JP2003191891A - 推進ユニット - Google Patents

推進ユニット

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JP2003191891A JP2002365282A JP2002365282A JP2003191891A JP 2003191891 A JP2003191891 A JP 2003191891A JP 2002365282 A JP2002365282 A JP 2002365282A JP 2002365282 A JP2002365282 A JP 2002365282A JP 2003191891 A JP2003191891 A JP 2003191891A
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    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H23/00Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
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    • B63H21/30Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes
    • B63H21/305Mounting of propulsion plant or unit, e.g. for anti-vibration purposes with passive vibration damping
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水上輸送船舶を推進させるよう配置させた推
進ユニット(1)を提供する。 【解決手段】推進を与える電気モータ(4)と、該モー
タを収容するためのハウジング(2)とを具備してな
る。このモータ(4)は該ハウジング(2)内にて該モ
ータとハウジングとの間での応力を伝達するための複数
の弾性連結部材(10)上に装着されている。この推進
ユニットは船舶などを推進させるために使用され、船の
下に吊り下げられている。この弾性連結部材はハウジン
グからの騒音を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の技術的分野)本発明は、推進ユニッ
トの改良に係わり、特に推進ユニット内への電気モータ
の装着を改善することに関する。
【0002】(発明の背景)船、特に船舶の船体の下に吊
り下げるようにして推進ユニットを設け、船舶を推進さ
せるようにすることは周知であり、このような推進ユニ
ットは一般にPODsと呼ばれている。船舶推進のためのこ
のPODの概念は可なり以前から知られており(例えば、米
国特許No.5,403,216又は欧州特許No.1010614)、現在も
一般に使用されている。このような配置において、推進
モータ(一般に、電気モータ)は船体の下に吊り下げられ
たポッド状ハウジングに収容される。このモータはポッ
ド状ハウジングの1端又は両端にて1又はそれ以上の推進
器に直接的に接続される。この推進器が1端にのみに設
ける場合、この推進器は水流に対し、このポッド状ケー
スの前方又は後方のいずれでもあってもよい。
【0003】船舶が移動するとき、その下に吊り下げら
れたPODが船舶の動きに反対する曳引抵抗を受けること
が理解できよう。従って、PODの物理的寸法を小さく
し、船舶によるもたらされる曳引抵抗を小さくすること
が望まれている。従って、PODsは一般に、その内側への
アクセスが抑制されるようになっていて、推進モータは
一般にPODの壁面に、あるいは壁面に接近させて装着さ
れている。従って、推進モータからの振動がPODの壁面
を介して容易に伝達され、騒音がPODから周囲の水に伝
わってしまう。
【0004】多くの状況において、周囲の水に伝わる騒
音のレベルを小さくすることが望まれる。例えば、観光
