JP2003190174A - 塞栓コイル回収システム - Google Patents

塞栓コイル回収システム

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    • A61B2017/301Surgical pincettes without pivotal connections with three legs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 きわめて小さい直径を有し、塞栓コイルまた
は医療器具を捕捉して身体の血管系から除去するまで塞
栓コイルまたは医療器具をしっかり保持する顎組立体を
有する回収システムを提供する。 【解決手段】 人体の血管系の内部の塞栓コイルをの除
去または元の位置への移動に使用されるべき塞栓コイル
回収システムが提供される。塞栓コイル回収システム
は、きわめて小さい塞栓コイル回収器を備えており、塞
栓コイル回収器は、主歯と副歯を有しており、主歯と副
歯はポケットを形成する。顎部が閉じられると、ポケッ
トは塞栓コイルを把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の血管系の内
部にある物体を回収するための回収システムに係り、さ
らに具体的には、血管内の医療器具の除去に使用される
回収システムに関する。さらに詳しくは、この回収シス
テムは、脳内の塞栓コイルの除去または再移動に使用さ
れるべき塞栓コイル回収システムの形状をとる。
【0002】
【従来の技術】動脈瘤の処置のため、または血栓形成の
促進による血管の閉塞のために、医師が種々の器具を人
間の身体内の血管に配置することが長年の間、行われて
きている。かかる器具としては、膨張バルーン、液体投
薬、ステント、および塞栓コイルがある。塞栓コイル
は、螺旋状に巻かれたコイル、無作為に巻かれたコイ
ル、他のコイルの内部で巻かれたコイル、または他の多
くのコイル形態の形状をとりうる。一般的に、これらの
コイルは、放射線不透過性の金属材料、例えばプラチ
ナ、金、およびタングステン、またはこれらの材料の合
金によって製造されている。
【0003】“Stretch Resistant Embolic Coil with
Variable Stiffness(可変剛性を持つ引っ張り耐性のあ
る塞栓コイル)”という名称の米国特許第6,179,
857号(特許文献1)は、かかる塞栓コイルのデザイ
ンを開示する。この特許に開示されたコイルは螺旋状に
巻かれたコイルであって、近接するターンをスポット溶
接したコイルである。スポット溶接するターンの組み合
わせを変えることによって、所定の柔軟性を有する引っ
張り耐性のあるコイルが形成される。“Embolic Coil D
eployment System with Improved Embolic Coil(改良
された塞栓コイルを持つ塞栓コイル配備システム)”と
いう名称の米国特許第6,183,491号(特許文献
2)は、他のコイル形態を開示し、このコイル形態は、
引っ張り耐性のある比較的柔軟な基部を有する塞栓コイ
ルである。
【0004】血流を防止するために動脈瘤内部に塞栓コ
イルを配置することに代えて、動脈瘤を処置するために
ステントが使用されうる。Robert P. Letendre等に付与
された米国特許第6,267,783号(特許文献3)
はかかるステントを開示する。この特許に開示されたス
テントは、動脈瘤の母体となる血管内に配置されて、動
脈瘤の開口を覆って血流を遮るように配置される自動膨
張ステントである。また他のステント式動脈瘤処置器具
が、本願と同じ譲受人に譲渡されている“Stent Aneury
sm Treatment System and Method(ステント式動脈瘤処
置システムおよび方法)”という名称の米国特許第6,
361,558号(特許文献4)に開示されている。こ
の特許は様々な形態の血管系ステントを開示し、これら
のステントは血管の途中の様々な位置にある動脈瘤を閉
塞または部分的に閉塞するための動脈瘤カバーとしても
使用しうる。
【0005】ある事例では、塞栓コイルまたはステント
は、血管から除去して、その後、再移動または交換しな
ければならない。さらに、ステントはその耐用寿命を超
えて使用されると交換する必要が生ずることがある。塞
栓コイルまたはステントの除去のための公知の処置は、
外科的に器具を血管から取り除くことである。しかし、
この方法は、時間がかかり患者に傷を残す。柔軟な医療
器具の開発によって、最小侵襲的外科処置を用いて塞栓
コイルおよびステントを除去することが可能になってい
る。本願と同じ譲受人に譲渡されている“Object Retri
eval Method and Apparatus(物体回収方法および装
置)”という名称の米国特許第5,098,440号
(特許文献5)はかかる器具を開示する。この特許は、
二つの交差するワイヤループでステントを捕捉する装置
を開示する。これらのワイヤループはステントを滑るよ
うになっており、ワイヤの端部が後方に引かれると、ル
ープがステントをしっかり掴む。このようにしてステン
トはガイドカテーテルに捕捉されて引っ張り出される。
【0006】“Retractable Wire Catheter Device and
Method(退避可能なワイヤカテーテル器具および方
法)”という名称の米国特許第5,217,484号
(特許文献6)は、配備された血管閉塞器具の回収また
は位置調整に使用されうる装置を開示する。この特許
は、複数の顎部を持つクランプを有するカテーテル器具
を開示する。このクランプが血管閉塞ワイヤ上に配置さ
れ、押しワイヤが後方に引かれると、クランプの顎部が
閉じ、血管閉塞ワイヤを回収のために捕捉する。“Spri
ng Based Multi-purpose Medical Instrument(スプリ
ングによる多目的医療器具)”という名称の米国特許第
5,782,747号(特許文献7)は、スプリング顎
式の医療器具を開示する。血管内の物体を捕捉するのに
使用されるこの器具は、様々な顎構造を有する。このよ
うな顎構造には、物体を潰すための対向するギザギザな
表面を有する形態と、物体を把持するのに適した閉じた
ループ状の顎を有する形態がある。
【0007】また、“Jaw Assembly for an Endoscopic
Instrument(内視鏡器具のための顎組立体)”という
名称の米国特許第5,840,043号(特許文献8)
は回収器具を開示する。この特許は、半径方向に配置さ
れた複数の歯を持つカップを有する顎組立体を備えた器
具を開示する。ナイフ状の鋭利な縁を有するこの顎組立
体は、押し/引きワイヤによって作動され、複数のサン
プル生検鉗子を医師が得ることを可能にする。
【0008】
【特許文献1】米国特許第6,179,857号明細書
【特許文献2】米国特許第6,183,491号明細書
【特許文献3】米国特許第6,267,783号明細書
【特許文献4】米国特許第6,361,558号明細書
【特許文献5】米国特許第5,098,440号明細書
【特許文献6】米国特許第5,217,484号明細書
【特許文献7】米国特許第5,782,747号明細書
【特許文献8】米国特許第5,840,043号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】人体の血管系から医療
器具を回収するための装置および方法の改良の要望があ
る。さらに具体的には、きわめて小さい直径を有し、塞
