JP2003190758A - 有機ハロゲン化物分解処理システム - Google Patents

有機ハロゲン化物分解処理システム

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JP2003190758A
JP2003190758A JP2001396142A JP2001396142A JP2003190758A JP 2003190758 A JP2003190758 A JP 2003190758A JP 2001396142 A JP2001396142 A JP 2001396142A JP 2001396142 A JP2001396142 A JP 2001396142A JP 2003190758 A JP2003190758 A JP 2003190758A
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treatment system
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Masahiko Nagai
正彦 永井
Masakazu Tateishi
正和 立石
Hiroki Yamaguchi
啓樹 山口
Takashi Tsutsuba
孝志 筒場
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば変圧器等の絶縁油等のPCB含有物の
完全処理を図る有機ハロゲン化物分解処理システムを提
供する。 【解決手段】 水熱酸化分解装置120から排出される
高温・高圧の排水10を熱交換して100℃、大気圧下
の排水11とする熱交換器12と、冷却されて大気圧下
となった排水11中の気体成分13を分離する気液分離
手段14と、上記気液分離手段14からの気体成分13
を冷却する冷却手段15と、上記冷却手段15を通過し
たガス16を精製して浄化ガス17とするガス精製手段
18と、上記気液分離手段14で分離された液体成分1
9を電気透析により塩化ナトリウム濃縮水20と脱塩水
21とに分離する電気透析装置22と、上記電気透析装
置22から分離される脱塩水21を乾燥して固体廃棄物
23とする乾燥手段24とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変圧器等の
絶縁油等のPCB含有物の完全処理を図る有機ハロゲン
化物分解処理システムに関する。
【0002】
【背景技術】近年では、PCB(Polychlorinated biph
enyl, ポリ塩化ビフェニル:ビフェニルの塩素化異性体
の総称)が強い毒性を有することから、その製造および
輸入が禁止されている。このPCBは、1954年頃か
ら国内で製造開始されたものの、カネミ油症事件をきっ
かけに生体・環境への悪影響が明らかになり、1972
年に行政指導により製造中止、回収の指示(保管の義
務)が出された経緯がある。
【0003】PCBは、ビフェニル骨格に塩素が1〜1
0個置換したものであり、置換塩素の数や位置によって
理論的に209種類の異性体が存在し、現在、市販のP
CB製品において約100種類以上の異性体が確認され
ている。また、この異性体間の物理・化学的性質や生体
内安定性および環境動体が多様であるため、PCBの化
学分析や環境汚染の様式を複雑にしているのが現状であ
る。さらに、PCBは、残留性有機汚染物質のひとつで
あって、環境中で分解されにくく、脂溶性で生物濃縮率
が高く、さらに半揮発性で大気経由の移動が可能である
という性質を持つ。また、水や生物など環境中に広く残
留することが報告されている。この結果、PCBは体内
で極めて安定であるので、体内に蓄積され慢性中毒(皮
膚障害、肝臓障害等)を引き起し、また発癌性、生殖・
発生毒性が認められている。
【0004】PCBは、従来からトランスやコンデンサ
などの絶縁油として広く使用されてきた経緯があるの
で、PCBを処理する必要があり、本出願人は先に、P
CBを無害化処理する水熱酸化分解装置を提案した(特
開平11−253795号公報、特開平11−2537
96号公報、特開2000−126588号公報他参
照)。この水熱酸化分解装置の概要の一例を図6に示す
が、これに限定されるものではない。
【0005】図6に示すように、水熱酸化分解装置12
0は、サイクロンセパレータ121を併設した筒形状の
一次反応器122と、油(又は有機溶剤)、PCB、水
(H 2O)および水酸化ナトリウム(NaOH)の各処
理液123a〜123dを加圧する加圧ポンプ124
と、当該水を予熱する熱交換器125と、配管を螺旋状
に巻いた構成の二次反応器126と、冷却器127およ
び減圧弁128とを備えてなるものである。また、減圧
