JP2018525183A - 調理はね防止デバイス及び方法 - Google Patents

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Abstract

調理器具の頂縁部から、ある角度で上に延びる表面を含む調理はねガードを設置することを含む、調理方法が提供される。調理器具の頂縁部によって規定された平面と、前述の表面との間に形成された角度は、約90度よりも大である。前述の表面は、調理器具の頂縁部と摩擦嵌合を形成する。調理器具の頂縁部によって形成された調理器具のリップは、調理はねガードの底縁部と同じサイズであるか、わずかに小さい。本方法は、調理器具内で食材を揚げることをさらに含んでいる。調理器具の表面エリア上の限定的な突き出しのみを提供する、調理はねガードが提供される。調理はねガードのホルダの使用方法が提供される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、調理技術に関し、より詳細には、料理及び調理エリアを、揚げ料理の間、調理ポット、鍋、または他の調理用表面から出る材料から保護すること、及び、調理はね防止デバイスを使用して食材を揚げる方法に関する。
調理は歴史的に乱雑なものである。ポット及び鍋は、調理されるアイテムによって得られるか、調理されるアイテムに加えられる液体を入れるために利用される。高温により、食材と、関連する液体との両方に高いエネルギが与えられ、この組合せが、料理の液体及び油の飛散に繋がり得る。キッチンにおける油はね防止板は、調理後の清掃をより容易にするため、及び、調理エリアにおける壁への恒久的なダメージを防止するために使用されている。
ハンドルに取り付けられたスクリーンは、料理の液体の飛びはね及び飛散を低減及び/または除去するために使用されてきている。しかし、スクリーンには、調理されるアイテムの完全な検査及び/または調整のために、スクリーンを取り除かなければならないという、明確な欠点がある。同様に、スパイス及び油、または任意の他の材料は、最初にスクリーンを取り除かなければ、無意識に調理器具に加えることができない。そのような状況の間にスクリーンを除去することは、スクリーンの機能を妨げ、料理及びストーブ上面を飛散から保護しなくなる。さらに、スクリーンは、結露を生じ得、飛散を増大するとともに、調理プロセスを損なう、料理の蒸気を遮断しうる。
飛散防止機能を損なうことなく、料理の蒸気を自在に逃し、料理の調査及び/または調理されるアイテムの調整を可能にもし、かつ、調理器具に材料を添加または除去することを可能にする、有効な調理はねガードに関する需要が存在する。
調理器具の頂縁部から、ある角度で上に延びる表面を含む調理はねガード(油はねガード)を設置することを含む、調理方法が提供される。調理器具の頂縁部によって規定された平面と、前述の表面との間に形成された角度は、90度よりも大である。本方法は、調理器具内で食材を揚げることをも含んでいる。
本方法では、前述の表面は、調理器具の頂縁部から上に、少なくとも約4インチ、約5インチ、約6インチ、約7インチ、約8インチ、約9インチ、または約10インチ延び得る。前述の表面は、頂縁部から上に、シールドの表面に沿って測定して少なくとも約4インチ、垂直に測定して少なくとも約3.5インチ延びる。しばしば、前述の表面は、調理器具の頂縁部から上に、シールドの表面に沿って測定して少なくとも約6インチ、垂直に測定して少なくとも約5インチ延び得る。いくつかの実施形態では、前述の表面は、調理器具の頂縁部から上に、シールドの表面に沿って測定して少なくとも約7インチ、垂直に測定して少なくとも約6インチ延び得る。
本方法は、前述の表面により、調理器具の頂縁部との嵌合を形成することをさらに含み得る。調理器具の頂縁部によって形成される第1の周囲の第1の直径は、調理はねガードの底縁部によって形成される第2の周囲の第2の直径よりもわずかに大である場合がある。
本方法は、前述の表面により、調理器具の頂縁部との嵌合を形成することをも含み得る。調理器具の頂縁部によって形成される第1の周囲の第1の直径は、調理はねガードの底縁部によって形成される第2の周囲の第2の直径と同じサイズであることと、わずかに小であることとの、一方である場合がある。
調理はねガードは、調理器具の底部へのほぼ完全なアクセスを提供し得る。調理はねガードの底縁部は、調理器具の底部に触れることを防止されている場合がある。調理はねガードは、同じ公称サイズの様々な鍋のサイズに嵌合し得る。
本方法では、調理器具と前述の表面とによって形成された角度は、約100度から約140度の間、約115度から約125度の間、または約120度である。前述の表面は、フードグレードシリコン、アルミニウム、または、食品に対し安全で、耐熱性の他の材料で構成され得る。
