JP2003187164A - 電子決済方法及びシステム - Google Patents

電子決済方法及びシステム

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JP2003187164A
JP2003187164A JP2001389901A JP2001389901A JP2003187164A JP 2003187164 A JP2003187164 A JP 2003187164A JP 2001389901 A JP2001389901 A JP 2001389901A JP 2001389901 A JP2001389901 A JP 2001389901A JP 2003187164 A JP2003187164 A JP 2003187164A
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Kenji Ieshima
健司 家島
Seiji Futaki
誠司 二木
Masahiro Sakashita
正洋 坂下
Yuji Ide
祐二 井出
Masaru Nozaki
賢 野崎
Takeshi Yokota
毅 横田
Ryoji Sato
良治 佐藤
Masao Nishida
政夫 西田
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Hitachi Ltd
Mitsubishi HC Capital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Capital Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/04Payment circuits
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/22Payment schemes or models
    • G06Q20/24Credit schemes, i.e. "pay after"
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/03Credit; Loans; Processing thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の詳細な個人情報を利用して、クレジッ
ト会社、加盟店(加盟サイト)及び顧客のそれぞれが何ら
かのメリットを受けることを可能にする。 【解決手段】 カード所有者の同意に基づいて、個人情
報を加盟店に提供する手段を設ける。また、カード所有
者に対して、情報提供の見返りとしてカード会社または
加盟店から優待サービスを与える手段を設ける。また、
カード会社は、加盟店から情報提供の代価を受ける手段
を設ける。これらの手段により、カード所有者は、サー
ビスの提供を受けることができ、加盟店は、正確な個人
情報の活用が可能となり、カード会社は、加盟店からの
代価を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子決済方法及び
システムに係り、特に、クレジットカード等を使用する
電子決済方法及び電子決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードを使用した電子
的な決済の方法が広く利用されるようになっている。こ
れらの電子的な決済は、消費者であるユーザが所有する
カードを使用して、おおむね次のような手順により行わ
れている。
【0003】始めに、ユーザは、購入する商品と代金と
の情報をクレジットサービス加盟店のレジ等に付属する
カード処理装置に入力する。この入力は、通常、レジを
扱う担当者により行われる。次に、カード処理装置にユ
ーザの所有するカードが差し込まれた後、カード処理装
置は、当該商品を購入可能であるか否か等を、カード処
理装置にネットワークを介して接続されているクレジッ
ト会社のサーバシステムに問い合わせる。そのため、カ
ード内の磁気エリアやメモリ装置内には、ユーザ本人に
関するクレジット情報(クレジット会社の本人管理番号
や、暗証番号)が保存されており、サーバシステムは、
この情報を用いて、このユーザに商品の支払能力がある
か否かを分析し、その結果を応答する。分析の結果、支
払能力が認められれば、ユーザは、サインをする等を行
ってその商品を受け取ることができる。一方、サーバシ
ステムは、ユーザ本人が銀行に持つ決済口座からの代金
の引き落とし等を行うための利用明細データを保存して
おく。
【0004】また、電子商取引を行うネットワーク上の
サイトにおいても、決済にクレジットカードが用いられ
ることが多い。この場合、ユーザは、ネットワーク端末
から氏名やクレジット番号を入力する。入力された情報
は、サイト経由でクレジットカード会社に送信され、決
済が行われれば、商品がユーザの元に届けられる。
【0005】前述したような電子的に行われる決済にお
いて、加盟店や加盟サイトは、顧客へのサービスの向上
を図るため、特定の商品を継続的に購入している顧客
や、特定の店舗を多く利用している顧客を判断し、その
顧客の住所や年収など等考慮してキャンペーンの案内な
どを行うことを望んでいる。そのために、加盟店や加盟
サイトは、独自の顧客情報管理システムを構築して、商
品の販売データを蓄積し、分析することを試みている。
【0006】しかし、レジなどから通常入力できる情報
は、性別や大まかな年齢程度のものであり、店頭で商品
の購入を行う顧客の氏名や住所、年収をその場で把握す
ることが困難である。そこで、加盟店は、顧客を個人と
して特定するために、多くの場合、メンバー特典などを
設け、特定の顧客に対して何らかのサービスを行うこと
の見返りとして、その顧客の個人情報を提供してもらう
という手間をかけている。
【0007】また、電子商取引を行う加盟サイトの場
合、サイトを初めて利用する際に、顧客は、クレジット
番号と併せて氏名や住所、性別等を記入し、ユーザ登録
を行うことが一般的である。
【0008】しかし、前述したような方法を使用したと