栓コイルを捕捉して身体の血管系から除去するまでコイ
ルをしっかり保持する顎組立体を有する装置の要望があ
る。かかる装置は、非常に小さいマイクロカテーテル内
に配置され、続いて人間の脳血管内部に配置されるよう
になっていてもよい。当然ではあるが、かかる血管は非
常に小さくその長さ全体にわたって非常に曲がりくねっ
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】一つの観点からは、本発
明によれば、身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞栓
コイル回収システムが提供される。この塞栓コイル回収
システムは、シースに沿って内部に延びる内腔を持つ柔
軟な長尺の管の形状をとるシースを有する。このシース
は基部と先端部を有する。
【0011】また、この塞栓コイル回収システムは円筒
部を有する塞栓コイル回収器を備えており、この円筒部
は基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる
内腔を持つ。また、塞栓コイル回収器は顎部を有し、顎
部は第1の顎、第2の顎、および第3の顎を持つ。各顎
は長尺の管部の延長部をなす。各顎は、基端部、先端
部、第1の長手方向端縁および第2の長手方向端縁を有
する。顎の基端部は円筒部の先端部に付いている。顎の
うちの二つは長尺の管部の長手方向軸線から離れるよう
に外側に傾けられている。さらに塞栓コイル回収器は複
数の歯を有しており、各歯は底辺を持ち概略的には三角
形の形状であり、各歯の底辺は顎部に付いている。
【0012】また、この塞栓コイル回収システムは、基
端部と先端部を持つ起動ワイヤを有する。このワイヤは
シースの内腔の内部に摺動可能に配置されている。ワイ
ヤの先端部は円筒部の基部に取り付けられている。
【0013】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の塞栓コイルを捕捉する塞栓コイル回収器が提供さ
れる。この塞栓コイル回収器は円筒部を有しており、円
筒部は基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延
びる内腔を持つ。また、塞栓コイル回収器は顎部を有
し、顎部は第1の顎、第2の顎、および第3の顎を持
つ。
【0014】各顎は長尺の管部の延長部をなす。各顎は
基端部、先端部、第1の長手方向端縁、および第2の長
手方向端縁を有する。顎の基端部は円筒部の先端部に付
いている。顎のうちの二つは長尺の管部の長手方向軸線
から離れるように外側に傾けられている。さらに、塞栓
コイル回収器は複数の歯を有しており、各歯は底辺を持
ち概略的には三角形の形状である。各歯の底辺は顎部に
付いている。
【0015】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の塞栓コイルを捕捉する塞栓コイル回収システムが
提供される。この塞栓コイル回収システムは、シースに
沿って内部に延びる内腔を持つ柔軟な長尺の管の形状を
とるシースを有する。このシースは基部と先端部を有す
る。
【0016】また、この塞栓コイル回収システムは円筒
部を有する塞栓コイル回収器を備えており、この円筒部
は基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる
内腔を持つ。また、塞栓コイル回収器は顎部を有し、顎
部は第1の顎および第2の顎を持つ。各顎は長尺の管部
の半円筒部をなす。各顎は、基端部、先端部、第1の長
手方向端縁および第2の長手方向端縁を有する。顎の基
端部は円筒部の先端部に付いている。顎のうちの一つは
長尺の管部の長手方向軸線から離れるように外側に傾け
られている。さらに塞栓コイル回収器は複数の歯を有し
ており、各歯は底辺を有する。各歯は概略的には三角形
の形状である。各歯の底辺は顎部に付いている。
【0017】また、この塞栓コイル回収器システムは、
基端部と先端部を持つ起動ワイヤを有する。このワイヤ
はシースの内腔の内部に摺動可能に配置されている。ワ
イヤの先端部は円筒部の基部に取り付けられている。
【0018】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の塞栓コイルを捕捉する塞栓コイル回収器が提供さ
れる。塞栓コイル回収器は円筒部を有し、円筒部は基端
部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内腔を
持つ。また、塞栓コイル回収器は顎部を有し、顎部は第
1の顎および第2の顎を持つ。各顎は長尺の管部の半円
筒部をなす。
【0019】各顎は、基端部、先端部、第1の長手方向
端縁および第2の長手方向端縁を有する。顎の基端部は
円筒部の先端部に付いている。顎のうちの一つは長尺の
管部の長手方向軸線から離れるように外側に傾けられて
いる。さらに塞栓コイル回収器は複数の歯を有してお
り、各歯は底辺を持ち概略的には三角形の形状である。
各歯の底辺は顎部に付いている。
【0020】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の医療器具を捕捉する医療器具回収システムが提供
される。この医療器具回収システムは、シースに沿って
内部に延びる内腔を持つ柔軟な長尺の管の形状をとるシ
ースを有する。このシースは基部と先端部を有する。
【0021】また、この医療器具回収システムは円筒部
を有する医療器具回収器を備えており、この円筒部は基
端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内腔
を持つ。また、医療器具回収器は顎部を有し、顎部は第
1の顎および第2の顎を持つ。各顎は長尺の管部の半円
筒部をなす。各顎は、基端部、先端部、第1の長手方向
端縁および第2の長手方向端縁を有する。顎の基端部は
円筒部の先端部に付いている。顎のうちの一つは長尺の
管部の長手方向軸線から離れるように外側に傾けられて
いる。さらに医療器具回収器は複数の歯を有しており、
各歯は底辺を持ち概略的には三角形の形状である。各歯
の底辺は顎部に付いている。
【0022】また、この医療器具回収器システムは、基
端部と先端部を持つ起動ワイヤを有する。このワイヤは
シースの内腔の内部に摺動可能に配置されている。ワイ
ヤの先端部は円筒部の基部に取り付けられている。
【0023】さらに別の観点からは本発明によれば、身
体の血管内の医療器具を捕捉する医療器具回収器が提供
される。この医療器具回収器は円筒部を有しており、円
筒部は基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延
びる内腔を持つ。また、医療器具回収器は顎部を有し、
顎部は第1の顎および第2の顎を持つ。
【0024】各顎は長尺の管部の半円筒部をなす。各顎
は、基端部、先端部、第1の長手方向端縁および第2の
長手方向端縁を有する。顎の基端部は円筒部の先端部に
付いている。顎のうちの一つは長尺の管部の長手方向軸
線から離れるように外側に傾けられている。さらに医療
器具回収器は複数の歯を有しており、各歯は底辺を持ち
概略的には三角形の形状である。各歯の底辺は顎部に付
いている。
【0025】別の観点からは本発明によれば、複数の歯
は主歯の形態をとっており、主歯は鈍角および底辺を有
する。各主歯は概略的には鈍角三角形の形状である。各
主歯の底辺は基端部および先端部を有しており、顎部に