前述の表面は、調理はねガードのサイズを調整可能とするように適合された、フラットシート及び締結具を含み得る。前述の表面は、頂縁部によって形成された調理器具のリップと同じサイズと、リップよりわずかに小さいサイズとの一方である、調整可能なサイズが選択された際に、調理器具の頂縁部と摩擦嵌合を形成し得る。
調理はねガードは、フレームと、このフレームから延びる取手とを含み得る。フレームは、調理用表面の頂縁部周りに閉じたループを形成し得る。フレームは、調理器具の外側リム上に置かれるように適合され得、調理器具は、ポット、鍋、または中華鍋である場合がある。
調理はねガードは、折り曲げられるように適合され得る。前述の表面の厚みは、底縁部から頂縁部へと減少し得る。
調理器具の頂縁部から、ある角度で上に延びる表面を含む、調理はねガードが設置される。この角度は、調理器具の頂縁部によって規定された平面と、前述の表面との間に形成され、90度よりも大である。前述の表面は、調理器具の頂縁部から上に、縁部の表面に沿って測定して約4インチから約10インチの間で、垂直に測定して約3.5インチから約9インチの間だけ上方に延びる。
調理はねガードの表面は、調理器具の頂縁部との嵌合を形成し得る。調理器具の頂縁部によって形成された調理器具のリップは、調理はねガードの底縁部よりもわずかに大であり得る。調理はねガードは、スキレットなど、角度が付けられた壁で、調理器具と嵌合した際に、調理器具の水平な調理用表面への完全なアクセスを提供し得る。ソテー鍋などの垂直な壁を有する調理器具に嵌合する場合、調理はねガードの底部は、調理器具の水平な調理用表面の上にわずかに突き出る場合がある。上への突き出しは、通常、最大で調理用表面の直径の約10%にわたって延びる。換言すると、ソテー鍋が、約10インチの直径の水平な調理用表面を有する場合、ソテー鍋で使用するように適合された、調理はねガードの底部の開口は、少なくとも約9インチの直径を有し得る。調理はねガードの表面は、調理器具の頂縁部から上に、ガードの表面に沿って測定して約7インチ、垂直に測定して約6インチ延び得る。
開いた頂部及び開いた底部を有する円錐状セクションを含む調理はねガードホルダを設置することを含む、調理はねガードを保存するための方法が提供される。開いた頂部は、開いた底部よりも直径が大である。円錐状セクションは、調理器具の頂縁部から、ある角度で上に延びる表面を含む、調理はねガードを受領するように適合している。この角度は、調理器具の頂縁部によって規定された平面と、前述の表面との間に形成され、この角度は、約90度よりも大である。本方法は、調理はねガードを、調理はねガードの底縁部から、調理はねガードの頂縁部に折曲げて、底縁部から頂縁部に延びる少なくとも1つの折り目を形成することをさらに含んでいる。本方法は、調理はねガードホルダの円錐状セクションにより、折曲げ操作の後の調理はねガードを受領することも含んでいる。
本発明の例示的実施形態の等角図である。 フレームを含む、本発明の別の例示的実施形態の等角図である。 取手を含む、本発明の別の例示的実施形態の等角図である。 分解した状態の、本発明の別の例示的実施形態の平面図である。 本発明に係る締結要素の例示的実施形態の側面図である。 本発明に係る調理はねガードのためのホルダの例示的実施形態の等角図である。 本発明に係る調理はねガードを保持している、図5Aに示すホルダの例示的実施形態の等角図である。 フライパンまたはスキレットと組み合わせられた、本発明に係る調理はねガードの例示的実施形態の等角図である。 垂直な側壁が設けられた調理器具またはソテー鍋と組み合わせられた、本発明に係る調理はねガードの例示的実施形態の等角図である。 本発明に係る例示的方法を示すフローチャートである。
本発明に係る例示的デバイスは、ストーブ上面及びシェフを、鍋、スキレット、フライパン、またはポットなどの調理器具内で食材を準備している際に飛び散る、油及び料理の液体による汚れから保護し得る。具体的には、本技術は、直接加熱されている鍋、ポット内、またはフライパン上での、通常は脂肪若しくは油で、または脂肪若しくは油内での調理である、揚げ料理の間、液体及び油が飛び散る問題に対処する。
本発明では、スカート状のシールドが、そのベースから、調理器具に対して鈍角で起立しており、それにより、シールドの頂部の開口がそのベースよりも広くなっている。シールドのベースは、シールドが意図されている調理器具のリムの形状及びサイズに近く、それにより、シールドは調理用表面を実質的にカバーするか、上に突き出ることがないようになっている。この設計要素により、2つの結果が与えられる。第1に、調理用表面に対して直角で起立したシールドに比べ、この設計要素により、シェフがより自由に調理用表面にアクセスすることができ、調理している食材の操作を容易にする。第2に、湯気及び蒸気をより自在に逃し、それにより、飛散を増大し、調理プロセスを損ないもし得る結露を最小にする。
例示的実施形態では、シールド要素は折り曲げることが可能であり、このシールド要素を、空間を有効利用する方式で保存することと、複雑なアセンブリを必要とすることなく、その調理用形状を取ることとを可能にしている。
