JP2003189126A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
影響を軽減する。 【解決手段】CCD16と、その出力をデジタル化するプ
リプロセス回路17と、デジタル値の撮像信号を一時的に
保持するバッファメモリ19と、画像信号に対し、所定の
入力レベル点以下の領域の入力信号に対する変換出力が
主階調特性の変換出力よりも小さい値となるプリガンマ
特性を与えた上で該メモリ19に保持させ、該メモリ19か
ら読出した撮像信号に上記プリガンマ特性に対応したデ
ガンマ特性を与え、その上で上記プリガンマ特性とは異
なる記録対象に適した主階調(標準ガンマ)特性を与え
て出力するデジタルプロセス回路18とを備える。
Description
メラやデジタルビデオカメラ等に好適な撮像装置に関す
る。
特性の補正処理(以下「ガンマ処理」と称する)は周知
である。これはCRTモニタなどの代表的画像出力装置
の変換ガンマ特性を想定して、記録(伝送)信号の段階
で所定の逆ガンマ特性を持たせるものであって、NTS
Cなどの標準テレビ方式を継承する形で、デジタルスチ
ルカメラを含む撮像装置一般に広く採用されている。
は、記録媒体の周波数特性を補正するために、記録レベ
ル(信号ゲイン)に周波数依存性を持たせる、所謂プリ
エンファシス処理などが常用されている。さらに、静止
画像のデジタル圧縮記録方法であるJPEG(Join
t Photograph coding Exper
ts Group)においては、周波数帯域に応じて量
子化レベルを可変する処理も採用されており、これも周
知である。
ジタル化することで、信号処理に要する回路をLSI化
し、回路規模を最小化するのに伴って、撮像素子で得ら
れるアナログ値の信号出力を早い段階で量子化(A/D
変換)し、一旦DRAMなどのバッファメモリに格納し
ておき、その後の全ての信号処理を、このバッファメモ
リからデジタルデータを読出した後に行なう信号処理シ
ステム(以下スルーバッファメモリ方式、略して「TB
M方式」と称する)が広く用いられるようになってきて
いる。
は、後述するプリガンマ方式を採用することで、バッフ
ァメモリの容量を節約できることが知られている。ま
ず、プリガンマ方式の説明に先立ち、このような撮像装
置における量子化に関して予め触れておく。
用した撮像装置の場合、最終的な記録媒体や表示素子へ
の出力などに際しては、上記撮像装置の標準伝送信号に
おけるガンマ処理が施されるから、ガンマ処理前のリニ
アな撮像信号の領域で行なわれるA/D変換による量子
化ビット数は8ビットでは不足する。
るかは、ガンマ値やシステムの特性にも左右されるが、
通常の映像系の標準である0.45ガンマ特性(γ=
0.45)の場合、例えばリニアな撮像信号を10ビッ
トで量子化し、各種の信号処理を施した後にガンマ処理
に際して8ビット化する(入力10ビット−出力8ビッ
トのガンマ変換を施す)ということが行なわれている。
除いた主要なもの、例えば点順次のカラー画像信号を同
時化(コンポーネント)色信号に変換する補間処理や、
リニアマトリクス演算などは、いずれも信号の線形性が
保持されていることを前提に行なわるので、ガンマ処理
後にその信号処理を行なうことはできない。
TBM方式の処理を行なう場合には、通常は10ビット
対応のバッファメモリが必要になる。これは、バッファ
メモリに必要な容量が、少なくとも「10ビット×1画
面の画素数×記憶画面数」であることを示している。
は、バッファメモリへのデータ書込みに際して例えばγ
=0.45のガンマ処理を予め行なって(プリガンマ処
理)8ビット化してからバッファメモリに書込み、デー
タ読出し時には読出したデータをデガンマ処理(γ=
2.2(=0.45の逆数)のガンマ処理)によってこ
れを元の10ビットデータに復元して使用するものであ
る。
考慮すると、10ビットのままの量子化には冗長性があ
ることに着目し、予めガンマ処理を施した状態でデータ
をバッファメモリに記憶するが、リニア処理が必須とな
る信号処理のために、バッファメモリからの読出しに際
してデガンマ処理を行なうことで、リニアな信号に復元
してから通常の信号処理を行なう。
現可能としながら、バッファメモリに記憶させるデータ
