JP2003190012A - 自動炊飯装置 - Google Patents

自動炊飯装置

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JP2003190012A
JP2003190012A JP2001394428A JP2001394428A JP2003190012A JP 2003190012 A JP2003190012 A JP 2003190012A JP 2001394428 A JP2001394428 A JP 2001394428A JP 2001394428 A JP2001394428 A JP 2001394428A JP 2003190012 A JP2003190012 A JP 2003190012A
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rice
water
time
draining
drainage
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JP2001394428A
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English (en)
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Kihachiro Hase
喜八郎 長谷
Motoyuki Kikuchi
基之 菊池
Masahiro Yamazaki
正博 山崎
Masanori Inoue
正典 井上
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】炊飯量に関係なく排水時間を設定していると、
少量の炊飯を行なう場合にあっても一定の長い排水時間
となるので、炊飯に至るまでの時間が長くなって、炊飯
作業効率が低くなることがある。 【解決手段】計量供給手段と、上部にオ−バ−フロ−孔
2を設けた洗米タンク3及び満水感知部4がオ−バ−フ
ロ−孔2よりも下方にある水位センサ5とを有する洗米
部6と、給水手段と、排水手段と、排米手段と、炊飯部
7と、洗米タンク3からの排水時において、オ−バ−フ
ロ−孔2にある水位が満水感知部4の元の位置まで下降
する間の流速を演算する演算制御部8とを設け、該演算
して求めた流速とあらじめ設定した流速と排出時間との
関係式とから予測排水時間を求め、該予測排水時間にな
ると給水手段による給水開始と排水手段による排水停止
とを開始する水加減作業を行なうことを特徴とする自動
炊飯装置。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、米を計量して貯
米部から洗浄タンクに供給し、この洗浄タンク内で水洗
した後に水加減した水とでもって炊飯する自動炊飯装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】炊飯作業にあたって、洗米タンクに所定
量の炊飯用の水を供給する作業、すなわち、水加減作業
を行なうが、該水加減作業は給水量の精度が低いと、炊
き上がったご飯が硬い場合や軟らかくなることがあり、
食味がよくないご飯になる。 【0003】そのため、水加減を行なう手段として、洗
米タンクに供給した水の水位が満水感知部が満水を感知
した状態で且つオ−バ−フロ−孔の位置になるまで供給
し、その後、一定時間、排水手段を駆動して洗米タンク
から排水する排水作業を行なうものにあっては、給水時
の水圧等の影響が少なく、有効な手段である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、炊飯量に関係
なく排水時間を設定していると、少量の炊飯を行なう場
合にあっても一定の長い排水時間となるので、炊飯に至
るまでの時間が長くなって、炊飯作業効率が低くなるこ
とがある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題を解決する穀類洗浄装置を提供するものであって、
つぎのような技術的手段を講じた。すなわち、貯米部1
の米を計量して供給する計量供給手段と、上部にオ−バ
−フロ−孔2を設けた洗米タンク3及び満水感知部4が
オ−バ−フロ−孔2よりも下方にあって洗米タンク内の
水位を検出する水位センサ5とを有する洗米部6と、洗
米部6に水を供給する給水手段と、洗米部6の下部から
水を排出する排水手段と、洗米部6の下部から米を排出
する排米手段と、水加減された水及び洗浄した米を収容
して炊飯する炊飯部7と、計量供給・洗浄・給水・排水
・排米・炊飯等の各駆動手段に制御信号を出力するとと
もに、洗米タンク3からの排水時において、オ−バ−フ
ロ−孔2にある水位が満水感知部4の元の位置まで下降
する間の流速を演算する演算制御部8とを設け、該演算
して求めた流速とあらじめ設定した流速と排出時間との
関係式とから予測排水時間を求め、該予測排水時間にな
ると給水手段による給水開始と排水手段による排水停止