付いている。各主歯の鈍角は底辺の基端部に位置してい
る。さらに、複数の歯は副歯の形態をとっており、各副
歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状である。各
副歯の底辺は顎部に付いている。
【0026】さらに別の観点からは本発明によれば、複
数の歯は副歯と主歯の形態をとっている。各副歯は底辺
を有する。主歯は鈍角および底辺を有する。各主歯は概
略的には鈍角三角形の形状である。各主歯の底辺は基端
部および先端部を有しており、顎部に付いている。各主
歯の鈍角は各主歯の底辺の基端部に位置している。各副
歯は概略的には鋭角三角形の形状である。各副歯の底辺
は顎部に付いている。
【0027】同様の観点から本発明によれば、各顎の第
1の長手方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯およ
び副歯が交互に存在するパターンを有する。各主歯は、
隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほぼ直
列しており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向
端縁にある主歯とほぼ直列している。このパターンは、
複数のポケットを形成する。ポケットは顎の長手方向端
縁の主歯と副歯の間の隙間である。
【0028】別の観点からは本発明によれば、回収器は
基端部と先端部を持つ長手方向脚部を有する。長手方向
脚部の基端部は一つの顎の先端部に付いている。長手方
向脚部は放射線不透過性の目印部を有していてもよい。
さらに回収器は、高密度金属被覆材を有していてもよ
く、単一の長尺な円筒から形成されていてもよい。
【0029】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の塞栓コイルを捕捉する塞栓コイル回収器が提供さ
れる。塞栓コイル回収器は円筒部を有し、円筒部は基端
部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内腔を
持つ。また、塞栓コイル回収器は顎部を有し、顎部は第
1の顎および第2の顎を持つ。
【0030】各顎は長尺の管部の半円筒部をなす。各顎
は、基端部、先端部、第1の長手方向端縁および第2の
長手方向端縁を有する。顎の基端部は円筒部の先端部に
付いている。顎のうちの一つは長尺の管部の長手方向軸
線から離れるように外側に傾けられている。さらに医療
器具回収器は顎部に付いた複数の歯を有する。各歯は底
辺および頂点を有する。各歯の底辺は顎部に付いてい
る。
【0031】さらに別の観点からは本発明によれば、複
数の歯は主歯の形態をとっており、各主歯は底辺および
頂点を有する。各主歯の底辺は顎部に付いている。各主
歯の頂点は底辺よりも基端側の方向に延びている。さら
に、複数の歯は副歯の形態をとってもよい。各副歯は底
辺および頂点を有する。各副歯の底辺は顎部に付いてい
る。各副歯の頂点は底辺に対して法線方向に延びてい
る。
【0032】別の観点からは本発明によれば、複数の歯
は副歯と主歯の形態をとっている。各主歯は底辺および
頂点を有する。各主歯の底辺は顎部に付いている。各主
歯の頂点は底辺よりも基端側の方向に延びている。各副
歯は底辺および頂点を有する。各副歯の底辺は顎部に付
いている。各副歯の頂点は底辺に対して法線方向に延び
ている。
【0033】さらに別の観点からは本発明によれば、第
1の顎および第2の顎の第1の長手方向端縁および第2
の長手方向端縁は主歯および副歯が交互に存在するパタ
ーンを有する。各主歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方
向端縁にある副歯とほぼ直列しており、各副歯は、隣り
合う顎の隣り合う長手方向端縁にある主歯とほぼ直列し
ている。このパターンは、複数のポケットを形成する。
ポケットは顎の長手方向端縁の主歯と副歯の間の隙間で
ある。
【0034】別の観点からは本発明によれば、身体の血
管内の塞栓コイルまたは医療器具を捕捉する方法が提供
される。この方法は、塞栓コイル回収システムまたは医
療器具回収システムを準備する工程を有する。この塞栓
コイル回収システムまたは医療器具回収システムは、シ
ースと、塞栓コイル回収器または医療器具回収器と、起
動ワイヤとを有する。塞栓コイル回収器または医療器具
回収器は、円筒部と顎部と複数の歯を有しており、顎部
は円筒部に付いた第1の顎、第2の顎および第3の顎を
有し、複数の歯は顎部に付いており、起動ワイヤは円筒
部に取り付けられている。
【0035】この方法は、さらに塞栓コイル回収システ
ムまたは医療器具回収システムを人体の血管系に挿入
し、シースの内部の起動ワイヤを推し進めて、塞栓コイ
ル回収器または医療器具回収器をシースの先端部から抜
け出させて、塞栓コイル回収器または医療器具回収器の
顎を開放させる工程を有する。さらにこの方法は、塞栓
コイル回収器または医療器具回収器を前進させて塞栓コ
イルまたは医療器具に顎を揃えて、シースを推し進め
て、塞栓コイルを囲んだままで顎を閉じた状態にする。
さらにこの方法は、塞栓コイル回収システムまたは医療
器具回収システムを身体の血管系から除去する工程を有
する。
【0036】本発明の上述した特徴および他の特徴なら
びに効果は、本発明の好適な実施の形態に関する下記の
説明および図面から明らかに理解できることだろう。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は塞栓コイル回収システム1
0を示し、塞栓コイル回収システム10はシース12、
起動ワイヤ14、および塞栓コイル回収器16を備え
る。シース12は約60インチ(約1524mm)の長
さを有しており、好ましくは約50D乃至80Dの範囲
のジュロメータ硬さのポリマー材料から形成されてい
る。シース12の外径は約0.038インチ(約0.9
65mm)であり、シース12の内腔18の直径は約
0.021インチ(約0.533mm)である。起動ワ
イヤ14は約70インチ(約1778mm)の長さを有
しており、好ましくは金属材料から形成されている。起
動ワイヤ14の直径はシース12の内腔18の直径より
も小さく、起動ワイヤ14はシース12の内腔18の内
部で摺動することができる。塞栓コイル回収器16はニ
ッケルチタン合金管からレーザ切断され、起動ワイヤ1
4の先端部20に取り付けられている。
【0038】図2は、通常の開放配置状態にある塞栓コ
イル回収器16を示す図である。塞栓コイル回収器16
は円筒部22を有しており、円筒部22は内腔(図示せ
ず)と基部26と先端部28を持つ。円筒部22は約
0.040インチ(約1.016mm)の長さを有して
おり、好ましくはニッケルチタン合金により形成されて
いる。円筒部22の外径は約0.018インチ(約0.
457mm)であり、円筒部22の内腔の直径は約0.
012インチ(約0.305mm)である。円筒部22
の壁32には、複数の取付孔30が形成されている。取
付孔30を利用することによって、起動ワイヤ14の先
端部20が円筒部22の内腔に固定される。
【0039】円筒部22の先端部28には、長尺の管部
34が付いている。長尺の管部34は約0.12インチ
(約3.048mm)の長さを有し、好ましくはニッケ
ルチタン合金により形成されている。長尺の管部34の
外径および管部34の内腔(図示せず)の直径は、円筒
部22の外径および内径とほぼ同じである。長尺の管部
34からは顎部38が形成されている。好ましくは、顎
