JP2003188950A - 無線受信部を有する記憶装置及び無線受信部を有する情報提示装置並びに電子機器 - Google Patents

無線受信部を有する記憶装置及び無線受信部を有する情報提示装置並びに電子機器

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JP2003188950A
JP2003188950A JP2001380232A JP2001380232A JP2003188950A JP 2003188950 A JP2003188950 A JP 2003188950A JP 2001380232 A JP2001380232 A JP 2001380232A JP 2001380232 A JP2001380232 A JP 2001380232A JP 2003188950 A JP2003188950 A JP 2003188950A
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Hiroshi Horiuchi
浩 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加情報等の伝送に無線インターフェースを
利用して、携帯性及び利便性を向上させ、付加情報を容
易に利用可能とする。 【解決手段】 複合メモリカード21は、PHS等から
の受信データを受信し、不揮発性メモリ部25に副デー
タ(付加情報)として記憶する。カメラ本体1は、撮像
時又は撮像後に、不揮発性メモリ部25から付加情報を
読み出し、撮像画像に付加情報を重畳する。メモリカー
ドに無線受信機能のみを搭載して付加情報を受信記録し
ており、付加情報を簡単に登録可能にすると共に、撮像
画像とのリンクの設定を簡単にして利便性及び携帯性を
向上させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチルカメラ、電
子スチルカメラ等のデータ記録装置に好適な無線受信部
を有する記憶装置及び無線受信部を有する情報提示装置
並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子スチルカメラ等の電子撮像装
置が普及している。電子スチルカメラは、記録媒体とし
て小型軽量なメモリカードを採用している。撮像した画
像は、例えば、JPEG等の圧縮規格に従って圧縮され
た後、メモリカードに記録保持される。
【0003】このような電子撮像装置は、多機能化され
ており、撮像画像だけでなく、撮像した画像に関連づけ
て各種付加情報を記録することもできるようになってい
る。例えば、撮像画像と共に、撮影時の周囲の環境音
や、文字情報であるコメント等を記録することができ
る。
【0004】撮像した画像を表示したりプリントしたり
する場合に、これらの付加情報を撮像画像に関連づけて
表示することが可能である。例えば、撮像画像にコメン
ト表示を重ねて表示させることも可能である。
【0005】また、電子スチルカメラ内に予め付加情報
がメモリに登録されていることもある。この場合には、
登録されている付加情報を適宜読出して利用可能であ
る。
【0006】しかしながら、電子スチルカメラでは、付
加情報と撮像画像とを関連づけて記録するようになって
おり、簡単な操作で付加情報のみを取り出して追加、加
工修正することはできない。また、任意に呼び出し可能
な付加情報をユーザが簡単に作成することもできない。
【0007】そこで、一般的には、このような付加情報
はコンピュータを用いて利用するようになっている。即
ち、メモリカードリーダーやIEEE1394規格のイ
ンターフェース等を備えたコンピュータによって、画像
情報及び付加情報が記録されたメモリカードの内容を読
み取ることにより、付加情報のみの追加、加工修正が可
能である。
【0008】即ち、付加情報に対する追加処理及び変更
処理等にはコンピュータが必要であり、メモリカードを
電子スチルカメラ等から取りはずすか、又は、IEEE
1394等のディジタルインターフェースを利用してコ
ンピュータによるデータの読み込みをする必要があり、
携帯性が低く、操作が煩雑である。
【0009】ところで、近年、画像及び音声機器におけ
るディジタル化も進んでおり、コンピュータ等を用いた
データの利用及び他のデジタル機器との間でのデータの
利用のために、データ伝送について各種規格が考えられ
ている。例えば、SCSIや、IEEE1394規格等
がある。しかし、これらは有線インターフェースであ
り、利便性が低い。
【0010】更に、近年、ブルートゥース(bluetoot
h)や、無線LAN等を利用した無線インターフェース
も普及してきている。ところが、これらの無線インター
フェースは、伝送レートが有線に比べて1〜2桁程度低
く、大容量転送には向いていない。しかも、携帯性を考
慮すると、無線インターフェースによるデータの送受信
機能を実装することには、回路規模及び消費電力等の点
から無理がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、撮
像装置においてはユーザが付加情報の追加及び変更等を
簡単に行うことができないという問題点があった。
【0012】また、特に画像機器等においては、有線イ
ンターフェースが採用されることが多く利便性が低く、
また、携帯機器等において無線インターフェースを備え
ることは回路規模及び消費電力等の観点から無理がある
という問題点もあった。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、画像等の大容量情報を扱う携帯機器等にお
いても、回路規模及び消費電力を増大させることなく付
加情報等の伝送に無線インターフェースの利用を可能に
することにより、携帯性及び利便性に優れ、しかも付加
情報の追加及び変更を容易に行うことができる無線受信
部を有する記憶装置及び無線受信部を有する情報提示装
置並びに電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線受信部
を有する記憶装置は、受信機能のみを有する無線手段
と、記憶部と、前記無線手段が受信した受信データを復
調すると共に、復調した前記受信データを前記記憶部の
記憶フォーマットに一致させて出力する受信データ処理
手段と、前記受信データ処理部からの受信データを前記
記憶部に書込むコントローラとを具備したことを特徴と
する。
