと、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、水中ビークルに搭載される冷却システムに関する。
従来から、水中作業船や潜水艇などの水中を航走する水中ビークルでは、発熱機器の冷却や生活空間の空調のための冷却システムに海水が利用される。冷却システムには、冷凍サイクルを実現する冷凍装置を備えるものがある。冷凍装置は、低圧ガス状の冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮により高圧ガス状となった冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮により高圧液体状となった冷媒を膨張する膨張弁と、膨張により低圧液体状となった冷媒を蒸発させる蒸発器とが順に配管で接続されて冷媒が循環する冷凍回路を備える。凝縮器では海水を利用して冷媒が冷却され、蒸発器では冷媒の蒸発により被冷却流体が冷却される。例えば、特許文献1では、この種の冷却システムを備えた水中ビークルが開示されている。
特許文献1に開示された水中ビークルは、海水を利用する冷凍装置を備えた潜水艦である。この潜水艦は、内殻と外殻からなる二重殻の艦体を備え、内殻と外殻の間に海水が充填された空間を有する。冷凍装置は、この空間に配置された冷却器と、内殻内に配置された冷凍回路とを備える。冷却器と冷凍回路の凝縮器との間には、流体(海水又は清水)が強制循環される密閉循環路が設けられている。密閉循環路を循環する流体は、冷却器で海水によって冷却され、凝縮器へ流入して凝縮器を冷却する。つまり、凝縮器は、海水によって間接的に冷却される。
実開昭56-168494号公報
特許文献1に記載の冷凍装置のように、海水を直接的又は間接的に利用して凝縮器を冷却する構成においては、凝縮器における冷媒の冷却度合が周囲の海水温度の影響を受けて変動することから、冷凍装置の熱負荷が変動するおそれがある。冷凍装置の熱負荷が変動すると、冷凍装置の冷却能力が不安定となる。
本開示は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、海水によって間接的に冷却される凝縮器を含む冷凍装置を備えた冷却システムにおいて、冷凍装置の熱負荷の変動を抑制する構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る冷却システムは、
低圧ガス状の冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮により高圧ガス状となった前記冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮により高圧液体状となった前記冷媒を膨張する膨張弁、及び、膨張により低圧液体状となった前記冷媒を蒸発させる蒸発器が順に配管で接続されて前記冷媒が循環する冷凍回路を有する冷凍装置と、
前記凝縮器で前記冷媒と熱交換する一次側冷却水が流れる一次側冷却水回路と、
前記蒸発器で前記冷媒と熱交換する二次側冷却水が流れる二次側冷却水回路と、
海水が流れる海水ラインと、
前記海水ラインを流れる海水と前記一次側冷却水回路を流れる前記一次側冷却水とを熱交換させる熱交換器と、
前記凝縮器へ流入する前記一次側冷却水の温度を検出する第1温度センサと、
前記熱交換器を流れる海水又は前記一次側冷却水の流量を調整する第1流量調整弁と、
前記第1温度センサで検出された前記一次側冷却水の検出温度を取得し、当該検出温度に基いて前記一次側冷却水の温度が所定の目標温度となるように前記第1流量調整弁の弁開度を調整するコントローラと、を備えるものである。
本開示によれば、海水によって間接的に冷却される凝縮器を含む冷凍装置を備えた冷却システムにおいて、冷凍装置の熱負荷の変動を抑制する構成を提供できる。
図1は、本開示の一実施形態に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、冷却システムの制御系統の構成を示す図である。 図3は、一次側冷却水の温度のフィードバック制御の流れを説明する図である。 図4は、実施形態の変形例1に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態の変形例2に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態の変形例2に係る冷却システムの制御系統の構成を示す図である。 図7は、実施形態の変形例3に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図8は、実施形態の変形例3に係る冷却システムの制御系統の構成を示す図である。 図9は、実施例1に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図10は、実施例2に係る冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図11は、本開示に係る冷却システムが適用される水中ビークルの概略構成図である。