弁127の下流には、気液分離器129、活性炭槽13
0が配置されており、排ガス(CO2 )131は煙突1
32から外部へ排出され、排水(H2 O,NaCl)1
33は放出タンク134に溜められ、別途必要に応じて
排水処理される。
【0006】なお、処理液123となる油(又は有機溶
剤)、PCB、H2OおよびNaOHの各処理液123
a〜123dは処理液タンク135a〜135dから配
管136a〜136d及びエジェクタ137を介してそ
れぞれ導入される。また、酸素(O2 )等の酸化剤は高
圧酸素供給設備138により供給され、供給配管139
は、一次反応器122に対して直結されている。なお、
油(又は有機溶剤)を入れるのは、特に高濃度のPCB
の分解反応促進のためと、分解装置120の起動時にお
いて反応温度を最適温度まで昇温させるためである。ま
た、処理液として上記PCB、H2OおよびNaOHを
混合させて一次反応器122に投入するようにしてもよ
い。
【0007】上記装置において、加圧ポンプ124によ
る加圧により一次反応器122内は、22MPa(好適
には26MPa)以上まで昇圧される。また、熱交換器
125は、H2Oを300℃(好適には360℃)程度
に予熱する。また、一次反応器122内には酸素が噴出
しており、内部の反応熱により350℃から400℃ま
で昇温する。サイクロンセパレータ121は、一次反応
器122内で析出したNa2CO3の結晶粒子の大きなも
のを分離し、Na2CO3の微粒子を二次反応器126に
送る。このサイクロンセパレータ121の作用により、
二次反応器126の閉塞が防止される。この段階まで
に、PCBは、脱塩素反応および酸化分解反応を起こ
し、NaCl、CO2およびH2Oに分解されている。つ
ぎに、冷却器127では、二次反応器126からの流体
を100℃程度に冷却すると共に後段の減圧弁128に
て大気圧まで減圧する。そして、気液分離器129によ
りCO 2および水蒸気と処理液とが分離され、CO2およ
び水蒸気は、活性炭槽130を通過して環境中に排出さ
れる。なお、上記サイクロンセパレータ121は必要に
応じて設けるようにすればよい。
【0008】このような処理装置120を用いてPCB
含有油(例えばトランスやコンデンサ等の絶縁油)等を
処理することで、PCBが脱塩素化されビフェニル
((C65 2 )等の脱塩素化物とされ、該ビフェニ
ルが酸化剤等の作用によりCO2、H2 O等へと完全無
害化がなされている。
【0009】また、上記PCB分解処理装置120にお
いては、排水133として多量に排出されるので、その
再利用を図ることが望まれている。
【0010】本発明は上述した問題に鑑み、例えばPC
Bの有機ハロゲン化物の分解処理において、排水を効率
的に利用できる有機ハロゲン化物処理システムを提供す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第1の発明は、加熱・加圧された反応器内において炭酸
ナトリウム(Na2 CO3 )の存在下、有機ハロゲン化
物の脱ハロゲン化反応および酸化分解反応により塩化ナ
トリウム(NaCl)、二酸化炭素(CO2)等に分解
させる水熱酸化分解装置と、該水熱酸化分解装置から排
出される排水中の水成分と気体成分とを分離する気液分
離手段と、上記気液分離手段からの気体成分を冷却する
冷却手段と、上記冷却手段を通過したガスを精製するガ
ス精製手段と、上記気液分離手段からの水成分を電気透
析によりイオン濃縮水と脱塩水とに分離する電気透析装
置と、上記電気透析装置から分離される脱塩水を乾燥す
る乾燥手段と、を具備してなることを特徴とする有機ハ
ロゲン化物分解処理システムにある。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、上記
水熱酸化分解装置から排出される排水を大気圧下及び1
00℃以下まで減圧する熱交換器を備えたことを特徴と
する有機ハロゲン化物分解処理システムにある。
【0013】第3の発明は、第1の発明において、上記
気液分離手段がフラッシュ装置、液体サイクロンのいず
れか一又はこれらの組み合わせであることを特徴とする
有機ハロゲン化物分解処理システムにある。
【0014】第4の発明は、第1の発明において、上記
冷却手段からの処理水を水熱酸化分解装置で分解処理す
ることを特徴とする有機ハロゲン化物分解処理システム
にある。
【0015】第5の発明は、第1の発明において、上記
電気透析装置から分離される塩化ナトリウムを含む濃縮
水を乾燥し、塩化ナトリウムを固体状に析出させる乾燥
手段を具備することを特徴とする有機ハロゲン化物分解
処理システムにある。
【0016】第6の発明は、第1の発明において、上記
電気透析装置から分離される脱塩水を水熱酸化分解装置
