JP2003184005A - 磁気浮上式リニアモーターカー用軌道 - Google Patents

磁気浮上式リニアモーターカー用軌道

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JP2003184005A JP2001379097A JP2001379097A JP2003184005A JP 2003184005 A JP2003184005 A JP 2003184005A JP 2001379097 A JP2001379097 A JP 2001379097A JP 2001379097 A JP2001379097 A JP 2001379097A JP 2003184005 A JP2003184005 A JP 2003184005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気浮上式リニアモータカー用軌道におい
て、レール変位を吸収できる枕木締結構造を提供する。 【解決手段】 角鋼管からなる枕木2のフランジ部20
の下側と上側に弾性ユニット70,80が配される。下
側の弾性ユニット70は、ゴム板71と、その上下面に
接着され金属板72,73を有している。上側の弾性ユ
ニット80は、ゴム板81と、その下面に接着された金
属板82を有している。金属板72,82の係止凸部7
2x、82xが、フランジ部20の貫通孔21の内周に
係止されている。座金90とスリーブ92を通る締結ボ
ルト91が支持部10のねじ穴14にねじ込まれてお
り、その締付力により、第1,第2の弾性ユニット7
0,80と、座金90と、フランジ部20が積層状態で
支持部10に押し付けられている。また、この締付力に
より、スリーブ92が金属板73を支持部10に押し付
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気浮上式リニア
モーターカーシステムの軌道に関し、特に枕木締結構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上式のリニアモータカーシステム
のように、レールが枕木から飛び出すように配置される
場合には、安全のためにレールを枕木にしっかりと固定
する必要がある。この場合に、温度変化に伴うレールの
伸縮や軌道桁の活荷重たわみによるレールの変位に起因
して、レールと、枕木と、レールを枕木に固定する固定
構造と、枕木を軌道桁に締結する締結構造に過大な負荷
が作用してしまう。そのため、特開平9−268506
号公報に示す枕木締結構造では、枕木と軌道桁側との間
で上記レール変位を吸収するようにしている。
【0003】上記公報の枕木締結構造について、図7を
参照しながら説明する。枕木2’はH型鋼からなり、左
右一対の枕木締結構造A’(一方のみ示す)によって、
軌道桁1’に締結されている。各枕木締結構造A’は、
軌道桁1’に設けられた支持部10’を有している。こ
の支持部10’は、軌道桁1’の上面から突出するよう
に設けられたモルタル製の台座11’と、台座11’の
上に設置されたベースプレート12’と、台座11’に
垂直に埋め込まれた棒形状をなすアンカーナット13’
とを有している。このアンカーナット13’にねじ込ま
れた固定ボルト15’によってベースプレート12’が
台座11’に固定されている。
【0004】上記枕木2’の下側フランジ部20’は、
ゴム板71’を介してベースプレート12’に載ってい
る。さらに、下側フランジ部20’の幅方向の両側部に
は、それぞれゴム板81’,座金90’が載っている。
下側フランジ部20’の両側部に形成された貫通孔には
ゴム筒95’が収容され、さらにその内側にはスリーブ
92’が収容されている。そして、締結ボルト91’
が、座金90’とスリーブ92’を貫通してベースプレ
ート12’にねじ込まれることにより、枕木2’が締結
されている。この際、締付ボルト91’が締付力をもっ
てねじ込まれ、この締め付け力により、積層状態にある
