JP2003188897A - 伝送装置及びインタフェース装置 - Google Patents

伝送装置及びインタフェース装置

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JP2003188897A JP2001383531A JP2001383531A JP2003188897A JP 2003188897 A JP2003188897 A JP 2003188897A JP 2001383531 A JP2001383531 A JP 2001383531A JP 2001383531 A JP2001383531 A JP 2001383531A JP 2003188897 A JP2003188897 A JP 2003188897A
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    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/08Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off
    • H04J3/085Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off for ring networks, e.g. SDH/SONET rings, self-healing rings, meashed SDH/SONET networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新同期ネットワークにおいて、従来、所定の
高次群信号単位でしかサポートできなかった既に低次群
信号のマップされた信号についても、マップ済みの低次
群信号よりもさらに低速の低次群信号のマップされた信
号に再構築して、その低次群信号単位でのサービスを提
供できるようにする。 【解決手段】 入力された第1低次群信号を、その第1
低次群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重され
た第2のネットワーク2への高次群信号に変換する第1
信号変換部13〜17と、第2のネットワーク2から受
信される高次群信号を第1低次群信号に変換する第2信
号変換部21aと、第1のネットワーク1からの第1低
次群信号と、第2信号変換部21aで得られた第1低次
群信号とのいずれかを第1信号変換部13〜17への入
力信号として選択的に出力しうる選択部12とをそなえ
るように構成する、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送装置及びイン
タフェース装置に関し、特に、既存の非同期ネットワー
クとSONET(Synchronous Optical NETwork)と呼ばれる
新同期ネットワークとの接続に用いて好適な、伝送装置
及びインタフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、北米等の地域における伝送ネット
ワークとしては、DS1(Digital Signal level 1;1.544
Mbps),DS2(6.132 Mbps),DS3(44.736 Mbps)等の非同
期信号(DSn信号(n=1,2,3等)による伝送が行なわれる
非同期ネットワーク(以下、DSn非同期ネットワーク、も
しくは、DSnネットワークという)と、SONETと呼ばれ
る、STS1(Synchronous Transport Signal level 1;51.
84 Mbps),STS3(155.52 Mbps),STS12(622.08 Mbps)等の
新同期信号(STSm信号(m=1,3,12,48,192等))による
伝送が行なわれる新同期ネットワークとが存在する。
【0003】なお、上記のDS2信号は、DS1信号を4多重
した信号に相当し、DS3信号はDS2信号を7(チャンネ
ル)多重した信号に相当する。同様に、STS3信号はSTS1
信号を3(チャンネル)多重した信号に相当し、STS12
信号はSTS3信号を4(チャンネル)多重した信号に相当
する。つまり、新同期ネットワークでは、低次群信号の
多重数は異なるかもしれないが、常に、STS1信号を単位
に信号伝送が行なわれる。
【0004】また、STSmは、電気信号レベルでの呼称で
あり、光信号レベルでは、OC(Optical Carrier leve
l)mと呼ばれる。そして、周知のように、これらのDSn
ネットワークと新同期ネットワーク(SONET)とを相互
に接続するには、SONET光伝送装置(ADM(Add/Drop
Multiplexer);以下、「ADMノード」、あるいは、
「ノード」ともいう)が用いられる。例えば図17に示
すように、DS3信号を伝送する非同期DS3ネットワーク1
00と、DS3信号をペイロード(SPE:Synchronous Payl
oad Envelope)部分に格納(マップ)したSTS1信号単位
で信号伝送するSONET200とを接続するノード10
1,102は実用化されている。即ち、図19(A)に
模式的に示すように、DS3信号とDS3信号がマップされた
STS1信号との間の多重/分離機能を有するノード10
1,102は実現されている。
【0005】また、SONET200がVT1.5信号をSTS1信号
単位で伝送するサービスをサポートしている場合、AD
Mノード101や102に、DS3信号とVT1.5信号との間
の信号変換機能及びVT1.5信号とSTS1信号との間の多重
/分離機能を装備することで、DS3ネットワーク100
を伝送するDS3信号をVT1.5信号単位でSTS1信号に多重し
てSONET200に乗り入れたり(アド)、VT1.5信号単位
でSTS1信号に多重されてSONET200を伝送されている
信号をVT1.5信号単位に分離してDS3ネットワーク100
にドロップしたりすることができる。
【0006】この場合のADMノード101(102)
の接続インタフェース部分に着目した構成は例えば図1
8に示すようになる。即ち、ノード101(102)
は、B/U(バイポーラ/ユニポーラ)変換部111,
DS3/DS2分離変換部112,DS2/DS1分離変換部113,
DS1フォーマット変換用メモリ114,DS1/VT1.5マップ
(MAP)部115,STS1マップ(MAP)部116,STS1ネ
ットワーク用クロック発生部117,SONETコンディシ
ョン通知部118,STS1デマップ(DMAP)部121,VT
1.5/DS1デマップ(DMAP)部122,SONETデスタッフ用
メモリ123,DS1/DS2多重変換部124,DS2/DS3多重
変換部125,U/B(ユニポーラ/バイポーラ)変換
部126,DS1クロック発生部127及びDS3ネットワー
ク用クロック発生部128をそなえて構成される。
【0007】ここで、上記のB/U変換部111は、非
同期ネットワーク100から受信される装置外バイポー
ラ信号(DS3信号)を装置内ユニポーラ信号に変換する
ものであり、DS3/DS2分離変換部112は、変換後のDS3
信号をDS2信号単位に分離変換するものであり、DS2/DS1
分離変換部113は、このDS3/DS2分離変換部112に
よって得られたDS2信号をさらにDS1信号単位に分離変換
するものである。
【0008】なお、DS3/DS2分離変換部112及びDS2/D
S1分離変換部113は、それぞれ、信号の分離変換前の
高次群の信号についての高次群アラーム(AIS;Alarm I
ndication Signal)をDS3アラーム検出部112a及びD
S2アラーム検出部113aにて検出しており、これらの
検出部112a,113aにて高次群アラームが検出さ
れると、その旨がそれぞれSONETコンディション通知部
118に通知されるとともに、後にDS1信号をVT1.5信号
にマップ(フォーマット変換)する際にDS1信号単位でA
ISを挿入させるための信号(DS1-AIS挿入信号(命
令))がDS1/VT1.5マップ部115に出力されるように
なっている。
【0009】また、DS1フォーマット変換用メモリ11
4は、DS2/DS1分離変換部113で得られたDS1信号をVT
1.5信号フォーマットに変換するために蓄積するもので
あり、DS1/VT1.5マップ部115は、このDS1フォーマッ
ト変換用メモリ114に蓄積されたDS1信号をSTS1ネッ
トワーク用クロック発生部117で発生するクロックに
同期して読み出してVT1.5信号にフォーマット変換する
ものである。
【0010】さらに、STS1マップ部116は、VT1.5マ
ップ部116aにより、DS1/VT1.5マップ部115から
の入力VT1.5信号を、STS1ネットワーク用クロック発生
部117で発生するクロックに同期して、STS1信号に多
重変換して、VT1.5信号単位で信号が多重された(VT1.5
mapped)STS1信号としてSONET200に出力するものであ
る。
【0011】なお、この際、STS1マップ部116は、DS
3アラーム検出部112a又はDS2アラーム検出部113
aからDS1-AIS挿入信号を受信していた場合、DS3信号又
はDS2信号中に多重されていたDS1信号のデータ全てを
“1”に設定(DS1-AISを挿入)してSTS1信号を出力す
ることになる。また、SONETコンディション通知部11
8は、DS3アラーム検出部112a又はDS2アラーム検出
部113aにてアラームが検出されたことを装置内状態
監視部(図示省略)経由でSONET200へ出力してネッ
トワーク管理者等に通知するための機能を提供するもの
である。
【0012】一方、STS1デマップ部121は、SONET(VT
1.5信号の伝送をサポートしているネットワーク)200
から受信したSTS1信号を終端して、VT1.5デマップ部1
21aにより、VT1.5信号単位に分離するものであり、V
T1.5/DS1デマップ部122は、このSTS1デマップ部12
1(VT1.5デマップ部121a)で得られたVT1.5信号を
終端してDS1信号にマップ(フォーマット変換)するも
のである。
【0013】なお、これらのSTS1デマップ部121及び
VT1.5/DS1デマップ部122は、それぞれ、高次群アラ
ーム(VT1.5信号,DS1信号からみた場合はSTS1アラーム)
をSTSアラーム検出部121b及びVTアラーム検出部1
22aにて検出しており、高次群アラームが検出される
と、それぞれDS1-AIS挿入信号がDS1/DS2多重変換部12
4に通知されるようになっている。
【0014】また、SONETデスタッフ用メモリ123
は、上記のVT1.5/DS1デマップ部122からの入力DS1信
号に蓄積されたSTS1信号,VT1.5信号のデスタッフ時に発
生したデータのゆらぎを吸収してDS1信号の平滑化を行
なうために上記入力DS1信号を蓄積してDS1クロック発生