図1Aは、本発明に係る調理はねガード100の例示的実施形態を示している。調理はねガード100は、頂縁部120及び底縁部130を有する円錐状表面110を含んでいる。底縁部130は、調理器具の頂縁部の直径に近い直径の円を形成している。頂縁部120は、底縁部130によって形成された円の直径より大である直径の円を形成している。
調理はねガード100は、丸い鍋用の調理はねガードを例示しているが、正方形、矩形、または任意の他の適切な形状の調理用表面に、代替的な例示的実施形態が提供され得る。したがって、代替的な例示的実施形態では、底縁部130と頂縁部120との一方または両方は、円形ではない場合がある。
図1Bは、本明細書においてはフランジとして記載されているフレームを含んでいる、本発明に係る調理はねガード100の例示的実施形態を示している。調理はねガード100は、頂縁部120及び底縁部130を有する円錐状表面110を含んでいる。底縁部130は、調理器具の頂縁部の直径に近い直径の円を形成している。頂縁部120は、底縁部130によって形成された円の直径より大である直径の円を形成している。
調理はねガード100は、丸い鍋用の調理はねガードを例示しているが、正方形、矩形、または任意の他の適切な形状の調理用表面に、代替的な例示的実施形態が提供され得る。したがって、代替的な例示的実施形態では、底縁部130と頂縁部120との一方または両方は、円形ではない場合がある。
調理はねガード100は、底縁部130から下方に延びるフランジ140を含んでいる。フランジ140は、任意選択的に提供される場合があり、及び/または、取外し可能である場合があり、また、調理器具、たとえば鍋の内側の頂縁部表面に摩擦で嵌合することを可能にする係合縁部150を提供し得る。フランジ140の表面の外側のいくらか、または全体は、調理器具の内側の頂部表面縁部に接触し得る。
図2は、調理用表面とともに使用するための、円錐状表面110に取り付けられたフレーム210及び取手220を含む調理はねガード200を示している。調理はねガード200は、フランジなしで示されているが、フランジは、調理器具との摩擦による嵌合を提供するため、及び/または、調理器具に対する、調理はねガード200の位置決め機能を提供するために、フレーム210の下に設けられ得る。追加的または代替的に、フランジは、フレーム210の上、かつ、底縁部130の下に設けられ得る。フレーム210及び取手220は、調理はねガード200から取外し可能である場合がある。アルミニウムで形成された、使い捨ての例示的実施形態では、スカート、フランジ、及び取手は、予め組み合わせられた状態で来る場合があり、かつ、取外し可能ではない場合がある。
例示的実施形態では、フレーム210は、底縁部130に、しっかりと接続され得るか、取外し可能に接続され得る。取外し可能な接続は、任意の適切な方法、たとえば、溝、摩擦による嵌合、及び/または磁石によって達成され得る。フレーム210は、下方に延びるフランジを含み得る。フランジは、このフランジによって位置決め機能を実施することを可能にするように、ターゲットの調理用表面の直径よりも大である直径である場合がある。フレーム210は、フレーム210、及びこのフレーム210に取り付けられた調理はねガード200を容易にコントロールするように適合された取手220を含み得る。取手220は、フレーム210から取外し可能である場合がある。
図3は、任意選択的に分解された状態の調理はねガード100を示している。この調理はねガード100は、オリジナルの調理はねガードの輸送、ならびに/または、調理はねガード100のユーザによる洗浄及び/若しくは貯蔵のために提供され得る。調理はねガード100は、カップリング凸部300をカップリング受け310、312、及び314の1つから取り外すことによって分解することができる。カップリング凸部は、頂縁部120から底縁部130に延びる線上に配置され得る。代替的には、カップリング凸部300と、カップリング受け310、312、及び314とは、様々な調理器具で使用するために、調理はねガード100の様々なサイズ及び形状を提供するように、代替的位置に配置され得る。カップリング凸部300と、カップリング受け310、312、及び314とは、ピンと対になった穴を含む、任意の適切なアタッチメント機構であってもよい。
