JP2003185212A - 室内ユニット及び空気調和機 - Google Patents

室内ユニット及び空気調和機

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JP2003185212A
JP2003185212A JP2003004388A JP2003004388A JP2003185212A JP 2003185212 A JP2003185212 A JP 2003185212A JP 2003004388 A JP2003004388 A JP 2003004388A JP 2003004388 A JP2003004388 A JP 2003004388A JP 2003185212 A JP2003185212 A JP 2003185212A
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indoor
ventilation
air
indoor unit
fan
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JP2003004388A
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Yoshihiro Ito
喜啓 伊藤
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Kei Matsuda
圭 松田
Hiroshi Kanbara
裕志 神原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内ユニットの限られたスペースを有効に利
用してメンテナンスサービスなどの作業性にも優れた換
気装置を設置する。 【解決手段】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
から吹き出すためのファンと、室内気と室外ユニットか
ら供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器
と、換気ファン18と該換気ファン18に連結される換
気ホース19とを具備し室内気を吸引して室外へ排気す
る換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニット
制御部15とを備え、室内ユニット制御部15に換気フ
ァン18を固定して、室内ユニット制御部15と換気フ
ァン18とを一体化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房又は冷房によ
り快適な室内環境を提供する室内ユニット及び空気調和
機に係り、特に、室内の空気を換気することができるよ
うにした室内ユニット及び空気調和機に用いて好適な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内ユニット及び室外ユ
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
の各ユニットには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外
気との間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱
交換器が備えられている。
【0003】これら室内熱交換器及び室外熱交換器は、
他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒回路を構成す
る要素になっている。冷媒はこの回路を物理的に循環す
ることで、熱的にも高温高圧気体、低温低圧気体、高温
高圧液体、低温低圧液体という状態変化の循環プロセス
を辿り、室内の冷暖房を実現することになる。なお、こ
の室内の冷暖房は、直接的には前記室内熱交換器内の冷
媒と室内気との熱交換により実現されることになる。
【0004】ちなみに、暖房運転時は、圧縮機で高温高
圧の気体とされた気体冷媒を室内熱交換器に送出して、
当該冷媒と室内気との間で熱交換を行うことにより冷媒
は凝縮し高温高圧の液冷媒化が実現される。また、冷房
運転時は、高温高圧の気体冷媒を室外熱交換器に送出し
て室外気と熱交換させて高温高圧の液冷媒とし、これを
さらに膨張弁に通すことで減圧し、低温低圧の液冷媒と
して室内熱交換器に送出し、この冷媒と室内気との間で
熱交換を行うことにより蒸発し低温低圧の気体化が実現
される。
【0005】このような空気調和機には、空調する室内
の換気を目的として、室内の空気を室外に排出する換気
装置を備えたものがある。この換気装置は、図7に示す
如く、室内ユニット10に設置された換気専用の換気フ
ァン18と換気ホース9とを具備して構成される。な
お、図7において、符号の1は室内・室外に分離させる
壁、2はスリーブ、Pは室内ユニット10から室外へと
続く冷媒配管、配線及びドレンホースを一体的に示した
もの、3は出口カバーである。そして、上述した換気装
置により換気運転を実施すると、換気ファン18が作動
して室内ユニット10に設けられた換気専用の吸込口か
ら室内の空気が吸引され、換気ホース9を通って室外に
排出される。なお、換気装置により換気可能な空気量
は、室内ユニットから吹き出される空調空気量と比較す