部127で発生するクロックに同期して出力するもので
あり、DS1/DS2多重変換部124は、このメモリ123
による平滑化後のDS1信号を、DS3ネットワーク用クロッ
ク発生部128で発生するクロックに同期して、DS2信
号に多重変換するものである。
【0015】この際、DS1/DS2多重変換部124は、DS1
-AIS挿入信号をSTSアラーム検出部121b又はVTアラ
ーム検出部122aから受信していた場合には、STS1信
号又はDS2信号中に多重されていたDS1信号のデータを全
て“1”に設定(DS1-AISを挿入)するようになってい
る。さらに、DS2/DS3多重変換部125は、DS1/DS2多重
変換部124からの入力DS2信号を、DS3ネットワーク用
クロック発生部128で発生するクロックに同期して、
DS3信号に多重変換するものであり、U/B変換部12
6は、このDS2/DS3多重変換部125で得られたDS3信号
(ユニポーラ信号)をバイポーラ信号に変換して、DS3
ネットワーク100に出力するものである。
【0016】以上のような構成により、従来のノード1
01(102)では、例えば、SONET200から受信さ
れるVT1.5信号が多重されたSTS1信号(STS1 mapped VT
1.5)は、STS1デマップ部121にて終端される。この
時、STSアラーム検出部121bにて高次群アラームが
検出されれば、DS1-AIS挿入信号がDS1/DS2多重変換部1
24に通知される。
【0017】STS1デマップ部121で終端されたSTS1信
号は、次に、VT1.5デマップ部121aにより、VT1.5信
号単位に分離されて、VT1.5/DS1デマップ部122に出
力される。VT1.5/DS1デマップ部122では、STS1デマ
ップ部121(VT1.5デマップ部121a)からの入力V
T1.5信号を終端する。この時、VTアラーム検出部122
aにて高次群アラームが検出されれば、DS1-AIS挿入信
号がDS1/DS2多重変換部124に通知される。
【0018】そして、終端されたVT1.5信号は、DS1信号
単位にデマップされたのち、SONETデスタッフ用メモリ
123に入力される。SONETデスタッフ用メモリ123
では、入力DS1信号に蓄積されたSTS1信号,VT1.5信号の
スタッフを吸収してDS1信号を平滑化した上で、DS1/DS2
多重変換部124に出力する。DS1/DS2多重変換部12
4では、平滑化後のDS1信号を、DS3ネットワーク用クロ
ック発生部128で発生するクロックに同期して、DS2
信号に多重変換して、DS2/DS3多重変換部125に出力
する。
【0019】この時、STSアラーム検出部121b又はV
Tアラーム検出部122aからDS1-AIS挿入信号が受信さ
れていた場合、DS1/DS2多重変換部124は、DS1-AIS挿
入部124aによって、STS1信号又はVT1.5信号中に多
重されていたDS1信号のデータを全て“1”に設定してS
TS1信号を出力する。そして、このようにして得られたD
S2信号は、DS2/DS3多重変換部125にてDS3信号に多重
変換されたのち、U/B変換部126にてユニポーラ信
号に変換されて、DS3ネットワーク100へ送出され
る。
【0020】これに対し、非同期DS3ネットワーク10
0から受信されたDS3信号は、B/U変換部111にて
ユニポーラ信号に変換されたのち、DS3/DS2分離変換部
112にて終端されたのち、DS2信号単位に分離され
る。なお、DS3信号の終端時に、DS3アラーム検出部11
2aにて高次群アラーム(DS3アラーム)が検出される
と、その旨がSONETコンディション通知部118に通知
されるとともに、DS1/VT1.5マップ部115へDS1-AIS挿
入信号がDS1/VT1.5マップ部115に通知される。
【0021】さて、上述のごとくDS3/DS2分離変換部1
12にて得られたDS2信号は、次に、DS2/DS1分離変換部
113にて終端されたのち、さらに、DS1信号単位に分
離される。なお、この場合も、DS2信号の終端時に、DS2
アラーム検出部113aにて高次群アラーム(DS2アラ
ーム)が検出されていれば、その旨がSONETコンディシ
ョン通知部118に通知されるとともに、DS1-AIS挿入
信号がDS1/VT1.5マップ部115に通知される。
【0022】そして、DS2/DS1分離変換部113にて得
られたDS1信号は、次に、DS1フォーマット変換用メモリ
114に蓄積されて、STS1ネットワーク用クロック発生
部117で発生するクロックに同期して読み出されたの
ち、DS1/VT1.5マップ部115にてVT1.5信号にマップ
(フォーマット変換)される。この際、上述したように
DS3アラーム検出部112a又はDS2アラーム検出部11
3aからDS1-AIS挿入信号が受信されていれば、DS1/VT
1.5マップ部115は、DS1-AIS挿入部115aにより、
STS1信号又はDS2信号中に多重されていたDS1信号のデー
タを全て“1”に設定(DS1-AISを挿入)した上でSTS1
信号をSTS1マップ部116aへ出力する。
【0023】STS1マップ部116では、このDS1/VT1.5
マップ部115からのVT1.5信号を、VT1.5マップ部11
6aにより、STS1信号に多重して、SONET200へ送出
する。以上のようにして従来のノード101,102
は、例えば図19(B)に模式的に示すように、DS3信
号とSTS1信号との間の相互の信号変換を可能にする。し
たがって、図17に示すように、DS3信号を伝送する非
同期ネットワーク100と、STS1信号単位で伝送を行な
う新同期ネットワーク(SONET)200との間でのアド
/ドロップ(クロスコネクト)をVT1.5信号単位で行な
うことが可能となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のノード101(102)では、SONET2
00へのSTS1信号にDS3信号をマップすることができな
いため、SONET200においてDS3信号をマップしたSTS1
信号単位で信号伝送できず、DS3信号単位でのサービス
を提供することができない。また、既にSONET200に
おいてDS3信号がマップされたSTS1信号を、VT1.5信号単
位で多重/分離(再構築)することもできないため、DS
3信号がマップされたSTS1信号についてはSTS1信号単位
でしかアド/ドロップ(クロスコネクト)等のサービス
を提供できない。なお、以上の説明は、TTC標準のS
DH(Synchronous Digital Hierarchy)伝送方式にお
いても同様である。
【0025】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、新同期ネットワークにおいて、所定の低次群
信号(例えば、DS3信号)単位でのサービスを提供する
とともに、従来、所定の高次群信号(例えば、STS1信
号)単位でしかサポートできなかった既に低次群信号の
マップされた信号についても、マップ済みの低次群信号
よりもさらに低速の低次群信号(例えば、VT1.5信号)
のマップされた信号に再構築して、その低次群信号単位
でのサービスを提供できるようにすることを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の伝送装置(請求項1)は、所定の伝送速
度を有する第1低次群信号による伝送を行なう第1のネ
ットワークと、該第1低次群信号よりも高速の伝送速度
を有する高次群信号単位で信号伝送を行なう第2のネッ
トワークとの間に介装されるものであって、上記の高次
群信号又は第1低次群信号よりも低速の第2低次群信号
単位で、第1のネットワークと第2のネットワークとの
間で伝送される信号のクロスコネクトを行なうクロスコ
ネクト部と、このクロスコネクト部との間において上記
高次群信号単位で信号の伝送を行なうインタフェース部
とをそなえるとともに、このインタフェース部が、以下
の各部をそなえたことを特徴としている。
【0027】(1)入力された第1低次群信号を、その第
1低次群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重さ
れた第2のネットワークへの高次群信号に変換して上記
クロスコネクト部へ出力する第1信号変換部 (2)第2のネットワークから上記のクロスコネクト部を
通じて受信される高次群信号を第1低次群信号に変換す
る第2信号変換部 (3)第1のネットワークからの第1低次群信号と、上記
の第2信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれ
かを上記の第1信号変換部への入力信号として選択的に
出力しうる選択部 上述のごとく構成された伝送装置では、第2のネットワ
ークから受信される高次群信号を第2信号変換部におい
て第1低次群信号に変換した上で上記の第1信号変換部
へ入力することができるので、第1のネットワークから
受信される第1低次群信号および第2のネットワークか
ら受信される高次群信号のいずれについても、共通の第
1信号変換部により、より低速の第2低次群信号が複数
多重された高次群信号に再構築して第2のネットワーク
へ送出することができる。
【0028】なお、上記のインタフェース部は、以下の
各部をそなえて構成してもよい(請求項2)。 (1)入力された第1低次群信号を該第2のネットワーク
への高次群信号に変換して上記クロスコネクト部へ出力
する第3信号変換部 (2)第2のネットワークからの高次群信号を、第1低次
群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重された第
1のネットワークへの第1低次群信号に変換する第4信
号変換部 (3)第1のネットワークからの第1低次群信号と、上記
の第4信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれ
かを第3信号変換部への入力信号として選択的に出力し
うる選択部 上述のごとく構成された本発明の伝送装置では、第2の
ネットワークから受信される高次群信号を第4信号変換
部において第1低次群信号に変換した上で上記の第3信
号変換部へ入力することができるので、第1のネットワ
ークから受信される第1低次群信号および第2のネット
ワークから受信される高次群信号のいずれについても、
共通の第3信号変換部により、第2のネットワークへの
高次群信号に再構築することができる。
【0029】また、上記のインタフェース部は、上述し
た第1〜第4信号変換部と、第1のネットワークからの
第1低次群信号と、上記の第2信号変換部で得られた第
1低次群信号とのいずれかを上記第1信号変換部への入
力信号として選択的に出力しうるとともに、第1のネッ
トワークからの第1低次群信号と、上記の第4信号変換
部で得られた第1低次群信号とのいずれかを上記第3信
