JP2003190944A - 軟水化装置およびその再生制御方法 - Google Patents

軟水化装置およびその再生制御方法

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JP2003190944A
JP2003190944A JP2001391361A JP2001391361A JP2003190944A JP 2003190944 A JP2003190944 A JP 2003190944A JP 2001391361 A JP2001391361 A JP 2001391361A JP 2001391361 A JP2001391361 A JP 2001391361A JP 2003190944 A JP2003190944 A JP 2003190944A
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water
hardness
softening device
regeneration
salt
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JP2001391361A
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English (en)
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Hiroyuki Takeda
弘之 竹田
Hajime Abe
元 安部
Hitoshi Asamura
仁志 浅村
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Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Miura Institute of Research and Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン交換樹脂の再生に用いる塩を節約
するとともに、再生を確実,かつ的確に行うことであ
り、さらには24時間以上に亘る処理水の連続供給を可
能とすることである。 【解決手段】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
る手段17とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、硬度を含む原水
を軟水にイオン交換処理する軟水化装置およびその再生
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ボイラ,温水器あるいは
冷却器等の冷熱機器類への供給水ラインには、冷熱機器
内でのスケール付着を防止する必要から、供給水に含ま
れる硬度を除去するための装置が接続されており、なか
でもイオン交換樹脂を用いて硬度を除去する方式の自動
再生式軟水化装置が広く普及している。この種の軟水化
装置は、Na+型イオン交換樹脂を用い、水中に含まれ
る硬度の成分のうちのCa2+あるいはMg2+等の金属陽
イオンをNa+と置換させ、硬度を取り除くものであ
る。そして、前記イオン交換樹脂が陽イオンと置換して
飽和状態になり、硬度の除去能力を失った場合には塩水
と反応させて、能力を再生する再生作動を行うようにし
ている。
【0003】従来の軟水化装置の再生制御は、あらかじ
め前記冷熱機器類の設置場所の供給水の硬度を測定し、
その測定値に基づいて、前記冷熱機器類が運転できる稼
動時間を算出する。そして、この算出した稼動時間に到
達する時点より少し早く再生作動を行うように制御する
再生制御であった。しかしながら、前記供給水,とくに
地下水の硬度は、季節的な要因で変動する。そのため、
前記再生作動の設定は、前記イオン交換樹脂が破過状態
(硬度もれの状態)にならないように、前記算出した稼
動時間より少ない時間で安全側となるような稼動時間で
再生するように設定している。したがって、前記イオン
交換樹脂に処理能力がある場合(いわゆる、残存能力が
ある場合)においても、再生作動を行うこととなること
があり、再生用の塩水が無駄となるおそれがある。
【0004】また、前記軟水化装置が組込まれる冷熱機
器類の設備にあっては、24時間以上に亘る連続運転が
行われており、これに対応して、前記軟水化装置も24
時間以上に亘って処理水を連続供給する必要がある。し
かしながら、前記軟水化装置は、前記のように、再生作
動を行うことが必要であり、この再生作動中は、処理水
を供給できないと云う問題点がある。この問題点に対し
ては、前記軟水化装置を複数台用いる等の種々の改良が
なされているが、依然として、再生用の塩水が無駄とな
るおそれがある点に関しては、未だ解消されておらず、
とくに複数台用いた場合の塩水の無駄が膨大となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、イオン交換樹脂の再生に用いる塩を節約
するとともに、再生を確実,かつ的確に行うことであ
り、さらには24時間以上に亘る処理水の連続供給を可
能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、イオン交換樹脂を充填した樹脂筒への供給水の硬度
を測定する入口硬度測定手段と、前記樹脂筒通過後の処
理水を使用する軟水使用機器の稼動状況検出手段と、再
生時の塩水の消費量を検出する手段とを備えたことを特
徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、イオン交換樹脂
を充填した樹脂筒への供給水の硬度を測定する入口硬度
測定手段と、前記樹脂筒通過後の処理水を使用する軟水
使用機器の稼動状況検出手段と、再生時の塩水の消費量
を検出する手段とを備えた軟水化装置を複数台並列設置
し、これらの各軟水化装置の通水作動,再生作動を切換
可能に接続したことを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、イオン交換樹脂
を充填した樹脂筒への供給水の硬度を測定する入口硬度
測定手段と、前記樹脂筒通過後の処理水を使用する軟水
使用機器の稼動状況検出手段と、再生時の塩水の消費量
を検出する手段と、前記樹脂筒通過後の処理水の硬度を
測定し、硬度もれを検知する硬度もれ検出手段とを備え
たことを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、イオン交換樹脂
を充填した樹脂筒への供給水の硬度を測定する入口硬度
測定手段と、前記樹脂筒通過後の処理水を使用する軟水
使用機器の稼動状況検出手段と、再生時の塩水の消費量
を検出する手段と、前記樹脂筒通過後の処理水の硬度を
測定し、硬度もれを検知する硬度もれ検出手段とを備え
た軟水化装置を複数台並列設置し、これらの各軟水化装
置の通水作動,再生作動を切換可能に接続したことを特
徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明は、前記入口硬度測
定手段を給水ラインに設けた分岐部の上流側に設けたこ
とを特徴としている。
【0011】請求項6に記載の発明は、前記硬度もれ検
出手段を合流手段の下流側に設けたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項7に記載の発明は、前記塩水消費量
検出手段を備えた塩水タンクを単数個設け、この塩水タ
ンクと前記各樹脂筒とを塩水ラインに設けた切換手段を
介してそれぞれ切換可能に接続したことを特徴としてい
る。
【0013】請求項8に記載の発明は、イオン交換樹脂
を充填した樹脂筒への供給水の硬度を測定する入口硬度
測定手段と、前記樹脂筒通過後の処理水を使用する軟水
使用機器の稼動状況検出手段と、再生時の塩水の消費量
を検出する手段とを備えた軟水化装置の制御方法であっ
て、再生時の塩水使用量に基づいて次回再生までの硬度
除去量の設定値を求め、入口硬度と前記軟水使用機器の
稼動状況検出量とに基づいて硬度除去量の積算値を経時
的に求め、前記積算値が前記設定値となったとき、前記
軟水化装置の再生作動を開始させることを特徴としてい
る。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項2に記載
の軟水化装置の制御方法であって、再生時の塩水使用量
に基づいて次回再生までの硬度除去量の設定値を求め、
入口硬度と前記軟水使用機器の稼動状況検出量とに基づ
いて硬度除去量の積算値を経時的に求め、前記積算値が
前記設定値となったとき、前記通水作動中の軟水化装置
を再生作動に切り換えるとともに、通水待機中の軟水化
装置を通水作動へ切り換える制御を行うことを特徴とし
ている。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項3に記
載の軟水化装置の制御方法であって、前記樹脂筒通過後
の処理水の硬度を測定し、硬度もれを検知したとき、前
記軟水化装置を再生作動に移行させることを特徴として
いる。
【0016】さらに、請求項11に記載の発明は、請求
項4または請求項6のいずれか1項に記載の軟水化装置
の制御方法であって、前記樹脂筒通過後の処理水の硬度
を測定し、硬度もれを検知したとき、前記通水作動中の
軟水化装置を再生作動に切り換えるとともに、通水待機
中の軟水化装置を通水作動へ切り換える制御を行うこと
を特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて、図面に基づいて詳細に説明する。この発明は、
冷熱機器類,特にこの冷熱機器類への供給水が軟水化さ
れていることが望ましい機器(以下、「軟水使用機器」
と云う)へ装備する軟水化装置において、好適に実施す
ることができる。以下の説明は、軟水使用機器として、
ボイラを例として説明する。
【0018】まず、図1は、この発明の第一形態を概略
的に示す説明図である。図1において、この発明におけ
る軟水化装置1は、Na+型のイオン交換樹脂(図示省
略)を充填した樹脂筒2とコントロールバルブ3とを備
えている。このコントロールバルブ3には、前記樹脂筒
2へ水を供給する給水ライン4と、前記樹脂筒2からの
処理水を軟水使用機器としてのボイラ5へ供給する処理
水ライン6が接続されている。また、前記コントロール
バルブ3には、前記イオン交換樹脂を再生するための塩
水を貯留した塩水タンク7が塩水ライン8を介して接続
されている。さらに、前記コントロールバルブ3には、
再生時の排水等を排出するドレンライン9が接続されて
いる。
【0019】また、前記給水ライン4には、供給水の硬
度を検出する入口硬度測定手段10が設けられている。
そして、前記処理水ライン6には、処理水の硬度を測定
して硬度もれの有無を検出する硬度もれ検出手段11が
設けられており、さらに給水ポンプ12および逆止弁1
3が設けられている。
【0020】また、前記ボイラ5には、バーナ14が設
けられており、このバーナ14により前記処理水ライン
