JP2003186391A - 位置情報変換方法及び位置情報変換のプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

位置情報変換方法及び位置情報変換のプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2003186391A
JP2003186391A JP2002356931A JP2002356931A JP2003186391A JP 2003186391 A JP2003186391 A JP 2003186391A JP 2002356931 A JP2002356931 A JP 2002356931A JP 2002356931 A JP2002356931 A JP 2002356931A JP 2003186391 A JP2003186391 A JP 2003186391A
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JP2002356931A
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Hajime Irisawa
元 入澤
Kentaro Jogasawa
憲太郎 成ヶ澤
Kiichi Hirono
貴一 廣野
Manabu Maya
学 真屋
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Asia Air Survey Co Ltd
Original Assignee
Asia Air Survey Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置情報の桁数が少なく、かつ各分野に渡っ
て容易に使用可能な位置情報変換方法を得る。 【解決手段】 入力された緯度及び経度の「上位桁」に
対応する大タイルBiの一次タイル番号tiと、この一
次タイルにおいて「下位桁」に対応する座標(d、e)
を求める。そして新ジオコード生成部7がタイル番号t
iとを座標(d、e)とを読み込み、タイル番号tiを
大タイルBiの第1のメッシュの座標(d、e)とを統
合した統合コードを、「6」の倍数の48ビットの2進
数にする。そして、この48ビットの統合コードを6ビ
ット単位で区切っていって、かな文字テーブルに基づく
文字列に変換して知らせる。また、この逆の変換を行っ
て復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置情報変換方法に
関し、特に緯度及び経度(度、分、秒)を所定数の文字
列に変換又は文字列から元の緯度経度に変換できる位置
情報変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地図に関する属性情報(位置、建物名、
道路名、住所等)をコンピュータを利用して解析する地
理情報システム(GIS:geographical
information system)には、都市政
策システム、消防、警察等の救急防災システム、交通管
制システム、森林、農地等の管理を目的とした土地情報
管理システム、販売店等の顧客管理システム、カーナビ
システム等がある。
【0003】このようなシステムは、道路、鉄道、河
川、地物等が図形情報として蓄積された地図データベー
スと、それらに付属した属性データが蓄積された属性デ
ータベースとを有し、地図データベースの中の所望の地
図を画面に表示させ、その地図上の点が指示されると、
その点に対応する属性情報を属性データベースから検索
して画面に表示させるのが一般的である。
【0004】例えば、GPS(グローバルポジションニ
ングシステム)を用いたカーナビシステムにおいては、
地図を所定間隔でメッシュ化し、このメッシュに地点、
地域を代表するジオコード(geograhic co
de:地名秘匿符号(数字の羅列))を割り当て、この
ジオコードと緯度、経度を対応させてデータベースに記
憶し、目的地のタグとしてこのジオコードを利用してい
るシステムもある。
【0005】また、例えば、特開平10ー307868
号公報では各メッシュに総務庁、日本統計協会で規定さ
れている8桁のジオコード(例えば「5340324
2」)を割り当て、このジオコードに面積、商業力、吸
引人口、売上占有率等を割り当ている。
【0006】また、前述のジオコードは地図のメッシュ
に割り当てられた数字の羅列をジオコードとしたが、緯
度(××度、××分、××秒)と経度(××度、××
分、××秒)とを総称してジオコードと呼ぶ場合もあ
る。すなわち、ジオコードというのは、数桁の数字の羅
列からなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地図の
メッシュに数字の羅列を割り当てるジオコード方式は、
官公庁、協会、業界毎に規定している体系に基づいて、
所定の数値列を割り当て、この割り当てられた数値列を
ジオコードとしこれを用いるものであるから、前述の官
公庁、協会、業界以外の規定で作成したシステム(都市
政策システム、消防、警察等の救急防災システム、交通
管制システム、森林、農地等の管理を目的とした土地情
報管理システム、販売店等の顧客管理システム)、カー
ナビ等において、前述の規定に基づくジオコードを用い
ようとしても体系(仕様)が異なるので互いのデータの
マッチング性が低い。
【0008】つまり、前述の官公庁、協会、業界以外の
規定で作成した地理情報システム、カーナビ等におい
て、前述の規定に基づくジオコードを用いようとしても
互いのデータのマッチング性が低いため、そのジオコー
ドを共用して用いることが容易にはできないという課題
があった。すなわち、複数分野にまたがって容易に利用
できるように考慮された規定のジオコードになっていな
い。
【0009】また、何らかの手段を用いて、互いのデー
タの互換性を得たとしても、そのジオコードを変更する
必要が生じた場合は、そのジオコードに対してデータが
複雑に階層的に対応させられていることになるから、容
易に変更(メンテナンス)ができないという課題があっ
た。
【0010】具体的には、ジオコードに対応させられて
いる緯度、経度を得るには官公庁、協会、業界毎に規定
された体系を解読し、この体系に基づいた複雑な手順に