次に、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。図11は、本開示に係る冷却システム1が適用される水中ビークル100の一例を示す図である。図11に例示する水中ビークル100は、船体101と、船体101に搭載された冷却システム1とを備える。水中ビークル100は、水中及び水上を航走可能な船舶であり、水中作業船や潜水艇が例示される。冷却システム1は、水中ビークル100内の居住空間98の空調装置(例えば、ファンコイルユニット85)や発熱機器類99で使用される冷却水(以下に説明する二次側冷却水12)を生成する。
図1は、本開示に係る冷却システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す冷却システム1は、冷凍装置2と、海水ライン3と、一次側冷却水回路4と、二次側冷却水回路5と、熱交換器30と、コントローラ6とを備える。
〔冷凍装置2〕
冷凍装置2は、冷凍回路20を備える。冷凍回路20は、冷媒13が封入され、冷媒13が循環する。冷凍回路20は、圧縮機21、凝縮器22、膨張弁23、及び蒸発器24が順に配管で接続されてなる閉回路である。
圧縮機21は、冷媒13を圧縮して吐出する。低圧ガス状の冷媒13が圧縮機21へ流入し、冷媒13は圧縮機21で圧縮されることにより高圧ガス状となる。高圧ガス状となった冷媒13は凝縮器22へ送られる。
凝縮器22には、冷凍回路20と一次側冷却水回路4が接続されている。凝縮器22は、冷凍回路20を流れる冷媒13と一次側冷却水回路4を流れる一次側冷却水11とを熱交換させる水冷式の凝縮器である。凝縮器22は、例えば、シェルアンドチューブ熱交換式の凝縮器であって、シェル内を冷媒13が流れ、チューブ内を一次側冷却水11が流れる。高圧ガス状の冷媒13が凝縮器22へ流入し、冷媒13は凝縮器22で一次側冷却水11と熱交換することにより冷却されて高圧液体状となる。凝縮器22で高圧液体状となった冷媒13は、膨張弁23へ流入する。
膨張弁23は、例えば、温度自動膨張弁である。高圧液体状の冷媒13は、膨張弁23を通過することにより低圧液体状となる。
膨張弁23で低圧液体状となった冷媒13は、蒸発器24へ流入する。蒸発器24には、冷凍回路20と二次側冷却水回路5とが接続されている。蒸発器24は、冷凍回路20を流れる冷媒13と二次側冷却水回路5を流れる二次側冷却水12を熱交換させる。低圧液体状の冷媒13は、蒸発器24で二次側冷却水12と熱交換することにより温められて低圧ガス状となる。
〔一次側冷却水回路4〕
一次側冷却水回路4は、一次側冷却水11が封入され、一次側冷却水11が循環する。一次側冷却水11は、清水、海水、又は冷媒であってよい。一次側冷却水回路4は、凝縮器22、熱交換器30、及びポンプ40が順に配管等で接続されてなる閉回路である。熱交換器30は、一次側冷却水回路4と海水ライン3とが接続されている。熱交換器30は、例えば、シェルアンドチューブ式の熱交換器であって、シェル内を海水14が流れ、チューブ内を一次側冷却水11が流れる。ポンプ40は、所定流量で一次側冷却水11を吐出する。一次側冷却水回路4において、熱交換器30の下流且つポンプ40の上流の部分に膨張タンク49が接続されていてよい。膨張タンク49には一次側冷却水11が充填されており、一次側冷却水回路4から膨張タンク49へ余剰の一次側冷却水11が流入したり、膨張タンク49から一次側冷却水回路4へ不足の一次側冷却水11が流出したりする。
一次側冷却水11は、ポンプ40によって一次側冷却水回路4を強制的に循環させられる。一次側冷却水回路4を循環する一次側冷却水11は、凝縮器22で冷媒13と熱交換することにより温められ、熱交換器30で海水14と熱交換することにより冷却される。一次側冷却水回路4において、ポンプ40より下流且つ凝縮器22より上流の部分に、温度センサ71が接続されている。温度センサ71は、凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の温度を検出する。
〔海水ライン3〕
海水ライン3は、水中ビークル100の外部と熱交換器30とを接続する配管でなる。海水ライン3には、水中ビークル100の周囲の海水がポンプにより流れる。海水ライン3に流入した海水14は、熱交換器30へ流入して一次側冷却水11と熱交換することにより温められ、温められた海水14は海水ライン3を通って水中ビークル100の外へ排出される。なお、水中ビークル100が海を航走する際には海水14が海水ライン3を流れるが、水中ビークル100が湖沼や河川を航走する場合には汽水又は淡水が海水ライン3を流れる。