【0015】このような構成によれば、無線手段が受信
した受信データは、受信データ処理手段によって復調さ
れ、記憶部の記憶フォーマットに一致されて出力され
る。コントローラは、受信データ処理手段からの受信デ
ータを記憶部に書込む。記録する受信データを無線によ
って受信しており、利便性が高い。また、無線手段は、
受信データの受信機能のみを有すればよく、回路規模及
び消費電力を抑制して、携帯化が容易である。
【0016】また、前記記憶部は、所定の主データを記
憶する領域と、前記所定の主データに関連して前記無線
受信部が受信した前記受信データを副データとして記憶
する領域とを具備したことを特徴とする。
【0017】このような構成によれば、主データとこの
主データに関連した副データとが記憶部に記憶される。
そして、副データは無線インターフェースを利用して受
信されて記憶される。
【0018】また、前記コントローラは、前記主データ
とこの主データに関連付けられた副データとを同時に読
み出すことを特徴とする。
【0019】このような構成によれば、主データと副デ
ータとを同時に利用することができる。これにより、例
えば、主データに基づく提示に、副データに基づく提示
を重ねて提示することが可能となる。
【0020】また、前記コントローラは、前記主データ
とこの主データに関連付けられた副データとのアドレス
を管理することによって、前記主データ及びこの主デー
タに関連付けられた副データを同時に読み出すことを特
徴とする。
【0021】このような構成によれば、アドレスの指定
のみによって、簡単に主データとこれに関連を有する副
データとを同時に利用可能となる。
【0022】また、前記無線手段は、携帯端末からの無
線信号を受信することを特徴とする。
【0023】このような構成によれば、携帯端末を用い
て、簡単に副データを記憶させることが可能となる。
【0024】また、前記主データは、撮像して得た撮像
画像の画像データであり、前記副データは、前記撮像画
像に関連する付加情報のデータであることを特徴とす
る。
【0025】このような構成によれば、撮像画像に付加
情報を付加して表示させることができる。
【0026】また、前記付加情報は、文字情報、音声情
報及び画像情報のうちの少なくとも1つであることを特
徴とする。
【0027】このような構成によれば、撮像画像に、文
字又は画像を重ねて表示させ、また、撮像画像の表示と
同時に音声を出力させることが可能となる。
【0028】また、前記無線手段は、所定の転送レート
以下の受信データのみを受信可能であることを特徴とす
る。
【0029】このような構成によれば、無線手段及び受
信データ処理手段の処理能力が低くて済み、回路規模及
び消費電力を抑制することができる。
【0030】本発明に係る無線受信部を有する情報提示
装置は、受信機能のみを有する無線手段と、情報提示手
段と、前記無線手段が受信した受信データを復調すると
共に、復調した前記受信データを前記情報提示手段の提
示方法に従ったフォーマットで出力する受信データ処理
手段と、前記受信データ処理部からの受信データに基づ
いて前記情報提示手段を駆動するドライバとを具備した
ことを特徴とする。
【0031】このような構成によれば、無線手段が受信
した受信データは、受信データ処理手段によって復調さ
れ、情報提示手段の提示方法に従ったフォーマットで出
力される。ドライバは、受信データ処理手段からの受信
データに基づいて情報提示手段を駆動する。記録する受
信データを無線によって受信しており、利便性が高い。
また、無線手段は、受信データの受信機能のみを有すれ
ばよく、回路規模及び消費電力を抑制して、携帯化が容
易である。
【0032】また、本発明に係る無線受信部を有する情
報提示装置は、前記受信データ処理手段の出力を記憶す
る一時記憶部を更に具備したことを特徴とする。
【0033】このような構成によれば、受信データ処理
手段の出力を一時記憶して利用することができる。
【0034】また、前記情報提示手段は、所定の主情報
に関連して前記無線受信部が受信した前記受信データが
副情報として与えられ、前記副情報に基づく情報を提示
することを特徴とする。
【0035】このような構成によれば、主情報とこの主
情報に関連した副情報とが用いられ、副情報は無線イン
ターフェースを利用して受信されて提示に用いられる。
【0036】また、前記ドライバは、前記主情報に基づ
く提示に合わせて、提示する主情報に関連付けられた副
情報に基づく提示を行うことを特徴とする。
【0037】このような構成によれば、主情報と副情報
とを提示に同時に利用することができる。
【0038】また、前記無線手段は、携帯端末からの無
線信号を受信することを特徴とする。
【0039】このような構成によれば、携帯端末を用い
て、簡単に副データを提示に用いることが可能となる。
【0040】また、前記主情報は、撮像して得た撮像画
像の画像情報であり、前記副情報は、前記撮像画像に関
連する付加情報のデータであることを特徴とする。
【0041】このような構成によれば、撮像画像に付加
情報を付加して提示させることができる。
【0042】また、前記付加情報は、文字情報及び画像
情報のうちの少なくとも一方であることを特徴とする。
【0043】このような構成によれば、撮像画像に、文
字又は画像を重ねて表示させることが可能である。
【0044】また、前記無線手段は、所定の転送レート
以下の受信データのみを受信可能であることを特徴とす
る。
【0045】このような構成によれば、無線手段及び受
信データ処理手段の処理能力が低くて済み、回路規模及
び消費電力を抑制することができる。
【0046】本発明に係る電子機器は、上記無線受信部
を有する記憶装置又は上記無線受信部を有する情報提示
装置を用いたことを特徴とする。
【0047】このような構成によれば、受信データを無
線インターフェースを利用して受信し、簡単な操作で、
記録又は提示に用いることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1及び図2は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は電子スチルカメラ
全体の構成を示す説明図であり、図2は電子スチルカメ
ラの回路ブロックを示すブロック図である。
【0049】本実施の形態においては、受信機能のみを
備えた無線受信部を有する複合メモリカードを装着する
ためのカードユニットをカメラ部に設け、カメラ部と複