しても、家族構成や年収の記入までを求めることは困難
であるし、そもそも記入された情報が正確なものである
かどうかを確かめる手段も限られる。また、個人情報に
変更が生じた場合、顧客が再登録の手間を惜しんで入力
しない場合も多い。
【0009】一方、クレジット会社は、銀行等の金融機
関を通じて顧客の決済を担っているため、顧客の正確な
氏名や住所、さらに、家族構成や職業、年収等の顧客の
詳細な個人情報を把握している。しかし、顧客の同意な
しにそれらの個人情報を加盟店に提供することは許され
ないし、そうする動機もない。このため、加盟店は、極
めて限られた範囲で、かつ、正確さに欠ける顧客情報の
みしか得ることができず、非効率な顧客情報管理を強い
られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】加盟店がクレジットカ
ード会社から顧客の正確な個人情報を入手するために
は、顧客の承諾を得ることが第一であるが、そのために
は顧客にとって魅力的なサービスが見返りとして供与さ
れなければならない。また、クレジット会社としては、
自社が管理する顧客の個人情報を、特定の加盟店に対し
てのみ、契約に基づいて提供するのであるから、それに
相当する代価を加盟店から得られなければならない。
【0011】前述した従来の方法は、顧客、加盟店及び
クレジット会社のそれぞれが、何らかのメリットを受け
ることができるような配慮がなされておらず、顧客の詳
細な個人情報がクレジット会社でしか利用できないもの
である。
【0012】本発明の目的は、顧客の詳細な個人情報を
利用して、クレジット会社、加盟店(加盟サイト)及び顧
客のそれぞれが何らかのメリットを受けることを可能に
した電子決済方法及び電子決済システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、クレジットカード会社のサーバと加盟店のカード処
理装置またはユーザの端末とを通信回線で接続し、クレ
ジットカードを使用して決済を行う電子決済方法におい
て、前記クレジット会社のサーバは、ユーザの個人情報
の加盟店への提供がユーザによって承認されているユー
ザが、前記加盟店でクレジットカードを使用して、前記
カード処理装置による決済を行ったとき、そのユーザの
個人情報を加盟店のカード処理装置に送信し、そのユー
ザに対して、カード会社または当該加盟店が主体となる
優待サービス(購買の割引やイベント案内等)を提供す
ることにより達成される。
【0014】前述において、前記ユーザの個人情報の加
盟店への送信に対して、前記クレジットカード会社は、
前記加盟店から情報提供料を徴収することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子決済方法
及び電子決済システムの実施形態を図面により詳細に説
明する。本発明の実施形態は、加盟店のカード処理装置
が用いられる場合と、加盟電子商取引サイトのサーバが
用いられる場合の2つがあり、まず、クレジット会社、
加盟店(サイト)、顧客が本発明によって得るメリットに
ついて説明する。
【0016】図1は優待の主体がカード会社と加盟店と
のどちらであるかによって、それぞれカード会社、加盟
店、顧客の3者にどのようなメリットがあるかを説明す
る図である。
【0017】顧客の個人情報の加盟店への提供の承諾の
タイミングがカード申込時であった場合、優待を負担す
るのは基本的にカード会社になる。この場合、カード会
社の提供する顧客への優待には、決済の割引とは別に、
専用ラウンジの使用権など特定サービスの供与もあり得
る。カード会社が負担する優待について、顧客のメリッ
トは、全ての加盟店での決済が一律に割引かれること、
あるいは、特定サービスを利用できること、またはその
両方となる。加盟店のメリットは、顧客の了解を逐一得
る必要なしに、購買を行った顧客の個人情報を得ること
ができることであり、カード会社のメリットは、広範囲
の加盟店からの情報利用料収入を期待できることであ
る。
【0018】顧客の個人情報の加盟店への提供の承諾の
タイミングが加盟店の店頭、あるいは、加盟サイトを通
じてであった場合、基本的に加盟店が割引サービスを負
担することになる。この場合、顧客にとっては、自らが
信用できる加盟店のみを選別し、情報の使用を許可する
ことが可能になることが利点である。また、加盟サイト
での購買を行おうとしている顧客にとっては、(電子商
取引サイトの利用には、多くの場合、名前や住所等の登
録が必要であることから)承諾することによって、購買
のための個人情報の入力や変更登録の手間が省けること
もまた利点となる。加盟店(サイト)にとっては、カー
ド会社に対して、カードでの購入を行った全顧客につい
て情報利用料を支払うのではなく、自店を信用し、情報
の提供を承認した顧客との間で、選択的に関係の強化を
図ることができるという選択肢が生じることが利点であ
る。カード会社にとっては、顧客の全決済を優待する場
合に、必ずしもそれらの顧客の個人情報を、多くの加盟
店が利用料を払って受信しようとするとは限らないが、
加盟店が割引を負担するのであれば、自らの負担を軽減
することが可能になるというメリットを得ることができ
る。
【0019】なお、前述したように、個人情報提供の承
諾がカードを申し込む際であった場合、優待の主体はカ
ード会社となり、加盟店の店頭(加盟サイトの利用時)
であった場合、優待の主体は当該加盟店となることが基
本であるが、カード申込の際に、特定の加盟店において
のみ優待されることを望むユーザや、加盟店の店頭にお
いて、全決済の優待や、他の加盟店においてのみの優待
を望むユーザに対しては、そのように処理がなされるこ
とになる。但し、これらは、事例が複雑になることか
ら、以下の実施形態では取り上げないこととする。
【0020】図2はカード会社が優待の主体になる場合
の顧客、加盟店及びクレジット会社を含むシステム構成
とこれらの間での情報及びサービスの流れとを説明する
図であり、次に、クレジット加盟店のカード処理装置が
サービスを媒介する場合の例について説明する。図2に