とを開始する水加減作業を行なうことを特徴とする自動
炊飯装置とした。 【0006】 【作用】作業者は操作パネルの各スイッチを操作して炊
飯条件を設定するとともに貯米部1に所定量(例えば、
30kg、60kg等)の米を投入し、スタ−トスイッ
チを入りにすると、演算制御部8は予め設定された作業
プログラムのとおり各作業部の駆動部に駆動指令信号を
出力し、また、各センサから作業情報を取り込む。 【0007】すると、計量供給手段は貯米部1に貯留し
ている米を計量して洗米部6の洗米タンク3に供給し、
その後、所望量の炊飯量(米量)になると、演算制御部
8から計量供給手段に出力している駆動指令信号を停止
し、給米作業を終える。つぎに、演算制御部8は、所定
時間(洗米作業時間)の間、給水手段及び洗米手段(図
示せず)に駆動指令信号を出力すると、給水手段は水を
洗米タンク4に供給し、また、洗浄手段は回転して米と
水とを撹拌し洗米するが、このとき、洗米タンク内に生
じた汚水は洗米タンク4の下部から、例えば、厨房室の
排水溝に案内されて排出される。 【0008】つぎに、水加減作業前における洗米作業に
おいて、演算制御部8は、所定時間の間、排水手段及び
給水手段等の各駆動部に駆動指令信号を出力すると、排
水手段は排水口を閉じ、また、給水手段は水を洗米タン
ク4に供給するので、これに関連して、貯米タンク3に
水が貯留され、水位も上昇する。その後、さらに水位が
上昇して所定位置に到達すると、水位センサ5の満水感
知部4が満水を検出するが、水位はさらに上昇してオ−
バ−フロ−孔2に到達し、オ−バ−フロ−孔2からオ−
バ−フロ−する。なお、このような作業は、一般的に
「ゆすぎ」と呼ばれている。 【0009】これにより、水面又は水面の近くに浮上し
てきたごみや糠等の異物はオ−バ−フロ−孔2から排出
することができるので、後工程に有る炊飯部7での炊飯
作業においても食味がよく、品質の高いご飯に炊きあげ
ることができる。このような作業において、所定時間経
過すると(時間は前記選択した作業条件から演算制御部
8が算出する)、演算制御部8は給水手段や排水手段等
の各駆動手段への駆動指令信号の出力を停止するので、
洗米タンク3への給水作業を解除され、また、洗米タン
ク3と連通する排水口が開口される。 【0010】すると、洗米タンク3に貯留している水は
下部の排出口から厨房室の排水溝等の排出場所に案内さ
れて排出されるが、これに関連して、水位も下降するの
で、その後、水位センサ5の満水感知部4は下降して元
の位置に戻る。このとき、演算制御部8は、オ−バ−フ
ロ−孔2にある水位が満水感知部4の元の位置まで下降
する間の時間を読み取って、この時間とオ−バ−フロ−
孔2から満水感知部4の元の位置までの水量とから演算
して流速を算出する。 【0011】さらに、演算制御部8は、洗米タンク3か
ら水が排水する排水時間と流速との関係をテストによっ
て予め求めた関係式と、前記算出した流速とから予測し
た排水時間を求め、該予測排水時間になると給水手段に
よる給水開始と排水手段による排水停止とを開始する水
加減作業を行なう駆動指令信号を出力する。 【0012】したがって、洗米タンク3からの水切りが
できながらも洗米処理時間の短縮化を図れ、洗米炊飯の
作業能率を高めることができる。 【0013】 【発明の効果】異物の混入を防止し、しかも、食味がよ
く、品質の高いご飯に炊きあげることができるとともに
洗米タンク3からの水切りができながらも洗米処理時間
の短縮化を図れ、洗米炊飯の作業能率を高めることがで
きる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、その構成について
説明すると、洗米炊飯装置9は、正面視において、横方
向に間隔をおいて対向する前後方向に長く形成した脚フ
レ−ム10aと該脚フレ−ム10aの後端部に配置した
縦長の縦フレ−ム10bと該縦フレ−ム10b間に配置
した横フレ−ムとを一体に設けてフレ−ム本体10を構
成し、該フレ−ム本体10に貯米部1と洗米部6と炊飯
部7とを上側から順次配設し、炊飯部7を前後方向に移
動可能に設けている。前記フレ−ム10a,10b,1
0cを枠組みしてフレ−ム本体10を形成したものであ
るから、堅固なフレ−ム本体を構成することができる。 【0015】そして、この貯米部6は底面を開放して天
板11の上面に着脱自在に取り付けた箱体12の内部
に、上下両端を開口しかつ下端部を細く形成した中空の
ホッパ13や、ホッパ13の下端部に一体に取り付ける
と共に底面と前面を開放した箱型の給米体ガイド14
や、外面の一部に受け孔15を有し且つ給米体ガイド1
4に内装して軸芯を横方向に有する円筒形状の給米体1
6や、軸芯を横方向に位置させたモ−タ軸17を給米体
ガイド内に挿入して給米体ガイド14の後面に着脱自在
に取り付けた計量モ−タ18や、各種伝動機構などを設
けている。 【0016】箱体11は前壁に炊飯条件を設定する各種
のスイッチ19、炊飯条件や炊飯作業状態などを液晶表
示する液晶部20を設けた操作パネル21を着脱自在に
設けている。洗米部6は下部を細く形成し且つ平面視円
