JP2003193419A - 鋼トラス橋の補強構造 - Google Patents
鋼トラス橋の補強構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 交通の便をできる限り保ちながらも、従来よ
りも費用を安上がりにした鋼トラス橋の補強構造を提供
することである。 【解決手段】 上弦材（１）と下弦材（３）の間に仲介
材（５）を架設してある鋼トラス橋の補強構造におい
て、上弦材（１）と下弦材（３）のうち閉断面形状の圧
縮部材（２）には軽量充填コンクリート（１３）を充填
し、上弦材と下弦材のうち軽量充填コンクリートを充填
する圧縮部材に対応した引張部材（４）には、長手方向
に沿ってケーブル状又棒状の長尺材（１６）を緊張して
取り付けることを特徴とする。
りも費用を安上がりにした鋼トラス橋の補強構造を提供
することである。 【解決手段】 上弦材（１）と下弦材（３）の間に仲介
材（５）を架設してある鋼トラス橋の補強構造におい
て、上弦材（１）と下弦材（３）のうち閉断面形状の圧
縮部材（２）には軽量充填コンクリート（１３）を充填
し、上弦材と下弦材のうち軽量充填コンクリートを充填
する圧縮部材に対応した引張部材（４）には、長手方向
に沿ってケーブル状又棒状の長尺材（１６）を緊張して
取り付けることを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼トラス橋の補強
構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】鋼トラス橋は腐食による老朽化が著しく
なると、新規に架け替えるか、部材を補強する。 【０００３】新規に架け替える場合は、老朽化した橋を
取り壊して、同じ場所に再度架け直すが、その間、橋自
体を通行止めすることとなり、交通の便が悪化する。ま
た、隣接地に代替の仮橋梁を建設し、仮橋梁で通行を確
保しながら同様の方法で架け替えると、仮橋梁の分だけ
費用が嵩む。 【０００４】一方、部材を補強する場合は、橋の下面に
仮支持点（ベント）を設置して、部材を無応力状態に支
えた後に、補強鋼材を溶接やボルトで既設部材に取り付
けて補強するが、ベント設置に費用が嵩む。また、トラ
ス橋は河川上、海上、峡谷に架けることが多いので、こ
のときにはベント設置に一段と費用が嵩む。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的は、交通の便をでき
る限り保ちながらも、従来よりも費用を安上がりにした
鋼トラス橋の補強構造を提供することである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上弦材と下弦
材の間に仲介材を架設してある鋼トラス橋の補強構造に
おいて、上弦材と下弦材のうち閉断面形状の圧縮部材に
は軽量充填コンクリートを充填し、上弦材と下弦材のう
ち軽量充填コンクリートを充填する圧縮部材に対応した
引張部材には長手方向に沿ってケーブル状又は棒状の長
尺材を緊張して取り付けることを特徴とする。 【０００７】ここで仲介材とは、斜材や垂直材などのこ
とを言う。引張部材はいかなる形状であってもよく、一
例としては閉断面形状やＨ字状の断面形状が挙げられ
る。閉断面形状とは、断面が四角形や円形などの閉じた
形状を言う。長尺材は、具体例としてはＰＣケーブル又
はＰＣ鋼棒が挙げられる。また、軽量充填コンクリート
は流動性に優れているので、圧縮部材内に巣ができにく
くなり、圧縮部材の長手方向に沿って均一な強度が得ら
れる。なお、軽量充填コンクリートの充填や長尺材の取
付は、上弦材と下弦材の全てに対して行ってもよいが、
一部にのみ行っても良い。 【０００８】上述した本発明は上弦材と下弦材の補強に
関するものであり、仲介材については言及してないが、
仲介材を補強する場合は、仲介材のうち閉断面形状の圧
縮部材には軽量充填コンクリートを充填し、仲介材のう
ち軽量充填コンクリートを充填する圧縮部材に対応した
引張部材には補強鋼板を取り付けることが望ましい。 【０００９】 【発明の実施の形態】トラス橋は上弦材、下弦材、仲介
材（斜材、垂直材等）が主要な構成部材となる。図２に
示す単純トラス橋の場合は、上弦材１が太線で示した圧
縮部材２となり、下弦材３が細線で示した引張部材４と
なり、仲介材５が圧縮部材２と引張部材４に半分づつ分
けられる。また、図３に示す連続トラス橋の場合は、上
弦材１、下弦材３、仲介材５が圧縮部材２と引張部材４
と二重線で示した交番部材６にそれぞれ分けられる。 【００１０】本発明の鋼トラス橋の補強構造を適用する