よらなければ、その緯度、経度を得ることができない。
【0011】このため、ジオコード、ジオコードに対す
る属性情報の変更には、多大な費用がかかっていた。
【0012】さらに、地図のメッシュに数字の羅列を割
り当てるジオコード方式は、数字の羅列であるので、細
かくその位置を伝えようとすると、桁数が多くなって伝
え難いと共に覚え難いという課題があった。
【0013】一方、緯度(××度、××分、××秒)と
経度(××度、××分、××秒)とを単にジオコードと
しているシステムにおいても、基本的には数字の羅列で
あり、細かくその位置を伝えようとすると、桁数が多く
なって伝え難いと共に覚え難いという課題があった。
【0014】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、位置情報の桁数が少なく、かつ各分野に渡
って容易に使用可能な位置情報変換方法を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、緯度経度から
なる地図上における位置をコンピュータネットワークを
介して端末からサーバが受信し、該サーバがこの位置を
前記地図と一対でかつ該地図を一定間隔でメッシュ化し
た第1のメッシュの番号が割り振られた平面に写像した
後に、前記地図全体を覆う大タイル上での前記位置を、
前記第1のメッシュの番号と、前記第1のメッシュを所
定間隔(所定間隔≪一定間隔)の第2のメッシュでメッ
シュ化したときの前記第1のメッシュにおける前記第2
のメッシュの縦横座標とを用いて得る位置情報変換方法
である。
【0016】前記サーバは、(a)工程で、入力された
位置に対応する大タイル内の第1のメッシュの番号を読
み込み、この番号を、大タイルにおける第1のメッシュ
の総数を2進数で表現したときの第1のビット数を求め
る。
【0017】次に、(b)工程が前記第1のメッシュに
前記第2のメッシュを定義したときの前記第1のメッシ
ュ内の縦及び横座標を、前記第1のメッシュにおける前
記第2のメッシュの総数を2進数で表現したときの第2
のビット数でそれぞれ表現する。
【0018】次に、(c)工程で、第1のビット数で示
された第1のメッシュの番号と第2のビット数で示され
た第2のメッシュの縦及び横座標とを統合し、これを統
合コードとする。
【0019】次に、(d)工程で統合コードに対して、
そのビット数が文字コードのビット数の倍数になるよう
な第1の所定ビット数のコードを統合し、これを新たな
統合コードとする。
【0020】そして、(e)工程で、新たな統合コード
を読み、この新たな統合コードを文字コードのビット数
で分割し、該分割した2進コード列に対応する文字を順
次、文字テーブルから抽出し、(f)工程で抽出された
文字を、(e)工程での分割数分だけ集め、この集まっ
た文字列を新ジオコードとして知らせる。
【0021】例えば、第1のメッシュの刻み幅を10k
mとし、第2のメッシュの刻み幅を2.5mとし、文字
コードを6ビットとし、10kmのメッシュの総数を8
000としたときには、(a)工程での第1のビット数
は13ビットで表現され、(b)工程での第1のメッシ
ュにおける第2のメッシュの総数を2進数で表現したと
きの第2のビット数は、それぞれ12ビットで表現さ
れ、(c)工程での統合コードは37ビットで表現され
る。
【0022】また、(d)工程では、第1の所定ビット
数が請求項2に示すように、入力者の識別コードとシス
テム識別コードと変種識別コードとを組み合わせたもの
とすると、その合計ビット数は、37ビットの統合コー
ドとその合計ビット数を加算したときに6の倍数になる
ようにされているので、11ビットとなる。すなわち、
(d)工程では統合コード(37ビット)と第1の所定
ビット数(11ビット)とを加算した48ビットの新た
な統合コードが生成される。
【0023】そして、この統合コードが(e)工程で、
6ビット毎に分割されて、その6ビット毎のコード列に
対応する文字が抽出されて、(f)工程でこれらの文字
が集められて新ジオコードとして知らせられる。
【0024】さらに、(m).数個の文字からなる新ジ
オコードの入力に伴って、この新ジオコードを文字単位
に順次分離し、該文字を文字テーブルの対応するビット
数の2進コード列に順次変換する工程と、(n).
(m)工程で変換された2進コード列を統合して、
(k)工程で並べ替えられた新しい統合コードを求め
て、変種識別コードを取り除く工程と、(p).この変
種識別コードを取り除いたとき、その変種識別コードに
対応する並べ替えの手順を読み、この手順を逆算して入
力者の識別コード、システム識別コード及び統合コード
からなる原型の統合コードを復元する工程と、(q).
復元された原型の統合コードを、下位から前記第1のビ
ット数、第2のビット数、第3のビット数、第4のビッ
ト数の順で分離して第1のメッシュ内における第2のメ
ッシュの縦及び横座標及びタイル番号を得る工程と、
(r).タイル番号に対応する前記大タイルの第1のメ
ッシュの座標を求め、この座標に第1のメッシュ内の第
2のメッシュの縦横座標を合成し、これを地図の緯度経
度に逆写像して入力された新ジオコードに対応する緯度
経度を得る工程とを備えたことを要旨とする。
【0025】すなわち、(m)〜(r)工程によって、
8個の文字からなる新ジオコードが入力されると、この
新ジオコードから地図上の緯度、経度が復元される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本実施の形態の新ジオコー
ドを用いた地理情報生成システムの概略構成図である。
【0027】図1に示す地理情報生成システム1は、ネ
ットワーク2(インターネット、LAN等)に登録希望
者のパソコン3(3a、3b、…)と、新ジオコードを
生成又は解読する地理情報生成用サーバ4とを接続して
いる。
【0028】登録希望者のパソコン3は、地理情報生成
用サーバ4にアクセスして地理情報システムのメニュー
画面を表示させる。このメニューは、登録者属性の申し
込み画面、新ジオコード参照画面、新ジオコード登録画
面、地図制御画面等がある。
【0029】例えば、地図制御画面を用いて、登録者
は、登録者用のパソコン3を操作してネットワーク2を
介して地理情報生成用サーバ4から日本地図、県の地