は8ビットに対応したものでよいため、必要なバッファ
メモリの容量を10ビットで記憶する場合に比して2ビ
ット分、1/4に縮小することができるものである。
BMシステムにおけるプリガンマ処理にはさらに改善の
余地がある。すなわち従来のTBM方式での処理は、基
本的にはその階調に基づく冗長性に依拠して、最終的な
ガンマ特性(上記撮像装置の標準伝送信号におけるガン
マ特性)とほぼ同一の特性でプリガンマ処理を行なうも
のとしており、信号に含まれるノイズに関してはなんら
考慮されていない。
種のノイズ成分が含まれている。特に、信号成分がまっ
たくないか、あるいはごく小さい場合にも重畳される、
所謂ダークノイズは、信号に対するノイズ成分が相対的
に大きくなるため、画像全体の質感を損なう大きく原因
となり、きわめてその影響が大きい。
相対的に大きい低輝度領域まで一様に、上記最終的なガ
ンマ処理とほぼ同一の特性のプリガンマ処理を施すこと
でTBM方式の信号処理を行なっていた。
ことはできず、むしろ標準的なガンマ特性でプリガンマ
処理を行なうことによって、ノイズの影響が大きい低輝
度領域に、より多くの量子化階調を割当てることにな
り、結果として中輝度領域乃至高輝度領域に対する量子
化ノイズの増大を招くこととなっていた。
たもので、その目的とするところは、スルーバッファメ
モリ方式とプリガンマ方式を採用しながらも、特に低輝
度領域の画像信号に対するダークノイズの影響を軽減す
ることが可能な撮像装置を提供することにある。
撮像素子と、この撮像素子の出力を量子化するA/D変
換手段と、このA/D変換手段で得たデジタル値の撮像
信号を一時的に保持するバッファメモリと、このバッフ
ァメモリに保持されたデジタル値の撮像信号に基づいて
記録対象となる画像信号を生成する画像信号生成手段
と、上記バッファメモリへ撮像信号を保持させる際に、
上記画像信号生成手段が上記記録対象となる画像信号の
生成時に使用する階調特性である主階調特性とは異なる
プリガンマ特性を与え、該バッファメモリから読出した
撮像信号に上記プリガンマ特性に対応したデガンマ特性
を与えて出力するガンマ処理手段とを具備したことを特
徴とする。
するバッファメモリの記憶容量を小さなもので実現でき
ると共に、任意の領域への量子化階調の割当てを小さく
し、他の領域への量子化階調の割当てを大きくすること
によって、上記任意の領域に多く含まれると思われるノ
イズ成分を見かけ上低減するように操作することができ
る。
の発明において、上記プリガンマ特性は、所定の入力レ
ベル点以下の領域の入力信号に対する変換出力が、上記
主階調特性の変換出力よりも小さい値であることを特徴
とする。
載の発明の作用に加えて、特にダークノイズの多い低輝
度領域への量子化階調の割当てを小さくし、中輝度領域
乃至高輝度領域への量子化階調の割当てを大きく確保す
ることができるから、ダークノイズが見かけ上低減する
と共に中輝度領域乃至高輝度領域に対する量子化ノイズ
を低減させることができる。
の発明において、上記撮像素子及び上記A/D変換手段
の間に介挿し、上記撮像素子の出力に対するゲインを可
変設定するゲイン可変手段と、上記プリガンマ特性にお
ける上記所定の入力レベル点を上記ゲイン可変手段の設
定したゲインに応じて可変する制御手段とをさらに具備
したことを特徴とする。
載の発明の作用に加えて、感度によって異なるダークノ
イズのレベルに応じてプリガンマ特性を最適化すること
ができる。
の発明において、上記制御手段は、上記プリガンマ特性
における上記所定の入力レベル点を上記ゲイン可変手段
の設定したゲインに略比例して可変させることを特徴と
する。
載の発明の作用に加えて、感度が変化した場合にも、こ
れに係わらず撮像素子出力の段階(ゲイン可変手段の入
力以前の段階)ではほぼ等しいレベルに対応して上記所
定の入力レベル点が設定されるから、異なる感度設定に
対してもプリガンマ特性を最適化することができる。
用した場合の実施の一形態について図路を参照して説明
する。
ラ10の回路構成を示すものである。図中、11はこの
デジタルカメラ10のレンズ鏡胴であり、このレンズ鏡
胴11内に、レンズ光学系12及び絞り13が設けられ
る。
は、メカニカルシャッタ14を透過した後に空間的ロー
パスフィルタや赤外カットフィルタなどの光学フィルタ