海水ライン3には、熱交換器30を通さずに熱交換器30の上流側から下流側へ海水14を流すバイパス流路31が接続されている。バイパス流路31の上流端部は海水ライン3の熱交換器30の入口より上流側部分と接続されており、バイパス流路31の下流端部は海水ライン3の熱交換器30の出口より下流側部分と接続されている。バイパス流路31には流量調整弁81が設けられている。流量調整弁81は、通過流量を連続的に調整可能、或いは、段階的に調整可能な弁であってよい。流量調整弁81は、例えば、電磁二方弁である。流量調整弁81の弁開度変化によってバイパス流路31を通過する海水14の流量が増減することによって、熱交換器30を流れる海水14の流量が調整される。
〔二次側冷却水回路5〕
二次側冷却水回路5は、二次側冷却水12が封入され、二次側冷却水12が循環する。二次側冷却水12は、清水、海水、又は冷媒13であってよい。二次側冷却水回路5は、蒸発器24、ファンコイルユニット85、及びポンプ87が順に配管等で接続されてなる閉回路である。ファンコイルユニット85は、例えば、二次側冷却水12が流れるコイルと、コイルで冷やされた空気を送り出すファンから成る。ファンコイルユニット85から送り出された冷風は、水中ビークル内部の空調や、発熱体の冷却に利用される。
二次側冷却水12は、ポンプ87によって強制的に二次側冷却水回路5を循環させられる。二次側冷却水回路5を循環する二次側冷却水12は、蒸発器24で冷媒13と熱交換することにより冷やされ、ファンコイルユニット85で空気と熱交換することにより温められる。
〔制御系統の構成〕
図2は、冷却システム1の制御系統の構成を示す図である。図1及び図2に示すように、コントローラ6には、温度センサ71及び流量調整弁81が有線又は無線で電気的に接続されている。温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度情報は、コントローラ6へ出力される。コントローラ6は、流量調整弁81の弁開度を変化させることにより、熱交換器30を流れる海水の流量を制御する第1流量制御部61を有する。
本明細書で開示するコントローラ6の機能は、開示された機能を実行するように構成又はプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、及び/又は、それらの組み合わせを含む回路、又は、処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路又は回路と見做される。本開示において、回路、ユニット、又は手段は、列挙された機能を実行するハードウェアである。ハードウェアは、本明細書に開示されているハードウェアであってもよいし、或いは、列挙された機能を実行するようにプログラム又は構成されているその他の既知のハードウェアであってもよい。ハードウェアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせであり、ソフトウェアはハードウェア及び/又はプロセッサの構成に使用される。
コントローラ6は、一次側冷却水11の温度を制御する。コントローラ6は、例えば、一次側冷却水11の温度をフィードバック制御する。図3は、一次側冷却水11の温度の制御の流れを説明する図である。図3に示すように、コントローラ6の第1流量制御部61には、一次側冷却水11の目標温度が予め与えられている。温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度と目標温度の偏差が第1流量制御部61へ入力される。第1流量制御部61では、偏差に基いて予め記憶された演算式に基いて操作量が算出され、算出された操作量が流量調整弁81(詳細には、流量調整弁81の操作部)へ出力される。流量調整弁81では、操作量に基いて弁開度が操作される。熱交換器30を流れる海水14の流量が変化し、これに伴い一次側冷却水11の温度が変化する。
温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度が目標温度よりも低い場合には、熱交換器30を流れる海水14の流量が低減するように流量調整弁81が操作され、その結果、一次側冷却水11の温度が上昇する。なお、温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度が目標温度よりも著しく低い場合には、一次側冷却水回路4においてポンプ40の下流且つ凝縮器22の上流の部分にヒータ75を配置し、ヒータ75で一次側冷却水回路4を流れる一次側冷却水11を温めるようにしてもよい。温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度が目標温度よりも高い場合には、熱交換器30を流れる海水14の流量が増加するように流量調整弁81が操作され、その結果、一次側冷却水11の温度が低下する。このようにして、温度センサ71で検出される一次側冷却水11の温度が目標温度となるように、即ち、一定温度となるように、一次側冷却水11の温度が制御される。これにより、冷凍装置2の熱負荷の変動を抑えることが可能であり、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