部38は長尺の管部34からレーザ切断された部分であ
る。顎部38は、第1の顎40、第2の顎42、および
第3の顎44を有しており、各顎40,42,44は、
長尺の管部34の延長部をなしている。各顎40,4
2,44は、先端部48、基端部50、第1の長手方向
端縁52、および第2の長手方向端縁54を有する。顎
40,42,44の先端部48は外側に傾けられてお
り、先端部48は長尺の管部34の長手方向軸線から約
0.008インチ(約0.203mm)離れている。
【0040】第1の顎40、第2の顎42、および第3
の顎44は、長手方向脚部56を有しており、各長手方
向脚部56は基端部58および先端部60を有する。長
手方向脚部56の基端部58は顎40,42,44の先
端部48に付いている。長手方向脚部56は、約0.0
02インチ(約0.051mm)の長さを有しており、
X線透過観察で使用される放射線不透過性の目印部62
を有する。好ましくは、長手方向脚部56は長尺の管部
34からレーザ切断された部分である。顎40,42,
44の第1の長手方向端縁52および第2の長手方向端
縁54には、歯66が設けられている。これらの歯66
については、図4の説明で詳述する。
【0041】図3は、閉じた配置状態の塞栓コイル回収
器16を示す図である。閉じた配置状態の塞栓コイル回
収器16の全体長は約0.16インチ(約4.064m
m)である。円筒部22は起動ワイヤ14を取り付ける
ための取付孔30(1つのみ示す)を有する。顎部38
の形態をとる長尺の管部34は、円筒部22の先端部2
8に付いている。顎部38は、第1の顎40、第2の顎
42、および第3の顎44を有する。図から理解できる
ように、各顎40,42,44は、長尺の管部34の延
長部をなしている。顎40,42,44の先端部48に
は長手方向脚部56が付いており、長手方向脚部56は
放射線不透過性の目印部62を有する。顎部38の各顎
40,42,44は、第1の長手方向端縁52および第
2の長手方向端縁54に設けられた複数の歯66を有す
る。歯66の形状については後述する。
【0042】図4は塞栓コイル回収器16の歯66を示
す図である。歯66は概略的には複数の三角形の形状で
あり、各三角形の部分は顎40,42,44の長手方向
端縁52,54についた底辺68を有する。好ましく
は、歯66は長尺の管部34からレーザ切断された部分
である。歯66は主歯70の形態をとってもよい。主歯
70は概略的には鈍角三角形の形状であって、鈍角74
および底辺76を有する。各主歯70の底辺76は基端
部78および先端部80を有する。各主歯70の鈍角7
4は底辺76の基端部78に位置している。歯66は副
歯82の形態をとってもよい。副歯82は概略的には鋭
角三角形の形状であって、底辺86を有する。各副歯8
2の底辺86は顎40,42,44の長手方向端縁5
2,54に付いている。
【0043】図4に示された歯66の形態は、主歯70
と副歯82の組み合わせを有する。各顎40,42,4
4の長手方向端縁52,54に沿って主歯70および副
歯82が交互に存在するパターンが設けられている。さ
らに、各主歯70は、隣り合う顎40,42,44の隣
り合う長手方向端縁52,54にある副歯82とほぼ直
列しており、各副歯82は、隣り合う顎40,42,4
4の隣り合う長手方向端縁52,54にある主歯70と
ほぼ直列している。このパターンは複数のポケット88
を形成する。ポケット88は顎40,42,44の長手
方向端縁52,54の主歯70と副歯82の間の隙間で
ある。各ポケット88は約0.015インチ(約0.3
81mm)の幅と0.015インチ(約0.381m
m)の高さを有する。ただし、回収されるべき塞栓コイ
ル90(図5乃至図8参照)のサイズにほぼ適合するよ
うにポケット88のサイズは変更しうる。
【0044】図5乃至図8は、塞栓コイル90の捕捉す
るための塞栓コイル回収システム10の使用の好適な方
法を示す図である。図5に示すように、塞栓コイル回収
システム10を人体の血管系92に挿入する。塞栓コイ
ル回収器16を起動ワイヤ14に取り付けて、シース1
2の内腔18の内部に配置する。塞栓コイル回収システ
ム10は、回収すべき塞栓コイル90に向けて前進させ
る。図6は、起動ワイヤ14が前進させられて、塞栓コ
イル回収器16がシース12の内腔18から抜け出した
状態を示す。抜け出すことによって、塞栓コイル回収器
16の顎部38の顎40,42,44は、通常の開放状
態になる。開放状態で、回収すべき塞栓コイル90に顎
部38を揃える。
【0045】図7に示すように、次にシース12を前進
させ、塞栓コイル90を囲んだままで塞栓コイル回収器
16の顎40,42,44を閉じた状態にする。塞栓コ
イル90は、顎40,42,44の交互に並んだ主歯7
0および副歯82の間の隙間により形成されたポケット
88により捕捉される。図8は、塞栓コイル回収システ
ム10と身体の血管系から除去される塞栓コイル90を
示す。塞栓コイル回収システム10が後進させられると
き、塞栓コイル90はポケット88に保持され、反り返
った主歯70の後方に(基端側に)詰め込まれる。従っ
て、塞栓コイル90が顎部38から脱落することが防止
される。
【0046】以上、塞栓コイルを回収するために人体の
血管系に塞栓コイル回収システムを挿入する新規なシス
テムを説明した。以上、本発明の好ましい実施の形態を
説明したが、本発明の趣旨からはずれることなく当業者
が様々な修正を施すことが可能であるのは理解すべきこ
とである。
【0047】例えば、塞栓コイル回収システムの顎部の
バリエーションが考えられる。長尺の管部から形成され
た4つ以上の顎を顎部が有するようにしてもよい。各顎
は、長尺の管部の延長部分であってよい。さらに別の構
造では、塞栓コイル回収器を高密度金属被覆材、例えば
金で被覆してもよい。この被覆材は、X線透過観察での
反射を向上させることができる。
【0048】さらに別の構造では、顎の長手方向端縁5
2,54に沿って主歯および副歯により形成されたポケ
ットは、サイズが異なっていてもよい。例えば、顎部の
先端部では、小さい塞栓コイルを捕捉できるようにポケ
ットが小さく、他の部分では大きい塞栓コイルを捕捉で
きるように顎部の基端部に向けてポケットが大きくなる
ようにしてもよい。この構造によれば、一つの顎部構造
を医師が使用するだけで様々なサイズの塞栓コイルを捕
捉することが可能である。
【0049】最後に、塞栓コイル回収器は、膨張バルー
ンまたはステントのような他の医療器具を捕捉するため
に使用してもよい。
【0050】これらの修正および他の修正は、本発明が
関連する分野の当業者には容易であろうし、特許請求の
範囲の中に含まれていると出願人は意図している。
【0051】この発明の具体的な実施態様は次の通りで
ある。 (1)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記主
歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的には
鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部お
よび先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前記
鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している請
求項1に記載の塞栓コイル回収システム。 (2)前記複数の歯は副歯の形態をとっており、各副歯
