JP2003188779A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JP2003188779A
JP2003188779A JP2001381303A JP2001381303A JP2003188779A JP 2003188779 A JP2003188779 A JP 2003188779A JP 2001381303 A JP2001381303 A JP 2001381303A JP 2001381303 A JP2001381303 A JP 2001381303A JP 2003188779 A JP2003188779 A JP 2003188779A
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JP2001381303A
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English (en)
Inventor
Makoto Nagai
誠 長居
Yasuhiro Ishii
康裕 石井
Keisuke Oda
啓介 小田
Mutsumi Ishii
睦 石井
Morishige Akagi
盛成 赤木
Hideo Hase
英生 長谷
Yasufumi Shimoe
寧文 下江
Kenichi Nishina
健一 仁科
Koji Ogawa
浩司 小川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重配電線搬送通信(MCPLC)を用いた送
受信装置は、ノイズが多い電力線を制御情報の伝送路と
するため、伝送速度が遅く高速応答性が困難であった。
この問題点を解決し、制御情報の伝送遅れ時間が短い送
受信装置を得ることを目的としている。 【解決手段】 制御情報に対応する複数キャリア周波数
の組合せを予めキャリア周波数組合せ記憶部22、35
に記憶しておく。送信側はキャリア周波数組合せ選択器
21でキャリア周波数組合せ記憶部22にアクセスし制
御情報に対応した周波数の組合せを選択し、キャリア信
号を周波数多重化して送信する。受信側はフーリエ変換
回路12から検出した複数のキャリア周波数情報を並列
に取り出し、キャリア周波数組合せ判定部器34でキャ
リア周波数組合せ記憶部35にアクセスしキャリア周波
数の組合せに対応した制御信号を制御信号発生器36か
ら出力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御指令として
複数の周波数の組合せ信号を送信する送信装置及びこの
送信信号を受信し制御信号を出力する受信装置に関し、
特に、配電線を介して指定されたキャリア周波数の組合
せで多重化された信号を送受信する送信装置及び受信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、例えば特開2000−165
304号公報に示された従来の多重配電線搬送通信(M
CPLC)装置の構成図である。図13は、多重配電線
搬送通信装置で伝送する通信フレームの構成図である。
図12において、1は制御指令等の送信データを分割す
るデータ分割器、2は分割された送信データを指定され
た複数のキャリア周波数に応じて変調処理する変調器、
3は変調器2の出力を逆フーリエ変換により重畳する逆
フーリエ変換回路、4はD/A変換器、5は送信アン
プ、6は送信用ローパスフィルタであり電力線結合回路
7(結合用トランス)を通じて電力線(配電線)17に
接続される。8は受信用ローパスフィルタ、9は受信ア
ンプ、10はサンプルホールド回路、11はA/D変換
器、12はデジタル変換された受信データをフーリエ変
換により周波数毎に分離するフーリエ変換回路、13は
復調器、14は復調したデータを分割前のデータ列に復
元するデータ結合器、15は受信データの内容を解読す
る解読器、16は解読器15から制御指令を入力したと
き制御信号を出力する制御信号発生器、17は電力を配
電する電力線である。
【0003】次に従来の多重配電線搬送通信装置におけ
る制御指令の送受信について説明する。制御指令(送信
データの一種類)は、データ分割器1により分割され
る。分割されたデータは、変調器2により指定された複
数の周波数のキャリア信号に変調される。逆フーリエ変
換回路3は変調データを逆フーリエ変換により波形合成
し、図13に示す通信フレーム50を生成する。制御指
令の情報はペイロード(データ)部55に格納される。
この通信フレームをD/A変換器4によりアナログ信号
に変換し送信アンプ5、送信用ローパスフィルタ6、電
力線結合回路7を経て送信する。
【0004】受信側では、受信した信号を電力線結合回
路7、受信用ローパスフィルタ、受信アンプ9、サンプ
ルホールド回路10を経てA/D変換器11によりデジ
タル変換し、フーリエ変換回路12により周波数毎に周
波数軸上に分離された各キャリアデータを検出する。続
