JP2003192957A - インクジェット記録方式の記録液及び記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方式の記録液及び記録方法

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JP2003192957A
JP2003192957A JP2001396848A JP2001396848A JP2003192957A JP 2003192957 A JP2003192957 A JP 2003192957A JP 2001396848 A JP2001396848 A JP 2001396848A JP 2001396848 A JP2001396848 A JP 2001396848A JP 2003192957 A JP2003192957 A JP 2003192957A
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ink
viscosity
recording
recording liquid
mpa
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JP2001396848A
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English (en)
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Shozo Kikukawa
省三 菊川
Daisuke Ishibashi
大輔 石橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性に優れ、高速吐出でき、低電圧で
吐出でき、記録媒体上で滲みの少ない、ズリ流動化特性
を持つインク及びインクジェット記録方法の提供。 【解決手段】 常圧25℃で、下記(a)〜(c)の条
件を満たす、高分子化合物を含有した記録液及びこれを
用いた記録方法。 (a)ズリ速度が1(1/sec)未満の時、粘度が、
15〜20mPa・sであること (b)ズリ速度が1以上1×103(1/sec)未満
の時、粘度が、10〜15mPa・sであること (c)ズリ速度が1×103以上1×106(1/se
c)未満の時、粘度が、5〜10mPa・sであること

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式における、記録液(インク)および記録方法に関
し、特に、分散安定性が高く、高速吐出が可能で、駆動
電圧が低く、媒体上で滲みを生じにくい、インクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録は、インクの微小液
滴を種々の作動原理により飛翔させて紙などの記録シー
トに付着させ、画像・文字などの記録を行うものである
が、比較的高速、低騒音、多色化が容易である等の利点
を有している。この方式で従来から問題となっていたノ
ズルの目詰まりとメンテナンスについては、インクおよ
び装置の両面から改良が進み、現在では各種プリンタ
ー、ファクシミリ、コンピューター端末等、さまざまな
分野に急速に普及している。その詳細は、例えば、イン
クジェット記録技術の動向(中村孝一編、平成7年3月
31日、日本科学情報株式会社発行)に記載されてい
る。
【0003】このインクジェット記録に使用するインク
としては、多くの場合、各種の染料または顔料及びこれ
を溶解または分散する水または水溶性有機溶媒を基本成
分とし、必要に応じて各種添加剤が添加されたものが知
られ、且つ使用されている。
【0004】この様なインクとしては、(1)記録ヘッ
ドのノズルにおいて、目詰まりを起こさないこと、
(2)吐出特性(飛翔安定性、周波数応答性等)を満足
するために、適当な物性値を有していること、(3)イ
ンクと接触する材料を腐食させないこと、(4)長時間
の保存の安定性に優れていること、(5)さまざまな環
境下で安定に吐出が行われること等が要求される。
【0005】更に、インクが記録体(記録用紙)に印字
された場合の諸特性としては、(6)速乾性であるこ
と、(7)ブリーディング等がなく印字品質が良いこ
と、(8)記録像としての保存性(耐光性、耐水性等)
が良いこと等が要求される。
【0006】特に、上記の(7)について見れば、印字
は、インクの液滴を記録用紙上に着弾させ、その液滴が
記録用紙に定着することによりドットが形成されてなる
が、この定着は一般に記録用紙への浸透と揮発成分の蒸
発に依存しており、この定着現象は印字品質に大きく影
響する。
【0007】すなわち、定着までの時間が長いと、イン
クが紙の繊維に沿ってひろがり、その結果、印字は輪郭
がぼやけた、すなわちエッジシャープネスの低いものに
なってしまい、カラー画像の印字の場合では、異なる色
の領域の隣接部において色のにじみ(ブリーディング)
や同色内のまだら(ビーディング)が発生しやすく、写
真画質に近い高画質の達成は非常に困難となってしまう
という問題がある。
【0008】この問題に対して、印字品質を改善するた
めに、インクの浸透や蒸発の速度を大きくして定着時間
を短くすることが考えられるが、インクの浸透速度を大
きくしすぎた場合は、インク中の色材も記録用紙中に浸
透し易くなるため印字の濃度が低下してしまうという欠
点を持ち、またインクの蒸発速度を大きくしすぎた場合
は、インクジェット記録装置のノズルが詰まる危険性が
増大するという欠点を有する。従って、印字品質につい
ての改善は、ひとつの大きな課題である。
【0009】そこで、定着時間はある程度長いが、印字
のエッジシャープネスが高く、ブリーディングが起こり
にくい系として、現在実用されている、例えば10〜5
0mPa・s程度の高粘度のインクを用いることが考え
られるが、この場合には、定着時間が長いことやインク
の吐出を安定化させることが困難となる等の欠点があ
る。
【0010】一方、上記(8)について見れば、画像の
耐久性を考えると、インク中の色材としては染料より顔
料が好ましい。
【0011】また、インク中の染料や顔料濃度は、高い
方が、プリントされたドットの光学濃度が高く、又、ド
ットの広がりをよく制御できることから、インク中の染
料や顔料等の固形物濃度は、段々と高くなる傾向にあり
15質量%程度まで次第に高くなってきている。これに
より、インクの粘度は、段々と、そして著しく上昇して
きている。
【0012】インクの粘度が上昇すると、インク室にイ
ンクを補給するリフィール速度が遅くなり、その結果高
速吐出できなくなる方向となる。又、ノズルを通して吐
出する際のノズルに於ける粘性抵抗を克服する為、吐出
に高いエネルギーが必要となり、高い電圧を圧電素子に
掛ける必要が生じる。しかし、吐出電圧が上昇すると、
圧電素子のヒステリシス損失の為電圧の二乗に比例して
ヘッドが発熱する様になり、ヘッドが発熱すると、イン
クが加熱され、インク粘度が低下して、同じ電圧を掛け