号変換部への入力信号として選択的に出力しうる選択部
とをそなえて構成してもよい(請求項3)。
【0030】上述のごとく構成された伝送装置では、第
2のネットワークから受信される高次群信号を第2信号
変換部において第1低次群信号に変換した上で上記の第
1信号変換部へ入力することができるので、第1のネッ
トワークから受信される第1低次群信号および第2のネ
ットワークから受信される高次群信号のいずれについて
も、共通の第1信号変換部により、より低速の第2低次
群信号が複数多重された第2のネットワークへの高次群
信号に再構築することができ、また、第2のネットワー
クから受信される高次群信号を上記第4信号変換部にお
いて第1低次群信号に変換した上で上記の第3信号変換
部へ入力することができるので、第1のネットワークか
ら受信される第1低次群信号および第2のネットワーク
から受信される高次群信号のいずれについても、共通の
第3信号変換部により、第2のネットワークへの高次群
信号に再構築することができる。
【0031】ここで、上述した第2信号変換部は、第2
のネットワークからの高次群信号から第1低次群信号へ
の信号変換の際に、高次群信号についてのアラームを検
出するアラーム検出部をそなえるとともに、上記の第1
信号変換部は、このアラーム検出部にて高次群信号につ
いてのアラームが検出されると、上記の選択部から選択
出力される第1低次群信号の上記高次群信号への信号変
換過程においてその高次群信号に多重すべき第2低次群
信号をアラーム表示状態に設定するアラーム表示設定部
をそなえていてもよい(請求項4)。
【0032】これにより、本実施形態では、上記の選択
部から選択出力され第1低次群信号から高次群信号へ信
号変換(つまり、再構築)されるべき第2のネットワー
クから受信された高次群信号についてアラームが第2信
号変換部において検出されると、第1信号変換部におい
て、再構築のために高次群信号に多重すべき第2低次群
信号を一括してアラーム表示状態に設定することができ
る。
【0033】また、本発明のインタフェース装置(請求
項5)は、所定の伝送速度を有する第1低次群信号によ
る伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次群信
号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で信号
伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装されるも
のであって、下記の各部をそなえて構成されたことを特
徴としている。
【0034】(1)入力された第1低次群信号を、その第
1低次群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重さ
れた第2のネットワークへの高次群信号に変換する第1
信号変換部 (2)第2のネットワークからの高次群信号を第1低次群
信号に変換する第2信号変換部 (3)第1のネットワークからの第1低次群信号と、上記
の第2信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれ
かを上記第1信号変換部への入力信号として選択的に出
力しうる選択部 上述のごとく構成された本発明のインタフェース装置で
は、第2のネットワークから受信される高次群信号を第
2信号変換部において第1低次群信号に変換した上で上
記の第1信号変換部へ入力することができるので、第1
のネットワークから受信される第1低次群信号および第
2のネットワークから受信される高次群信号のいずれに
ついても、共通の第1信号変換部により、より低速の第
2低次群信号が複数多重された高次群信号に再構築して
第2のネットワークへ送出することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
ネットワークの構成を示すブロック図で、この図1に示
すネットワークは、44.736 Mbpsという伝送速度を有す
る(第1)低次群信号(DS3信号)の伝送をサポートす
る第1のネットワークとしての非同期DS3ネットワーク
1(以下、単に「DS3網1」ともいう)と、この非同期D
S3ネットワーク1とは同期しておらず当該DS3網1がサ
ポートする伝送速度よりも高速の伝送速度をもつ高次群
信号(STS1信号)単位での伝送をサポートする第2のネ
ットワークとしての新同期ネットワーク(SONET)2と
を有して構成されている。
【0036】そして、SONET2は、複数のSONET光伝送装
置(ADM;以下、ADMノードという)3〜7がリン
グ状に接続されて成るリングネットワークとして構成さ
れており、ここでは、これらのADMノード3〜7のう
ち、ADMノード3及び4が、それぞれ、DS3網1を収
容して、DS3網1がサポートするDS3信号をDS3信号より
も低速のVT1.5信号(第2低次群信号)の多重されたSTS
1信号に変換してSONET2に、SONET2上を伝送されるVT
1.5信号の多重されたSTS1信号をDS3信号に変換してDS3
網1にそれぞれ相互に乗り入れることができるようにな
っている。
【0037】さらに、ADMノード3には、このような
DS3信号とVT1.5信号の多重されたSTS1信号との間の信号
変換機能に加えて、DS3網1からのDS3信号をDS3信号単
位でSONET2へのSTS1信号に多重する機能や、既にDS3信
号がマップされたSONET2上のSTS1信号をVT1.5信号の多
重されたSTS1信号に信号変換(再構築)してSONET2へ
伝送するための機能も装備されている。
【0038】具体的に、本ADMノード3は、例えば図
2に示すように、上記の各種機能を実現するVTインタフ
ェース部(インタフェース装置)31と、クロスコネク
ト機能を提供するクロスコネクト部32と、SONET2と
ライン接続されSONET2とのインタフェースをとるため
のSONETインタフェース部33とをそなえて構成されて
おり、基本的に、各部31,32,33の間は、STS1信
号単位での装置内通信が行なわれ、クロスコネクト部3
2では、STS1又はVT1.5信号単位でのクロスコネクトが
行なわれるようになっている。
【0039】そして、本実施形態の要部である上記VTイ
ンタフェース部31は、さらに、例えば図3に示すよう
に構成されている。即ち、DS3網1とSONET2との間に介
装された本VTインタフェース部31は、DS3網1→SONET
2方向の伝送系(送信系)として、主に、B/U変換部
11,DS3アラーム検出部13aを有するDS3/DS2分離変
換部13,DS2アラーム検出部14aを有するDS2/DS1分
離変換部14,DS1フォーマット変換用メモリ15,DS1
-AIS挿入部16aを有するDS1/VT1.5マップ部16,VT
1.5マップ部17aとDS3マップ部17bとを有するSTS1
マップ部17をそなえて構成されている。
【0040】また、SONET2→DS3網1方向の伝送系(受
信系)として、主に、STS1ネットワーク用クロック発生
部18,DS3マップ部21a及びVT1.5デマップ部21b
を有するSTS1デマップ部21,VTアラーム検出部22a
を有するVT1.5/DS1デマップ部22,SONETデスタッフ用
メモリ23,DS1-AIS挿入部24aを有するDS1/DS2多重
変換部24,DS2/DS3多重変換部25,DS1クロック発生
部26,DS3ネットワーク用クロック発生部27,U/
B変換部28をそなえて構成されている。
【0041】さらに、これらの各伝送系以外に、セレク
タ(SEL)12及びSONETコンディション通知部19
も設けられている。なお、この図3において、図2に示
すクロスコネクト部32及びSONETインタフェース部3
3の図示は省略している。即ち、実際には、STS1マップ
部17から出力されるSTS1信号は、クロスコネクト部3
2及びSONETインタフェース部33にて必要なクロスコ
ネクト処理及びインタフェース処理を受けたのちにSONE
T2へ送出され、逆に、SONET2から受信されるSTS1信
号は、SONETインタフェース部33及びクロスコネクト
部32にて必要なインタフェース処理及びクロスコネク
ト処理を受けたのちVTインタフェース部31に入力され
る。
【0042】ここで、上記の送信系において、B/U変
換部11は、DS3網1から受信されるDS3信号(装置外バ
イポーラ信号)を装置内ユニポーラ信号に変換するもの
であり、DS3/DS2分離変換部13は、セレクタ12から
入力されるDS3信号を終端し、当該DS3信号をDS2信号に
分離変換するものであり、DS3アラーム検出部13a
は、前記DS3信号終端時に高次群アラーム(DS2信号から
みた場合、DS3アラームがこれにあたる)を検出するため
のもので、このDS3アラーム検出部13aにおいてDS3ア
ラームが検出されると、その旨がSONETコンディション
通知部19に通知されるとともに、DS1-AIS挿入信号と
してDS1/VT1.5マップ部16aのDS1-AIS挿入部16aに
通知されるようになっている。
【0043】また、DS2/DS1分離変換部14は、上記のD
S3/DS2分離変換部13で得られたDS2信号を終端し、当
該DS2信号をDS1信号に分離変換するものであり、DS2ア
ラーム検出部14aは、前記DS2信号終端時に、高次群
アラーム(DS1信号からみた場合、DS2アラームがこれに
あたる)を検出するためのもので、DS3アラームの場合と
同様に、このDS2アラーム検出部14aにおいてDS2アラ
ームが検出されると、その旨がSONETコンディション通
知部19に通知されるとともに、DS1-AIS挿入信号とし
て、DS1-AIS挿入部16aに通知されるようになってい
る。
【0044】さらに、DS1フォーマット変換用メモリ1
5(以下、「変換メモリ15」と略記する)は、DS3信
号をDS1信号に分離変換する間に生じた周波数オフセッ
トを補償するために、データDS2/DS1分離変換部14か
ら入力されるDS1信号を蓄積するもので、STS1ネットワ
ーク用クロック発生部(以下、STS1クロック発生部とも
いう)18で生成されるSONET2のデータ伝送速度に同
期したクロックに同期してその蓄積内容が順次出力され
るようになっている。
【0045】そして、DS1/VT1.5マップ部16は、この
変換メモリ15から読み出されて入力されるDS1信号
を、STS1クロック発生部18で発生したクロックに同期
して、VT1.5信号に多重変換するものであり、DS1-AIS挿
入部(アラーム表示設定部)16aは、この多重変換の
際に、DS1-AIS挿入信号を受信していると、DS2信号に多
重されていたDS1信号中のデータ(DS1データ)を全て
“1”に設定(つまり、DS2信号にDS1データ単位でAIS
を挿入)するものである。
【0046】さらに、STS1マップ部17は、入力信号を
STS1クロック発生部18で発生したクロックに同期して
