JP2003186273A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003186273A
JP2003186273A JP2001396706A JP2001396706A JP2003186273A JP 2003186273 A JP2003186273 A JP 2003186273A JP 2001396706 A JP2001396706 A JP 2001396706A JP 2001396706 A JP2001396706 A JP 2001396706A JP 2003186273 A JP2003186273 A JP 2003186273A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1.装置の大型化やコストアップ等の不具合を
招くことなく、バンディングの防止を図るとともに、組
立性にも優れた画像形成装置を提供する。2.ドラム軸
とギア固定時の組立誤差に起因して生じる色ずれを防止
する。 【解決手段】1.シザースギア36・37の付勢手段と
して、ねじりコイルばね38を用い、バネ端部38a・
38bを、対応するギア36・37の係合部に対して、
係合、係合解除自在とする。そして、シザースギア36
・37と対向ギア35とを噛合せた後に、付勢バネ38
とギア36・37を係合する。2.回転軸41に対し樹
脂ギア36を軸方向に圧接固定する駆動伝達構成におい
て、ギア36は、回転軸41に対する回り止め部42・
43・41cを有し、この回り止め部は、ギア36の噛
み合い幅Lよりもスラスト方向外側に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置や静電
記録方式の画像形成装置に関するもので、特に、カラー
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置の一つとして、感光
体ドラムを複数並列配置し、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色のトナーを重ね合わせて画像の形成
を行うタンデム型のカラーレーザービームプリンタが知
られている。像担持体である感光体ドラムを高精度に駆
動することは、バンディング(画像の濃淡むら)や色ず
れの少ない良質の画像を得るために重要な事項である。
【0003】図8は、従来の感光体ドラムの駆動構成の
一例を示す図である。21と22は画像形成装置本体の
前側板と後側板(前後のフレーム板金)である。71は
ドラム軸であり、前後側板21、22間にベアリング2
3、24を介して回転自由に軸受支持させてある。11
は感光ドラムであり、ドラム軸71に固定支持させてあ
る。
【0004】32はドラム駆動ユニットのフレームであ
り、後側板22の外側に取り付け固定されている。ドラ
ム軸71の後端部は後方に延長させてフレーム32にベ
アリング33を介して軸受支持させると共に、フレーム
32を貫通させてフレーム外方に突出させてある。
【0005】34はフレーム32の内側に取り付け固定
したモーター、35はこのモーター34の回転軸に固着
したモーターギアである。51はドラム軸71の後端部
に一体に配設したドラム軸ギアであり、モーターギア3
4と噛み合わせてある。モーターギア34は小径ギア、
ドラム軸ギア51は大径ギアであり、減速ギア列を構成
している。ドラム軸ギア51は、ドラム軸71に対し、
スプリングピン52、圧縮バネ53、止め輪54を用い
て固定される。スプリングピン52は、ドラム軸ギア5
1とドラム軸71との周方向の結合部材で、駆動伝達を
行なう。付勢部材である圧縮バネ53および止め輪54
は、ドラム軸71に対して、ドラム軸ギア51の軸方向
の位置決めを行なう。モーターギア34の回転駆動力を
減速ギア列であるモーターギア35とドラム軸ギア51
を介してドラム軸71に伝達してドラム軸71すなわち
感光体ドラム1を回転駆動させる構成である。
【0006】バンディングや色ずれの発生原因の一つと
して、感光体ドラムの回転ムラが挙げられる。感光体ド
ラムの回転ムラは、ドラム駆動系のギア列の噛み合い周
波数の速度変動により生じるほか、感光体ドラムに作用
する画像形成プロセス手段、特に、記録材にトナー像を
転写し搬送する転写部記録材搬送手段や中間転写体の速
度変動が伝わって生じることがある。
【0007】バンディングを防止する一般的な方法とし
て、図8のように、ドラム軸71上にフライホィール6
1を設ける方法が知られている。これは、慣性効果によ
り、感光体ドラムの速度変動の抑制を、比較的周波数帯
の高い領域において図ることを意図したものである。な
お、フライホィール61は、ビス62を用いてドラム軸
71に固定される。
【0008】一方、複数の感光体ドラムを有する装置に
おいて、色ずれを防止する方法として、以下の2つの考
え方が知られている。 (1)感光体ドラムの1回転周期の速度変動を小さく
し、各色毎に画像伸縮を少なくし、結果、色ずれを抑制
する。 (2)感光体ドラムの1回転周期の速度変動により生じ
る各色の画像伸縮の振幅および位相を合わせ込み、色ず
れをキャンセルする。
【0009】図8の駆動構成にて、(1)の考え方に沿
って感光体ドラム11の回転精度の向上を図ろうとした
場合、ドラム軸71上に設けられた被駆動ギアであるド
ラム軸ギア51のフレを小さくすることが最も重要であ
る。
【0010】これについて説明する。2つのギアの噛み