図、地域の地図、町内の地図の順に呼び出して画面に表
示させる。例えば1/2500の地図を表示させる。そ
して、新ジオコード登録画面を地図画面と共に表示し、
この地図上で希望の位置をカーソル指示し(以下指示ポ
イントAiという)、その地図上の座標を送出する。
【0030】また、前述の登録画面を開いて、システム
識別コード(観光、道路、運送等)と登録者識別コード
を入力して地理情報生成用サーバ4に転送している。
【0031】また、地理情報生成用サーバ4は、新ジオ
コードのデコード/コード化指令部6と、新ジオコード
生成部7と、新ジオコードデコード化部8と、かな文字
テーブル9と、所属タイル計算部10と、座標変換部1
1とを備えている。
【0032】地理情報生成用サーバ4はデータベース5
の地図データ(人工衛星画像、航空写真(1/4000
0、1/20000、1/10000)、地図(1/4
0000、1/20000、1/10000)、1/2
500)を登録者の要望によって転送する機能(図示せ
ず)を備えている。
【0033】デコード/コード化指令部6は、登録希望
者からの指示(新ジオコード登録又は新ジオコード位置
参照)によって新ジオコード生成部7又は新ジオコード
デコード化部8を起動させる。
【0034】新ジオコード生成部7は、地図データが登
録希望者に転送された後に、その地図上における指示ポ
イントAiを地理座標である緯度(××度、××分、×
×秒、…)、経度(××度、××分、××秒、…)に変
換して(10進では少なくとも14桁)で、所属タイル
計算部10に渡す。このとき、通常は緯度、経度を西暦
2000年対応の新座標系(LTRF系)に変換するこ
ともある。
【0035】そして、後述する所属タイル計算部10に
よって求められた日本全土を覆う大タイルBiにおける
「度、分」の範囲を決定した10km刻み幅の一次タイ
ル(第1のメッシュともいう)のタイル座標(I,J)
と、この一次タイルのタイル番号と、「××秒」の範囲
を決定した一次タイル内における2.5m刻み幅の二次
タイル(第2のメッシュともいう)の座標(d,e)と
を統合した統合コードを生成し、この統合コードと、入
力されたシステム識別コード及び登録者識別コードとを
統合した新たな統合コードを生成する。
【0036】このとき、新たな統合コードのビット数が
6の倍数になるように、変種識別コードを付加する。そ
して、この新たな統合コードの下位から6ビット毎に区
切り、この6ビット毎のデータに対応する「かな」文字
を、かな文字テーブル9から順次送出させることによっ
て8個の「かな」文字(新ジオコード又は登録コードと
いう)を送出する。
【0037】つまり、少なくとも14桁のビット数で示
される位置情報を含む新たな統合コード(緯度経度、登
録者識別コード、システム識別コード、変種識別コード
とからなる)を8個の「かな」文字に変換している。
【0038】新ジオコードデコード化部8は、8桁の
「かな」文字である登録コードが入力すると、かな文字
ファイル9より、各「かな」に対応する2進コード(6
ビット)を順次引当て、これらの6ビットの2進コード
を組み合わせた後に、変種識別コードを取り出し、その
変種識別コードの並べ替えの手順に基づいて復元し、座
標変換部11によって緯度(××度、××分、××
秒、)、経度(××度、××分、××秒、)を復元させ
る。
【0039】所属タイル計算部10は、指示ポイントA
iに対応する緯度(××度、××分、××秒、)、経度
(××度、××分、××秒、)が入力すると、図2の
(a)に示すようにこの緯度、経度をラジアンに変換し
た後に、図2の(b)に示すように、この日本国土の陸
部の中心的な地点に地理座標系(X、Y)を移動し、図
2の(c)に示すように、この移動後の原点(xo′、
yo′)を有する座標系(x、y)におけるx座標(経
度)を緯度軸に従って圧縮して等距離化する。これは、
緯度が高くなるに従って経度の間隔が狭くなるからであ
る。
【0040】そして、図2の(d)に示すように、座標
軸(x、y)を時計廻りに30°45′18″回転させ
た座標軸(x′、y′)を得て、日本全土を覆う直方形
状の大タイルBiにおける緯度及び経度の範囲を決定す
る10km単位の一次タイルのタイル座標(I、J)を
求める。
【0041】すなわち、大タイルBiを、図3の(a)
に示すように、回転角度aで回転させた日本地図(図3
においては北海道、本州、四国、九州のみを示す)の座
標軸(x′、y′)から垂線を引いたときにy′軸上で
最も上になる地点(図3においては知床岬)と、y′軸
上で最も下になる地点(図3においては佐多岬)と、
x′軸上で最も左になる地点(図3においては対馬)
と、x′軸上で最も右になる地点(図3においては犬吠
埼)とを囲んだ大タイルBi(約840km×1920
kmに相当)を、図3の(b)に示す10km(6分相
当)の一次タイルで区切(総タイル数16128)った
大タイルBiの座標軸(I、J)に、緯度経度の「度と
分」の範囲を定義したことになる。
【0042】また、所属タイル計算部10は、大タイル
Biにおける一次タイルmiの座標(I、J)が決定す
ると、大タイルBiから海に相当する一次タイルmiを
除いて陸地(データベースの地図に陸地番号fiがあ
る)に相当する一次タイルmiにタイル番号tiを割り
振った後に、緯度経度の詳細(0.1秒単位)を読み、
決定した一次タイルmiにおける微細位置を一次タイル
miの座標(d、e)として求める。
【0043】すなわち、一次タイルmiを日本の地図で
2.5m単位(約0.1秒に相当)で横縦軸(d、e)
を分割した二次タイルkiの中から、緯度経度の「約
0.1秒」に相当する二次タイルkipの座標(d、
e)を求めることになる。
【0044】また、かな文字テーブルは64個の文字か
らなり、清音文字が、「あ」「か」「さ」「た」「な」
「は」「ま」「ら」行であり、濁音、半濁音文字が
「が」「だ」「ざ」「ぱ」行であり、これで60文字と
なっている。また、「や」「ゆ」「よ」「わ」の4文字
である。ただし、ば行=>ぱ行とみなす。これらの64
文字が6ビットの2進数に対応させられている。
【0045】上記のように構成された地理情報生成シス
テムについて以下に動作を説明する。初めに、登録者
は、登録者用のパソコン3を操作してネットワーク2を