合メモリカードとのインターフェースをとることによ
り、利便性に優れた電子機器である携帯用の画像撮像装
置(電子スチルカメラ)を得ることを可能にしたもので
ある。
【0050】図1及び図2において、カメラ本体1は、
前面側にレンズ2及びフラッシュライト3を備え、背面
側にLCD等の表示部4を有する画像表示ユニット5を
備えている。また、カメラ本体1には、各種操作を行う
ための図示しないボタン及びキー等が配設されている。
【0051】レンズ2及び光学系調整機構部6によって
構成される光学系は、信号検出部7に撮像画像を供給す
る。制御機構部8の一部を構成する光学系調整機構部6
は、図示しない絞り及びフォーカス,ズームレンズ等に
よって構成されており、信号検出部7を構成する撮像素
子等の撮像面に、光学像を結像させる。
【0052】信号検出部7は入射された光学像を光電変
換して、画像信号としてA/D変換部9に出力するよう
になっている。A/D変換部9は、入力された画像信号
をディジタル信号に変換してデータ処理部10に出力す
る。
【0053】データ処理部10は、画像処理部11及び
圧縮伸張処理部12等によって構成されている。画像処
理部11は、信号検出部7からの画像信号に色分離処
理、ホワイトバランス処理及びガンマ補正処理等の処理
を施して、所定の色空間の画像信号を得る。画像処理部
11の出力はワークメモリ13、表示部4及び圧縮伸張
処理部12に供給される。圧縮伸張処理部12は画像処
理部11から供給された画像信号をJPEG規格等に従
って圧縮して、カードI/F15,16を介して複合メ
モリカード21内の不揮発性メモリ部25に供給する。
また、圧縮伸張処理部12は、カードI/F16,15
を介して不揮発性メモリ部25からの画像信号等が供給
され、伸張処理を行ったのち、画像処理部11、ワーク
メモリ13及び表示部4に供給することができるように
なっている。なお、画像処理部11をDSP、ROM及
びCPUを用いて画像処理を行う実装方法と、専用ハー
ドウェアによる実装方法とがある。画像処理部11の処
理は制御回路18によって制御されるようになってい
る。
【0054】画像表示ユニット5内の表示部4は、例え
ばTFT−LCDによって構成されており、入力された
画像信号に基づく表示を行うようになっている。この場
合には、画像表示ユニット5は、撮像画像上に付加情報
としての所定の文字,キャラクタ,画像等を重畳表示す
るための信号を、画像信号に重畳して表示部4に供給す
ることができるようになっている。
【0055】制御回路部17に構成された制御回路18
は、電子スチルカメラ内の各部を制御する。例えば、制
御回路18は、入力された画像信号に対して電子的なズ
ーム処理を施すように画像処理部11を制御することも
できる。また、制御回路18は、光学系調整機構駆動回
路19を制御して、光学的なズーム処理を行うように指
示することもできるようになっている。
【0056】光学系調整機構駆動回路19は、制御機構
部8を利用して、光学系の状態を制御することによっ
て、例えば、フォーカス、ズーム、絞り及びシャッタ機
能を実現するようになっている。フラッシュライト3
は、図示しないコンデンサに充電された電荷を用いて、
ストロボ発光を行うようになっている。
【0057】カメラ本体1には、複合メモリカードユニ
ット28が設けられている。複合メモリカードユニット
28は、カメラ本体1側に設けられたカード装着部29
とこのカード装着部29に着脱自在な複合メモリカード
21とによって構成されている。カード装着部29及び
複合メモリカード21には、相互に接続されて信号の授
受を行うカードI/F15,16が夫々設けられてい
る。
【0058】複合メモリカード21は、各種データを記
憶可能な不揮発性メモリ部25を有している。不揮発性
メモリ部25に対する書込み及び読み出しはメモリコン
トローラ24によって制御されるようになっている。
【0059】本実施の形態においては、複合メモリカー
ド21は、メモリ部26の他に無線受信機能を有した無
線受信部27を備えている。無線受信部27は、アンテ
ナ及びRF部22並びに受信データ処理部23によって
構成され、メモリ部26はメモリコントローラ24及び
不揮発性メモリ部25によって構成されている。
【0060】アンテナ及びRF部22は、図示しないア
ンテナに誘起した無線電波信号を図示しないRF回路に
よって受信して、受信信号を受信データ処理部23に供
給する。受信データ処理部23は、受信データを復調
し、ベースバンドの受信信号に対して所定の信号処理を
施した後、そのままメモリコントローラ24に出力する
か又は規格を一致させるための処理を施した後にメモリ
コントローラ24に出力する。メモリコントローラ24
は、入力された受信データを所定のフォーマットで不揮
発性メモリ部25に書込むようになっている。
【0061】図3は図2中の不揮発性メモリ部25の記
録フォーマットを説明するための説明図である。
【0062】不揮発性メモリ部25は、管理領域、アド
レス領域及びデータ領域を有する。管理領域には、複合
メモリカード21に簡易ファイルシステムを実装させる
ためのディレクトリエントリ及びFAT(file allocat
ion table )が記録されるようになっている。データ領
域には、各種データが記録されるようになっている。ア
ドレス領域には、FATによって各種データと対応付け
られたデータのアドレスが記録されるようになってい
る。
【0063】本実施の形態においては、アドレス領域は
主データアドレス領域と副データアドレス領域とに分割
されている。また、データ領域も、主データ領域と副デ
ータ領域とに分割されている。主データ領域には、カメ
ラ本体1から伝送された撮像画像のデータ(主データ)
が格納される。一方、副データ領域には、無線受信部2
7において受信した付加情報のデータ(副データ)が格
納されるようになっている。
【0064】主データと副データとは相互に関連づけら
れており、主データのアドレス(主データアドレス)と
副データのアドレス(副データアドレス)とは、相互に
主データアドレス領域とこれに対応する位置の副データ
アドレス領域とにおいて指定されるようになっている。
不揮発性メモリ部25に対する書込み及び読み出しは、
上述したように、メモリコントローラ24によって制御
される。
【0065】複合メモリカード21は、例えば、ファイ
ルフォーマットとしてJEIDA規格の画像フォーマッ