合い位置が、半径方向に変動すると、その量に比例して
被駆動側の回転速度変動が発生する。つまり、被駆動ギ
アの1回転周期の半径変動、つまりフレが、そのまま幾
何学的に1回転周期の速度変動に変換されるためであ
る。
【0011】ここで、上記したギアのフレの意味は、ギ
ア単品のフレを指すのでは無く、ドラム軸に結合した状
態でのフレを指す。結合状態のフレを小さくするには、
ギア単品のフレ(全ピッチ噛み合い誤差)を小さくする
と共に、ドラム軸に対しギアを、偏心や傾きの無いよう
に結合する必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では以下に述べる問題点がある。まず、バンディン
グ防止を目的として設けられるフライホィールの問題点
について述べる。タンデム型の装置では、ドラムとドラ
ムの間隔で、フライホィールの半径が規制される。この
ため、必要な慣性量を確保するために、厚みを増やした
り、軸方向にオフセットして配置する等の設計が一般に
為されるが、装置の大型化を招くものである。
【0013】また、フライホィールを支持するドラム
軸、ベアリング、枠体等に強度、剛性が求められるた
め、コスト面で不利になる。また、フライホィールを追
加した分、モーターの必要起動トルクが大きくなるた
め、より大型のモーターが必要となり、スペース面、コ
スト面で不利になる。
【0014】さらに、厚紙やOHTなど転写材の種類に
応じて、画像形成のプロセススピードを遅くする仕様の
場合、フライホィールの慣性効果が大幅に減じるという
欠点がある。これは、慣性効果が速度の二乗に比例する
ことによるもので、例えば、プロセススピードが半速の
場合、慣性効果は1/4となり、プロセススピードが1
/4速の場合は、慣性効果は1/16となる。その結
果、1/1速(標準速度)では効果があっても、遅い速
度モードにおいては、バンディング防止の効果が得られ
なくなる場合がある。ここで、遅い速度に合わせて、慣
性量を決めてしまうと、上述した種々の欠点は、大幅に
増加してしまう。
【0015】また、自動車の駆動系によく用いられるシ
ザースギアは、メインギアとサブギアが相互に回転可能
に付勢されてバックラッシが取り除かれるため円滑な駆
動が可能であり、バンディング防止の効果は期待できる
ものの、組立性に困難があり、画像形成装置を含む事務
機器では一般的とはなっていない。
【0016】次に、色ずれに関して、前記従来例におけ
るドラム軸とギアとの結合方法について問題点を述べ
る。
【0017】ドラム軸に対しギアを、偏心の無いように
結合する必要性は、前述の噛み合い位置の半径方向変動
より、回転速度変動が生じるという説明にて明らかであ
るが、次いで、ドラム軸に対しギアを、傾きの無いよう
に固定することの必要性の理由について説明する。
【0018】ドラム駆動系のギアは、一般に、ハスバギ
アが用いられる。これは、平歯車よりも噛合い率が高
く、噛み合い周波数の速度変動が小さく、バンディング
防止に非常に有効なためである。しかしながら、ハスバ
ギアは、ねじれ角を有するため、ギアの噛み合い位置が
軸方向に変動すると、回転誤差につながるという短所を
併せ持っている。このため、ドラム軸に対しギアを、傾
きの無いように固定することが必要となる。
【0019】また、ギアとドラム軸との結合は、周方向
に遊びの無いようにする必要がある。これは、周方向に
遊びがあると、紙送り等の外乱の影響で、感光体ドラム
の負荷変動が発生すると、速度変動を引き起こし、色ず
れやショック画像を招いてしまうからである。
【0020】図8に示す従来例は、ドラム軸71とドラ
ム軸ギア51の間にスプリングピン52を介在させて、
駆動伝達を行なう構成である。スプリングピン52は、
ドラム軸71に設けた穴に圧入され、一方、ドラム軸ギ
ア51に設けた溝部に対しては、軽圧入され、結果、ド
ラム軸ギア51とドラム軸71とは、周方向に遊びなく
固定される。また、ドラム軸ギア51の内径とドラム軸
71の外径との寸法関係は、極力隙間の小さいものと
し、結合時の偏心を減らすように配慮される。
【0021】しかしながら、上記構成では、ドラム軸7
1とスプリングピン52との間および、スプリングピン
52とドラム軸ギア51との間に必ず芯ずれがあるた
め、結果、ドラム軸71に対しドラム軸ギア51が偏心
した状態で固定されることになる。この事は、スプリン
グピン52をドラム軸71に対し貫通させて、ドラム軸
ギア51との係合箇所が周方向に2箇所の構成において
も、あるいは、貫通させずに片腕構成とし、ドラム軸ギ
ア51との係合箇所が周方向に1箇所の構成において
も、程度の差はあるものの、同様に生じるものである。
【0022】さらに、上述のドラム軸71に対してのド
ラム軸ギア51の偏心量はギアの幅方向(軸方向)で一
定でないことにより、ドラム軸71に対してドラム軸ギ
ア51の傾きも引き起こすことになる。したがって、上
記構成は、ギア単品の精度が仮に良い場合においても、
ドラム軸71に対するドラム軸ギア51の結合方法に起
因する、感光体ドラム11の回転ムラの劣化を招き、結
果色ずれに到るものである。
【0023】上記構成以外に、ギアの結合方法として、
セットビス等を軸線の直交方向に締結して、ギアをドラ
ム軸に対して結合する方法が知られているが、これは、
前述のスプリングピンを用いた固定方法よりも、さらに
ギアの傾きが大きくなるものであり、最も望ましくな
い。
【0024】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、装置の大型化やコストアッ