は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状であり、各副
歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求項1に記載の
塞栓コイル回収システム。 (3)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとっており、
各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍角および底辺を
持ち概略的には鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記
底辺は基端部および先端部を有し前記顎部に付いてお
り、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部
に位置しており、各副歯は概略的には鋭角三角形の形状
であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求
項1に記載の塞栓コイル回収システム。 (4)前記第1の顎、第2の顎および第3の顎の前記第
1の長手方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯およ
び副歯が交互に存在するパターンを有しており、各主歯
は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほ
ぼ直列しており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手
方向端縁にある主歯とほぼ直列しており、前記パターン
は複数のポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前
記長手方向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である
実施態様(3)に記載の塞栓コイル回収システム。 (5)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記主
歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的には
鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部お
よび先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前記
鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している請
求項2に記載の塞栓コイル回収器。
【0052】(6)前記複数の歯は副歯の形態をとって
おり、各副歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状
であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求
項2に記載の塞栓コイル回収器。 (7)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとっており、
各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍角および底辺を
持ち概略的には鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記
底辺は基端部および先端部を有し前記顎部に付いてお
り、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部
に位置しており、各副歯は概略的には鋭角三角形の形状
であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求
項2に記載の塞栓コイル回収器。 (8)前記第1の顎、第2の顎および第3の顎の前記第
1の長手方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯およ
び副歯が交互に存在するパターンを有しており、各主歯
は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほ
ぼ直列しており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手
方向端縁にある主歯とほぼ直列しており、前記パターン
は複数のポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前
記長手方向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である
実施態様(7)に記載の塞栓コイル回収器。 (9)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記主
歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的には
鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部お
よび先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前記
鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している請
求項3に記載の塞栓コイル回収システム。 (10)前記複数の歯は副歯の形態をとっており、各副
歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状であり、各
副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求項3に記載
の塞栓コイル回収システム。
【0053】(11)前記複数の歯は副歯と主歯の形態
をとっており、各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍
角および底辺を持ち概略的には鈍角三角形の形状であ
り、各主歯の前記底辺は基端部および先端部を有し前記
顎部に付いており、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底
辺の前記基端部に位置しており、各副歯は概略的には鋭
角三角形の形状であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に
付いている請求項3に記載の塞栓コイル回収システム。 (12)前記第1の顎および第2の顎の前記第1の長手
方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯および副歯が
交互に存在するパターンを有しており、各主歯は、隣り
合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほぼ直列し
ており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁
にある主歯とほぼ直列しており、前記パターンは複数の
ポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前記長手方
