JP2003190011A - 積重ね加熱調理容器 - Google Patents

積重ね加熱調理容器

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JP2003190011A JP2001396449A JP2001396449A JP2003190011A JP 2003190011 A JP2003190011 A JP 2003190011A JP 2001396449 A JP2001396449 A JP 2001396449A JP 2001396449 A JP2001396449 A JP 2001396449A JP 2003190011 A JP2003190011 A JP 2003190011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量に応じて、内鍋の方向を変えることがで
きる積重ね加熱調理容器を提供すること。 【解決手段】 外鍋101と、内鍋102と、を備える
積重ね加熱調理容器100であって、内鍋102の外周
壁103には、横方向に突出するフランジ部104が形
成されており、内鍋102は、内鍋102の開口縁10
6を上方に向けて、フランジ部104を外鍋101の開
口縁105に引っ掛け、外鍋101の中に位置する第一
の位置と、内鍋102の開口縁106を下方に向けて、
フランジ部104を外鍋101の開口縁105に引っ掛
け、外鍋101の上方に位置する第二の位置と、をとる
ことができるようにされていることを特徴とする積重ね
加熱調理容器100を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積重ね加熱調理容
器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の積重ね加熱調理
容器は、単に鍋体を重ねることにより、一つの熱源で複
数の鍋体を加熱することができるようにすることを主目
的としたものであり、外鍋を用いて調理を行う際に、こ
の外鍋に嵌合させることができる内鍋を蓋体として用い
て、外鍋で調理する料理の分量や調理する物の大きさに
応じて、外鍋の容量を変化させることができるようには
されていなかった。
【0003】そこで、本発明は、調理する料理の分量や
調理する物の大きさに応じて、外鍋の容量を変化させる
ことができる蓋体として内鍋を用いることができる積重
ね加熱調理容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、外鍋と、内鍋と、を備える積重ね加熱調
理容器であって、前記内鍋の外周壁には、横方向に突出
するフランジ部が形成されており、前記内鍋は、前記内
鍋の開口縁を上方に向けて、前記フランジ部を前記外鍋
の開口縁に引っ掛け、前記外鍋の中に位置する第一の位
置と、前記内鍋の開口縁を下方に向けて、前記フランジ
部を前記外鍋の開口縁に引っ掛け、前記外鍋の上方に位
置する第二の位置と、をとることができるようにされて
いることを特徴とする積重ね加熱調理容器を提供する。
【0005】本発明に係る積重ね加熱調理容器は、外鍋
と内鍋とにより構成されており、この内鍋は、外鍋の内
部に収納することができるような大きさ、形状に形成し
ておく必要がある。
【0006】このように、内鍋を外鍋の内部に収納する
ことができるような大きさ、形状に形成することによ
り、内鍋の開口縁を上方に向けてこの内鍋を外鍋の内部
に収納することができるようになる。
【0007】内鍋の外周壁には、横方向に突出するフラ
ンジ部が形成されている。
【0008】このフランジ部は、外鍋の開口縁に引っか
かるように、内鍋の外周壁から横方向に突出するように
形成されており、このフランジ部の位置は、内鍋の外周
壁であればどこに形成してもよいが、内鍋の取り扱いを
考慮すれば、内鍋の開口縁付近に形成することが望まし
い。
【0009】また、このフランジ部は、内鍋を確実に外
鍋に取り付けることができるようにするため、内鍋の外
周壁の全周にわたって形成されていることが望ましい。
【0010】上述のようなフランジ部を形成することに
より、このフランジ部が外鍋の開口縁に引っかかること