ても、吐出速度が早くなる。
【0013】印字する画像により、頻繁に吐出するチヤ
ンネル、余り吐出しないチヤンネルや全く吐出しないチ
ヤンネルが有り、上記の様にヘッドの駆動電圧が高くな
ると、頻繁に吐出するチヤンネルと余り吐出しないチヤ
ンネルでは、発熱量の差が大きく相違し、それぞれのチ
ヤンネルから吐出される、インク滴の速度差が大きくな
る。
【0014】従って、インク吐出速度が変動すると、ヘ
ッドに対して一定速度で動く記録媒体上へのインクの着
弾位置がばらつき画質が著しく劣化する、いわゆる、印
刷パターン依存クロストークを生じてしまう。
【0015】従って、保存安定性がよく、高画質、高濃
度、高耐久性の画像を高速で印刷するのに適したインク
とは、インク保存時は、粘度が高くて顔料の沈降を有効
に防止でき、リフィール時には、表面張力によりインク
が流動すると粘度が低下してインク室へのインクの補給
を促進し、また、吐出時には、インクに音響波が掛かる
とノズル内のインク粘度が低下して吐出抵抗が低くなる
ので、低い電圧で吐出でき、媒体に着弾した後は、直ち
に粘度が上昇して過度の滲みを防ぐ事が出来るインクで
ある。
【0016】これらのインク要求性能に対して、特開平
8−216425は、ヘッド内のインク流路を絞る事に
より、ヘッド内にズリ速度発生手段を設け、ズリ速度
が、0.01(1/sec)の時は、粘度が、15〜5
0mPa・sのインクが、ズリ速度が、500(1/s
ec)の時はインク粘度を10mPa・sに低下させる
技術が公開されている。しかし流路を絞ると、ズリ速度
が高くなるが、吐出量の制限など種々の問題が生じた
り、精度よくプリンタの流路を製造することは困難性が
高く、インクの保存性や記録媒体上での滲み性能につい
ては何ら改善されるものではない。また、高速でインク
を吐出する時問題になる1×103(1/sec)での
粘度は記載されていない。
【0017】また、特開平8−325491は、インク
にスメクタイトを、0.3〜15%添加すると、インク
がゼリー状になり、保存時、顔料沈降を防止でき、吐出
時は、粘度が3mPa・sまで下がるので、良好に吐出
できる技術が公開されているが、吐出条件等は全く説明
されていないし、高速吐出には不適であった。
【0018】また、特開平11−166143は、イン
クジェット捺染用インクに、カルボキシメチルセルロー
スを加えて、ローターNo.4を使用して、回転数30
rpmで測定した時、粘度が10000±200mPa
・sで、6及び60rpmで測定した時、0.2〜0.
6mPa・sに低下する技術が公開されているが、吐出
条件等は全く説明されておらず、また、高速吐出に不適
であった。
【0019】更に、特表平6−504241は、低セン
断速度で、高い粘度を持ち、高セン断速度で、低い粘度
を持ち、その粘度の緩和時間を、インクに与えるパルス
周期と同じオーダーか、或いはそれより、大とし、且
つ、ノズル内のインクの特性時間を、パルスの周期と同
じオーダーかそれより短くする技術が公開されている。
しかしパルス周期が2〜20μsecと極めて短く、現
在この様な高周波で吐出できるヘッドは殆ど実用化され
ていない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されているイ
ンクの多くは、低濃度の染料や顔料を使用した、ニュー
トン性の、粘度が数mPa・sのインクが一般的であ
る。これは、ヘッドの微細なノズルから吐出する時、粘
度が高くてはノズルの粘性インピーダンスを克服する為
に高い吐出電圧が必要となりヘッドが著しく発熱する事
を防ぐ為である。
【0021】しかし、粘度が低いためインク保存中の顔
料粒子の沈降や、記録媒体上に吐出した後のインク滲み
を有効に防止できない問題を内在しており、高画質を得
る為の高濃度インクが要求され、インク中の染料や顔料
等の濃度が10〜15質量%程度にもなり、インク粘度
が著しく高くなりつつある現状である。
【0022】一般に、インクに固体粒子を添加すると、
その添加量にほぼ比例して粘度が上昇する。しかし、固
体粒子間には、強い相互作用が働かないので、インク
は、大体、ニュートン性の粘度挙動を示す。即ち、イン
クに掛かるズリ速度が変化しても、インク粘度が変化し
ないので吐出抵抗が大きくなり、高い吐出電圧が必要と
なる。
【0023】これに対し、インクに長鎖状の高分子化合
物を含有させると、長い鎖が絡み合うことから、ごく僅
かな含有量で粘度が著しく上昇する。しかも、この絡み
合いは外力を掛けると、簡単にほぐれて粘度が低下する
ことを見いだした。
【0024】インクジェットのインクは、保管保存時に
は外力が殆ど掛からず、インク室にインクを補給するリ
フィール時には、表面張力によりヘッド内をインクが流
動するので、インクに弱い力が掛かる。一方、吐出時に
は、音響圧力波をインクに掛けて吐出させるので、イン
クには強い力が働く。さらに、媒体に着弾した後は、外
力は働かない。
【0025】この様に、インクジェットインクには、色
々な大きさの外力が働き、インクに外力が働くと、イン
クが動き、インクの周囲の壁とインク間に、セン断速度
とセン断応力を生じる。このセン断応力とズリ速度の比
を、粘度と呼ぶ。ニュートン性のインクは、セン断速度
が変わっても、セン断応力が変化しないので、粘度は、
一定になる。
【0026】従って、ニュートン性インクでは、インク
の粘度を初めから吐出に適する低粘度に合わせる必要が
あり、染料や顔料濃度を高くできない制限を有する。
又、粘度が低いと、保存時の顔料の沈降や記録媒体上で
の滲みを防ぐことができない。
【0027】従って、本発明の目的は上記の実態に鑑み
てなされた改良されたインクの提供であり、ニュートン
性の粘度挙動を示すインクに、本発明に係る高分子化合
物を含有させ、チキソトロピー性、或いは、ずり流動化
(shear−thinning)特性を持たせ、保管
保存時など、外部からインクにセン断応力が殆ど掛から
ない時は、高い粘度を示し、インクタンク内等での顔料
粒子の沈降を防ぎ、リフィール時には、ヘッド内でイン
クが表面張力により、動く時のリフィール速度に応じ
て、粘度が低下して、インク室へのインクの供給を促進
し、吐出時には、ノズル内で、音響波に応じて粘度が更
に低下するので、高い電圧を掛けなくとも吐出ができる
インクの提供である。更に、媒体に着弾後は、粘度が上
昇するので、滲みを防ぐ事ができるインクジェット記録
方法の提供である。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下により達成された。すなわち、 1. インクジェット記録方式の記録液であって、高分
子化合物を含有し、25℃常圧で測定した時、下記
(a)乃至(c)の条件を満足するズリ流動化(she
ar−thinning)特性を有することを特徴とす
るインクジェット記録方式の記録液。
【0029】(a)ズリ速度が1(1/sec)未満の
時、粘度が、15〜20mPa・sであること (b)ズリ速度が1以上1×103(1/sec)未満