ればかなり小さなものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな換気装置を備えている室内ユニット及び空気調和機
においては、特に換気ホースが存在することから、室内
ユニットを設置する際の換気ホースレイアウトの自由度
を増すと共に、設置の工事性を向上させることが望まれ
ている。以下、本発明の課題を具体的に説明する。
【0007】上述した換気装置を備えた空気調和機の場
合、専用の換気ファン18及び同換気ファン18に連結
される換気ホース9が新たに必要となる。これらは熱交
換器やクロスフローファンなどが中心となる室内ユニッ
ト10の内部において、限られたスペースを有効に利用
し、しかも、できるだけ少ない部品点数で設置すること
が望まれる。また、この換気ファン18は、保守・点検
などメンテナンスサービスの対象部品となることから、
設置にあたってはその作業性に対する十分な配慮も必要
となる。
【0008】さらに、使用する換気ファン18の種類に
よっては、図8に示す従来例のように、連結部の形状に
違いがあるなどの理由によって、換気ファン18と換気
ホース9との連結にアダプタAD3を必要とする場合が
ある。図示の例では、アダプタAD3の固定にブラケッ
ト8が使用されており、部品点数の増加を余儀なくされ
ている。しかも、換気ファン18を取り外す際には、ア
ダプタAD3との分離が必ず必要となるため、作業量が
増すという問題がある。従って、このような場合におい
ても、むやみに部品点数を増やすことがなく、しかも、
組み付け及びメンテナンスの作業性にも優れた換気装置
の設置構造が望まれる。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、室内ユニットの限られたスペ
ースを有効に利用してメンテナンスサービスなどの作業
性にも優れた換気装置を設置することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。請求項1に記載の
室内ユニットは、吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出
口から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニ
ットから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交
換器と、換気ファンと該換気ファンに連結される換気ホ
ースとを具備し室内気を吸引して室外へ排気する換気装
置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部と
を備え、前記室内ユニット制御部に前記換気ファンを固
定して、前記室内ユニット制御部と前記換気ファンとを
一体化したことを特徴とするものである。
【0011】このような室内ユニットによれば、ともに
メンテナンスサービスの対象部品である室内ユニット制
御部及び換気ファンが一体化されたので、室内ユニット
への着脱を同時に実施できるようになり、メンテナンス
などの作業性が向上する。
【0012】請求項2に記載の空気調和機は、室外熱交
換器と、熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮
機と、各種電気回路素子よりなる室外ユニット制御部と
を具備してなる室外ユニットと、吸込口から室内気を吸
い込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室
内気と室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換
を行う室内熱交換器と、換気ファンと該換気ファンに連
結される換気ホースとを具備し室内気を吸引して室外へ
排気する換気装置と、各種電気回路素子よりなり前記換
気装置を間欠運転する室内ユニット制御部とを具備し、
前記室内ユニット制御部に前記換気ファンを固定して、
前記室内ユニット制御部と前記換気ファンとが一体化さ
れた室内ユニットと、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0013】このような空気調和機によれば、室内ユニ
ット内のメンテナンスサービス部品である室内ユニット
制御部及び換気ファンが一体化されたので、室内ユニッ
トにおけるメンテナンスなどの作業性が向上した空気調
和機となる。
【0014】請求項3に記載の室内ユニットは、吸込口
から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すためのフ
ァンと、前記室内気と室外ユニットから供給された冷媒
との間で熱交換を行う室内熱交換器と、換気ファンと該
換気ファンにアダプタを介して連結される換気ホースと
を具備し室内気を吸引して室外へ排気する換気装置と、
各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部とを備
え、前記換気ファン及び前記アダプタをそれぞれ共通の
支持部材に固定したことを特徴とするものである。な
お、上述した共通の支持部材としては、室内ユニット制
御部や室内ユニットのベースが好適である。
【0015】このような室内ユニットによれば、部品点
数を増加を最小限にして換気装置を設置できるようにな