ゴム板71’,下側フランジ部20’,ゴム板81’,
座金90’が、ベースプレート12’に向けて押し付け
られる。この状態でゴム板71’、81’は圧縮される
が、この圧縮量は上記スリーブ92’により規制され
る。また、締付ボルト91’の締付力により、座金9
0’,スリーブ92’,ベースプレート12’が互いに
強い力で当たるため、これら部材は支持部10’と実質
的に一体化される。
【0005】上記構成において、レールが温度変化によ
り伸縮したり、軌道桁1’に活荷重たわみが生じた場合
に、レールが図中X方向(レール長手方向)に変位し
(軌道桁1’に対して相対的に変位し)、枕木2’もこ
のレールに追随して変位するが、この変位をゴム板7
1’、81’の弾性変形で吸収する。そのため、レール
や枕木2’に過大な負荷がかかるのを回避でき、レール
と枕木2’の固定構造に過大な負荷がかかるのも回避で
きる。
【0006】上記レールの変位に際して付与される水平
荷重は、上下のゴム板71’,81’ゴム筒95’に分
担されるが、下側のゴム板71’に伝達される水平荷重
は、締結ボルト91’を介さずにベースプレート12’
に伝達されるので、締結ボルト91’の水平荷重負担を
軽減できる。また、上側のゴム板71’に伝達される水
平荷重は、スリーブ92’にも分担されるので、この点
からも締結ボルト91’への水平荷重負担を軽減でき
る。なお、枕木2にかかる鉛直方向の荷重はゴム板7
1’またはゴム板81’が圧縮変形してこれを受け持
つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の枕木締結構
造では、ゴム板71’はその上下面が枕木2’のフラン
ジ部20’とベースプレート12’に圧力をもって接触
しているだけであり、ゴム板81’もその上下面が座金
92’とフランジ部20’とに圧力をもって接触してい
るだけである。そのため、ゴム板71’,81’が大き
な荷重を受けて弾性変形した時に、その上下の部材の面
に対して滑ることがあり、設定していたばね定数となら
ず、期待したレベルの荷重負担が得られなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、軌道桁と、軌
道桁に沿って間隔をおいて配置され軌道桁の長手方向と
直交する方向に延びる枕木と、この枕木の両端部に固定
されて軌道の長手方向に延びる一対のレールとを備えた
磁気浮上式リニアモータカー用軌道において、上記枕木
がほぼ水平をなすフランジ部を有し、このフランジ部が
枕木の少なくとも左右2箇所の枕木締結構造で軌道桁に
締結され、各枕木締結構造が、(a)上記軌道桁に設け
られ、ほぼ水平をなす上面とこの上面に開口するねじ穴
を有する支持部と、(b)上記枕木のフランジ部と上記
軌道桁の支持部の上面との間に介在されるとともに貫通
孔を有する板形状の第1弾性ユニットと、(c)上記枕
木のフランジ部の上方に配置されるとともに貫通孔を有
する座金と、(d)上記枕木のフランジ部と座金との間
に介在されるとともに貫通孔を有する板形状の第2弾性
ユニットと、(e)上記第1弾性ユニット,枕木のフラ
ンジ部,第2弾性ユニット,座金の順に下から積層され
た状態で、これら部材の貫通孔を貫通して上記支持部の
ねじ穴にねじ込まれ、その締結力をもってこれら部材を
上記軌道桁の支持部の上面に向けて締め付ける締結ボル
トと、を備え、上記第1弾性ユニットは、第1ゴム板と
この第1ゴム板の少なくとも一方の面に接着された金属
板とを有し、上記第2弾性ユニットは、第2ゴム板とこ
の第2ゴム板の少なくとも一方の面に接着された金属板
とを有することを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、第1,第2のゴム板の
弾性変形により、レール変位に伴う枕木の変位を吸収で
きるので、レールと、枕木と、レールと枕木の固定構造
に過大な負荷がかかるのを回避できる。また、これらゴ
ム板の弾性変形により枕木締結構造の締結ボルトに過大