図4は、1つのカップリング凸部300の側面図を示している。カップリング凸部300は、フードグレードシリコンで構成され得、また、可撓性である場合がある。カップリング凸部は、チップ420、ロッキング突起400、及びポスト410を含み得る。ポスト410は、調理はねガードの表面に固定して取り付けられ得、及び/または、調理はねガードと同じ材料で構成され得る。ポスト410は、調理はねガードとは反対側のチップ420に取り付けてもよい。ポスト410は、カップリング受け、たとえば、カップリング受け310、312、及び314にマッチするようなサイズ及び形状を有し得る。具体的には、ポスト410は、円形の断面を有し得、カップリング受け310、312、及び314は、円形の穴である場合がある。カップリング凸部300は、手動で与えられる圧力により、カップリング受けを通って押されるように適合され得る。ロッキング突起400は、カップリング受けを通過する際に、チップ420から離れるように下方に曲がることにより、カップリングプロセスの間、変形し得、また、カップリング受けを通過した後に、図4に示す形状に戻り得る。この方式で、ロッキング突起400は、カップリング凸部300がカップリング受けを通って、スライドして戻ることを防止し得る。調理はねガードの分解は、ロッキング突起400が変形して、カップリング受けを通過するのに十分な手動の力をカップリング凸部300に加えることによって達成され得る。
図5Aは、本発明に係る調理はねガードのホルダ500の例示的実施形態の等角図である。ホルダ500は、頂部開口520及び底部開口530を形成する円錐状表面510を含んでいる。タブ540は、頂部開口520の頂縁部に沿って任意選択的に提供され得るか、代替的に別の場所に提供され得る。タブ540は、ホールド550を形成し得る。ホールド550は、ホルダ500によって保持される調理はねガードをぶら下げるためのフックを受領するように適合され得る。
図5Bは、本発明に係る調理はねガード100を保持している、図5Aに示すホルダ500の例示的実施形態の等角図である。調理はねガード100は、頂部から底部の長さに沿って折り曲げられ得、それにより、少なくとも1つの折り目が底縁部から頂縁部に延びて形成されるようになっている。図5Bでは、内側の折り目540は、巻かれた調理はねガード100の中心に位置し、外側の折り目550は、巻かれた調理はねガード100の外側に位置している。内側の折り目540と外側の折り目550との各々は、調理はねガード100の底縁部から頂縁部に延びている。この方式で、調理はねガード100は、ホルダ500内に位置し得る。換言すると、ホルダ500の円錐状のセクションは、調理はねガード100によって形成された円錐状のセクションよりも小さい円錐状のセクションを形成し得、調理はねガード100の折曲げは、調理はねガード100をホルダ500内に嵌合させるのに必要である場合がある。この折り曲げた位置では、ホルダ500は、しっかりと調理はねガード100を保持し得るとともに、調理はねガード100によって占められる空間を低減もし得る。ホルダ500によって調理はねガード100に与えられる、空間的な設置面積の低減は、販売人に必要とされる棚の空間、及び、ユーザによる保存の要請を低減するには有利であり得る。
図5Bのホルダ500は、ホルダ500及び調理はねガード100を保持するためのタブを含み得るが、明確化のために、図5Bには示されていない。
図1Aから図5Bに示すサイズ及び角度は、スケーリングのためのものではなく、例示の目的のみのためのものである。
本デバイスは、調理器具の頂上に置かれ、可撓性、すなわち曲げることができる、襟状(またはスカート状)のシールドを備えている調理はねガードである。このシールドは、任意選択的に、剛性のフレーム(取手を伴う)によって支持されている。
本デバイスは、2つの要素、シールドと、このシールドを保持するための取手を含むフレームとを有し得る。
シールドは、ベースにおける断面がフレーム要素の内側の輪郭に類似しており、かつ、表面がベースから鈍角で上方に延びる、襟状(またはスカート状)の形状を有する。
シールドは、耐熱性の折曲げ可能な材料、たとえば、フードグレードシリコンまたはアルミニウムフォイルで形成されている。シールドは、折り曲げられた位置でユーザに搬送され(すなわち、パッケージングされている)、使用前に開かれる。使用後は、シールドは、廃棄または保存のために、再び折り曲げられ得る。
取手を含むフレームは、2つの機能を有している。フレームは、調理用表面の頂上で定位置にシールドを保持するとともに安定させる。鍋の頂上で使用される場合、取手は、シールドと鍋とを片手で同時に保持することをも可能にする。このことは、ソテー、及び、調理用表面を移動することを必要とする同様の技術に有用である。
フレームの形状は、意図されている調理器具のリムの形状に近い場合がある。丸い鍋を意図したフレームは、概して丸く、正方形の鍋が意図されているフレームは、正方形、矩形のフライパンを意図したフレームは、矩形となっているものとするなどである。
例示的実施形態では、本デバイスは、フレームのないシールドで構成され得る。この実施形態では、シールドの底部の外側輪郭は、調理用デバイスの側部の内側輪郭に嵌合する形状を形成する。この実施形態では、調理用デバイスのリムまたは側部は、シールドのための、事実上のフレームとしての役割を果たす。この事実上のフレームは、シールドを支持するとともに、シールドの底部が調理用表面に達することを防止する。調理用表面では、シールドの底部が調理プロセスを妨げる場合がある。