おいて、201はサーバ、202はクレジット情報サー
ビスプログラム、203はカード会社優待顧客登録プロ
グラム、204は加盟店別優待顧客登録サービスプログ
ラム、205は優待顧客管理サービスプログラム、20
6、215はディスプレイ装置、207、216はプリ
ンタ、208、217はキーボード、209は利用明細
テーブル、210はクレジット口座情報テーブル、21
1は優待顧客管理テーブル、212はカード処理装置、
213は取引実行プログラム、214は優待申請プログ
ラム、218は加盟店(間)システム、219は販売明
細テーブル、220は優待顧客情報テーブル、221は
クレジットカードである。
【0021】クレジット会社は、サーバ201を設置し
ており、サーバ201内には、通常のクレジット決済を
行うためのクレジット情報サービスプログラム202、
クレジット会社が主体となって優待する顧客を登録する
ためのカード会社優待顧客登録プログラム203、加盟
店あるいは加盟サイトからの申請を受けて、特定の顧客
を特定の加盟店における優待顧客として登録するための
加盟店別優待顧客登録サービスプログラム204、登録
された優待顧客について、決済時の割引処理を行う優待
顧客管理サービスプログラム205、全決済を記録する
利用明細テーブル209、全顧客の個人情報を記録する
クレジット口座情報テーブル210、及び優待顧客につ
いて、どの顧客をどのように優待するかを記録する優待
顧客管理テーブル211が存在する。また、サーバ20
1には、ディスプレイ装置206、プリンタ207及び
キーボード208が付随している。
【0022】前述において、サービスプログラムとは、
通常のプログラムとは異なり、他のプログラムからの呼
び出しを受けて動作する特殊なプログラムを意味する。
後述するが、クレジット情報サービスプログラム202
は、加盟店(加盟サイト)側の取引実行プログラムから
の呼び出しによって、また、加盟店別優待顧客登録サー
ビスプログラム204は、加盟店(加盟サイト)側の優
待申請プログラムの呼び出しによって起動される。
【0023】加盟店には、クレジット会社のサーバとネ
ットワークを介して接続されるカード処理装置212が
存在し、その内部には、通信によって決済を行うための
取引実行プログラム213及び優待申請プログラム21
4が存在し、ディスプレイ装置215及びプリンタ21
6及びキーボード217が付随している。また、クレジ
ット会社のサーバから受信した顧客の個人情報は、カー
ド処理装置212を経由して加盟店(間)システム21
8に送信される。加盟店(間)システム218には、全
購買を記録するための販売明細テーブル219及び優待
顧客について記録するための優待顧客情報テーブル22
0が存在する。
【0024】カード顧客であるユーザ226は、クレジ
ットカード221を所有しており、その内部には、その
顧客のクレジット情報222が記録されている。説明し
ている実施形態においては、クレジット情報として、利
用者の氏名223、クレジット番号224及び暗証番号
225が記録されているものとする。カード処理装置に
カードが差し込まれた状態で、キーボードから暗証番号
が入力されると、カード会社のサーバ内でクレジット口
座情報が参照され、正しい暗証番号であれば本人と認証
される。
【0025】次に、図2に示すシステムにおける処理の
流れについて説明する。
【0026】(1)まず、顧客226は、クレジット会
社にカード申込みを行い、その際、顧客がクレジット会
社に対して自らの個人情報の提供を承諾して、クレジッ
トカード221を発行してもらう。これにより、その顧
客は、全ての加盟店でのカード決済を、クレジット会社
によって割引かれることになるが、その見返りにクレジ
ット会社は、その顧客の個人情報を(その顧客がカード
決済を行った)どの加盟店にも流すこともできることに
なる。また、提供される個人情報については、そのレベ
ル(詳細度)に区分があり、比較的レベルの高い個人情
報(住所や年収等)の提供に合意した顧客は、レベルの
低い情報(名前や性別、年齢等)のみを提供する顧客と
比較して、それだけ質の高い優待を受けることができ
る。このステップにおいては、クレジット会社のサーバ
201に内蔵されたカード会社優待顧客登録プログラム
203が動作する(ステップ、)。
【0027】(2)その後、顧客が加盟店での買い物を
行うために、加盟店の店頭にあるカード処理装置212
に備えられるカードリーダにクレジットカード221を
差し込むと、カード内に記録されたクレジット情報22
2がカード会社のサーバ201に送信されて決済が実行
される。このステップにおいては、クレジット情報22
2が、カード処理装置212の取引実行プログラム21
3及びクレジット会社のサーバ201のクレジット情報
サービスプログラム202によって処理され、クレジッ
ト口座情報テーブル210が参照されると同時に利用明
細テーブル209が更新される(ステップ、)。
【0028】(3)クレジット会社のサーバ201は、
その顧客が優待するべき顧客であるか否かを判定し、優
待するべき顧客である場合、その顧客の個人情報をカー
ド処理装置212を経由して加盟店(間)システム21
8に送信する。このステップは、決済の実行に伴って行
われるサブステップであり、優待顧客管理サービスプロ
グラム205が動作し、優待顧客管理テーブル211が
参照されて行われる。また、加盟店(間)システム21
8が動作し、販売明細テーブル219及び優待顧客情報
テーブル220の更新が実行される(ステップ)。
【0029】(4)その後、加盟店は、顧客に商品を渡
す。このとき、一部の加盟店は、自らが主体となって、
その顧客に対してその購買に対する優待として、加盟店
による割引サービスを行うこともできる。但し、このケ
ースは、顧客がカードを作る際、クレジット会社との間
で、比較的レベルの低い個人情報の提供にしか同意しな
かった(すなわち、クレジット会社にレベルの低い割引
サービスのみを申請した)ため、加盟店が本来レベルの
低い情報の受信しかできない状況において、その顧客が
その加盟店での購買について、より高レベルな割引を受