の時、粘度が、10〜15mPa・sであること (c)ズリ速度が1×103以上1×106(1/se
c)の時、粘度が、5〜10mPa・sであること 2. 上記1記載の記録液を用いて、インクジェットヘ
ッドの吐出駆動周波数が1kHz〜50kHzの条件で
印字記録することを特徴とするインクジェット記録方
法。
【0030】3. 前記記録液が、該記録液粘度の緩和
時間として、記録液吐出駆動の為に掛けたパルス周期よ
り短い関係を有することを特徴とする上記1に記載の記
録液。
【0031】4. 前記高分子化合物が、カルボキシル
基を有する水溶性スチレン−アクリル系樹脂であること
を特徴とする上記1に記載の記録液。
【0032】以下に本発明を更に詳しく説明する。イン
クの吐出は、インクチヤンネル内にあるインクをノズル
を通して吐出する時、チヤンネル内のインクに音響パル
スを掛けるが、この音響パルスのエネルギーがノズル内
のインクの粘性インピーダンスと慣性インピーダンスに
打ち勝つことで、インク滴の吐出がなされる。即ち、ヘ
ッドからインクを吐出する時の、吐出抵抗は、ノズルに
於けるインクの粘性インピーダンスに殆ど支配されるこ
ととなる。
【0033】このノズルの粘性抵抗は、ノズル内に於け
るセン断速度で測定した粘度に対応する。例えば、ノズ
ル径30μmのノズルから、5m/secで吐出する場
合、ノズル内でインクが受けるセン断速度は、0.3×
105/secに成る。
【0034】インクは、染料や顔料濃度が高くなると一
般に粘度が高くなり分散安定性が良くなり、また画像の
光学濃度が高くなり、さらに滲みが少なくなり、好まし
いところであるが、粘度が高いとインク室にインクを補
充するリフィール速度が遅くなり、又、ノズルを通過す
る時の抵抗が大きくなるので、これを補償する為に高い
駆動電圧を掛ける必要が生じる。
【0035】従って、上記の様に、好ましいインクは、
保存時や着弾時など、外力が掛からない時は粘度が高
く、ヘッド内などで、外力が掛かる時は粘度が低い事が
理想的インクといえる。
【0036】チキソトロピー性またはずり流動性流体
は、セン断速度が早くなるとセン断応力が低下して粘度
が低下する性質があるので、好ましいインク特性を持た
せる事ができ、上記求められるインクに有用である。即
ち、染料や顔料を含む、ニュートン性インクに、本発明
に係る高分子化合物(以下、ポリマーと呼ぶこともあ
る)を添加して、〜1×106/sec範囲のズリ速度
で、粘度を測定して、保存時に対応するズリ速度1(1
/sec)未満では、粘度が15〜20mPa・sとな
り、顔料の沈降を有効に防止し、リフィール時の表面張
力によるインクの流動に対応するズリ速度1以上1×1
3(1/sec)未満では、粘度が10〜15mPa
・sに低下して、インク室へのインク補充、即ち、リフ
ィールを促進して高速吐出を可能とし、吐出時のノズル
に於けるインクの流動に対応するズリ速度1×103
上1×106(1/sec)では、粘度が5〜10mP
a・sに低下して、高い駆動電圧を掛けなくとも吐出で
き、更に、媒体上に着弾後のズリ速度は直ちに、1(1
/sec)以下に低下するのでインク粘度が上昇して滲
みを防ぐ事ができ、好ましいインクである。本発明にお
いては、これを達成する様に、本発明に係る高分子化合
物をインクに含有するものである。
【0037】この様に、インクは、広範囲のセン断速度
を受けるので、〜1×106(1/sec)の範囲まで
粘度を測定する必要がある。しかし、普通の市販粘度計
で測れる、ズリ速度は〜1×104(1/sec)程度
迄であるので、本発明においては、1×106(1/s
ec)迄測定できる、高周波レオメーターを使用するも
のである。
【0038】ポリマー溶液の粘度特性を高周波で測定す
る技術は、文献、J.D.Ferry,Viscoel
astic Properties of Polym
ers,Wiley,New York 1980に詳
しい。染料や顔料の含有濃度が0〜15質量%を有する
インクは、普通、ニュートン粘性を示し、チキソトロピ
ー性を示さないので、本発明に係るカルボキシル基を有
する水溶性のスチレン−アクリル系樹脂を1質量%〜1
0質量%添加して、チキソトロピー性を持たせる事が好
ましい。
【0039】チキソトロピー性のインクは、外部よりセ
ン断応力を掛けると、セン断速度に依存してインクの粘
度が低下するが、低下速度が遅いと高周波の音響波に、
満足に反応できず、粘度が十分に低下せず、吐出滴の速
度が低下するおそれがある。
【0040】本発明において、インクの粘度が、吐出前
の高い状態から、1/e(約1/3)に低下するに要す
る時間を緩和時間と定義すると、本発明のインクは、こ
の緩和時間が、吐出させる為に掛けた音響パルスの周期
長と同じか、又は、それ以下である事が好ましい。この
緩和時間は、粘度の時間変化を測定して求める事ができ
る。
【0041】本発明のインクは、吐出周波数、1kHz
〜50kHzで吐出させる事が好ましく、また、高画質
用ヘッドでは、記録媒体上に1ドツトを形成するのに、
ノズルから0〜7滴吐出させて、このインク滴の飛行
中、又は、記録媒体上で、これらを合体させて8階調を
得る場合も有るので、この時の実際の周波数は、最大、
6kHzになる。
【0042】本発明に係るインクは、水系インク組成
物、油系インク組成物、固体(相変化)インク組成物等
を用いることができる。
【0043】また、該インクに用いられる着色剤(色
材)としては、水溶性染料、例えば、酸性染料、直接染
料、反応性染料、あるいは分散染料、顔料等を用いるこ
とができる。
【0044】本発明に係るインクは、水溶性染料を含有
するインクが好ましいが、該水溶性染料とは、水溶性直
接染料、酸性染料、反応性染料、塩基性染料から選ばれ
るものであって、これらを単独あるいは複数種類を併用
しても良い。これらの染料は、所望に応じて適宜選択し
て使用される溶媒中に溶解して使用する。以下に代表的
染料を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。 〈直接染料〉 C.I.ダイレクトイエロー1、4、8、11、12、
24、26、27、28、33、39、44、50、5
8、85、86、100、110、120、132、1
42、144、 C.I.ダイレクトレッド1、2、4、9、11、1
3、17、20、23、24、28、31、33、3
7、39、44、47、48、51、62、63、7
5、79、80、81、83、89、90、94、9
5、99、220、224、227、243、 C.I.ダイレクトブルー1、2、6、8、15、2
2、25、71、76、78、80、86、87、9
0、98、106、108、120、123、163、
165、192、193、194、195、196、1
99、200、201、202、203、207、23
6、237、 C.I.ダイレクトブラック2、3、7、17、19、
22、32、38、51、56、62、71、74、7
5、77、105、108、112、117、154、 〈酸性染料〉 C.I.アシッドイエロー2、3、7、17、19、2