な負荷(特に水平荷重)が付与されるのを回避できる。
しかも、第1,第2ゴム板のいずれも、少なくとも一方
の面に金属板が接着されているので、これら第1,第2
ゴム板は大きな荷重を受けても滑りを抑制されて弾性変
形することが可能となり、設定していたばね定数を確保
でき、ひいては期待したレベルの荷重負担が得られる。
【0010】好ましくは、上記第1弾性ユニットにおい
て、第1ゴム板の下面に上記金属板が接着され、この金
属板の貫通孔が第1ゴム板の貫通孔より小さく形成され
ていてその周縁部が受部として提供され、上記座金と当
該金属板の受部との間には、上記締結ボルトを囲む金属
スリーブが介在され、上記締結ボルトの締結力により、
上記スリーブが当該金属板の受部を軌道桁の支持部の上
面に押し付けている。この構成によれば、第1弾性ユニ
ットの金属板が締付ボルトの締め付け力でスリーブに押
えられているので、第1ゴム板は特に水平荷重付与時に
おいてより一層確実に弾性変形し、荷重を負担すること
ができる。
【0011】好ましくは、上記第2弾性ユニットにおい
て、第2ゴム板の下面に金属板が接着され、上記座金の
周縁には下方に突出する環状の係止凸部が形成され、こ
の係止凸部が上記第2ゴム板の外周の上縁部を係止す
る。この構成によれば、座金の係止凸部の第2ゴム板へ
の係止作用により、第2ゴム板の座金に対する滑りを抑
制でき、第2ゴム板は特に水平荷重付与時においてより
一層確実に弾性変形し、荷重を負担することができる。
また上記係止作用により、第2弾性ユニットと座金との
間の位置決めを行うことができる。
【0012】好ましくは、上記第1弾性ユニットにおい
て、第1ゴム板の上面に金属板が接着され、その貫通孔
の周縁に上方に突出する環状の係止凸部が形成され、上
記弾性ユニットにおいて上記第2ゴム板の下面に金属板
が接着され、その貫通孔の周縁に下方に突出する環状の
係止凸部が形成され、これら第1,第2弾性ユニットの
金属板の係止凸部が上記枕木のフランジ部の貫通孔の内
周に係止されている。
【0013】この構成によれば、第1,第2弾性ユニッ
トの金属板の係止凸部がフランジ部に係止作用により、
金属板のフランジ部に対する滑りを確実に無くすことが
でき、そのため上記第1,第2ゴム板は特に水平荷重に
対してより一層確実に弾性変形され、荷重を負担するこ
とができる。また、上記係止凸部の係止作用により第
1,第2弾性ユニットを枕木に対して位置決めすること
ができる。
【0014】好ましくは、上記枕木が断面ほぼ四角形の
パイプ形状をなし、その下側の水平辺部が上記フランジ
部として提供され、この枕木の水平辺部の幅方向中央に
上記貫通孔が形成されている。この構成によれば、枕木
締付構造毎に第1,第2弾性ユニット,座金,締付ボル
トを1組用いるだけで済み、構成を簡略化することがで
きる。
【0015】軌道桁の支持部が、軌道桁の上面から突出
するモルタル製の台座と、この台座に埋め込まれた棒形
状のアンカーナットと、アンカーナットの上端に固定さ
れて台座に載せられたベースプレートとを有し、上記ア
ンカーナットのねじ穴が、上記締結ボルトがねじ込まれ
る軌道桁の支持部のねじ穴として提供される。この構成
によれば、枕木や第1,第2弾性ユニットを締め付ける
締付ボルトを、台座に埋め込まれたアンカーナットに直
接ねじ込むので、構成を簡略化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1〜図6を参照しながら説明する。まず、磁気浮
上式リニアモーターカーシステムの概略構成を図5、図
6を参照しながら説明する。地上側には、車両の走行方
向(紙面と直交する方向)に沿って延びる鋼製またはP
Cコンクリート製などの軌道桁1が設けられている。こ
の軌道桁1には、その長手方向に間隔をおいて枕木2が
配置されている。枕木2は軌道桁1の長手方向と直交す
る方向に延び、左右一対の枕木締結構造Aを介して軌道
桁1に締結される。枕木2の左右端には、軌道桁1の長