箇所として、図１に示すように、左右に隣り合う二つの
上部ガゼットプレート７，７の間、即ち、３つのダイヤ
フラム８によって仕切られた上弦材１の二つの内部空間
９を、閉断面形状の圧縮部材２である上弦材の補強範囲
とする。一方、上記した上部ガゼットプレート７，７の
間に対応する、左右に隣り合う三つの下部ガゼットプレ
ート１０，１０の間を、引張部材４である下弦材３の補
強範囲とする。 【００１１】上弦材１を補強する手順を以下に説明す
る。補強前の上弦材１は、図４（イ）（ロ）に示すよう
に、内部空間９が外部と隔絶されている。まず、図１及
び図５（イ）（ロ）に示すように上弦材１の上面であっ
て各内部空間の左右端部に、リング状の補強板１１を溶
接して取り付ける。なお、図１では、黒三角印で補強板
の取付箇所を示してある。次に、図６（イ）（ロ）に示
すように補強板１１の内側に一回り小さな孔１２をガス
切断によって空け、左右の孔のうち一方を充填用孔と
し、他方を空気抜き孔とする。その後、図７（イ）
（ロ）に示すように充填用孔から軽量充填コンクリート
１３を注入して、内部空間９に軽量充填コンクリート１
３を充填する。最後に、図８（イ）（ロ）に示すように
充填用孔１２と空気抜き孔１２に円形の蓋１４を溶接し
て塞ぐ。 【００１２】一方、下弦材３を補強する手順は、まず、
図１に示すように下弦材３の補強範囲に沿って定着具１
５を間隔をあけて取り付ける。定着具１５に取り付ける
長尺材１６がＰＣケーブルである場合に、定着具１５
は、図１のＡ部のようにＰＣケーブルの左右端部に取り
付けるものと、図１のＢ部のようにＰＣケーブルの途中
部分に取り付けるものと、図１のＣ部のように下弦材３
が屈曲している箇所に取り付けるものとがある。 【００１３】各定着具１５は図９から図１１に示すよう
に、下弦材３の前後両面に対称的に取り付けてある。図
１のＡ部に取り付ける定着具１５は図９に示すように、
下弦材３の前後両面に連結板１７を前方又は後方に突出
する状態でそれぞれ固定し、各連結板１７に空けた抜穴
１８にＰＣケーブル１６を通して、ＰＣケーブルの端部
に接続したネジ部１９に、ナット２０を嵌めてＰＣケー
ブル１６を緊張させる。なお、ＰＣケーブル１６の取り
付け高さは、下弦材３の縦幅の中間部分としてある。ま
た、図１のＢ部に取り付ける定着具１５は図１０に示す
ように、下弦材３の前後両面にブロック２１をそれぞれ
固定し、ブロック２１に空けた通し孔２２にＰＣケーブ
ル１６を通して、ケーブルのぶれやたわみを防止する。
図１のＣ部に取り付ける定着具１５は図１１に示すよう
に、下弦材３の前後両面に溝付きのブロック２３をそれ
ぞれ固定し、下弦材３に沿って屈曲した上向き溝２４に
ＰＣケーブル１６を載せてケーブルを延ばす方向を変え
る。 【００１４】また、仲介材（斜材）５を補強する場合
は、斜材のうち閉断面形状の圧縮部材については、前述
した上弦材と同じ要領で補強する。また、斜材のうち補
強する圧縮部材に対応した引張部材については、図１２
に示すＨ字状の断面および図１３に示す閉断面の何れ
も、前後両面に補強板２５を部材断面積を増やす状態で
長手方向に沿って溶接してある。 【００１５】 【発明の効果】本発明は、上弦材と下弦材のうち、閉断
面形状の圧縮部材の内部に軽量充填コンクリートを充填
すると共に、引張部材にケーブル状又は棒状の長尺材を
緊張して取り付けるので、圧縮部材と引張部材の耐荷力
がそれぞれ向上し、橋の耐用年数が延びる。また、長尺
材を取り付ける引張部材は、軽量充填コンクリートを充
填した圧縮部材に対応するものなので、車通行時に発生
する圧縮力と引張力のバランスが保たれ、橋が壊れな
い。さらに、平面視した場合、橋は道路の両脇にトラス
を並列した構造なので、道路が両側２車線であったとき
には片側の車線のみを通行止めにすれば、従来のように
ベント設置をしなくても、軽量充填コンクリートの充填
作業及び引張部材の取付作業を片側のトラスに対して行
えることになり、その結果、交通の便を最低限保ちなが
らも、施工費用を安くすることができる。
構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】鋼トラス橋は腐食による老朽化が著しく
なると、新規に架け替えるか、部材を補強する。 【０００３】新規に架け替える場合は、老朽化した橋を
取り壊して、同じ場所に再度架け直すが、その間、橋自
体を通行止めすることとなり、交通の便が悪化する。ま
た、隣接地に代替の仮橋梁を建設し、仮橋梁で通行を確
保しながら同様の方法で架け替えると、仮橋梁の分だけ