6を介して供給された軟水が加熱されて蒸気になる。こ
の蒸気は、蒸気ライン15を介して外部の蒸気使用機器
(図示省略)へ供給される。さらに、前記ボイラ5に
は、ボイラ用制御器16が設けられており、このボイラ
用制御器16により、予め設定したプログラムにしたが
って前記給水ポンプ12および前記バーナ14の稼動が
制御されるようになっている。
【0021】前記塩水タンク7は、再生時の塩水の消費
量を検出する塩水消費量検出手段17を備えている。こ
の塩水消費量検出手段17は、再生に使用した塩水の量
を正確に測定する装置である。前記塩水タンク7中の塩
は、その飽和溶解度が水温に依存せず一定である。した
がって、たとえば秤(図示省略)の上に前記塩水タンク
7を載せ、重量の変化で塩水の消費量を検出する。ま
た、実施に応じ、前記樹脂筒2への塩水の流入量から塩
水の消費量を測定することも好適である。ほかにも、前
記塩水タンク7の底部に圧力センサー(図示省略)を取
り付け、水頭圧の変化から塩水の消費量を検出すること
も好適である。
【0022】さらに、前記軟水化装置1は、前記ボイラ
5の稼動状況を検出する稼動状況検出手段18を備えて
いる。この稼動状況検出手段18は、前記ボイラ5の燃
焼時間に基づいて前記稼動状況検出量として蒸発量を検
出するようになっており、この稼動状況検出手段18に
は、前記ボイラ用制御器16が信号線19を介して接続
されている。そして、前記稼動状況検出手段18,前記
コントロールバルブ3,前記入口硬度測定手段10,前
記硬度もれ検出手段11および前記塩水消費量検出手段
17は、信号線19,19,…を介して制御器20にそ
れぞれ接続されている。
【0023】前記制御器20は、硬度もれを外部へ報知
する警報器21を備えている。ここにおいて、前記稼動
状況検出手段18は、前記ボイラ用制御器16または前
記制御器20に内蔵させた構成とすることもできる。そ
して、前記制御器20は、予め設定したプログラムにし
たがって前記コントロールバルブ3の作動を制御する機
能を有している。たとえば、前記軟水化装置1の再生作
動は、逆洗工程,塩水再生工程,水洗工程,補水工程等
を含むもので、これらの各工程は、前記コントロールバ
ルブ3を制御することにより行われる。また、前記制御
器20は、硬度もれ検出時のバックアップ制御を行う機
能を有している。
【0024】ここで、前記入口硬度測定手段10につい
て詳細に説明する。この入口硬度測定手段10は、供給
水中に含まれる硬度を正確に検出する硬度測定装置であ
って、たとえば硬度測定用指示薬を添加したときの発色
により硬度を測定する方法等が用いられる。前記硬度測
定用指示薬を用いる方法は、供給水を所定量収容した透
明容器(図示省略)へ前記硬度測定用指示薬を添加し
て、前記硬度測定用指示薬の反応による供給水の色相の
変化を特定波長の光を照射したときの吸光度から、供給
水中の硬度を測定するものである。そして、測定した供
給水の硬度を前記制御器20へ通報する。
【0025】ここにおいて、前記稼動状況検出手段18
により検出される稼動状況検出量は、前記ボイラ用制御
器16から得られる前記ボイラ5の稼動時間から演算さ
れる蒸発量が好適であるが、実施に応じて、前記給水ポ
ンプ12の作動時間から演算される給水量でもよいし、
前記バーナ14の燃焼時間から演算される蒸発量でもよ
い。
【0026】前記構成における軟水化装置の再生制御方
法は、供給水中の硬度が季節的な要因等により変動した
とき、前記イオン交換樹脂の再生開始時期を効率的に制
御するものである。そこで、まず前回の再生時における
前記塩水消費量検出手段17の検出値から塩水消費量を
算出し、この算出値に基づいて、次回の再生までに硬度
除去が可能な硬度除去量の設定値を求める。ついで、通
水中における前記入口硬度測定手段10の検出値(入口
硬度)と前記稼動状況検出手段18の検出値(蒸発量)
に基づいて、通水中の硬度除去量の積算値を経時的に求
める。そして、この積算値が前記設定値と等しくなった
時点で通水作動を停止し、再生作動を開始するように制
御する。すなわち、前記設定値と前記積算値とに基づい
て、前記イオン交換樹脂の再生開始時期を制御するもの
である。
【0027】すなわち、入口硬度が高いときは、前記積
算値が比較的早く前記設定値に到達するので、再生のサ
イクル,すなわちつぎの再生作動までの時間は比較的短
時間となる。また、入口硬度が低いときは、前記積算値
が比較的長い時間経過した後、前記設定値に到達するこ
とになり、したがって再生サイクルは、反対に比較的長
時間となる。したがって、この制御方法によれば、供給
水の入口硬度に対応して、前記イオン交換樹脂の前記設
定値に応じた再生サイクルを特定することができる。
【0028】一方、再生作動に関しては、前記イオン交
換樹脂の処理能力が無くなった時点,すなわち前記設定
値と前記積算値とが等しくなった時点で再生作動を開始
するので、塩水の必要最小量での再生が可能になり、塩
水の無駄が無くなる。すなわち、前記イオン交換樹脂の
残存能力が残っている時点での再生開始を無くすること
ができ、塩水の無駄が無くなる。
【0029】さらに、前記硬度もれ検出手段11は、供
給水を軟水化処理しているときのバックアップ制御手段
であって、前記硬度もれ検出手段11から硬度もれ信号
が前記制御器20へ出力されると、前記制御器20は、
前記イオン交換樹脂の劣化等と判断し、前記警報器21
から警報を発して硬度もれを通報するとともに、前記軟
水化装置1を再生作動に移行させる。
【0030】つぎに、この発明の第二形態を図2に基づ
