JP2003191571A - 電子式セーフティ回路 - Google Patents

電子式セーフティ回路

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JP2003191571A JP2002261300A JP2002261300A JP2003191571A JP 2003191571 A JP2003191571 A JP 2003191571A JP 2002261300 A JP2002261300 A JP 2002261300A JP 2002261300 A JP2002261300 A JP 2002261300A JP 2003191571 A JP2003191571 A JP 2003191571A
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クヴァスニーフスキー マイク
Marcus Saage
ザーゲ マルクス
Uwe Schmidt
シュミット ウーヴェ
Lutz Michael Wagner
ミヒャエル ヴァーグナー ルッツ
Jorg Zessin
ツェッシン イェルク
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B9/00Safety arrangements
    • G05B9/02Safety arrangements electric

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、印刷機械を確実にスイッチ
オフして、印刷機械の稼働時間を増やすことである。 【解決手段】 上記の課題は、印刷機械のケーシングが
開けられている場合または部分的に開けられている場合
に、人員によるその時々の到達度に依存して印刷機械の
安全関連装置を選択的に切り換える、複数のセーフティ
スイッチを設けることで解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機械の、安全
にとって重要な装置(安全関連装置)を切り換える電子
式セーフティ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機械は複数の安全関連領域を、とり
わけ印刷機械の内部空間に有する。操作者が内部空間に
接近するとき、印刷機械の内部空間における可動部、電
圧およびモータは、印刷機械の旋回式扉またはドアを開
けた後で操作者にとって危険である。このような理由か
ら、内部空間を開ける前かまたは開けるときに印刷機は
スイッチオフされる。スイッチオフは通常、操作者によ
って印刷機械の制御装置を介して行われる。さらに、旋
回式扉またはドアの操作時に印刷機械を自動的にスイッ
チオフする装置が開発された。この装置における欠点
は、印刷機械がスイッチオフされた後に、再び作動状態
に達するまでに若干の時間を必要とすることである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、印刷
機械を確実にスイッチオフして、印刷機械の稼働時間を
増やすことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、印刷機械
の安全関連装置を選択的に切り換える複数のセーフティ
スイッチを設け、前記切り換えが、印刷機械のケーシン
グが開けられている場合または部分的に開けられている
場合に、人員による、安全関連装置に対するその時々の
到達度に依存して行われることで解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】このような特徴部分の構成によっ
て、印刷機械の非稼働時間が著しく低減される。さらに
この電子式セーフティ回路によって人員の安全性が高ま
る。有利な構成は従属請求項に記載されている。このセ
ーフティ回路は、印刷機械の旋回式扉が操作されること
によってトリガすることができる。このような特徴によ
ってセーフティスイッチの操作が省かれ、さらに印刷機
械の安全性が高まる。なぜならセーフティスイッチは、
旋回式扉が開けられる度にトリガされるからである。安
全性をさらに高めるため、各セーフティスイッチに2つ
の信号線路を接続することができる。これらの信号線路