る。特に、室内ユニット制御部やベースを支持部材とし
て利用すると、新たなブラケットが不要になるばかり
か、スペース確保など設計上の制約も少なくなる。
【0016】請求項4に記載の空気調和機は、室外熱交
換器と、熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮
機と、各種電気回路素子よりなる室外ユニット制御部と
を具備してなる室外ユニットと、吸込口から室内気を吸
い込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室
内気と室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換
を行う室内熱交換器と、換気ファンと該換気ファンに連
結される換気ホースとを具備し室内気を吸引して室外へ
排気する換気装置と、各種電気回路素子よりなり前記換
気装置を間欠運転する室内ユニット制御部とを具備し、
前記換気ファン及び前記アダプタがそれぞれ共通の支持
部材に固定された室内ユニットと、を備えたことを特徴
とするものである。なお、上述した共通の支持部材とし
ては、室内ユニット制御部や室内ユニットのベースが好
適である。
【0017】このような空気調和機によれば、室内ユニ
ットにおいて部品点数の増加を最小限にして換気装置を
設置できるようになる。特に、室内ユニット制御部やベ
ースを支持部材として利用すると、新たなブラケットが
不要になるばかりか、スペース確保など設計上の制約も
少なくなる。従って、室内ユニットの設計自由度を増す
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による室内ユニット
及び空気調和機の実施の形態について、図面を参照して
説明する。図1は空気調和機の全体構成を示す説明図で
ある。空気調和機は、室内ユニット10及び室外ユニッ
ト20から構成されている。これら室内ユニット10及
び室外ユニット20は、冷媒が導通する冷媒配管21や
図示しない電気配線等により接続されている。冷媒配管
21は2本備えられており、冷媒は、その一方において
室内ユニット10から室外ユニット20へ、また他方に
おいて室外ユニット20から室内ユニット10へと流れ
ることになる。
【0019】室内ユニット10は、ベース11と前面パ
ネル12とが一体化されることにより、後述する各種の
機器を収納するケーシングが形成されている。一方のベ
ース11には、プレートフィンチューブ型の室内熱交換
器13、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)1
4等の各種機器が備えられている。さらに、ベース11
には、この他にも室内ユニット10に関する種々の動作
制御等を行うため、各種電気回路素子から構成された室
内ユニット制御部15が備えられている。室内ユニット
制御部15には、運転状況やエラーモードを表示するた
めの適当なインジケータ15aが備えられている。この
インジケータ15aは、たとえば前面パネル12に設け
られた透視部12aにより、外部からの確認(視認)が
可能となっている。なお、ベース11の後方には、据え
付け板16が備えられ、これにより室内ユニット10を
室内の壁等に設置することが可能となっている。
【0020】前面パネル12には、吸込グリル(吸込
口)12bが前面及び上面のそれぞれに形成されてい
る。室内の空気(室内気)は、これら吸込グリル12b
により多方向から室内ユニット10内に吸い込まれるよ
うになっている。ちなみに、吸込グリル12bの背後に
はエアフィルタ17が備えられており、吸い込まれた空
気等の粉塵を除く働きをしている。また、前面パネル1
2には、その下方に吹出口12cが形成されており、こ
こから暖められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出
されるようになっている。なお、この空気吸込及び空気
吹出は、前記クロスフローファン14が回転することに
よって行われる。
【0021】また、この室内ユニット10は、室内の空
気を吸引して室外へ排出する換気装置を備えている。こ
の換気装置は、換気専用の換気ファン18と、前面パネ
ル12に開口する換気専用の換気吸込口12dと、換気
ホース19とにより構成されており、換気ファン18の
吸い込み側に換気吸込口12dが連通し、換気ファン1
8の吐出側に換気ホース19の一端が連結されている。
換気運転時は、換気ファン18が作動することによって
換気吸込口12dから室内の空気を吸引するので、吸引
された室内気は換気ファン18及び換気ホース19を通
って室外へと排出される。なお、換気ホース19の他端
は、冷媒配管21及び図示省略の電気配線などと共に、
壁1を貫通して設けられたスリーブ2(図6参照)を通
って室外に開口している。
【0022】上述した室内ユニット10は、各種の運転
操作を行う操作部として、リモートコントローラ22を
備えている。このリモートコントローラ22には各種ス
イッチ等が設けられており、空気調和機の運転操作信号
を室内ユニット制御部15の受信部(図示省略)へ向け
て送信することができる。なお、空気調和機の運転操作
は、室内ユニットの適所に設けられた図示省略のスイッ
チ類でも一部実施可能である。
【0023】室外ユニット20には、筐体20a内に室