トExifを採用し、ファイルハンドリングとしてJE
IDA規格のハンドリングDCFを採用することができ
る。メモリコントローラ24は、これらのExif,D
CFに従って、不揮発性メモリ部25の書込み及び読み
出しを制御する。
【0066】このように、本実施の形態においては、撮
像画像を主データとし、この撮像画像に関連する付加情
報を副データとして記録する。付加情報としては、テキ
スト(文字データ)、キャラクタ、音声情報、画像情報
等が考えられる。図3では主データと副データとを独立
したファイルとして記録する例を示したが、付加情報を
記録する方法として種々の方法が考えられる。
【0067】例えば、メモリコントローラ24は、副デ
ータとしてのテキスト(ASCII )データを記録する方法
として、以下の3つの方法を採用することができる。 a)画像ファイル(JPEG)の付属領域に記録する方
法。
【0068】付加情報を、画像フォーマットExifで
規定された付属情報であるタグ・データ(テキストデー
タ)として記録する。 b)画像ファイルと同一のファイル番号で記録する方
法。
【0069】DCFではFATによる簡易ファイルシス
テムを採用しており、付加情報であるテキストデータに
ついても、記録した画像ファイル名として主データ(撮
像データ)と重複しない番号を付して記録することがで
きる。テキストデータを副データとして記録する場合に
は、関連を有する主データとして記録するデータに設定
したファイル番号と同一のファイル番号で、拡張子のみ
が相違するデータとして記録する。この場合には、主デ
ータとこれに関連を有する付加情報(副データ)とのフ
ァイル番号が同一であり、ファイル管理が容易である。 c)画像ファイルと独立したファイルとして記録する方
法。(図3の例) 主データと副データとを別ファイルとして記録する方法
である。この場合には、主データアドレスの記録領域と
副データアドレスの記録領域とを関連付け、主データの
アドレス指定と同時に関連を有する副データのアドレス
を指定するように制御する。
【0070】また、メモリコントローラ24は、音声デ
ータについても、副データの記録方法として、以下の3
つの方法を採用することができる。 a)画像ファイル(JPEG)に直接リンクする方法。
【0071】Exif画像フォーマットで規定されてい
るINFO領域に、関連音声ファイルの名称を記録す
る。ファイル形式はWINDOWS(登録商標)で使用
されているWAV形式を用いて、データ形式としてはP
CM、IMA−ADPCM等を採用して記録する。 b)画像ファイルと同じファイル番号で記録する方法。
【0072】テキストデータの場合と同様に、付加情報
として音声データを記録する場合においても、主データ
と同一ファイル番号で拡張子のみが異なる副データとし
て記録する。 c)画像ファイルと独立したファイルとして記録する方
法。(図3の例)主データと副データとを別ファイルと
して記録する。この場合には、主データアドレスの記録
領域と副データアドレスの記録領域とを関連付け、主デ
ータのアドレス指定と同時に関連を有する副データのア
ドレスを指定するように制御する。
【0073】なお、図3の方法は、ハードウェアの負荷
が小さい点で有利である。
【0074】受信データ処理部23は、受信した付加情
報を副データとして記録させる場合には、付加情報の形
式を不揮発性メモリ部25に対応した形式に変換した後
メモリコントローラ24に供給するようになっている。
例えば、不揮発性メモリ部25の規格に対応したPHS
の音声データ(ADPCM)については、そのままメモ
リコントローラ24に供給して記録させ、規格が異なる
データについては、規格に対応させた後メモリコントロ
ーラ24に出力する。
【0075】本実施の形態においては、複合メモリカー
ド21の無線機能は受信のみであり、複合メモリカード
21は送信機能を有していない。従って、複合メモリカ
ード21は、比較的簡単な構成で且つ低消費電力に構成
することができる。
【0076】本実施の形態においては、複合メモリカー
ド21が受信可能なデータを送信する無線入出力装置3
0として、携帯電話やPHS(Personal Handyphone Sy
stem)を利用可能である。
【0077】図4は図1中の無線入出力装置30の具体
的な構成を示すブロック図であり、PHSの回路構成を
示している。
【0078】無線送受信部31は、高周波信号を受信し
て変復調部32に供給すると共に、変復調部32からの
送信信号を無線送信する。変復調部32は、π/4シフ
トQPSK変復調処理を行うもので、受信信号をA/D
変換して変調処理を行った後TDMA−TDD制御部3
3に出力すると共に、TDMA−TDD制御部33から
の送信データをQPSK変調処理した後D/A変換して
無線送受信部31に出力する。
【0079】TDMA−TDD制御部33は、時分割多
元接続制御、時分割複信制御、スクランブル制御、誤り
制御及びタイミング検出等を行う。音声CODEC部3
4は、音声信号に対するADPCMコーディングを行
う。入出力装置35はマイク、スピーカ及びキー操作部
等を有している。
【0080】入出力装置35のマイクを介して入力され
た音声信号は、音声CODEC部34によってADPC
Mコーディーングされ、TDMA−TDD制御部33に
よって時分割多元接続制御されて送信データとして変復
調部32に供給される。送信データは、変復調部32に
おいてQPSK変調処理され、送受信部から無線送信さ
れる。
【0081】受信時には送信時の逆処理が行われる。T
DMA−TDD制御によって、送受信に同一周波数が利
用される。PHSにおける伝送速度は384kbpsで
あり、1フレーム5m秒の伝送期間中に、送信4スロッ
ト、受信4スロットが含まれる。
【0082】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図5を参照して説明する。図5は付加情報
の記録のための通信手順を示すフローチャートである。
【0083】通常の撮影モード時には、使用者はカメラ
本体1のカード装着部29に複合メモリカード21を装
着した状態で、撮影を行う。レンズ2を入射した光は光
学系調整機構部6を介して信号検出部7に供給されて画
像信号に変換される。この画像信号はA/D変換部9に
おいてディジタル信号に変換され、画像処理部11で所
定の画像処理が施される。
【0084】撮影状態の確認等のために、画像処理部1