手方向に延びる一対のレール3が固定されている。これ
ら軌道桁1,枕木2,レール3により、軌道が構成され
る。
【0017】各レール3は、断面が逆U字形をなす本体
部30と、この本体部30から水平に延びる取付部35
とを有し、この取付部35が図示しないボルトとナット
により枕木2にしっかりと固定されている。本体部30
は枕木2から突出しており、その上面には、リニアモー
タの二次側導体を構成するアルミ製のリアクションプレ
ート4が取り付けられている。
【0018】他方、車両5の底面には、左右に対をなす
モジュール6が空気ばね5aを介して取り付けられてい
る。左右のモジュール6は、左右のレール3を跨ぐよう
にして配置され、車両5の長手方向に沿って複数組設け
られている。
【0019】各モジュール6はモジュール本体60を有
している。モジュール本体60は、レール3の外側に位
置する垂直部60aとレール3の上方に位置する水平部
60bとを有して断面L字形をなす。モジュール本体6
0の垂直部60aには、レール3の長手方向に沿って配
置された複数の浮上用電磁石61が設けられている。こ
の電磁石61は、断面U字形のコア61aとコイル61
bとを有しており、このコア61aの両端が上記レール
3の本体部30の一対の凸部31,32と対峙してい
る。コイル61bに電流が流れると、コア61aとレー
ル3との間で吸引力が働き、これにより車両5が浮上す
るようになっている。
【0020】上記モジュール本体60の水平部60bの
下面にはリニアモータの一次側コイル65が設けられて
いる。この一次側コイル65は、上記リアクションプレ
ート4に対峙しており、その駆動時にリアクションプレ
ート4と協働して、車両5をレール3に沿って走行させ
るようになっている。
【0021】次に、本発明の特徴部について図1〜図4
を参照しながら説明する。枕木2は、図2に示すように
断面ほぼ四角形のパイプ鋼からなる。この枕木2の下側
の水平辺部が締結のためのフランジ部20として提供さ
れる。なおフランジ部20には、左右の枕木締結構造A
に対応して2箇所に円形の貫通孔21(1箇所のみ示
す)が形成されている。この貫通孔21は、フランジ部
20の幅方向の中央に形成されている。また、枕木2の
一方の垂直辺部には貫通孔21に対応して作業用及び検
査用の開口22が形成されている。
【0022】各枕木締結構造Aは、軌道桁1側の構成で
ある支持部10を有している。この支持部10は、図
1,図2に示すように、モルタル製の台座11と、この
台座11に載せられたベースプレート12と、短尺の異
形鉄筋からなりその上端がベースプレート12の下面中
央に溶接されるとともに台座11に埋め込まれたアンカ
ーナット13とを有している。アンカーナット13には
ねじ穴14が形成されている。なお、ベースプレート1
2の貫通孔を小さくしアンカーナット13に繋がるねじ
穴14を形成することもできる。
【0023】上記支持部10は次のようにして構築され
る。予め軌道桁1の上面に穴1aが形成されており、こ
の穴1aの周囲に型枠(図示しない)が載せられてい
る。アンカーナット13を溶接したベースプレート12
を、穴1aの上方に配置し、ベースプレート12に螺合
された高さ調整ボルト15の下端を軌道桁1の上面に当
て、このボルト15を回してベースプレート12の高さ
を調節した後、モルタルを型枠内および穴1aに打設し
て、台座11を構築する。この台座11は、軌道桁1の
上面から突出する水平部11aと、軌道桁1の穴1a内
に位置する垂直部11bとを有している。水平部11a
の平面形状は、枕木2の長手方向に若干長い長方形をな
している。
【0024】上記支持部10に枕木2のフランジ部20
を締結するための構成要素は、板形状をなす第1,第2
の弾性ユニット70,80と、座金90と、締結ボルト
91と、スリーブ92と、高さ調整シム93とを有して
いる。
【0025】上記構成要素を、図3,図4を参照しなが
ら説明する。上記弾性ユニット70は、ゴム板71(第
1ゴム板)と、その上面全域に接着された金属板72