いて、復調器13により復調し、データ結合器14によ
り分割された受信データを順番に並べることにより受信
データを得ることができる。この受信データを解読器1
5により解読し、外部接続機器等へ制御信号の送信が必
要なときは、制御信号発生器16に出力指令を与える。
つまり、復調器13は、通信フレームのプリアンブルA
51によりキャリアを検出し、プリアンブルB52及び
同期コード53により復調のためのシンボル同期及びフ
レーム同期処理を行い、解読部15はヘッダ部54およ
びペイロード(データ)部55により受信データを解読
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重配電線搬送
通信(MCPLC)装置は、ノイズが多く通信環境の悪
い電力線17を伝送路として制御情報を多重配電線搬送
通信用の通信フレーム50により伝送するので、伝送速
度が遅く高速応答性を必要とする制御には不適当である
という問題点があった。
【0006】この発明は係る問題点を解決するためにな
されたものであり、制御情報伝達の時間遅れが短く、か
つ通信の耐ノイズ性に優れる送信装置及び受信装置を得
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る送信装置
は、複数の周波数を使用して通信する送信装置におい
て、制御指令とその制御指令に対応した周波数の組合せ
を記憶する記憶部を有し、上記制御指令を送信すると
き、その制御指令に対応する上記周波数の組合せを上記
記憶部から選択し、選択した組合せの周波数の信号を送
信するように構成されたものである。
【0008】また、一の制御指令に対応した周波数の組
合せが複数あるものである。また、一の制御指令に対応
した周波数の組合せは、その組合せ間で同じ周波数を含
まないものである。また、制御指令を送信するとき、複
数の周波数の組合せから第1の組合せの周波数の信号を
送信した後、第2の組合せの周波数の信号を送信するも
のである。
【0009】また、送信データを指定されたキャリア周
波数の組合せで変調する変調部と、変調された送信デー
タを重畳する逆フーリエ変換部と、重畳された送信デー
タをD/A変換するD/A変換器と、D/A変換器の出
力を配電線に注入する配電線結合回路とを備えた送信装
置において、制御指令を送信するとき、その制御指令に
対応する上記キャリア周波数の組合せを選択するキャリ
ア周波数組合せ選択器を有し、上記変調器は、上記キャ
リア周波数組合せ選択器により選択された上記キャリア
周波数の組合せを入力すると、この組合せに対応するキ
ャリア周波数の組合せを出力するものである。また、キ
ャリア周波数組合せ選択器の選択するキャリア周波数の
組合せは、送信データを搬送するキャリア周波数の組合
せとは異なるものである。
【0010】また、この発明に係る受信装置は、複数の
周波数を使用して通信する受信装置において、制御指令
とその制御指令に対応した周波数の組合せを記憶する記
憶部を有し、上記周波数の組合せを受信したとき、この
周波数の組合せにより、制御指令を判別し、制御信号を
出力するように構成されたものである。また、配電線を
介して指定されたキャリア周波数の組合せで多重化され
送信された信号を受信する配電線結合回路と、この受信
信号をデジタル変換A/DするA/D変換器と、A/D
変換された受信データを周波数毎に分離するフーリエ変
換部と、フーリエ変換された受信データを復調する復調
器とを備えた受信装置において、上記キャリア周波数の
組合せ信号を受信したとき、このキャリア周波数の組合
せにより、制御指令を判別するキャリア周波数組合せ判
別器と、この判別器により判別された制御指令に基づい
て、制御信号を発生する制御信号発生器とを備えたもの
である。また、受信信号に同期データが含まれていない
とき、制御指令と判断し、受信データの解読を停止する
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1について説明する。図1はこの発明の実施の
形態1に係る制御指令として複数のキャリア周波数の組
合せを送受信する送信装置及び受信装置を示す構成図、
図2は図1に示す送信装置及び受信装置が送受信する複
数のキャリア周波数の組合せを示す図であり、(a)、
(b)、(c)は夫々制御指令1、2、3に対応するキ
ャリア周波数の組合せを示しており、横軸はキャリア信
号の周波数、縦軸はキャリア信号の強度を示している。
図3は図1に示す送信装置の動作を説明するフローチャ
ート、図4は図1に示す受信装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0012】図1において、20は制御指令を送信信号
40により受信装置30に送信する送信装置であり、図
2に示す5つのキャリア周波数fc1、fc2
c3、f c4、fc5例えばfcn=4.3125k
Hz×Cn(Cn=32,48,64,80,96)の