15を介して撮像素子であるCCD16の撮像面上に結
像される。
電荷を蓄積して出力するもので、その出力がプリプロセ
ス回路17に入力される。
の信号の状態でRGBの各原色成分毎にアンプにより適
宜設定された感度に従ってゲイン調整した後にA/D変
換してデジタル値の画像信号を得、デジタルプロセス回
路18へ出力する。
の画像信号にプリガンマ処理を施してデータ量を減じた
上で一旦バッファメモリ19に記憶保持させ、このバッ
ファメモリ19に記憶保持した画像信号を読出して上記
プリガンマ処理とは逆の特性を有するデガンマ処理を施
して元のデータ量に復元した上で、画素補間処理を含む
各種信号処理を施す。
対し、さらにデジタルプロセス回路18は最終的に標準
伝送信号におけるガンマ処理を施した後にD/A変換器
20へ送出し、ここでアナログ値に変換させた後にバッ
クライトを備えたTFT−LCDパネル21にてモニタ
表示させる。
は、圧縮/伸長回路22にも読出され、指定された例え
ばJPEG等の圧縮方法によりデータ量が適宜圧縮され
た後に、このデジタルカメラ10の記録媒体として使用
される、フラッシュメモリで構成された挿脱自在のメモ
リカード23に記録、保存される。
号は、再生モード時に読出されると、圧縮/伸長回路2
2にて記録時とは反対の方法により伸長され、ビットマ
ップ状の画像信号に復元されるもので、得られた画像信
号はデジタルプロセス回路18によりバッファメモリ1
9に記憶され、上記D/A変換器20を介してTFT−
LCDパネル21で表示出力される。
統括して制御するのがシステムコントローラ24であ
り、このシステムコントローラ24に対して、上記プリ
プロセス回路17、デジタルプロセス回路18が接続さ
れると共に、上記CCD16を駆動するCCDドライバ
25が接続される。
乃至第3のモータドライバ26〜28、及びストロボ制
御部29とも接続される。第1のモータドライバ26
は、上記メカニカルシャッタ14を開閉動作させる第1
のモータ(M)30を駆動する。第2のモータドライバ
27は、上記絞り13を回動させる第2のモータ31を
駆動する。第3のモータドライバ28は、上記レンズ光
学系12を移動させる第3のモータ32を駆動する。ス
トロボ制御部29は、システムコントローラ24の指示
に従ってストロボ発光部33でのチャージ及び発光をス
イッチング制御する。
示しない電源スイッチ、レリーズスイッチ、ズームスイ
ッチ、ストロボスイッチ、カーソルスイッチ、メニュー
スイッチ等を含む操作スイッチ(SW)部34からの操
作信号が直接入力され、またその操作に伴なう動作状態
や上記メモリカード23での記憶状態等は、バックライ
トを備えたモノクロタイプの液晶表示パネルで構成され
る液晶表示部35にて表示出力するもので、このシステ
ムコントローラ24は以上のすべての回路の統括動作を
行なうための制御プログラムを記憶したEEPROM3
6と接続される。
プロセス回路18でのガンマ処理の動作について説明す
る。
ファメモリ19から読出し、デガンマ処理を施した後に
最終的にD/A変換器20または圧縮/伸長回路22へ
出力する前に画像信号に対して施す主階調特性(標準ガ
ンマ)処理を例示するものである。
023、8ビットの変換出力値Yが0〜255の値をと
るものとする。
メラの標準であるJEIDA(日本電子工業振興協会)
のDCF(Design rule for Came
raFile system)規格に基づいて が採用されているものとする(但し、x=X/102
4、y=Y/256であって、変数x,yはそれぞれフ
ルレンジ=1に規格化した入出力データである)。
ル値Xで0から18まで)の極低輝度領域で入力値xに
係数4.5を乗じた1次関数とはなっているものの、実
質的には単純なγ=0.45とした標準の0.45ガン
マ処理に近い。
ゲイン調整が標準の設定状態(例えばISO100)で
ある場合に、プリプロセス回路17から送られてきた画
像信号を始めにバッファメモリ19に保持させる際に該
画像信号に対して施す第1のプリガンマ処理では、図3
中にIIで示す如く、 となる。
タル値Xで0から102まで、変換出力値がデジタル値
Yで0から19まで)の低輝度領域で入力値xにダーク
ノイズの影響を抑制するべく設定された小さな係数0.