介して地理情報生成用サーバ4から日本地図、県の地
図、地域の地図、町内の地図の順に呼び出して画面に表
示させる。例えば図4に示す1/2500の地図を表示
させ、この地図上で希望の位置をカーソル指示(指示ポ
イントAi)する。座標系が旧の場合、西暦2000年
対応の新座標系に変換させることを要求する。
【0046】この指示ポイントAiの入力に伴って新ジ
オコード生成部7及び所属タイル計算部10は図5及び
図6のフローチャートの処理を行うことによって緯度経
度、システム識別コード、登録者識別コード、変種識別
コードからなる情報を8個の文字に変換する。
【0047】新ジオコード生成部7は、指示ポイントA
iの緯度、経度を読込む(S501)。本説明ではこの
指示ポイントAiは東経140°51′20″、北緯3
5°51′20″とする。
【0048】次に、西暦2000年対応の新座標系変換
のコマンドの入力かどうかを判断し(S503)、新座
標系変換のコマンドが入力したときは、読み込んだ東経
140°51′20″、北緯35°51′20″を新座
標系に変換する(S505)。そして、この緯度、経度
を、所属タイル計算部10に送出して、日本地図を覆う
840km×1920kmに対応する大タイルBiにお
ける新座標系(I、J、d、e)を求めさせる。
【0049】なお、これにより、外延部における島嶼部
に付いても同様に(I.J)を求めさせる。
【0050】所属タイル計算部10は、指示ポイントA
iに対応する緯度(××度、××分、××秒、)、経度
(××度、××分、××秒、)が属する大タイルBiに
おける一次タイルmiを計算する(S507)。但し、
各一次タイルには、タイル番号が割り振られている。
【0051】このステップS507の計算方法について
詳細に説明する。緯度、経度をラジアンに変換し、デー
タベース5の日本地図の中心的な地点に地理座標系
(X、Y)を移動する。
【0052】すなわち、入力した緯度、経度を数1に示
す式によって変換する。
【0053】
【数1】 次に、この移動後の原点(xo′、yo′)を有する座
標系(x、y)におけるx座標(経度)を数2に示すよ
うに緯度軸に従って圧縮して等距離化する。すなわち、
数1の結果を数2に代入することによって等距離化す
る。
【0054】
【数2】 そして、回転角度a(30°45′18″)で回転させ
た座標軸(x′、y′)を得て、日本全土を覆う直方体
形状の大タイルBi(原点を起点としたs radia
n相当のタイルで全土を覆ったことになる)を定義す
る。
【0055】すなわち、数2によって変換された緯度、
経度に対応する座標(x、y)を数3に示すように変換
することによって大タイルBi上に定義する。
【0056】
【数3】 次に、この大タイルBiにおける緯度(度、分)及び経
度(度、分)の範囲を決定するタイル座標(I、J)を
求める。このタイル座標の割り振りは、例えば図3に示
す日本全土の南西端タイルの整数値座標が(1、1)と
なるように整数(I、J)と剰余(d、e)を計算す
る。
【0057】この剰余(d、e)は一次タイル内の局地
座標となる。すなわち、数4に示すようにして一次タイ
ル内の局地座標(d、e)を求める(S509)。
【0058】
【数4】 また、この数4によって決定した範囲における大タイル
Biに割り付けられた一次タイルの番号を取り出す(S
511、S513)。
【0059】例えば、数4に示すように、IL、IU、
JL、JUの値を決定し、海を除いて陸地のみをを取り
出して(S511)、大タイルBiの一次タイルにタイ
ル番号を割り付ける(S513)。
【0060】本説明では、東経140°51′、北緯3
5°51′の大タイル内の一次タイルのタイル番号は
「2564/8192」として求められる。「819
2」は陸地のみの総タイル数である。
【0061】前述のILは大タイルのI軸の下限、IU
は上限、JLはJ軸の下限、JUは上限である。また、
島等の場合はタイル番号を島別に割り当て、局地原点を
調整し、そのオフセットを表の中で指定する。
【0062】このようにして、大タイルにおける島の座
標を求める。すなわち、島の座標は数5に示すように求
められる。この島の座標の求め方については後述する。
【0063】
【数5】 また、前述のステップS509で得られた一次タイル内
における局地座標(0.1秒程度の細かさ)は、数6に
示すように、一次タイルを2.5m単位に分割したとき
の総タイル数4000と、剰余(d、e)と、sとから
求める。本説明では、東経140°51′20″、北緯
35°51′20″の「20″」は、d軸が「178
9」、e軸が「3352」と求められる。
【0064】
【数6】 そして、新ジオコード生成部7は、ステップS509に
おける一次タイルmi内の座標(d、e)の値及び一次
タイルのタイル番号tiを読み込んで統合(組合せ)し
た統合コードkiを生成した後に、この統合コードki
と、予め入力された登録者識別コードgi、システム識
別コードwiと、を統合する(S515)。例えば、
「1|1|2564|1789|3352:実際は2進
化されている」という具合に統合(以下原型の統合コー
ドPiという)する。
【0065】前述の登録者識別コードgi(登録者のオ
ーバフローを示す延長フラグが含まれる場合があり)
は、6ビットで表現し、システム識別コードwiは3ビ
ットで表現する。
【0066】また、タイル番号tiは13ビットで表現
し、一次タイル内の二次タイルの刻み幅の座標(d、
e)はそれぞれ12ビットで表現する。
【0067】これは、一辺10kmの一次タイルで陸地
を覆って行くと日本全土は「8192」個を越えない、
最大13ビットあれば表現できる。
【0068】また、一次タイルを2.5mでメッシュ化
するとd、eはそれぞれ4000以内であるからそれぞ
れ12ビットあれば表現できる。
【0069】すなわち、「2564」は12ビットで表
現できても本例では13ビットで表現し、「1789」
は11ビットで表現できても本例では12ビットで表現
し、「3352」は12ビットで表現できるので、その
ままのビット数とする。従って、ステップS515にお
ける原型の統合コードPiは「46ビット」である。
【0070】そして、この原型の統合コードPiのシス
テム識別コードwiから並べ替えが必要かどうかを判定
する(S517)。例えば、個人の位置の登録を行う場