3、25、29、38、42、49、59、61、7
2、99、 C.I.アシッドオレンジ56、64、 C.I.アシッドレッド1、8、14、18、26、3
2、37、42、52、57、72、74、80、8
7、115、119、131、133、134、14
3、154、186、249、254、256、 C.I.アシッドバイオレット11、34、75、 C.I.アシッドブルー1、7、9、29、87、12
6、138、171、175、183、234、23
6、249、 C.I.アシッドグリーン9、12、19、27、4
1、 C.I.アシッドブラック1、2、7、24、26、4
8、52、58、60、94、107、109、11
0、119、131、155、 〈反応性染料〉 C.I.リアクティブイエロー1、2、3、13、1
4、15、17、37、42、76、95、168、1
75、 C.I.リアクティブレッド2、6、11、21、2
2、23、24、33、45、111、112、11
4、180、218、226、228、235、 C.I.リアクティブブルー7、14、15、18、1
9、21、25、38、49、72、77、176、2
03、220、230、235、 C.I.リアクティブオレンジ5、12、13、35、
95、 C.I.リアクティブブラウン7、11、33、37、
46、 C.I.リアクティブグリーン8、19、 C.I.リアクティブバイオレット2、4、6、8、2
1、22、25、 C.I.リアクティブブラック5、8、31、39 〈塩基性染料〉 C.I.ベーシックイエロー11、14、21、32 C.I.ベーシックレッド1、2、9、12、13 C.I.ベーシックバイオレット3、7、14 C.I.ベーシックブルー3、9、24、25 本発明に係るインクに用いることの出来る染料として
は、この他にキレート染料及びいわゆる銀色素漂白法感
光材料(例えばチバガイギー製チバクローム)に用いら
れるアゾ染料を挙げることが出来る。
【0045】キレート染料に関しては例えば英国特許
1,077,484号に記載されている。
【0046】銀色素漂白法感光材料アゾ染料に関して
は、例えば英国特許1,039,458号、同1,00
4,957号、同1,077,628号、米国特許2,
612,448号に記載されている。
【0047】本発明に係るインクに用いる水溶性染料の
含有量は、インク全質量に対して、1〜10質量%であ
るのが好ましい。
【0048】本発明に係るインクには、有機溶媒が含ま
れていることが好ましい。用いることができる有機溶媒
としては、炭素数1〜4のアルキルアルコール類(例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチル
アルコール、イソブチルアルコール等)、アミド類(例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等)、ケトンあるいはケトアルコール類(例えばアセト
ン、ジアセトンアルコール等)、エーテル類(例えばテ
トラヒドロフラン、ジオキサン等)、ポリアルキレング
リコール類(例えばポリプロピレングリコール等)、ア
ルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリ
コール類(例えばプロピレングリコール、ブチレングリ
コール、1、2、6ヘキサントリオール、チオジグリコ
ール、ヘキシレングリコール等)、グリセリン、多価ア
ルコールの低級アルキルエーテル類(エチレングリコー
ルメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(またはエチル、またはブチル)エーテル等)等が挙げ
られる。
【0049】また、本発明に係るインクは、着色剤とし
て顔料および分散染料を含むインク系を用いることが好
ましい。これらの顔料および分散染料は、所望に応じて
適宜選択して使用される溶媒中に分散して使用する。代
表的な例を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定され
るものではない。本発明に好ましい分散染料は、 C.I.DisperseYellow3、4、5、
7、9、13、24、30、33、34、42、44、
49、50、51、54、56、58、60、63、6
4、66、68、71、74、76、79、82、8
3、85、86、88、90、91、93、98、9
9、100、104、114、116、118、11
9、122、124、126、135、140、14
1、149、160、162、163、164、16
5、179、180、182、183、186、19
2、198、199、202、204、210、21
1、215、216、218、224; C.I.DisperseOrange1、3、5、
7、11、13、17、20、21、25、29、3
0、31、32、33、37、38、42、43、4
4、45、47、48、49、50、53、54、5
5、56、57、58、59、61、66、71、7
3、76、78、80、89、90、91、93、9
6、97、119、127、130、139、142; C.I.DisperseRed1、4、5、7、1
1、12、13、15、17、27、43、44、5
0、52、53、54、55、56、58、59、6
0、65、72、73、74、75、76、78、8
1、82、86、88、90、91、92、93、9
6、103、105、106、107、108、11
0、111、113、117、118、121、12
2、126、127、128、131、132、13
4、135、137、143、145、146、15
1、152、153、154、157、159、16
4、167、169、177、179、181、18
3、184、185、188、189、190、19
1、192、200、201、202、203、20
5、206、207、210、221、224、22
5、227、229、239、240、257、25
8、277、278、279、281、288、29
8、302、303、310、311、312、32
0、324、328; C.I.DisperseViolet1、4、8、2
3、26、27、28、31、33、35、36、3
8、40、43、46、48、50、51、52、5
6、57、59、61、63、69、77; C.I.DisperseGreen9; C.I.DisperseBrown1、2、4、9、
13、19; C.I.DisperseBlue3、7、9、14、
16、19、20、26、27、35、43、44、5
4、55、56、58、60、62、64、71、7
2、73、75、79、81、82、83、87、9
1、93、94、95、96、102、106、10
8、112、113、115、118、120、12
2、125、128、130、139、141、14
2、143、146、148、149、153、15
4、158、165、167、171、173、17
4、176、181、183、185、186、18