[変形例1]
図4は、実施形態の変形例1に係る冷却システム1Aの概略構成を示すブロック図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
上記実施形態に係る冷却システム1では、熱交換器30を通る海水14の流量を調整することにより、一次側冷却水11の温度が制御される。但し、熱交換器30を通る一次側冷却水11の量を調整することによっても、一次側冷却水11の温度を制御することが可能である。そこで、図4に示すように、変形例1に係る冷却システム1Aは、実施形態に係る冷却システム1を、熱交換器30を通る一次側冷却水11の量を調整することによって、一次側冷却水11の温度を制御するように変形したものである。
具体的には、一次側冷却水回路4には、熱交換器30を通さずに熱交換器30の上流側から下流側へ一次側冷却水11を流すバイパス流路44が接続されている。バイパス流路44の上流端部は一次側冷却水回路4の熱交換器30の入口より上流側部分と接続されており、バイパス流路44の下流端部は一次側冷却水回路4の熱交換器30の出口より下流側部分と接続されている。バイパス流路44には流量調整弁84が設けられている。流量調整弁84は、通過流量を連続的に調整可能、或いは、段階的に調整可能な弁であってよい。流量調整弁84は、例えば、一次側冷却水回路4とバイパス流路44の上流端部との接続部に配置された、電磁三方弁である。流量調整弁84の弁開度変化によってバイパス流路44を通過する海水14の流量が増減することによって、熱交換器30を流れる一次側冷却水11の流量が調整される。
変形例1に係る冷却システム1においては、コントローラ6の第1流量制御部61は、熱交換器30を流れる一次側冷却水11の流量を調整することにより、温度センサ71で検出される一次側冷却水11の温度を目標温度に制御する。具体的には、コントローラ6の第1流量制御部61は、温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度と目標温度の偏差を取得し、偏差に基いて予め記憶された演算式に基いて操作量を算出し、算出した操作量を流量調整弁84(詳細には、流量調整弁84の操作部)へ出力する。流量調整弁84では、操作量に基いて弁開度が操作される。熱交換器30を流れる一次側冷却水11の流量が変化し、これに伴い一次側冷却水11の温度が変化する。ここで、温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度が目標温度よりも低い場合には、熱交換器30を流れる一次側冷却水11の流量が低減するように流量調整弁84が操作され、その結果、一次側冷却水11の温度が上昇する。温度センサ71で検出された一次側冷却水11の温度が目標温度よりも高い場合には、熱交換器30を流れる海水14の流量が増加するように流量調整弁84が操作され、その結果、一次側冷却水11の温度が低下する。このようにして、温度センサ71で検出される一次側冷却水11の温度が目標温度となるように、即ち、一定温度となるように、一次側冷却水11の温度が制御される。これにより、冷凍装置2の熱負荷の変動を抑えることが可能であり、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
[変形例2]
図5は、実施形態の変形例2に係る冷却システム1Bの概略構成を示すブロック図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。変形例2に係る冷却システム1Bは、実施形態に係る冷却システム1を、一次側冷却水11を凝縮器22と発熱機器48とで共用できるように変形したものである。
より詳細には、一次側冷却水回路4に発熱機器冷却ライン42が接続されている。発熱機器冷却ライン42の上流端部は、一次側冷却水回路4のポンプ40の下流且つ凝縮器22の上流の部分と接続されている。発熱機器冷却ライン42の下流端部は、一次側冷却水回路4の凝縮器22の下流且つ熱交換器30の上流の部分と接続されている。発熱機器冷却ライン42上には、流量調整弁83と発熱機器48とが設けられている。流量調整弁83は、例えば、電磁二方弁である。一次側冷却水回路4を流れる一次側冷却水11の一部は、発熱機器冷却ライン42へ流入して、発熱機器48を流れて当該発熱機器48を冷却し、一次側冷却水回路4の流れへ戻る。