合のシステムとなっているときは、並べ替えを行う。但
し、システム識別コードwiについては並べ替えを行わ
ない。
【0071】ステップS517において、並べ替えが必
要と判定されたときは、システム識別コードgiを除い
てグループ単位又は各ビット単位に並べ替える(S51
9)。この並べ替え後のコードを単に統合コードPki
と称する。この統合コードPkiは4種類の変種が生成
される。
【0072】次に、変種数カウンタhiuを「4」と設
定する(S601)。ステップS519で統合コードP
ki(並べ替え後)が生成されるに伴って、変種カウン
タhiの値を加算(hi=hi+1)する(S60
3)。次に、この加算値hiが変種数カウンタhiu設
定値「4」に到達したかどうかを判定し(S605)、
到達していないときは、原型の統合コードPiの各ビッ
トを並べ替え(S607)、この並べ替えられた統合コ
ードPkiをメモリに記憶する(S609)。そして、
並べ替え後の統合コードPkiに2ビットの変種識別コ
ードriを付加した新位置情報コードRpi(新たな統
合コードRpi)を記憶して(S611)、処理をステ
ップS603に戻す。
【0073】この変種識別コードriは、「00」又は
「01」、「10」、「11」であり、2進数で4種を
示している。これは、並べ替え後の統合コードPkiの
種類番号を意味していることになる。また、この変種識
別コードriには、それぞれの変種に応じた並べ替えの
手順Qiが対応させられている。
【0074】ここで、ステップS611で2ビットの変
種識別コードriを付加する理由について述べる。
【0075】システム識別コードwi(3ビット)と、
登録者識別コードgi(6ビット)と、タイル番号ti
(13ビット)と、局地座標(それぞれ12ビット)と
の合計ビット数は、46ビットとなり、この46ビット
の原型の統合コードPiでは文字コード(6ビット)の
倍数とはならない。そこで、2ビットの変種識別コード
riをステップS611で付加して48ビットの新たな
統合コードRpiとする。すなわち、文字コードのビッ
ト数(6ビット)の倍数になるようにして、6ビットで
区分けすると8個に区分けできるようにしている。
【0076】この変種識別コードwiが付加されたもの
を新位置情報コードRpi(新たな統合コードRpiと
もいう)と称している。
【0077】また、ステップS517において、原型の
統合コードPiの並び替えが不要と判定したときは、処
理を図6のステップS601に戻す。
【0078】さらに、ステップS605において、変種
カウンタhiがステップS601で設定した値(「1」
又は「4」)になったと判定したとき、変種識別コード
riの初めの番号roを設定し(S613)、その設定
された変種識別コードri(ri=ro)を含む新たな
統合コードRpiを読み込む(S615)。すなわち、
48ビットの新たな統合コードRpiを読み込むことに
なる。
【0079】次に、この新たな統合コードRpiを下位
から6ビット毎に分断し(S617)、これらの6ビッ
ト毎を、かな文字テーブルの「かな」に変換した後に
(S619)、これの一連の文字(Pri)を登録者用
のパソコンに転送して画面表示させる(S621)。例
えば、図7に示すように「もいろぞちわもぞ」として表
示する。
【0080】次に、メモリに並べ新たな統合コードRp
iが他にあるかどうかを判断し(S623)、他に新た
な統合コードRpoがあるときは、変種識別コードri
を次の番号の変種識別コードriに更新(ri=ri+
1)して(S625)、処理をステップS615に戻
す。
【0081】すなわち、メモリに記憶されている全ての
新たな統合コードRpiをそれぞれ8個のかな文字に変
換した新ジオコードPriを全て表示したかどうかを判
定する。
【0082】なお、ステップS611における新たな統
合コードRpiは、ステップS601において、変種数
カウンタhiuが「1」とされているときは、新たな統
合コードRpiは1個であり、また変種数カウンタhi
uが「4」とされているときは、新たな統合コードRp
iは4個である。
【0083】ステップS623において、メモリに新た
な統合コードRpiが他に無いと判定したときは、8個
のかな文字からなる4種類の新ジオコードPriの中か
ら、いずれかの新ジオコードPriが選択されたかどう
かを判定する(S627)。
【0084】ステップS627で選択された新ジオコー
ドPrf(新ジオコード又は登録コードともいう)を記
憶し、その新ジオコードPrfを登録者用のパソコンに
知らせる(S629)。
【0085】すなわち、図8に示すように、目標精度を
2.5m程度とした場合に、新ジオコードPkpiは、
13ビットのタイル番号tiと、それぞれ12ビットの
局地座標と、3ビットのシステム識別コードwiと2ビ
ットの変種識別コードriと6ビットの登録者識別コー
ドgi(延長フラグ含む)とから構成されていることに
なる。
【0086】<実施の形態2>次に、新ジオコードデコ
ード化部の動作を実施の形態2として説明する。図9は
新ジオコードデコード化部8の動作を説明するフローチ
ャートである。
【0087】この新ジオコードデコード化部8を起動さ
せるには新ジオコード参照画面上で例えば、キーボード
を操作して「もいろぞちわもぞ」と入力する。すなわ
ち、新ジオコードPri(Prfを含む)を入力する
(S901)。
【0088】次に、サーバのデコード/コード化部6が
この新ジオコードPri(「もいろぞちにわもぞ」)と
共に入力する新ジオコードデコード指令に従って新ジオ
コードデコード化部8を起動させる。
【0089】新ジオコードデコード化部8は、入力した
新ジオコードPri(「もいろぞちわもぞ」)の各文字
を分断し、この文字に対応するかな文字テーブルのコー
ドを引当て、6ビットに変換し、これらを連結する(S
903)。すなわち、新たな統合コードRpiを復元し
たことになる。
【0090】次に、この復元された新たな統合コードR
pi(48ビット)の所定位置(例えば先頭)にある2
ビットの変種識別コードriを取り出す(S905)。
すなわち、並び替えられて暗号化された統合コードPk
iを得ている。
【0091】次に、この変種識別コードriに対応する
並べ替えの手順Qiを読み、この並べ替えの手順Qiに