は相互に独立して作動する。
【0006】
【実施例】以下で本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0007】図1には、電子式制御回路の実施例を表す
ブロック回路図が示されてる。この電子式制御回路は、
印刷機械の種々異なる安全関連装置を選択的に切り換え
るのに用いられる。このような安全関連装置は例えば定
着装置、とりわけその高熱ランプや、駆動部や、搬送バ
ンド、とりわけその高電圧供給部である。ブロック2、
4、6および8の出力側は、図4aおよび図4bに示さ
れたセーフティHWチェック16(ハードウェア(H
W)のチェック)と、図2a、図2b、図2cに示され
たセルフテスト(またはセーフティスタート)18とに
接続される。ブロック14、16、20の開始前にブロ
ック18が実行されるのは明らかである。このブロック
18は、印刷機械の始動後に起動する。第1のセーフテ
ィ倫理回路10(セーフティ論理経路1)の出力側と、
第2のセーフティ倫理回路12(セーフティ論理経路
2)の出力側はそれぞれ、ブロック16と、18と、ブ
ロック20とに接続される。ここでこのブロック20
は、図3のプログラムフローが実行されるクロスチェッ
クおよび妥当性チェックである。ブロック16、18、
20はそれぞれ出力側を有しており、これらの出力側
は、以下で説明する所定の条件下で印刷機械の一部分を
選択的に停止する。ブロック18はさらに出力側を有し
ており、これらの出力側はブロック14と、ブロック1
6と、ブロック20とに接続される。ブロック14はC
PUアクティブタスクであり、これは図5に詳細に示さ
れている。ブロック18の後者2つの出力側のうちの1
つの信号によって、ブロック16ないしはブロック20
のそれぞれの指示が開始される。ブロック20は、さら
に1つの出力側を有しており、この出力側は第1のセー
フティ論理回路10に接続され、第1経路1のセーフテ
ィ論理をトリガするまたはアクティブにする。さらに第
2経路2が設けられており、この経路は第2のセーフテ
ィ論理回路12によって制御される。回路ブロック1
4、すなわちCPUアクティブタスクは、第2経路2の
第2セーフティ論理回路であるブロック12と接続され
ている。
【0008】図2aには、回路ブロック18のプログラ
ムフロー、すなわちセーフティスタートまたはセルフテ
ストが示されている。これはブロック22における初期
化により始まる。図2a、図2b、図2cのこれらタス
クで、電子式セーフティ回路に関連してハードウェアの
機能性が検査される。ここでは以下の検査が行われる。
すなわち、印加されている供給電圧の検査と、スイッチ
電圧を遮断することによって、印刷機械の安全関連装置
を切り換えるセーフティスイッチが開放するか否かの検
査と、第1経路1の信号と第2経路2の信号との比較
と、セーフティ論理回路の機能の検査と、検査を目的に
した第1経路1と第2経路2のリレーの切り換えが行わ
れる。リレーは印刷機械の安全関連装置を切り換える。
ブロック18、すなわちセーフティスタート(セルフテ
スト)は、印刷機械の安全関連装置をオン/オフする構
成素子と、AND素子と、印刷機械のモータを制御する
FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)の
リセット入力側(リセット)と、リレーのスイッチ状態
とを監視する。
【0009】以下では、図2a、図2b、図2cを参照
する。図2cのブロック115が信号を送出すると、図
2aのブロック24でロックガードが除去される。この
ロックガードは、印刷機械の安全関連装置と関係のある
動作を阻止する。ブロック26では、3つのセーフティ
タスク全てが停止しているか否かが検査される。これら
のタスクとは、CPUが正常に作動してるか否かを検査
するCPUアクティブタスクと、ブロック20に示され
た、ハードウェアに対するクロスチェックおよび妥当性
チェックと、ブロック16に示されたハードウェアのセ
ーフティチェックである。ここで3つのセーフティタス
ク全てが停止している場合のみ、ブロック28で、単安
定フリップフロップ素子であるいわゆるウォッチドッグ
がスイッチオフされているか否かが検査される。すなわ
ち単安定フリップフロップ素子が出力側でローレベルで
あるか否かが検査される。しかし、問い合わせされてい