いて詳細に説明する。この第二形態を示す図2におい
て、前記第一形態と同一の部材には同一の符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0031】さて、図2は、軟水化装置による処理水の
24時間以上に亘る連続供給が必要となる場合に対応す
る形態であり、前記軟水化装置1を2台並列に設置した
場合の説明図である。また、この図2においては、前記
軟水化装置1を構成する部材のうち、共通化可能な部材
は、共通化したものとして図示している。
【0032】図2において、第一軟水化装置22と第二
軟水化装置23は、前記給水ライン4と前記処理水ライ
ン6との間に並列状態で設置されており、それぞれ独立
して通水作動状態(軟水化処理作動)と再生作動状態と
なることができるように接続されている。
【0033】まず、前記両軟水化装置22,23におけ
る供給水の入口側について説明すると、前記両軟水化装
置22,23と前記給水ライン4とは、前記給水ライン
4から分岐した第一給水ライン24と第二給水ライン2
5を介してそれぞれ接続されている。そして、これら両
給水ライン24,25の分岐部26の上流側(すなわ
ち、前記給水ライン4の部分)には、前記入口硬度測定
手段10が設けられている。これにより、前記入口硬度
測定手段10を一つ設けるのみで、前記両軟水化装置2
2,23への供給水の入口硬度を測定することができ
る。もちろん、前記入口硬度測定手段10を前記両給水
ライン24,25のそれぞれに設けることも、実施に応
じて好適である。
【0034】つぎに、前記両軟水化装置22,23にお
ける処理水の出口側について説明すると、前記第一軟水
化装置22の第一処理水ライン27と前記第二軟水化装
置23の第二処理水ライン28とは、三方弁等の合流手
段29を介して合流しており、この合流手段29と前記
処理水ライン6とが接続している。この合流手段29の
切換操作により、前記両処理水ライン27,28のいず
れかと前記処理水ライン6とが連通する。そして、前記
合流手段29の下流側(すなわち、前記処理水ライン
6)には、前記硬度もれ検出手段11が設けられてお
り、さらに前記給水ポンプ12および前記逆止弁13が
それぞれ設けられている。ここにおいて、前記硬度もれ
検出手段11を前記両処理水ライン27,28のそれぞ
れに設けることも、実施に応じて好適である。
【0035】さらに、前記塩水消費量検出手段17につ
いて説明すると、この塩水消費量検出手段17は、前記
のとおり、前記塩水タンク7に設けられるものであるか
ら、前記塩水タンク7を一つ設けた構成として説明す
る。前記塩水タンク7の塩水ライン8は、三方弁等の切
換手段30を介して第一塩水ライン31と第二塩水ライ
ン32とに分岐し、前記第一塩水ライン31は、前記第
一軟水化装置22のコントロールバルブ3と接続し、ま
た前記第二塩水ライン32は、前記第二軟水化装置23
のコントロールバルブ3と接続している。したがって、
前記切換手段30の切換操作により、前記塩水タンク7
内の塩水を前記両軟水化装置22,23のいずれかに供
給することができる。これにより、前記塩水タンク7に
前記塩水消費量検出手段17を一つ設けるのみで、前記
両軟水化装置22,23の再生時における塩水の消費量
をそれぞれ個別に検出することができる。ここにおい
て、前記両軟水化装置22,23にそれぞれ塩水タンク
7を設け、前記塩水消費量検出手段17をそれぞれの塩
水タンク7に設けることも、実施に応じて好適である。
【0036】ここで、この第二形態における作用を説明
する。まず、前記両軟水化装置22,23の個々の再生
制御は、前記第一形態の再生制御と同様、通水作動状態
となっているいずれかの軟水化装置の前記積算値が前記
設定値に到達した時点で、その軟水化装置の再生作動を
開始するようになっている。
【0037】たとえば、前記第一軟水化装置22が通水
作動状態であり、前記第二軟水化装置23が再生作動を
終了した待機状態である場合について説明する。
【0038】この状態において、前記第一軟水化装置2
2は、前記第一給水ライン24を介して前記給水ライン
4と連通しており、また前記第一処理水ライン27を介
して前記処理水ライン6と連通し、前記ボイラ5へ処理
水を供給している。そして、前記第一軟水化装置22
は、前記塩水タンク7とは、前記塩水ライン8および前
記第一塩水ライン31を介して連通している。
【0039】一方、前記第二軟水化装置23は、待機状
態であるので、前記第二給水ライン25を介して前記給
水ライン4と連通しているが、前記合流手段29および
前記切換手段30の作用により、前記処理水ライン6お
よび前記塩水ライン8との連通は遮断されている。
【0040】さて、前記第一軟水化装置22の通水作動
が継続しているとき、前記制御器20は、前記入口硬度
測定手段10および前記稼動状況検出手段18からの検
出値(蒸発量)に基づいて、前記第一軟水化装置22の
硬度除去量の積算値を経時的に演算する。そして、前記
第一軟水化装置22の前記積算値が前記設定値に到達す
ると、前記制御器20は、前記第一軟水化装置22の前
記通水作動を再生作動に切り換えるとともに、通水待機
中の前記第二軟水装置23を通水作動に切り換える制御
を行う。この切替制御について、詳細に説明する。
【0041】まず、前記第一軟水化装置22の通水作動
を停止するとともに、再生作動を開始させる。すなわ
ち、前記合流手段29を切換操作して、前記第一軟水化
装置22の前記第一処理水ライン27と前記処理水ライ
ン6との連通を遮断する。そして、前記塩水ライン8お