信号を送信できるように構成されている。21は制御指
令に応じたキャリア周波数の組合せを選択するキャリア
周波数組合せ選択器、22は制御指令とキャリア周波数
の組合せ、例えば図2を参照し制御指令1に対してキャ
リア周波数fc1、fc2、fc5の組合せを予め記憶
させておく記憶部、23はキャリア周波数組合せ選択器
23から入力した組合せの周波数のキャリアを変調する
変調器、24は変調器23により出力された周波数毎の
データをキャリア周波数の小さいほうから順に1の連続
データとして整列させる(広義のパラレル/シリアル変
換とも言える)整列器、25は整列器24からの出力デ
ータから送信信号40を作成し無線により送信する送信
部25である。
【0013】30は送信信号40を受信する受信装置で
あり、図2に示す5つのキャリア周波数fc1
c2、fc3、fc4、fc5の信号を受信できるよ
うに構成されている。31は送信信号40を受信し受信
データを作成する受信部、32は受信データを周波数毎
に分割する分割器、33は分割器32の出力を復調しそ
の強度によりキャリア周波数を検出する復調器、34は
復調器33から出力されたキャリア周波数の組合せに応
じた制御指令を出力するキャリア周波数組合せ判定器、
35はキャリア周波数記憶部22と同じ情報である制御
指令とキャリア周波数の組合せを記憶するキャリア周波
数組合せ記憶部、36は入力した制御指令に対応する制
御信号を出力する制御信号発生器である。
【0014】次に送信装置及び受信装置の動作について
説明する。 (送信)送信装置20のキャリア周波数組合せ選択器2
1が、図示しない演算処理部(MPU)より受信装置3
0宛の制御指令を入力すると(S10)、キャリア周波
数組合せ記憶部22にアクセスし、制御指令に対応する
キャリア周波数の組合せを選択し、その組合せデータを
変調器23に出力する(S12)。変調器23は、組合
せデータに応じたキャリア周波数に変調し、整列器24
によりデータを順に並べ、送信部25で組合せ信号であ
る送信信号40を作成し送信する(S14)。なお、送
信信号40はデジタル信号或いはアナログ信号のいずれ
でも良いが装置を廉価にできることからアナログ信号と
し、アナログ信号を送信する送信装置20が好ましい。
【0015】(受信)受信装置30の受信部31が送信
信号40を受信すると(S20)、分割器32により周
波数毎に分割し、この分割データを復調器33で復調
し、各周波数の強度(電力値に換算した値)を所定の強
度と比較することによってキャリア周波数を検出する。
検出されたキャリア周波数データを入力したキャリア周
波数組合せ判定器34は、キャリア周波数組合せ記憶部
35にアクセスし、入力したキャリア周波数の組合せが
キャリア周波数組合せ記憶部35に記憶されたものと同
じ組合せか否かを判定する(S22)。S22により、
同じ組合せが無いときは、ノイズ信号或いは自己宛の制
御信号ではなかったと判断し、受信待ちとなる。他方、
S22により、同じ組合せがあったときは、その組合せ
に対応する制御指令を出力し(S24)、この制御指令
を入力した制御信号発生器36は外部の負荷機器(被制
御機器)にオン制御、温度制御等の制御信号を出力す
る。
【0016】以上のように、キャリア周波数を組合せた
送信信号40により制御指令(制御情報)を伝達すると
ともに、そのキャリア周波数の強度により信号の有無を
検出するので、送信フレームのペイロード(データ部)
に格納して制御指令を送信する場合に比較し、制御指令
の伝達が速く、かつ信号検出のためのS/N(シグナル
/ノイズ)比が低くてもよく耐ノイズ性に優れる。
【0017】なお、上述の説明では、変調器23からの
周波数データを整列器24により1の連続データに整列
する例について説明したが、送信部25を複数設けてお
き、周波数データを整列することなく並列に送信するも
のであってよく、さらに、送信効率の観点からは多重化
して送信するようにしてもよい。また、送信装置20が
受信装置30の機能を有する送受信装置であってもよ
い。
【0018】実施の形態2.以下この発明の実施の形態
2について説明する。図5はこの発明の実施の形態2に
係る送信装置及び受信装置の制御指令として複数のキャ
リア周波数の組合せを示す表図である。図6は送信装置
の動作を説明するフローチャート、図7は受信装置の動
作を説明するフローチャートである。実施の形態2で
は、図5に示すように、一の制御指令に対し第1及び第
2の二つのキャリア周波数の組合せがあり、第1の組合
せと第2の組合せのキャリア周波数が異なっている。送
信装置20及び受信装置30の構成は実施の形態1と同
様であるのでその説明を省略する。
【0019】次に送信装置及び受信装置の動作について
説明する。 (送信)送信装置20は受信装置30宛の制御指令を入
力すると(S10)、キャリア周波数組合せ記憶部22
にアクセスし、制御指令に対応するキャリア周波数の第