るこれらの3つのセーフティタスクのうちの少なくとも
1つがアクティブである場合、または単安定フリップフ
ロップ素子がハイレベルを有している場合、信号は図2
cのブロック115に伝送される。そしてそのブロック
114では印刷機械の制御装置において操作者にエラー
情報が表示される。ブロック116でエラーを除去し、
ブロック118で上述した3つのセーフティタスクを停
止する。最後にブロック120で印刷機械の操作者がさ
らなる運転を確認する。ブロック115が首尾良く実行
された場合、プログラムフローはリターンし、図2aの
セルフテストがブロック24の動作ステップから始ま
る。ブロック28でウォッチドッグがスイッチオフされ
ている場合、第1経路1がオフにされ、第1のセーフテ
ィスイッチ11(SSW)への電圧供給が止められる、
または非アクティブ状態にされる。
【0010】操作者が到達可能な安全関連装置を覆って
いる印刷機械の全ての旋回式扉またはドアには、セーフ
ティスイッチが1つずつ設けられている。従ってドアま
たは旋回式扉の開閉時に、それぞれの割り当てられたセ
ーフティスイッチが操作される。印刷機械を開けた後に
印刷機械の操作者が到達可能であり、操作者に危険が及
ぶ印刷機械の安全関連装置はスイッチオフされる。この
ため図面で、ブロック18は上述したようにブロック1
0、すなわち第1経路1のセーフティ論理経路1と接続
されている。さらにブロック18は、ブロック14を介
してブロック12、すなわち第2経路2のセーフティ論
理経路2と接続されている。ここで第1経路1と第2経
路はリレーのスイッチを制御する。
【0011】その後図2aのプログラムフローでセーフ
ティ電圧Vcc7が検査される。検査がネガティブな場
合は、ブロック115が実行される。また、これ以外の
場合は、ブロック36で第1のセーフティスイッチ11
(SSW1)と第2のセーフティスイッチ(SSW2)
とが同じスイッチ状態を有してるか否かが検査される。
さらにブロック38では、スイッチ電圧を遮断すること
で第1のセーフティスイッチ11(SWW1)が開放す
るか否かが検査される。
【0012】図6には第1のセーフティスイッチ11
(SWW1)だけが示されている。別のセーフティスイ
ッチも同様に用いられる。切り換えるべき安全関連装置
ごとに、1つのセーフティスイッチが設けられる。各セ
ーフティスイッチは、第1のセーフティ論理回路10の
入力側と第2のセーフティ論理回路12の入力側とを形
成する。例えば12個のセーフティスイッチは、第1の
セーフティ論理回路10の入力側と、第2のセーフティ
論理回路12の入力側とをそれぞれ12ずつ形成する。
これらは安全関連装置を制御する経路を構成する出力側
を6つずつ有する。
【0013】ブロック38、40、42、44、46、
48、50、52、54、56、58、60、62、6
4、68、70、72、74は、各ブロックに記載され
た条件が満たされない場合、信号をブロック115にそ
れぞれ送信する。各条件が満たされた場合、プログラム
フローでの次のブロックが実行される。
【0014】第1のセーフティスイッチ11が開放され
ている場合、ブロック40で第1のセーフティスイッチ
11(SSW1)の信号状態と、第2のセーフティスイ
ッチ(SSW2)の信号状態とが同じか否かが検査され
る。引き続きブロック42で、安全関連スイッチが遮断
されていないか否か、すなわち印刷機械の安全関連装置
がスイッチオフされているか否かが検査される。さらに
図2aのプログラムフローで、順番にブロック44、4
6、48、50で次のことが検査される。すなわち印刷
機械で安全に係わらないスイッチが遮断されているか否
かと、第1経路1と第2経路2がオフにされているか否
かと、第1経路1が、第2経路のスイッチ状態と同じス
イッチ状態を有しているか否かとが検査される。これら
が満たされていると、ブロック52に示されているよう
に、セーフティスイッチSSWへの電圧供給が再びアク
ティブにされる。引き続きブロック54でセーフティ電
圧7(Vcc)が正常に印加されているか否かが検査さ
れる。セーフティ電圧7は24Vであり、ヒューズ3と
セーフティスイッチ11(SSW1)とを介して、セー
フティ論理経路1である回路ブロック10と、セーフテ
ィ論理経路2である回路ブロック12とに接続されてい