プ等の不具合を招くことなく、バンディングの防止、つ
まり高画質化を図るとともに、組立性にも優れた画像形
成装置を提供することにある。
【0025】また、本発明の第2の目的は、ドラム軸な
どの回転軸とギアとの結合に起因して生じる色ずれを防
止し、画質の優れた画像形成装置を提供することにあ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像形
成装置は、画像形成手段と、画像形成手段を駆動する駆
動手段と、駆動手段からの駆動力を画像形成手段に伝達
する駆動伝達手段とを有する画像形成装置において、駆
動伝達手段は、回転軸と、回転軸と一体的に回転する第
1ギアと、該第1ギアに対して周方向に回転可能な第2
ギアと、第1ギアと第2ギアに係合した際に互いを周方
向に付勢可能な付勢手段と、第1ギアと第2ギアに噛合
して駆動を伝達する対向ギアと、を有し、第1ギアと第
2ギアは付勢手段と係合するための係合部をそれぞれ有
し、係合部のいずれか一方は前記付勢手段に対して係合
・係合解除自在に構成されることを特徴としている。
【0027】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1ギア及び第2ギアと対向ギアとを噛合させた後
に付勢手段の一端を係合部に係合させることを特徴とし
ている。
【0028】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、付勢手段の一端が係合・係合解除自在に設けられる
ギアが、付勢手段の一端が貫通する穴を有し、穴は付勢
手段の一端が係合する係合位置と係合を解除する解除位
置とを有することを特徴としている。
【0029】請求項4の発明の画像形成装置は、請求項
1の発明において、付勢手段の係合・係合解除動作を補
助する補助部材を設けたことを特徴としている。
【0030】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、付勢手段はコイルばねであることを特徴としてい
る。
【0031】請求項6の発明の画像形成装置は、請求項
1の発明において、第1ギアと第2ギアと付勢手段がユ
ニット化されていることを特徴としている。
【0032】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の画像形成スピードを有することを特徴として
いる。
【0033】請求項8の発明は、画像形成手段と、画像
形成手段を駆動する駆動手段と、駆動手段からの駆動力
を前記画像形成手段に伝達する駆動伝達手段とを有する
画像形成装置において、駆動伝達手段は、回転軸と、回
転軸と一体的に回転する樹脂材より成るギアとを有し、
回転軸とギアのそれぞれの嵌合部が嵌合により位置決め
されると共に、回転軸に対してギアを軸方向に圧接して
固定するもので、回転軸と前記ギアとの間の駆動伝達
は、圧接面を介して行われるものであり、ギアは、回転
軸に対して回転することを防止する回り止め部を有し、
回り止め部は、ギアの噛合い幅よりもスラスト方向外側
に設けたことを特徴としている。
【0034】請求項9の発明は、請求項1または8の発
明において、画像形成手段が、像を担持する像担持体で
あることを特徴としている。
【0035】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、像担持体は複数備えられ、複数の像担持体はそれ
ぞれ異なる色の像を担持し、複数の色の異なる像を重ね
合わせることによりカラー画像を形成することを特徴と
している。
【0036】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、像担持体は複数備えられ、一つもしくは複数の第
1の像担持体より、第2の像担持体に像の授受を行な
い、カラー画像を形成する画像形成装置であり、第2の
像担持体は、中間転写体であることを特徴としている。
【0037】請求項12の発明は、請求項1または8の
発明において、像を担持する像担持体より、記録材に像
を転写する画像形成装置であり、画像形成手段は、転写
行程中の記録材を搬送する転写部記録材搬送手段である
ことを特徴としている。
【0038】請求項13の発明は、請求項1または8の
発明において、画像形成手段は、像を担持する像担持体
を有し、画像形成手段は、像担持体に接触して帯電する
帯電手段であることを特徴としている。
【0039】請求項14の発明は、請求項1または8の
発明において、画像形成手段は、像を担持する像担持体
を有し、画像形成手段は、像担持体に接触して前記像を
現像する現像手段であることを特徴としている。
【0040】請求項12の発明は、複数の画像形成スピ
ードを有することを特徴としている。
【発明の実施の形態】
【0041】(第1実施例)以下、図面に沿って本発明
の実施形態について説明する。図6は、本発明が適用可
能である、カラー画像形成装置(カラーレーザービーム
プリンタ)の概略断面図である。この装置は、タンデム
型の装置であり、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの4色のトナーを重ね合わせて、カラー画像の形成を
行なうものである。各色のトナー像を担持する像担持体
として複数のドラム状の感光体が備えられている。
【0042】10Y、10M、10C、10Kは右側か