船は環境的に敏感な場所へ巡航することを欲したり、環
境調査船又は漁業調査船は常に騒音を抑制することを欲
するであろう。しかし、公知の騒音遮断システムはPOD
の寸法の増大を必要とする傾向があり、従って、PODの
設計は、低い騒音と小さな寸法との間の妥協となってし
まうという問題がある。
【0005】(本発明の概要)本発明は、上述のような問
題を克服ないし少なくとも軽減させることを目的とす
る。
【0006】本発明の第1の形態によれば、水上輸送船
舶を推進させるよう配置させた推進ユニットを提供する
ものであって、このユニットは、推進を与える電気モー
タと、該モータを収容するためのハウジングとを具備し
てなり、該モータは該ハウジング内にて該モータとハウ
ジングとの間での応力を伝達するための複数の弾性連結
部材上に装着され、該弾性連結部材はモータのトルク力
下で圧縮可能であり、かつ、モータの振動の該ハウジン
グへの伝達を該弾性連結部材の所定の固有振動数よりも
実質的に大きい振動数で減衰させるのに有効なものであ
ることを特徴とする。
【0007】本発明の好ましい実施態様において、各弾
性連結部材は、該モータに取着された第1の硬質支持手
段と、該ハウジングに取着された第2の硬質支持手段
と、該第1の硬質支持手段と第2の硬質支持手段と間の
応力を伝達するための弾性クッション手段とを具備して
なり、該弾性クッション手段はモータのトルク力下で圧
縮可能であり、かつ、モータの振動の該ハウジングへの
伝達を該弾性クッション手段の所定の固有振動数よりも
実質的に大きい振動数で減衰させるのに有効なものであ
ることを特徴とする。
【0008】このような連結部材の利点は、該モータか
ら該ハウジングへの振動を可なり減少させることがで
き、従って推進ユニットからの騒音伝達が減少されると
いうことである。従来は、このような推進ユニットを弾
性連結部材と嵌合させることをしなかった。なぜなら
ば、それによりハウジングが必然的に大きくなり(従っ
て、流体力学的に非効率的)、あるいは、推進ユニット
内でのアクセスが制限されるため上記連結部材へのアク
セスを確保することができず、これら連結部材を維持す
ることができないからである。
【0009】好ましくは、上記弾性クッション手段は金
属製クッション部材からなり、かつ、好ましくは編まれ
た構造のものとする。このようなクッション部材は、メ
ンテナンスを頻繁に行うことを必要としない点で有利で
ある。最も好ましい実施態様において、弾性連結部材は
その硬直性が圧縮の増大と共に増大するようになってい
る。すなわち、金属製クッション部材は、その圧縮撓み
が増大するにつれ、その硬直性が増大するようになって
いる。このような金属製クッション部材はStop-Choc社
(Banbury通り、Slough,Berkshire、英国)から入手する
ことができる。
【0010】上記弾性連結部材は弾性クッション手段の
弾性により制御される固有振動数を有する。好ましい実
施態様において、弾性連結部材の固有振動数は、電気モ
ータの最大供給振動数の2倍より大きい。このような配
置は好便である。なぜならば、電気モータはその内部の
フラックスの基本的成分のため振動を発生させるからで
あり、これが電気モータの基本的供給振動数の2倍で発
生するからである。更に、弾性連結部材の固有共鳴振動
数は、弾性連結部材がこれらの振動数を過度に増幅しな
いようにするために充分な量によって最大供給振動数の
2倍より大きくなるように配置することは有利である。
このような増幅は、共鳴振動数が最大供給振動数の2倍
にほぼ等しくなったときに発生する。それにもかかわら
ず、最大供給振動数の2倍よりも高い振動数でモーター
により生じる振動は、一層減衰される。
【0011】弾性連結部材は、その固有振動数が上記モ
ータに適合するように選択することが好ましい。一般
に、その固有振動数は、ほぼ20Hzないしほぼ50Hzの
範囲である。勿論、この弾性連結部材は上記以外の固有
振動数を有するものであってもよく、ほぼ下記の1又は
それ以上のもの(又は、その間の値)であってもよい。す