よび前記第一塩水ライン31を介して塩水を前記塩水タ
ンク7から前記樹脂筒2内へ導入し、前記イオン交換樹
脂を再生する。
【0042】これと同時に、前記合流手段29を切換操
作して、前記第二軟水化装置23の前記第二処理水ライ
ン28と前記処理水ライン6とを連通させ、処理水を前
記ボイラ5へ供給する。これにより、前記第一軟水化装
置22が再生作動状態となるとともに、前記第二軟水化
装置23が通水作動状態となる。
【0043】つぎに、前記第二軟水化装置23の前記積
算値が前記設定値に到達すると、前記と同様、前記第二
軟水化装置23の通水作動を停止し、再生作動を開始す
る。一方、再生作動が終了して待機状態となっている前
記第一軟水化装置22の通水作動を開始する。以下、こ
のような制御を繰り返し、前記両軟水化装置22,23
を交互に通水作動と再生作動とに移行させ、24時間以
上に亘る処理水の連続供給を可能としている。
【0044】ところで、前記両軟水化装置22,23の
再生作動について簡単に説明すると、この再生作動は、
通常行われている再生作動と同様、逆洗工程,塩水再生
工程,水洗工程,補水工程等を含むもので、これらの各
工程は、前記両軟水化装置22,23の各コントロール
バルブ3の制御により、それぞれ個別に行われる。
【0045】したがって、この第二形態においては、前
記各工程が終了した時点で、前記制御器20は、前記切
換手段30を切換操作し、通水作動状態となっている軟
水化装置のコントロールバルブ3と前記塩水ライン8と
を連結させる。すなわち、通水作動状態となっている軟
水化装置は、通水初期においては、前記塩水ライン8と
は遮断された状態となっているが、もう一方の軟水化装
置の前記各工程が終了した時点,すなわち前記塩水タン
ク7への補水工程が完了した時点で連通状態となる。そ
して、もう一方の軟水化装置は、つぎの通水作動に備え
ての待機状態となる。
【0046】さらに、前記各軟水化装置22,23にあ
っては、前記制御器20により、前記塩水消費量検出手
段17からの検出値に基づいて、待機状態となった軟水
化装置の塩水消費量が算出され、この算出値により次回
の再生までに除去することができる硬度除去量が演算さ
れる。そして、その演算値に基づいて、次回再生までの
硬度除去量が設定される。
【0047】一方、前記各軟水化装置22,23を2台
並列設置した場合において、前記硬度もれ検出手段11
は、供給水を軟水化処理しているときのバックアップ制
御手段であって、前記硬度もれ検出手段11から硬度も
れ信号が前記制御器20へ出力されると、前記制御器2
0は、前記イオン交換樹脂の劣化等と判断し、前記警報
器21から警報を発して硬度もれを通報するとともに、
通水作動中の軟水化装置を再生作動に切り換えるととも
に、通水待機中の軟水化装置を通水作動に切り換える制
御を行う。
【0048】以上のように、この第二形態によれば、前
記第一形態と同様、塩水の無駄が無くなるとともに、処
理水の前記ボイラ5への24時間以上に亘る連続供給を
可能とすることができる。
【0049】つぎに、この発明の第三形態を図3に基づ
いて詳細に説明する。この第三形態を示す図3におい
て、前記第一形態および第二形態と同一の部材には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0050】さて、図3は、軟水化装置による処理水の
24時間以上に亘る連続供給が必要となる場合に対応す
るための形態であり、前記軟水化装置1を3台並列に設
置した場合の説明図である。また、この図3において
も、前記軟水化装置1を構成する部材のうち、共通化可
能な部材は、共通化したものとして図示している。
【0051】図3において、第三軟水化装置33と第四
軟水化装置34と第五軟水化装置35は、前記給水ライ
ン4と前記処理水ライン6との間に並列状態で設置され
ており、それぞれ独立して通水作動状態(軟水化処理作
動)と再生作動状態となることができるように接続され
ている。
【0052】まず、前記各軟水化装置33,34,35
における供給水の入口側について説明すると、前記各軟
水化装置33,34,35と前記給水ライン4とは、前
記給水ライン4から分岐した第三給水ライン36,第四
給水ライン37および第五給水ライン38を介してそれ
ぞれ接続されている。そして、これらの給水ライン3
6,37,38の分岐部26の上流側(すなわち、前記
給水ライン4の部分)には、前記入口硬度測定手段10
が設けられている。これにより、前記入口硬度測定手段
10を一つ設けるのみで、前記各軟水化装置33,3
4,35への供給水の入口硬度を検出することができ
る。もちろん、前記入口硬度測定手段10を前記各給水
ライン36,37,38のそれぞれに設けることも、実
施に応じて好適である。
【0053】つぎに、前記各軟水化装置33,34,3
5における処理水の出口側について説明すると、前記第
三軟水化装置33の第三処理水ライン39,前記第四軟
水化装置34の第四処理水ライン40および前記第五軟
水化装置35の第五処理水ライン41は、四方弁等の合
流手段42を介して合流しており、この合流手段42と
前記処理水ライン6とが接続している。この合流手段4
2の切換操作により、前記各処理水ライン39,40,
41のいずれかと前記処理水ライン6とが連通する。そ
して、前記合流手段42の下流側(すなわち、前記処理
水ライン6)には、前記硬度もれ検出手段11が設けら
れており、さらに前記給水ポンプ12および前記逆止弁
13がそれぞれ設けられている。これにより、前記硬度