基づいて、暗号化された統合コードPki(46ビッ
ト)を並べ替えて復元し(S907)、下位から13ビ
ット、12ビット、12ビット、3ビット、6ビットに
分離し、これを座標変換部11に知らせる(S90
9)。ステップS907における並べ替えは、タイル番
号ti、一次タイル内における二次タイルの刻み幅の縦
横座標の並べ替えの手順、及びシステム識別コード並び
に登録者識別コードに従う並べ替えの手順である。
【0092】すなわち、システム識別コード「1」、登
録者識別コード「1」、タイル内座標「1789,33
52」、一次タイル番号「2564」を得たことにな
る。
【0093】そして、座標変換部11は、一次タイル番
号tiから大タイルBiのXーY座標における原点から
の一次タイルの座標(X、Y)を復元する(S91
1)。
【0094】また、座標変換部11は、復元された一次
タイル内の局地座標(d、e)を読み、この局地座標と
復元された一次タイルの座標に基づいて大タイルにおけ
る局地座標(X、Y)を復元することで元の緯度経度
(東経140°51′20″、北緯35°51′20″
を得る(S915)。
【0095】すなわち、実施の形態1における新ジオコ
ード生成部7は少なくとも図10に示すように、文字化
用ビット数生成工程20と、コード統合工程21と、変
種識別コード付加工程22と、並べ替え工程23と、文
字変換工程24と、選択工程25と、登録工程26とか
ら構成されている。
【0096】文字化用ビット数生成工程20は、所属タ
イル計算部10で求められたタイル番号ti(2進コー
ド)を13ビット(タイル番号tiが13ビット以下の
場合は13ビットになるように先頭に「0」を書き込
む)にする。
【0097】また、一次タイルmi内の座標(d、e)
を、それぞれ12ビット(12ビット以下の場合は12
ビットになるように先頭に「0」を書き込む)にする。
【0098】さらに、入力された登録者識別コードgi
を6ビット(6ビット以下の場合は6ビットになるよう
に先頭に「0」を書き込む)にする。
【0099】さらに、システム識別コードwiを3ビッ
ト(3ビット以下の場合は3ビットになるように先頭に
「0」を書き込む)にする。これらの、コードはメモリ
30に一旦記憶される。すなわち、合計で46ビットの
原型の統合コードPiを得る。
【0100】コード統合工程21は、文字化用ビット数
生成工程20によって、タイル番号、一次タイル内の座
標、システム識別コードwi、登録者識別コードgiが
それぞれ所定ビット数にされてメモリ30に記憶される
と、これらを一列に統合した原型の統合コードPiをメ
モリ31に記憶する。すなわち、合計で46ビットの原
型の統合コードPiを得る。
【0101】変種識別コード付加工程22は、コード統
合工程21によって原型の統合コードPiが生成される
と、この原型の統合コードPiに対して2ビットの変種
識別コードriを付加してメモリ31の原型の統合コー
ドPiを合計で48ビットの新しい統合コードRpiに
する。
【0102】並べ替え工程23は、変種識別コードri
が付加されると、メモリ32に記憶されているその変種
「00」、「01」、「10」、「11」に応じた並べ
替えの手順Qi(Q1、Q2、Q3、Q4)に従ってメ
モリ31の原型の統合コードPiを並べ替え、4種類の
新しい統合コードRpi(Rp1、Rp2、Rp3、R
p4)をメモリ33に生成する。
【0103】文字変換工程24は、メモリ33に生成さ
れた4種類の新たな統合コードRpi(Rp1、Rp
2、Rp3、Rp4)を、それぞれ6ビット毎に区切
り、この6ビットに対応するJISコードに対応する
「かな」を引当ることによって8個の文字からなる新ジ
オコードPrを4種類(Pr1、Pr2、Pr3、Pr
4)、生成し、これらを順次転送させる。
【0104】選択工程25は、登録希望者によって、4
種類の新ジオコードPriの中から選択された新ジオコ
ードPrfを知らせる。
【0105】登録工程26は、新ジオコードPriとそ
の変種識別コードriに対応する並べ替えの手順Qiを
データベースに記憶する。
【0106】一方、実施の形態2における新ジオコード
デコード化部8は、図11に示すように、少なくも2進
コード化工程40と、変種識別コード取出し工程41
と、並べ替え復元工程42と、ビット分離工程43とか
らなる。
【0107】新ジオコードデコード化部8の2進コード
化工程40は、8個の文字からなる新ジオコードPri
が入力すると、1文字毎に順次分離し、かな文字テーブ
ル9で規定されている2進コードに順次変換する。すな
わち、メモリ45aには48ビット(新たな統合コード
Rpi)の2進コードが生成(復元)される。
【0108】変種識別コード取出し工程41は、復元さ
れた2進コード(新たな統合コードRpi)の内で2ビ
ットの変種識別コードriを抜き出し、これの逆並び替
えによって46ビットのコードに復元する。
【0109】並べ替え復元工程42は、取り出された変
種識別コードriに対応するメモリ32の並べ替えの手
順Qiを読み、この手順Qiから逆算して復元の手順を
生成する。そして、この手順に従ってメモリ45bの4
6ビットのコードを並べ替える。
【0110】ビット分離工程43は、46ビットの2進
コードからシステム識別コードWi及び登録者識別コー
ドgiを除いて、13ビットのタイル番号と、12ビッ
トと12ビットとからなる2次メッシュのタイル番号と
を座標変換部11に送出して緯度、経度を復元させる。
【0111】なお、その中からシステム識別コードwi
を抜き出し、その意味に従い、残りのコードを、このシ
ステム識別コードの示す並び替えの逆操作をして原型の
統合コードPi(46ビット)にする。
【0112】<実施の形態3>ここで、所属タイル計算
部10で述べなかった島の場合について説明を補充す
る。島等は別のリストに、タイル番号を記憶している。
【0113】すなわち、緯度、経度が入力したとき、そ
の緯度経度に対応するタイル番号が大タイルBiに存在
しない場合は、図12に示すように別リストの一次タイ
ルの番号tの局地原点を求める。図12においては、島
が複数の一次タイルにまたがっている場合を示してい
る。
【0114】このような場合には、島がまたがっている
一次タイルの番号を全て関連づけて記憶する。
【0115】そして、島が出来るだけ少数の一次タイル