けたいと思い、その加盟店に対して、高レベルな個人情
報の提供を申し出た場合に限られる。この場合、その顧
客の購買に対して、クレジット会社からその加盟店に対
して高レベルな個人情報が送信される。その見返りとし
て、加盟店は、顧客に対する(全割引のうち、高レベル
な分の)割引を負担することになる(ステップ、) (5)加盟店は、受信した個人情報に応じてクレジット
会社に利用料を支払う。この利用料は、受信した個人情
報の数や、それぞれのレベルの高さに応じて定められる
(ステップ)。
【0030】(6)クレジット会社は、その顧客に対し
て、決済金額を優待する。クレジット決済は、一般的
に、顧客が金融機関に有する口座から月に一度引き落と
されるが、この金額を一定の割合で割引くものである
(ステップ)。
【0031】(8)クレジット会社は、その顧客に対し
て、店頭での購買行動とは無関係に、割引以外のサービ
ス、例えば、イベント招待、空港ラウンジ使用権等を与
えることができる(ステップEx)。
【0032】図3は加盟店が主体となって特定の顧客を
優待し、その顧客の個人情報をクレジット会社から得る
場合の顧客、加盟店及びクレジット会社を含むシステム
構成とこれらの間での情報及びサービスの流れとを説明
する図であり、次に、これについて説明する。図3にお
ける図の符号は図2の場合と同一であり、システム構成
も図2の場合と同一である。
【0033】図3に示す例での処理の図2との違いは、
既に、クレジット会社からのサービスを受けない状態で
発行されたクレジットカードを持つ顧客が、加盟店の店
頭で、当該加盟店に対して優待申込及び個人情報提供の
承諾を行う(ステップ、)という点、図示していな
いが、個人情報提供の承諾を受けて、カード処理装置2
12からサーバ201に個人情報提供の承諾を受けた旨
を通知するという点、及び、クレジット会社からは、そ
の顧客に対して、イベント招待、空港ラウンジ使用権等
のサービスが与えられないという点である。
【0034】この図3に示す例は、顧客が特定の加盟店
での購買についてのみ割引のサービスを受けることを望
み、その加盟店の店頭を通じて、特定のレベルの個人情
報の提供を承諾した場合の例である。加盟店は、レベル
の高さに応じた割引サービスを提供すると同時に、クレ
ジット会社への情報利用料を負担することになるが、自
らが割引の主体となっていることから、クレジット会社
が割引主体である場合と比較して、個人情報の利用料を
安くすることができる。
【0035】前述した情報利用料の加盟店からクレジッ
ト会社への支払いの方法は、加盟店とクレジット会社と
の契約により各種の方法を用いることができるが、例え
ば、個人情報を提供する顧客の数に応じて、また、情報
のレベルをも勘案して、月毎に一定額を支払う、個人情
報を提供する顧客の利用回数の総計により月毎に支払う
等の方法であってよい。また、個人情報の提供は、顧客
の利用の都度行ってよく、その場合、情報の内容に変更
がなければ、前回と同一というだけの情報であってもよ
い。
【0036】図4はクレジット会社のサーバが利用する
利用明細テーブルの構成例を示す図、図5はクレジット
会社のサーバが利用するクレジット口座情報テーブルの
構成例を示す図であり、次に、これらのテーブルについ
て説明する。
【0037】図4に示す利用明細テーブル209は、処
理番号401、利用日時402、クレジット番号40
3、商品名404、決済金額405、割引金額406、
加盟店名407の各項目を有するレコードが格納される
ように構成されている。そして、図示テーブルのデータ
例として、5つのレコードが表わされている。例えば、
処理番号9998のレコード408は、クレジット番号
670188013のカードを所有する顧客が2000
年12月31日の16時30分に加盟店Aデパートにお
いてP社製のスーツをカードで購入し、カード会社が3
00円の割引を行った結果、29700円が決済された
という内容を示している。同様に、処理番号9999の
レコード409は、クレジット番号123498765
のカードを所有する顧客が、2001年1月1日の0時
1分に加盟店コンビニAでS社製ゲーム機本体を購入
し、割引は行われず、19800円が決済されたという
内容を示している。
【0038】前述のようにして決済された金額は、すで
に説明したように、顧客が銀行などに保有する口座か
ら、多くの場合月に一度の一括処理による引落しや振込
みが行われることになる。
【0039】図5に示すクレジット口座情報テーブル2
10は、クレジット番号501、パスワード502、氏
名503、生年月日504、性別505、住所506、
与信残高507、年収508、配偶者の有無509、職
業510、職種511の各項目を有するレコードが格納
されるように構成されている。そして、図示テーブルの
データ例として、4つのレコードが表わされており、例
えば、クレジット番号123498765のレコード5
12は、本人認証のためのパスワードが1234であ
り、顧客の氏名がHITACHI HANAKOであ
り、その生年月日が1950年1月1日であり、女性
で、東京都大田区田園調布に住んでいることが記述され
ている。また、年収は5000万円あり、独身で不動産
会社を経営しており、カード会社は当該顧客にあと50
0万円まで決済を許している(与信残高フィールド:こ
の数字はカード決済を行うたびにその分減じていく)こ
とも記述されている。
【0040】処理フローを示していないが、次に、クレ
ジット会社が優待顧客を登録する際の処理について説明
する。この処理は、クレジット会社のサーバ内に存在す
るカード会社優待顧客登録プログラム203により行わ
れ、このプログラムが、カード会社が主体となって優待
する顧客をサーバ内の優待顧客管理テーブル211に登
録する処理である。
【0041】顧客は、クレジットカードを作成する際
に、個人情報の提供を承諾し、署名した書面をクレジッ
ト会社に送る。これを受けて、カード会社の担当者は、
その顧客のクレジット番号及び優待レベルをサーバのキ
ーボードから入力することにより、カード会社優待顧客
登録プログラム203を起動し、優待顧客管理テーブル