形状であって前記天板11の下面に着脱自在に取り付け
ている中空の洗米タンク3と、該洗米タンク3の中央部
に設けた撹拌装置22と、洗米タンク3の下端部に着脱
自在に取り付けたジャケット23の排米口24を開閉す
る昇降弁25等を備えている。 【0017】洗米タンク3は上部を円筒形状に形成して
前記天板11の下面にねじにより着脱自在に設けた円筒
部3aと、下端部を細く形成するとともに上端部を円筒
部3aの下端部に着脱具(ねじ、パッチン錠などいずれ
でもよい)により着脱自在に取り付けた漏斗部3bとで
構成しており、縦方向の両端を開放している。 【0018】そして、洗米炊飯装置9の正面視におい
て、円筒部3aの前部に内外連通する矩形状の窓を設
け、さらに、該円筒部3aの外壁に、一端部を縦軸回り
に回動可能に設けるとともに他端部を開閉具(実施例で
はパッチン錠を使用)26によりワンタッチで開閉可能
に構成した蓋27を設けている。また、円筒部3aの上
部に矩形状のオ−バ−フロ−孔2を設け、しかも、該オ
−バ−フロ−孔2はオ−バ−フロ−管28を介して後述
する排水箱29に連通している。 【0019】水位センサ5の下端部に設けた満水感知部
4は、洗米タンク3の内部に位置するとともに前記オ−
バ−フロ−孔2の下縁よりも下方に位置させて設け、上
下方向に移動可能なフロ−ト型のセンサに設けている。
すなわち、満水感知部4が所定水位以上に上昇した水に
よって上側に押圧されているときは入り(ON)の状態
にあり、水位が所定以下になると上側への押圧が解除さ
れて切り(OFF)になる構成としている。なお、水位
センサ5と満水感知部4とは一体に形成したセンサを構
成してもよい。 【0020】撹拌装置22は洗米モ−タ30を駆動源と
して回転可能に設け且つ縦方向に軸芯を有する撹拌軸3
1と、該撹拌軸31の外面に4等配に振り分けて取付け
た撹拌体32とを具備している。そして、該撹拌体32
の各撹拌部32a,32b,32c,32dは撹拌軸3
1の軸芯から洗米タンク3の内壁に向かう横軸芯部と、
この横軸芯の先端部を略90度折り曲げて形成した縦軸
芯部とを有している。 【0021】なお、図5に示している撹拌部32a,3
2b,32c,32dは理解し易いように展開したもの
であって、横軸芯及び縦軸芯の長さをそれぞれ相違させ
ており、例えば、横軸芯は撹拌部32a,32b,32
c,32dの順に短くし、縦軸芯は撹拌部32a,32
b,32c,32dの順に長くしている。そして、洗米
タンク3の内壁から撹拌部32a,32b,32c,3
2dの軸芯先端に至る仮想線までの間隔Hを略等しく設
けている。 【0022】ジャケット23は中間部側壁に排水箱29
と連通可能な排水口33と排水口33より小径の水位口
34とを設け、さらに、排水ソレノイド35により作動
する作動機構36を介して排水口33を開閉する排水口
開閉弁37と、水位ソレノイド38により作動する作動
機構39を介して水位口34を開閉する水位口開閉弁4
0とを設けている。なお、排水ソレノイド35が非励磁
の場合、排水口開閉弁37はばね41に押されて排水口
33を閉鎖し、水位ソレノイド38が非励磁の場合、水
位口開閉弁40はばね42に押されて水位口34を閉鎖
している。 【0023】昇降弁昇降装置43はカム44を作動する
投下モ−タ45と、昇降ア−ム46と、弁支持軸47と
を主要構成部材としており、投下モ−タ45の駆動によ
って、カム44、昇降弁昇降ア−ム等を介して弁支持軸
47及び弁支持軸47の下端部に着脱自在に設けた前記
昇降弁25を昇降する構成としている。 【0024】給水管48は一端部を給水源(例えば、上
水道、図示せず)に連通すると共に途中部を分岐して洗
米タンクの上部に位置する上給水管49と洗米タンク3
の外面に沿って下方に向かい前記ジャケット23に連通
する下給水管50とを設けている。該上給水管49は、
さらに分岐して、一端部を撹拌軸31の横側方に位置し
て端部に設けた給水管排水口51を洗米タンク3の内部
にのぞませ、他端部を撹拌軸31を挟んで他側方に位置
して端部に設けた給水管排水口51を前記給水管排水口
51に対向して洗米タンク3の内部にのぞませている。
そして、該洗米タンク3にのぞむ各上給水管49の端部
に、給水管排水口51に連通すると共に下面に小さな散
水孔52を多数形成している中空のケ−ス53を縦軸回
りに自転可能に設けている。 【0025】なお、給水源から上給水管49の分岐部に
至る間にソレノイド54により流路を開閉切り替え可能
な上給水ウォ−タ−バルブ(以下、上給水WVと呼ぶ)
55を設け、分岐部からジャケット23に至る下給水管
50の流路にソレノイド56により流路を開閉切り替え
可能な下給水ウォ−タ−バルブ(以下、上給水WVと呼
ぶ)57を設け、洗米タンク3やジャケット内への水の
供給又は給水停止可能に設けている。また、前記ホッパ
13は供給した米の残量が所定量(実施例では5升に設
定している)にあることを検出する米不足センサ58を
着脱自在に設けている。 【0026】炊飯部7は内釜59と内釜59を覆う蓋6
0と外釜61と加熱源(例えば、ガス、電熱等)などで