に納まるように新たにタイルを生成し、このタイルの局
地座標原点を定め、この原点からの局地座標を図12に
示すようにして求める。
【0116】
【数7】 このときベクトル方向は、各象限によって相違する。
【0117】なお、上記の実施の形態で生成した新ジオ
コードPri(Prfを含む)は、上記の新ジオコード
生成部7、新ジオコードデコード化部7、座標変換部1
1によって、都市政策システム、救急防災システム、交
通管制システム、カーナビシステムと連結させて使用で
きることはいうまでもない。
【0118】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地理座標
に従った緯度経度が入力されると、この緯度経度情報が
文字コードのビット数の倍数となる新たな統合コードに
含まれ、この新たな統合コードが所定数個の文字列で表
現されるという効果が得られている。
【0119】従って、従来は緯度経度を桁数の多い数字
の羅列で伝えていたが、本発明によれば、緯度経度を数
個の文字列で伝えることができるので、相手に伝えやす
いと共に相手側でも覚えやすい。
【0120】また、本ジオコードは、緯度経度等の位置
データを階層構造としないで、一様のデータ構造として
いるので容易に変更ができるという効果が得られてい
る。
【0121】さらに、新ジオコードは、入力者の識別コ
ードと新ジオコードの応用を区分するシステム識別コー
ドと変種識別コードの合計した第1の所定ビット数に緯
度経度を示す統合コードとを統合した新たな統合コード
から生成していることにより、システム識別コード、登
録者識別コードを備えていることになる。
【0122】このため、同じ位置(メッシュ)が新ジオ
コードで入力されても、新ジオコードはその位置にある
地物、登録者及び位置情報を使用するシステムが何であ
るかを識別して登録又は知らせる機能も持つことになる
から、例えば事業所郵送用タグを簡略化して示すことが
できるという効果も得られている。
【0123】また、統合コードを並べ替えると共に複数
種の文字列を生成し、この中から選択された文字列を新
ジオコードとするので、秘匿性に優れている。
【0124】さらに、数個の文字からなる新ジオコード
の入力に伴って、この新ジオコードを文字テーブルに基
づく2進コード列に変換した後に変種識別コードを取り
除いて復元し、この復元した統合コードから第1のメッ
シュのタイル番号、第1のメッシュ内の座標に相当する
区間のビット列を分離し、これらのビット列で示される
数字に対応する地理座標系の座標を計算するようにした
ので、容易に新ジオコードから緯度、経度(度、分、
秒)を復元できるという効果が得られている。
【0125】さらに、このような位置情報変換方法のプ
ログラムを記憶媒体に記憶したので、都市政策システ
ム、消防、警察等の救急防災システム、交通管制システ
ム、森林、農地等の管理を目的とした土地情報管理シス
テム、販売店等の顧客管理システム、輸送計画システ
ム、カーナビ等にこの記憶媒体を設けた場合は、この記
憶媒体のプログラムにおいて数個の文字列からなる新ジ
オコードが入力されると、自動的に緯度経度に変換され
てこれらのシステムに送出されるので、非常に汎用性が
高いという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の新ジオコードを用いた地理情報
生成システムの概略構成図である。
【図2】所属タイル計算部を説明する説明図である。
【図3】大タイル、一次タイルを説明する説明図であ
る。
【図4】指示ポイントの画面を説明する説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】新ジオコードの表示例を説明する説明図であ
る。
【図8】新ジオコードの構成ビット数を説明する説明図
である。
【図9】実施の形態2の動作を説明するフローチャート
である。
【図10】実施の形態1の概念を説明する構成図であ
る。
【図11】実施の形態2の概念を説明する構成図であ
る。
【図12】実施の形態3の島の所属タイルの計算法を説
明する説明図である。
【符号の説明】
1 地理情報生成システム 2 ネットワーク 3 登録希望者のパソコン 4 地理情報用サーバ 6 デコード/コード化指令部 7 新ジオコード生成部 8 新ジオコードデコード化部 9 かな文字テーブル 10 所属タイル計算部部 11 座標変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣野 貴一 東京都新宿区新宿4−2−18新宿光風ビル アジア航測株式会社内 (72)発明者 真屋 学 東京都新宿区新宿4−2−18新宿光風ビル アジア航測株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB03 5B050 AA01 BA07 BA17 CA08 EA13 FA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯度経度からなる地図上における位置を
    コンピュータネットワークを介して端末からサーバが受
    信し、該サーバがこの位置を前記地図と一対でかつ該地
    図を一定間隔でメッシュ化した第1のメッシュの番号が
    割り振られた平面に写像した後に、前記地図全体を覆う
    大タイル上での前記位置を、前記第1のメッシュの番号
    と、前記第1のメッシュを所定間隔(所定間隔≪一定間
    隔)の第2のメッシュでメッシュ化したときの前記第1
    のメッシュにおける前記第2のメッシュの縦横座標とを
    用いて得る位置情報変換方法において、前記サーバは、
    (a).前記入力された位置に対応する前記大タイル内
    の第1のメッシュの番号を読み込み、この番号を、前記
    大タイルにおける前記第1のメッシュの総数を2進数で
    表現したときの第1のビット数を求める工程と、
    (b).前記第1のメッシュに前記第2のメッシュを定
    義したときの前記第1のメッシュ内の縦及び横座標を、
    前記第1のメッシュにおける前記第2のメッシュの総数
    を2進数で表現したときの前記縦座標の第2のビット数
    及び横座標の第2のビット数を求める工程と、(c).