代替的な例示的実施形態では、シールド及びフレームが提供される。フレームは、フレームが調理用鍋から滑り落ちるのを防止するための、フレームの外側縁部に沿う、下方に延びるフランジを有している。フランジは、フランジの内側表面内に包含されている間、単一のデバイスを、リムがフレームの頂部によってカバーされ得る任意の器具上で使用することをも可能にする。この方式で、調理はねガードの有用性の範囲が拡大され得る。
フレームの内側輪郭はシールドを保持し、それにより、フレームの内側輪郭は、そのベース付近のシールドの形状を示すとともに、この形状にマッチするようになっている。
追加の代替的な例示的実施形態では、取手は、調理はねガードに取り付けられておらず、取手のないフレームで十分である。さらなる代替的な例示的実施形態では、取手を含むか含まず、かつ、フランジを含むか含まない、使い捨てシールドが使用される。これら代替形態では、フレーム要素は、サポートのために使用され、シールドは、折れ曲がるとともに、使用位置では鈍角を有する。
動作時には、デバイスは、シールドの取手または縁部のいずれかにより、このデバイスを調理器具の頂上に配置することによって使用される。調理器具の頂上に置かれると、デバイスは、飛び散っている油、他の液体、及び小さい食材の粒子がストーブの頂部またはシェフに達するのをブロックすることで動作する。本デバイスは、関連するが、飛散を防止することとは異なる二次的用途をも有している。調理用デバイスがそのキャパシティ近くまで、またはそのキャパシティを超えて充填されている場合、スカート状の壁により、葉物(leafy green)をソテーしている際に発生し得るような、食材が調理用デバイスの縁部を越えてこぼれることを防止する。使用後は、本デバイスのシールド要素は、折り曲げられ、廃棄され得るか、保存及び後の再使用のために、洗浄されて折り曲げられ得る。
4つの要素により、このデバイスが、独特であり、かつ、その機能に独特に良好に適するものとなっている。
1)調理用表面への、トングまたはへらなどの器具でのアクセスを容易にする、襟部の鈍角。
2)襟部の底部と、襟部が適合される調理器具のリムとの、サイズ及び形状の類似性。この類似性により、調理用表面がカバーされない状態に維持し、原料の追加、除去、及び操作を可能にするとともに、蒸気を自由に逃すことを可能にする。
3)この材料により、容易なセットアップ、ならびに、空間的に有効なパッケージング、保存、及び廃棄を可能にするために、シールドを容易に折曲げたり広げたりすることが可能になる。
4)いくつかの例示的実施形態では、剛性のフレームが、調理用容器上にシールドを保持するとともに安定させるために、提供される。
任意選択的には、フランジは、調理プロセスの間、配置及び位置決めを補助するために提供される。
例示的実施形態では、直径が約10インチの、中間のサイズの鍋を意図したシールドは、フレームの頂部からシールドのリムまで、(垂直とは対照的に)シールドの表面に沿って、約5インチから約7インチの高さである場合がある。より小さい鍋が意図されたシールドは、より短い壁を有する場合があり、一方、より大きい鍋(またはフライパン)が意図されたシールドは、より高い壁を有し得る。通常の実施形態には、直径が約8インチ、高さが約5インチの小さい鍋、直径が約10インチ、高さが約6インチの鍋、または、直径が約12インチ、高さが約7インチの鍋に嵌合したデバイスが含まれる。
本発明に係る料理の様々な調理はねガードの高さは、約7インチからプラスマイナス約3インチだけ変化し得る。4インチから約10インチの間のこの範囲により、使用のケースの大部分が取られ得る。
垂直に測定される場合、シールドの底縁部によって規定される水平面から、シールドのリムの頂縁部によって示される別の水平面まで、垂直な角度で測定されると、シールドは、3.5インチから9インチの間の高さで測定され得る。
例示的実施形態では、直径が約10インチの、中間のサイズの鍋を意図したシールドは、約4インチから約6インチの垂直な高さである場合がある。より小さい鍋が意図されたシールドは、より低い壁を有する場合があり、一方、より大きい鍋(またはフライパン)が意図されたシールドは、より高い壁を有し得る。通常の実施形態には、直径が約8インチ、垂直な高さが約4インチの小さい鍋、直径が約10インチ、垂直な高さが約5インチの鍋、または、直径が約12インチ、垂直な高さが約6インチの鍋に嵌合したデバイスが含まれる。
本発明に係る様々な調理はねガードの角度は、約120度からプラスマイナス約20度だけ変化し得る。約100度から約140度の間のこの範囲により、使用のケースの大部分が取られ得る。