外熱交換器20b、プロペラファン20c、圧縮機20
f、室外ユニット制御部20g等が備えられている。室
外熱交換器20bは、周囲に多数のプレート状フィンを
備えた冷媒配管により構成されており、冷媒と室外気と
の熱交換を実現するためのものである。プロペラファン
20cは、筐体20a内に背面から前面へと抜ける空気
流を生じさせることにより新たな空気を常に筐体20a
内に取り込んで、室外熱交換器20bにおける熱交換効
率の向上を図るために設けられている。
【0024】なお、前記室外熱交換器20b及びプロペ
ラファン20cが外部と向き合う筐体20aの面には、
それぞれフィンガード20d及びファンガード20eが
設けられている。フィンガード20dは、前記プレート
状フィンが外部からの不意の衝撃により破損することな
どがないように設けられているものである。ファンガー
ド20eも、これと同様にプロペラファン20cを外部
衝撃から保護することを目的として備えられているもの
である。
【0025】圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器13、室外熱交換器2
0b、冷媒配管21、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規
定する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から
概略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット
20との間で循環させる回路である。
【0026】室外ユニット制御部20gは、前記プロペ
ラファン20c、圧縮機20f、その他室外ユニット2
0に備えられた各種機器に関する動作制御等を行うもの
で、各種電気回路素子から構成されているものである。
【0027】室外ユニット20には、上記の他、筐体2
0aを支持するとともに外部振動等の影響を回避するた
め、台座20hが備えられている。また、前記圧縮機2
0fに近い筐体20aの壁は、前記圧縮機20fのメン
テナンス等を実施するため取り外し可能なパネル20i
を備えたものとなっている。
【0028】以下では、これらの構成よりなる空気調和
機の作用について、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞ
れの場合に分けて説明する。まず、暖房運転時には、圧
縮機20fで高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管
21を通り室内ユニット10の室内熱交換器13に送ら
れる。室内ユニット10内では、クロスフローファン1
4により吸込グリル12bから取り込まれた室内気に対
して、室内熱交換器13を通過する高温高圧の気体冷媒
から熱が与えられる。このことにより、前面パネル12
下方の吹出口12cから温風が吹き出されることにな
る。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交
換器13において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒とな
る。
【0029】この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管2
1を通って室外ユニット20における室外熱交換器20
bに送られる。室外ユニット20では、図示しない膨脹
弁を通過し減圧されて低温低圧の液冷媒となり、プロペ
ラファン20cにより筐体20a内に取り込まれた新し
い室外気から、室外熱交換器20bを通過する低温低圧
の液冷媒が熱を奪うことになる。低温低圧の液冷媒は、
このことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒とな
る。これが再び圧縮機20fに送出され、上記過程を繰
り返すことになる。
【0030】次に、冷房運転時には、冷媒は上記とは逆
方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機20fで
高温高圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管21を通過し
て室外熱交換器20bに送られ、室外気に熱を与えて凝
縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷
媒は、図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒と
なり、再び冷媒配管21を通り室内熱交換器13に送ら
れる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪っ
て当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化
して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機20
fに送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0031】これらの運転は、室内ユニット10内に収
められた室内ユニット制御部15及び室外ユニット20
内に収められた室外ユニット制御部20gが協調するこ
とによって制御される。