    前記第1のビット数で示された前記第1のメッシュの番
    号と前記第2のビット数で示された第2のメッシュの縦
    及び横座標とを統合し、これを統合コードとする工程
    と、(d).前記統合コードに対して、そのビット数が
    文字コードのビット数の倍数になるような第1の所定ビ
    ット数のコードを統合し、これを新たな統合コードとす
    る工程と、(e).前記新たな統合コードを読み、この
    新たな統合コードを前記文字コードのビット数で分割
    し、該分割した2進コード列に対応する文字を順次、文
    字テーブルから抽出する工程と、(f).前記抽出され
    た文字を、前記(e)工程での前記分割数分だけ集め、
    この集まった文字列を新ジオコードとして前記コンピュ
    ータネットワークを介して前記端末に送信させる工程と
    からなることを特徴とする位置情報変換方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、(k).前記新たな統合
    コードが生成される毎に、該新たな統合コードのコード
    を並べ替えて複数種の新たな統合コードを生成し、これ
    らの並べ替えられた新たな統合コードを前記(e)工程
    に送出する工程とを有することを特徴とする請求項1記
    載の位置情報変換方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、(m).前記数個の文字
    からなる新ジオコードの入力に伴って、この新ジオコー
    ドを文字単位に順次分離し、該文字を文字テーブルの対
    応するビット数の2進コード列に順次変換する工程と、
    (n).前記(m)工程で変換された2進コード列を統
    合して、前記(k)工程で並べ替えられた新たな統合コ
    ードを求めて、前記変種識別コードを取り除く工程と、
    (p).この変種識別コードを取り除いたとき、その変
    種識別コードに対応する並べ替えの手順を読み、この手
    順を逆算して前記入力者の識別コード、システム識別コ
    ード及び統合コードからなる前記原型の統合コードを復
    元する工程と、(q).前記復元された原型の統合コー
    ドを、下位から前記第1のビット数、第2のビット数、
    前記第3のビット数、前記第4のビット数の順で分離し
    て前記第1のメッシュ内における第2のメッシュの縦及
    び横座標及び前記タイル番号を得る工程と、(r).前
    記タイル番号に対応する前記大タイルの第1のメッシュ
    の座標を求め、この座標に前記第1のメッシュ内の前記
    第2のメッシュの縦横座標を合成し、これを前記地図の
    緯度経度に逆写像して前記入力された新ジオコードに対
    応する緯度経度を得る工程とを有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の位置情報変換方法。
  4. 【請求項4】 緯度経度からなる地図上における位置の
    入力に伴って、この位置を前記地図と一対でかつ該地図
    を一定間隔でメッシュ化した第1のメッシュの番号が割
    り振られた平面に写像した後に、前記地図全体を覆う大
    タイル上での前記位置を、前記第1のメッシュの番号
    と、前記第1のメッシュを所定間隔(所定間隔≪一定間
    隔)の第2のメッシュでメッシュ化したときの前記第1
    のメッシュにおける前記第2のメッシュの縦横座標とを
    用いて得る装置に用いられる記憶媒体であって、コンピ
    ュータに、(a).前記入力された位置に対応する前記
    大タイル内の第1のメッシュの番号を読み込みさせ、こ
    の番号を、前記大タイルにおける前記第1のメッシュの
    総数を2進数で表現したときの第1のビット数で表現さ
    せる工程と、(b).前記第1のメッシュに前記第2の
    メッシュを定義したときの前記第1のメッシュ内の縦及
    び横座標を、前記第1のメッシュにおける前記第2のメ
    ッシュの総数を2進数で表現したときの前記縦座標の第
    2のビット数及び横座標の第2のビット数を求めさせる
    工程と、(c).前記第1のビット数で示された前記第
    1のメッシュの番号と前記第2のビット数で示された第
    2のメッシュの縦及び横座標とを統合させ、これを統合
    コードとさせる工程と、(d).前記統合コードに対し
    て、そのビット数が文字コードのビット数の倍数になる
    ような第1の所定ビット数のコードで統合させ、これを
    新たな統合コードとさせる工程と、(e).前記新たな
    統合コードを読み、この新たな統合コードを前記文字コ
    ードのビット数で分割させ、該分割した2進コード列に
    対応する文字を順次、文字テーブルから抽出させる工程
    と、(f).前記抽出された文字を、前記(e)工程で
    の前記分割数分だけ集め、この集まった文字列を新ジオ
    コードとして送出させる工程とを実現させるための位置
    情報変換のプログラムを記憶した記憶媒体。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータに、、(k).前記新
    たな統合コードが生成される毎に、該新たな統合コード
    のコードを並べ替えて複数種の新たな統合コードを生成
    させ、これらの並べ替えられた新たな統合コードを前記
    (e)工程に送出させる工程と、(m).前記数個の文
    字からなる新ジオコードの入力に伴って、この新ジオコ
    ードを文字単位に順次分離させ、該文字を文字テーブル
    の対応するビット数の2進コード列に順次変換させる工
    程と、(n).前記(m)工程で変換された2進コード
    列を統合させて、前記(k)工程で並べ替えられた新し
    い統合コードを求めさせた後に、前記変種識別コードを
    取り除かせる工程と、(p).この変種識別コードが取
    り除かれたとき、その変種識別コードに対応する並べ替
    えの手順を読み、この手順を逆算して前記入力者の識別
    コード、システム識別コード及び統合コードからなる前
    記原型の統合コードを復元させる工程と、(q).前記
    復元された原型の統合コードを、下位から前記第1のビ
    ット数、第2のビット数、前記第3のビット数、前記第
    4のビット数の順で分離させて前記第1のメッシュ内に
    おける第2のメッシュの縦及び横座標及び前記タイル番
    号を求めさせる工程と、(r).前記タイル番号に対応
    する前記大タイルの第1のメッシュの座標を求めさせ、
    この座標に前記第1のメッシュ内の前記第2のメッシュ
    の縦横座標を合成させて、これを前記地図の緯度経度に
    逆写像させ、前記入力された新ジオコードに対応する緯
    度経度を求めさせる工程とを実現させるための請求項4
    記載の位置情報変換のプログラムを記憶した記憶媒体。
JP2002356931A 2002-12-09 2002-12-09 位置情報変換方法及び位置情報変換のプログラムを記憶した記憶媒体 Pending JP2003186391A (ja)

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