なわち、5Hz、10Hz、15Hz、25Hz、30Hz、40
Hz、50Hz、75Hzである。固有振動数が低いことは有
利であることを理解されるであろう。なぜならば、弾性
連結部材は基本振動数よりも小さい振動数を減衰せず、
従って、基本振動数が高ければ高いほど、減衰される振
動数は少なくなる。しかし、弾性連結部材の固有振動数
が低すぎる場合、十分な硬直性を与えることができず、
弾性連結部材でのモータの撓みは大きくなりすぎること
になる。
【0012】1実施態様において、上記モータは誘導モ
ータである。しかし、他の種類の電気モータ、例えば同
期モータであってもよい。
【0013】上記推進ユニットは上記モータを補充する
よう配置されたパルス幅変調駆動ユニットを具備するも
のであってもよい。このような駆動ユニットは有利であ
る。なぜならば、それがモータに供給する電流および電
圧に導入される騒音成分は一般に弾性連結部材の共鳴振
動数と比較して高い振動数でのものであるからである。
又、そのような配置は好便である。なぜならば、このよ
うな騒音成分を弾性連結部材により容易に減衰させるこ
とができるからである。一般に、通常の操作の間、推進
ユニットにおける振動の最大の発生源はモータへの電流
供給における非シヌソイド様成分である。
【0014】上記モータは、上記ハウジングとの関連で
モータの移動を制限するよう配置された制限機構を備え
ていることが好ましい。そのような構成は、モータがそ
の定常の操作条件から外れた場合、例えば故障状態又は
外的衝撃などの場合に好都合である。このような状態に
おいて、弾性連結部材中の弾性クッション手段はモータ
の移動に対し十分な抵抗を提供することができないこと
がある。従って、この制限機構はモータの過度の移動を
防止する上で望ましいものである。
【0015】この制限機構は、上記の第1と第2の支持
手段と関連する対向するアバットメント間に所定寸法の
隙間を有する。この隙間は、モータの正常な操作の間に
おいては上記弾性クッション手段により維持される。こ
のような構成は、構造的に単純であるから好都合であ
る。
【0016】好ましい実施態様において、この隙間はほ
ぼ1.0ないし1.5mmである。しかし、この隙間は他
の適当な寸法であってもよく、例えば約0.5mmないし
2mmの範囲、或いは、0.5mm、1mm、2mm、3mm、4
mm、5mmのいずれかの間の任意の寸法であってもよい。
なお、この隙間が大きれば大きいほど、モータの移動の
大きさが大きくなり、上記ハウジングが大きれば大きい
ほど、余分な隙間が可能になることが理解できよう。他
方、この隙間が小さ過ぎると、アバットメント相互が接
触し合い、推進ユニットがより多くの騒音を発生するこ
とになる。
【0017】好ましくは、モータとケースとの間にスペ
ースを作り、それを冷却用流体が通過しモータを冷却し
得るようにする。一般に、この場合の流体は気体であ
り、特に空気である。
【0018】1実施態様において、弾性連結部材(複数)
はモータの少なくとも1側に沿って長手方向に、より好
ましくはモータの径方向両側に沿って長手方向に相互に
離間して設けられる。この複数の弾性連結部材は、上記
モータの長手軸と実質的に平行に整列させることが望ま
しい。この構成は、他の可能な構成と比較してよりコン
パクトにできるという点で好都合である。なお、上記ハ
ウジングは弾性連結部材を収容すべく延出部を有するも
のでもよい。
【0019】上記弾性連結部材は、第2の硬直支持手段
に取着された中間部材を含むものであってもよい。この
中間部材は、モータの軸と実質的に平行に延びたバーを
具備してなるものでもよい。この中間部材は、上記弾性
連結部材を上記ハウジングと容易に整合させるという点
で有利となる。
【0020】その他、多分、それほど好ましい態様では
ないが、弾性連結部材を上記モータの端部に設けてもよ
い。好ましくは、複数の弾性連結部材を上記モータの各
端部に設ける。この構成は、推進ユニットの構成を容易
にする点で好都合であるが、推進ユニットが長くなる虞
がある。