で分解処理することを特徴とする有機ハロゲン化物分解
処理システムにある。
【0017】第7の発明は、第1の発明において、上記
ガス精製手段が活性炭吸収剤により行い、該吸着により
劣化した活性炭吸収剤を水熱酸化分解装置で分解処理す
ることを特徴とする有機ハロゲン化物分解処理システム
にある。
【0018】第8の発明は、第1乃至7のいずれか1の
発明において、上記水熱酸化分解装置が、筒形状の一次
反応器と、油又は有機溶媒,有機ハロゲン化物,水(H
2O)及び水酸化ナトリウム(NaOH)の各処理液を
加圧する加圧ポンプと、当該水を予熱する予熱器と、配
管を螺旋状に巻いた又は筒状の二次反応器と、二次反応
器からの処理液を冷却する冷却器と、処理液を気液分離
する気液分離手段と、減圧弁とを備えてなり、22MP
a以上の高圧・300℃以上の高温で有機ハロゲン化物
を分解処理することを特徴とする有機ハロゲン化物分解
処理システムにある。
【0019】第9の発明は、第8の発明において、上記
水熱酸化分解装置からの排水を大気圧・100℃以下ま
で低下させ熱回収する熱交換器を介装したことを特徴と
する有機ハロゲン化物分解処理システムにある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による有機ハロゲン化物分
解処理システムの実施の形態を以下に説明するが、本発
明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0021】[第1の実施の形態]図1に有機ハロゲン
化物分解処理システムの概略を示す。図1に示すよう
に、本実施の形態にかかる有機ハロゲン化物分解処理シ
ステムは、加熱・加圧された反応器内において炭酸ナト
リウム(Na2 CO3 )の存在下、有機ハロゲン化物の
脱ハロゲン化反応および酸化分解反応により塩化ナトリ
ウム(NaCl)、二酸化炭素(CO2)等に分解させ
る水熱酸化分解装置120と、該水熱酸化分解装置から
排出される高温・高圧の排水(380℃、27MPa)
10を熱交換して100℃、大気圧下の排水11とする
熱交換器12と、冷却されて大気圧下となった排水11
中の気体成分13を分離する気液分離手段14と、上記
気液分離手段14からの気体成分13を冷却する冷却手
段15と、上記冷却手段15を通過したガス16を精製
して浄化ガス17とするガス精製手段18と、上記気液
分離手段14で分離された液体成分19を電気透析によ
り塩化ナトリウム濃縮水20と脱塩水21とに分離する
電気透析装置22と、上記電気透析装置22から分離さ
れる脱塩水21を乾燥して固体廃棄物23とする乾燥手
段24とを具備するものである。
【0022】上記処理システムにより、排水中の固体成
分(NaCl、Na2 CO3 等)を分離除去すると共
に、水を水熱酸化分解装置120へ再利用することがで
き、水を効率よくリサイクルすることができる。
【0023】上記有機ハロゲン化物を分解処理する設備
としては、特に限定されるものではないが、例えば水熱
分解処理装置,超臨界水酸化装置,紫外照射装置,オゾ
ン分解装置又は焼却装置等を挙げることができる。
【0024】ここで、上記水熱酸化分解装置120はP
CB分解処理エリア120Aと供給エリア120Bとか
らなり、水熱酸化分解装置120としては、図4に示し
た水熱酸化分解処理する水熱酸化分解処理手段を用いる
ことができるが、炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )の存
在下でPCB分解を行なうものであれば、これに限定さ
れるものではない。
【0025】次に、本システムによる排水処理の詳細を
図2に示す。図2に示すように、水熱酸化分解装置から
排出される排水(H2 O,NaCl)11を冷却する熱
交換器12が設けられており、380℃27MPaの排
水10を100℃以下大気圧まで冷却している。この熱
交換器12で熱交換された熱は水熱酸化分解装置120
に供給する水を加熱したり、本排水処理における乾燥工
程や蒸留工程等で利用することが可能である。
【0026】上記気液分離手段14で分離された気体成
分13は冷却器15で冷却される。上記冷却器15で
は、気相成分のうち、水、PCB、分解生成有機物を凝
縮水25として凝縮回収する。なお、この凝縮水25に
は微量のPCBが移行する場合があっても、水熱酸化分
解処理されるので、何等問題がない。
【0027】上記冷却器15としては、例えばコンデン
サや零度以下まで冷却するチラー等を、単独又は併用し
て用いることができる。
【0028】上記冷却器15から分離された排ガス16
については、例えば活性炭等のガス精製手段18により
微量有害成分を吸着処理し、浄化ガス17を外部へ排出
するようにしている。