る。これらのセーフティ論理経路は、各経路をアクティ
ブまたは非アクティブ状態にする。ブロック56では、
第1のセーフティスイッチ11(SSW1)と、第2の
セーフティスイッチ(SSW2)のスイッチ状態が同じ
であるか否かが検査される。
【0015】プログラムフローは図2bに続く。ブロッ
ク58では、これらのセーフティスイッチ(SSWs)
が閉成されているか否かが検査される。ブロック60で
は、全てのリレーが開放されているか否かが検査され
る。このためリレーには制御用コンタクトが割り当てら
れている。この制御用コンタクトは、リレーの動作コン
タクトに接続されており、リレーのスイッチ状態を検査
する。この電子式セーフティ回路ではリレーは主に、電
圧を切り換えるのに用いられる。これらは個別にトラン
ジスタによって制御される。ここで経路1、2はそれぞ
れ1つのリレーを有している。冗長性を得るため、個々
に経路1および経路2に配置されているそれぞれ2つの
リレーの動作コンタクトは直列接続されている。リレー
は、制御用コンタクトを有しており、リレーの機能が監
視される。
【0016】ブロック62では、印刷機械のモータ15
の全ての論理回路(FPGAs:フィールドプログラマ
ブルゲートアレイ)がリセットされてるか否かまたはリ
セットが行われたか否かが検査される。ブロック64で
は全てのAND素子13'、13''が非アクティブ状態
であるか否かが検査される。上述の条件が満たされてい
る場合、ブロック66で経路1がアクティブ状態にされ
る。これは信号がブロック18、すなわちセーフティス
タート(セルフテスト)から、ブロック10、すなわち
セーフティ論理経路1に伝送されることで行われる。
【0017】引き続きブロック68、70、72、74
で、以下の検査が行われる。すなわち前述のタスクが満
たされて、第1経路1が実際にアクティブにされている
か否か、または信号がブロック10の出力側に印加され
ているか否かの検査と、第1経路1のリレーが閉成され
ており、かつ第2経路2のリレーが開放されているか否
かの検査と、全てのセーフティAND素子がアクティブ
であるか否かの検査と、全ての第2経路2がオフにされ
ているか否かの検査である。前述の条件が満たされてい
る場合、ブロック76で経路1が非アクティブ状態にさ
れ、ブロック78でCPUアクティブタスクが開始され
る(ブロック14および図5を参照)。その後、全ての
安全関連第1経路、すなわち各安全関連装置の第1経路
1がオフにされているか否かが問い合わされる。そうで
ない場合、CPUアクティブタスクが停止される。ブロ
ック84、88、92、96の条件が満たされていない
場合も同じである。反対に全ての安全関連第1経路がオ
フにされている場合、ブロック84で単安定フリップフ
ロップ素子すなわちウォッチドッグの機能性が検査され
る。ブロック88では全ての第2経路2がオンにされて
いるか否かが検査され、ブロック92では第1経路1の
リレーが開放されており、かつ第2経路2のリレーが閉
成されているか否かが検査され、ブロック96ではモー
タのFPGAロジックゲートがリセットされていないか
否かが検査される。全ての前述の条件が満たされている
場合、図2bのブロック100でクロスチェックおよび
妥当性チェックが開始される。クロスチェックおよび妥
当性チェックは図3に示されている。クロスチェックを
開始するためにブロック18は、開始信号をブロック2
0に送信する。
【0018】図2cでは、セルフテストが続けられる。
ブロック102ではクロスチェックおよび妥当性チェッ
クが首尾良く開始されたか否かが検査される。このタス
クが開始されていない場合、CPUアクティブタスクで
あるブロック14が停止される。このタスクが首尾良く
開始された場合、ブロック16における第3のタスクが
開始される。第3のタスクは、図4aおよび図4bのセ
ーフティハードウェアのチェック(HWのセーフティチ
ェック)である。第3のタスクの開始命令の後、第3の
タスクが首尾良く開始されたか否かが検査される。第3
のタスクが首尾良く開始されない場合、CPUアクティ
ブタスクが停止される。第3のタスクが首尾良く開始さ
れた場合、印刷機械を制御するソフトが開始される。
【0019】以下で図1に示されたブロック20のタス
クを説明する。このタスクのプログラムフローは図3に