SONET2へのSTS1信号にマップするもので、ここでは、
上記のDS1/VT1.5マップ部16から入力されるVT1.5信号
についてはVT1.5マップ部17aにて、セレクタ12か
ら後述するように選択されて入力されるDS3信号につい
てはDS3マップ部17bにて、それぞれSTS1信号へのマ
ップが行なわれるようになっている。
【0047】一方、受信系において、STS1デマップ部2
1は、SONET2からSONETインタフェース部33及びクロ
スコネクト部32を通じて受信されるSTS1信号を終端
し、そのSTS1信号にマップされているDS3信号又はVT1.5
信号を終端しデマップするもので、DS3信号がマップさ
れたSTS1信号についてはDS3デマップ部21aにて、VT
1.5信号がマップされたSTS1信号についてはVT1.5デマッ
プ部21bにて、それぞれデマップが行なわれるように
なっている。なお、DS3デマップ部21aにてSTS1信号
からデマップされたDS3信号は、そのままセレクタ12
へ出力される。
【0048】また、STS1アラーム検出部21cは、DS3
信号又はVT1.5信号終端時に、高次群アラーム(DS3信号
又はVT1.5信号からみた場合、いずれもSTS1アラームが
これにあたる)を検出するためのもので、ここでは、こ
のSTS1アラーム検出部21cにおいて、STS1アラームが
検出されるとその旨がSONETコンディション通知部19
に通知されるが、VT1.5信号終端時に検出された場合はD
S1-AIS挿入信号としてDS1/DS2多重変換部24のDS1-AIS
挿入部24aにも通知され、DS3信号終端時に検出され
た場合はDS1-AIS挿入信号としてDS1/VT1.5マップ部16
のDS1-AIS挿入部16aにも通知されるようになってい
る。
【0049】さらに、VT1.5/DS1デマップ部22は、VT
1.5デマップ部21bからの入力VT1.5信号を終端し、DS
1信号に分離変換するものであり、VTアラーム検出部2
2aは、VT1.5信号の終端時に、高次群アラーム(DS1信
号からみた場合、VT1.5アラームがこれにあたる)を検出
するためのもので、このVTアラーム検出部22aにおい
てVT1.5アラームが検出されると、その旨がSONETコンデ
ィション通知部19へ通知されるとともに、DS1/DS2多
重変換部24にDS1-AIS挿入信号として、DS1/DS2多重変
換部24に通知されるようになっている。
【0050】また、SONETデスタッフ用メモリ23(以
下、単に「デスタッフメモリ23」という)は、上記の
VT1.5/DS1デマップ部22からの入力DS1信号に蓄積され
たSTS1信号及びVT1.5信号のデスタッフ時に発生したデ
ータのゆらぎを吸収(周波数オフセットを補償)してDS
1信号の平滑化を行なうために、上記入力DS1信号を蓄積
するものであり、DS1/DS2多重変換部24は、このデス
タッフメモリ23から入力される平滑化後のDS1信号
を、DS3ネットワーク用クロック発生部27(以下、単
に「DS3クロック発生部27」という)で発生されるDS3
網1のデータ速度に同期したクロックに同期して、DS2
信号に多重変換するものである。
【0051】さらに、DS1-AIS挿入部24aは、上記のD
S1信号からDS2信号への多重変換時に、前記のSTS1アラ
ーム検出部21c又はVTアラーム検出部22aからDS1-
AIS挿入信号を受信していた場合に、DS2信号中のDS1信
号のデータを全て“1”に設定(DS1-AISを挿入)する
ものである。また、DS2/DS3多重変換部25は、上記のD
S1/DS2多重変換部24で得られたDS2信号を、DS3クロッ
ク発生部27で発生されるクロックに同期して、DS3信
号に多重変換するものであり、U/B変換部28は、セ
レクタ12から入力されるDS3網1へのDS3信号(装置内
バイポーラ信号)を装置外ユニポーラ信号に変換してDS
3網1へ出力するものである。
【0052】なお、以下において、上記のDS3/DS2分離
変換部13,DS2/DS1分離変換部14,変換メモリ1
5,DS1/VT1.5マップ部16及びSTS1マップ部17(VT
1.5マップ部17a)から成る系を「DS3→VT1.5→STS1
変換部(第1信号変換部)40」、STS1マップ部17に
おけるDS3マップ部17bを「DS3→STS1変換部(第3信
号変換部)50」、STS1デマップ部21におけるDS3デ
マップ部21aを「STS1→DS3変換部(第2信号変換
部)60」、STS1デマップ部21(VT1.5デマップ部2
1b),VT1.5/DS1デマップ部22,デスタッフメモリ
23,DS1/DS2多重変換部24及びDS2/DS3多重変換部2
5から成る系を「STS1→VT1.5→DS3変換部(第4信号変
換部)70」と称することにする〔図4(A)及び図4
(B)参照〕。
【0053】そして、セレクタ12は、DS3網1と上記
の各変換部40〜70との接続関係を切り替えるための
もので、例えば、DS3網1から受信される、DS1信号がマ
ップされたDS3信号と、SONET2から受信される、VT1.5
信号がマップされたSTS1信号との間の相互乗り入れ(分
離/多重変換)を実現する場合には、図4(A)に示す
ように、DS3網1からのDS3信号をDS3→VT1.5→STS1変換
部40へ出力するとともに、STS1→VT1.5→DS3変換部7
0からのDS3信号をU/B変換部28へ出力するように
切り替えられるようになっている(この接続状態を「ラ
イン側接続」という)。
【0054】これに対して、SONET2において既にDS3信
号(又はVT1.5信号)がマップされたSTS1信号をVT1.5信
号(又はDS3信号)がマップされたSTS1信号に再構築す
る場合には、セレクタ12は、図4(B)に示すよう
に、STS1→DS3変換部60によって得られたDS3信号をDS
3→VT1.5→STS1変換部40の入力信号として折り返すと
ともに、STS1→VT1.5→DS3変換部70によって得られた
DS3信号をDS3→STS1変換部50への入力信号として折り
返すように切り替えられる(この接続状態を「ループ側
接続」という)。
【0055】換言すれば、セレクタ12は、図4(A)
の場合、DS3網1からのDS3信号と、STS1→DS3変換部6
0からのDS3信号のうち、前者をDS3→VT1.5→STS1変換
部40へ選択出力するとともに、STS1→DS3変換部60
からのDS3信号と、STS1→VT1.5→DS3変換部70からのD
S3信号とのうち、後者をU/B変換部28へ選択出力す
る一方、図4(B)の場合、DS3網1からのDS3信号と、
STS1→DS3変換部60からのDS3信号のうち、後者をDS3
→VT1.5→STS1変換部40へ選択出力するとともに、DS3
網1からのDS3信号と、STS1→VT1.5→DS3変換部70か
らのDS3信号とのうち、後者をDS3→STS1変換部50へ選
択出力することになる。
【0056】つまり、本セレクタ12は、DS3網1から
のDS3信号と、STS1→DS3変換部60で得られたDS3信号
とのいずれかをDS3→VT1.5→STS1変換部40への入力信
号として選択的に出力しうるとともに、DS3網1からのD
S3信号と、STS1→VT1.5→DS3変換部70で得られたDS3
信号とのいずれかをSTS1→DS3変換部60への入力信号
として選択的に出力しうる選択部としての機能を果たす
ものである。
【0057】これにより、DS3網1から受信されるDS3信
号およびSONET2からDS3信号が既にマップされたSTS1信
号として受信されSTS1→DS3変換部60での信号変換に
より得られたDS3信号のいずれについても、共通のDS3→
VT1.5→STS1変換部40により、VT1.5信号のマップ(複
数多重)されたSONET2へのSTS1信号に再構築すること
が可能となる。
【0058】また、DS3網1からのDS3信号およびSONET
2からVT1.5信号のマップされたSTS1信号として受信さ
れSTS1→VT1.5→DS3変換部70での信号変換により得ら
れたDS3信号のいずれについても、共通のSTS1→DS3変換
部60により、DS3信号のマップされたSONET2へのDS3
信号に再構築することが可能となる。したがって、以上
のような再構築のための別装置を必要とせず、装置規模
を増大させることなく、必要な信号の再構築を実現でき
る。
【0059】なお、SONETコンディション通知部19
は、STS1アラーム,DS3アラーム,DS2アラーム,VTアラ
ームがアラーム検出部21c,13a,14a,22a
にて検出された旨の通知を受けることにより、アラーム
発生の旨を装置内状態監視部(図示省略)経由でSONET
2へ送出してネットワーク管理者に通知するためのもの
である。
【0060】以下、上述のごとく構成された本実施形態
のADMノード3(VTインタフェース部31)の動作に
ついて詳述する。ただし、以下の説明において、クロス
コネクト部32及びSONETインタフェース部33での各
処理についての言及は省略するものとする。 (1)セレクタ12の切り替え動作説明 セレクタ12の切り替え動作は、回線設定時に発生す
る。ここで、セレクタ12の切り替え動作を伴う回線設
定には、2種類の発生原因があり、1つは、ネットワー
ク管理者が回線設定を実行した場合であり、もう1つ
は、伝送ルート上に障害が発生した場合である。
【0061】即ち、セレクタ12は、ネットワーク管理
部(図示省略)が図5に示すフローチャートに従って動
作することで切り替え制御される。例えば、ネットワー
ク管理部は、保守端末等からネットワーク管理者による
回線設定コマンド等が投入された場合(ステップS
1)、あるいは、伝送ルート上に障害(アラーム)が発
生(ステップS2)したことに伴って回線設定変更リク
エストが発生した場合(ステップS3のYesルート)
に、上記のコマンド又はリクエストを基にDS3信号をVT
1.5信号として搭載する必要があるか否かを判断し(ス
テップS4)、必要があれば、さらに、VT1.5信号とし
て搭載するDS3信号は、SONET2のSTS1信号であるか否か
を判断する(ステップS4のYesルートからステップ
S5)。
【0062】その結果、VT1.5信号として搭載するDS3信
号がSONET2のSTS1信号であれば、ネットワーク管理部
は、SONET2上のSTS1信号に既にマップされたDS3信号を
VT1.5信号のマップされたSTS1信号に再構築してSONET2
へ伝送する(戻す)必要がある(これを「サーバモード
(Server mode)」という)と判断し(ステップS5の
YesルートからステップS6)、セレクタ12に対し
てループ側選択制御信号を与えて、セレクタ12を図4
(B)に示す「ループ接続状態」に制御する(ステップ
S7)。
【0063】これに対し、VT1.5信号として搭載するDS3