向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である実施態様
(11)に記載の塞栓コイル回収システム。 (13)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記
主歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的に
は鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部
および先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前
記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している
請求項4に記載の塞栓コイル回収器。 (14)前記複数の歯は副歯の形態をとっており、各副
歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状であり、各
副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求項4に記載
の塞栓コイル回収器。 (15)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとってお
り、各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍角および底
辺を持ち概略的には鈍角三角形の形状であり、各主歯の
前記底辺は基端部および先端部を有し前記顎部に付いて
おり、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端
部に位置しており、各副歯は概略的には鋭角三角形の形
状であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請
求項4に記載の塞栓コイル回収器。
【0054】(16)前記第1の顎および第2の顎の前
記第1の長手方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯
および副歯が交互に存在するパターンを有しており、各
主歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯
とほぼ直列しており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う
長手方向端縁にある主歯とほぼ直列しており、前記パタ
ーンは複数のポケットを形成し、前記ポケットは前記顎
の前記長手方向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間で
ある実施態様(15)に記載の塞栓コイル回収器。 (17)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記
主歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的に
は鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部
および先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前
記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している
請求項5に記載の医療器具回収システム。 (18)前記複数の歯は副歯の形態をとっており、各副
歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形状であり、各
副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請求項5に記載
の医療器具回収システム。 (19)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとってお
り、各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍角および底
辺を持ち概略的には鈍角三角形の形状であり、各主歯の
前記底辺は基端部および先端部を有し前記顎部に付いて
おり、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端
部に位置しており、各副歯は概略的には鋭角三角形の形
状であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請
求項5に記載の医療器具回収システム。 (20)前記第1の顎および第2の顎の前記第1の長手
方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯および副歯が
交互に存在するパターンを有しており、各主歯は、隣り
合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほぼ直列し
ており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁
にある主歯とほぼ直列しており、前記パターンは複数の
ポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前記長手方
向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である実施態様
(19)に記載の医療器具回収システム。
【0055】(21)前記医療器具回収器は基端部と先
端部を持つ長手方向脚部を有しており、前記長手方向脚
部の前記基端部は前記顎の一つの先端部に付いている請
求項5に記載の医療器具回収システム。 (22)前記長手方向脚部は放射線不透過性の目印部を
有する実施態様(21)に記載の医療器具回収システ
ム。 (23)前記医療器具回収器は高密度金属被覆材を有し
ている請求項5に記載の医療器具回収システム。 (24)前記医療器具回収器は単一の長尺な円筒から形
成されている請求項5に記載の医療器具回収システム。 (25)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記
主歯は鈍角および底辺を有しており、各主歯は概略的に
は鈍角三角形の形状であり、各主歯の前記底辺は基端部
および先端部を有し前記顎部に付いており、各主歯の前
記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端部に位置している
請求項6に記載の医療器具回収器。
【0056】(26)前記複数の歯は副歯の形態をとっ
ており、各副歯は底辺を持ち概略的には鋭角三角形の形
状であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請
求項6に記載の医療器具回収器。 (27)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとってお
り、各副歯は底辺を有しており、各主歯は鈍角および底
辺を持ち概略的には鈍角三角形の形状であり、各主歯の
前記底辺は基端部および先端部を有し前記顎部に付いて
おり、各主歯の前記鈍角は各主歯の前記底辺の前記基端
部に位置しており、各副歯は概略的には鋭角三角形の形
状であり、各副歯の前記底辺は前記顎部に付いている請
求項6に記載の医療器具回収器。 (28)前記顎の前記長手方向端縁は主歯および副歯が