ら左側に順次に並列配置したイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色の都合4つの各色画像形成部であ
る。各色画像形成部は何れも像担持体として感光体ドラ
ム11を用いた電子写真プロセス機構であり、矢印の時
計方向に回転駆動される感光体ドラム11のまわりに
は、露光手段としての露光LEDヘッド12、現像器1
3、帯電手段としての注入帯電器14が配置され、帯電
手段14により感光体ドラム11を一様に帯電した後、
露光手段12により潜像が形成され、現像器13により
潜像が現像される。これら一連の電子写真プロセスによ
り各色画像形成部で感光体ドラム11の表面に各色のト
ナー像を形成する。
【0043】即ち、画像形成部10Yでは感光体ドラム
11の面にイエロートナー像が、画像形成部10Mでは
感光体ドラム11の面にマゼンタトナー像が、画像形成
部10Cでは感光体ドラム11の面にシアントナー像
が、画像形成部10Kでは感光体ドラム11の面にブラ
ックトナー像がそれぞれ形成される。
【0044】4は転写部記録材搬送手段としてのエンド
レスの転写ベルトであり、上記4つの画像形成部10
Y、10M、10C、10Kの下側に各画像形成部間に
一連に渡らせて懸回張設して配設してあり、矢印の反時
計方向に回転駆動される。1は記録材(記録紙)を収納
したカセットである。カセット1に収納された記録材
は、給紙部2により給紙された後、レジストローラー3
に到達する。記録材は、レジストローラー3により斜行
等を補正しタイミングをとって転写ベルト4に向かって
送り出される。
【0045】この間に、原稿読み取り装置(不図示)、
あるいはコンピュータ等の出力装置(不図示)より送ら
れた画像情報信号によって、各色画像形成部において感
光体ドラム11上にはそれぞれ各色に対応した潜像が形
成され、その潜像が各色のトナー像として現像される。
【0046】レジストローラー3より送り出された記録
材は、転写ベルト4上に静電吸着され、転写ベルト4の
回動により各色画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの下を通過しながら搬送されていく。
【0047】各色画像形成部10Y、10M、10C、
10Kにおいて、感光体ドラム11上の各色のトナー像
は、転写ベルト4と感光体ドラム11が近接するところ
で、転写手段5Y、5M、5C、5Kの作用により、順
次記録材上に重畳されて転写される。4色のトナー像の
転写が終了した記録材は、曲率分離により転写ベルト4
から剥がされ、定着部6に搬送される。定着部6は加熱
されており、各色のトナーは熱溶融し記録材上にカラー
画像が定着される。完成したカラー画像形成済み記録材
は、排紙トレイ7上に排出され、画像形成動作は終了す
る。
【0048】黒単色モードの場合は黒の画像形成部10
Kのみが画像形成動作する。図7は他のカラー画像形成
装置の概略図である。このカラー画像形成装置も図6の
装置と同様にタンデム型であるが、転写部記録材搬送手
段としてのエンドレスの転写ベルト4を中間転写体とし
ての中間転写ベルト16にしたものである。中間転写ベ
ルト16は矢印の時計方向に回転駆動されて、この中間
転写ベルト16の面に各色画像形成部10Y、10M、
10C、10Kの転写部でイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各トナー像が順次に重畳転写されて未定
着のカラートナー画像が合成形成される。
【0049】この中間転写ベルト16上に合成形成され
たカラートナー画像が二次転写ローラ17によって記録
材に一括転写され、定着部6に搬送される。
【0050】100は原稿読み取り装置である。各色画
像形成部10Y、10M、10C、10Kにおいて、露
光手段12は本例ではレーザービームスキャナーであ
り、15は感光体ドラムクリーナーである。18は中間
転写ベルトクリーナーである。黒単色モードの場合は黒
の画像形成部10Kのみが画像形成動作する。
【0051】続いて、本実施例のカラー画像形成装置に
おける各色画像形成部10Y、10M、10C、10K
での感光体ドラム11の駆動構成について説明する。
【0052】図1は、本実施例の感光体ドラムの駆動構
成を示す図である。ドラム駆動ユニット31は、駆動源
としてのモーター34と、減速機構としてのギア列と、
出力軸としてのドラム軸41とを有す。ドラム駆動ユニ
ット本体は、本体後側板22に取り付け固定され、ドラ
ム軸41は、ベアリング23、24を介して、本体前後
側板21、22間に位置決め、支持される。
【0053】感光体ドラム11は、回転軸であるドラム
軸41に支持され、一体的に回転する。両者は、周方
向、軸方向に遊びなく、しっかりと結合される。
【0054】減速機構としてのギア列は、モーターギア
35とドラム軸ギアより成る。ドラム軸ギアは、シザー
スギアで、樹脂材より成るメインギア(第1ギア)36
と樹脂材より成るサブギア(第2ギア)37とそれらを
付勢する付勢手段としての付勢ばね38とを有す。付勢
ばね38は、メインギア36とサブギア37に懸架して
モーメントを発生し、メインギア36とサブギア37と
により、対向ギアであるモーターギア35を挟み込み、
バックラッシ取りをする。駆動伝達ギアは、メインギア
36であり、メインギア36とドラム軸41とは、周方
向、軸方向に遊びなく固定され一体的に回転する。一
方、サブギア37は、メインギア36に対し周方向に回