と、その下面全域に接着された金属板73とを有してい
る。ゴム板71は平面形状が長方形をなし、枕木2の長
手方向に長くなっている。金属板72,73は例えばス
テンレス製であり、ゴム板71とほぼ等しい平面形状を
有し、その内縁はゴム板71の内縁よりも小さいもの
の、その外縁はゴム板71の外縁と一致している。弾性
ユニット70において、枕木2の幅方向の寸法はフラン
ジ部20の幅寸法とほぼ等しく、枕木2の長手方向の寸
法はフランジ部20の幅寸法より大きい。
【0026】上記ゴム板71の中央にはフランジ部20
の貫通孔21と同径をなす円形の貫通孔71aが形成さ
れている。上側の金属板72の中央に形成された円形の
貫通孔72aの径はゴム板71の貫通孔71aより若干
小さく、この貫通孔72aの周縁には上方に突出する円
環状の係止凸部72xが形成されている。また、下側の
金属板73の中央に形成された円形の貫通孔73aは、
ゴム板71の貫通孔71aより遥かに小さくなってお
り、この貫通孔73aの周縁部が後述の作用をなす受部
73bとなっている。
【0027】上記弾性ユニット70は高さ調整シム93
を介してベースプレート12の上面(支持部10の上
面)に載り、この弾性ユニット70の上に枕木2のフラ
ンジ部20が載っている。弾性ユニット70の金属板7
2はフランジ部20の下面に接し、その係止凸部72x
がフランジ部20の貫通孔21の内周に係止されること
により、弾性ユニット70が枕木2に対して位置決めさ
れている。
【0028】上記弾性ユニット80は、上記ゴム板71
と同一材料でほぼ等しい厚さをなすゴム板81と、この
ゴム板81の下面全域に接着されたステンレス等からな
る金属板82とを有している。尚、それぞれが必要とす
るゴム定数さえ満たせば、ゴム板80とゴム板71は材
質も厚みも別々でもかまわない。ゴム板81と金属板8
2は、平面形状がフランジ部20の幅寸法とほぼ等しい
径の円形をなしており、その外周縁が一致している。ゴ
ム板81の中央には、上記ゴム板71の貫通孔71aと
等しい径をなす円形の貫通孔81aが形成されており、
金属板82の中央にも、上記金属板72の貫通孔72a
と等しく貫通孔81aより若干小さい円形の貫通孔82
aが形成されている。金属板82の貫通孔82aの周縁
には下方に突出する円環状の係止凸部82xが形成され
ている。
【0029】上記弾性ユニット80は、枕木2のフラン
ジ部20に載せられている。この弾性ユニット80の金
属板82はフランジ部20の上面に接しており、その係
止凸部82xがフランジ部20の貫通孔21の内周に係
止されることにより、弾性ユニット80が枕木2に対し
て位置決めされている。
【0030】なお本実施形態では、ゴム板71と金属板
72,73の接着,ゴム板81と金属板82の接着は加
硫接着で行なっているが、接着剤による接着でもよい。
【0031】上記座金90は、平面形状が円形をなし、
その中央には円形の貫通孔90aが形成されるととも
に、その下面には貫通孔90aを囲むようにして円形の
凹部90bが形成されている。さらに座金90の外周に
は下方に突出する円環状の係止凸部90xが形成されて
いる。
【0032】上記座金90は上記弾性ユニット80のゴ
ム板81の上面に載せられており、その係止凸部90x
がゴム板81の外周の上縁部に係止されることにより、
座金90が弾性ユニット80に対して位置決めされ、ひ
いては枕木2に対して位置決めされている。
【0033】上記スリーブ92は、枕木2のフランジ部
20の貫通孔21,弾性ユニット70の貫通孔71a,
72a,73aおよび弾性ユニット80の貫通孔81
a,82a内に、これら貫通孔と同軸をなして収容され
ており、上記弾性ユニット70の金属板73の受部73
bと座金90との間に介在されている。スリーブ92の
上端は座金90の凹部90bに嵌っており、これにより
スリーブ92が座金90に対して位置決めされ、ひいて
は枕木2に対して位置決めされている。
【0034】上記締付ボルト91は、上記座金90の貫