【0021】(好ましい実施態様の説明)本発明の好まし
い実施態様が図2に示されている。これには、モータ4
を収納したハウジング2を有する推進ユニット(一般に
PODと呼ばれている)1の断面が示されている。この
実施態様において、このモータは誘導モータであって、
ローター6と、ステータ(固定子)8とからなり、ハウジ
ング2内に収容されている。
【0022】モータ4はハウジング2内にて複数の弾性
連結部材10上に装着されている。実質的に断面環状の
スペース3がハウジング2とスタータ8との間に形成さ
れている。このスペース3は、モータの周りを循環し、
モータを冷却するための冷却水で満たされるようになっ
ている。図2aから明らかなように、6個の弾性連結部
材10が、モータ4の長手軸と平行な線に沿って、つま
りモータ4の長手方向に沿って互いに等間隔で設けられ
ている。弾性連結部材10の2つのライン12,14が
モータとの関係で互いに径方向反対側に設けられている
(図2b参照)。この弾性連結部材の配置の拡大図が図4
に示されている。
【0023】このモータ4は、硬質の支持脚部16を有
し、モータのアバットメン(橋台)部を提供し、これは、
モータの径方向両側に実質的に沿って延出している。ハ
ウジング2は硬質支持台部又は座部18を有し、これが
モータの支持脚部16と協同するよう配置されている。
座部18はその長手方向に沿う一連のウェブ20により
ハウジング2に接続されている。モータの支持脚部16
と座部18との間の中間部材22が座部の一部として設
けられ、モータ4のハウジング2への組み立てを容易に
している。この中間部材22の寸法は、モータ4とハウ
ジング2との正確な整合が得られるよう容易に調整可能
となっている。ボルト24により、この中間部材22が
座部18に固定されるようになっている。
【0024】弾性連結部材10および関連する硬質支持
部材16,18によりモータ4の周縁がハウジング2に
対し放射方向に離間、保持されるようになっている。こ
れについては図4を参照して説明する。通常の操作にお
いて、モータの支持脚部16は座部18/22に直接的
に接触してはならないことが理解されよう。なぜなら
ば、これは振動/騒音のための直接的伝達通路となるか
らである。従って、弾性連結部材10はモータの支持脚
部16と座部18との間に比較的小さな隙間26が維持
されるように配置されている。本実施態様において、こ
の隙間26はほぼ1.5mmとなるようにしている。
【0025】ボルト28は中間部材22と係合し、モー
タ4を位置決めしている。しかし、各ボルトと関連させ
て、第1および第2の円錐形金属製クッション部材3
0,32が設けられ、支持部材16と座部18/22と
の間の直接的接触が生じないようにしている。キャップ
部材34は第1のクッション部材30と接触し、緊張し
たボルト28により加えられたトルクがクッション部材
30全体に均一に広がるようにしている。しかし、この
クッション部材30は、キャップ部材34の裾部と支持
脚部16との間に小さな隙間36ができる程度の厚みの
ものであることに注目すべきである。
【0026】第1のクッション部材30および第2のク
ッション部材32は、夫々関係する装着部材33,35
上に乗せられる。なお、装着部材33,35の上面は円
錐状になっていて上記クッション部材の下面と嵌合し、
加えられた荷重がクッション部材全体に均一に広がるよ
うになっている。装着部材の下面は平面状で支持脚部1
6および中間部材22の同様の平面状上面と当接するよ
うになっている。
【0027】ハウジング2内のモータ4の通常の操作に
おいて、金属製クッション部材30,32はモータのト
ルクに抗し、隙間26が支持脚部16と座部18/22
との間に維持される。したがって、モータ4により発生
した振動は図6との関連で以下に説明するように減衰
し、振動全体がハウジング2へ伝わることはない。
【0028】故障状態(例えば、電気的故障)又は衝撃荷
重が加えられた場合(例えば、推進ユニットが装着され
ている船舶の衝撃)、金属製クッション部材30,32