【0032】以下では、本発明の特徴的部分(実施形
態)についてさらに詳細に説明する。上述した室内ユニ
ット10には換気装置が設けられているが、この換気装
置を構成する換気ファン18の取付構造に関して、図2
ないし図4を参照して詳細に説明する。この実施形態の
第1実施例において、室内ユニット10では、室内熱交
換器13及びクロスフローファン14などが中心部の大
部分に位置を占め、いづれか一方の側端部(図示の例で
は正面から見て右側)に室内ユニット制御部15が配置
されている。本発明では、換気ファン18を室内ユニッ
ト制御部15に固定して一体化したものを、室内ユニッ
ト10のベース11に取り付けてある。
【0033】室内ユニット制御部15の右側面には内部
部品の配置を工夫して凹部15aが形成され、該凹部1
5aに換気ファン18がほぼ収まるようにして、ビス止
めなどの慣用手段により固定してある。また、凹部15
aには、換気する空気を吸い込む通路となる貫通孔15
bが穿設されており、同貫通孔15bに対して換気ファ
ン18の吸気口が接続される。この吸気口及び貫通孔1
5bは、前面パネル12に開口している換気吸込口12
dと連通して換気吸込流路を形成している。なお、上述
した凹部15aに変えて、室内ユニット制御部15に平
板状の換気ファン取付板を突設し、該取付板に貫通孔1
5bを穿設して換気ファン18を固定するようにしても
よい。
【0034】一方、室内ユニット制御部15に固定され
た換気ファン18の吐出口には、換気ホース19の一端
が連結されている。この換気ホース19は、図示を省略
した冷媒配管21、電源コード5及びドレンホース6と
共に、建物の壁1を貫通するスリーブ2を通過して室外
に開口し、換気ファン18が室内から吸引した室内気を
室外に排出するようにしてある。また、換気ホース19
が室外に開口する部分には、雨風などの侵入を防ぐため
出口カバー30が設置されている。なお、図3における
符号の12eは吹出口12cに設けられるルーバを動作
させるルーバモータ、14aはクロスフローファン14
の駆動モータを示し、図4における符号の18aは電源
コード(ハーネス)を示している。
【0035】このような換気ファン18の取付構造とし
たことにより、メンテナンスの対象部品である換気ファ
ン18と室内ユニット制御部15とが一体化されること
になり、従って、製造時の組込み作業はもとより、据え
付け後に必要となるメンテナンス作業においても、一体
部品として室内ユニット10に対する着脱の取扱いをす
ることができる。すなわち、室内ユニット制御部15と
換気ファン18との分離及び一体化は、室内ユニット1
0の外の広い場所で実施できるので、室内ユニット10
の組立やメンテナンスの作業性が向上して容易になる。
また、換気ファン18は、シンプルな構造で室内ユニッ
ト制御部15に一体化され、しかも凹部15aにほぼ収
まるため、全体として凹凸が少ないシンプルな形状で確
実な換気機能を得ることができ、室内ユニット10の限
られた空間内に設置スペースを確保するのも比較的容易
である。
【0036】これまで説明した図2ないし図4では、換
気ファン18と換気ホース19とが直接接続されている
が、図5に示す実施形態に係る第2実施例では、換気フ
ァン18の吐出口と換気ホース19との形状が異なるな
どの理由により、連結部にアダプタ23を介在させてい
る。このアダプタ23は、換気ファン18と共通の支持
部材、すなわち室内ユニット制御部15の凹部15aに
対して固定されている。換気ファン18及びアダプタ2
3は、それぞれがフランジ部をビス止めするなどの慣用
手段によって凹部15aに固定され、換気ファン18の
吐出口がアダプタ23の端部に嵌合した状態で連結され
ている。換言すれば、アダプタ23は、換気ファン18
に対し直接の取付関係にはなく、従って、換気ファン1
8側に適当な取付部がない場合であってもアダプタの使
用が可能となる。このため、アダプタ23の使用による
部品点数の増加を最小限に抑えることができ、また、部
品交換やメンテナンスを行うサービス時等には換気ファ
ン18のみを単独で取り外すことが可能になるので、作
業が容易になるといった効果もある。なお、換気ファン
18及びアダプタ23に共通の支持部材としては、上述
した室内ユニット制御部15の他にも、たとえば室内ユ
ニット10の主要構成部品であるベース11を使用可能
である。
【0037】
【発明の効果】上述した本発明の室内ユニット及び空気
調和機によれば、下記のような効果を奏する。 (1) メンテナンスサービスの対象部品である室内ユ
ニット制御部と換気ファンとが一体化されたので、室内
ユニットへの着脱を同時かつ容易に実施できるようにな
り、作業性の向上に大きな効果を奏する。 (2) シンプルな構造で確実な換気機能が得られ、取
付部品点数の増加を抑制できる。また、室内ユニット内
に設置スペースを確保するのが容易になり、設計上の自
由度が増すといった効果を奏する。 (3) 換気ファンと換気ホースとの間にアダプタが必
要となる場合、換気ファン側に取付部がなくても容易に
アダプタの取付が可能となるので、換気ファンの選択に
対する制約が減り、設計上の自由度が増すといった効果
を奏する。 (4) アダプタの取付に必要な部品を最小限に抑える
ことができ、また、メンテナンス時には換気ファンを単