1、第2の組合せを選択し、その組合せデータを変調器
23に出力する(S12)。変調器23は、先ず第1の
組合せデータに応じたキャリア周波数に変調し、整列器
24により連続データに整列させ、送信部25は第1の
組合せ信号である送信信号40を作成して送信する(S
14A)。次いで、同様にして、第2の組合せ信号であ
る送信信号40を送信する(S14B)。
【0020】(受信)受信装置30は、受信部31が送
信信号40を受信すると(S20)、分割器32及び復
調器33により、各周波数の強度(電力値に換算した
値)を所定の強度と比較しキャリア周波数を検出する。
キャリア周波数組合せ判定器34は、キャリア周波数組
合せ記憶部35にアクセスし、このキャリア周波数の組
合せがキャリア周波数組合せ記憶部35に記憶された第
1の組合せのいずれかと同じ組合せか否かを判定する
(S22A)。
【0021】S22Aにより、同じ組合せが無いとき
は、上述と同様にして、キャリア周波数組合せ判定器3
4は、検出したキャリア周波数の組合せが第2の組合せ
のいずれかと同じか組合せか否かを判定する(S22
B)。S22A或いはS22Bにより、同じ組合せがあ
ったときは、その組合せに対応する制御指令を出力し
(S24)、この制御指令を入力した制御信号発生器3
6は外部の負荷機器(被制御機器)にオン制御、温度制
御等の制御信号を出力する。他方、S22Bにより、同
じ組合せが無いときは、ノイズ信号或いは自己宛の制御
信号ではなかったと判断し、受信待ちとなる。
【0022】以上のように、一の制御指令に対しキャリ
ア周波数の組合せの異なる第1及び第2の組合せのキャ
リア周波数を送信するので、確実に制御指令を送信装置
20から受信装置30に伝達することができる。また、
一の制御指令に対する第1及び第2の組合せのキャリア
周波数は異なるので、例えば制御指令02の第1の組合
せfc2、fc4、fc6、第2の組合せfc1、f
c3、fc5であり各組合せ間のキャリア周波数は異な
るので、更に確実に制御指令を送信装置20から受信装
置30に伝達することができ、特に特定の周波数にノイ
ズが発生している場合に効果的である。
【0023】実施の形態3.以下この発明の実施の形態
3について説明する。図8はこの発明の実施の形態3の
受信装置の動作を説明するフローチャートである。その
他の構成は実施の形態1、2と同様であるのでその説明
を省略する。実施の形態2では、S22A或いはS22
Bのいずれかにより、キャリア周波数の組合せが検出さ
れたとき、受信装置30は制御信号を発生する例につい
て説明した。
【0024】実施の形態3では、図8に示すように、S
22C及びS22Dの両方で、キャリア周波数の組合せ
が検出されたとき、制御信号を発生するものである。こ
の場合には更に耐ノイズ性に優れるものとなり、かつ第
1のキャリア周波数の組合せの総数と第2のキャリア周
波数の組合せの総数とを乗じた組合せ数の制御指令を規
定でき、少ないキャリア周波数でも多数の制御指令を伝
達することが可能となる。
【0025】上述の実施の形態1〜3では、通信信号と
してキャリア(搬送波)を例に説明したがこれ以外であ
ってもよい。
【0026】実施の形態4.以下この発明の実施の形態
4について説明する。図9はこの発明の実施の形態4に
係る多重配電線搬送通信(MCPLC)装置の構成図で
ある。図10は図9の多重配電線搬送装置が送受信する
複数のキャリア周波数の組合せを示す図であり、(a)
は通常通信時に使用するキャリア周波数の組合せ、
(b)、(c)、(d)は夫々制御指令1、2、3に対
応するキャリア周波数の組合せを示しており、横軸はキ
ャリア信号の周波数、縦軸はキャリア信号の強度を示し
ている。図11は図9の多重配電線搬送通信装置の受信
動作を説明するフローチャートである。
【0027】説明の便宜上、従来例と同様にして通信フ
レーム50のペイロード(データ)部53に制御情報を
格納して通信することによって制御信号発生器16から
出力される制御信号を通常制御信号と称し、実施の形態
1〜3と同様にしてキャリア周波数の組合せにより出力
される制御信号を高速制御信号と称する。図9におい
て、100は多重配電線搬送通信装置であり、1〜16
は従来例のものと同様、21、22、33、34、35
は実施の形態1〜3のものと同様であるのでその説明を
省略する。
【0028】次に多重配電線搬送通信装置の動作につい
て説明する。まず、高速制御信号を送受信する場合につ
いて説明する。 (送信)図示しない演算処理部(MPU)より、高速で
送信すべき制御指令が入力されると、キャリア周波数組
合せ選択器21は、キャリア周波数組合せ記憶部22に
アクセスし、制御指令に対応するキャリア周波数の組合
せを選択し、その組合せデータを変調器2に出力する。
変調器2は組合せデータに応じたキャリア周波数に変調
し、変調された変調データは逆フーリエ変換回路3によ
り逆フーリエ変換により波形合成される。この出力をD