通孔90aを貫通し、スリーブ92を貫通し、弾性ユニ
ット70の金属板73の貫通孔73a,高さ調整シム9
3の貫通孔93aを貫通して、アンカーナット13また
はアンカーナット14とベースプレート12の両方に形
成されたねじ穴14にねじ込まれている。この締付ボル
ト91の締付力により、締め付けボルト91の頭部91
aを介して、積層状態の弾性ユニット70,80,フラ
ンジ部20,座金90がベースプレート12に向けて押
し付けられる。なお、上記スリーブ92により、締付ボ
ルト91のねじ込み量が規制され、上記ゴム板71,8
1の圧縮量を所定量に設定することができる。即ち、ゴ
ム板の圧縮量を規制して枕木の押しつけ力を所定値に設
定することができる。
【0035】上記締付ボルト91の締め付け状態におい
て、スリーブ92の下端が弾性ユニット70の金属板7
3の押え部73bを押し付けた状態にあり、締付ボルト
91,座金90,スリーブ92,金属板73,高さ調整
シム93が、軌道桁1の支持部10と実質的に一体をな
し、軌道桁1側の系を構成する。
【0036】他方、枕木2のフランジ部20には弾性ユ
ニット70,80の金属板72,82が接し、フランジ
部20の貫通孔21の内周に金属板72,82の環状の
係止凸部72x,82xが係止されているため、これら
金属板72,82は枕木2と実質的に一体をなし枕木2
側の系を構成する。
【0037】次に、上記構成をなす枕木締結構造Aの作
用を説明する。以下、詳述する。レール3が温度変化に
より伸縮したり、軌道桁1に活荷重たわみが生じたりす
ることによって、このレール3は軌道桁1に対して図2
のX方向(枕木2と直交する方向)に変位しようとす
る。また、暴風時に車両が横風を受けた時には、レール
3は、図1のY方向(枕木2の長手方向)に変位しよう
とする。このような場合、レール1をしっかりと固定し
ている枕木2は、レール3が変位しようとする方向の力
を受ける。この際、軌道桁1側の系と枕木2側の系との
間に介在されているゴム板71,81が弾性変形するこ
とにより、枕木2の変位を許容し、ひいてはレール2の
変位を許容する。その結果、レール3,枕木2,レール
3を枕木2に固定する構造への過大な負荷を低減でき
る。
【0038】枕木2に付与される水平荷重は、2つの経
路に分かれて軌道桁1の支持部10に伝達される。第1
の経路は、フランジ部20から金属板72,ゴム板7
1,金属板73を経て軌道桁1の支持部10に至る経路
である。第2の経路は、フランジ部20から金属板8
2,ゴム板81,座金90を経、さらに締付ボルト9
1,スリーブ92を経て軌道桁1の支持部10に至る経
路である。この第2経路では締付ボルト91を囲むスリ
ーブ92が締結ボルト91より剛性が高く、座金90と
の接触面積が大きいため、水平荷重を負担することがで
き、締付ボルト91の荷重負担を大幅に軽減することが
できる。また、ゴム板71はゴム板81に比べてばね定
数が大きいため、荷重負担比率を大きくすることができ
(第1経路の荷重分担率を第2経路より大きくすること
ができ)、締結ボルト91,スリーブ92への荷重負担
を軽減することができる。
【0039】下側のゴム板71が車両荷重を担う。ま
た、枕木締付構造Aに上記水平荷重がかかる場合、鉛直
荷重が伴うことが多いが、この鉛直荷重はゴム板71の
圧縮またはゴム板81の圧縮により負担することができ
る。
【0040】第1ゴム板71は、その上下面の全域に金
属板72,73が接着されているので、弾性変形による
滑りを回避でき、設定されたばね定数で弾性変形して、
上記荷重を確実に担うことができる。しかも、金属板7
2が係止凸部72xにより枕木2のフランジ部20に係
止されていて枕木2と一体をなし、金属板73がスリー
ブ92によりベースプレート12に強く押し付けられて
いて支持部10と一体をなしているため、上記第1ゴム
板71の弾性変形による荷重負担をより一層確実なもの
とすることができる。
【0041】また、第2ゴム板81は、下面の全域に金
