JP2003193648A - 階段踏み板 - Google Patents

階段踏み板

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JP2003193648A
JP2003193648A JP2001393416A JP2001393416A JP2003193648A JP 2003193648 A JP2003193648 A JP 2003193648A JP 2001393416 A JP2001393416 A JP 2001393416A JP 2001393416 A JP2001393416 A JP 2001393416A JP 2003193648 A JP2003193648 A JP 2003193648A
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JP
Japan
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nosing
color difference
wood
stair
tread
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Pending
Application number
JP2001393416A
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English (en)
Inventor
Hideki Kato
秀樹 加藤
Satoru Iijima
哲 飯島
Masayoshi Tanaka
正義 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段踏み板の端部が階上から見て明らかに判
り、転落、転倒防止効果があり、人身事故を未然に防
ぐ。 【解決手段】 集成材からなる階段踏み板3において、
段鼻部分2と段鼻以外の部分1に色差を設ける。色差を
設ける手段として、比重差0.2以下の異なる樹種を用
いたり、段鼻部分2に高温加熱加工処理によって着色さ
れた木材を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段踏み板に関し、
より詳しくは階上から見た場合、高齢者でも明確に踏み
板の段鼻が見分けられる階段踏み板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】階段からの転落事故や、階段での転倒事
故が多く、特に今後、高齢化が進む中、益々事故防止の
要求は高くなって来ている。これまで転落、転倒事故を
防止する手段としては踏み板段鼻部にノンスリップ溝を
施したり、スリップし難い塗装を施すによりスリップ防
止対策が一般的に施されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の対策では階上から見た場合、段鼻の位置が明確ではな
く、特に高齢者にとっては安全とは言い難いものであっ
た。段鼻の位置を明確にする方法としてはこれまで、端
部に木材木口を使用する方法、または人工着色を施した
LVLを使用する方法などが提案されてきたが、経時的
変化による踏み板の波打ち、変形が問題となったり、価
格が高価であるため何れも実用化されなかった。また、
同一材種による段鼻の着色が望まれたが、着色剤の加圧
注入、表面の部分着色の何れも価格面、色むらなどで実
用的に満足が出来る物では無かった。
【0004】本発明はかかる状況に鑑み検討されたもの
で、集成材からなる階段踏み板において安価に且つ美麗
に段鼻部を着色し、段鼻の位置をはっきりとさせる事に
より高齢者でも階段の踏み外しによる転落、転倒事故を
防止することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、集
成材からなる階段踏み板において、段鼻部分と段鼻以外
の部分に色差が設けられ、色差を設ける手段が、異なる
樹種であり比重差が0.2以下であることを特徴とする
階段踏み板である。
【0006】また、集成材からなる階段踏み板におい
て、段鼻部分と段鼻以外の部分に色差が設けられ、色差
を設ける手段が、段鼻部分が高温加熱加工処理によって
着色された木材からなることを特徴とする階段踏み板で
ある。
【0007】更に、段鼻部分と段鼻以外の部分が同一樹
種であり、段鼻部分が高温加熱加工処理によって着色さ
れた木材からなることを特徴とする階段踏み板である。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】本発明で用いる集成材は階段用途として広
く一般に使用される材料で巾方向に接着したり、または
フィンガージョイントで縦につないだ物を巾方向に接着
して細かい材料(ラミナ)から大面積を形成した物であ
り、階段踏み板にはゴムノキ、タモ材などの広葉樹また
は松などの針葉樹が一般的に使用される。
【0009】本発明は積層される前のラミナの一部段鼻
にあたる部分を、色差を有する異樹種ラミナを用いるも
ので、段鼻以外の部分(本体)との色の差を明瞭にする
ことにより段鼻に位置を確認しやすくするものである。
本体の樹種としては特に制約はないが、材色の淡い樹
種、例えばゴムノキなどを採用すると色差を大きくする
ことが可能で好ましい。段鼻となるラミナの樹種として
は濃色のものが好ましく、また、比重差ができるだけ小
さい、具体的には比重差が0.2以下であれば接着が容
易であり、経時的変化による階段踏み板の波打ちや変形
を防止することができる。
【0010】例えば、本体に気乾比重が0.6のゴムノ
キを用いる場合、色の濃い樹種として、気乾比重が0.