信号がSONET2のSTS1信号でなければ、ネットワーク管
理部は、DS3網1をSONET2にサポートする「ノンサーバ
モード(Non Server mode)」であると判断し(ステッ
プS5のNoルートからステップS8)、セレクタ12
に対してライン側選択制御信号を与えて、セレクタ12
を図4(A)に示す「ライン接続状態」に制御する(ス
テップS9)。
【0064】なお、アラーム発生に伴う回線設定変更リ
クエストが発生していない場合(ステップS3でNoの
場合)や、DS3信号をVT1.5信号として搭載する必要がな
い場合(ステップS4でNoの場合)は、セレクタ12
の接続状態は現状維持される(ステップS10)。ま
た、アラーム発生に伴う回線設定変更リクエストの発生
要因の具体例については後述する。
【0065】次に、以下では、上記の各モードにおける
ADMノード3(VTインタフェース部31)の動作につ
いて詳述する。 (2)ノンサーバモード時の動作説明 DS3網1をSONET2にサポートするノンサーバモード時
は、上述したように、セレクタ12が図4(A)に示す
ように「ライン接続状態」に制御されるので(図5のス
テップS1,S4のYesルート,ステップS5のNo
ルート,ステップS9参照)、DS3網1から受信したDS3
信号は、B/U変換部11にて、装置外バイポーラ信号
から装置内ユニポーラ信号に変換されたのち、セレクタ
12を通じて、DS3/DS2分離変換部13に出力される。
【0066】DS3/DS2分離変換部13では、セレクタ1
2からの入力DS3信号を終端し、DS3信号のアラーム状態
を調べて、DS3信号に障害(アラーム)が発生している
か否かがDS3アラーム検出部13aにて判断される。DS3
アラームが発生していた場合には、その旨がSONETコン
ディション通知部19へ通知されるとともに、DS1-AIS
挿入信号としてDS1/VT1.5マップ部16のDS1-AIS挿入部
16aに通知される。
【0067】DS3障害が発生していないと判断された場
合には、図6(B)に模式的に示すように、DS3信号か
らDS2信号×7ch(チャンネル)が分離される(例え
ば、図9に示すステップS14のNoルートからステッ
プS15の処理に相当)。さて、このようにして得られ
たDS2信号は、次に、DS2/DS1分離変換部14にて終端さ
れ、DS2アラーム検出部14aにより、DS2信号のアラー
ムが調べられ、DS2信号に障害が発生しているか否かが
判断される。その結果、DS2アラームが発生していた場
合には、この場合も、その旨がSONETコンディション通
知部19へ通知されるとともに、DS1-AIS挿入信号とし
てDS1-AIS挿入部16aに通知される。これに対して、D
S2アラームが発生していないと判断された場合には、図
6(C)に模式的に示すように、DS2信号×7chからD
S1信号×28chが分離される(例えば、図9に示すス
テップS16のNoルートからステップS17の処理に
相当)。
【0068】得られたDS1信号は、変換メモリ15に蓄
積されたのち、DS1/VT1.5マップ部16に出力され、DS1
/VT1.5マップ部16では、DS1信号のアラームを調べ
て、DS1信号に障害が発生しているか否かが判断され
る。DS1アラームが発生していた場合(DS1-AIS挿入信号
がDS1-AIS挿入部16aで受信された場合も含む)に
は、DS1-AIS挿入部16aによって、DS1-AISをVT1.5信
号に多重したVT1.5信号が作成されて、STS1マップ部1
7(VT1.5マップ部17a)に出力される。
【0069】これに対して、DS1アラームが発生してい
ないと判断された場合には、STS1クロック発生部18で
生成されたクロックに同期して、図6(D)に模式的に
示すように、DS1信号×28chがVT1.5信号×28ch
にマップされる(例えば、図9に示すステップS18の
NoルートからステップS21の処理に相当)。さて、
このようにしてDS1/VT1.5マップ部16で得られたVT1.5
信号は、STS1マップ部17に入力され、STS1クロック発
生部17で生成されたクロックに同期して、STS1信号に
多重変換されて、SONET2へ送出される。即ち、STS1マ
ップ部17では、図6(E)に模式的に示すように、VT
1.5信号×28chをSTS1信号に多重する(図9に示す
ステップS22の処理に相当)。
【0070】これに対し、SONET2から受信された、VT
1.5信号の多重されたSTS1信号は、STS1デマップ部21
にて終端され、STS信号のアラームが調べられ、高次群
アラーム(STS1アラーム)がSTS1アラーム検出部21cに
て検出された場合は、その旨がSONETコンディション通
知部19に通知されるとともに、DS1-AIS挿入信号とし
て、DS1/DS2多重変換部24のDS1-AIS挿入部24aに通
知される。アラームが発生していなければ、図7(A)
に模式的に示すように、VT1.5デマップ部21bにて、S
TS1信号からVT1.5信号×7chが分離される。
【0071】さて、上述のごとく得られたVT1.5信号
は、次に、VT1.5/DS1デマップ部22にて終端され、VT
1.5信号のアラームがVTアラーム検出部22aによって
調べられる。VTアラームが発生していれば、その旨がSO
NETコンディション通知部19に通知されるとともに、D
S1-AIS挿入信号としてDS1-AIS挿入部24aに通知され
る。VTアラームが発生していなければ、図7(B)に模
式的に示すように、VT1.5信号からDS1信号×4chが分
離される。
【0072】次に、得られたDS1信号は、デスタッフメ
モリ23に蓄積され、デスタッフメモリ23にて、DS1
クロック発生部26からのクロックに従って読み出され
ることにより、当該DS1信号に蓄積されたSTS1信号及びV
T1.5信号レベルでのスタッフが吸収されて平滑化された
のち、DS1/DS2多重変換部24に出力される。DS1/DS2多
重変換部24では、平滑化後のDS1信号を、DS3クロック
発生部27で生成されたクロックに同期して、DS2信号
に多重変換する。即ち、図7(C)に示すように、DS1
信号×4chが多重されてDS2信号×1chが得られ
る。
【0073】なお、この際、DS1-AIS挿入信号をDS1-AIS
挿入部24aが受信していた場合、DS1-AIS挿入部24
aは、DS2信号中のDS1信号(DS1データ)を全て“1”に
設定(DS1-AISを挿入)する。さて、次に、DS1/DS2多重
変換部24で得られたDS2信号は、DS2/DS3多重変換部2
5にて、DS3信号に多重変換される。即ち、図7(D)
に模式的に示すように、DS2信号×7chが多重される
ことによりDS3信号×1chが得られる。このようにし
て得られたDS3信号は、セレクタ12に出力され、セレ
クタ12では、図4(A)に示すように、この入力DS3
信号を、U/B変換部28へ出力する。U/B変換部2
8は、セレクタ12から入力されたDS3信号(装置内ユ
ニポーラ信号)を装置外バイポーラ信号に変換してDS3
網1へ出力する。
【0074】(3)サーバモード時の動作説明 次に、SONET2上のSTS1信号に既にマップされたDS3信号
をVT1.5信号のマップされたSTS1信号に再構築してSONET
2へ伝送する「サーバモード」時の動作について説明す
る。この場合は、ネットワーク管理者の回線設定によ
り、セレクタ12が図4(B)に示すように「ループ接
続状態」に制御される(図5のステップS1,S4のY
esルート,ステップS5のYesルート,ステップS
7参照)ので、SONET2から受信された、DS3信号のマッ
プされたSTS1信号は、STS1デマップ部21にて終端され
たのち、DS3デマップ部21aにてDS3信号に分離され
る。即ち、図6(A)に模式的に示すように、DS3デー
タ×3chが多重された受信STS3信号中のSTS1信号から
それぞれDS3データが分離されてDS3信号(フレーム)が
得られる。
【0075】この際、STS1アラーム検出部21cにて高
次群アラーム(STS1アラーム)が検出されると、その旨
がSONETコンディション通知部19へ通知されるととも
に、DS1-AIS挿入信号としてDS1/VT1.5マップ部16のDS
1-AIS挿入部16aに通知される。つまり、本実施形態
では、装置内で折り返すべき高次群信号(DS3信号)レ
ベルでアラームが検出されると、DS1/VT1.5マップ部1
6にて、その高次群信号にマップされる、装置内で扱う
信号のうち最も遅い速度であるDS1信号にDS1-AIS信号が
一括挿入されるようになっているのである。これによ
り、回路規模の縮小を図ることができ、消費電力の増大
を抑えることが可能となる。
【0076】さて、次に、DS3デマップ部21aにて得
られたDS3信号は、セレクタ12に入力され、セレクタ
12にて、図4(B)に示すように、DS3→VT1.5→STS1
変換部40(DS3/DS2分離変換部13)へ折り返され
る。以降は、前述した「ノンサーバモード」の場合と同
様に、DS3/DS2分離変換部13→DS2/DS1分離変換部14
→変換メモリ15→DS1/VT1.5マップ部16→STS1マッ
プ部17(VT1.5マップ部17a)を経て、DS3信号から
VT1.5信号のマップされたSTS1信号への信号変換〔図6
(B)〜図6(E)参照〕及び必要なDS1-AIS挿入が行
なわれて、SONET2へ送出される。
【0077】ただし、この信号変換過程において、DS1/
VT1.5マップ部16は、DS3信号,DS2信号でのアラームが
発生した場合のみならず、STS1デマップ部21にて受信
STS1信号をDS3信号に分離した時にSTS1アラームが発生
した場合(DS1-AIS挿入部16aがDS1-AIS挿入信号を受
信した場合)も、DS1-AIS挿入部16aによって、DS2信
号中のDS1データを全て“1”に設定する。
【0078】即ち、例えば図9に示すように、(a)SONET
2から受信されたSTS1信号(ステップS11)について
信号障害(STS1アラーム)が検出された場合(ステップ
S12のYesルート)、(b)STS1信号からデマップさ
れたDS3信号について信号障害(DS3アラーム)が検出さ
れた場合(ステップS12のNoルートからステップS
13,ステップS14のYesルート)、(c)DS3信号か
ら分離されたDS2信号に信号障害(DS2アラーム)が検出
された場合(ステップS14のNoルートからステップ
S15,ステップS16のYesルート)、(d)DS2信号
から分離されたDS1信号に信号障害(DS1アラーム)が検
出された場合(ステップS16のNoルートからステッ
プS17,ステップS18のYesルート)のいずれの
場合も、DS1-AIS挿入信号がDS1-AIS挿入部16aに送信
されて(ステップS19)、DS1-AIS挿入部16aにてV
T1.5信号のDS1データが全て“1”に設定され〔ステッ