費用が嵩む。 【０００４】一方、部材を補強する場合は、橋の下面に
仮支持点（ベント）を設置して、部材を無応力状態に支
えた後に、補強鋼材を溶接やボルトで既設部材に取り付
けて補強するが、ベント設置に費用が嵩む。また、トラ
ス橋は河川上、海上、峡谷に架けることが多いので、こ
のときにはベント設置に一段と費用が嵩む。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情を考
慮して開発されたもので、その目的は、交通の便をでき
る限り保ちながらも、従来よりも費用を安上がりにした
鋼トラス橋の補強構造を提供することである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は、上弦材と下弦
材の間に仲介材を架設してある鋼トラス橋の補強構造に
おいて、上弦材と下弦材のうち閉断面形状の圧縮部材に
は軽量充填コンクリートを充填し、上弦材と下弦材のう
ち軽量充填コンクリートを充填する圧縮部材に対応した
引張部材には長手方向に沿ってケーブル状又は棒状の長
尺材を緊張して取り付けることを特徴とする。 【０００７】ここで仲介材とは、斜材や垂直材などのこ
とを言う。引張部材はいかなる形状であってもよく、一
例としては閉断面形状やＨ字状の断面形状が挙げられ
る。閉断面形状とは、断面が四角形や円形などの閉じた
形状を言う。長尺材は、具体例としてはＰＣケーブル又
はＰＣ鋼棒が挙げられる。また、軽量充填コンクリート
は流動性に優れているので、圧縮部材内に巣ができにく
くなり、圧縮部材の長手方向に沿って均一な強度が得ら
れる。なお、軽量充填コンクリートの充填や長尺材の取
付は、上弦材と下弦材の全てに対して行ってもよいが、
一部にのみ行っても良い。 【０００８】上述した本発明は上弦材と下弦材の補強に
関するものであり、仲介材については言及してないが、
仲介材を補強する場合は、仲介材のうち閉断面形状の圧
縮部材には軽量充填コンクリートを充填し、仲介材のう
ち軽量充填コンクリートを充填する圧縮部材に対応した
引張部材には補強鋼板を取り付けることが望ましい。 【０００９】 【発明の実施の形態】トラス橋は上弦材、下弦材、仲介
材（斜材、垂直材等）が主要な構成部材となる。図２に
示す単純トラス橋の場合は、上弦材１が太線で示した圧
縮部材２となり、下弦材３が細線で示した引張部材４と
なり、仲介材５が圧縮部材２と引張部材４に半分づつ分
けられる。また、図３に示す連続トラス橋の場合は、上
弦材１、下弦材３、仲介材５が圧縮部材２と引張部材４
と二重線で示した交番部材６にそれぞれ分けられる。 【００１０】本発明の鋼トラス橋の補強構造を適用する
箇所として、図１に示すように、左右に隣り合う二つの
上部ガゼットプレート７，７の間、即ち、３つのダイヤ
フラム８によって仕切られた上弦材１の二つの内部空間
９を、閉断面形状の圧縮部材２である上弦材の補強範囲
とする。一方、上記した上部ガゼットプレート７，７の
間に対応する、左右に隣り合う三つの下部ガゼットプレ
ート１０，１０の間を、引張部材４である下弦材３の補
強範囲とする。 【００１１】上弦材１を補強する手順を以下に説明す
る。補強前の上弦材１は、図４（イ）（ロ）に示すよう
に、内部空間９が外部と隔絶されている。まず、図１及
び図５（イ）（ロ）に示すように上弦材１の上面であっ
て各内部空間の左右端部に、リング状の補強板１１を溶
接して取り付ける。なお、図１では、黒三角印で補強板
の取付箇所を示してある。次に、図６（イ）（ロ）に示
すように補強板１１の内側に一回り小さな孔１２をガス
切断によって空け、左右の孔のうち一方を充填用孔と
し、他方を空気抜き孔とする。その後、図７（イ）
（ロ）に示すように充填用孔から軽量充填コンクリート
１３を注入して、内部空間９に軽量充填コンクリート１
３を充填する。最後に、図８（イ）（ロ）に示すように
充填用孔１２と空気抜き孔１２に円形の蓋１４を溶接し
て塞ぐ。 【００１２】一方、下弦材３を補強する手順は、まず、
図１に示すように下弦材３の補強範囲に沿って定着具１
５を間隔をあけて取り付ける。定着具１５に取り付ける
長尺材１６がＰＣケーブルである場合に、定着具１５
は、図１のＡ部のようにＰＣケーブルの左右端部に取り
付けるものと、図１のＢ部のようにＰＣケーブルの途中
部分に取り付けるものと、図１のＣ部のように下弦材３
が屈曲している箇所に取り付けるものとがある。 【００１３】各定着具１５は図９から図１１に示すよう
に、下弦材３の前後両面に対称的に取り付けてある。図