示されている。ブロック20は第1経路1を制御する。
印刷機械のドアまたは旋回式扉が閉められた後、ブロッ
ク20をロック解除する機能が実行される。ここで印刷
機械の操作者によってこのロック解除のための確認が必
要である。まずはブロック122で初期化が行われる。
クロスチェックおよび妥当性チェックは閉ループであ
る。ブロック124、126、128、130、13
2、134、136、138の条件が満たされた場合、
これらは相次いで行われる。各ブロックの条件が満たさ
れない場合、ブロック135に信号が送信される。ブロ
ック135は、ブロック140、142、144、14
6を有しており、これらのブロックではまず始めに、セ
ーフティ信号であるIRQが生成される。このIRQ
は、プログラムフローを中断させるための割り込み命令
である。この割り込み命令への応答として、操作者はエ
ラー情報を得る。このエラー情報は、印刷機械の制御装
置のディスプレイに表示される。エラーを除去し、3つ
のセーフティタスク全てを停止し、操作者が印刷機械の
さらなる運転を確認する。CPUアクティブタスクの停
止によって、第2経路2が開放される。なぜなら単安定
フリップフロップ素子(ウォッチドッグ)が再トリガさ
れていないからである。
【0020】クロスチェックおよび妥当性チェックで
は、第1経路1と第2経路2との間の論理的な特性が検
査される。図3のブロック124では、供給電圧がセー
フティスイッチSSWに正常に印加されているか否かが
検査される。そうである場合、ブロック126でセーフ
ティスイッチおよびセーフティ論理回路10、12に印
加されている電圧が正しいか否かが検査される。そうで
ある場合、ブロック128で第1のセーフティスイッチ
11(SSW1)の入力信号と、第2のセーフティスイ
ッチ(SSW2)の入力信号とが同じか否かが検査され
る。第1のセーフティスイッチ11(SSW1)は第1
経路1に接続され、第2のセーフティスイッチ(SSW
2)は第2のセーフティ経路2に接続される。ブロック
130で、第1経路1のAND素子が、第2経路2の相
当するAND素子と比較される。これらが同じである場
合、引き続き132で妥当性チェックが行われる。ここ
では、それぞれの経路1、2の信号がセーフティスイッ
チの入力信号を用いて計算される。妥当性チェックにた
めに、各経路1、2の計算された信号は、各経路1、2
内の信号と同じである。ブロック134では、第2経路
2に対する単安定フリップフロップ素子(ウォッチドッ
グ)の入力側が検査され、CPUアクティブタスクおよ
び単安定フリップフロップ素子が正常に動作しているこ
とが保証される。ブロック136では、第1経路1が機
能できる状態にあるか否かが検査される。これはロック
ガードに関する情報と、セーフティ論理回路10、12
のレジスタ内のデータとが検査されることで行われる。
ここでレジスタは、AND素子の入力側と接続されてい
る。これらの3つの条件が満たされている場合、最終的
にブロック138で、第2経路2の状態がセーフティ論
理回路10、12の、相応するレジスタの内容が示す状
態と同じか否かが検査される。
【0021】ブロック16の第3のタスクは図4a、図
4bのプログラムフローに示されている。まず最初にブ
ロック148で初期化が行われる。HWのセーフティチ
ェックタスクは閉ループであり、電子式セーフティ回路
の構成部分のエラーを検出する。ここでこの構成素子は
印刷機械の安全関連装置をスイッチオフする、例えばモ
ータのFPGA、中断用AND素子、およびステップモ
ータのリレーである。第1のブロック150を始動させ
る信号は、このタスクの最後ブロック162から送信さ
れる。ブロック150では、供給電圧がセーフティスイ
ッチに正しく印加されているか否かが検査される。そう
でない場合、ブロック164、166、168、16
9、170を有するブロック155が駆動制御される。
これらのブロックではセーフティIRQが生成される。
これはプログラムフローの中断、または割り込み命令で
ある。エラー情報が印刷機械のディスプレイに表示さ
れ、エラーが除去され、3つのタスクまたはセーフティ
タスク全てが停止され、最後に印刷機械の操作者が確認
する。ブロック152、154、156、158、16
0、162、174,176、178、180、182