更に、一次側冷却水回路4には、凝縮器22を通さずに凝縮器22の上流側から下流側へ一次側冷却水11を流すバイパス流路41が接続されている。バイパス流路41の上流端部は、一次側冷却水回路4の、発熱機器冷却ライン42の上流端部の接続部より下流且つ凝縮器22の入口より上流の部分と接続されている。バイパス流路41の下流端部は、一次側冷却水回路4の、凝縮器22の出口より下流且つ発熱機器冷却ライン42の下流端部の接続部より上流の部分と接続されている。バイパス流路41には流量調整弁82が設けられている。流量調整弁82は、例えば、電磁二方弁である。流量調整弁82の弁開度変化によって、バイパス流路41を通過する一次側冷却水11の流量を増減させることで、凝縮器22を流れる一次側冷却水11の流量が一定に保持される。
図6は、変形例2に係る冷却システム1Bの制御系統の構成を示す図である。図6に示すように、コントローラ6は、流量調整弁83及び流量調整弁82の動作を制御する第2流量制御部62を有する。第2流量制御部62には、凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の目標流量f1が予め与えられている。ポンプ40は、流量f0の一次側冷却水11を吐出する。第2流量制御部62は、発熱機器48からの要求に応じて発熱機器48への一次側冷却水11の供給量f2を決定し、当該供給量f2を実現するように流量調整弁83の弁開度を調整する。また、第2流量制御部62は、凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の流量が目標流量f1となるように、バイパス流路41を流れる流量f3を決定する。f3=f0-f1-f2で求め得る。そして、第2流量制御部62は、バイパス流路41を流量f3の一次側冷却水11が流れるように流量調整弁82の弁開度を調整する。このようにして、発熱機器48への一次側冷却水11の供給量f2が変化しても、凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の流量は目標流量f1に維持される。これにより、冷凍装置2の熱負荷の変動を抑えることが可能であり、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
[変形例3]
図7は、実施形態の変形例3に係る冷却システム1Cの概略構成を示すブロック図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。変形例3に係る冷却システム1Cは、実施形態に係る冷却システム1を、二次側冷却水12が冷凍装置2へ与える熱負荷を調整できるように変形したものである。
より詳細には、二次側冷却水回路5に、蒸発器24を通さずに蒸発器24の上流側から下流側へ二次側冷却水12を流すバイパス流路51が接続されている。バイパス流路51の上流端部は二次側冷却水回路5の蒸発器24より上流の部分と接続されている。バイパス流路51の下流端部は二次側冷却水回路5の蒸発器24より下流の部分と接続されている。バイパス流路51には、流量調整弁86が設けられている。流量調整弁86は、例えば、二次側冷却水回路5とバイパス流路51の下流端部との接続部に配置された、電磁三方弁である。流量調整弁86の弁開度変化によってバイパス流路51を通過する二次側冷却水12の流量が増減することによって、蒸発器24を流れる二次側冷却水12の流量が調整される。
更に、二次側冷却水回路5には、ポンプ87より下流且つ蒸発器24より上流の部分に温度センサ72が接続されている。温度センサ72は、蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の温度を検出する。
図8は変形例3に係る冷却システム1Cの制御系統の構成を示す図である。図8に示すように、変形例3に係る冷却システム1Cにおいて、コントローラ6には温度センサ72及び流量調整弁86が電気的に接続されている。コントローラ6は、温度センサ71の検出値に基いて、流量調整弁86の動作を制御する第3流量制御部63を有する。
冷却システム1Cの運転開始直後には、二次側冷却水回路5を循環する二次側冷却水12は十分に冷却されていないことから、定常運転時と比較して温度の高い二次側冷却水12が蒸発器24へ流入する。ここで、定常運転時と同様の流量の二次側冷却水12が蒸発器24へ流入すると、一時的に冷凍装置2の熱負荷が高まり、冷凍装置2の動作が不安定となるおそれがある。そこで、温度センサ72で検出される二次側冷却水12の温度(即ち、蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の温度)が所定の閾値よりも高い場合に、蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の流量を定常運転時と比較して制限するようにしている。