211にレコードを作成して処理を終了する。
【0042】前述において、クレジット会社は、顧客の
情報提供の承諾に際して、顧客が購買を行っていない加
盟店に対して情報が流されることがないこと、及び、加
盟店が受信した情報が他の加盟店や個人に流されること
がないことを誓約しなければならず、顧客とカード会社
とで交わされる書面は、この内容を盛り込んだものとな
る。また、クレジット会社と、個人情報の受信を希望す
る全加盟店とは、サービス開始以前に、この内容につい
て書面を取り交わしている必要がある。
【0043】図6は加盟店別の優待顧客を登録する処理
を説明するフローチャート、クレジット会社が持つ優待
顧客管理テーブルの構成例、及び、加盟店(間)システ
ム内の優待顧客情報テーブルの構成例を説明する図であ
り、次に、図6について説明する。
【0044】図6(b)に示すテーブルは、クレジット
会社が持つ優待顧客管理テーブル211のデータ例を示
したものである。このテーブルは、クレジット番号61
3、割引主体614、優待レベル615、クレジットカ
ード会社の優待割合616、情報利用加盟店名617の
各項目を持つ複数のレコードが格納されて構成されてい
る。この例では、加盟店に送信される個人情報には低レ
ベルBと高レベルEとの2段階のレベルが存在するもの
とする。そして、レベルBの個人情報は、クレジット口
座情報テーブルのフィールドのうち氏名、生年月日、性
別及び住所の4つからなっており、レベルEの個人情報
は、これら4つの情報に与信残高、年収、配偶者有無、
職業及び職種の5つが加わったものとする。レベルBの
見返りとしての優待は、決済を1パーセント割引くもの
とし、レベルEについては5パーセントが割引くものと
する。この割合は、割引く主体がカード会社であっても
各加盟店であっても共通とする。
【0045】この図6(b)に示すテーブルの例より、
例えば、クレジット番号123498765の顧客は、
コンビニAが申請した優待顧客であり、優待レベルがB
である(コンビニAは当該顧客の購買を全て1パーセン
ト割引く)こと、及び、カード会社は割引の主体となっ
ておらず、コンビニA以外での決済は割引かれないこと
が分かる。また、その顧客(レベルB)の個人情報を受
信し、利用する加盟店としては、当然ながらコンビニA
が指定されている。同様に、クレジット番号67018
8013の顧客は、カード会社が主体となってレベルB
の割引を行うこと、670188015の顧客は同じく
レベルEの割引を行うこと、これら2人の顧客の個人情
報は、コンビニAやAデパート、K書店など多くの(受
信を希望した全ての)加盟店で受信して利用されるこ
と、670188017の顧客は、クレジット会社が主
体となってレベルBの割引を行う(多くの加盟店が個人
情報を受信する)と共に、購買がコンビニAで行われた
場合、コンビニAが主体となってレベルEの割引を行
い、コンビニAのみが与信残高や職業など高レベルの個
人情報を得ることが示されている。
【0046】また、図6(c)に示すテーブルは、加盟
点の優待顧客情報テーブル220のデータ例を示したも
のであり、ここでは、加盟店であるコンビニAの店舗間
システムに備えられる例として示している。このテーブ
ルは、クレジット番号623、優待レベル624、当店
優待割合625、氏名626、生年月日627、性別6
28、住所629、与信残高630、年収631、配偶
者の有無632、職業633、職種634、累計受取額
635、累計優待額636の各項目を持つ複数のレコー
ドが格納されて構成されている。この例では、主に、顧
客のクレジット番号及び優待レベル、レベルから導かれ
る当該加盟店の優待割合、クレジット会社から受信した
個人情報、及び、過去に当該加盟店がいくらの優待を実
施し、その結果顧客からいくらを受け取ってきたかが保
存されている。例えば、クレジット番号1234987
65の顧客については、1パーセントの割引に基づいて
これまで1000円を割引し、今までに、総額9900
0円を受け取っていること、及び、レベルBの4項目の
個人情報が記述されている。また、クレジット番号67
0188015の顧客については、レベルEであるが、
これはクレジット会社が割引主体であるため、これまで
コンビニAとしては割引を行わず、総額40万円を受け
取っていること、及び、レベルBの4項目に加えてレベ
ルEの5項目の個人情報が記録されている。また、クレ
ジット番号670188017の顧客については、4パ
ーセント(レベルE−レベルB)の割引によって、今ま
でに、4万円を割引いてきていること、そしてレベルB
とレベルEとの両レベルの個人情報が記録されている。
【0047】図6(a)は加盟店が優待顧客を登録する
処理を説明するフローチャートであり、左側部は、サー
バ201の加盟店別優待顧客登録サービスプログラム2
04の処理フロー、中央部は、加盟店のカード処理装置
内に存在する優待申請プログラム214の処理フロー、
右側部は、顧客の行動を示す図であり、次に、加盟店が
優待顧客を登録する処理について説明する。
【0048】(1)加盟店の店頭において、その加盟店
への個人情報の提供を承諾した顧客がいた場合、その顧
客のカードがカード処理装置212に差し込まれている
状態で、加盟店の担当者が優待レベルを入力する。これ
により、加盟店の優待申請プログラム214は、その顧
客のクレジット番号及び優待レベルをサーバの加盟店優
待顧客登録サービスプログラム204に送信する(ステ
ップ610、605)。
【0049】(2)カード会社が割引の主体となる場合
と同様に、加盟店は、いかなる形であっても個人情報を
外部に漏らさないことを誓約する必要があり、顧客は、
この誓約に基づいて、確かに個人情報の提供を承諾した
という証拠を残さなければならない。そこで、ここで説
明している例では、加盟店別優待顧客登録サービスプロ
グラム204の処理によって、この誓約を盛り込んだ確
認メッセージが出力されると共に、暗証番号の入力が求
められる(ステップ601、606)。
【0050】(3)暗証番号は、前述で説明したよう
に、顧客のクレジット情報の1つであり、カード内及び