構成した炊飯器62を設けており、蓋60には中央部に
設けた受入れ口63を開閉するシャッタ64と、このシ
ャッタ64をガイドレ−ル65に沿って横方向に往復移
動するシャッタ開閉ア−ム66、シャッタ開閉ア−ム6
6を往復作動するねじ軸67を正逆転する正逆転モ−タ
68とを設けている。 【0027】各機器の作動及び作業フロ−はマイクロコ
ンピュ−タ(図示せず)によって管理され、自動制御さ
れる。すなわち、8は必要なデ−タや制御プログラム等
を内蔵したメモリ69を有するマイクロコンピュ−タの
演算制御部(以下、CPUと呼ぶ。)であって、算術・
論理及び比較演算等の作業を行なう。 【0028】そして、入力インタ−フェイス70を介し
てCPU8に入力される情報としては、操作パネル21
に設けた各種のスイッチ19を操作することによって設
定される炊飯量、洗米、硬さ等の炊飯情報、水位センサ
5からの満水情報、給米体16の回転情報、米不足セン
サ58からの米不足情報、電源スイッチ72からの洗米
炊飯装置9による作業可能情報、スタ−トスイッチ73
の操作による作業開始情報等がある。 【0029】また、CPU8から出力インタ−フェイス
71を介して出力される指令信号として、計量モ−タ1
8への駆動指令信号、液晶部20への表示指令信号、洗
米モ−タ30への駆動指令信号、排水ソレノイド35及
び水位ソレノイド38への励磁信号、投下モ−タ45へ
の駆動指令信号、ソレノイド54,56への励磁信号、
正逆転モ−タ68への正転又は逆転の駆動指令信号等が
ある。 【0030】CPU8は、主として、つぎの機能を有す
る。電源スイッチ72が入り操作されると、制御機器
や駆動部等を備えた洗米炊飯装置9の作業可能状態であ
ることを認識し、また、作業者が操作パネル21のスイ
ッチ19を操作することによる作業条件を取り込み、例
えば、炊飯量が入力されると、計量モ−タ18ヘ駆動指
令信号を出力して給米体16を回転する。このとき、カ
ウントした米パルスが所定数になると、計量モ−タ18
ヘの駆動指令信号の出力を停止する。オ−バ−フロ−
孔2にある満水の水位が排水によって下降するが、満水
感知部4も水位の下降にともなって下降し、元の位置
(水位センサ5が切りの状態、すなわち、スイッチ切り
の状態)に戻る。満水感知部4がオ−バ−フロ−孔2の
位置(図9のC)から下降した元の位置(図9のD)に
戻る間のカウントした時間と、オ−バ−フロ−孔2の位
置から元の位置までの水量(予め洗米タンクの内径と満
水感知部4の位置、オ−バ−フロ−孔2の位置等から算
出している)とから、排水時の流速Rを算出する。流
速Rと、予め設定したメモリ69に内蔵している初期流
速と排水時間との関係式から予測排水時間rを求める
(図7参照)。満水感知部4が元の位置に戻ったと
き、すなわち、水位センサ5が切りになったときからカ
ウントして排水予測時間rに到達したとき、ソレノイド
35,38,54,56に励磁信号を出力して洗米タン
ク3に給水と水を貯留する水加減作業を開始する。米
不足センサ58からの米不足情報を取り込んだ場合にあ
っても、1回の炊飯量又は複数回の炊飯量の合計炊飯量
が残米量(実施例では5升)以下であるとき、炊飯作業
を継続する。また、この場合の炊飯作業に入るとき又は
入ったとき、操作パネル21の液晶部20の一部に通常
(米余剰)時における炊飯作業と識別することができる
表示をする指令信号を出力して表示させる。 【0031】74は棒体の中間部を屈曲して逆U状に形
成したサイドフレ−ムであって、前記横側端部に位置す
る脚フレ−ム10aの前端部にねじ75を介して着脱自
在に固定しているので、堅固な取り付け構成にすること
ができる。さらに、該サイドフレ−ム74の前面部74
aは、炊飯器62の側面視において、外釜61の前端よ
りも後方に位置していると共に上面部74bは外釜61
の下端よりも上方に位置しているので、逆U状の形状と
相俟って、炊飯器62を引き出す把っ手76の操作に支
障がなく、また、炊飯器62の点検や清掃作業を容易に
行なうことができる。したがって、作業者はサイドフレ
−ム74の上面部に足を載せてより高い所に立上って、
箱体1に米を供給したり、貯留している米の残量や、操
作パネル21等の機器類の点検・調整が容易になる。 【0032】つぎに、タイムチャ−ト、フロ−チャ−ト
を併用して作用について説明する。まず、作業者は電源
スイッチ72を入りにしてから作業操作パネル21のス
イッチ部にある各種のスイッチ19を操作して炊飯条件
を設定する。つぎに、スタ−トスイッチ73を入りにす
ると、マイクロコンピュ−タのCPU8から出力インタ
−フェイス71を介して計量モ−タ18ヘ駆動指令信号
を出力して給米体16を回転させるが、このとき、給米
体16の1回転が1パルスとして入力インタ−フェイス
70を介してCPU8に取り込まれる。その後、CPU
8はカウントした米パルスが前記設定した炊飯量に対応
するパルス数になると、出力インタ−フェイス70を介
して出力していた計量モ−タ18ヘの駆動指令信号の出
力を停止する。 【0033】そして、CPU8は出力インタ−フェイス