の対トルク抵抗を超えてしまうことがある。もし、この
トルク/応力限界を超えてしまった場合、モータ4がハ
ウジング2との関係で移動し、モータの支持脚部16が
座部18/22と接触することになる。この支持脚部1
6および座部18/22は、より大きいトルク/応力に対
抗することができ、ハウジング2との関連でのモータ4
の更なる回転/移行が防止される。このような故障が一
旦解消されると、クッション部材30,32の弾性によ
り、モータ4が当初の位置へ確実に戻され、隙間26が
復元される。
【0029】次に、本発明の第2の実施態様を図1a、1b
および図3を参照して説明するが、上記の第1の実施態
様と同一の部材については同一の符号が付されている。
この実施態様において、弾性連結部材10はモータ4の
末端領域に設けられ、ステータ(固定子)8の各末端部の
4箇所の放射状位置に配置されている。ただし、ケーシ
ング(casing)からモータを支持するために必要
な弾性連結部材の数は、モータのサイズやトルクによる
ということが理解されるべきである。明らかに、ロータ
ー6は回転自在になければならず、ハウジングとの関係
で固定されていない。
【0030】環状端部プレート又はアーム38がステー
タ(固定子)8に固定され、そこからピン40が各弾性結
合位置にて突出している。スリーブ42が各ピン40の
周りに設けられ、かつ、スリーブ42のモータ4から離
れた外側末端領域にフランジ44が設けられている。こ
のスリーブ42はピン40に密着嵌合し、ピン40は末
端プレート38の平底穴(図示しない)中に密着嵌合して
いる。このスリーブ42の内側端面の末端プレート38
との接触を維持するため、ボルト52がクランプワッシ
ャ54およびピン40を貫通して設けられている。ボル
ト52は末端プレート38のネジ穴(図示しない)内に螺
合されている。
【0031】スリーブ42は、ピン40を収容するため
のネジなし筒状穴を有するが、各弾性連結位置におい
て、外側段差面を有することが図3から見ることができ
る。上記フランジ部44に加えて、この外側段差面は、
プレート38に当接する内側筒状肩部57と、フランジ
部44に隣接する外側筒状肩部59との間に延びた筒状
表面55を有し、この筒状表面55の径は肩部57、5
9よりも小さい。このフランジ部44の内側面は、肩部
59の周りの第1の円形金属製クッション部材46と当
接している。この第1クッション部材は横断面が四角形
であり、ブッシュ48中の対応する窪み内に嵌挿されて
いる。ボルト56によりブッシュ48がハウジング2に
固定されている。モータの振動の軸方向成分(X方向)を
緩衝させ、衝撃によるモータの過度の移動を防止しつ
つ、モータ4をハウジング2との関連でモータのトルク
力に抗して軸方向に位置させるため、第1のクッション
部材46は、ボルト52が完全に嵌め込まれた状態でフ
ランジ44とブッシュ48の対向面間に僅かな隙間58
が残されるのに十分な厚みを有している。第2の円形ク
ッション部材50は横断面がやはり四角形であって、ス
リーブ42を囲むように設けられ、モータ4をハウジン
グ2との関連で軸方向に位置させつつ、モータの振動の
放射方向 (Y方向)の 成分を緩衝させる。この第2の円
形クッション部材50はスリーブ42中の窪み(すなわ
ち、径を小さくすることにより形成された表面55)内
に嵌挿され、かつ、この表面55とブッシュ48の内側
表面との間にて挟まれている。
【0032】図3に示した第1および第2のクッション
部材は、それらがそれぞれ一体的なものであるかのよう
に記載したが、これらは多分、多くの場合、夫々数個の
第1のクッション部材および数個の第2のクッション部
材から構成され、スリーブ42の周りの円の扇形の形で
配列される。これは、十分に大きい直径の一体型円形ク
ッションを製造することが困難であるため、必要なこと
と思われる。
【0033】上記説明で使用されたクッション部材は、
編まれた金属製のものであり、Stop-Choc社(Banbury通
り、Slough,Berkshire、SL14LR,英国(www.