第3流量制御部63には、二次側冷却水12の温度の閾値と、二次側冷却水12の温度と蒸発器24へ流入が許容される二次側冷却水12の流量との関係を表す温度-流量情報が、予め記憶されている。この温度-流量情報は、例えば、二次側冷却水12の温度が所定の閾値よりも高い場合に、二次側冷却水12の温度の上昇に伴って蒸発器24へ流入が許容される二次側冷却水12の流量が減少するものであり、蒸発器24へ流入する二次側冷却水12からの入熱により冷凍装置2の熱負荷が過剰とならないように定められている。第3流量制御部63は、温度センサ72で検出された二次側冷却水12の温度を監視し、その温度が所定の閾値よりも高い場合に、温度-流量情報から検出された温度に対応する流量を導出し、当該流量の二次側冷却水12が蒸発器24へ流入するように流量調整弁86の弁開度を調整する。これにより、冷凍装置2の熱負荷の変動を抑えることが可能であり、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
以上に本開示の好適な実施形態及びその変形例1乃至3を説明したが、変形例で変形又は追加された機能は適宜組み合わされてもよい。
図9は、実施例1に係る冷却システム1Dの概略構成を示すブロック図である。図9では、前述の実施形態及び変形例で説明したものと同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。図9に示す実施例1に係る冷却システム1Dでは、実施形態の変形例2に係る冷却システム1B及び変形例3に係る冷却システム1Cの特徴が組み合わされている。
図10は、実施例2に係る冷却システム1Eの概略構成を示すブロック図である。図10では、前述の実施形態及び変形例で説明したものと同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。図10に示す実施例2に係る冷却システム1Eでは、実施形態の変形例1に係る冷却システム1A、変形例2に係る冷却システム1B、及び変形例3に係る冷却システム1Cの特徴が組み合わされている。
〔総括〕
本開示の第1の項目に係る冷却システム1は、
低圧ガス状の冷媒13を圧縮する圧縮機21、圧縮により高圧ガス状となった冷媒13を凝縮する凝縮器22、凝縮により高圧液体状となった冷媒13を膨張する膨張弁23、及び、膨張により低圧液体状となった冷媒13を蒸発させる蒸発器24が順に配管で接続されて冷媒が循環する冷凍回路20を有する冷凍装置2と、
凝縮器22で冷媒13と熱交換する一次側冷却水11が流れる一次側冷却水回路4と、
蒸発器24で冷媒13と熱交換する二次側冷却水12が流れる二次側冷却水回路5と、
海水14が流れる海水ライン3と、
海水ライン3を流れる海水14と一次側冷却水回路4を流れる一次側冷却水11とを熱交換させる熱交換器30と、
凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の温度を検出する温度センサ71(第1温度センサ)と、
熱交換器30を流れる海水14又は一次側冷却水11の流量を調整する流量調整弁81又は流量調整弁84(第1流量調整弁)と、
温度センサ71で検出された一次側冷却水11の検出温度を取得し、当該検出温度に基いて一次側冷却水11の温度が所定の目標温度となるように流量調整弁81,84の弁開度を調整するコントローラ6と、を備える。
上記構成の冷却システム1によれば、凝縮器22の冷媒13は海水と直接に熱交換するのではなく、海水14で冷却された一次側冷却水11と熱交換する。よって、海水14の温度変動がダイレクトに凝縮器22の冷媒13に伝わらないので、凝縮器22の冷媒13の冷却度合の変動を抑制できる。そのうえ、熱交換器30における一次側冷却水11の熱交換量を調整することにより凝縮器22へ流入する一次側冷却水11の温度が目標温度に制御されることによって、凝縮器22には略一定温度の一次側冷却水11が流入する。このように、凝縮器22の冷媒13へ与えられる熱負荷の変動が抑えられることにより、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
本開示の第2の項目に係る冷却システム1は、第1の項目に係る冷却システム1において、
海水ライン3に熱交換器30を回避して当該熱交換器30の下流へ海水14を流すバイパス流路31が接続されており、流量調整弁81(第1流量調整弁)がバイパス流路31に配置されているものである。
本開示の第3の項目に係る冷却システム1は、第1の項目に係る冷却システム1において、