プS20;図10(A)〜図10(C)及び図10(D)
の網がけ部参照〕たのち、STS1信号に多重されてSONET
2へ出力される(ステップS22)。
【0079】なお、いずれのレベルのアラームも検出さ
れなかった場合(ステップS12,S14,S16,S
18でいずれもNoの場合)は、アラーム挿入は行なわ
れずに、28チャンネル分のDS1信号が28チャンネル
分のVT1.5信号にマップされたのち(ステップS2
1)、STS1信号に多重されてSONET2へ出力される(ス
テップS22)。
【0080】上記に対し、SONET2からVT1.5信号のマッ
プされたSTS1信号が受信された場合は、前述した「ノン
サーバモード」の場合と同様に、STS1デマップ部21
(VT1.5デマップ部21b)→VT1.5/DS1デマップ部22
→デスタッフメモリ23→DS1/DS2多重変換部24→DS2
/DS3多重変換部25という経路を通って、VT1.5信号の
マップされたSTS1信号からDS3信号への信号変換〔図7
(A)〜図7(D)参照〕及び必要なDS1-AIS挿入が行
なわれる。
【0081】そして、このようにして得られたDS3信号
は、セレクタ12にてSTS1マップ部17(DS3マップ部
17b)へ折り返され〔図4(B)参照〕、DS3マップ
部17bにて、STS1クロック発生部18からのクロック
に同期して、STS1信号にマップされて〔図7(E)参
照〕、SONET2へ送出される。つまり、本実施形態のA
DMノード3(VTインタフェース部31)は、「サーバ
モード」時には、図8に模式的に示すように、DS3信号
のマップされたSTS1信号とVT1.5信号のマップされたSTS
1信号との間の相互の信号変換が可能になるのである。
【0082】以上のように、本実施形態のADMノード
3(VTインタフェース部31)によれば、セレクタ12
により、SONET2から受信されるSTS1信号からSTS1→DS3
変換部60で得られたDS3信号と、DS3網1から受信され
るDS3信号とのいずれか一方をDS3→VT1.5→STS1変換部
40〔図4(A)及び図4(B)参照〕への入力信号と
して選択的に出力するという構成を採ることで、VT1.5
信号の伝送をサポートするSONET2を構成するADMノ
ード3において、DS3信号によるサービスを実施するこ
とができるとともに、従来はSTS1単位でしかサポートで
きなかった既にDS3信号のマップされたSTS1信号をVT1.5
信号のマップされたSTS1信号に再構築することができ
る。
【0083】したがって、DS3網1を運用しながら、SON
ET2にVT1.5単位での多重/分離等の処理を行なえる、V
T1.5信号伝送をサポートするSONET2に乗り込める装置
の要求に答えつつ、さらに、SONET2上のSTS1信号に既
にマップされたDS3信号についても、VT1.5信号単位での
再構築を行ない、VT1.5信号単位でクロスコネクト等の
サービスを一装置でサポートすることが可能となる。
【0084】また、セレクタ12によって、SONET2か
ら受信されるSTS1信号からSTS1→VT1.5→DS3変換部70
で得られたDS3信号と、DS3網1から受信されるDS3信号
とのいずれか一方をDS3→STS1変換部50への入力信号
として選択的に出力することもできるので、VT1.5信号
の伝送をサポートするSONET2を構成するADMノード
3において、DS3信号によるサービスを実施することが
できるとともに、VT1.5信号のマップされたSTS1信号をD
S3信号のマップされたSTS1信号に再構築することができ
る。
【0085】さらに、本実施形態では、装置内の単一の
SONETコンディション通知部19にて、各レベルのアラ
ーム検出が収集されて、まとめてネットワーク管理者に
通知することができるので、ネットワーク管理者の管理
負担を大幅に軽減することができる。 (4)アラーム発生時のプロテクション動作説明 次に、以下では、上述したADMノード3を有するSONE
T2上で障害が発生した場合のプロテクション動作につ
いて説明する。
【0086】(4−1)ADMノード3をゲートノード
として運用する場合(ノンサーバモード時) 図11は、上述したADMノード3をゲートノードとし
て既存のADMノード(例えば、図1に示すADMノー
ド5等)と接続した場合の信号経路を示す図で、この図
11に示すように、ADMノード5にてアド(ADD)
されたDS1信号(1.544 Mbps)は、VT1.5信号がマップさ
れたSTS1信号として、SONET2を太実線8で示すルート
(現用ルート)を通ってADMノード3に伝送される。
【0087】ここで、この場合、ADMノード3は、
「ノンサーバモード」で動作すればよいので、ネットワ
ーク管理者による回線設定により、セレクタ12が「ラ
イン接続状態」に制御されており(図5に示すステップ
S5のNoルートからステップS8,S9参照)、現用
ルート8から受信したVT1.5信号のマップされたSTS1信
号は、前述したようにDS3信号に変換されてDS3網1にド
ロップされる。逆に、DS3網1からのDS3信号は、ADM
ノード3にてVT1.5信号がマップされたSTS1信号に変換
されてSONET2へアドされ、ADMノード5にてDS1信号
としてドロップされる。
【0088】さて、かかる運用状態において、例えば図
12に示すように、SONET2の現用ルート8上に障害が
発生した場合を考える。この場合、ADMノード5にて
アドされたDS1信号は、VT1.5信号がマップされたSTS1信
号として、SONET2上を伝送されるが、障害発生により
現用ルート8が遮断されているので、ADMノード5
は、障害を検出した現用ルート8(破線矢印参照)を予
備ルート9に切り替える(クロスコネクト設定を変更す
る)。これにより、VT1.5信号がマップされたSTS1信号
は、予備ルート9を通じてADMノード3に到達する。
【0089】ここで、この場合も、ADMノード3は、
「ノンサーバモード」で動作すればよいので、ADMノ
ード3のセレクタ12は「ライン接続状態」に制御され
ており、前述したように、VT1.5信号がマップされたSTS
1信号をDS3信号に変換してDS3網1へドロップする。な
お、ADMノード3にてアドされたDS3信号は、上記と
逆の動作により、ADMノード5でDS1信号にてドロッ
プされる。
【0090】(4−2)ADMノードをゲートノードと
して運用する場合(サーバモード時) 図13は、上述したADMノード3をゲートノードとし
て既存のADMノード(例えば、図1に示すADMノード
5等)と接続した場合の信号経路を示す図で、この図1
3に示すようにADMノード5にてアド(ADD)されたD
S1信号(1.544Mbps)は、VT1.5信号がマップされたSTS
1信号として、SONET2を太実線8′で示すルート(現用
ルート)を通ってADMノード3に伝送される。
【0091】ここで、この場合、ADMノード3は、
「サーバモード」で動作する必要があるので、ネットワ
ーク管理者による回線設定により、セレクタ12が「ル
ープ接続」状態に制御されている(図5に示すステップ
S5のYesルートからステップS6,S7参照)。こ
れにより、ADMノード3では、前述したように、受信
したVT1.5信号のマップされたSTS1信号を、DS3信号がマ
ップされたSTS1信号に変換してSONET1′(SONET2とは
別のSONETに相当)にドロップされる。
【0092】逆に、SONET1′からのDS3信号がマップさ
れたSTS1信号は、ADMノード3にてVT1.5信号がマッ
プされたSTS1信号に変換されてSONET2にアドされ、A
DMノード5にてDS1信号としてドロップされる。さ
て、かかる運用状態において、例えば図14に示すよう
に、SONET2の現用ルート8′上に障害が発生した場合
を考える。この場合、ADMノード5にてアドされたDS
1信号は、VT1.5信号がマップされたSTS1信号として、SO
NET2上を伝送されるが、障害発生により現用ルート
8′が遮断されているので、ADMノード5は、障害を
検出した現用ルート8′を予備ルート9′に切り替える
(クロスコネクト設定を変更する)。これにより、VT1.
5信号がマップされたSTS1信号は、予備ルート9′を通
じて、ADMノード3に到達する。
【0093】ここで、この場合、ADMノード3は、
「サーバモード」で動作すればよいので、ADMノード
3のセレクタ12は「ループ接続」状態に制御されてお
り、前述したように、VT1.5信号のマップされたSTS1信
号を、DS3信号がマップされたSTS1信号に変換してSONET
1′にドロップされる。なお、ADMノード3にてアド
されたDS3信号がマップされたSTS1信号は、上記と逆の
動作により、ADMノード5にてDS1信号としてドロッ
プされる。
【0094】(4−3)ADMノード3を中継ノードと
して運用する場合(サーバモード時) 次に、図15は、上述したADMノード3をSONET2上
の中継ノード(他のネットワークを収容しないノード)
として運用した状態の信号経路を示す図で、この図15
において、4′はSONET2とDS3網とを接続する既存のA
DMノード、5はSONET2とDS1網とを接続する既存のA
DMノードをそれぞれ表している。
【0095】そして、通常の運用状態では、ADMノー
ド5にてアドされたDS1信号は、この場合も、VT1.5信号
がマップされたSTS1信号として、SONET2を太実線8b
で示すルート(現用ルート)を通って、本実施形態のA
DMノード3に到達する。この場合、ADMノード3
は、「サーバモード」で動作する必要があるので、ネッ
トワーク管理者による回線設定により、セレクタ12が
「ループ接続状態」に制御されている(図5に示すステ
ップS5のYesルートからステップS6,S7参
照)。これにより、ADMノード3では、前述したよう
に、受信したVT1.5信号のマップされたSTS1信号を、DS3
信号がマップされたSTS1信号に変換してSONET2へ送出
する。このDS3信号がマップされたSTS1信号は、SONET2
上を太実線8bで示すルート(現用ルート)を通って、
ADMノード4′に到達する。
【0096】ADMノード4′では、DS3信号のマップ
されたSTS1信号からDS3信号をデマップしてDS3網へドロ
ップする。DS3信号がADMノード4′にてアドされて
ADMノード3経由でADMノード5にてDS1信号とし
てドロップされる場合は、上記と逆の動作になる。さ
て、かかる運用状態において、例えば図16に示すよう
に、ADMノード3とADMノード4′との間の伝送ラ
イン(現用ルート8b)に障害が発生した場合を考え
る。この場合、ADMノード5にてアドされたDS1信号
は、VT1.5信号がマップされたSTS1信号として、SONET2
上を現用ルート8aを通じて伝送され、ADMノード3
に到達する。
【0097】ADMノード3では、前述したようにVT1.