で、外鍋よりも一回り小さく形成されている内鍋は、こ
の内鍋の開口縁を上方に向けて、外鍋の中に位置する第
一の位置と、この内鍋の開口縁を下方に向けて、外鍋の
上方に位置する第二の位置と、をとることができるよう
になる。
【0011】なお、このようなフランジ部を内鍋の開口
縁付近に形成することにより、内鍋の開口縁を上方に向
けた第一の位置に内鍋を置く場合には、内鍋と外鍋に挟
み込まれた調理空間が小さくなるため、小さいものや容
量の少ないものを調理する際に便利であり、また、内鍋
の開口縁を下方に向けた第二の位置に内鍋を置く場合に
は、内鍋と外鍋に挟まれた調理空間が大きくなるため、
大きいものや容量の多いものを調理する際に便利であ
る。
【0012】本発明に係る積重ね加熱調理容器に使用さ
れる蓋としては、蓋の下面に、外鍋の開口縁に嵌合する
第一の切欠と、内鍋の開口縁に嵌合する第二の切欠を設
けたものを使用することにより、外鍋の開口縁又は前記
内鍋の開口縁のいずれにも取り付けることができるよう
になる。
【0013】また、このような蓋の上面にも、外鍋の開
口縁に嵌合する第三の切欠と、内鍋の開口縁に嵌合する
第四の切欠を設けることにより、このような蓋を裏返し
て、外鍋の開口縁又は内鍋の開口縁のいずれにも取り付
けることができるようになる。
【0014】さらに、前記蓋の上面又は下面のうちの少
なくとも何れか一方に、第一の切欠及び第二の切欠又は
第三の切欠及び第四の切欠のうちの少なくとも何れか一
方の内側に、少なくとも一つの頂点を有する傾斜を付け
ておくことで、蓋に付着した水滴が、この傾斜の頂点に
おいて外鍋又は内鍋の内部に落ちるため、蓋に付着した
水滴が外鍋及び内鍋の内周壁に付着し、この側壁の温度
を下げてしまうことがなくなる。
【0015】本発明に係る積重ね加熱調理容器を構成し
ている外鍋、内鍋及び蓋にそれぞれ取手部を形成してお
き、それぞれの取手部に貫通孔を設けておくことによ
り、この貫通孔に固定用部材を挿入し、外鍋、内鍋及び
蓋を固定することができるようになる。
【0016】また、本発明に係る内鍋の開口縁を下方に
向けて、内鍋の開口縁に設けられている係止用部を外鍋
の開口縁に勘合させ、この内鍋が外鍋の上方に位置する
第二の位置をとる場合に、この内鍋の底部から上方に突
出するように側壁部を設けておくことにより、この内鍋
が第二の位置にある場合にも、この内鍋の側壁部の内側
で調理を行うことが可能となる。
【0017】なお、本発明に係る外鍋の外周壁を覆うよ
うに外鍋の開口縁から下方に突出した保熱部材を外鍋に
設けておくことにより、この外鍋を加熱する際、保熱部
材と外鍋の外周壁との間に熱がこもることとなるため、
効率的にこの外鍋を加熱することができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
積重ね加熱調理容器100の上方斜視図である。また、
図2は、内鍋102の開口縁106を上方に向けて内鍋
102を外鍋101の内部に収納した場合の縦断面図で
ある。さらに、図3は、内鍋102の開口縁106を下
方に向けて外鍋101の上方に取り付けた場合の縦断面
図である。
【0019】積重ね加熱調理容器100を構成している
外鍋101及び内鍋102は、鉄によりできているが、
他の素材、例えば、ステンレスによって製造してもよ
い。
【0020】内鍋102は、外鍋101よりも一回り小
さく形成することで、図2に表されているように、内鍋
102を外鍋101の中に収納することができるように
されている。
【0021】もっとも、内鍋102の外周壁103には
フランジ部104が形成されていることにより、このフ
ランジ部104が外鍋101の開口縁105に引っかか
ることで、内鍋102の外側底面109と外鍋101の
内側底面110との間に、調理空間Aが生ずるようにさ
れている。
【0022】なお、このようなフランジ部104は、外
鍋101の開口縁105に引っかかるような形状、大き
さを有していれば充分であり、本実施形態では、外鍋1
01の気密性を高めるため、内鍋102の外周壁103
の全周にわたって、フランジ部104が形成されてい
る。
【0023】また、フランジ部104を内鍋102の外