/A変換器4によりアナログ信号に変換し送信アンプ
5、送信用ローパスフィルタ6、電力線結合回路7を経
て組合せ信号である送信信号を電力線(配電線)17に
注入する。
【0029】(受信)受信側では、送信信号を受信する
と、受信した信号を電力線結合回路7、受信用ローパス
フィルタ8、受信アンプ9、サンプルホールド回路10
を経てA/D変換器11によりデジタル変換し、フーリ
エ変換回路12におけるフーリエ変換により周波数軸上
に分離する。このデータを復調した復調器33は各周波
数の強度(電力値に換算した値)を所定の強度と比較す
ることによってキャリア周波数を検出し(S50)、キ
ャリア周波数の組合せを入力したキャリア周波数組合せ
判定器34は、キャリア周波数組合せ記憶部35にアク
セスし、入力したキャリア周波数の組合せがキャリア周
波数組合せ記憶部35に記憶されたものと同じ組合せか
否かを判定する(S52)。
【0030】S52により、同じ組合せが無いときは、
ノイズ信号或いは自己宛の高速制御信号ではなかったと
判断し、受信待ちとなる。他方、S52により、同じ組
合せがあったときは、その組合せに対応する制御指令を
出力し、この制御指令を入力した制御信号発生器36は
外部の負荷機器(被制御機器)にオン制御、温度制御等
の高速制御信号を出力する(S54)。
【0031】また、送信信号を受信すると、フーリエ変
換された受信データを復調器13により復調し、各周波
数の強度を所定の強度と比較することによってキャリア
周波数を検出する(S30)。S30によりキャリア周
波数を検出したときは、復調器13は同期データの有無
を検出する(S32)。この場合には、高速制御信号の
送信の例であるので、S30によりキャリアは検出され
るが、S32による同期データは検出されず、キャリア
検出待ちの状態となる。
【0032】次いで、通常のデータ又は通常制御信号を
送受信する場合について、従来例で説明した動作と異な
る部分のみ説明する。ここで、通常のデータ又は通常信
号とは、図13に示す形式の通信フレーム50を送受信
する場合である。
【0033】通常のデータ又は通常信号を受信する場
合、多重配電線搬送通信装置100は、S30によりキ
ャリアを検出しS32により同期データを検出すると、
プリアンブルB52及び同期コード53により復調のた
めのシンボル同期及びフレーム同期処理を行い(S3
4、S36)、データ結合器14によりデータを結合
し、結合されたデータを解読器15がペイロード(デー
タ)部55の内容に応じた処理をする(S40)。S4
0による内容が通常制御信号の出力指令であるときは、
制御信号発生器16に通常制御信号を発生させる。な
お、送信する通常のデータ又は通常制御信号を搬送する
キャリア周波数の組合せによっては、S50〜S54に
よる高速制御信号も併せて出力させることが可能であ
る。
【0034】以上のように、受信側でキャリア信号を検
出した時点(S50)で直ちにキャリア周波数の組合せ
に対応して予め指定された制御情報を判別し(S5
2)、高速制御信号を出力する(S54)ので、伝送速
度に関わらず、キャリア検出とほぼ同時に高速制御信号
が出力され、送信フレーム50のペイロード(データ)
部55に格納して制御指令を送信する場合に比較し、制
御指令の伝達が速く、かつ信号検出のためのS/N(シ
グナル/ノイズ)比が低くてもよく耐ノイズ性に優れ
る。即ち、通信フレーム50の先頭部分だけを通信に利
用するため、通信フレーム50の全てを利用する通常の
送受信と併用し、特定の制御情報だけを高速に伝達する
こともできる。
【0035】キャリア周波数の組合せを、通常データを
送信するときと、高速制御指令を送信するときで、S3
0、S32のキャリア、同期データ検出の段階で通常デ
ータであるか否かを判別することができるようになり、
演算処理部(MPU)の演算負荷の点で好ましい。ま
た、復調器13、33の両方で、キャリア検出をする例
について説明したが、キャリア検出を共用するようにし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明に係る送信装置は、複数の周波
数を使用して通信する送信装置において、制御指令とそ
の制御指令に対応した周波数の組合せを記憶する記憶部
を有し、上記制御指令を送信するとき、その制御指令に
対応する上記周波数の組合せを上記記憶部から選択し、
選択した組合せの周波数の信号を送信するように構成さ
れたので、制御情報伝達の時間遅れが短く、かつ通信の
耐ノイズ性に優れる。
【0037】また、一の制御指令に対応した周波数の組
合せが複数あるので、確実に制御情報を伝達できる。
【0038】また、一の制御指令に対応した周波数の組
合せは、その組合せ間で同じ周波数を含まないので、耐
ノイズ性に優れ更に確実に制御情報を伝達できる。
【0039】また、制御指令を送信するとき、複数の周
波数の組合せから第1の組合せの周波数の信号を送信し