71を介して洗米モ−タ30へ駆動指令信号を出力して
駆動し、さらに、ソレノイド54へ励磁信号を出力して
上給水ウォ−タ−バルブ55を開くので、撹拌軸31と
撹拌体32とが回転して給米体16によって供給された
米と、給水源から分岐した各上給水管49によって案内
されて上側から洗米タンク内に供給された水(以下、上
給水と呼ぶ。)とを撹拌し、洗米作業(研米工程及びゆ
すぎ工程)を行なう。なお、各上給水管49を案内され
た水は各給水管排出口51から連通するケ−ス53に噴
射状態にあるので、ケ−ス53は水圧によって上給水管
49の給水管排出口部を中心に縦軸回りに回転する。 【0034】これに関連して、ケ−ス内に供給された水
は多数の散水孔52から洗米タンク3の内部に散水され
るが、ケ−ス53の自転によって洗米タンク3の中心部
から内面にかけて拡散することができる。しかも、ケ−
ス53は撹拌軸31を挟んで対向した位置にあるので、
前記拡散効果を一層高め、洗米タンク内面に付着してい
る米やゴミ等の付着物の除去が容易である。なお、この
洗米作業に生じた汚水は洗米タンク3の下端からジャケ
ット23に入り、さらに、排水口33及び水位口34を
通って排水箱29に入り、その後、排水管によって厨房
室の排水溝に案内される。 【0035】そして、撹拌体32の横軸芯は撹拌部32
a,32b,32c,32dの順に短くし、縦軸芯は撹
拌部32a,32b,32c,32dの順に長くすると
共に洗米タンク3の内壁から撹拌部32a,32b,3
2c,32dの軸芯先端に至る仮想線までの間隔Hを略
等しく設けているので、米の洗浄を効率よく行なうこと
ができる。 【0036】該ゆすぎ工程において、所定時間経過後、
CPU8は出力インタ−フェイス71を介して排水ソレ
ノイド35及び水位ソレノイド38に励磁信号を出力す
るので、これに関連して、作動機構36は排水口開閉弁
37を作動して排水口33を閉じ、別の作動機構39は
水位口開閉弁40を作動して水位口34を閉じる。ま
た、ソレノイド56へ励磁信号を出力して下給水ウォ−
タ−バルブ57を開くので、給水源と連通する下給水管
50によって案内された水はジャケット23から洗米タ
ンク3の下部を通って内部に入り、前記上給水管49か
ら供給される水とによって洗米タンク内の水位上昇を速
める。 【0037】この状態で、所定時間後に水位センサ5の
満水感知部4が水面によって上側に向けて押圧される、
すなわち、スイッチが入りになると、CPU8は入力イ
ンタ−フェイス70を介して満水情報を取り込み、さら
に、出力インタ−フェイス71を介して出力していたソ
レノイド54へ励磁信号の出力を停止することにより上
給水ウォ−タ−バルブ55が閉じになって上給水を停止
する。ところが、上給水が停止されても、洗米タンク3
は前記したように下給水されているので、水位はさらに
上昇してオ−バ−フロ−孔2からオ−バ−フロ−し、そ
れ以上は上昇しないと共に満水感知部4もオ−バ−フロ
−する水位と略同じ位置にある。 【0038】その後(図9のC位置)、CPU8は出力
インタ−フェイス71を介して出力していた洗米モ−タ
30への駆動指令信号の出力を停止して撹拌装置22の
回転を停止し、ソレノイド56へ励磁信号の出力を停止
して下給水ウォ−タ−バルブ57を閉じて給水を停止
し、排水ソレノイド35に励磁信号を出力して作動機構
36を介して排水口開閉弁37を移動し排水口33を開
き、水位ソレノイド38に励磁信号を出力して作動機構
39を介して水位口開閉弁40を移動し水位口34を開
く(水切り開始、ステップ100)。すると、洗米タン
ク3とジャケット23に貯留されている水は、排水口3
3と水位口34を通って排水箱29に入り、その後、排
水管によって厨房室の排水溝に案内される。 【0039】この排水作業において、貯留水によって押
し上げられていた水位センサ5の満水感知部4は水位の
下降に関連して下降し、その後、水位が所定位置まで下
降すると入りから切りになる。CPU8は、満水感知部
4がオ−バ−フロ−孔2の位置(図9のC)から下降し
た元の位置(図9のD)に戻る間のカウントした時間
(タイムカウント測定、ステップ110)と、オ−バ−
フロ−孔2の位置から元の位置までの水量とから、排水
時の流速Rを算出し(初期流速算出、ステップ12
0)、流速Rと、予め設定した初期流速と排水時間との
関係式から予測排水時間rを求める(排水時間算出、ス
テップ130)。 【0040】そして、基準時(実施例では計量開始時と
しているが、前記C、D等でもよくこれに限定されるも
のでない)から予測排水時間rを含めた時間が経過した
判断し(ステップ140)、経過したと判断すると(図
9のE)、CPU8は出力インタ−フェイス71を介し
て排水ソレノイド35及び水位ソレノイド38に励磁信
号を出力するので、これに関連して、作動機構36は排
水口開閉弁37を作動して排水口33を閉じ、別の作動
機構39は水位口開閉弁40を作動して水位口34を閉
じる。また、CPU8はソレノイド54へ励磁信号を出
力して上給水ウォ−タ−バルブ55を開いて上給水を行