の条件が満たされない場合も同じようにブロック155
が実行される。ブロックの条件が満たされている場合、
ブロック152で電圧Vccが印加されているか否かが
検査され、ブロック154で第1のセーフティスイッチ
11(SSW1)の状態が第2のセーフティスイッチ
(SSW2)の状態と同じか否かが検査され、ブロック
156でモータに係わるセーフティスイッチSSW全て
が閉成されているか否かが検査される。モータに係わる
セーフティスイッチSSWが全ては閉成されていない場
合、モータのFPGAsがリセットされ、プログラムフ
ローはブロック160から始まる。全てのモータに係わ
るセーフティスイッチSSWが閉成されている場合、モ
ータのFPGAsがリセットされていないか否か、また
はFPGAsのメモリが空にされていないか否かが検査
される。さらにブロック160で第1のセーフティスイ
ッチ11の状態が第2のセーフティスイッチの状態と同
じか否かが検査される。ブロック162では、FPGA
で、信号がAND素子の出力側に印加されているか否か
が検出される。すなわち電子回路のセーフティスイッチ
全てが閉成されているか否かが検出される。プログラム
フローは図4bに続く。ブロック174で全てのロック
がオフにされている場合、すなわち印刷機械が駆動でき
る状態である場合、ブロック176でFPGAsのAN
D素子全てがアクティブであるか否かが問い合わせされ
る。全てのロックがオフにされていない場合は、ブロッ
ク180に続く。ブロック178では、第1経路1のリ
レーのスイッチ状態が、第2経路2のリレーのスイッチ
状態と同じか否かが比較される。リレーは、その制御用
コンタクトの状態が読まれることで検査される。その
後、ブロック180で第1経路1のリレーが機能できる
状態であり、かつ経路1がアクティブか否かの検査が行
われる。最後のブロックでは、リレー2が機能できる状
態であり、かつ経路2がアクティブであるか否かの検査
が行われる。
【0022】図5には、第3のタスクであるCPUアク
ティブタスク、すなわちブロック14のプログラムフロ
ーが示されている。このプログラムフローは、ブロック
184、186,188、190を有している。このよ
うなタスクではまず始めにブロック184で初期化が行
われる。ブロック190での100msの遅延の後に、
ブロック186で、このタスクを続けるか否か、またこ
のタスクを停止するか否かが判断される。引き続きブロ
ック188で、単安定フリップフロップ素子(ウォッチ
ドッグ)がトリガされる。図5のタスクは第2経路2を
制御する。
【0023】図6には、印刷機械のモータを切り換える
電子式セーフティ回路の一部の実施例が示されている。
図6には、印刷機械の1つの装置を切り換える回路しか
示されていないことことに注意されたい。別の回路は印
刷機械の別の安全関連装置に対して設けられている。こ
こでこの装置(この実施例ではモータ15)の切り換え
は、リレーによって行われるのではなく、モータのフェ
ーズをオフにすることによって行われる。このためにセ
ーフティ電圧部7は24Vの電圧を回路に供給する。こ
の電圧は電圧変換器4'、4''で5Vに変換され、第1
のセーフティ論理回路10ないしは第2のセーフティ論
理回路12に供給される。従って第1のセーフティ論理
回路10はおよび第2のセーフティ論理回路12は、そ
れぞれ独自の電圧供給部4'ないし4''を有することに
なる。第1のセーフティ論理回路10および第2のセー
フティ論理回路12にはそれぞれAND素子が配置され
ている。各経路1、2ごとにAND素子が1つずつ設け
られている。本明細書ではこのうち、第1経路1と第2
経路2だけが説明されている。他の経路は、他の安全関
連装置に対して設けられている。第1のセーフティ論理
回路10の出力側は、経路1によって示されている。第
2のセーフティ論理回路10の出力側は、経路2によっ
て示されている。第2経路2は、信号発生器12の反転
リセット入力側に接続される。第1のセーフティ論理回
路10の出力側は、第1のAND素子13'の入力側
と、第2のAND素子13''の入力側とに接続されてい
る。さらにAND素子13'、13''の入力側は、モー
タ15にエネルギーを供給する信号発生器12の出力側
に接続されている。AND素子13'、13''の出力側
は、増幅器14を介して、切り換えられるべきモータ1