た後、第2の組合せの周波数の信号を送信するので、確
実に制御情報を伝達できる。
【0040】また、送信データを指定されたキャリア周
波数の組合せで変調する変調部と、変調された送信デー
タを重畳する逆フーリエ変換部と、重畳された送信デー
タをD/A変換するD/A変換器と、D/A変換器の出
力を配電線に注入する配電線結合回路とを備えた送信装
置において、制御指令を送信するとき、その制御指令に
対応する上記キャリア周波数の組合せを選択するキャリ
ア周波数組合せ選択器を有し、上記変調器は、上記キャ
リア周波数組合せ選択器により選択された上記キャリア
周波数の組合せを入力すると、この組合せに対応するキ
ャリア周波数の組合せを出力するので、制御情報伝達の
時間遅れが短く、かつ通信の耐ノイズ性に優れる。
【0041】また、キャリア周波数組合せ選択器の選択
するキャリア周波数の組合せは、送信データを搬送する
キャリア周波数の組合せとは異なるので、効率的に送信
データを送信できる。
【0042】また、この発明に係る受信装置は、複数の
周波数を使用して通信する受信装置において、制御指令
とその制御指令に対応した周波数の組合せを記憶する記
憶部を有し、上記周波数の組合せを受信したとき、この
周波数の組合せにより、制御指令を判別し、制御信号を
出力するように構成されたので、制御情報伝達の時間遅
れが短く、かつ通信の耐ノイズ性に優れる。
【0043】また、配電線を介して指定されたキャリア
周波数の組合せで多重化され送信された信号を受信する
配電線結合回路と、この受信信号をデジタル変換A/D
するA/D変換器と、A/D変換された受信データを周
波数毎に分離するフーリエ変換部と、フーリエ変換され
た受信データを復調する復調器とを備えた受信装置にお
いて、上記キャリア周波数の組合せ信号を受信したと
き、このキャリア周波数の組合せにより、制御指令を判
別するキャリア周波数組合せ判別器と、この判別器によ
り判別された制御指令に基づいて、制御信号を発生する
制御信号発生器とを備えたので、制御情報伝達の時間遅
れが短く、かつ通信の耐ノイズ性に優れる。
【0044】また、受信信号に同期データが含まれてい
ないとき、制御指令と判断し、受信データの解読を停止
するので、受信データの受信効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る制御指令とし
て複数のキャリア周波数の組合せを送受信する送信装置
及び受信装置を示す構成図である。
【図2】 図2は図1に示す送信装置及び受信装置が送
受信する複数のキャリア周波数の組合せを示す図であ
る。
【図3】 図1に示す送信装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】 図1に示す受信装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る送信装置及び
受信装置の制御指令として複数のキャリア周波数の組合
せを示す表図である。
【図6】 実施の形態2の送信装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】 実施の形態2の受信装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3の受信装置の動作を
説明するフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る多重配電線搬
送通信(MCPLC)装置の構成図である。
【図10】 図9の多重配電線搬送装置が送受信する複
数のキャリア周波数の組合せを示す図である。
【図11】 図9の多重配電線搬送通信装置の受信動作
を説明するフローチャートである。
【図12】 従来の多重配電線搬送通信(MCPLC)
装置の構成図である。
【図13】 多重配電線搬送通信装置で伝送する通信フ
レームの構成図である。
【符号の説明】
1 データ分割器、 2 変調器、 3 逆フーリ
エ変換回路、 4D/A変換器、 5 送信アン
プ、 6 送信用ローパスフィルタ、7 電力線結合
回路、 8 受信用ローパスフィルタ、 9 受信
アンプ、10 サンプルホールド回路、 11 A/
D変換器、 12 フーリエ変換回路、 13 復
調器、 14 データ結合器、 15 受信データ
解読器、 16 制御信号発生器、 17 キャリ
ア周波数組合せ判定器、 20 送信装置、 21
キャリア周波数組合せ選択器、 22 キャリア周
波数組合せ記憶部、 23 変調器、 24 整列
器、 25送信部、 30 受信装置、 31
受信部、 32 分割器、 33復調器、 34
キャリア周波数組合せ判定器、 35 キャリア周
波数組合せ記憶部、 36 制御信号発生器、40
送信信号、 50 送信フレーム、 51 プリア
ンブルA、 52 プリアンブルB、 53 同期
コード、 54 ヘッダ部、 55 ペイロード
部、 100 多重配電線搬送通信装置