転自在で、バックラッシ取りの機能を受け持つ。
【0055】続いて、シザースギアについて詳述する。
本発明のシザースギアは、装置本体への組み付けが容易
になるようにユニット構成をとる。図2と図3は、シザ
ースギアの分解斜視図およびユニット状態の斜視図であ
る。図4は、装置後方よりの正面図である。
【0056】シザースギアユニット40は、メインギア
36、サブギア37、付勢ばね38、セットレバー39
の4点より構成され、メインギア36に対し、順に付勢
ばね38、サブギア37を組み付け、最後にセットレバ
ー39をメインギア36のパッチン爪36d・36dに
係合させて、これらをユニット状態にする。37f・3
7fはサブギア37側に設けたパッチン爪通し孔であ
る。
【0057】付勢ばね38は、ねじりコイルばねで、メ
インギア36とサブギア37の間の空間内に配設され
る。メインギア36の穴部36aに、付勢ばね38の一
端38aが係合している。付勢ばね38はギアに対し付
勢力を生じるものであれば特に形状は問わないが、ここ
ではコイルばねを用いてギアへの取り付けを容易にして
いる。サブギア37は、円形でない異形穴37aを有
し、付勢ばね38の他端38bが、サブギア37の異形
穴37aを貫通し、異形穴37aの付勢解除部37bに
位置している。セットレバー39の溝部39aは、付勢
ばね38の他端38bに遊びをもって係合している。
【0058】サブギア37は、メインギア36のボス部
36bに、内径部37eを嵌合させて、メインギア36
に対し回転自在となるようにしている。
【0059】続いて、シザースギアユニット40のドラ
ム駆動ユニット31に対する組み付け方法を説明する。
【0060】ドラム駆動ユニット31のフレーム32に
対し、モーターギア35を備えるモーター34を組み付
け、フレーム32に圧入固定されたベアリング33に対
し、ドラム軸41を挿入し、仮組みしておく。続いて、
シザースギアユニット40を、ドラム軸41の後方より
挿入して、ドラム軸上に嵌合させて組み付ける。この
時、付勢ばね38のばね圧はチャージせずに、メインギ
ア36とサブギア37との位相は任意のまま組み付け
る。シザースギアユニット40を軸方向の所定の位置に
セットし、対向ギアであるモーターギア35と、シザー
スギア36、37との噛み合せが済んだ後、付勢圧のチ
ャージ作業を行なう。
【0061】ここで、図4は、付勢圧のチャージ前の状
態を示す図で、図5は、チャージ後の状態を示す図であ
る。
【0062】付勢圧のチャージ作業は、メインギア36
が連れ回りしないように、メインギア36を押さえた状
態で、付勢ばね38の係合解除動作を補助するセットレ
バー39を時計方向に20度程度回すことで行なわれ
る。
【0063】この操作により、付勢ばねの他端38b
は、セットレバー39のA辺に押されて、サブギア37
の異形穴37a内を移動する。付勢解除部37bより、
突起部37cを乗り越えて係合部37dに到る。付勢ば
ね38の他端38bとサブギア係合部37dとが係合す
ることにより、付勢ばね38はモーメントを発生し、シ
ザースギア36、37の挟み込み動作がなされる。
【0064】なお、この時点では、シザースギアユニッ
ト40は、ドラム軸41に対し、装着されているだけ
で、周方向、軸方向とも固定がなされていない。
【0065】続いて、シザースギアユニット40のドラ
ム軸41への固定について説明する。ドラム軸41に対
し、シザースギアユニット40を組み付け後、さらに、
カラー42をドラム軸41上に組み付ける。その後に、
ドラム軸端面に設けられたビス穴41aに対し、ビス4
3を取り付けて、締め付ける。これにより、シザースギ
アのメインギア36は、ベアリング33の内輪、カラー
42と共に、ドラム軸41の段差部41bと、ビス43
とに挟まれる形になる。言い換えると、メインギア36
は、ドラム軸41に対して、軸方向に圧接して固定され
たことになる。
【0066】この構成は、メインギア36よりドラム軸
41への駆動力の伝達を、上記複数の部材を介して為す
ものであり、ギア端面の摩擦駆動である。したがって、
メインギア36がドラム軸41に対して空回りしないよ
うに、メインギア36を軸方向にしっかりと圧接する必
要がある。メインギア36のクリープによる寸法変化
や、突発的な過負荷を考慮して、ビス緩みの未然防止を
図るべく、ビス43は、ワッシャーとスプリング付きの
ビスを用いる。
【0067】また、万が一、ビス緩みが発生した場合、
ビス緩みの進行を停止させるためと、メインギア36と
ドラム軸41との空転を防止するために、ドラム軸41
とカラー42、および、カラー42とメインギア36と
の間に、回り止めを設けている。ドラム軸41とカラー
42は、嵌合部を二方取り形状41c(図3)にして、
回り止めとしている。カラー42とメインギア36の間
は、図に示すように、それぞれ、凸部42aと、凹部3
6cを設けている。この凹凸部は、周方向に充分にガタ
を持つもので、通常の駆動伝達には関与しないで、回り
止めとしての機能のみを持たせている。
【0068】なお、組立順序は、上述したように、付勢
ばね38のチャージ作業の後に、シザースギア36のド
ラム軸41に対する固定を行なうものでも、その逆のど
ちらでも良い。
【0069】また、ドラム駆動ユニット31の分解メン
テナンスに際して、シザースギアユニット40の脱着を
行なう場合は、付勢ばね38の圧チャージ解除作業が必
要である。圧チャージ解除作業は、セットレバー39を
逆方向(反時計方向)に回すことで為される。この操作