もれ検出手段11を一つ設けるのみで、前記各軟水化装
置33,34,35の通水時における硬度もれの有無を
それぞれ個別に検出することができる。ここにおいて、
前記硬度もれ検出手段11を前記各処理水ライン39,
40,41のそれぞれに設けることも、実施に応じて好
適である。
【0054】さらに、前記塩水消費量検出手段17につ
いて説明すると、この塩水消費量検出手段17は、前記
のとおり、前記塩水タンク7に設けられるものであるか
ら、前記塩水タンク7を一つ設けた構成として説明す
る。前記塩水タンク7の塩水ライン8は、四方弁等の切
換手段43を介して第三塩水ライン44,第四塩水ライ
ン45および第五塩水ライン46に分岐し、前記第三塩
水ライン44は、前記第三軟水化装置33のコントロー
ルバルブ3と接続し、また前記第四塩水ライン45は、
前記第四軟水化装置34のコントロールバルブ3と接続
し、さらに前記第五塩水ライン46は、前記第五軟水化
装置35のコントロールバルブ3と接続している。した
がって、前記切換手段43の切換操作により、前記塩水
タンク7内の塩水を前記各軟水化装置33,34,35
のいずれかに供給する。これにより、前記塩水消費量検
出手段17を一つ設けるのみで、前記各軟水化装置3
3,34,35の再生時における塩水の消費量をそれぞ
れ個別に検出することができる。ここにおいて、前記各
軟水化装置33,34,35にそれぞれ塩水タンク7を
設け、前記塩水消費量検出手段17をそれぞれの塩水タ
ンク7に設けることも、実施に応じて好適である。
【0055】ここで、この第三形態における作用を説明
する。前記各軟水化装置33,34,35の個々の再生
制御は、前記第一形態および前記第二形態の再生制御と
同様である。まず、通水作動状態となっている1番目の
軟水化装置の前記積算値が前記設定値に到達した時点
で、その軟水化装置は、再生作動に移行する。つぎに、
残りの2台の軟水化装置のうち、先に再生作動が終了し
待機状態になっていた2番目の軟水化装置を通水作動状
態に移行させる。そして、3番目のもう1台の軟水化装
置を待機状態とする。このような3台のローテーション
について、具体的に説明する。たとえば、前記第三軟水
化装置33が通水作動状態であり、前記第四軟水化装置
34が先に再生作動が終了した待機状態であり、前記第
五軟水化装置35が再生作動状態である場合について説
明する。
【0056】この状態において、前記第三軟水化装置3
3は、前記第三給水ライン36を介して前記給水ライン
4と連通しており、また前記第三処理水ライン39を介
して前記処理水ライン6と連通し、前記ボイラ5へ処理
水を供給している。前記第三軟水化装置33と前記塩水
ライン8との連通は、前記第五軟水化装置35が再生作
動中であるので、前記切換手段43の作用により遮断さ
れている。
【0057】また、前記第四軟水化装置34は、前記第
四給水ライン37を介して前記給水ライン4と連通して
いるが、待機中であるので、前記合流手段42および前
記切換手段43の作用により、前記処理水ライン6およ
び前記塩水ライン8との連通は遮断されている。
【0058】さらに、前記第五軟水化装置35は、前記
第五給水ライン38を介して前記給水ライン4と連通し
ているが、再生作動中であるので、前記合流手段42の
作用により、前記処理水ライン6との連通は遮断されて
いる。さらに、前記第五軟水化装置35は、前記塩水タ
ンク7とは、前記塩水ライン8,前記切換手段43およ
び前記第五塩水ライン46を介して連通している。
【0059】さて、前記第三軟水化装置33の通水作動
が継続しているとき、前記制御器20は、前記入口硬度
測定手段10および前記稼動状況検出手段18からの検
出値(蒸発量)に基づいて、前記第三軟水化装置33の
硬度除去量の積算値を経時的に演算する。そして、前記
第三軟水化装置33の前記積算値が前記設定値に到達す
ると、前記制御器20は、3台の軟水化装置の運転を切
り替える制御を行う。この切替制御について、以下に詳
細に説明する。
【0060】まず、前記制御器20は、前記合流手段4
2を切換操作して、前記第三軟水化装置33から前記処
理水ライン6への通水作動を停止する。
【0061】これと同時に、前記合流手段42を切換操
作して、待機中であった前記第四軟水化装置34の前記
第四処理水ライン40と前記処理水ライン6とを連通さ
せ、前記第四軟水化装置34から処理水を前記ボイラ5
へ供給する。
【0062】つぎに、この形態における再生作動は、前
記塩水タンク7を共通化しているので、再生作動に必要
とする時間が経過するまでは1台ずつしかできないの
で、前記第三軟水化装置33の再生作動は、前記第五軟
水化装置35の再生作動が終了するまで待つ。ただし、
前記第五軟水化装置35の再生作動が終了していれば、
直ちに再生作動に移行することができる。
【0063】そして、前記第五軟水化装置35の再生作
動が終了し、前記第五軟水化装置35が待機状態となる
と、前記第三軟水化装置33の再生作動を開始し、前記
切換手段43を切換操作して、前記第三塩水ライン44
と前記塩水ライン8とを連通させて、前記第三軟水化装
置33の前記樹脂筒2へ塩水を導入する。
【0064】これにより、前記第三軟水化装置33が再
生作動状態となるとともに、前記第四軟水化装置34が
通水作動状態となり、さらに前記第五軟水化装置35が
1番目の待機状態の軟水化装置となる。そして、前記第
三軟水化装置33は、再生作動に必要とする時間が経過
して再生作動が終了すると、2番目の待機状態の軟水化
装置となる。