なうと共にソレノイド56へ励磁信号を出力して下給水
ウォ−タ−バルブ57を開いて下給水を行なうので、炊
飯用の水は洗米タンク3の上下両方から供給されて貯留
される(洗米処理終了、ステップ150)。 【0041】この給水作業によって、洗米タンク3の水
位は上昇して所定位置に到達すると前記と同様に、満水
感知部4は水面によって上側に向けて押圧され、スイッ
チが入りの満水であることを検出する。CPU8は入力
インタ−フェイス70を介して満水情報を取り込むと共
に出力インタ−フェイス71を介して、所定時間、洗米
モ−タ30へ駆動指令信号を出力して駆動し撹拌体32
を回転し、さらに、出力していたソレノイド54への励
磁信号の出力を停止して上給水ウォ−タ−バルブ55を
閉じ上給水を停止する。 【0042】下給水が継続されると、水位はさらに上昇
してオ−バ−フロ−孔2からオ−バ−フロ−するが、基
準時(図9のE)から所定時間経過後、CPU8から出
力しているソレノイド54へ励磁信号の出力を停止し、
下給水ウォ−タ−バルブ57を閉じて下給水を停止す
る。 【0043】さらに、所定時間経過後、出力インタ−フ
ェイス71を介してCPU8から水位ソレノイド38へ
の励磁信号の出力を停止するので、これに関連して、作
動機構39は元の状態に復帰し、水位口開閉弁40によ
る水位口34の閉鎖を解除して開放する。すると、洗米
タンク内の水はジャケット23から水位口34を通って
排水箱29に入り、その後、排水管によって厨房室の排
水溝に案内される。このとき、水位の下降にともない、
満水感知部4も下降して、その後、スイッチ切りにな
る。なお、水位口34は排水口33よりも小径に設けて
いるので、排水口33から排出される単位時間あたりの
水量が少なく水加減精度を高めることができる。 【0044】そして、CPU8は水加減を開始して所定
時間(予め設定している炊飯量と水加減時間との関係か
ら選択した炊飯量に対応する水加減時間)経過すると、
CPU8は出力インタ−フェイス71を介して洗米モ−
タ30に駆動指令信号を出力して撹拌体32を回転す
る。また、CPU8は水位ソレノイド38へ励磁信号を
出力するので、作動機構39は作動して水位口開閉弁4
0を移動し、水位口34を閉じて水加減作業を終了す
る。 【0045】前記したように洗米工程から水加減工程に
入る前に、洗米した米を水切りした状態で洗米タンク内
に所定時間放置するざるあげ工程を設け、しかも、所定
時間おきに洗米タンク3に上給水を行なうことがある。
ところが、ざるあげ時間は炊飯作業条件によってを長短
変更する場合があり、例えば、ざるあげ時間が長いとき
に上給水すると、米粒の表面の摩擦抵抗が大きくなる。
そのため、後工程の水加減を終えた米を投下したとき、
昇降弁25に米が残留して上昇した昇降弁と排米口24
との間に隙間を生じ、次の炊飯時における米や水の漏れ
の原因になって洗米や水加減作業や炊飯作業を良好に行
なうことができない問題を生じる。 【0046】したがって、昇降弁25の上に米が残留す
るざるあげ時間の場合は、洗米タンク3への給水を行な
わない。ただし、昇降弁25の上に米が残留しないざる
あげ時間の場合は、洗米タンク3への給水を行なうこと
によって割れ米の発生を防止することができ、食味の良
いご飯に炊きあげることができる。 【0047】水加減作業を終えると同時に、CPU8は
出力インタ−フェイス71を介して正逆転モ−タ68に
正転の駆動指令信号を出力すると、ねじ軸67は正転す
るので、シャッタ開閉ア−ム66はガイドレ−ル65に
沿ってシャッタ64を横方向に移動して受入れ口63を
開く。 【0048】そして、CPU8は出力インタ−フェイス
71を介して投下モ−タ45へ駆動指令信号を出力する
と、投下モ−タ45は駆動するので、これに関連して回
転するモ−タ軸と共ににカム44もそれと同方向に回転
して昇降弁昇降装置43を構成する昇降ア−ム46との
係止を解除するので、昇降ア−ム46の先端部は米およ
び水の重量によって下降し、また、昇降弁24によって
閉鎖されている排米口24も開放される。 【0049】すると、洗米タンク3に貯留している洗浄
済の米と炊飯用の水とは排米口24から落下し、前記受
入れ口63を通って内釜59に収容される。そして、C
PU8は出力インタ−フェイス71を介して正逆転モ−
タ68に逆転の駆動指令信号を出力すると、ねじ軸67
は逆転するので、シャッタ開閉ア−ム66はガイドレ−
ル65に沿ってシャッタ64を横方向に移動して受入れ
口63を閉じる。つづいて、CPU8から出力インタ−
フェイス71を介して炊飯器62の点火手段に自動点火
の指令信号を出力して炊飯作業を開始する。 【0050】また、CPU8から出力インタ−フェイス
71を介して出力された投下信号によって、投下モ−タ
40は駆動すると、これに関連して回転するモ−タ軸と
共にカム44もそれと同方向に回転して昇降ア−ム46
と係止して元の位置に復帰するので、これに関連して、
弁支持軸47と共に上昇した昇降弁25は排米口24を
閉鎖する。 【0051】上記洗米炊飯作業において、ホッパ13に