により、付勢ばね38の他端38bは、セットレバー3
9のB辺に押されて突起37c部を乗り越え、サブギア
係合部37dとの係合が解除される。
【0070】以上、ドラム駆動ユニット31の構成につ
いて、概略を記した。続いて、構成の要所に関しては、
さらに詳述すると共に、本構成により得られる効果につ
いて説明する。
【0071】まず、バンディングに対してであるが、シ
ザースギアを用いることにより、バンディングを低減す
る効果が得られる。これは、付勢により、メインギア3
6と対向ギアであるモーターギア35との歯面離間が、
抑制されるためと考えられる。
【0072】以下に記す条件にて実験的に確認を行なっ
たところ、シザースギアを使用することにより、噛み合
い周波数の回転速度変動を、1/3程度に低減すること
が出来た。
【0073】<条 件> ギア共通:モジュール0.5、ねじれ角20度 モーターギア:16歯、銅系合金 ドラム軸ギア:96歯、ポリアセタール樹脂 ドラム軸の回転数:73rpm シザースギアの付勢ばねモーメント:18N・cm <結 果> シザースギア無し:w/f 0.50%程度 シザースギア有り:w/f 0.15%程度 シザースギアは、従来技術で述べたようにバンディング
低減に効果があるものの、圧チャージを行なわなければ
ならず、組立性に難があった。
【0074】本発明のシザースギアは、上述したよう
に、無理のない組立性を実現したもので、これにより、
バンディング低減効果のある画質に優れた画像形成装置
を提供するという目的が達成される。本実施例では、感
光体ドラム11の駆動に本発明のシザースギアを用いた
ので、感光体ドラム11の駆動ギアの噛み合いムラによ
り、感光体ドラム11に生じる回転ムラを低減すること
が出来る。
【0075】続いて、厚紙やOHTなど転写材の種類に
応じて、画像形成のプロセススピードを遅くする仕様の
装置での、シザースギアのバンディング低減効果を説明
する。
【0076】上記の条件に対し、ドラム軸の回転数を変
更して、噛み合い周波数の回転速度変動を、実験的に確
認した結果を下に示す。 <1/2速(ドラム軸の回転数:36.5rpm)での
結果> シザースギア無し:w/f 0.32%程度 シザースギア有り:w/f 0.08%程度、 <1/4速(ドラム軸の回転数:18.25rpm)で
の結果> シザースギア無し:w/f 0.25%程度 シザースギア有り:w/f 0.10%程度、 従来技術である慣性の付与(フライホィールの装着)
は、1/1速(標準速度)では効果が得られても、1/
2速、1/4速では効果が得られない、あるいは悪化す
る場合がある。これに対し、シザースギアは、1/1速
(標準速度)、1/2速、1/4速の全てで、噛み合い
周波数の回転速度変動の低減効果が得られる。
【0077】これより、シザースギアは、画像形成のプ
ロセススピード(ドラム軸の回転数)に依らずに、バン
ディング低減効果が得られるという、優れた効果を持つ
ことが明らかである。したがって、シザースギアは、複
数の画像形成スピードを有する画像形成装置に最適であ
る。
【0078】続いて、感光体ドラム以外の駆動部にシザ
ースギアを適用する例について説明する。感光体ドラム
に接触して画像形成を行なう部材として、転写ベルト4
(図6)、中間転写体16(図7)や、感光体ドラム1
1に接触して感光体表面を一様に帯電する接触帯電ロー
ラ14(図7)、感光体ドラムに接触して現像を行なう
接触現像ローラ13(図7)などの画像形成プロセス手
段がある。
【0079】これらの画像形成プロセス手段に速度変動
(回転ムラ)があると、感光体ドラムとの当接部を介し
て、速度変動(回転ムラ)が感光体ドラムに伝達し、感
光体ドラムの速度変動(回転ムラ)を誘発する。
【0080】これらの画像形成プロセス手段が駆動部を
備える場合、駆動ギアの噛み合いムラに代表される駆動
部材の回転ムラが、感光体の速度変動を引き起こし、感
光体の露光部にて、その周期の潜像ムラを発生させる。
この駆動部の回転ムラの振幅が大きい場合、感光体の速
度変動および、潜像ムラが大きなものとなり、バンディ
ングの発生に到る。
【0081】画像形成プロセス手段の駆動部の回転ムラ
に起因する感光体の速度変動を抑制する方法としては、
以下の2つの方針がある。
【0082】(1)画像形成プロセス手段の駆動部に対
策を施し、駆動部の回転ムラの振幅を低減する(発生源
対策)。 (2)画像形成プロセス手段と感光体ドラムとの当接条
件を変更して、駆動部の回転ムラが感光体ドラムに伝達
する量を低減する(伝達部対策)。 一般に、上記(2)の方法は、画像形成条件の変更を伴
うため、困難である。したがって、上記(1)の方法が
望ましい。
【0083】上記例では、感光体ドラム11の駆動にシ
ザースギアを用いたが、これに限定せず、転写ベルト4
や中間転写体16、接触帯電手段14や接触現像手段1
3等の画像形成プロセス手段の駆動にシザースギアを用
いれば、それら自体の回転ムラを低減出来ることが明ら
かである。
【0084】これら感光体ドラムと当接する画像形成プ
ロセス手段の駆動部にシザースギアを用いることで、駆
動部の回転ムラの振幅を低減することが出来、感光体ド
ラムの回転精度の劣化によるバンディングの発生が未然
に防止される。
【0085】次に、色ずれに対してであるが、ドラム軸
に対するギアの結合方法を、偏心、傾きのないものにし
て、色ずれ低減効果を得ている。
【0086】上述したように、本発明は、ドラム軸に対
してギアを固定するに際し、ギアと軸とを嵌合して、両