1は画像信号を表示部4に供給する。これにより、撮像
画像が表示部4上に映出される。ここで、図示しないレ
リーズボタンが操作されて、撮影が行われるものとす
る。画像処理部11は、取込んだ画像を圧縮伸張処理部
12に供給する。圧縮伸張処理部12は、入力された画
像にJPEG等の圧縮処理を施して、複合メモリカード
21に供給する。
【0085】複合メモリカード21のメモリコントロー
ラ24は、撮像画像の記録位置を決定して、主データア
ドレス領域に撮像画像の記録アドレスを書込む。また、
メモリコントローラ24は、管理領域に撮像画像のファ
イル名とこのファイル(主データ)の主データアドレス
領域の位置との対応を記述する。
【0086】いま、所定の撮像画像についての付加情報
として、音声データを記録するものとする。また、無線
入出力装置30としてPHSを採用するものとする。
【0087】PHSは、グループトランシーバーモード
を有している。デジタルコードレス電話相互接続規格
(SD)においては、PHS同士において子機間通信が
可能である。即ち、この場合には、PHSが送受信可能
なPS(子機)で、複合メモリカード21は受信可能な
PS(子機)となり、グループトランシーバモードを利
用することによって、受信機能しか有していない複合メ
モリカード21であっても子機同士の通信が可能であ
る。
【0088】なお、通信には、PS間用のキャリアを使
用する。この場合、連続通信時間が3分の制限がある
が、一般的な付加情報の伝送には十分な時間である。ま
た、PHSの無線アクセス方式としてはTDMA-TD
Dを採用し、1フレーム(5msec)を8スロットに
分割して、そのうち4スロットのみをPHSから複合メ
モリカード21への付加情報の伝送に用いる。1フレー
ム内で、制御用スロットと通信用スロットの併用が可能
であるが、トランシーバモード時にはPS間の通信とな
り、1スロットのみが使用され、制御用スロット及び通
信用スロットの両方を伝送する。
【0089】なお、現在、市販されているPHSとして
は、グループトランシーバモードに対応しているものと
トランシーバモードに対応しているものとがある。子機
同士の音声及びデータ通信を行うためには、グループト
ランシーバモードに対応している必要がある。
【0090】図5に示すように、先ずステップS1 にお
いて、事前に、無線入出力装置30であるPHSにおい
て、複合メモリカード21(無線受信部27)の呼び出
し番号を登録する。
【0091】次に、ステップS2 において、ユーザはカ
メラ本体1に配設されたキー及びボタン等を操作して、
付加情報を設定しようとする撮像画像(主データ)を特
定する。例えば、カメラ本体1の表示部4の画面上に付
加情報を付加しようとする撮像画像を表示させることに
よって、撮像画像(主データ)の選択が可能である。ま
た、或いは、カメラ本体1のキー及びボタン等を操作す
ることにより、表示部4の画面上に不揮発性メモリ部2
5に記録されている主データのファイル名を表示させ、
ユーザの操作によって、ディレクトリエントリからファ
イル名を抽出させることによって、主データを選択する
ようにすることも可能である。
【0092】この状態で、ユーザは、PHSのボタンを
操作して複合メモリカード21を呼び出し(ステップS
3 )、付加情報として付加したい音声を入力する。呼び
出し番号及び付加情報のデータ種別等の付属情報は、制
御スロットにおいて伝送され、次いで、通信用スロット
によってデータ通信が行われる(ステップS4 )。こう
して、PHSのトランシーバモード(16Obit/5
ms=32kbpsバースト時)でのデータ転送が行わ
れる。なお、音声はADPCMによって圧縮符号化され
ている。
【0093】複合メモリカード21のアンテナ及びRF
部22は、PHSからの送信データを受信し、復調して
受信データ処理部23に出力する。受信データ処理部2
3は、スクランブル制御、誤り制御及びタイミング検出
等を行って、PHSからの付加情報を副データとしてメ
モリコントローラ24に出力する(ステップS5 )。
【0094】メモリコントローラ24は、管理領域から
現在選択されている主データのアドレスが主データアド
レス領域のいずれの位置に記録されているかを取得し、
この位置に対応する副データアドレス領域に付加情報と
しての副データを記録するアドレスを記録し、このアド
レスに受信データ処理部23からの付加情報を書込む
(ステップS6 )。次いで、ステップS7 において、メ
モリコントローラ24は、管理領域のFATを更新す
る。この場合には、メモリコントローラ24は、付加情
報のファイル名として既存のファイルと重複しない「フ
ァイル名」+「文字・音声に応じた拡張子」をディレク
トリエントリに登録する。
【0095】こうして、PHSからの音声又はメールデ
ータが不揮発性メモリ部25に付加情報として記録され
る。なお、メモリコントローラ24は、付加情報のファ
イル名の登録に際して、抽出した「ファイル名」+「文
字・音声に応じた拡張子」を、ディレクトリエントリに
登録して、既存のファイル名と重複しないことを確認す
るようにしてもよい。
【0096】いま、ユーザが複合メモリカード21に記
録されている撮像画像を表示させようとするものとす
る。この場合には、メモリコントローラ24は、管理領
域に記録されているディレクトリエントリを参照して、
表示する撮像画像の記録アドレスの位置に対応した主デ
ータアドレス領域の位置を検出し、この位置から主デー
タアドレスを読み出すと共に、この位置に対応した副デ
ータアドレス領域の位置から副データアドレスを読み出
す。
【0097】メモリコントローラ24は、主データアド
レスによって指定される主データを主データ領域から読
み出すと共に、副データアドレスによって指定される副
データを副データ領域から読み出して、圧縮伸張処理部
12に出力する。
【0098】圧縮伸張処理部12は、入力された主デー
タ(撮像データ)及び副データ(付加情報)を伸張処理
する。画像処理部11は、付加情報が音声である場合に
は、撮像信号を表示部4に与え、音声信号を図示しない
スピーカに与える。これにより、表示部4の画面上に撮
像画像が映出されると同時に、ユーザがPHS等の無線
入出力装置30によって入力した音声がスピーカから出
力される。
【0099】また、付加情報がメール等の文字データで
ある場合には、画像処理部11は撮像信号に付加情報で
ある文字データをスーパーインポーズして、表示部4に