周壁103のどの位置に形成するかは、適時選択し得る
ものではあるが、本実施形態では、内鍋102の開口縁
106に近い位置に設けている。
【0024】このような位置にフランジ部104を設け
ることにより、図2で示すように、内鍋102の開口縁
106を上方に向けて、内鍋102を外鍋101の内部
に収納した場合の調理空間Aに比べて、図3で示すよう
に、内鍋102の開口縁106を下方に向けて、内鍋1
02を外鍋101の上方に取り付けた場合の調理空間B
の方を大きくすることが可能となり、調理するものの大
きさや容量に応じて、内鍋102の取り付ける方向を選
択することができるようになる。
【0025】なお、内鍋102の開口縁106とフラン
ジ部104との間には、所定の距離Xを設けている。
【0026】このような距離Xを開けてフランジ部10
4を設けておくことにより、図3に表しているように、
内鍋102の開口縁106を下方に向けて内鍋102を
外鍋101に取り付ける場合に、内鍋102の開口縁1
06とフランジ部104との間の内鍋102の部分が外
鍋101の内周壁107に嵌合し、内鍋102を外鍋1
01に確実に取り付けることが可能となる。
【0027】もっとも、このように内鍋102の開口縁
106とフランジ部104との間の部分を外鍋101に
嵌合させて、内鍋102を外鍋101に確実に取り付け
る場合には、この内鍋102の開口縁106とフランジ
部104との間の部分の外周壁103が、外鍋101の
内周壁107の対応する部分と嵌合するような形状・大
きさとなるように形成する必要がある。
【0028】図3に表されているように、内鍋102の
開口縁106が下方を向くように内鍋102を外鍋10
1に取り付けた場合に、内鍋102の外側底面109の
上方に調理空間Cができるようにするため、内鍋102
の外側底面109には側壁110が設けられている。
【0029】なお、このような調理空間Cには、例え
ば、炭等をおくことにより、外鍋101の外側底面11
1、即ち、下方からの加熱とともに、内鍋102の外側
底面109、即ち、上方からの加熱も行うことができ
る。
【0030】外鍋101には、外鍋101の外周壁10
8を覆うように、外鍋101の開口縁105から下方に
向かって保熱部材112が設けられている。
【0031】この保熱部材112は、外鍋101の外側
底面111から加熱する際に、暖まった空気を外鍋10
1の外周壁108との間に保持しておくためのものであ
り、このような機能を発揮し得るものであれば、どのよ
うな形状・大きさでもよい。
【0032】外鍋101及び内鍋102には、取っ手1
13が取り付けられており、この取っ手113には、貫
通孔114が設けられており、図2又は図3に表されて
いるように、外鍋101に内鍋102を取り付けた際に
は、外鍋101及び内鍋102に取り付けられている取
っ手113の貫通孔114同士が重なり合い、この重な
り合った貫通孔114に、図4に表されているような固
定用部材115を取り付けることができるようにされて
いる。
【0033】本実施形態における固定用部材115は、
弾性部材により形成されており、固定用部材115の挿
入部116を内側、即ち、図4におけるSの方向に付勢
し、この挿入部116を取っ手113の貫通孔114に
挿入した後、挿入部116のS方向への付勢を解除する
ことで、挿入部116の先端に設けられている固定用片
117が取っ手113に引っかかり、外鍋101と内鍋
102とを固定するように構成されている。
【0034】このような固定用部材115を挿入するこ
とができる貫通孔114を備える取っ手113を外鍋1
01と内鍋102に取り付けておくことにより、調理途
中で、内鍋102が外鍋101から外れてしまうことが
なくなり便利である。
【0035】本実施形態に係る加熱調理容器100に
は、図5で表されているような蓋118をさらに備える
こともできる。
【0036】ここで、図6は、図5の蓋118のT−T
線における縦断面図である。
【0037】蓋118の下面119には、蓋118を外
鍋101の開口縁105に嵌合する第一の切欠121
と、蓋118を内鍋102の開口縁106に嵌合させる
ための第二の切欠122が設けられている。