【0065】そして、前記第四軟水化装置34の前記積
算値が前記設定値に到達すると、前記と同様、前記第四
軟水化装置34の通水作動が停止し、再生作動を開始す
る。また、1番目の待機状態となっていた前記第五軟水
化装置35の通水作動を開始する。そして、前記第三軟
水化装置33を1番目の待機状態の軟水化装置とする。
さらに、前記第四軟水化装置34も、再生作動に必要と
する時間が経過して再生作動が終了すると、2番目の待
機状態の軟水化装置となる。以下、このような制御を繰
り返し、前記各軟水化装置33,34,35をローテー
ションして、通水作動状態と再生作動状態と待機状態と
に移行させ、24時間以上に亘る処理水の連続供給を可
能としている。
【0066】ところで、前記各軟水化装置33,34,
35の再生作動について簡単に説明すると、この再生作
動は、前記第二形態についての説明と同じく、通常行わ
れている再生作動と同様、逆洗工程,塩水再生工程,水
洗工程,補水工程等を含むもので、これらの各工程は、
前記各軟水化装置33,34,35の各コントロールバ
ルブ3の制御により、それぞれ個別に行われる。
【0067】したがって、この第三形態においては、前
記制御器20は、前記切換手段43を切換操作し、再生
作動状態となっている軟水化装置のコントロールバルブ
3と前記塩水ライン8とを連通させる。そして、再生作
動を完了した軟水化装置は、つぎの通水作動に備えての
待機状態となる。再生作動中の軟水化装置が再生作動を
完了したことを確認した後、通水作動状態の軟水化装置
は、前記コントロールバルブ3と前記塩水ライン8とが
連通した状態となる。
【0068】さらに、前記各軟水化装置33,34,3
5にあっては、前記制御器20により、前記塩水消費量
検出手段17からの検出値に基づいて、待機状態となっ
た軟水化装置の塩水消費量が算出され、この算出値によ
り次回の再生までに除去することができる硬度除去量が
演算される。そして、その演算値に基づいて、次回再生
までの硬度除去量が設定される。
【0069】一方、前記各軟水化装置33,34,35
を3台並列設置した場合において、前記硬度もれ検出手
段11は、供給水を軟水化処理しているときのバックア
ップ制御手段であって、前記硬度もれ検出手段11から
硬度もれ信号が前記制御器20へ出力されると、前記制
御器20は、前記イオン交換樹脂の劣化等と判断し、前
記警報器21から警報を発して硬度もれを通報するとと
もに、通水作動状態の軟水化装置を再生作動に切り換え
るとともに、1番目で待機中の軟水化装置を通水作動へ
切り換え、再生作動の終了した2番目で待機していた軟
水化装置を1番目の待機状態の軟水化装置とし、再生作
動に切り替えた軟水化装置の再生作動に必要とする時間
が経過して再生作動が終了すると、2番目の待機状態の
軟水化装置とする制御を行う。
【0070】以上のように、この第三形態によれば、処
理水の24時間以上に亘る連続供給が可能となる。ま
た、軟水化装置を2台設置した場合と異なり、待機状態
の軟水化装置が必ず1台は存在するため、通水を停止す
ることなく処理水を24時間以上確実に供給することが
できる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、イオ
ン交換樹脂の再生を効率良く行うことができ、再生作動
に必要な塩水を節約することができる。また、硬度もれ
を検知したとき、硬度もれの警報を発することはもちろ
ん、軟水化装置を再生作動に移行させることができ、硬
度もれした供給水を軟水使用機器に供給しないようにす
ることができる。さらに、軟水化装置を複数台並列に設
置することで、軟水の24時間以上に亘る連続供給が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一形態を概略的に示す説明図であ
る。
【図2】この発明の第二形態を概略的に示す説明図であ
る。
【図3】この発明の第三形態を概略的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 軟水化装置 2 樹脂筒 5 ボイラ(軟水使用機器) 7 塩水タンク 8 塩水ライン 10 入口硬度測定手段 11 硬度もれ検出手段 17 塩水消費量検出手段 18 稼動状況検出手段 26 分岐部 29 合流手段 30 切換手段 42 合流手段 43 切換手段
フロントページの続き (72)発明者 浅村 仁志 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 4D025 AA02 AB19 BA08 BB02 BB07 BB10 BB19 CA02 CA05 CA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
    供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
    樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
    動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
    る手段17とを備えたことを特徴とする軟水化装置。
  2. 【請求項2】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
    供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
    樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
    動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
    る手段17とを備えた軟水化装置1を複数台並列設置
    し、これらの各軟水化装置1の通水作動,再生作動を切
    換可能に接続したことを特徴とする軟水化装置。
  3. 【請求項3】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
    供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
    樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
    動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
    る手段17と、前記樹脂筒2通過後の処理水の硬度を測
    定し、硬度もれを検知する硬度もれ検出手段11とを備
    えたことを特徴とする軟水化装置。
  4. 【請求項4】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
    供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
    樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
    動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
    る手段17と、前記樹脂筒2通過後の処理水の硬度を測
    定し、硬度もれを検知する硬度もれ検出手段11とを備
    えた軟水化装置1を複数台並列設置し、これらの各軟水
    化装置1の通水作動,再生作動を切換可能に接続したこ
    とを特徴とする軟水化装置。
  5. 【請求項5】 前記入口硬度測定手段10を給水ライン
    4に設けた分岐部26の上流側に設けたことを特徴とす
    る請求項2または請求項4に記載の軟水化装置。
  6. 【請求項6】 前記硬度もれ検出手段11を合流手段2
    9,42の下流側に設けたことを特徴とする請求項4に
    記載の軟水化装置。
  7. 【請求項7】 前記塩水消費量検出手段17を備えた塩
    水タンク7を単数個設け、この塩水タンク7と前記各樹
    脂筒2とを塩水ライン8に設けた切換手段30,43を
    介してそれぞれ切換可能に接続したことを特徴とする請
    求項2,4,5,6のいずれか1項に記載の軟水化装
    置。
  8. 【請求項8】 イオン交換樹脂を充填した樹脂筒2への
    供給水の硬度を測定する入口硬度測定手段10と、前記
    樹脂筒2通過後の処理水を使用する軟水使用機器5の稼
    動状況検出手段18と、再生時の塩水の消費量を検出す
    る手段17とを備えた軟水化装置1の制御方法であっ
    て、再生時の塩水使用量に基づいて次回再生までの硬度
    除去量の設定値を求め、入口硬度と前記軟水使用機器5
    の稼動状況検出量とに基づいて硬度除去量の積算値を経
    時的に求め、前記積算値が前記設定値となったとき、前
    記軟水化装置1の再生作動を開始させることを特徴とす
    る軟水化装置の再生制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の軟水化装置の制御方法
    であって、再生時の塩水使用量に基づいて次回再生まで
    の硬度除去量の設定値を求め、入口硬度と前記軟水使用
    機器5の稼動状況検出量とに基づいて硬度除去量の積算
    値を経時的に求め、前記積算値が前記設定値となったと
    き、前記通水作動中の軟水化装置1を再生作動に切り換
    えるとともに、通水待機中の軟水化装置1を通水作動へ
    切り換える制御を行うことを特徴とする軟水化装置の再
    生制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項3に記載の軟水化装置の制御方
    法であって、前記樹脂筒2通過後の処理水の硬度を測定
    し、硬度もれを検知したとき、前記軟水化装置1を再生
    作動に移行させることを特徴とする軟水化装置の再生制
    御方法。
  11. 【請求項11】 請求項4または請求項6のいずれか1
    項に記載の軟水化装置の制御方法であって、前記樹脂筒
    2通過後の処理水の硬度を測定し、硬度もれを検知した
    とき、前記通水作動中の軟水化装置1を再生作動に切り
    換えるとともに、通水待機中の軟水化装置1を通水作動
    へ切り換える制御を行うことを特徴とする軟水化装置の
    再生制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056383A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Noritz Corp 軟水器
JP2010104907A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Noritz Corp 軟水化システム、並びに、給湯システム

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