7、189、197、198、200、201、20
5、207、211、214、224、225、25
7、259、267、268、270、284、28
5、287、288、291、293、295、29
7、301、315、330、333; C.I.DisperseBlack1、3、10、2
4;等が挙げられる。
【0050】また、本発明に好ましい顔料としては、 カーボンブラック顔料(C.I.Pigment Bl
ack7); C.I.PigmentYellow12、13、1
4、16、17、73、74、75、83、108、1
09、110、180、182; C.I.PigmentRed5、7、12、112、
123、168、184、202; C.I.PigmentBlue1、2、3、15:
3、16、22、60;C.I.VatBlue4、6
0; 以上の他にレッド、グリーン、ブルー、中間色が必要と
される場合には以下の顔料を単独或いは併用して用いる
ことが好ましい。
【0051】C.I.PigmentRed209、2
24、177、194; C.I.PigmentOrange43; C.I.VatViolet3; C.I.PigmentViolet19、23、3
7; C.I.PigmentGreen36、7; C.I.PigmentBlue15:6; 本発明に係るインクで用いる顔料及び分散染料は、分散
剤及びその他所望する諸目的に応じて必要な添加物と共
に混合して分散機により分散して用いられる。
【0052】分散機としては従来公知のボールミル、サ
ンドミル、ラインミル、高圧ホモジナイザー等が使用で
きる。
【0053】分散剤としては、界面活性剤が好ましく用
いられる。本発明に用いられる界面活性剤としては陽イ
オン性、陰イオン性、両性、非イオン性のいずれをも用
いることができる。
【0054】陽イオン性界面活性剤としては、脂肪族ア
ミン塩、脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリ
ニウム塩、などが挙げられる。陰イオン性界面活性剤と
しては、脂肪酸石鹸、N−アシル−N−メチルグリシン
塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ア
シルグルタミン酸塩、アシル化ペプチド、アルキルスル
ホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エス
テル塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、N−アシルメチルタウリン、硫酸化油、高級ア
ルコール硫酸エステル塩、第2級高級アルコール硫酸エ
ステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、第2級高級アルコ
ールエトキシサルフェート、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル硫酸塩、モノグリサルフェート、脂
肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、アルキルエー
テルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩等が
挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボキシベタ
イン型、スルホベタイン型、アミノカルボン酸塩、イミ
ダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
【0055】非イオン活性剤としては、ポリオキシエチ
レン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロール
エーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレ
ンソルビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アル
キルアミンオキサイド、アセチレングリコール、アセチ
レンアルコール等が挙げられる。
【0056】本発明に係るインクには有機溶媒を含有さ
せることが好ましいが、用いることができる有機溶媒と
しては、炭素数1〜4のアルキルアルコール類(例えば
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール等)、アミド類(例え
ばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、
ケトンあるいはケトアルコール類(例えばアセトン、ジ
アセトンアルコール等)、エーテル類(例えばテトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等)、ポリアルキレングリコー
ル類(例えばポリプロピレングリコール等)、アルキレ
ン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール
類(例えばプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、1、2、6ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル、ヘキシレングリコール等)、グリセリン、多価アル
コールの低級アルキルエーテル類(エチレングリコール
メチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(またはエチル、またはブチル)エーテル等)等が挙げ
られる。
【0057】本発明に係るインクには、吐出後のインク
液滴の記録用紙への浸透を加速するために、界面活性剤
を使用することができる。用いることができる界面活性
剤としては、インクに対して保存安定性等の悪影響を及
ぼさないものであれば限定されるものではなく、上記の
分散剤として使用する界面活性剤と同様のものが用いら
れる。
【0058】また、本発明に係るインクには、電気伝導
度調節剤を用いることもでき、電気伝導度調節剤として
は、例えば塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナト
リウム、硝酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩
や、トリエタノールアミンなどの水溶性アミンがある。
【0059】更に、本発明に係るインクには、プリント
ヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像
保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、さらに粘
度調製剤、比抵抗調製剤、皮膜形成剤、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、退色防止剤、防錆剤、防腐剤等を添加する
こともできる。