属板82が接着されているとともに、外周の上縁部が座
金90の係止凸部90xで係止されているので、弾性変
形による滑りを回避でき、設定されたばね定数で弾性変
形して、上記荷重を確実に担うことができる。しかも、
金属板82が係止凸部82xにより枕木2のフランジ部
20に係止されていて枕木2と一体をなし、ゴム板81
の外周上縁部が座金92の係止凸部82xに係止されて
いて、座金90と実質的に一体をなしているため、上記
第2ゴム板81の弾性変形による荷重負担をより一層確
実なものとすることができる。
【0042】本実施形態では、枕木2がH型鋼ではなく
四角形のパイプ鋼からなり、各枕木締結構造Aにおい
て、枕木2のフランジ部20の中央に第1弾性ユニット
70,第2弾性ユニット80,座金90,締付ボルト9
1,スリーブ92を1組用いるだけで済み、構成を簡略
化することができる。
【0043】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の形態を採用可能である。例えば、第2ゴム板の上面に
も金属板を接着し、この金属板の外周縁と座金の外周縁
とをいずれかに設けた係止凸部で係止するようにしても
よい。本願明細書において、ゴム板とは、ゴム状弾性を
示す材料で形成された板を意味する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1,第2のゴム板の弾性変形により、レールと、枕木
と、レールと枕木の固定構造に過大な負荷がかかるのを
回避できるとともに、枕木締結構造の締結ボルトに過大
な負荷が付与されるのを回避できる。しかも、第1,第
2ゴム板に接着した金属板により、弾性変形に伴う滑り
を抑制でき、第1,第2ゴムによる荷重負担を確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態をなす枕木締結構造を、枕
木の長手方向に沿う面で断面にして示す図である。
【図2】同枕木締結構造を、レールの長手方向に沿う面
で断面にして示す図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】同枕木締結構造に用いられる2つの弾性ユニッ
トを示す断面図である。
【図5】同枕木締結構造が適用されるリニアモーターカ
ーシステムの概略構成を示す正面図である。
【図6】図5の要部拡大正面図である。
【図7】従来の枕木締結構造を、レールの長手方向に沿
う面で断面にして示す図である。
【符号の説明】
A 枕木締結構造 1 軌道桁 2 枕木 3 レール 20 フランジ部 21 貫通孔 70 第1弾性ユニット 71 第1ゴム板 72,73 金属板 80 第2弾性ユニット 81 第2ゴム板 82 金属板 71a,72a,73a,81a,82a 貫通孔 72x,82x 係止凸部 90 座金 90x 係止凸部 91 締付ボルト 92 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 征規 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 長尾 五郎 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 首藤 正元 愛知県名古屋市南区加福町3−14 中部エ イチ・エス・エス・ティ開発株式会社内 (72)発明者 加藤 寿 愛知県名古屋市南区加福町3−14 中部エ イチ・エス・エス・ティ開発株式会社内 Fターム(参考) 2D056 DA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道桁と、軌道桁に沿って間隔をおいて
    配置され軌道桁の長手方向と直交する方向に延びる枕木
    と、この枕木の両端部に固定されて軌道の長手方向に延
    びる一対のレールとを備えた磁気浮上式リニアモータカ
    ー用軌道において、 上記枕木がほぼ水平をなすフランジ部を有し、このフラ