【0038】ここで、第一の切欠121と第二の切欠1
22の位置・大きさ・形状は、外鍋101の開口縁10
5及び内鍋102の開口縁106の位置・大きさ・形状
に合わせて適時選択すればよい。
【0039】なお、蓋118の上面120にも、これら
第一の切欠121と第二の切欠122と同様に外鍋10
1の開口縁105に嵌め込むことができる第三の切欠及
び内鍋102の開口縁106に嵌め込むことができる第
四の切欠124が設けられている。
【0040】また、本実施形態では、蓋118の下面で
あって、第一の切欠121及び第二の切欠122の内側
に、頂点125を円周上に形成した傾斜が付けられてい
る。
【0041】図6に表されているように、このような傾
斜は、蓋118の第二の切欠122の内側全体に付けて
おくことで、蓋118の第二の切欠122の内側全体に
付着した水滴を外鍋101又は内鍋102の内部に落と
し込むことができるようになる。
【0042】また、このような傾斜を付けておくこと
で、蓋118の下面118に付着した水滴が、傾斜を伝
って頂点125のところで、外鍋101及び内鍋102
の内部に落ちるため、蓋118の下面118に付着した
水滴が外鍋101の内周壁又は内鍋102の内周壁に伝
わり、外鍋101又は内鍋102の内周壁の温度が下が
ってしまうことを防止することができる。
【0043】なお、本実施形態では、蓋118の上面1
20にも、頂点126を円周上に形成した傾斜が付けら
れている。
【0044】また、図7に表されているように、外鍋2
01、内鍋202及び蓋215からなる積重ね加熱調理
容器200を積重ね加熱調理容器100よりもサイズを
小さく形成し、この積重ね加熱調理容器200を積重ね
加熱調理容器100の外鍋101及び内鍋102の内部
に収納することができるようにすることもできる。
【0045】このように、サイズの小さい積重ね加熱調
理容器200を積重ね加熱調理容器100の外鍋101
と内鍋102の内部に収納することができるようにする
ことにより、これらの積重ね加熱調理容器100、20
0をしまっておく際に便利であり、また、これらの積重
ね加熱調理容器100、200を持ち運ぶ際にも便利で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明を構成したので、小
さいものや容量の少ないものを調理する際には、内鍋が
外鍋の内部に位置するように、また、大きいものや容量
の多いものを調理する際には、内鍋が外鍋の上方に位置
するようにすることができ、内鍋を蓋として有効に使用
することができる。
【0047】また、これらの内鍋と外鍋に嵌合する切欠
を有する蓋を用いることで、内鍋及び外鍋用の蓋を二つ
用意する必要がなくなる。
【0048】さらに、本発明に係る蓋には、水滴をした
に落とすための頂点を有する傾斜が設けられているた
め、蓋に付着した水滴により外鍋又は内鍋の側壁の温度
を下げてしまうことを防止することができる。
【0049】また、外鍋に内鍋を取り付けた際に、これ
らを固定するための固定用部材を挿入することができる
貫通孔を有する取っ手部を外鍋と内鍋に設けたので、こ
れら外鍋と内鍋を固定することができる。
【0050】さらに、内鍋の開口縁を下方に向けてこの
内鍋を外鍋に取り付けた際にも、内鍋の外側底面にも調
理空間が設けられているため、この調理空間を用いて調
理をすることもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る積重ね加熱調理容器1
00の分解斜視図。
【図2】外鍋101の内部に内鍋102を収納した際の
縦断面図。
【図3】外鍋101の上部に内鍋102を取り付けた際
の縦断面図。
【図4】取っ手113の貫通孔114に固定用部材11
5を挿入する際の概略図。
【図5】本発明の実施形態に係る積重ね加熱調理容器1
00の分解斜視図。
【図6】蓋118の縦断面図。
【図7】積重ね加熱調理容器100に積重ね加熱調理容
器200を入れる際の概略図。
【符号の説明】