１のＡ部に取り付ける定着具１５は図９に示すように、
下弦材３の前後両面に連結板１７を前方又は後方に突出
する状態でそれぞれ固定し、各連結板１７に空けた抜穴
１８にＰＣケーブル１６を通して、ＰＣケーブルの端部
に接続したネジ部１９に、ナット２０を嵌めてＰＣケー
ブル１６を緊張させる。なお、ＰＣケーブル１６の取り
付け高さは、下弦材３の縦幅の中間部分としてある。ま
た、図１のＢ部に取り付ける定着具１５は図１０に示す
ように、下弦材３の前後両面にブロック２１をそれぞれ
固定し、ブロック２１に空けた通し孔２２にＰＣケーブ
ル１６を通して、ケーブルのぶれやたわみを防止する。
図１のＣ部に取り付ける定着具１５は図１１に示すよう
に、下弦材３の前後両面に溝付きのブロック２３をそれ
ぞれ固定し、下弦材３に沿って屈曲した上向き溝２４に
ＰＣケーブル１６を載せてケーブルを延ばす方向を変え
る。 【００１４】また、仲介材（斜材）５を補強する場合
は、斜材のうち閉断面形状の圧縮部材については、前述
した上弦材と同じ要領で補強する。また、斜材のうち補
強する圧縮部材に対応した引張部材については、図１２
に示すＨ字状の断面および図１３に示す閉断面の何れ
も、前後両面に補強板２５を部材断面積を増やす状態で
長手方向に沿って溶接してある。 【００１５】 【発明の効果】本発明は、上弦材と下弦材のうち、閉断
面形状の圧縮部材の内部に軽量充填コンクリートを充填
すると共に、引張部材にケーブル状又は棒状の長尺材を
緊張して取り付けるので、圧縮部材と引張部材の耐荷力
がそれぞれ向上し、橋の耐用年数が延びる。また、長尺
材を取り付ける引張部材は、軽量充填コンクリートを充
填した圧縮部材に対応するものなので、車通行時に発生
する圧縮力と引張力のバランスが保たれ、橋が壊れな
い。さらに、平面視した場合、橋は道路の両脇にトラス
を並列した構造なので、道路が両側２車線であったとき
には片側の車線のみを通行止めにすれば、従来のように
ベント設置をしなくても、軽量充填コンクリートの充填
作業及び引張部材の取付作業を片側のトラスに対して行
えることになり、その結果、交通の便を最低限保ちなが
らも、施工費用を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の鋼トラス橋の補強構造を示す拡大図で
ある。 【図２】単純トラス橋の圧縮部材、引張部材を示す概略
図である。 【図３】連続トラス橋の圧縮部材、引張部材、交番部材
を示す概略図である。 【図４】（イ）（ロ）補強前の圧縮部材を示す平面図、
Ａ−Ａ線端面図である。 【図５】（イ）（ロ）圧縮部材に補強板を取り付けた状
態を示す平面図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図６】（イ）（ロ）孔を空けた状態を示す平面図、Ａ
−Ａ線端面図である。 【図７】（イ）（ロ）軽量充填コンクリートを充填した
状態を示す平面図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図８】（イ）（ロ）蓋で孔を閉じた状態を示す平面
図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図９】（イ）（ロ）図１のＡ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１０】（イ）（ロ）図１のＢ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１１】（イ）（ロ）図１のＣ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１２】（イ）（ロ）斜材の補強構造を示す正面図、
Ａ−Ａ線断面図である。 【図１３】（イ）（ロ）別例の斜材の補強構造を示す正
面図、Ａ−Ａ線断面図である。 【符号の説明】 １ 上弦材 ２ 圧縮部材 ３ 下弦材 ４ 引張部材 ５ 仲介材 １３ 軽量充填コンクリート １６ 長尺材（ＰＣケーブル）
ある。 【図２】単純トラス橋の圧縮部材、引張部材を示す概略
図である。 【図３】連続トラス橋の圧縮部材、引張部材、交番部材
を示す概略図である。 【図４】（イ）（ロ）補強前の圧縮部材を示す平面図、
Ａ−Ａ線端面図である。 【図５】（イ）（ロ）圧縮部材に補強板を取り付けた状
態を示す平面図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図６】（イ）（ロ）孔を空けた状態を示す平面図、Ａ
−Ａ線端面図である。 【図７】（イ）（ロ）軽量充填コンクリートを充填した