stopchoc.co.uk))から入手することが
できる。このクッション部材はモータに適合するような
固有振動数のものが選択されるが、本実施態様におい
て、この固有振動数はほぼ50Hzであり、これは図6に
示されている。50Hz未満の振動数の場合、クッション
部材は振動を通過させ、減衰は生じない。事実、振動数
が50Hzつまり固有振動数に近づくにつれ、クッション
部材は振動を増幅させる。したがって、モータ4と弾性
連結部材の組合せは、モータからの有意な振動が結合固
有振動数で発生しないよう特定される。
【0034】図5には、従来の推進ユニット(PODs)およ
び本発明を利用した推進ユニットにより発した騒音の比
較が示されている。横軸は振動数を示し、測定が8オク
ターブ帯域振動数で行われたことが分かる。縦軸は騒音
をデシベル(dB)で示している。4つの推進ユニット/モ
ータ組合せが測定され、結果が線5(1)ないし5(4)と
してプロットされている。線5(1)は20MWで定格され
た市販の同期駆動推進ユニットを表し;線5(2)はPWM
供給源から作動される20MW誘導モータを表し;線5
(3)はPWM 供給源から作動される28MW防音設計モータ
を表し;線5(4)は同じ28MWモータであって、ポッド
に嵌挿させ、本発明による弾性連結部材上に装着させた
ものを表している。第4の線で示した弾性連結部材によ
るものはハウジングへの振動が可なり減少し、したがっ
て推進ユニットの騒音を可なり減少し得ることが理解さ
れるであろう。
【0035】図5から分かるように、高い振動数(2kHz
でのプロットにより表されているように)では、第3の
線により表された防音設計モータは、第1の線で表され
た市販の20MW同期駆動ポッドのものよりも実際に騒音
が大きい。しかし、上記弾性連結部材によれば、固有振
動数より可なり上で発生する振動を容易に減衰し得る。
従って、使用されたモータが高振動数(周波数)で、より
多くの振動を生じさせるということはそれほど大きな問
題ではない。なぜならば、これらの振動を容易に減衰さ
せることができるからである。
【0036】上述の部材の夫々、又は2又はそれ以上組
み合わせたものが、上述の型のものと異なる構成の他の
型のものにも有効に適用し得ることが理解されるであろ
う。
【0037】以上、本発明を推進ユニットとして具体化
して記載したが、本発明はこれら記載に限定されるべき
ものでない。なぜならば、種々の変更および構造的変化
を本発明の趣旨から逸脱することなく、なし得るからで
ある。
【0038】分析を更にする必要なく、本発明の要旨が
上記説明に十分に開示されており、従って、現在の知識
を適用することにより、従来技術の観点から見て本発明
の必須の一般概念的又は特定の形態を表す本発明の特徴
を省くことなく、第3者が本発明を種々の用途に容易に
適用し得るであろう。従って、そのような種々の適用も
請求の範囲に記載されたものの概念又は均等の範疇に含
まれることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは本発明の推進ユニットの第1の実施態
様を示す縦断面図;図1bは図1aに示した弾性連結部材
の端面図。
【図2】図2aは本発明の推進ユニットの第2の実施態
様を示す端面図; 図2bは図2aに示す弾性連結部材の
端面図。
【図3】図1aの1部の拡大詳細図。
【図4】図2aの1部の拡大詳細図。
【図5】本発明を利用することにより達成された改良点
を示すグラフ図。
【図6】本発明の弾性連結部材の振動数応答性を公知の
配置の振動数応答性と比較して示すグラフ図。
【符号の説明】
1 推進ユニット 2 ハウジング 4 モータ 6 ローター 8 ステータ 10 弾性連結部材 16 支持脚部 18 座部 22 中間部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルック デイヴィッド クリストファー イギリス ラグビー シーブイ22 6エル ディ,ビルトン,エディビーン クロウス 31

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水上輸送船舶を推進させるよう配置させ
    た推進ユニット(1)であって;推進を与える電気モー
    タ(4)と、該モータを収容するためのハウジング
    (2)とを具備してなり、該モータは該ハウジング内に
    て該モータとハウジングとの間での応力を伝達するため
    の複数の弾性連結部材(10)上に装着され、該弾性連
    結部材はモータのトルク力下で圧縮可能であり、かつ、
    モータの振動の該ハウジング(2)への伝達を該弾性連
    結部材の所定の固有振動数よりも実質的に大きい振動数
    で減衰させるのに有効なものであることを特徴とする推
    進ユニット。
  2. 【請求項2】 水上輸送船舶を推進させるよう配置させ