    ンジ部が枕木の少なくとも左右2箇所の枕木締結構造で
    軌道桁に締結され、各枕木締結構造が、(a)上記軌道
    桁に設けられ、ほぼ水平をなす上面とこの上面に開口す
    るねじ穴を有する支持部と、(b)上記枕木のフランジ
    部と上記軌道桁の支持部の上面との間に介在されるとと
    もに貫通孔を有する板形状の第1弾性ユニットと、
    (c)上記枕木のフランジ部の上方に配置されるととも
    に貫通孔を有する座金と、(d)上記枕木のフランジ部
    と座金との間に介在されるとともに貫通孔を有する板形
    状の第2弾性ユニットと、(e)上記第1弾性ユニッ
    ト,枕木のフランジ部,第2弾性ユニット,座金の順に
    下から積層された状態で、これら部材の貫通孔を貫通し
    て上記支持部のねじ穴にねじ込まれ、その締結力をもっ
    てこれら部材を上記軌道桁の支持部の上面に向けて締め
    付ける締結ボルトと、 を備え、上記第1弾性ユニットは、第1ゴム板とこの第
    1ゴム板の少なくとも一方の面に接着された金属板とを
    有し、上記第2弾性ユニットは、第2ゴム板とこの第2
    ゴム板の少なくとも一方の面に接着された金属板とを有
    することを特徴とする磁気浮上式リニアモーターカー用
    軌道。
  2. 【請求項2】 上記第1弾性ユニットにおいて、第1ゴ
    ム板の下面に上記金属板が接着され、この金属板の貫通
    孔が第1ゴム板の貫通孔より小さく形成されていてその
    周縁部が受部として提供され、上記座金と当該金属板の
    受部との間には、上記締結ボルトを囲む金属スリーブが
    介在され、上記締結ボルトの締結力により、上記スリー
    ブが当該金属板の受部を軌道桁の支持部の上面に押し付
    けていることを特徴とする請求項1に記載の磁気浮上式
    リニアモーターカー用軌道。
  3. 【請求項3】 上記第2弾性ユニットにおいて、第2ゴ
    ム板の下面に金属板が接着され、上記座金の周縁には下
    方に突出する環状の係止凸部が形成され、この係止凸部
    が上記第2ゴム板の外周の上縁部を係止することを特徴
    とする請求項1または2に記載の磁気浮上式リニアモー
    ターカー用軌道。
  4. 【請求項4】 上記第1弾性ユニットにおいて、第1ゴ
    ム板の上面に金属板が接着され、その貫通孔の周縁に上
    方に突出する環状の係止凸部が形成され、上記弾性ユニ
    ットにおいて上記第2ゴム板の下面に金属板が接着さ
    れ、その貫通孔の周縁に下方に突出する環状の係止凸部
    が形成され、これら第1,第2弾性ユニットの金属板の
    係止凸部が上記枕木のフランジ部の貫通孔の内周に係止
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道。
  5. 【請求項5】 上記枕木が断面ほぼ四角形のパイプ形状
    をなし、その下側の水平辺部が上記フランジ部として提
    供され、この枕木の水平辺部の幅方向中央に上記貫通孔
    が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の磁気浮上式リニアモーターカー用軌道。
  6. 【請求項6】 軌道桁の支持部が、軌道桁の上面から突
    出するモルタル製の台座と、この台座に埋め込まれた棒
    形状のアンカーナットと、アンカーナットの上端に固定
    されて台座に載せられたベースプレートとを有し、上記
    アンカーナットのねじ穴が、上記締結ボルトがねじ込ま
    れる軌道桁の支持部のねじ穴として提供されることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の磁気浮上式リ
    ニアモーターカー用軌道。
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