【0060】また、本発明に係るインクは、上記した有
機溶媒において、有機性/無機性比が0.5〜2.4で
ある水溶性有機溶媒の含有量が5〜15質量%であるイ
ンクであることが好ましい。
【0061】 有機性/無機性比 グリセリン 5.0 エチレングリコール 5.0 プロピレングリコール 3.3 ジエチレングリコール 2.8 1,2ペンタンジオール 2.0 ジプロピレングリコール 1.8 エチレングリコールモノメチルエーテル 2.0 エチレングリコールモノエチルエーテル 1.5 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.9 トリエチレングリコールモノブチルエーテル 0.8 また、本発明においては、アルコール類(例えば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノ
ール、ターシャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール
等)、多価アルコール類(例えば、チオジグリコール
等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ
フェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、
トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチ
レングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリ
コールジメチルエーテル等)、アミン類(例えば、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエ
タノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、
エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレン
イミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメ
チルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロ
リドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−シクロヘキ
シル−2−ピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類
(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例
えば、スルホラン等)、スルホン酸塩類(例えば1−ブ
タンスルホン酸ナトリウム塩等)、尿素、アセトニトリ
ル、アセトン等も用いることができる。
【0062】本発明に係る、下記(a)乃至(c)の条
件を満足させる高分子化合物は、無機化合物の場合はイ
ンク中での分散状態が比較的不安定であることから、有
機化合物であることが好ましく、より好ましくは、アク
リル系高分子化合物、例えば、カルボキシル基を有する
スチレン−アクリル系樹脂化合物、例えば、ジョンソン
社製のジョンクリル61や、ロームアンドハースト社の
アクリルコポリマー樹脂Acryloid DM55等
を好ましく挙げることができる。
【0063】尚、本発明に係る条件(a)乃至(c)と
は、以下の様である。 (a)ズリ速度が1(1/sec)未満の時、粘度が、
15〜20mPa・sであること (b)ズリ速度が1以上1×103(1/sec)未満
の時、粘度が、10〜15mPa・sであること (c)ズリ速度が1×103以上1×106(1/se
c)の時、粘度が、5〜10mPa・sであること これらの条件を満たす様に、本発明に係る高分子化合物
をインクに含有させる場合に、好ましい効果を奏するも
のである。
【0064】該高分子化合物は、本発明に係るインク中
に、1〜10質量%含有されていることが好ましく、更
には、3〜7質量%含有されていることが好ましい。
【0065】本発明に係るインクの上記粘度(液体弾性
率)は、測定方法として、travelling to
rsional wave technique方式の
装置にて測定することができ、本発明に係る上記条件
(a)乃至(c)についての測定は、25℃、1気圧の
下で行ったものである。
【0066】本発明に係るインクにおいては、少なくと
も一色以上において、少なくとも二つからなる印画濃度
の異なる同色水性インク(濃淡インクとも言う)から構
成されるインクセットを用いることが好ましい。
【0067】二色以上において、該インクセットを用い
ることがより好ましく、三色以上において該インクセッ
トを用いることがさらに好ましい。
【0068】これにより、印字された画像の粒状感を良
化させ、いわゆる「ざらつき」のない高画質画像を形成
することができる。
【0069】特に、人間の視感度の高い、マゼンタイン
ク、シアンインクあるいはブラックインクにおいて、該
インクセットを用いることが好ましい。
【0070】この濃度が異なるインクセットの濃度比は
任意な値として良いが、より滑らかな階調再現を行うた
めに、高濃度インクと低濃度インクとの比[(低濃度イ
ンクの濃度)÷(高濃度インクの濃度)]は、0.1〜
0.9の間にあることが好ましく、0.2〜0.5の間
にあることがさらに好ましく、0.25〜0.4の間に
あることが特に好ましい。
【0071】本発明に係るインクジェット記録方法にお
いて、その記録速度としては、以下の式で表す場合、そ
の値が1kHz〜50kHzの範囲において、特に有効
に発明の効果を奏するものであり、本発明においては当
該範囲での実施が好ましい。
【0072】記録速度(mm/s)=インク吐出の周波
数(Hz=dots/s)/画像記録密度(dots/
mm) ここでインク吐出の周波数が25kHz未満の場合に、
特に、0〜7滴で1ドットを形成する、高画質グレース
ケール印刷モードでは、画像形成時間が長くなりすぎて
しまい好ましくなく、従って、本発明においてより好ま
しくは、25kHz〜50kHzとなる。
【0073】また、この様な高い吐出周波数域では、ヘ
ッドに与えられる駆動エネルギーが大きくなり、これに
伴うと思われるヘッド周辺の温度が上昇する傾向が見ら
れるが、本発明に係るインクは、ヘッド温度が35℃に
おいて上記した条件(a)乃至(c)が、それぞれ次の
条件範囲にある場合がこのましい。すなわち、 (a)ズリ速度が1(1/sec)未満のときの粘度
が、10〜15mPasであること (b)ズリ速度が1以上1×103(1/sec)未満
のときの粘度が、5〜10mPa・sであること (c)ズリ速度が1×103以上1×106(1/se
c)のときの粘度が、1〜5mPa・sであること 本発明に係るインクジェット記録に使用するインクジェ
ットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス
方式でも構わない。また、吐出方式としては、電気−機
械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブル
キャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモ
ード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式
(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット
(R)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、ス
リットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパーク
ジェット型等)などを具体的な例として挙げることがで
き、いずれの吐出方式を用いても構わないが、シェアー
モード型、シェアードウォール型が本発明においては好
ましい。
【0074】本発明に使用できる記録媒体(記録用紙と
も言う)は、基本的には、支持体及びインク受容層から
構成されているものが好ましい。また、このインク受容
層は、中間層、下層等の多層構成を取ることができる。
また記録体の裏面にバック層を設けることもできる。
【0075】上記インク受容層は、親水性バインダーを
主たる構成成分とするいわゆる膨潤型のインク吸収層で
あっても、また、少量のバインダーと微粒子を多く含有
する空隙型のインク吸収層であってもよいが、インク吸
収性が良好である観点から、空隙型のインク受容層であ
ることが好ましい。
【0076】空隙型のインク受容層は、少量のバインダ
ーと微粒子から主として形成されるが、本発明で用いら
れる微粒子としては、無機微粒子が、より高い発色濃度
を与え、かつより小粒径の微粒子が得られやすい点から
好ましい。
【0077】上記無機微粒子としては、従来からインク
ジェットの記録用紙で公知の各種の固体微粒子を用いる
ことができる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タ
ルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、
酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロ
タルサイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カル
シウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイ
ダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマ
イト、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、水
酸化マグネシウム等の白色無機顔料等を挙げることがで
きる。
【0078】上記無機微粒子の形状は特に制約を受け
ず、球状、棒状、針状、平板状、数珠状の物であっても
良い。無機微粒子は、その平均粒径は3〜200nmの
ものが好ましい。平均粒径が200nmを越える微粒子
を使用した場合には記録用紙の光沢性が低下したり、あ
るいは表面での光散乱による最高濃度の低下が生じたり
して鮮明な画像が得にくくなる。平均粒径の下限は特に
限定されないが粒子の製造上の観点から概ね3nm以
上、特に6nm以上が好ましい。特に好ましい無機微粒
子は、その平均粒径が10〜100nmである。
【0079】上記において、無機微粒子の平均粒径は、
粒子そのものあるいは空隙層の断面や表面を電子顕微鏡
で観察し、多数個の任意の粒子の粒径を求めてその単純
平均値(個数平均)として求められる。ここで個々の粒
径はその投影面積に等しい円を仮定した時の直径で表し
たものである。
【0080】上記した無機微粒子としては、無機微粒子
と少量の有機物(低分子化合物でも、高分子化合物でも
よい)とからなる複合粒子でも、実質的には無機微粒子
と見なす。この場合も乾燥被膜中に観察される最高次粒
子の粒径をもってしてその無機微粒子の粒径とする。
【0081】上記した無機微粒子としては、低コストで
あることや高い反射濃度が得られる観点から低屈折率の
微粒子であることが好ましく、シリカ、中でも気相法で
合成されたシリカまたはコロイダルシリカがより好まし
い。また、カチオン表面処理された気相法シリカ、カチ
オン表面処理されたコロイダルシリカ及びアルミナ、コ
ロイダルアルミナ、擬ベーマイト等も用いることができ
る。
【0082】また、上記した空隙型のインク受容層に用
いられるバインダーは、水溶性バインダーが好ましく用
いられ、水溶性バインダーとしては、例えば、ポリビニ
ルアルコール、ゼラチン、ポリエチレンオキサイド、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルア
ミド、ポリウレタン、デキストラン、デキストリン、カ
ラーギーナン(κ、ι、λ等)、寒天、プルラン、水溶
性ポリビニルブチラール、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等が挙げられ、好まし
く用いられる水溶性バインダーは、ポリビニルアルコー
ルである。これらの水溶性バインダーは、二種以上併用
することも可能である。
【0083】上記空隙型のインク受容層に用いられる無
機微粒子の添加量は、要求されるインク吸収容量、受容
層の空隙率、無機微粒子の種類、親水性バインダーの種
類に大きく依存するが、一般には記録用紙1m2当た
り、通常3〜30g、好ましくは5〜25gが好まし
い。
【0084】上記空隙型のインク受容層に用いられる無
機微粒子とポリビニルアルコールの比率は、質量比で通
常2:1〜20:1であり、特に3:1〜10:1であ
ることが好ましい。
【0085】上記した記録体に用いられる支持体は、非
吸水性の支持体であることが好ましく、非吸水性支持体
としては、プラスチック樹脂フィルム支持体、あるいは
紙の両面をプラスチック樹脂フィルムで被覆した支持体
(レジンコーテッドあるいはRC支持体)が好ましく挙
げられる。特にプリント時のコックリング(しわ)が発
生しない非吸水性支持体が好ましい。
【0086】プラスチック樹脂フィルム支持体として
は、例えば、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、セルローストリアセ
テートフィルム、ポリスチレンフィルムあるいはこれら
の積層したフィルム支持体等が挙げられる。これらのプ
ラスチック樹脂フィルムは、透明または半透明なものも
使用できる。
【0087】上記した支持体の中では、紙の両面をプラ
スチック樹脂で被覆した支持体が好ましく、より好まし
くは、紙の両面をポリオレフィン樹脂で被覆した支持体
である。
【0088】上記した記録媒体のインク受容層は、単一
の層構成を有するインク受容層であっても多層構成から
なるインク受容層であっても良いが、環境湿度が変化し