【0029】一方、上記気液分離手段13で分離された
液体成分19は電気透析装置22で処理される。
【0030】上記電気透析装置22により、図3,4に
示すように、液体成分(NaCl、Na2 CO3 、H2
O)19中の殆どのNaCl,Na2 CO3 等の塩分が
濃縮水20中に濃縮され、有機物等が脱塩水21中に残
留することになる。この脱塩のメカニズムを図3及び図
4を用いて説明する。図3は、陰イオン交換膜211a
と陽イオン交換膜211bとが交互に配設され、その両
端に陽極211cと陰極211dとを配してなるもので
あり、電気透析によりClイオンは陰イオン交換膜21
1aを通過し、Naイオンは陽イオン交換膜211bを
通過して脱塩される。図4はその交換膜のイオン通過の
概念図である。
【0031】上記処理により、排水中の固体成分が分離
され、さらに蒸留後の水は冷却されて回収され、再利用
に供されるので、水が効率よく使用されると共に、外部
へ排出するガス及び排水中には有機ハロゲン化物等が混
入することがない。よって、水道水30を純水装置31
によりイオンフリーの状態とした水タンクへ、脱塩水2
1及び凝縮水25が供給されるので、水道水31の使用
量を大幅にに減少することができることになる。
【0032】[第2の実施の形態]図5に有機ハロゲン
化物分解処理システムの他の実施の形態の概略を示す。
本実施の形態にかかる有機ハロゲン化物分解処理システ
ムは、電気透析装置からの濃縮水を濃縮する濃縮手段を
設けたものである。図5に示すように、電気透析装置2
2からの濃縮水20中の水分をさらに分離する濃縮槽4
2が、電気透析装置22と乾燥装置24との間に介装さ
れており、水を分離し、乾燥装置へ送るようにしてい
る。上記濃縮槽42としては例えば膜分離手段等の塩を
濃縮する装置を用いることができるが、これに限定され
るものではない。これにより、乾燥装置での乾燥にかか
るエネルギー負荷が軽減されるものとなる。
【0033】上記システムとすることで、さらに効率的
は排水の処理が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、水熱酸化分解装置から排出される排水を冷却した
後、該排水中の水成分と気体成分とを分離する気液分離
手段と、上記気液分離手段からの気体成分を冷却する冷
却手段と、上記冷却手段を通過したガスを精製するガス
精製手段と、上記気液分離手段からの水成分を電気透析
によりイオン濃縮水と脱塩水とに分離する電気透析装置
と、上記電気透析装置から分離される脱塩水を乾燥する
乾燥手段と、を具備してなるので、排水中の固体成分を
除去できると共に、処理水を水熱分解処理装置で再利用
でき、水を効率的に利用することができる。また、プロ
セス内の熱の有効利用ができ、システム全体としてのエ
ネルギー利用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる有機ハロゲン化物分
解処理システムの概略図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる有機ハロゲン化物分
解処理システムの詳細図である。
【図3】電気透析装置の透析の概略図である。
【図4】電気透析装置の透析の原理図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる有機ハロゲン化物分
解処理システムの概略図である。
【図6】水熱酸化分解装置の概要図である。
【符号の説明】
11 排水 12 熱交換器 13 気体成分 14 気液分離手段 15 冷却手段 16 ガス 17 浄化ガス 18 ガス精製手段 19 液体成分 20 塩化ナトリウム等濃縮水 21 脱塩水 22 電気透析装置 23 固体廃棄物 24 乾燥手段 121 サイクロンセパレータ 122 一次反応器 123a〜123d 処理液 124 加圧ポンプ 125 熱交換器 126 二次反応器 127 冷却器 128 減圧弁 129 気液分離器 130 活性炭槽 131 排ガス(CO2 ) 132 煙突 133 排水(H2 O,NaCl) 134 放出タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/44 C02F 1/44 E 1/469 C07B 35/06 C07B 35/06 37/06 37/06 C07C 25/18 C07C 25/18 C02F 1/46 103 (72)発明者 山口 啓樹 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 筒場 孝志 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 2E191 BA13 BC01 BD11 4D006 GA17 HA42 KA01 KA71 KB30 MA03 MA13 MA14 PA02 PB08 PB27 PB28 4D061 DA08 DB18 DC13 EA09 EB01 EB04 EB13 EB19 FA20 4H006 AA04 AA05 AC13 AC26 BC10 BC11 BD84 BE12 EA22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱・加圧された反応器内において炭酸