者を軸方向に圧接して固定するものであり、スプリング
ピンや平行ピンを用いていないため、従来例にて説明し
たような、これらの部材の芯ずれに起因する、組付け時
のギアの偏心がない。
【0087】また、ドラム軸と嵌合するギア内径部の形
状は、噛合い幅に対向する領域L(図1参照)におい
て、スプリングピンと係合するための溝形状や、回り止
めとして使用するための凹凸形状を設けておらず、単純
な円筒形状としている。一般に、樹脂成型品は、内径部
に溝や切欠き形状を設けると、その部分の真円度が悪化
する。このため、ドラム軸外径との嵌合ガタが、周方向
の一部において大きくなり、結果、ギアがドラム軸に対
し傾いて取り付く原因となる。
【0088】本実施例の構成は、上述したように、ギア
内径を単純な円筒形状としているため、ギア内径真円度
を高精度にすることができる。その結果、ドラム軸外径
との嵌合ガタを、周方向全域において小さくすることが
でき、ギアがドラム軸に対し傾いて取り付くことが、防
止される。
【0089】本発明は、上記したように、ギアと軸とを
圧接して固定するものであるから、万一のビス緩みに備
える必要がある。そのため、ギアに、回り止め部36c
を設けている。回り止め部36cは、凹または凸形状に
なるため、近傍部にてギア内径の真円度を劣化させてし
まう。この回り止め部36cの位置が、噛合い幅に対向
する領域L内にあると、ドラム軸に対するギアの偏心や
傾きを招いてしまう。したがって、回り止め部36cの
配置に配慮する必要が生じる。本発明は、回り止め部3
6cを対向領域Lよりも外側にすることで、上記のドラ
ム軸に対するギアの偏心や傾き等の不具合の発生を未然
に防止したもので、ドラム軸に対するギアの組付け精度
は最良の状態が得られる。
【0090】以上説明したように、本構成は、ギアをド
ラム軸に結合するに際し、ドラム軸に対してのギアの偏
心や傾きが、最小限に抑制されるものである。ドラム軸
に結合した状態でのギアのフレ精度が向上し、その結
果、各色毎の画像伸縮量および色ずれ量の低減が図ら
れ、高画質が達成される。これは、像担持体の軸に対す
るギアの取り付け時だけでなく、転写搬送手段や帯電手
段や現像手段に対するギアの取り付けにも適用できる。
【0091】従来例(スプリングピン使用)との実験比
較では、1/3程度の効果が得られた。以下、数値結果
を記す。
【0092】<各色毎の画像伸縮量> 従来例:90μm程度 実施例:30μm程度 <色ずれ量> 従来例:最大で180μm程度 実施例:最大で60μm程度
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1ギ
ア(メインギア)と、第2ギア(サブギア)と、付勢手
段(付勢バネ)とを有するシザースギアを、画像形成手
段に駆動を伝達する駆動系に使用し、付勢手段の両端部
を、それぞれ第1ギアと第2ギアの係合部に懸架して第
1ギアと第2ギアに係合した際に互いを周方向に付勢可
能にし、対向ギアを挟む力を発生させ、付勢手段の一方
の端部を対応するギアの係合部に対して係合・係合解除
自在としたので、シザースギアと対向ギアとを噛み合せ
た後に、付勢手段の端部を、係合部に位置せしめて、付
勢力を発生させることが出来、装置の大型化やコストア
ップ等の不具合を招くことなく、バンディングの防止を
図るとともに、組立性にも優れた画像形成装置を提供す
ることが可能となった。
【0094】また、本発明は、一体的に固定して成る回
転軸とギアとを回転動作させることで、駆動伝達を行な
う駆動部にて、該ギアの内径部を該回転軸の外径部と嵌
合させつつ、該回転軸に対して該ギアを軸方向に圧接し
て固定し、さらに、該ギアの回り止め部を、該ギアの噛
合い幅よりもスラスト方向外側に設けたものであるか
ら、回転軸に対するギアの組付け精度は最良の状態とな
り、回転軸とギアとの結合に起因して生じる色ずれを防
止するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の感光体ドラムの駆動構成を示す図
【図2】 シザースギアの分解斜視図
【図3】 ドラム駆動ユニットの分解斜視図(シザース
ギアのユニット状態の斜視図)
【図4】 付勢圧チャージ前の状態を示す装置後方より
の正面図
【図5】 付勢圧チャージ後の状態を示す装置後方より
の正面図
【図6】 カラー画像形成装置の概略断面図
【図7】 別のカラー画像形成装置の概略断面図
【図8】 従来の感光体ドラムの駆動構成の一例を示す
【符号の説明】
4 転写ベルト 11 感光体ドラム 16 中間転写体 14 帯電器 13 現像器 31 ドラム駆動ユニット 35 モーターギア 36 メインギア 37 サブギア 37a 異形穴 37b 付勢解除部 37d 係合部 38 付勢ばね 38a 付勢ばねの一端 38b 付勢ばねの他端 39 セットレバー 40 シザースギアユニット 41 ドラム軸 42 カラー 43 ビス L 噛合い幅に対向する領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 114 G03G 15/01 114A 3J030 15/02 101 15/02 101 15/08 501 15/08 501Z 15/16 15/16 21/00 350 21/00 350 Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 BB42 BB53 BB71 2H035 CA07 CB01 CG03 2H071 CA01 CA02 CA05 DA06 DA08 DA09 EA06 EA18 2H077 AD06 BA01 EA15 GA13 2H200 FA04 FA10 GA12 GA23 GA47 HA02 HB12 HB14 HB22 JB06 JB10 JC03 LA23 LA29 LA38 3J030 AA06 AB05 BA01 BB03 BC01 BD05 CA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段と、該画像形成手段を駆動