た際の色変化がより少ない多層構成のインク受容層がよ
り好ましい。
【0089】該インク受容層は、硬膜剤を含有しても良
い。硬膜剤としては、前述のホウ酸も硬膜作用を有する
がこれ以外に、エポキシ系硬膜剤、アルデヒド系硬膜
剤、活性ハロゲン系硬膜剤、活性ビニル系化合物、アル
ミ明礬、イソシアネート化合物等が挙げられる。
【0090】硬膜剤の使用量は、ポリビニルアルコール
の種類及び量、硬膜剤の種類、無機微粒子の種類等によ
り変化するが、通常ポリビニルアルコール1g当たり5
〜500mg、好ましくは10〜300mgである。
【0091】記録媒体の製造方法としては、インク受容
層を含む各構成層を、各々単独にあるいは同時に、支持
体上に塗布し、乾燥して製造することができるが、塗布
方式としては、例えば、ロールコーティング法、ロッド
バーコーティング法、エアナイフコーティング法、スプ
レーコーティング法、カーテン塗布方法、あるいは米国
特許第2,761,419号、同第2,761,791
号公報に記載のホッパーを使用するスライドビード塗布
方法、エクストルージョンコート法等が好ましく用いら
れる。
【0092】上記した記録体のインク受容層側の任意の
層中には、必要に応じて各種の添加剤を含有させること
が出来る。
【0093】例えば、特開昭57−74193号公報、
同57−87988号公報及び同62−261476号
公報に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192
号、同57−87989号公報、同60−72785号
公報、同61−146591号公報、特開平1−950
91号公報及び同3−13376号公報等に記載されて
いる退色防止剤、アニオン、カチオンまたはノニオンの
各種界面活性剤、特開昭59−42993号公報、同5
9−52689号公報、同62−280069号公報、
同61−242871号公報および特開平4−2192
66号公報等に記載されている蛍光増白剤、硫酸、リン
酸、酢酸、クエン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム等のpH調整剤、消泡剤、ジエチレン
グリコール等の潤滑剤、防腐剤、増粘剤、帯電防止剤、
マット剤等の公知の各種添加剤を含有させることもでき
る。
【0094】
【実施例】以下、本発明を実施例にて説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0095】《インクの作製》以下の表1に記載の処方
にて、下記する様に各インクを作製した。尚、表中の数
値は、質量部を示す。
【0096】また、調製した各インクの本発明に係る
(a)乃至(c)の条件での粘度を測定し、各インクの
粘度を表1に記載した。尚、測定は上記した粘度測定器
を用いて1気圧25℃にて行った。
【0097】
【表1】
【0098】各インクは、上記の処方の各組成物を混合
し、撹拌して1ミクロンフィルターで濾過した後、水性
染料インクとして調製した。
【0099】得られたインクを、コニカ製インクジェッ
トプリンターIGUAZU 1044SDを使用して、
記録用紙としてコニカインクジェットペーパー QP
(コニカ製)を使用して印刷した。尚、インク吐出駆動
周波数は25kHzとした。
【0100】評価は、以下の方法により各種評価を行っ
た。得られた結果及び各実験に使用したインク内容を表
2に示す。
【0101】(カラーブリードの評価)インク吸収速度
に関係するカラーブリードの評価を行った。評価は、印
字したY、M、C、Kの各帯状テストチャートについ
て、境界における色にじみの発生の有無を目視観察し、
以下に示す基準に則り評価を行った。
【0102】4:全ての色の境界部でほとんど色にじみ
の発生が認められない。 3:1、2色でわずかに境界で色にじみが観察された。
【0103】2:数色において、境界での色にじみが観
察された。 1:数色で、かなり激しい境界色にじみが確認された。
【0104】(吐出速度の評価)上記作製したインク
を、上記画像記録方法により10秒間連続吐出して吐出
速度を測定し、以下の基準で評価した。
【0105】4:8m/s以上。 3:7m/s以上8m/s未満。
【0106】2:6m/s以上7m/s未満。 1:3m/s以上6m/s未満。
【0107】(インクの長期保存評価)上記インクを、
密封容器に入れ、40℃で1ヶ月静置保存し、その後状
態を目視により観察し、下記評価基準により評価した。
【0108】4:外観及び粘度変化なし。 3:外観は変わらないが、粘度が上昇した。
【0109】2:沈殿物が見られる。 1:沈殿物が大量に見られる。
【0110】
【表2】
【0111】本発明に係る試料は、高速インクジェット
記録方法する場合であっても、吐出安定性に優れ、長期
保存が可能で、カラーブリーディングも良好であり、記
録媒体での滲み性能に優れることが分かる。
【0112】
【発明の効果】本発明は、高速インクジェット記録する
場合であっても、吐出安定性に優れ、長期保存が可能
で、カラーブリーディングも良好な、インクジェット記
録液及び方法を提供できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 FC01 2H086 BA03 BA59 BA60 BA61 4J039 AD03 AD09 BE01 BE03 BE04 BE06 BE12 CA03 CA04 CA06 CA07 CA09 EA44 EA47 GA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録方式の記録液であっ
    て、高分子化合物を含有し、25℃常圧で測定した時、
    下記(a)乃至(c)の条件を満足するズリ流動化(s
    hear−thinning)特性を有することを特徴
    とする記録液。 (a)ズリ速度が1(1/sec)未満の時、粘度が、
    15〜20mPa・sであること (b)ズリ速度が1以上1×103(1/sec)未満
    の時、粘度が、10〜15mPa・sであること (c)ズリ速度が1×103以上1×106(1/se
    c)の時、粘度が、5〜10mPa・sであること
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録液を用いて、インク
    ジェットヘッドの吐出駆動周波数が1kHz〜50kH
    zの条件で印字記録することを特徴とするインクジェッ
    ト記録方法。
  3. 【請求項3】 前記記録液が、該記録液粘度の緩和時間
    として、記録液吐出駆動の為に掛けたパルス周期より短
    い関係を有することを特徴とする請求項1に記載の記録
    液。
  4. 【請求項4】 前記高分子化合物が、カルボキシル基を
    有する水溶性スチレン−アクリル系樹脂であることを特
    徴とする請求項1に記載の記録液。
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