与える。これにより、表示部4の画面上には、撮像画像
上に文字が重畳された画像が表示される。
【0100】更に、付加情報がイラスト、キャラクタ、
所定サイズの写真データ等である場合においても、画像
処理部11は撮像信号に付加情報であるこれらの画像信
号をスーパーインポーズして、表示部4に与える。これ
により、表示部4の画面上には、撮像画像上にこれらの
付加情報の画像が重畳された画像が表示される。
【0101】このように、動画、静止画を記憶している
場合には、それに題名、コメント等の文字情報、ナレー
ション等の音声情報、模様等の画像情報を付加すること
も可能であり、また主データと副データとを一括りで扱
えることから、編集等の操作が容易となりユーザの利便
性が高い。
【0102】また、主データである撮像画像に対して既
に指定されたいる付加情報を更新する場合には、メモリ
コントローラ24が付加情報である副データを新たな付
加情報によって上書き更新することによって、容易に変
更可能である。
【0103】また、メモリコントローラ24が、複数の
主データアドレスに対して共通の1つの副データアドレ
スを設定することにより、即ち、複数の主データに対し
て、ファイル名が共通の1つの副データを指定すること
によって、1つの付加情報を複数の撮像画像に割り当て
ることも可能である。
【0104】図5の動作フローでは、既に撮像されて記
録されている撮像画像に対して付加情報を関連付けて記
録する例について説明したが、記録されている撮像画像
には無関係の付加情報を予め記憶させておくこともでき
ることは明らかである。更に、既に記録されている付加
情報を指定して、後から撮像画像を撮像しながらスーパ
ーインポーズ記録することも可能である。
【0105】図6はこの場合の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【0106】図6のステップS21においては、図5と同
様の処理によって、付加情報を記録する。なお、この場
合には、付加情報を撮像画像と関連付けて記録する必要
はない。単に付加情報を所定の副データ領域に記録すれ
ばよい。
【0107】この状態で、ユーザはカメラ本体1のキー
及びボタン等を操作して、撮影モードを指定する(ステ
ップS22)。被写体の光学像は、画像処理部11によっ
て画像処理された後、表示部4に供給されて表示され
る。この状態で、ユーザはカメラ本体1のキー及びボタ
ン等を操作して、付加情報を選択する。複合メモリカー
ド21のメモリコントローラ24は、ユーザのファイル
名の指定等に応じて、管理領域にアクセスし、副データ
アドレス領域のアドレスを読み込むことで、所定の付加
情報を読み出して圧縮伸張処理部12に出力する(ステ
ップS23)。圧縮伸張処理部12は、入力された付加情
報を伸張処理する。
【0108】画像処理部11は、撮像中の画像に伸張さ
れた付加情報に基づく画像を合成して、合成画像を表示
部4に供給して表示させる(ステップS25)。なお、付
加情報が音声である場合には、画像処理部11は、撮像
画像を表示部4において表示させると同時に、付加情報
に基づく音声をスピーカから出力させればよい。
【0109】レリーズボタンが押されるまでは、ステッ
プS22〜S25の処理が繰返され、ユーザは撮像中の画像
に関連付けて記録する付加情報を適宜選択可能である。
表示部4において表示中の画像に関連付けて記録する付
加情報が決定すると、ユーザはレリーズボタンをオンに
する。そうすると、この時点で撮像中の画像が不揮発性
メモリ部25に記録させる。
【0110】即ち、メモリコントローラ24は、圧縮伸
張処理部12から転送された画像データを主データ領域
に記録すると共に、そのアドレスを主データアドレス領
域に記録する。更に、この主データアドレス領域に、選
択した付加情報が記録されている位置を指定するアドレ
スが格納された副データアドレス領域を対応させ、これ
らの情報を管理領域に登録する(ステップS27)。
【0111】こうして、ユーザは自由に付加情報を記録
すると共に、記録した付加情報を自由に撮像画像に割り
当てて記録することができる。
【0112】このように、本実施の形態においては、不
揮発性メモリ部とこの書込み,読み出しを制御するメモ
リコントローラを有するだけでなく、所定の送信機から
の情報を受信する無線受信部を備えた複合メモリカード
を採用し、電子機器である電子スチルカメラとのインタ
ーフェースをとることにより、電子スチルカメラで撮像
した撮像画像に関連を有する付加情報を容易に記録する
ことが可能である。そして、付加情報の新規登録だけで
なく、更新も極めて簡単な操作で行うことができる。し
かも、付加情報の登録には無線インターフェースを利用
しており、利便性に優れている。そして、送信機として
PHS等の携帯端末を利用することができ、携帯性にも
優れている。また、複合メモリカードは無線インターフ
ェースとして受信機能のみを備えればよく、送信機能を
設ける必要がないことから回路規模の増大及び消費電力
の増大を抑制することができる。
【0113】なお、付加情報として送信可能な画像の容
量は、無線入出力装置30及び無線受信部27の伝送帯
域及び処理能力等によって制限を受ける。従って、付加
情報として音声データ又は文字データ等を伝送する場合
に有効である。
【0114】また、外部から付加情報を送信する無線入
出力装置としては、送信有効範囲が例えば半径50cm
以内程度の比較的短いものを使用した方がよい。即ち、
本発明は、記憶装置に無線受信機能を実装することによ
り、携帯電話等の無線機器からのデータ受信を可能と
し、そして、機能を受信に限定すると共に、受信可能エ
リアを限定することで、無線受信部の回路規模、消費電
力を最小限にすることを可能にしている。更に、受信デ
ータの種類を文字、音声、簡単な画像等の転送レートが
低いものに限定することで、比較的小容量のデータ転送
のみを許可し、低速な無線受信機能でも十分な処理速度
での動作を可能にし、ユーザの利便性を向上させてい
る。更に、無線入出力装置としては、PHS,携帯電話
等の装置を利用することができ新規の入力装置の実装が
不要となり、しかも、入力操作に習熟している携帯電話
等を用いて付加情報を記録することができ、ユーザの操
作性が極めて高い。
【0115】また、無線受信機能を有する記憶装置とし
て複合メモリカードを用いており、極めて汎用性が高
い。
【0116】なお、本実施の形態は、無線受信部を有す
る記憶装置としてメモリカードに適用した例について説