5信号のマップされたSTS1信号をDS3信号のマップされた
STS1信号に変換して、ADMノード4′に向けて送信し
ようとするが、現用ルート8bが障害により遮断されて
いるので、クロスコネクト部32のクロスコネクト設定
を変更して、伝送ルートを予備ルート8cに切り替え
る。これにより、DS3信号がマップされたSTS1信号は、
予備ルート8c経由でADMノード5に戻る。
【0098】ADMノード5は、DS3信号がマップされ
たSTS1信号を太実線9で示すルート(予備ルート)を通
じて伝送する。これにより、DS3信号がマップされたSTS
1信号は、予備ルート9を通じてADMノード4′に到
達し、ADMノード4′では、受信したDS3信号のマッ
プされたSTS1信号を、DS3信号にてDS3網へドロップす
る。
【0099】(5)その他 上述した実施形態では、第1低次群信号としてDS3信
号、第2低次群信号としてVT1.5信号、高次群信号とし
てSTS1信号の場合を例にして説明したが、本発明は、こ
れに限定されず、第2低次群信号<第1低次群信号<高
次群信号という関係を満足する伝送速度を有する信号で
あれば同様に適用され、上記と同様の作用効果が得られ
る。
【0100】そして、本発明は上記の実施形態に限定さ
れず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。 (6)付記 (付記1) 所定の伝送速度を有する第1低次群信号に
よる伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次群
信号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で信
号伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装される
伝送装置であって、該高次群信号又は該第1低次群信号
よりも低速の第2低次群信号単位で、該第1のネットワ
ークと該第2のネットワークとの間で伝送される信号の
クロスコネクトを行なうクロスコネクト部と、該クロス
コネクト部との間において該高次群信号単位で信号の伝
送を行なうインタフェース部とをそなえるとともに、該
インタフェース部が、入力された第1低次群信号を、該
第1低次群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重
された該第2のネットワークへの高次群信号に変換して
該クロスコネクト部へ出力する第1信号変換部と、該第
2のネットワークから該クロスコネクト部を通じて受信
される高次群信号を第1低次群信号に変換する第2信号
変換部と、該第1のネットワークからの第1低次群信号
と、該第2信号変換部で得られた第1低次群信号とのい
ずれかを該第1信号変換部への入力信号として選択的に
出力しうる選択部とをそなえたことを特徴とする、伝送
装置。
【0101】(付記2) 所定の伝送速度を有する第1
低次群信号による伝送を行なう第1のネットワークと、
該第1低次群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群
信号単位で信号伝送を行なう第2のネットワークとの間
に介装される伝送装置であって、該高次群信号又は該第
1低次群信号よりも低速の第2低次群信号単位で、該第
1のネットワークと該第2のネットワークとの間で伝送
される信号のクロスコネクトを行なうクロスコネクト部
と、該クロスコネクト部との間において該高次群信号単
位で信号の伝送を行なうインタフェース部とをそなえる
とともに、該インタフェース部が、入力された第1低次
群信号を該第2のネットワークへの該高次群信号に変換
して該クロスコネクト部へ出力する第3信号変換部と、
該第2のネットワークからの高次群信号を、該第1低次
群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重された該
第1のネットワークへの第1低次群信号に変換する第4
信号変換部と、該第1のネットワークからの第1低次群
信号と、該第4信号変換部で得られた第1低次群信号と
のいずれかを該第3信号変換部への入力信号として選択
的に出力しうる選択部とをそなえたことを特徴とする、
伝送装置。
【0102】(付記3) 所定の伝送速度を有する第1
低次群信号による伝送を行なう第1のネットワークと、
該第1低次群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群
信号単位で信号伝送を行なう第2のネットワークとの間
に介装される伝送装置であって、該高次群信号又は該第
1低次群信号よりも低速の第2低次群信号単位で、該第
1のネットワークと該第2のネットワークとの間で伝送
される信号のクロスコネクトを行なうクロスコネクト部
と、該クロスコネクト部との間において該高次群信号単
位で信号の伝送を行なうインタフェース部とをそなえる
とともに、該インタフェース部が、入力された第1低次
群信号を、該第1低次群信号よりも低速の第2低次群信
号が複数多重された該第2のネットワークへの高次群信
号に変換して該クロスコネクト部へ出力する第1信号変
換部と、該第2のネットワークから該クロスコネクト部
を通じて受信される高次群信号を第1低次群信号に変換
する第2信号変換部と、入力された第1低次群信号を該
第2のネットワークへの高次群信号に変換してクロスコ
ネクト部へ出力する第3信号変換部と、該第2のネット
ワークから該クロスコネクト部を通じて受信される高次
群信号を、第2低次群信号が複数多重された該第1のネ
ットワークへの第1低次群信号に変換する第4信号変換
部と、該第1のネットワークからの第1低次群信号と、
該第2信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれ
かを該第1信号変換部への入力信号として選択的に出力
しうるとともに、該第1のネットワークからの第1低次
群信号と、該第4信号変換部で得られた第1低次群信号
とのいずれかを該第3信号変換部への入力信号として選
択的に出力しうる選択部とをそなえたこと特徴とする、
伝送装置。
【0103】(付記4) 該第2信号変換部が、該第2
のネットワークからの該高次群信号から該第1低次群信
号への信号変換の際に、該高次群信号についてのアラー
ムを検出するアラーム検出部をそなえるとともに、該第
1信号変換部が、該アラーム検出部にて該高次群信号に
ついてのアラームが検出されると、該選択部から選択出
力される第1低次群信号の該高次群信号への信号変換過
程において該高次群信号に多重すべき第2低次群信号を
アラーム表示状態に設定するアラーム表示設定部をそな
えたことを特徴とする、付記3記載の伝送装置。
【0104】(付記5) 所定の伝送速度を有する第1
低次群信号による伝送を行なう第1のネットワークと、
該第1低次群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群
信号単位で信号伝送を行なう第2のネットワークとの間
に介装されるインタフェース装置であって、入力された
第1低次群信号を、該第1低次群信号よりも低速の第2
低次群信号が複数多重された該第2のネットワークへの
高次群信号に変換する第1信号変換部と、該第2のネッ
トワークからの高次群信号を第1低次群信号に変換する
第2信号変換部と、該第1のネットワークからの第1低
次群信号と、該第2信号変換部で得られた第1低次群信
号とのいずれかを該第1信号変換部への入力信号として
選択的に出力しうる選択部とをそなえたことを特徴とす
る、インタフェース装置。
【0105】(付記6) 所定の伝送速度を有する第1
低次群信号による伝送を行なう第1のネットワークと、
該第1低次群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群
信号単位で信号伝送を行なう第2のネットワークとの間
に介装されるインタフェース装置であって、入力された
第1低次群信号を該第2のネットワークへの該高次群信
号に変換する第3信号変換部と、該第2のネットワーク
からの高次群信号を、該第1低次群信号よりも低速の第
2低次群信号が複数多重された該第1のネットワークへ
の第1低次群信号に変換する第4信号変換部と、該第1
のネットワークからの第1低次群信号と、該第4信号変
換部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該第3信
号変換部への入力信号として選択的に出力しうる選択部
とをそなえたことを特徴とする、インタフェース装置。
【0106】(付記7) 所定の伝送速度を有する第1
低次群信号による伝送を行なう第1のネットワークと、
該第1低次群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群
信号単位で信号伝送を行なう第2のネットワークとの間
に介装されるインタフェース装置であって、入力された
第1低次群信号を、該第1低次群信号よりも低速の第2
低次群信号が複数多重された該第2のネットワークへの
高次群信号に変換する第1信号変換部と、該第2のネッ
トワークからの高次群信号を第1低次群信号に変換する
第2信号変換部と、入力された第1低次群信号を該第2
のネットワークへの高次群信号に変換する第3信号変換
部と、該第2のネットワークからの高次群信号を、第2
低次群信号が複数多重された該第1のネットワークへの
第1低次群信号に変換する第4信号変換部と、該第1の
ネットワークからの第1低次群信号と、該第2信号変換
部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該第1信号
変換部への入力信号として選択的に出力しうるととも
に、該第1のネットワークからの第1低次群信号と、該
第4信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれか
を該第3信号変換部への入力信号として選択的に出力し
うる選択部とをそなえたこと特徴とする、インタフェー
ス装置。
【0107】(付記8) 該第2信号変換部が、該第2
のネットワークからの該高次群信号から該第1低次群信
号への信号変換の際に、該高次群信号についてのアラー
ムを検出するアラーム検出部をそなえるとともに、該第
1信号変換部が、該アラーム検出部にて該高次群信号に
ついてのアラームが検出されると、該選択部から選択出
力される第1低次群信号の該高次群信号への信号変換過
程において該高次群信号に多重すべき第2低次群信号を
アラーム表示状態に設定するアラーム表示設定部をそな
えたことを特徴とする、付記7記載のインタフェース装
置。
【0108】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の伝送装置
及びインタフェース装置によれば、第1のネットワーク
における第1低次群信号の伝送をサポートする第2のネ
ットワークを構成する伝送装置において、第1低次群信
号によるサービスを実施することができるとともに、従
来は所定の高次群信号単位でしかサポートできなかった
既に第1低次群信号のマップされた高次群信号を、より
低速の第2低次群信号の複数多重れた高次群信号に再構
築することができる。
【0109】したがって、第1のネットワークを運用し
ながら、第2のネットワークに第2低次群信号単位での
多重/分離等の処理を行なえる、第2低次群信号伝送を
サポートする第2のネットワークに乗り込める装置の要
求に答えつつ、さらに、第2のネットワーク上の高次群
信号に既にマップされた第1低次群信号についても、第
2低次群信号単位での再構築を行ない、第2低次群信号
単位でクロスコネクト等のサービスを一装置でサポート
することが可能となる。
【0110】また、第2のネットワーク2から受信され
る高次群信号から信号変換により得られた第1低次群信
号と、第1のネットワークから受信される第1低次群信
号のいずれか一方を第2のネットワークへの高次群信号
に選択的に変換して出力することもできるので、第2低
次群信号の複数多重された高次群信号を第1低次群信号
のマップされた高次群信号に再構築することができる。
【0111】さらに、第1のネットワークから受信され
る第1低次群信号および第2のネットワークから受信さ
れる高次群信号のいずれについても、共通の信号変換部
により、第2低次群信号が複数多重された第2のネット
ワークへの高次群信号、あるいは、第1低次群信号がマ
ップされた第2のネットワークへの高次群信号に再構築