一次側冷却水回路4に熱交換器30を回避して当該熱交換器30の下流へ一次側冷却水11を流すバイパス流路44が接続されており、流量調整弁84(第1流量調整弁)がバイパス流路41に配置されているものである。
本開示の第4の項目に係る冷却システム1は、第1乃至3のいずれか一つの項目に係る冷却システム1において、
一次側冷却水回路4において、凝縮器22の下流且つ熱交換器30の上流の第1部分に接続された下流端部と、熱交換器30の下流且つ凝縮器22の上流の第2部分に接続された上流端部とを有し、発熱機器48を冷却する一次側冷却水11が流れる発熱機器冷却ライン42と、
一次側冷却水回路4において、第1部分の下流且つ熱交換器30の上流の第3部分に接続された下流端部と、熱交換器30の下流且つ第2部分の上流の第4部分に接続された上流端部とを有し、凝縮器22を回避して当該凝縮器22の下流へ一次側冷却水11を流すバイパス流路41と、
発熱機器冷却ライン42に配置された流量調整弁83(第2流量調整弁)と、
バイパス流路41に配置された流量調整弁82(第3流量調整弁)とを備え、
コントローラ6は、凝縮器22へ流入する一次側冷却水11が一定流量となるように、流量調整弁83及び流量調整弁82の弁開度を調整するものである。
冷凍装置2と一次側冷却水11を共有する発熱機器48は負荷に応じて一次側冷却水11の供給量が変動する可能性があるが、発熱機器48への一次側冷却水11の供給量によらず一定の流量で凝縮器22へ一次側冷却水11が流入する。このように、凝縮器22の冷媒13へ与えられる熱負荷の変動が抑えられることにより、冷凍装置2は安定した冷却機能を発揮できる。
本開示の第5の項目に係る冷却システム1は、第1乃至4のいずれか一つの項目に係る冷却システム1において、
蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の温度を検出する温度センサ72(第2温度センサ)と、
蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の流量を調整する流量調整弁86(第4流量調整弁)と、を更に備え、
コントローラ6は、温度センサ72で検出された二次側冷却水12の検出温度を取得し、当該検出温度が所定の閾値を超えていれば、流量調整弁86の弁開度を調整することにより二次側冷却水12の蒸発器24への流入量を制限するものである。
本開示の第6の項目に係る冷却システム1は、第5の項目に係る冷却システム1において、
二次側冷却水回路5に蒸発器24を回避して当該蒸発器24の下流へ二次側冷却水12を流すバイパス流路51が接続されており、流量調整弁86(第4流量調整弁)がバイパス流路51に配置されているものである。
本開示の第7の項目に係る冷却システム1は、第5又は6の項目に係る冷却システム1において、
コントローラ6に、二次側冷却水12の閾値と、二次側冷却水12の温度の上昇に伴って蒸発器24へ流入が許容される二次側冷却水12の流量が減少する温度と流量の関係を表す温度-流量情報が、予め記憶されており、
コントローラ6は、温度センサ72で検出された二次側冷却水12の温度が所定の閾値よりも高い場合に、温度-流量情報から検出された温度に対応する流量を導出し、当該流量の二次側冷却水12が蒸発器24へ流入するように流量調整弁86(第4流量調整弁)の弁開度を調整する。
定常運転時と比較して著しく温度の高い二次側冷却水12が蒸発器24へ流入すると、冷凍装置2の熱負荷が一時的に過剰となるが、このように定常運転時と比較して二次側冷却水12の温度が高い場合に蒸発器24へ流入する二次側冷却水12の流量が制限されることによって、冷凍装置2への入熱が抑制され、冷凍装置2の安定した運転が行われる。
本開示の第8の項目に係る水中ビークル100は、船体101と、船体101に搭載された第1乃至7のいずれか一つの項目に係る冷却システム1とを備えるものである。
本開示に係る冷却システム1は、水中を航走する水中ビークル100に搭載される冷却システムとして好適である。
以上の本開示の議論は、例示及び説明の目的で提示されたものであり、本開示を本明細書に開示される形態に限定することを意図するものではない。
1,1A~1E:冷却システム
2 :冷凍装置
3 :海水ライン
4 :一次側冷却水回路
5 :二次側冷却水回路
6 :コントローラ
11 :一次側冷却水
12 :二次側冷却水
13 :冷媒
14 :海水
20 :冷凍回路
21 :圧縮機
22 :凝縮器
23 :膨張弁
24 :蒸発器
30 :熱交換器
31 :バイパス流路
41 :バイパス流路
42 :発熱機器冷却ライン
44 :バイパス流路
48 :発熱機器
51 :バイパス流路
71 :温度センサ(第1温度センサ)
72 :温度センサ(第2温度センサ)
81 :流量調整弁(第1流量調整弁)
82 :流量調整弁(第3流量調整弁)
83 :流量調整弁(第2流量調整弁)