明したが、データの記憶部としては、メモリカードだけ
でなく磁気テープや磁気ディスク等を利用してもよいこ
とは明らかである。また、電子機器として電子スチルカ
メラに適用した例について説明したが、デジタルビデオ
カメラ等についても適用可能であることは明らかであ
る。
【0117】また、図1及び図2ではメモリカードに無
線受信部を設けた複合メモリカードによって付加情報を
記録する例について説明したが、無線受信部をカメラ本
体に内蔵したデジタルカメラとメモリカードとの組み合
わせによって、同様の構成を実現することができること
は明らかである。
【0118】図7及び図8は本発明の第2の実施の形態
に係り、図7はアナログのスチルカメラ全体の構成を示
す説明図であり、図8はスチルカメラの回路ブロックを
示すブロック図である。図7及び図8において図1及び
図2と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略
する。
【0119】本実施の形態は、アナログのスチルカメラ
に適用したものであり、受信機能のみを備えた無線受信
部を有する情報提示装置としての写し込みユニットを着
脱自在にしたユニット装着部をカメラ部に設け、カメラ
部と写し込みユニットとのインターフェースをとること
により、利便性に優れた電子機器である携帯用のアナロ
グスチルカメラを得ることを可能にしたものである。
【0120】図7及び図8において、カメラ本体41は
レンズ2を介して入射した光学像を、光学系調整機構部
6を介して写真フィルム42上に結像させるようになっ
ている。制御回路44は、光学系調整機構駆動回路19
を制御して光学系の状態を制御することにより、例え
ば、フォーカス、ズーム、絞り及びシャッタ機能を実現
すると共に、フィルム駆動装置43を制御して写真フィ
ルム42の巻き上げを行うようになっている。
【0121】カメラ本体41に着脱自在に装着される写
し込みユニット57は、無線受信部27及び写し込み部
56とを有している。写し込み部56は、LCDドライ
バ51、写し込みLCD52、メモリ53及びデータ制
御回路54によって構成されている。
【0122】写し込みLCD52は、写真フィルム42
上に写し込む文字を形作るための部分である。図示しな
い発光源からのランプ光が写し込みLCD52を透過す
ることで、写真フィルム42上にデータを写し込むこと
ができるようになっている。写し込みLCD52はLC
Dドライバ51によって駆動される。LCDドライバ5
1は、制御回路44に制御されて、写真フィルム42上
に写し込む文字を写し込みLCD52に設定するように
なっている。
【0123】本実施の形態においては、受信データ処理
部23は、無線入出力装置30から伝送された付加情報
をメモリ53に書込むと共に読み出す。受信データ処理
部23は、メモリから読み出した受信データに対して所
定の信号処理を施した後、LCDドライバ51に供給す
るようになっている。
【0124】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図9を参照して説明する。図9は付加情報
の写し込み動作を示すフローチャートである。
【0125】いま、無線入出力装置30としてPHSを
用い、付加情報として所定の文字によるメッセージをP
HSによって送信して、撮像画像にメッセージを写し込
ませた画像を記録するものとする。
【0126】先ず、図9のステップS31において、付加
情報を受信する。即ち、図5と同様の手法によって、P
HSを用いて付加情報をメール送信する。付加情報は、
アンテナ及びRF部22によって受信され、受信データ
処理部23によって復調処理される(ステップS32)。
受信データ処理部23は、復調した付加情報をメモリ5
3に記憶させる(ステップS33)。
【0127】一方、レンズ2を介して入射された光学像
はシャッタ及び絞り等の光学系調整機構部6に供給され
る。また、この場合には、図示しないファインダによっ
て、撮像される光学像がファインダ上に表示されてい
る。
【0128】この状態で、例えばレリーズボタンが押さ
れると、受信データ処理部23は、メモリ53に記憶さ
れている付加情報を読み出してLCDドライバ51に供
給する。LCDドライバ51は、付加情報に基づく文字
列(メッセージ)を写し込みLCD52に設定する(ス
テップS34)。
【0129】更に、制御回路44は、光学系調整機構部
6のシャッタを開いて光学像を写真フィルム42上に結
像させると共に、発光源を点灯させて、写し込みLCD
52を介してランプ光を写真フィルム42上に投射す
る。これにより、写真フィルム42上に、レンズ2から
の光学像にPHSで入力した付加情報である文字列が写
し込まれた撮像画像が結像する。
【0130】このように本実施の形態においては、写し
込みユニットに無線受信部を設け、付加情報を記憶させ
ることによって、簡単な操作で所望の付加情報を撮像画
像に重ねて撮影することが可能である。
【0131】なお、本実施の形態においても、無線受信
部27をカメラ本体41に内蔵させるように構成しても
よいことは明らかである。
【0132】また、データパック等のカメラに脱着自在
のユニット中に、無線受信部27を有して付加情報を記
憶する装置を設けるようにしてもよい。更に、APS
(Advanced Photo System)に適用することができるこ
とも明らかである。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像等の大容量情報を扱う携帯機器等においても、回路規
模及び消費電力を増大させることなく付加情報等の伝送
に無線インターフェースの利用を可能にすることによ
り、携帯性及び利便性に優れ、しかも付加情報の追加及
び変更を容易に行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係り、電子スチ
ルカメラ全体の構成を示す説明図。
【図2】 図1の電子スチルカメラの回路ブロックを示
すブロック図。
【図3】 図2中の不揮発性メモリ部25の記録フォー
マットを説明するための説明図。
【図4】 図1中の無線入出力装置30の具体的な構成
を示すブロック図。
【図5】 第1の実施の形態における付加情報の記録の
ための通信手順を示すフローチャート。
【図6】 第1の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係り、アナログ