5に接続されている。第1経路1は、モータ15への入
力信号を遮断する。第2経路は、モータ15を駆動させ
る信号発生器14でのフェーズ信号の発生を遮断する。
安全対策としてモータ15をスイッチオフすることは、
ここでは第1経路1と第2経路2の冗長性によって行わ
れる。
【0024】上述した電子式セーフティ回路は、次のよ
うに作動する。すなわち散発的に生じるエラー(例えば
誤った切り換え状態)が、切り換えられるべき安全関連
装置での誤った切り換え結果につながらないように作動
する。これは次のことを意味する。すなわち、セーフテ
ィ回路内でエラーが生じた場合でさえ、印刷機械のケー
シングを開けたときに該当する安全関連装置が確実にス
イッチオフされることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全関連装置を切り換える電子式セーフティ回
路の実施例を表すブロック回路図である。
【図2a】電子式セーフティ回路のセルフテストに対す
るデータフローを表した図である。
【図2b】図2aに続く、データフローを表した図であ
る。
【図2c】図2bに続く、データフローを表した図であ
る。
【図3】本発明による、検査を行うコントロールフロー
に対するデータフローを表した図である。
【図4a】装置を非アクティブ状態にするハードウェア
を監視するデータフローを表した図である。
【図4b】図4aに続く、データフローを表した図であ
る。
【図5】本発明による、CPUの機能に対するデータフ
ローを表した図である。
【図6】印刷機械のモータを切り換える電子式セーフテ
ィ回路の一部の実施例を表すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 信号線路 2 信号線路 3 ヒューズ 4' 電圧変換器 4'' 電圧変換器 10 回路ブロック 12 回路ブロック 13' AND素子 13'' AND素子 14 増幅器 15 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイク クヴァスニーフスキー ドイツ連邦共和国 シュレスヴィヒ アム ブラウトゼー 50 (72)発明者 マルクス ザーゲ ドイツ連邦共和国 キール カプリヴィシ ュトラーセ 20 (72)発明者 ウーヴェ シュミット ドイツ連邦共和国 ブライテンベルク シ ンケルヴェーク 50 (72)発明者 ルッツ ミヒャエル ヴァーグナー ドイツ連邦共和国 キール ランツァウヴ ェーク 2 アー (72)発明者 イェルク ツェッシン ドイツ連邦共和国 アッシェベルク マテ ィアス−クラウディウス−リング 90 Fターム(参考) 2C061 CD07 CD14 CD16 2C250 EC01 2H027 DA26 HA06 HA13 HA15 ZA03 ZA04 5G025 AA03 CA06 CA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機械の安全関連装置を切り換える電
    子式セーフティ回路において、 印刷機械の安全関連装置を選択的に切り換える複数のセ
    ーフティスイッチ(11)が設けられており、 前記切り換えは、印刷機械のケーシングが開けられてい
    る場合または部分的に開けられている場合に、人員によ
    る、安全関連装置へのその時々の到達度に依存して行わ
    れる、ことを特徴とする電子式セーフティ回路。
  2. 【請求項2】 前記セーフティスイッチ(11)は、印
    刷機械の旋回式扉またはドアに配置されており、 当該旋回式扉またはドアの開閉によって操作される、請
    求項1記載の電子式セーフティ回路。
  3. 【請求項3】 前記セーフティスイッチ(11)はそれ
    ぞれ、相互に独立して作動する2つの信号線路または2
    つの経路(1,2)と接続されている、請求項1または
    2記載の電子式セーフティ回路。
  4. 【請求項4】 前記電子式セーフティ回路が正常に機能
    しているか否かが、セルフテストにおいて自動的に検査
    される、請求項1から3までのいずれか1項記載の電子
    式セーフティ回路。
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