クレジット会社のサーバのクレジット口座情報テーブル
に保存されている。カード処理装置212に届けられた
メッセージを読んだ顧客は、キーボード217を用い
て、他人にのぞかれないように、暗証番号を入力する
(ステップ611)。
【0051】(4)加盟店優待顧客登録サービスプログ
ラム204は、カード処理装置212を介して送信され
てきた暗証番号を受け取ると、その暗証番号を確認し、
クレジット口座情報210の情報に基づいて本人認証を
行い、認証されたら、優待顧客管理テーブル211にそ
の顧客のレコードを作成し、割引主体加盟店614、優
待レベル615及びカード会社の優待割合616を定め
る。但し、加盟店からの申請を処理する場合、カード会
社の優待割合は必然的に0.0となる(ステップ60
7、602〜604)。
【0052】(5)次に、加盟店優待顧客登録サービス
プログラム204は、加盟店に対して処理完了通知を行
い、これを2部プリントアウトすること、及び、それら
に担当者が署名し、顧客にも署名を求め、両者で1部ず
つを保持することを求める(ステップ608、61
2)。
【0053】(6)両者が契約書を取り交わした前述の
段階で契約成立とみなされ、直後の購買から顧客に対す
る優待が開始される。また、加盟店は、その顧客の個人
情報を受信し、これを用いて優待顧客情報テーブル22
0にレコードを追加する(ステップ609)。
【0054】図7は加盟店における決済と割引の処理を
説明するフローチャート、及び、加盟店が持つ販売明細
テーブルの構成例を説明する図であり、次に、図7につ
いて説明する。
【0055】図7(b)に示すテーブルは、加盟店とし
てのコンビニAが持つ販売明細テーブルのデータ例を示
すテーブルであり、このテーブルは、処理番号716、
日時717、店舗名718、決済方法719、商品名7
20、受取金額721、当店割引金額722、クレジッ
ト番号723、性別724、年齢725の各項目を持つ
複数のレコードが格納されて構成されている。
【0056】販売明細テーブルについて、例えば、処理
番号999のレコード726からは、2001年の1月
1日の0時1分に、横浜駅前店において、現金でA社製
カップめんを買い、100円を払った顧客がいたことが
判る。また、レジ担当者がその際に入力したデータとし
て、60歳台の男性であったことが記録されている(前
述のように、これらは正確さに欠けるデータである)。
また、処理番号1000のレコード727からは、同じ
日時に田園調布駅前店で、クレジット番号123498
765のカードを用いてS社製ゲーム機本体を購入し、
コンビニAが20000円の購入代金のうち200円、
すなわち1パーセントを優待した顧客がいたことが読み
取れる。また、このレコードには、51歳の女性として
記録されているが、これは決済の直後に、クレジット会
社のサーバから送信されてくる個人情報を用いて記録さ
れたものである。
【0057】同様に、処理番号1001のレコード72
8は、同日の0時2分に、銀座一丁目店で、クレジット
番号670188015のカードを持つ顧客(25歳の
男性)が200000円のハワイパック旅行を購入し、
加盟店は割引を行わなかった(この例の場合、クレジッ
ト会社による割引が行われている)ことを示している。
また、処理番号1002のレコード729は、同日の0
時3分に、クレジット番号670188017のカード
を持つ顧客(20歳の男性)が新川崎ツインタワー内店
において葉巻2箱を購入し、代金1000円のうち4パ
ーセント(レベルE−レベルB)の40円を加盟店が優
待したことを示している。
【0058】さらに、処理番号1003のレコード73
0は、レコード729と同じ顧客が同じ加盟店でパイプ
を購入し、代金1000円のうち4パーセントが加盟店
によって優待されていることを示しているが、決済は現
金で行われている。これは、顧客が割引と現金決済の両
方を望んだ場合に生じるケースである。
【0059】図7(a)は加盟店がコンビニAであると
して決済及び割引を行う処理を説明するフローチャート
であり、左側部は、サーバ201の優待顧客管理サービ
スプログラム205の処理フロー、中央部は、サーバの
クレジット情報サービスプログラム202の処理フロ
ー、右側部は、加盟店の取引実行プログラム213の処
理フローであり、次に、加盟店における決済及び割引の
処理について説明する。
【0060】(1)顧客が商品とカードとを持ってレジ
へ行くと、加盟店の担当者は、商品(コード)及び(割
引前の)代金を入力して、カードを処理装置に差込む。
これによって、取引実行プログラム213が起動し、入
力された商品、料金及び差込まれたカードのクレジット
番号が、カード会社のサーバ201のクレジット情報サ
ービスプログラム202に送信される(ステップ71
3)。
【0061】(2)クレジット情報サービスプログラム
202は、受信したクレジット番号を有するレコード
を、クレジット口座情報テーブル210から抽出し、与
信残高に余裕があるか否かを確認する。この確認で与信
残高に余裕がない等の場合、終了指令を取引実行プログ
ラムに送って処理を終了する。そして、与信残高に余裕
があることが確認されると、優待顧客管理サービスプロ
グラム205を実行する(ステップ705〜708)。
【0062】(3)優待顧客管理サービスプログラム2
05は、当該顧客が優待顧客であるか否かを、優待顧客
管理テーブル211を参照することにより判定する。す
なわち、優待顧客管理サービスプログラム205は、そ
の顧客について、クレジット会社が割引主体であって、
その加盟店が情報利用加盟店として指定されているレコ
ードが存在した場合、その割引額を計算し、クレジット
情報サービスプログラム202に送信し、また、そのよ
うなレコードが存在しなかった場合は、割引額をゼロと
してクレジット情報サービスプログラム202に送信し
て処理を終了する(ステップ701〜704)。
【0063】(4)クレジット情報サービスプログラム
202は、優待顧客管理サービスプログラム205から
クレジット会社が割引くべき金額を受け取った後に、割
引額を引いた決済金額を、与信残高から減じて保存する