フロントページの続き (72)発明者 小田 啓介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石井 睦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 赤木 盛成 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長谷 英生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 下江 寧文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 仁科 健一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小川 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K046 AA03 AA05 BA06 PS03 PS48

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数を使用して通信する送信装
    置において、 制御指令とその制御指令に対応した周波数の組合せを記
    憶する記憶部を有し、 上記制御指令を送信するとき、その制御指令に対応する
    上記周波数の組合せを上記記憶部から選択し、選択した
    組合せの周波数の信号を送信するように構成されたこと
    を特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 一の制御指令に対応した周波数の組合せ
    が複数あることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 一の制御指令に対応した周波数の組合せ
    は、その組合せ間で同じ周波数を含まないことを特徴と
    する請求項2記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 制御指令を送信するとき、複数の周波数
    の組合せから第1の組合せの周波数の信号を送信した
    後、第2の組合せの周波数の信号を送信することを特徴
    とする請求項2記載の送信装置。
  5. 【請求項5】 送信データを指定されたキャリア周波数
    の組合せで変調する変調部と、変調された送信データを
    重畳する逆フーリエ変換部と、重畳された送信データを
    D/A変換するD/A変換器と、D/A変換器の出力を
    配電線に注入する配電線結合回路とを備えた送信装置に
    おいて、 制御指令を送信するとき、その制御指令に対応する上記
    キャリア周波数の組合せを選択するキャリア周波数組合
    せ選択器を有し、 上記変調器は、上記キャリア周波数組合せ選択器により
    選択された上記キャリア周波数の組合せを入力すると、
    この組合せに対応するキャリア周波数の組合せを出力す
    ることを特徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 キャリア周波数組合せ選択器の選択する
    キャリア周波数の組合せは、送信データを搬送するキャ
    リア周波数の組合せとは異なることを特徴とする請求項
    5記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 複数の周波数を使用して通信する受信装
    置において、 制御指令とその制御指令に対応した周波数の組合せを記
    憶する記憶部を有し、 上記周波数の組合せを受信したとき、この周波数の組合
    せにより、制御指令を判別し、制御信号を出力するよう
    に構成されたことを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 配電線を介して指定されたキャリア周波
    数の組合せで多重化され送信された信号を受信する配電
    線結合回路と、この受信信号をデジタル変換A/Dする
    A/D変換器と、A/D変換された受信データを周波数
    毎に分離するフーリエ変換部と、フーリエ変換された受
    信データを復調する復調器とを備えた受信装置におい
    て、 上記キャリア周波数の組合せ信号を受信したとき、この
    キャリア周波数の組合せにより、制御指令を判別するキ
    ャリア周波数組合せ判別器と、 この判別器により判別された制御指令に基づいて、制御
    信号を発生する制御信号発生器とを備えたことを特徴と
    する受信装置。
  9. 【請求項9】 受信信号に同期データが含まれていない
    とき、制御指令と判断し、受信データの解読を停止する
    ことを特徴とする請求項8記載の受信装置。
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