慣習的な煮えこぼれデバイスは、これらデバイスが、側壁が通常は垂直に2インチ未満で測定されることから、そこまで高く延びない点で、本発明と異なっている。さらに、通常の煮えこぼれデバイスは、ポットの中心を越えて著しく延び、それにより、調理器具内で調理されている食材へのアクセスを制限している。さらに、慣習的な煮えこぼれデバイスは、本技術よりも高い角度(調理器具の頂縁部と、煮えこぼれデバイスの表面とによって規定された平面から測定する)であり、揚げ料理の操作からの飛散とは対照的に、著しく異なる問題、いわゆる煮えこぼれに対処する。
煮えこぼれ防止デバイスは、本技術によって対処される問題とは異なる問題に対処する。具体的には、有効な調理はね防止デバイスは、鍋の調理用表面全体に可能な限り完全なアクセスを提供することを目的にしている場合があり、揚げ料理及び同様の調理操作が行われる。対照的に、液体を沸騰させているか、沸騰した液体の中で食材を調理している場合、内容物を攪拌すること、及び、調理プロセスを進めることのためには、鍋及びその調理用表面への部分的なアクセスで十分である。さらに、対調理はねデバイスは、液体の小さい飛沫をブロックするように設計されている。そうでなければ、この飛沫は、調理器具の表面の上に高く飛ぶことになる。一方、煮えこぼれデバイスは、大量の液体がポットのリムを越えてこぼれることを防止するように設計されている。さらに、対調理はねデバイスは、通常、鍋及びスキレット、または、ソテー、揚げ料理などに使用される他のデバイスとともに使用される。対照的に、煮えこぼれデバイスは、沸騰に適切である底深のポットを使用した調理のために設計されている。
調理用表面へのこのアクセス性は、沸騰とは対照的に、揚げ料理及びソテーの使用ケースには重要である。この理由は、鍋またはスキレットを使用してバーガー、ステーキ、ベーコン、及び/またはオニオンを揚げている場合、シェフは、調理している食材を操作する(たとえば、へらでバーガーをひっくり返す)ために、調理用表面全体にアクセスする必要があるためである。このアクセスにより、シェフは、調理用表面全体を有効に使用することができる。さらに、揚げる、焦がす、ブラウニングする、またはソテーする際に、調理用表面の上のエリアが、実質的にカバーされていないことが望ましく、それにより、蒸気が自在に逃れることが可能であり、このことが、適切な焦がしを促進し、飛散を倍増させ得る結露の形成を防止するようになっていることが望ましい。これら懸念はいずれも、沸騰操作には関係ない。むしろ、沸騰させている際には、調理器具を部分的にカバーすることにより、蒸気及び熱を保持する助けになり、より速く、より効率的な沸騰を促進することから、調理器具を部分的にカバーすることが有利である。煮えこぼれデバイスでは、調理エリアを部分的にカバーする(または上に突き出る)ことにより、ちょうど上に突き出ていること及びカバーが、揚げ料理などの沸騰しない調理技術を損ねないように、所望の調理技術(すなわち、沸騰の技術)を促進する。
円錐の厚みは、底部から頂部に向かって減少する。換言すると、調理はねガードの表面の厚みは、頂縁部から底縁部に向かって増大する。底部の厚みが大であることにより、安定性が提供される。さらに、頂部の、低減された厚みへのテーパにより、シールドの底部が支える重さが低減され、一方、材料のコストも低減する。
本技術に係る調理はねガードの嵌合により、調理器具の底部へのほぼ完全なアクセスが提供される。たとえば、スキレットまたは、側壁の角度が付けられた他の調理器具と組み合わせて使用される場合、調理はねガードは、スキレットの水平な調理用表面への完全なアクセスを提供し得る。ソテー鍋またはポットなどの垂直な壁を有する調理器具に嵌合する場合、調理はねガードの底部は、約10%以下だけ、調理器具の水平な調理用表面の上に突き出る場合がある。換言すると、ソテー鍋が、約10インチの直径の水平な調理用表面を有する場合、ソテー鍋と使用するように適合された、調理はねガードの底部の開口は、少なくとも約9インチの直径を有し得る。約10%の上への突き出しにより、調理器具の水平な調理用表面のエリアの、最低でも約80%へのアクセスが提供される。さらに、本技術により、シールドの底部が調理用表面の底部、浅いスキレットにさえ触れることを防止する。さらに、密な嵌合により、鍋のサイズのいくらかのバリエーションが許容される(たとえば、3/4インチの変化が、同じ公称サイズの鍋のなかでは通常であるが、これにより、同じシールドが異なる公称サイズの鍋に使用されることが防止される)。換言すると、公称で10インチの鍋が意図されたシールドは、9.75インチの直径のリムを有する鍋に使用される。このシールドは、ちょうど10インチの直径のリムを有する鍋で使用される場合より、鍋のリム上に、わずかに高く座することになる。調理用要素と、本技術に係るシールドの底部との間の密な嵌合により、異なるサイズのシールドが異なるサイズの鍋に必要であることが提言される。(すなわち、公称で10インチの鍋用の10インチのモデル、公称で12インチの鍋用の12インチのモデルなど)。