処理を行う。また、利用明細テーブル209にレコード
を追加し、決済完了通知及び当該顧客が(クレジット会
社主体、もしくは当該加盟店主体の)優待顧客であった
場合にはその(レベルに応じた)個人情報を、送信元加
盟店もしくは加盟サイトの取引実行プログラムに送信し
て処理を終了する(ステップ709〜712)。
【0064】(5)個人情報を受け取った取引実行プロ
グラム213は、受け取った情報を加盟店(間)システ
ム218に送信して処理を終了する。加盟店(間)シス
テム218は、受け取った情報によって優待顧客情報テ
ーブル220を更新し、また、販売明細テーブル219
にレコードを追加する(ステップ714、715)。
【0065】なお、優待顧客が現金決済を希望したレコ
ード730の場合、加盟店の担当者が、カードが差し込
まれた状態で、決済金額をゼロとして送信する。利用明
細テーブル209は、金額ゼロとして通常どおりの更新
がなされ(図4のレコード412)、その顧客の個人情
報が加盟店に送信される。
【0066】前述までに説明した例は、クレジットサー
ビス加盟店のカード処理装置を媒介としてサービスが行
われるとして説明したが、次に、クレジットサービス加
盟電子商取引サイトのサーバがサービスを媒介する場合
の例について説明する。
【0067】図8はクレジットサービス加盟電子商取引
サイトのサーバがサービスを媒介する本発明の他の実施
形態のシステム構成を示すブロック図である。図8にお
いて、801は加盟サイトのサーバ、802はネットワ
ーク端末、803はブラウザ、804はディスプレイ装
置、805はキーボードであり、他の符号は図2の場合
と同一である。
【0068】図8に示すシステムにおいて、クレジット
会社のサーバは、図2により説明した場合と同一に構成
されている。そして、加盟サイトのサーバ801は、図
2に示したカード処理装置212と同様に取引実行プロ
グラム213と優待申請プログラム214とを内蔵して
おり、加盟店(間)システム218の販売明細テーブル
219及び優待顧客情報テーブル220と接続されてい
る。一方、ユーザは、自分が所有するネットワーク端末
802に内蔵されたブラウザ803を通じてサイトに接
続し、ディスプレイ装置804及びキーボード805を
操作して購買を行う。
【0069】図9は図8のシステムにおいて、加盟サイ
トのサーバを通じて加盟店別の優待申請を行う場合の処
理動作を説明するフローチャートであり、次にこれにつ
いて説明する。
【0070】この処理フローにおいて、カード処理装置
を通じて処理を行う場合と異なり、クレジット番号及び
優待レベルは、顧客が(サイトの画面を見ながら)キー
ボード805から入力することにより、サイトを経由し
てクレジット会社のサーバに送信される(ステップ91
0)。そして、カード処理装置を通じた場合と同様に、
顧客に対して暗証番号が求められ、顧客がキーボード8
05から暗証番号を入力する(ステップ911)。暗証
番号が正しいものであれば処理を完了し、顧客に対して
確認メッセージが示され、以後の決済が優待されるこ
と、及び、証拠として残される(加盟サイトの担当者の
署名が入った)書面の契約書について、顧客の元に送付
される期日が伝えられて、ここでの処理を終了する(ス
テップ912)。
【0071】前述では、ネットワーク端末802での処
理についてだけ説明したが、クレジット会社のサーバの
処理は、図6(a)におけるクレジット会社のサーバの
処理と同一である。また、決済実行時のクレジット会社
のサーバ及びサイトのサーバの処理は、図7(a)によ
り説明したともの同一である。
【0072】前述した本発明の実施形態におけるクレジ
ット会社のサーバ及び加盟店のカード処理装置または加
盟サイトのサーバによる各処理は、処理プログラムとし
て構成することができ、この処理プログラムは、HD、
DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等
の記録媒体に格納して提供することができる。
【0073】前述した本発明の実施形態によれば、加盟
店(サイト)は、購買を行った顧客の個人情報を入手す
ることができ、これを用いて、一定以上の収入のある顧
客や、ある特定の地域にすんでいる顧客などに対象を絞
り、効果的な販促企画などを行うことが可能になる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
レジットサービス加盟店あるいは加盟商取引サイトは、
購買を行った顧客の正確な個人情報をクレジット会社か
ら入手し、効率的な顧客情報管理に活かすことが可能に
なる。また、クレジット会社は、顧客の個人情報を加盟
店あるいは加盟サイトに送信することにより、安定的な
利用料収入を得ることが可能になる。さらに、クレジッ
トカードを所有する顧客は、自己の判断に基づいて個人
情報の提供を承諾することにより、様々な優待をクレジ
ット会社あるいは加盟店から得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】優待の主体がカード会社と加盟店とのどちらで
あるかによって、それぞれカード会社、加盟店、顧客の
3者にどのようなメリットがあるかを説明する図であ
る。
【図2】カード会社が優待の主体になる場合の顧客、加
盟店及びクレジット会社を含むシステム構成とこれらの
間での情報及びサービスの流れとを説明する図である。
【図3】加盟店が主体となって特定の顧客を優待し、そ
の顧客の個人情報をクレジット会社から得る場合の顧
客、加盟店及びクレジット会社を含むシステム構成とこ
れらの間での情報及びサービスの流れとを説明する図で
ある。
【図4】クレジット会社のサーバが利用する利用明細テ
ーブルの構成例を示す図である。
【図5】クレジット会社のサーバが利用するクレジット
口座情報テーブルの構成例を示す図である。
【図6】加盟店別の優待顧客を登録する処理を説明する
フローチャート、クレジット会社が持つ優待顧客管理テ
ーブルの構成例、及び、加盟店(間)システム内の優待
顧客情報テーブルの構成例を説明する図である。
【図7】加盟店における決済と割引の処理を説明するフ