貯留している米が少なくなって、米不足センサ58が入
りになると(実施例では、このときの残米量は予め実験
により略5升としているが、これにのみ限定されるもの
でない。ステップ200,210,220)、CPU8
は入力インタ−フェイス70を介して米の残量Aが略5
升である情報を取り込む。 【0052】つぎの作業を行なうとき、作業者は操作パ
ネル21のスイッチ19を操作して炊飯量B升を設定す
ると(ステップ230)、CPU8は米量Aと米量Bと
を比較演算してAがBよりも大きいと判断すると(ステ
ップ240)、残量(A−B)を記憶し(ステップ25
0)、前記した洗米炊飯作業を開始する(ステップ26
0)と共に通常時における炊飯作業と識別することがで
きる表示をする指令信号を出力して液晶部20に表示さ
せる。以下、CPU8はAがBよりも大きいと判断した
ときは、洗米炊飯作業を継続するが、AがBよりも小さ
いと判断したときは洗米炊飯作業に進まない(ステップ
270)。このとき、CPU8は米が不足して作業がで
きない表示や米の供給(補充)や運転を停止する表示の
何れか又は全てを作業者に報知する構成にするとよい。 【0053】これにより、ホッパなどの貯米部1への米
の供給回数を少なくすることができると共に米の供給時
期を知らせることになって米袋の準備作業を効率よく行
なうことができる。 【0054】 【別実施例1】図12から図15に示す操作等に基づい
て説明する。従来、運転中に異常が発生した場合、異常
番号(ヘルプ番号)を表示して、顧客にはヘルプカ−ド
による番号説明によって対応を講じている。しかし、顧
客がその異常を解除してしまって、再度発生した場合と
かパニックになって解除できなくなってしまった場合な
どの問い合わせに対して、異常番号を問い合わせても、
顧客自身が不具合の内容を覚えていても番号を忘れてお
り、また、何らかの要因で異常が解除されてしまうこと
がある。しかし、番号さえわければ要因がわかり、電話
での対応で簡単にすむ場合でもいちいち発生までの説明
を聞いて、種々の発生要因を想定して対応せねばなら
ず、迅速な対応ができない不具合を生じている。 【0055】そのような不具合を解消するために、異常
履歴として過去に発生した複数(実施例では8個分)の
異常番号を発生の都度記憶しておき、いつでも顧客が簡
単に取り出すことができるようにして、問い合わせに対
して迅速に対応し、炊飯作業能率の効率化を図らんとす
るものである。 【0056】メニュ−スイッチ77トヘルプスイッチ7
8とは操作パネル21に設け、運転者(作業者)は、こ
のヘルプスイッチ78を所定時間(実施例では予め10
秒間に設定している)押し続けて入りの状態を保持する
(ステップ300)。これに関連して、CPU8はこの
押し操作によるヘルプ情報を入力インタ−フェイス70
を介して取り込み、10秒経過したか否かを判断する
(ステップ310)。そして、CPU8は10経過した
ていると判断すると、図14に示すように、異常履歴を
画面表示するので(ステップ320)、運転者は操作パ
ネル21のアップ・ダウンスイッチ79を操作して(ス
テップ330)、8個分の履歴を表示する(ステップ3
40)。そして、ヘルプスイッチ77を押し操作して入
りにすると(ステップ350)、元の標準画面に戻る
(ステップ360)。 【0057】したがって、顧客による異常発生に至る曖
昧な説明であっても、異常信号によって異常原因を把握
することができるので、対応説明を顧客に対し迅速に行
なうことができる。また、複雑なスイッチ操作を行なう
表示方法でなく、ヘルプスイッチ78の操作によって履
歴表示を簡単に行なうことができるので、顧客に対して
電話を使用しての説明による対応が可能である。さら
に、履歴は内部電池でバックアップされているので、顧
客があわてて電源を切ったとしても、再現することがで
きて対応を確実に行なうことができる。しかも、異常が
多数絡んだ場合でも、発生の都度、更新されて蓄積さ
れ、しかも、発生日時が表示されるので、最初に異常と
なった真の原因がわかり、簡単に対応することができ
る。 【0058】 【別実施例2】図16から図18に示す残米防止対応に
基づいて説明する。例えば、洗米タンク3に米が残留す
ると腐敗による異臭を発生したり、昇降弁25に米が残
留すると上昇した昇降弁と排米口24との間に隙間を生
じ、次の炊飯時における米や水の漏れの原因になって洗
米や水加減作業や炊飯作業を良好に行なうことができな
い問題を生じる。そして、洗米タンク3や昇降弁25に
残米を生じる代表的な要因として、ざるあげ工程におけ
るシャワ−条件、昇降弁の昇降条件、洗米条件等が考え
られるが、本実施例では、前記要因を作業現場で解消す
ることができる残米対応を提供することにある。 【0059】運転者は操作パネル(別実施例1における
操作パネルと同一である)21の液晶部20に設けてあ
るメニュ−スイッチ77及びアップ・ダウンスイッチ7
9を操作して、メニュ−画面(図16)、拡張機能画面
(図17)、調整画面(図18)を選択する。まず、メ
ニュ−画面を選択すると、メンテ(1)画面、メン
テ(2)画面・・・拡張機能(初期画面)が表示され