図6Aは、調理器具600と組み合わせられた、本発明に係る調理はねガード100の例示的実施形態の等角図である。調理器具600は、フライパン若しくはスキレット、または、角度が付けられた側壁を有する任意の他の調理器具である場合がある。調理はねガード100は、頂縁部120及び底縁部130を有する円錐状表面110を含んでいる。円錐状表面110は、側壁としても記載され、約7インチプラスまたはマイナス約3インチの長さ、及び、垂直に約6インチプラスまたはマイナス約2.5インチの高さである場合がある。底縁部130は、調理器具600の頂縁部の直径に近い直径の円を形成している。この方式で、摩擦嵌合、圧力嵌合、または、調理はねガード100の重さによって維持される嵌合である場合がある、嵌合610が、調理はねガード100と調理器具600との間に形成される。嵌合610が調理器具600の底面へのアクセスを制限しないことから、調理器具600内で揚げられている食材へのアクセスは、調理はねガード100の使用によっては損なわれない。頂縁部120は、底縁部130によって形成された円の直径より大である直径の円を形成している。
図6Bは、調理器具620と組み合わせられた、本発明に係る調理はねガード100の例示的実施形態の等角図である。調理器具620は、ソテー鍋またはポットなどの、垂直な側壁を有する任意の調理器具である場合がある。調理はねガード100は、頂縁部120及び底縁部130を有する円錐状表面110を含んでいる。円錐状表面110は、側壁としても記載され、約7インチプラスまたはマイナス約3インチの長さ、及び、垂直に約6インチプラスまたはマイナス約2.5インチの高さである場合がある。底縁部130は、調理器具620の頂縁部の直径よりわずかに小さい直径の円を形成する。この方式で、圧力嵌合、または、調理はねガード100の重さによって維持される嵌合である場合がある、嵌合630が、調理はねガード100と調理器具620との間に形成される。嵌合630が調理器具620の底面へのアクセスを著しく制限しないことから、調理器具620内で揚げられている食材へのアクセスは、調理はねガード100の使用によっては実質的に損なわれない。たとえば、調理はねガード100による、調理器具620の底面の上への突き出しは、シールドの底部から、調理器具のもっとも近い壁まで水平に測定すると、3/4インチ未満である場合がある。頂縁部120は、底縁部130によって形成された円の直径より大である直径の円を形成している。
図7は、本発明に係る例示的方法700を示すフローチャートである。方法700は、スタートの円710で開始し、操作720に進む。この操作720は、調理器具の頂縁部から、ある角度で上に延びる表面を含む調理はねガードを設置することを示している。調理器具の頂縁部によって規定された平面と、前述の表面との間に形成された角度は、90度よりも大である。操作720から、方法700のフローは、任意選択的に、操作730に進む。この操作730は、前述の表面により、調理器具の頂縁部との嵌合を形成することを示している。調理器具の頂縁部は、調理はねガードの底縁部よりわずかに大である。操作730から、フローは操作740に進む。操作740は、調理器具内で食材を揚げることを示している。ここで、揚げることは、肉をブラウニングする際や、ベーコンを調理する際のように、直接の熱の上で、鍋、ポット、フライパン、中華鍋、または、類似のデバイス内で、通常は脂肪若しくは油を伴うか脂肪若しくは油内であるが、時には脂肪なしでの料理として、広く理解される。操作740から、方法700のフローはエンドの円750に進む。
上の記載は、例示的ものであり、限定的物ではない。本技術の多くの変形が、本開示を検討することで、当業者には明らかになるであろう。したがって、本技術の範囲は、上の記載を参照しては判定されないが、代わりに、添付の特許請求の範囲を参照し、その均等物の全範囲を伴って確定されるものとする。

Claims (21)

  1. 調理器具の頂縁部から上に、ある角度で延びる表面を備えた調理はねガードを設置することであって、前記角度が、前記調理器具の頂縁部によって規定される平面と、前記表面との間に形成され、前記角度が90度よりも大である、前記設置することと、
    前記調理器具内で食材を揚げることと、を含む、調理方法。