状態を示す平面図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図８】（イ）（ロ）蓋で孔を閉じた状態を示す平面
図、Ａ−Ａ線端面図である。 【図９】（イ）（ロ）図１のＡ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１０】（イ）（ロ）図１のＢ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１１】（イ）（ロ）図１のＣ部の定着具を示す正面
図、Ａ−Ａ線断面図である。 【図１２】（イ）（ロ）斜材の補強構造を示す正面図、
Ａ−Ａ線断面図である。 【図１３】（イ）（ロ）別例の斜材の補強構造を示す正
面図、Ａ−Ａ線断面図である。 【符号の説明】 １ 上弦材 ２ 圧縮部材 ３ 下弦材 ４ 引張部材 ５ 仲介材 １３ 軽量充填コンクリート １６ 長尺材（ＰＣケーブル）
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 上弦材（１）と下弦材（３）の間に仲介
材（５）を架設してある鋼トラス橋の補強構造におい
て、 上弦材（１）と下弦材（３）のうち閉断面形状の圧縮部
材（２）には軽量充填コンクリート（１３）を充填し、
上弦材と下弦材のうち軽量充填コンクリートを充填する
圧縮部材に対応した引張部材（４）には、長手方向に沿
ってケーブル状又棒状の長尺材（１６）を緊張して取り
付けることを特徴とする鋼トラス橋の補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001392118A JP2003193419A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 鋼トラス橋の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001392118A JP2003193419A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 鋼トラス橋の補強構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003193419A true JP2003193419A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27599520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001392118A Pending JP2003193419A (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 鋼トラス橋の補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003193419A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010048000A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Inoac Tokuzai Kk | 下路鋼トラス橋の箱形断面斜材の補強構造と補強方法 |
| CN105088972A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-11-25 | 广西交通科学研究院 | 采用矮塔-上承式悬索桥结构体系的刚构桥加固方法 |
| CN107100092A (zh) * | 2017-05-21 | 2017-08-29 | 山西省交通科学研究院 | 一种不中断交通的快速桥梁拓宽结构及安装方法 |
| CN108103938A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-06-01 | 江苏中铁山桥重工有限公司 | 一种大型钢桁梁的双层桥面模块立体试装方法 |
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-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001392118A patent/JP2003193419A/ja active Pending
Cited By (11)
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