ローチャート、及び、加盟店が持つ販売明細テーブルの
構成例を説明する図である。
【図8】クレジットサービス加盟電子商取引サイトのサ
ーバがサービスを媒介する本発明の他の実施形態のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図9】図8のシステムにおいて、加盟サイトのサーバ
を通じて加盟店別の優待申請を行う場合の処理動作を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
201 サーバ 202 クレジット情報サービスプログラム 203 カード会社優待顧客登録プログラム 204 加盟店別優待顧客登録サービスプログラム 205 優待顧客管理サービスプログラム 206、215、804 ディスプレイ装置 207、216 プリンタ 208、217、805 キーボード 209 利用明細テーブル 210 クレジット口座情報テーブル 211 優待顧客管理テーブル 212 カードシステム装置 213 取引実行プログラム 214 優待申請プログラム 218 加盟店(間)システム 219 販売明細テーブル 220 優待顧客情報テーブル 221 クレジットカード 801 加盟サイトのサーバ 802 ネットワーク端末 803 ブラウザ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月27日(2002.2.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】図4に示す利用明細テーブル209は、処
理番号401、利用日時402、クレジット番号40
3、商品名404、決済金額405、割引金額406、
加盟店名407の各項目を有するレコードが格納される
ように構成されている。そして、図示テーブルのデータ
例として、つのレコードが表わされている。例えば、
処理番号9998のレコード408は、クレジット番号
670188013のカードを所有する顧客が2000
年12月31日の16時30分に加盟店Aデパートにお
いてP社製のスーツをカードで購入し、カード会社が3
00円の割引を行った結果、29700円が決済された
という内容を示している。同様に、処理番号9999の
レコード409は、クレジット番号123498765
のカードを所有する顧客が、2001年1月1日の0時
1分に加盟店コンビニAでS社製ゲーム機本体を購入
し、割引は行われず、19800円が決済されたという
内容を示している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二木 誠司 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 坂下 正洋 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 井出 祐二 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 野崎 賢 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 横田 毅 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐藤 良治 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立キ ャピタル株式会社内 (72)発明者 西田 政夫 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立キ ャピタル株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジットカード会社のサーバと、加盟
    店のカード処理装置またはユーザの端末とを通信回線で
    接続し、クレジットカードを使用して決済を行う電子決
    済方法において、前記クレジット会社のサーバは、ユー
    ザの個人情報の加盟店への提供がユーザによって承認さ
    れているユーザが、前記加盟店でクレジットカードを使
    用して、前記カード処理装置による決済を行ったとき、
    そのユーザの個人情報を加盟店のカード処理装置に送信
    し、そのユーザに対して、カード会社または当該加盟店
    が主体となる優待サービスを提供することを特徴とする
    電子決済方法。
  2. 【請求項2】 前記ユーザの個人情報の加盟店への送信
    に対して、前記クレジットカード会社は前記加盟店から
    情報提供料を徴収することを特徴とする請求項1記載の
    電子決済方法。
  3. 【請求項3】 ユーザの個人情報の加盟店への提供が、
    特定の加盟店に対して承認されている場合、前記ユーザ
    の個人情報の加盟店への送信は、承認されている加盟店
    に対して行われることを特徴とする請求項1または2記
    載の電子決済方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザの個人情報は、その個人情報
    の詳細度に応じたレベル分けが行われていることを特徴
    とする請求項1、2または3記載の電子決済方法。
  5. 【請求項5】 クレジットカード会社のサーバと加盟店
    のカード処理装置とが通信回線で接続されてクレジット
    カードを使用した決済を行う電子決済システムにおい
    て、前記クレジット会社のサーバは、ユーザの個人情報
    の加盟店への提供がユーザによって承認されているユー
    ザが、前記加盟店でクレジットカードを使用して、前記
    カード処理装置による決済を行ったとき、そのユーザの
    個人情報を加盟店のカード処理装置に送信する手段を備
    え、そのユーザに対して、カード会社または当該加盟店
    が主体となる優待サービスを提供することを特徴とする
    電子決済システム。
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