75を乗じた1次関数とし、それ以上の中輝度領域乃至
高輝度領域では略γ=0.45としたガンマ処理を行な
うべく、特性が連続するように各数値を合せ込んで設定
したものである。
レベル点「x=0.1,y=0.075」(デジタル値
で「X=102,Y=19」)を境界とし、それより高
い入力レベルの中輝度領域乃至高輝度領域を表す式(1
b)については、上記式(0b)で示した標準ガンマ特
性のカーブを利用して、このカーブを右端「x=1,y
=1」の位置を固定した状態で、水平(入力軸)方向に
圧縮して上記所定の入力レベル点を通るように合せ込ん
で設定したものである。
ベル点以下の領域の入力信号に対する変換出力の有する
傾きが、所定の入力レベル点より大きい領域の入力信号
に対する変換出力の有する傾きよりも大きい場合、折れ
線状に示される特性を人間の脚部形状に模して「Kne
e特性」と呼称するので、これに倣って、本願では上記
プリガンマ処理のように所定の入力レベル点以下の領域
の入力信号に対する変換出力の有する傾きが、所定の入
力レベル点より大きい領域の入力信号に対する変換出力
の有する傾きよりも小さいような「逆Knee特性」を
「Ankle特性」、その場合の所定の入力レベル点を
「Ankleポイント」とそれぞれ呼称するものとす
る。
性として、所定の入力レベルの点、すなわちAnkle
ポイントまでのゲインが低く設定されたAnkle特性
を使用することにより、ダークノイズが多く含まれてい
ると思われる低輝度領域への量子化階調の割当てを小さ
くする一方、中輝度領域乃至高輝度領域への量子化階調
の割当てを大きく確保することができるから、ダークノ
イズを見かけ上低減できると共に、中輝度領域乃至高輝
度領域に対する量子化ノイズを低減させることができ
る。
D16の出力をA/D変換する前の工程で、ゲイン調整
を行なうアンプにより上述した標準ゲイン(ISO10
0)に対して例えば2倍(ISO200)のゲインを設
定した場合には、このプリプロセス回路17から送られ
てきた画像信号をバッファメモリ19に保持させる際
に、該画像信号に対して図3中にIIIで示す如く第2
のプリガンマ処理を施すものとする。
トを「x=0.2,y=0.15」(デジタル値で「X
=204,Y=38」)にとり、上記同様のカーブ とする。
ってデータ量を減じた画像信号をバッファメモリ19に
保持させ、各種信号処理を行なう際にはこれを読出して
プリガンマ処理とは逆の特性のデガンマ処理を施してデ
ータ量を復元してから、各種信号処理に供するものとす
る。
D変換の前のアナログ値の状態で画像信号に施されるゲ
イン調整の設定状態に対応してAnkleポイントを適
宜可変することで、設定した感度によって異なるダーク
ノイズのレベルに応じてプリガンマ特性を最適化するこ
とができる。加えて、上記図3に示した第1及び第2の
プリカンマ処理では、例えば感度が2倍となった場合に
Ankleポイントも入力値、変換出力値共に2倍の位
置に設定するなど、プリプロセス回路17でのゲイン調
整による感度設定の倍率に対応して上記Ankleポイ
ントを略比例したものとして可変設定させるようにてい
る。これは感度が変化した場合にも、これに係わらず撮
像素子出力の段階(ゲイン可変手段の入力以前の段階)
ではほぼ等しいレベルに対応して上記所定の入力レベル
点が設定されることを意味しており、従って異なる感度
設定に対してもプリガンマ特性を最適化することができ
る。
バッファメモリ19に保持しようとする画像信号に対
し、標準ガンマ特性である主階調特性とは異なるプリガ
ンマ特性を与え、該バッファメモリから読出した撮像信
号に上記プリガンマ特性に対応したデガンマ特性を与え
て出力することにより、バッファメモリ19の記憶容量
を小さなもので実現できると共に、任意の領域への量子
化階調の割当てを小さくし、他の領域への量子化階調の
割当てを大きくすることによって、上記任意の領域に多
く含まれると思われるノイズ成分を見かけ上低減するよ
うに操作することができる。
leポイントを挟んでその前後の特性がまったく異なる
ように特性が折れ線的な接続となっているが、より望ま
しくは特性線図上でも滑らかに接続されるように変換出