交互に存在するパターンを有しており、各主歯は、隣り
合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほぼ直列し
ており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁
にある主歯とほぼ直列しており、前記パターンは複数の
ポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前記長手方
向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である実施態様
(27)に記載の医療器具回収器。 (29)前記医療器具回収器は基端部と先端部を持つ長
手方向脚部を有しており、前記長手方向脚部の前記基端
部は前記顎の一つの先端部に付いている請求項6に記載
の医療器具回収器。 (30)前記長手方向脚部は放射線不透過性の目印部を
有する実施態様(29)に記載の医療器具回収器。
【0057】(31)前記医療器具回収器は高密度金属
被覆材を有している請求項6に記載の医療器具回収器。 (32)前記医療器具回収器は単一の長尺な円筒から形
成されている請求項6に記載の医療器具回収器。 (33)前記複数の歯は主歯の形態をとっており、前記
主歯は底辺および頂点を有しており、各主歯の前記底辺
は前記顎部に付いており、各主歯の前記頂点は各主歯の
前記底辺よりも基端側の方向に延びている請求項7に記
載の塞栓コイル回収器。 (34)前記複数の歯は副歯の形態をとっており、各副
歯は底辺および頂点を有しており、各副歯の前記底辺は
顎部に付いており、各副歯の前記頂点は各副歯の前記底
辺に対して法線方向に延びている請求項7に記載の塞栓
コイル回収器。 (35)前記複数の歯は副歯と主歯の形態をとってお
り、前記主歯は底辺および頂点を有しており、各主歯の
前記底辺は前記顎部に付いており、各主歯の前記頂点は
各主歯の前記底辺よりも基端側の方向に延びており、各
副歯は底辺および頂点を有しており、各副歯の前記底辺
は顎部に付いており、各副歯の前記頂点は各副歯の前記
底辺に対して法線方向に延びている請求項7に記載の塞
栓コイル回収器。 (36)前記第1の顎および第2の顎の前記第1の長手
方向端縁および第2の長手方向端縁は主歯および副歯が
交互に存在するパターンを有しており、各主歯は、隣り
合う顎の隣り合う長手方向端縁にある副歯とほぼ直列し
ており、各副歯は、隣り合う顎の隣り合う長手方向端縁
にある主歯とほぼ直列しており、前記パターンは複数の
ポケットを形成し、前記ポケットは前記顎の前記長手方
向端縁の前記主歯と前記副歯の間の隙間である実施態様
(35)に記載の塞栓コイル回収器。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
きわめて小さい直径を有し、塞栓コイルまたは医療器具
を捕捉して身体の血管系から除去するまで塞栓コイルま
たは医療器具をしっかり保持する顎組立体を有する回収
システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シース、起動ワイヤ、および塞栓コイル回収器
を有する塞栓コイル回収システムの拡大断面図である。
【図2】顎部が開放状態にある塞栓コイル回収器の拡大
斜視図である。
【図3】顎部が閉じた状態にある塞栓コイル回収器の拡
大斜視図である。
【図4】図3に示す塞栓コイル回収器を長手方向の線に
沿って切断し単一平面上に展開した状態の側面図であ
る。
【図5】血管内に挿入された塞栓コイル回収システムの
拡大断面図である。
【図6】塞栓コイル回収システムの顎部をシースの内腔
から抜け出させて開放状態にするために起動ワイヤが前
進させられた状態の塞栓コイル回収システムを示す拡大
断面図である。
【図7】塞栓コイル回収システムの顎部をシースの内腔
に再び挿入して塞栓コイルを囲んだままで閉じた状態に
するためにシースが前進させられた状態を示す塞栓コイ
ル回収システムの拡大断面図である。
【図8】血管内から除去される塞栓コイル回収システム
および塞栓コイルを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 塞栓コイル回収システム 12 シース 14 起動ワイヤ 16 塞栓コイル回収器 18 内腔 20 先端部 22 円筒部 28 先端部 30 取付孔 32 壁 38 顎部 34 長尺の管部 40 第1の顎 42 第2の顎 44 第3の顎 48 先端部 50 基端部 52 第1の長手方向端縁 54 第2の長手方向端縁 56 長手方向脚部 58 基端部 60 先端部 62 目印部 66 歯 68 底辺 70 主歯 74 鈍角 76 底辺 78 基端部 80 先端部 82 副歯 86 底辺 88 ポケット 90 塞栓コイル 92 血管系
フロントページの続き (71)出願人 501023502 14000 N.W. 57th Court, Miami Lakes, Flori da 33014, U.S.A. (72)発明者 ドナルド・ケイ・ジョーンズ アメリカ合衆国、33351 フロリダ州、ロ ーダーヒル、エヌ・ダブリュ・82・テラス 4945 (72)発明者 ブラディマー・マイテルバーグ アメリカ合衆国、33180 フロリダ州、ア ベンチュラ、ナンバー・2−ジェイ、エ ヌ・イー・192・ストリート 3350 Fターム(参考) 4C060 DD48 EE24 GG05 GG19 GG36 MM25

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞
    栓コイル回収システムであって、 シースに沿って内部に延びる内腔を持つ柔軟な長尺の管
    の形状をとり、基部と先端部を有するシースと、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部を有する塞栓コイル回収器と、 基端部と先端部を持つ起動ワイヤとを備えており、 前記塞栓コイル回収器は顎部を有し、前記顎部は第1の
    顎、第2の顎、および第3の顎を持ち、各顎は長尺の管
    部の延長部をなしており、各顎は基端部、先端部、第1
    の長手方向端縁および第2の長手方向端縁を有してお
    り、前記顎の前記基端部は前記円筒部の先端部に付いて
    おり、前記顎のうちの二つは前記長尺の管部の長手方向
    軸線から離れるように外側に傾けられており、前記塞栓
    コイル回収器はさらに複数の歯を有しており、各歯は底
    辺を持ち概略的には三角形の形状であり、各歯の前記底
    辺は前記顎部に付いており、 前記起動ワイヤは前記シースの前記内腔の内部に摺動可
    能に配置され、前記起動ワイヤの先端部は前記円筒部の
    前記基部に取り付けられている塞栓コイル回収システ
    ム。
  2. 【請求項2】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞
    栓コイル回収器であって、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部と、 顎部と、 複数の歯を備えており、 前記顎部は第1の顎、第2の顎、および第3の顎を持
    ち、各顎は長尺の管部の延長部をなしており、各顎は基
    端部、先端部、第1の長手方向端縁、および第2の長手
    方向端縁を有しており、前記顎の前記基端部は前記円筒
    部の前記先端部に付いており、前記顎のうちの二つは前
    記長尺の管部の長手方向軸線から離れるように外側に傾