7のニヤトー、同0.6のレッドメランチを段鼻として
用いることにより段鼻を明瞭にすることができる。
【0011】更に、本発明は積層される前のラミナの一
部段鼻にあたる部分を予め高温加熱加工処理を施し加熱
着色ラミナとして使用するもので、未処理部分との色の
差を明確にする事により段鼻の位置を明瞭にすることが
できる。材料樹種としては特に制約はないが、材色の淡
い樹種、例えばゴムノキなどが色差を大きくする事が可
能でとりわけ好ましい。
【0012】更にまた、階段踏み板を構成し段鼻部分、
本体となる木材の樹種は接着性、寸法変化による変形等
を考慮して同一の樹種とするのが好ましく、無駄がなく
生産上都合が良い。
【0013】木材の高温加熱加工着色の方法としては、
不燃性ガス中、例えば窒素ガス中で加熱して数時間放置
する、圧力容器中で電気ヒーター、ガスヒーター、オイ
ルヒーターなどで加熱するとともにコンプレッサーで加
圧する、高温高圧の水蒸気下にさらすなどの方法が採用
されるが、とりわけ水蒸気による処理が安全で経済的で
ある。いずれも高温であればある程着色度合が大きく、
また時間が長い程濃い色のものを得る事が出来、温度、
圧力、時間は適宜調整される。
【0014】処理条件を具体的に示すと、温度120〜
200℃、圧力2〜40kg/cm 2、処理時間は温
度、圧力により異なるが、例えばゴムノキで厚さ50m
mの板材の場合で、120℃、2kg/cm2で8時
間、200℃、40kg/cm2で30分が好ましく、
温度が120℃未満では変色しずらく、200℃を超え
ると木材の組織が破壊して踏み板としての強度が劣りや
すくなるため好ましくない。以下、本発明について実施
例を示し、詳細に説明する。
【0015】
【実施例】
【実施例1】赤材の気乾ニヤトー材(気乾比重0.7)
から厚み30mm、巾40mm、長さ800mmの単材
を削りだし、同サイズ気乾ゴムノキ(気乾比重0.6)
5本を横方向に積層接着し、クリアー塗装を施し踏み板
を得た。14枚作成、階段に組んで階上から確認した所
段鼻の位置が明確であり、安全に歩行することが出来
た。
【0016】
【実施例2】気乾ゴムノキを5kg/cm2、150℃
の高圧水蒸気下に2時間放置し、濃茶色のラミナを得
た。次いで厚み30mm、巾40mm、長さ800mm
の単材を削りだし、同サイズ未処理気乾ゴムノキ5本を
横方向に積層接着し、クリアー塗装を施し踏み板を得
た。14枚作成、階段に組んで階上から確認した所、段
鼻の位置が明確であり、安全に歩行することが出来た。
【0017】
【発明の効果】階段踏み板の端部が階上から見て明らか
に判り、足を踏み外す危険性が解消され、転落、転倒を
防止し、人身事故を未然に防ぐ事が出来る。
【0018】また、同一木材樹種を使用する事により美
麗で、経時変化による集成材の波打ちなどの不具合の心
配が無い。
【0019】更に、高温加熱加工処理手段を用いると、
着色剤が不要で経済的であるばかりでなく、同一の木材
樹種を用いることにより無駄がなく生産上都合が良く、
処理手段として水蒸気を用いると非常に経済的で安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 階段踏み板の斜視図。
【符号の説明】
1 踏み板本体 2 段鼻 3 階段踏み板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正義 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号住 友林業株式会社内 Fターム(参考) 2B250 AA05 BA00 BA03 DA04 FA33 HA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集成材からなる階段踏み板において、段
    鼻部分と段鼻以外の部分に色差が設けられ、色差を設け
    る手段が、異なる樹種であり比重差が0.2以下である
    ことを特徴とする階段踏み板。
  2. 【請求項2】 集成材からなる階段踏み板において、段
    鼻部分と段鼻以外の部分に色差が設けられ、色差を設け
    る手段が、段鼻部分が高温加熱加工処理によって着色さ
    れた木材からなることを特徴とする階段踏み板。
  3. 【請求項3】 段鼻部分と段鼻以外の部分が同一樹種で
    あることを特徴とする請求項2記載の階段踏み板。
JP2001393416A 2001-12-26 2001-12-26 階段踏み板 Pending JP2003193648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007231550A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sumitomo Forestry Co Ltd 光源付き階段
JP2016534900A (ja) * 2013-08-16 2016-11-10 ボレ オーウー 木質材料の自然な湾曲のある縁部を有する木板から作製された曲線縁部を有するエレメントを含む床モジュールの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007231550A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sumitomo Forestry Co Ltd 光源付き階段
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