    ナトリウム(Na2CO3 )の存在下、有機ハロゲン化
    物の脱ハロゲン化反応および酸化分解反応により塩化ナ
    トリウム(NaCl)、二酸化炭素(CO2)等に分解
    させる水熱酸化分解装置と、 該水熱酸化分解装置から排出される排水中の水成分と気
    体成分とを分離する気液分離手段と、 上記気液分離手段からの気体成分を冷却する冷却手段
    と、 上記冷却手段を通過したガスを精製するガス精製手段
    と、 上記気液分離手段からの水成分を電気透析によりイオン
    濃縮水と脱塩水とに分離する電気透析装置と、 上記電気透析装置から分離される脱塩水を乾燥する乾燥
    手段と、を具備してなることを特徴とする有機ハロゲン
    化物分解処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記水熱酸化分解装置から排出される排水を大気圧下及
    び100℃以下まで減圧する熱交換器を備えたことを特
    徴とする有機ハロゲン化物分解処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記気液分離手段がフラッシュ装置、液体サイクロンの
    いずれか一又はこれらの組み合わせであることを特徴と
    する有機ハロゲン化物分解処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記冷却手段からの処理水を水熱酸化分解装置で分解処
    理することを特徴とする有機ハロゲン化物分解処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記電気透析装置から分離される塩化ナトリウムを含む
    濃縮水を乾燥し、塩化ナトリウムを固体状に析出させる
    乾燥手段を具備することを特徴とする有機ハロゲン化物
    分解処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記電気透析装置から分離される脱塩水を水熱酸化分解
    装置で分解処理することを特徴とする有機ハロゲン化物
    分解処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記ガス精製手段が活性炭吸収剤により行い、該吸着に
    より劣化した活性炭吸収剤を水熱酸化分解装置で分解処
    理することを特徴とする有機ハロゲン化物分解処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1において、 上記水熱酸化分解装置が、筒形状の一次反応器と、油又
    は有機溶媒,有機ハロゲン化物,水(H2O)及び水酸
    化ナトリウム(NaOH)の各処理液を加圧する加圧ポ
    ンプと、当該水を予熱する予熱器と、配管を螺旋状に巻
    いた又は筒状の二次反応器と、二次反応器からの処理液
    を冷却する冷却器と、処理液を気液分離する気液分離手
    段と、減圧弁とを備えてなり、22MPa以上の高圧・
    300℃以上の高温で有機ハロゲン化物を分解処理する
    ことを特徴とする有機ハロゲン化物分解処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記水熱酸化分解装置からの排水を大気圧・100℃以
    下まで低下させ熱回収する熱交換器を介装したことを特
    徴とする有機ハロゲン化物分解処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106348369A (zh) * 2016-09-05 2017-01-25 广州中国科学院先进技术研究所 一种柴油发电机耦合多效蒸馏的电水联产系统

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106348369A (zh) * 2016-09-05 2017-01-25 广州中国科学院先进技术研究所 一种柴油发电机耦合多效蒸馏的电水联产系统

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