84 :流量調整弁(第1流量調整弁)
86 :流量調整弁(第4流量調整弁)
100 :水中ビークル
101 :船体

Claims (8)

  1. 低圧ガス状の冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮により高圧ガス状となった前記冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮により高圧液体状となった前記冷媒を膨張する膨張弁、及び、膨張により低圧液体状となった前記冷媒を蒸発させる蒸発器が順に配管で接続されて前記冷媒が循環する冷凍回路を有する冷凍装置と、
    前記凝縮器で前記冷媒と熱交換する一次側冷却水が流れる一次側冷却水回路と、
    前記蒸発器で前記冷媒と熱交換する二次側冷却水が流れる二次側冷却水回路と、
    海水が流れる海水ラインと、
    前記海水ラインを流れる海水と前記一次側冷却水回路を流れる前記一次側冷却水とを熱交換させる熱交換器と、
    前記凝縮器へ流入する前記一次側冷却水の温度を検出する第1温度センサと、
    前記熱交換器を流れる海水又は前記一次側冷却水の流量を調整する第1流量調整弁と、
    前記第1温度センサで検出された前記一次側冷却水の検出温度を取得し、当該検出温度に基いて前記一次側冷却水の温度が所定の目標温度となるように前記第1流量調整弁の弁開度を調整するコントローラと、を備える、
    冷却システム。
  2. 前記海水ラインに前記熱交換器を回避して当該前記熱交換器の下流へ海水を流すバイパス流路が接続されており、前記第1流量調整弁が前記バイパス流路に配置されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記一次側冷却水回路に前記熱交換器を回避して当該前記熱交換器の下流へ前記一次側冷却水を流すバイパス流路が接続されており、前記第1流量調整弁が前記バイパス流路に配置されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  4. 前記一次側冷却水回路において、前記凝縮器の下流且つ前記熱交換器の上流の第1部分に接続された下流端部と、前記熱交換器の下流且つ前記凝縮器の上流の第2部分に接続された上流端部とを有し、発熱機器を冷却する前記一次側冷却水が流れる発熱機器冷却ラインと、
    前記一次側冷却水回路において、前記第1部分の下流且つ前記熱交換器の上流の第3部分に接続された下流端部と、前記熱交換器の下流且つ前記第2部分の上流の第4部分に接続された上流端部とを有し、前記凝縮器を回避して前記凝縮器の下流へ前記一次側冷却水を流すバイパス流路と、
    前記発熱機器冷却ラインに配置された第2流量調整弁と、
    前記バイパス流路に配置された第3流量調整弁と、を更に備え、
    前記コントローラは、前記凝縮器へ流入する前記一次側冷却水が一定流量となるように、前記第2流量調整弁及び前記第3流量調整弁の弁開度を調整するように構成されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  5. 前記蒸発器へ流入する前記二次側冷却水の温度を検出する第2温度センサと、
    前記蒸発器へ流入する前記二次側冷却水の流量を調整する第4流量調整弁と、を更に備え、
    前記コントローラは、前記第2温度センサで検出された前記二次側冷却水の検出温度を取得し、当該検出温度が所定の閾値を超えていれば、前記第4流量調整弁の弁開度を調整することにより前記二次側冷却水の前記蒸発器への流入量を制限するように構成されている、
    請求項1に記載の冷却システム。
  6. 前記二次側冷却水回路に前記蒸発器を回避して当該前記蒸発器の下流へ前記二次側冷却水を流すバイパス流路が接続されており、前記第4流量調整弁が前記バイパス流路に配置されている、
    請求項5に記載の冷却システム。
  7. 前記コントローラに、前記二次側冷却水の閾値と、前記二次側冷却水の温度の上昇に伴って前記蒸発器へ流入が許容される前記二次側冷却水の流量が減少する温度と流量の関係を表す温度-流量情報が、予め記憶されており、
    前記コントローラは、前記第2温度センサで検出された前記二次側冷却水の温度が所定の閾値よりも高い場合に、温度-流量情報から検出された温度に対応する流量を導出し、当該流量の前記二次側冷却水が前記蒸発器へ流入するように前記第4流量調整弁の弁開度を調整するように構成されている、
    請求項5又は6に記載の冷却システム。
  8. 船体と、
    前記船体に搭載された請求項1に記載の冷却システムと、を備える、
    水中ビークル。
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