100 積重ね加熱調理容器 101 外鍋 102 内鍋 103 内鍋の外周壁 104 フランジ部 105 外鍋の開口縁 106 内鍋の開口縁 107 外鍋の内周面 108 外鍋の外周面 112 保熱部材 113 取っ手 114 貫通孔 115 固定用部材 118 蓋 119 蓋の下面 120 蓋の上面 121 第一の切欠 122 第二の切欠 123 第三の切欠 124 第四の切欠 125 頂点 126 頂点 200 積重ね加熱調理容器 201 外鍋 202 内鍋 215 蓋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外鍋と、内鍋と、を備える積重ね加熱調
    理容器であって、 前記内鍋の外周壁には、横方向に突出するフランジ部が
    形成されており、 前記内鍋は、前記内鍋の開口縁を上方に向けて、前記フ
    ランジ部を前記外鍋の開口縁に引っ掛け、前記外鍋の中
    に位置する第一の位置と、前記内鍋の開口縁を下方に向
    けて、前記フランジ部を前記外鍋の開口縁に引っ掛け、
    前記外鍋の上方に位置する第二の位置と、をとることが
    できるようにされていることを特徴とする積重ね加熱調
    理容器。
  2. 【請求項2】 前記外鍋及び前記内鍋は、それぞれ取手
    部を有しており、 前記取手部には、貫通孔がそれぞれ形成されており、 前記貫通孔に固定用部材を挿入することにより前記外鍋
    及び前記内鍋を固定することができるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の積重ね加熱調理容器。
  3. 【請求項3】 前記積重ね加熱調理容器は、さらに蓋を
    備えており、 前記蓋の下面には、前記外鍋の開口縁に嵌合する第一の
    切欠と、前記内鍋の開口縁に嵌合する第二の切欠が設け
    られており、 前記蓋は、前記外鍋の開口縁又は前記内鍋の開口縁のい
    ずれにも取り付けることができるようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の積重ね加熱調理容器。
  4. 【請求項4】 前記蓋の上面には、前記外鍋の開口縁に
    嵌合する第三の切欠と、前記内鍋の開口縁に嵌合する第
    四の切欠が設けられており、 前記蓋を裏返して、前記外鍋の開口縁又は前記内鍋の開
    口縁のいずれにも取り付けることができるようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の積重ね加熱調理容器。
  5. 【請求項5】 前記蓋の上面又は下面のうちの少なくと
    も何れか一方には、前記第一の切欠及び前記第二の切欠
    の内側又は前記第三の切欠及び前記第四の切欠の内側の
    うち少なくとも何れか一方に、少なくとも一つの頂点を
    有する傾斜が付けられていることを特徴とする請求項3
    又は4に記載の積重ね加熱調理容器。
  6. 【請求項6】 前記蓋は、取手部を有しており、 前記取手部には、貫通孔が形成されており、 前記貫通孔と、前記内鍋に形成されている貫通孔又は前
    記外鍋に形成されている貫通孔と、に固定用部材を挿入
    することにより前記蓋を前記外鍋又は前記内鍋に固定す
    ることができるようにしたことを特徴とする請求項3乃
    至5の何れか一項に記載の積重ね加熱調理容器。
  7. 【請求項7】 前記内鍋が、前記内鍋の開口縁を下方に
    向けて、前記フランジ部を前記外鍋の開口縁に引っ掛
    け、前記外鍋の上方に位置する第二の位置をとる場合
    に、 前記内鍋の底部の外周部には、上方に突出する側壁部が
    設けられており、前記側壁部の内側で調理をすることが
    できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何
    れか一項に記載の積重ね加熱調理容器。
  8. 【請求項8】 前記外鍋には、前記外鍋の外周壁を覆う
    ように前記外鍋の開口縁から下方に突出した保熱部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れ
    か一項に記載の積重ね加熱調理容器。
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