    けられており、 各歯は底辺を持ち概略的には三角形の形状であり、各歯
    の前記底辺は前記顎部に付いている塞栓コイル回収器。
  3. 【請求項3】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞
    栓コイル回収システムであって、 シースに沿って内部に延びる内腔を持つ柔軟な長尺の管
    の形状をとり、基部と先端部を有するシースと、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部を有する塞栓コイル回収器と、 基端部と先端部を持つ起動ワイヤとを備えており、 前記塞栓コイル回収器は顎部を有し、前記顎部は第1の
    顎および第2の顎を持ち、各顎は長尺の管部の半円筒部
    をなしており、各顎は基端部、先端部、第1の長手方向
    端縁および第2の長手方向端縁を有しており、前記顎の
    前記基端部は前記円筒部の先端部に付いており、前記顎
    のうちの一つは前記長尺の管部の長手方向軸線から離れ
    るように外側に傾けられており、前記塞栓コイル回収器
    はさらに複数の歯を有しており、各歯は底辺を持ち概略
    的には三角形の形状であり、各歯の前記底辺は前記顎部
    に付いており、 前記起動ワイヤは前記シースの前記内腔の内部に摺動可
    能に配置され、前記起動ワイヤの先端部は前記円筒部の
    前記基部に取り付けられている塞栓コイル回収システ
    ム。
  4. 【請求項4】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞
    栓コイル回収器であって、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部と、 顎部と、 複数の歯を備えており、 前記顎部は第1の顎および第2の顎を持ち、各顎は長尺
    の管部の半円筒部をなしており、各顎は基端部、先端
    部、第1の長手方向端縁、および第2の長手方向端縁を
    有しており、前記顎の前記基端部は前記円筒部の前記先
    端部に付いており、前記顎のうちの一つは前記長尺の管
    部の長手方向軸線から離れるように外側に傾けられてお
    り、 各歯は底辺を持ち概略的には三角形の形状であり、各歯
    の前記底辺は前記顎部に付いている塞栓コイル回収器。
  5. 【請求項5】 身体の血管内の医療器具を捕捉する医療
    器具回収システムであって、 シースに沿って内部に延びる内腔を持つ柔軟な長尺の管
    の形状をとり、基部と先端部を有するシースと、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部を有する医療器具回収器と、 基端部と先端部を持つ起動ワイヤとを備えており、 前記医療器具回収器は顎部を有し、前記顎部は第1の顎
    および第2の顎を持ち、各顎は長尺の管部の半円筒部を
    なしており、各顎は基端部、先端部、第1の長手方向端
    縁および第2の長手方向端縁を有しており、前記顎の前
    記基端部は前記円筒部の先端部に付いており、前記顎の
    うちの一つは前記長尺の管部の長手方向軸線から離れる
    ように外側に傾けられており、前記医療器具回収器はさ
    らに複数の歯を有しており、各歯は底辺を持ち概略的に
    は三角形の形状であり、各歯の前記底辺は前記顎部に付
    いており、 前記起動ワイヤは前記シースの前記内腔の内部に摺動可
    能に配置され、前記起動ワイヤの先端部は前記円筒部の
    前記基部に取り付けられている医療器具回収システム。
  6. 【請求項6】 身体の血管内の医療器具を捕捉する医療
    器具回収器であって、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部と、 顎部と、 複数の歯を備えており、 前記顎部は第1の顎および第2の顎を持ち、各顎は長尺
    の管部の半円筒部をなしており、各顎は基端部、先端
    部、第1の長手方向端縁、および第2の長手方向端縁を
    有しており、前記顎の前記基端部は前記円筒部の前記先
    端部に付いており、前記顎のうちの一つは前記長尺の管
    部の長手方向軸線から離れるように外側に傾けられてお
    り、 各歯は底辺を持ち概略的には三角形の形状であり、各歯
    の前記底辺は前記顎部に付いている医療器具回収器。
  7. 【請求項7】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する塞
    栓コイル回収器であって、 基端部、先端部、および円筒部に沿って内部に延びる内
    腔を持つ円筒部と、 顎部と、 複数の歯を備えており、 前記顎部は第1の顎および第2の顎を持ち、各顎は長尺
    の管部の半円筒部をなしており、各顎は基端部、先端
    部、第1の長手方向端縁、および第2の長手方向端縁を
    有しており、前記顎の前記基端部は前記円筒部の前記先
    端部に付いており、前記顎のうちの一つは前記長尺の管
    部の長手方向軸線から離れるように外側に傾けられてお
    り、 各歯は底辺と頂点を持ち、各歯の前記底辺は前記顎部に
    付いている塞栓コイル回収器。
  8. 【請求項8】 身体の血管内の塞栓コイルを捕捉する方
    法であって、 シースと、塞栓コイル回収器と、起動ワイヤとを備えて
    おり、塞栓コイル回収器が円筒部と顎部と複数の歯を有
    しており、顎部は円筒部に付いた第1の顎、第2の顎お
    よび第3の顎を有し、前記複数の歯が顎部に付いてお
    り、起動ワイヤは円筒部に取り付けられている塞栓コイ
    ル回収システムを準備する工程と、 前記塞栓コイル回収システムを人体の血管系に挿入する
    工程と、 前記シースの内部の前記起動ワイヤを推し進めて、前記
    塞栓コイル回収器を前記シースの先端部から抜け出させ
    て、前記塞栓コイル回収器の顎を開放させる工程と、 前記塞栓コイル回収器を前進させて前記塞栓コイルに前
    記顎を揃える工程と、 前記シースを推し進めて、前記塞栓コイルを囲んだまま
    で前記顎を閉じた状態にする工程と、 前記塞栓コイル回収システムを身体の血管系から除去す
    る工程を備える方法。
  9. 【請求項9】 身体の血管内の医療器具を捕捉する方法
    であって、 シースと、医療器具回収器と、起動ワイヤとを備えてお
    り、医療器具回収器が円筒部と顎部と複数の歯を有して
    おり、顎部は円筒部に付いた第1の顎、第2の顎および
    第3の顎を有し、前記複数の歯が顎部に付いており、起
    動ワイヤは円筒部に取り付けられている医療器具回収シ
    ステムを準備する工程と、 前記医療器具回収システムを人体の血管系に挿入する工
    程と、 前記シースの内部の前記起動ワイヤを推し進めて、前記
    医療器具回収器を前記シースの先端部から抜け出させ
    て、前記医療器具回収器の顎を開放させる工程と、 前記医療器具回収器を前進させて前記医療器具に前記顎
    を揃える工程と、 前記シースを推し進めて、前記医療器具を囲んだままで
    前記顎を閉じた状態にする工程と、 前記医療器具回収システムを身体の血管系から除去する
    工程を備える方法。
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