    する駆動手段と、該駆動手段からの駆動力を前記画像形
    成手段に伝達する駆動伝達手段とを有する画像形成装置
    において、 前記駆動伝達手段は、前記画像形成手段を駆動する第1
    ギアと、該第1ギアに対して周方向に回転可能な第2ギ
    アと、前記第1ギアと前記第2ギアに係合した際に互い
    を周方向に付勢可能な付勢手段と、前記第1ギアと前記
    第2ギアに噛合して駆動を伝達する対向ギアと、を有
    し、 前記第1ギアと前記第2ギアは前記付勢手段と係合する
    ための係合部をそれぞれ有し、 前記係合部のいずれか一方は前記付勢手段に対して係合
    ・係合解除自在に構成されることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ギア及び前記第2ギアと前記対
    向ギアとを噛合させし後に前記付勢手段の一端を前記係
    合部に係合させることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段の一端が係合・係合解除自
    在に設けられるギアは、前記付勢手段の一端が貫通する
    穴を有し、該穴は前記付勢手段の一端が係合する係合位
    置と係合を解除する解除位置とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段の係合・係合解除動作を補
    助する補助部材を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段はコイルばねであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ギアと前記第2ギアと前記付勢
    手段がユニット化されていることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の画像形成スピードを有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成手段と、該画像形成手段を駆動
    する駆動手段と、該駆動手段からの駆動力を前記画像形
    成手段に伝達する駆動伝達手段とを有する画像形成装置
    において、 前記駆動伝達手段は、回転軸と、該回転軸と一体的に回
    転する樹脂材より成るギアとを有し、前記回転軸と前記
    ギアのそれぞれの嵌合部が嵌合により位置決めされると
    共に、前記回転軸に対して前記ギアを軸方向に圧接して
    固定するもので、前記回転軸と前記ギアとの間の駆動伝
    達は、圧接面を介して行われるものであり、前記ギア
    は、前記回転軸に対して回転することを防止する回り止
    め部を有し、前記回り止め部は、前記ギアの噛合い幅よ
    りもスラスト方向外側に設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成手段は、像を担持する像担
    持体であることを特徴とする請求項1または8に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体は複数備えられ、該複数
    の像担持体はそれぞれ異なる色の像を担持し、該複数の
    色の異なる像を重ね合わせることによりカラー画像を形
    成することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体は複数備えられ、一つも
    しくは複数の第1の像担持体より、第2の像担持体に像
    の授受を行ない、カラー画像を形成する画像形成装置で
    あり、該第2の像担持体は、中間転写体であることを特
    徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 像を担持する像担持体より、記録材に
    像を転写する画像形成装置であり、前記画像形成手段
    は、転写行程中の記録材を搬送する転写部記録材搬送手
    段であることを特徴とする請求項1または8に記載の画
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 画像形成手段は、像を担持する像担持
    体を有し、前記画像形成手段は、前記像担持体に接触し
    て帯電する帯電手段であることを特徴とする請求項1ま
    たは8に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像形成手段は、像を担持する像担持
    体を有し、前記画像形成手段は、前記像担持体に接触し
    て前記像を現像する現像手段であることを特徴とする請
    求項1または8に記載の画像形成装置。
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