  2. 前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、前記シールドの前記表面に沿って測定して少なくとも約4インチ、垂直に測定して少なくとも約3.5インチ延びる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、前記シールドの前記表面に沿って測定して少なくとも約5インチ、垂直に測定して少なくとも約4インチ延びる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、前記シールドの前記表面に沿って測定して少なくとも約6インチ、垂直に測定して少なくとも約5インチ延びる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、前記シールドの前記表面に沿って測定して少なくとも約7インチ、垂直に測定して少なくとも約6インチ延びる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記表面により、前記調理器具の前記頂縁部との嵌合を形成することであって、前記調理器具の前記頂縁部によって形成される第1の周囲の第1の直径が、前記調理はねガードの底縁部によって形成される第2の周囲の第2の直径よりも僅かに大である、前記形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記表面により、前記調理器具の前記頂縁部との嵌合を形成することであって、前記調理器具の前記頂縁部によって形成される第1の周囲の第1の直径が、前記調理はねガードの底縁部によって形成される第2の周囲の第2の直径と同じサイズであるかまたは前記第2の直径よりも僅かに小である、前記形成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記調理はねガードが、前記調理器具の底部へのほぼ完全なアクセスを提供し、
    前記調理はねガードの前記底縁部が、前記調理器具の前記底部に触れることを防止されており、
    前記調理はねガードが、同じ公称サイズの様々な鍋のサイズに嵌合する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記角度が、約90度から約150度の間である、請求項1に記載の方法。
  10. 前記角度が、約115度から約125度の間である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記角度が、約120である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記表面が、食品用シリコンを備えている、請求項1に記載の方法。
  13. 前記表面が、アルミニウムを備えている、請求項1に記載の方法。
  14. 前記調理はねガードが、
    フレームと、
    前記フレームから延びる取手と、をさらに備えている、請求項1に記載の方法。
  15. 前記フレームが、調理用表面の頂縁部周りに閉じたループを形成している、請求項14に記載の方法。
  16. 前記フレームが、調理器具の外側リム上に置かれるように適合され、前記調理器具が、ポットと、鍋と、中華鍋との内の1つである、請求項14に記載の方法。
  17. 前記表面の厚みが、頂縁部から底縁部へと増大する、請求項1に記載の方法。
  18. 調理器具の頂縁部から上に、ある角度で延びる表面であって、前記角度が、前記調理器具の頂縁部によって規定される平面と、前記表面との間に形成され、前記角度が、約100度から約140度の間であり、前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、前記表面に沿って測定して約4インチから約10インチの間であり、垂直に測定して約3.5インチから約9インチの間で延びる、前記表面を含む、調理はねガード。
  19. 前記表面が前記調理器具の前記頂縁部との嵌合を形成し、前記調理器具の前記頂縁部によって形成された前記調理器具のリップが、前記調理はねガードの底縁部よりもわずかに大であり、前記調理器具に嵌合した場合、前記調理はねガードが、前記調理器具の水平な調理用表面のエリアの少なくとも約80%パーセントへのアクセスを提供する、請求項18に記載の調理はねガード。
  20. 前記表面が、前記調理器具の前記頂縁部から上に、シールドの表面に沿って測定して約7インチ、垂直に測定して約6インチ延び、
    前記角度が、約120度である、請求項18に記載の調理はねガード。
  21. 調理はねガードの保存方法であって、
    開いた頂部及び開いた底部を有する円錐状セクションを備えた、調理はねガードのホルダを設置することであって、前記開いた頂部の直径が、前記開いた底部より大であり、前記円錐状セクションが、前記調理はねガードを受領するように適合されており、前記調理はねガードが、調理器具の頂縁部から上に、ある角度で延びる表面を備え、前記角度が、前記調理器具の前記頂縁部によって規定される平面と、前記表面との間に形成され、前記角度が90度よりも大である、前記設置することと、
    前記調理はねガードを、前記調理はねガードの底縁部から、前記調理はねガードの頂縁部に折曲げて、前記底縁部から前記頂縁部に延びる少なくとも1つの折り目を形成することと、
    前記調理はねガードホルダの前記円錐状セクションにより、前記折曲げ操作の後の前記調理はねガードを受領することと、を含む、前記方法。
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