力値の算出をより細かく設定するものとすれば、プリガ
ンマ処理及びデガンマ処理によりダークノイズを低減さ
せた画像信号をより自然で違和感のないものとすること
ができる。
度領域の特性は、上記式(1a)または式(2a)で示
した内容ではなく、例えば「y=x」でも良い。この場
合でも標準ガンマ特性である主階調特性より変換出力値
が小さくなることは明らかであり、さらには上述したよ
うな一次関数によるリニアな特性に限らず、任意の関数
による特性が使用できるものとする。
自体がリニアな特性を有するものとしてもよく、この場
合には上記実施の形態と同様に低輝度領域を一次関数に
よる直線的な特性とすれば、全体としてのプリガンマ特
性がAnkleポイントを中心に折れ曲がった折れ線状
の特性となる。また、プリガンマ処理における中輝度領
域乃至高輝度領域の特性は、主階調特性と関連するもの
に限らず、任意の特性を使用できるものとする。
ず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施す
ることが可能であるものとする。
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得ら
れる場合には、この構成要件が削除された構成が発明と
して抽出され得る。
を保持するバッファメモリの記憶容量を小さなもので実
現できると共に、任意の領域への量子化階調の割当てを
小さくし、他の領域への量子化階調の割当てを大きくす
ることによって、上記任意の領域に多く含まれると思わ
れるノイズ成分を見かけ上低減するように操作すること
ができる。
1記載の発明の効果に加えて、特にダークノイズの多い
低輝度領域への量子化階調の割当てを小さくし、中輝度
領域乃至高輝度領域への量子化階調の割当てを大きく確
保することができるから、ダークノイズが見かけ上低減
すると共に中輝度領域乃至高輝度領域に対する量子化ノ
イズを低減させることができる。
2記載の発明の効果に加えて、感度によって異なるダー
クノイズのレベルに応じてプリガンマ特性を最適化する
ことができる。
3記載の発明の効果に加えて、感度が変化した場合に
も、これに係わらず撮像素子出力の段階(ゲイン可変手
段の入力以前の段階)ではほぼ等しいレベルに対応して
上記所定の入力レベル点が設定されるから、異なる感度
設定に対してもプリガンマ特性を最適化することができ
る。
回路構成を示すブロック図。
を示す図。
性とを示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】撮像素子と、 この撮像素子の出力を量子化するA/D変換手段と、 このA/D変換手段で得たデジタル値の撮像信号を一時
的に保持するバッファメモリと、 このバッファメモリに保持されたデジタル値の撮像信号
に基づいて記録対象となる画像信号を生成する画像信号
生成手段と、 上記バッファメモリへ撮像信号を保持させる際に、上記
画像信号生成手段が上記記録対象となる画像信号の生成
時に使用する階調特性である主階調特性とは異なるプリ
ガンマ特性を与え、該バッファメモリから読出した撮像
信号に上記プリガンマ特性に対応したデガンマ特性を与
えて出力するガンマ処理手段とを具備したことを特徴と
する撮像装置。 - 【請求項2】上記プリガンマ特性は、所定の入力レベル
点以下の領域の入力信号に対する変換出力が、上記主階
調特性の変換出力よりも小さい値であることを特徴とす
る請求項1記載の撮像装置。 - 【請求項3】上記撮像素子及び上記A/D変換手段の間
に介挿し、上記撮像素子の出力に対するゲインを可変設
定するゲイン可変手段と、 上記プリガンマ特性における上記所定の入力レベル点を
上記ゲイン可変手段の設定したゲインに応じて可変する
制御手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項2
記載の撮像装置。 - 【請求項4】上記制御手段は、上記プリガンマ特性にお
ける上記所定の入力レベル点を上記ゲイン可変手段の設
定したゲインに略比例して可変させることを特徴とする
請求項3記載の撮像装置。
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