できるので、信号再構築のために別装置を必要とせず、
装置規模を増大させることなく、必要な信号の再構築を
実現できる。
【0112】また、再構築すべき第2のネットワークか
ら受信された高次群信号についてアラームが第2信号変
換部において検出されると、再構築により高次群信号に
多重すべき第2低次群信号を一括してアラーム表示状態
に設定することもできるので、回路規模の縮小を図るこ
とができ、消費電力の増大を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るネットワークの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本実施形態のADMの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に示すADMにおけるインタフェース部の
構成を示すブロック図である。
【図4】(A)及び(B)はいずれも図3に示すセレク
タの切り替え動作を説明するための図で、(A)は「ノ
ンサーバモード」時のライン接続状態、(B)は「サー
バモード」時のループ接続状態をそれぞれ示す図であ
る。
【図5】図3に示すセレクタの切り替え動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】(A)〜(E)はいずれも図3に示すインタフ
ェース部における信号フォーマット変換を説明するため
の図である。
【図7】(A)〜(E)はいずれも図3に示すインタフ
ェース部における信号フォーマット変換を説明するため
の図である。
【図8】図2及び図3に示すADMによる信号フォーマ
ット変換を説明するための図である。
【図9】図3に示すインタフェース部におけるアラーム
発生時の信号フォーマット変換を説明するためのフロー
チャートである。
【図10】(A)〜(D)はいずれも図3に示すインタ
フェース部におけるアラーム挿入動作を説明するための
図である。
【図11】図2及び図3に示すADMノードをゲートノ
ード(ノンサーバモード)として用いたネットワーク構
成例を示すブロック図である。
【図12】図11に示すネットワーク構成において障害
が発生した場合のプロテクション動作を説明するための
図である。
【図13】図2及び図3に示すADMをゲートノード
(サーバモード)として用いたネットワーク構成例を示
すブロック図である。
【図14】図13に示すネットワーク構成において障害
が発生した場合のプロテクション動作を説明するための
図である。
【図15】図2及び図3に示すADMを中継ノード(サ
ーバモード)として用いたネットワーク構成例を示すブ
ロック図である。
【図16】図15に示すネットワーク構成において障害
が発生した場合のプロテクション動作を説明するための
図である。
【図17】既存のSONETの一例を示すブロック図であ
る。
【図18】図15に示すSONETを構成するADMのイン
タフェース部の構成例を示すブロック図である。
【図19】(A)及び(B)はいずれも既存のADMに
よる信号フォーマット変換を説明するための図である。
【符号の説明】
1 非同期DS3ネットワーク(第1のネットワーク) 1′ 新同期ネットワーク(SONET) 2 新同期ネットワーク(SONET;第2のネットワー
ク) 3〜7,4′ SONET光伝送装置(ADM) 11 B/U変換部 12 セレクタ(選択部) 13 DS3/DS2分離変換部 13a DS3アラーム検出部 14 DS2/DS1分離変換部 14a DS2アラーム検出部 15 DS1フォーマット変換用メモリ 16 DS1/VT1.5マップ部 16a DS1-AIS挿入部(アラーム表示設定部) 17 STS1マップ部 17a VT1.5マップ部 17b DS3マップ部 18 STS1ネットワーク用クロック発生部 19 SONETコンディション通知部 21 STS1デマップ部 21a DS3マップ部 21b VT1.5デマップ部 22 VT1.5/DS1デマップ部 22a VTアラーム検出部 23 SONETデスタッフ用メモリ 24 DS1/DS2多重変換部 24a DS1-AIS挿入部 25 DS2/DS3多重変換部 26 DS1クロック発生部 27 DS3ネットワーク用クロック発生部 28 U/B変換部 31 VTインタフェース部(インタフェース装置) 32 クロスコネクト部 33 SONETインタフェース部 40 DS3→VT1.5→STS1変換部(第1信号変換部) 50 DS3→STS1変換部(第3信号変換部) 60 STS1→DS3変換部(第2信号変換部) 70 STS1→VT1.5→DS3変換部(第4信号変換部)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA07 AA11 BB08 CC02 DD05 DD06 KK01 KK03 KK12 LL12 MM05 MM12 MM14 NN02 PP02 5K031 AA02 CA08 DB01 DB14 5K033 AA01 CA11 CB02 CB08 DA05 DB01 DB04 DB18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送速度を有する第1低次群信号
    による伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次
    群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で
    信号伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装され
    る伝送装置であって、 該高次群信号又は該第1低次群信号よりも低速の第2低
    次群信号単位で、該第1のネットワークと該第2のネッ
    トワークとの間で伝送される信号のクロスコネクトを行
    なうクロスコネクト部と、 該クロスコネクト部との間において該高次群信号単位で
    信号の伝送を行なうインタフェース部とをそなえるとと
    もに、 該インタフェース部が、 入力された第1低次群信号を、該第1低次群信号よりも
    低速の第2低次群信号が複数多重された該第2のネット
    ワークへの高次群信号に変換して該クロスコネクト部へ
    出力する第1信号変換部と、 該第2のネットワークから該クロスコネクト部を通じて
    受信される高次群信号を第1低次群信号に変換する第2
    信号変換部と、 該第1のネットワークからの第1低次群信号と、該第2
    信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該
    第1信号変換部への入力信号として選択的に出力しうる
    選択部とをそなえたことを特徴とする、伝送装置。
  2. 【請求項2】 所定の伝送速度を有する第1低次群信号
    による伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次
    群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で
    信号伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装され
    る伝送装置であって、 該高次群信号又は該第1低次群信号よりも低速の第2低
    次群信号単位で、該第1のネットワークと該第2のネッ
    トワークとの間で伝送される信号のクロスコネクトを行
    なうクロスコネクト部と、 該クロスコネクト部との間において該高次群信号単位で
    信号の伝送を行なうインタフェース部とをそなえるとと
    もに、 該インタフェース部が、 入力された第1低次群信号を該第2のネットワークへの
    該高次群信号に変換して該クロスコネクト部へ出力する
    第3信号変換部と、 該第2のネットワークからの高次群信号を、該第1低次
    群信号よりも低速の第2低次群信号が複数多重された該
    第1のネットワークへの第1低次群信号に変換する第4
    信号変換部と、 該第1のネットワークからの第1低次群信号と、該第4
    信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該
    第3信号変換部への入力信号として選択的に出力しうる
    選択部とをそなえたことを特徴とする、伝送装置。
  3. 【請求項3】 所定の伝送速度を有する第1低次群信号
    による伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次
    群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で
    信号伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装され
    る伝送装置であって、 該高次群信号又は該第1低次群信号よりも低速の第2低
    次群信号単位で、該第1のネットワークと該第2のネッ
    トワークとの間で伝送される信号のクロスコネクトを行
    なうクロスコネクト部と、 該クロスコネクト部との間において該高次群信号単位で
    信号の伝送を行なうインタフェース部とをそなえるとと
    もに、 該インタフェース部が、 入力された第1低次群信号を、該第1低次群信号よりも
    低速の第2低次群信号が複数多重された該第2のネット
    ワークへの高次群信号に変換して該クロスコネクト部へ
    出力する第1信号変換部と、 該第2のネットワークから該クロスコネクト部を通じて
    受信される高次群信号を第1低次群信号に変換する第2
    信号変換部と、 入力された第1低次群信号を該第2のネットワークへの
    高次群信号に変換してクロスコネクト部へ出力する第3
    信号変換部と、 該第2のネットワークから該クロスコネクト部を通じて
    受信される高次群信号を、第2低次群信号が複数多重さ
    れた該第1のネットワークへの第1低次群信号に変換す
    る第4信号変換部と、 該第1のネットワークからの第1低次群信号と、該第2
    信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該
    第1信号変換部への入力信号として選択的に出力しうる
    とともに、該第1のネットワークからの第1低次群信号
    と、該第4信号変換部で得られた第1低次群信号とのい
    ずれかを該第3信号変換部への入力信号として選択的に
    出力しうる選択部とをそなえたこと特徴とする、伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 該第2信号変換部が、 該第2のネットワークからの該高次群信号から該第1低
    次群信号への信号変換の際に、該高次群信号についての
    アラームを検出するアラーム検出部をそなえるととも
    に、 該第1信号変換部が、 該アラーム検出部にて該高次群信号についてのアラーム
    が検出されると、該選択部から選択出力される第1低次
    群信号の該高次群信号への信号変換過程において該高次
    群信号に多重すべき第2低次群信号をアラーム表示状態
    に設定するアラーム表示設定部をそなえたことを特徴と
    する、請求項3記載の伝送装置。
  5. 【請求項5】 所定の伝送速度を有する第1低次群信号
    による伝送を行なう第1のネットワークと、該第1低次
    群信号よりも高速の伝送速度を有する高次群信号単位で
    信号伝送を行なう第2のネットワークとの間に介装され
    るインタフェース装置であって、 入力された第1低次群信号を、該第1低次群信号よりも
    低速の第2低次群信号が複数多重された該第2のネット
    ワークへの高次群信号に変換する第1信号変換部と、 該第2のネットワークからの高次群信号を第1低次群信
    号に変換する第2信号変換部と、 該第1のネットワークからの第1低次群信号と、該第2
    信号変換部で得られた第1低次群信号とのいずれかを該
    第1信号変換部への入力信号として選択的に出力しうる
    選択部とをそなえたことを特徴とする、インタフェース
    装置。
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