る。そして、この拡張機能(初期画面)の「残米調
整」を選択すると、図17に示す拡張機能画面が表示さ
れるので、所望する「シャワ−調整」、「投下調
整」、「洗米調整」、「時間調整」の何れかを選択
する。そして、該シャワ−調整、投下調整、洗米調整、
時間調整等の条件は、図18に示す調整画面を選択して
所望する条件を入力しておく。なお、これらの選択操作
すると、これらの条件は入力インタ−フェイス70を介
してCPU8に取り込まれ、これらの条件を取り入れた
制御プログラムにそって炊飯洗米作業を行なう。 【0060】また、シャワ−調整としては洗米タンク3
への給水(実施例では、上給水)をなくしたり、給水間
隔を長くするものであり、投下調整としては昇降弁25
を下降して投下工程を終えたあと、さらに、1回又は複
数回昇降して残米を振り落とすことである。洗米調整と
しては、水加減工程を終えて投下(排米)する前の洗米
モ−タ30への駆動指令時間を長くし、あるいは、変速
手段を設けている場合は投下時に通常回転速度よりも高
速にして米と炊飯用の水を排出する。時間調整として
は、ざるあげ時間の長さによって残米を生じる頻度が高
くなるので、ざるあげ時に一定時間、例えば、60分経
過すると、シャワ−調整・投下調整・洗米調整の何れか
又は複数の組み合わせたものである。 【0061】従って、前記通常の洗米炊飯作業運転と残
米対応を組み入れた洗米炊飯作業とを選択して行なうこ
とができ、食味のよい品質の安定したご飯の炊飯を効率
よく行なうことができる。また、この両炊飯形態を選択
する操作を1個の操作パネル21でのスイッチでもって
行なうことができるので、操作が簡単で誤操作も生じる
ことがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】自動炊飯装置の正面図。 【図2】一部の炊飯器の平面図。 【図3】一部切除した自動炊飯装置の側面図。 【図4】一部切除した自動炊飯装置の側断面図。 【図5】洗米タンクの側断面図。 【図6】操作パネルの正面図。 【図7】排水時の初期流速と排水時間との関係図。 【図8】フロ−チャ−ト。 【図9】タイムチャ−ト。 【図10】フロ−チャ−ト。 【図11】ブロック回路。 【図12】別実施例の操作パネルの正面図。 【図13】別実施例のスイッチ部の蓋を開いた操作パネ
ルの正面図。 【図14】別実施例の液晶部の表示画面。 【図15】フロ−チャ−ト。 【図16】別実施例の液晶部のメニュ−画面。 【図17】別実施例の液晶部の拡張機能画面。 【図18】別実施例の残米対応における選択画面。 【符号の説明】 1 貯米部 2 オ−バ−フロ−孔 3 洗米タンク 4 満水感知部 5 水位センサ 6 洗米部 7 炊飯部 8 演算制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 正典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 4B023 LE11 LG01 LP03 LP10 LT03 4B054 AA16 AB01 AC02 4B055 AA07 BA05 BA61 DB08 GC31 GD02 GD06

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 貯米部1の米を計量して供給する計量供
    給手段と、上部にオ−バ−フロ−孔2を設けた洗米タン
    ク3及び満水感知部4がオ−バ−フロ−孔2よりも下方
    にあって洗米タンク内の水位を検出する水位センサ5と
    を有する洗米部6と、洗米部6に水を供給する給水手段
    と、洗米部6の下部から水を排出する排水手段と、洗米
    部6の下部から米を排出する排米手段と、水加減された
    水及び洗浄した米を収容して炊飯する炊飯部7と、計量
    供給・洗浄・給水・排水・排米・炊飯等の各駆動手段に
    制御信号を出力するとともに、洗米タンク3からの排水
    時において、オ−バ−フロ−孔2にある水位が満水感知
    部4の元の位置まで下降する間の流速を演算する演算制
    御部8とを設け、該演算して求めた流速とあらじめ設定
    した流速と排出時間との関係式とから予測排水時間を求
    め、該予測排水時間になると給水手段による給水開始と
    排水手段による排水停止とを開始する水加減作業を行な
    うことを特徴とする自動炊飯装置。
JP2001394428A 2001-12-26 2001-12-26 自動炊飯装置 Pending JP2003190012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104257255A (zh) * 2014-10-14 2015-01-07 黄咸友 一种全自动煮饭机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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