のスチルカメラ全体の構成を示す説明図。
【図8】 図7中のスチルカメラの回路ブロックを示す
ブロック図。
【図9】 第2の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…カメラ本体 4…表示部 7…信号検出部 11…画像処理部 12…圧縮伸張処理部 21…複合メモリカード 22…アンテナ及びRF部 23…受信データ処理部 24…メモリコントローラ 25…不揮発性メモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 5/91 L 5/91 Z // H04N 101:00 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5C022 AA13 AC69 5C053 FA27 GB36 JA16 KA24 LA01 LA15 5K027 AA11 BB17 HH29 5K067 AA34 BB04 DD52 DD53 DD54 EE02 FF02 FF23 FF25 HH23 5K101 LL12 NN06 NN18 NN21

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機能のみを有する無線手段と、 記憶部と、 前記無線手段が受信した受信データを復調すると共に、
    復調した前記受信データを前記記憶部の記憶フォーマッ
    トに一致させて出力する受信データ処理手段と、 前記受信データ処理部からの受信データを前記記憶部に
    書込むコントローラとを具備したことを特徴とする無線
    受信部を有する記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部は、所定の主データを記憶す
    る領域と、 前記所定の主データに関連して前記無線受信部が受信し
    た前記受信データを副データとして記憶する領域とを具
    備したことを特徴とする請求項1に記載の無線受信部を
    有する記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、前記主データとこ
    の主データに関連付けられた副データとを同時に読み出
    すことを特徴とする請求項2に記載の無線受信部を有す
    る記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、前記主データとこ
    の主データに関連付けられた副データとのアドレスを管
    理することによって、前記主データ及びこの主データに
    関連付けられた副データを同時に読み出すことを特徴と
    する請求項3に記載の無線受信部を有する記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記無線手段は、携帯端末からの無線信
    号を受信することを特徴とする請求項1に記載の無線受
    信部を有する記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記主データは、撮像して得た撮像画像
    の画像データであり、 前記副データは、前記撮像画像に関連する付加情報のデ
    ータであることを特徴とする請求項1に記載の無線受信
    部を有する記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記付加情報は、文字情報、音声情報及
    び画像情報のうちの少なくとも1つであることを特徴と
    する請求項1に記載の無線受信部を有する記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記無線手段は、所定の転送レート以下
    の受信データのみを受信可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の無線受信部を有する記憶装置。
  9. 【請求項9】 受信機能のみを有する無線手段と、 情報提示手段と、 前記無線手段が受信した受信データを復調すると共に、
    復調した前記受信データを前記情報提示手段の提示方法
    に従ったフォーマットで出力する受信データ処理手段
    と、 前記受信データ処理部からの受信データに基づいて前記
    情報提示手段を駆動するドライバとを具備したことを特
    徴とする無線受信部を有する情報提示装置。
  10. 【請求項10】 前記受信データ処理手段の出力を記憶
    する一時記憶部を更に具備したことを特徴とする請求項
    9に記載の無線受信部を有する情報提示装置。
  11. 【請求項11】 前記情報提示手段は、所定の主情報に
    関連して前記無線受信部が受信した前記受信データが副
    情報として与えられ、前記副情報に基づく情報を提示す
    ることを特徴とする請求項9に記載の無線受信部を有す
    る情報提示装置。
  12. 【請求項12】 前記ドライバは、前記主情報に基づく
    提示に合わせて、提示する主情報に関連付けられた副情
    報に基づく提示を行うことを特徴とする請求項11に記
    載の無線受信部を有する情報提示装置。
  13. 【請求項13】 前記無線手段は、携帯端末からの無線
    信号を受信することを特徴とする請求項9に記載の無線
    受信部を有する情報提示装置。
  14. 【請求項14】 前記主情報は、撮像して得た撮像画像
    の画像情報であり、 前記副情報は、前記撮像画像に関連する付加情報のデー
    タであることを特徴とする請求項9に記載の無線受信部
    を有する情報提示装置。
  15. 【請求項15】 前記付加情報は、文字情報及び画像情
    報のうちの少なくとも一方であることを特徴とする請求
    項9に記載の無線受信部を有する情報提示装置。
  16. 【請求項16】 前記無線手段は、所定の転送レート以
    下の受信データのみを受信可能であることを特徴とする
    請求項9に記載の無線受信部を有する情報提示装置。
  17. 【請求項17】 上記請求項1乃至請求項8に記載の無
    線受信部を有する記憶装置又は上記請求項9乃至請求項
    16に記載の無線受信部を有する情報提示装置を用いた
    電子機器。
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