独で取り外せることから、作業性の面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る室内ユニット及び空気調和機の
一実施形態を示す部分断面斜視図である。
【図2】 本発明における実施形態の第1実施例に係る
要部断面図である。
【図3】 図2の正面図である。
【図4】 本発明における実施形態の第1実施例に係る
換気ファンの取付構造例を示す斜視図である。
【図5】 本発明における実施形態の第2実施例を示す
図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る図で、換気ホースの
室外出口側先端部周辺の構成を示す要部断面図である。
【図7】 従来の換気装置概要を示す断面図である。
【図8】 従来の換気ファン・換気ホース間のアダプタ
取付構造例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 11 ベース 12 前面パネル 12a 透視部 12b 吸込グリル(吸込口) 12c 吹出口 12d 換気吸込口 13 室内熱交換器 14 クロスフローファン(ファン) 15 室内ユニット制御部 16 据え付け板 17 エアフィルタ 18 換気ファン 19 換気ホース 20 室外ユニット 20b 室外熱交換器 20c プロペラファン(室外ファン) 20f 圧縮機 20g 室外ユニット制御部 21 冷媒配管 22 リモートコントローラ(操作部) 23 アダプタ 30 出口カバー 31 開口部 36 カバー本体 37 防水フード 50 ケース 52 開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 圭 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 神原 裕志 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
    トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
    器と、換気ファンと該換気ファンに連結される換気ホー
    スとを具備し室内気を吸引して室外へ排気する換気装置
    と、各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部とを
    備え、 前記室内ユニット制御部に前記換気ファンを固定して、
    前記室内ユニット制御部と前記換気ファンとを一体化し
    たことを特徴とする室内ユニット。
  2. 【請求項2】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧の
    気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子よりな
    る室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、換気ファ
    ンと該換気ファンに連結される換気ホースとを具備し室
    内気を吸引して室外へ排気する換気装置と、各種電気回
    路素子よりなり前記換気装置を間欠運転する室内ユニッ
    ト制御部とを具備し、前記室内ユニット制御部に前記換
    気ファンを固定して、前記室内ユニット制御部と前記換
    気ファンとが一体化された室内ユニットと、を備えたこ
    とを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
    トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
    器と、換気ファンと該換気ファンにアダプタを介して連
    結される換気ホースとを具備し室内気を吸引して室外へ
    排気する換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユ
    ニット制御部とを備え、 前記換気ファン及び前記アダプタをそれぞれ共通の支持
    部材に固定したことを特徴とする室内ユニット。
  4. 【請求項4】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧の
    気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子よりな
    る室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、換気ファ
    ンと該換気ファンに連結される換気ホースとを具備し室
    内気を吸引して室外へ排気する換気装置と、各種電気回
    路素子よりなり前記換気装置を間欠運転する室内ユニッ
    ト制御部とを具備し、前記換気ファン及び前記アダプタ
    がそれぞれ共通の支持部材に固定された室内ユニット
    と、を備えたことを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010065970A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Panasonic Corp 空気調和機

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