    た推進ユニット(1)であって;推進を与える電気モー
    タ(4)と、該モータを収容するためのハウジング
    (2)とを具備してなり、該モータは該ハウジング内に
    て複数の弾性連結部材(10)上に装着され、該モータ
    のトルク力をハウジングに伝達するようになっており、
    該弾性連結部材の夫々が該モータに取着された第1の硬
    質支持手段(16)と、該ハウジングに取着された第2
    の硬質支持手段(18,22,28)と、該第1の硬質
    支持手段と第2の硬質支持手段と間の応力を伝達するた
    めの弾性クッション手段(30,32)とを具備してな
    り、該弾性クッション手段はモータのトルク力下で圧縮
    可能であり、かつ、モータの振動の該ハウジング(2)
    への伝達を該弾性クッション手段(30,32)の所定
    の固有振動数よりも実質的に大きい振動数で減衰させる
    のに有効なものであることを特徴とする推進ユニット。
  3. 【請求項3】 該弾性クッション手段が金属製クッショ
    ン部材である請求項2記載の推進ユニット。
  4. 【請求項4】 該金属製クッション部材が編織構造のも
    のである請求項3記載の推進ユニット。
  5. 【請求項5】 該弾性連結部材の所定の固有振動数が電
    気モータの最大供給振動数の2倍より大きくなるように
    なっている請求項1ないし4のいずれかに記載の推進ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 該弾性連結部材の固有振動数がほぼ20
    Hzないしほぼ50Hzの範囲である請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の推進ユニット。
  7. 【請求項7】 該モータが、誘導モータである請求項1
    ないし6のいずれかに記載の推進ユニット。
  8. 【請求項8】 該モータが、同期モータである請求項1
    ないし7のいずれかに記載の推進ユニット。
  9. 【請求項9】 モータを補充するためのパルス幅変調
    (PWM)駆動ユニットを更に具備してなる請求項1な
    いし8のいずれかに記載の推進ユニット。
  10. 【請求項10】 該弾性連結部材が、上記ハウジングと
    の関連でモータの移動を制限するための制限機構を備え
    ている請求項1ないし9のいずれかに記載の推進ユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 該制限機構が、上記の第1と第2の支
    持手段と関連する対向するアバットメント間に所定寸法
    の隙間を有し、この隙間がモータの正常な操作の間にお
    いて上記弾性クッション手段により維持されるようにな
    っている請求項9記載の推進ユニット。
  12. 【請求項12】 該隙間が約0.5mmないし2mmの範囲
    内でアる請求項11記載の推進ユニット。
  13. 【請求項13】 該隙間が約1.0mmないし1.5mmの
    範囲内である請求項12記載の推進ユニット。
  14. 【請求項14】 該モータとハウジングとの間にスペー
    スが形成され、それを冷却用流体が通過し該モータの周
    りを流れるようになっている請求項1ないし13のいず
    れかに記載の推進ユニット。
  15. 【請求項15】 該弾性連結部材(複数)が該モータの少
    なくとも1側に沿って長手方向に相互に離間して設けら
    れている請求項1ないし14のいずれかに記載の推進ユ
    ニット。
  16. 【請求項16】 該弾性連結部材(複数)が該モータの径
    方向両側に沿って長手方向に相互に離間して設けられて
    いる請求項1ないし15のいずれかに記載の推進ユニッ
    ト。
  17. 【請求項17】 該弾性連結部材(複数)が該モータの長
    手軸と実質的に平行に整列されている請求項14又は1
    5記載の推進ユニット。
  18. 【請求項18】 該弾性連結部材(複数)が該モータの末
    端領域に設けられている請求項1ないし14のいずれか
    に記載の推進ユニット。
  19. 【請求項19】 該弾性連結部材(複数)が該モータの両
    末端領域に設けられている請求項18記載の推進ユニッ
    ト。
  20. 【請求項20】 該ハウジングが、弾性連結部材を収容
    するための放射状延出部を有する請求項1ないし17の
    いずれかに記載の推進ユニット。
  21. 【請求項21】 該弾性連結部材(複数)が、その圧縮増
    大と共にその硬直性も増大するようになっている請求項
    1ないし20のいずれかに記載の推進ユニット。
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