JP2003183898A - めっき液濃度自動調整装置及び方法 - Google Patents

めっき液濃度自動調整装置及び方法

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JP2003183898A
JP2003183898A JP2001387286A JP2001387286A JP2003183898A JP 2003183898 A JP2003183898 A JP 2003183898A JP 2001387286 A JP2001387286 A JP 2001387286A JP 2001387286 A JP2001387286 A JP 2001387286A JP 2003183898 A JP2003183898 A JP 2003183898A
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plating solution
tank
recovery tank
plating
concentration
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Keijiro Kakisaka
啓次郎 柿坂
Hideo Yoshida
英夫 吉田
Masato Sone
正人 曽根
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Toho Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき液の金属濃度の検出に時間遅れを生じ
ることがなく、pHの低い領域でも精度高くめっき液の
濃度を自動調整する。 【解決手段】 ヒーター10を具備する温度調節計11
と、電磁導電率検出器4と、入口と出口とを回収タンク
1と連結し回収タンク1内の使用めっき液を循環させる
循環管22と、使用めっき液受入れ配管とを備えた回収
タンク1と;補給めっき液を貯留する補給タンク7と;
めっき槽に供給するめっき液を貯留する供給タンク9
と;循環管22に介装した切替弁3及び6と;前記電磁
導電率検出器4の信号を取り込み回収タンク1に供給す
る補給めっき液供給量を制御すると共に、回収タンク1
内のめっき液中の金属濃度が所定値に達した時に回収タ
ンク1内のめっき液を供給タンク9に送る信号を切替弁
6に送る制御部5と;を有するめっき液濃度自動調整装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき液の電磁導
電率を計測することによりめっき液中の金属濃度を検出
し、めっき液の電磁導電率が所定の範囲となるよう追液
の補給を制御してめっき液の濃度を自動的に調整するめ
っき液濃度自動調整装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】工業的にめっきを行う際にめっき液の濃
度を自動で管理する方法としては、例えば、めっき液の
pHを測定して炭酸ニッケルを補給する方法(特開平6
−336699号公報記載)、めっき液の通電量を測定
して積算通電量から算出した理論ニッケル量を炭酸ニッ
ケル粉末として補給する方法(特開2000−2737
00号公報記載)等が挙げられる。
【0003】しかしながら、これらの方法はいずれも欠
点を有するものであった。すなわち、前者の方法は、p
Hとニッケルイオン濃度とは必ずしも相関関係があるわ
けではなく、特にpHの低い領域ではめっきによりニッ
ケルイオンが減少しているにもかかわらずpHの変化は
ほとんどみられないなど精度が低いという問題がある。
また、後者の方法は、積算通電量を算出するため、一定
の時間めっき液の通電量をモニタリングしなければなら
ず、時間遅れが生じてしまうという問題が避けられなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、めっき液の金属濃度の検出に時間遅れを生じること
がなく、pHが低い領域でも精度良くめっき液の濃度を
自動調整することができるめっき液濃度自動調整装置及
びその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、以下に記載するものである。
【0006】〔1〕 ヒーターを具備する温度調節計
と、電磁導電率検出器と、入口と出口とを回収タンクと
連結し回収タンク内の使用めっき液を循環させる循環管
と、使用めっき液受入れ配管とを備えた回収タンクと;
補給めっき液を貯留する補給タンクと;めっき槽に供給
するめっき液を貯留する供給タンクと;循環管に介装し
た切替弁と;前記電磁導電率検出器の信号を取り込み回
収タンクに供給する補給めっき液供給量を制御すると共
に、回収タンク内のめっき液中の金属濃度が所定値に達
したときに回収タンク内のめっき液を供給タンクに送る
信号を切替弁に送る制御部と;を有するめっき液濃度自
動調整装置。
【0007】〔2〕 制御部が電磁導電率検出器の測定
値を温度補正する手段を有する〔1〕記載のめっき液濃
度自動調整装置。
【0008】〔3〕 回収タンクがpH指示計又は酸化
還元電位計を備えた〔1〕又は〔2〕記載のめっき液濃
度自動調整装置。
【0009】〔4〕 めっき槽でめっきに使用しためっ
き液を回収タンクへ送り、温度調節された回収タンクの
めっき液の電磁導電率を計測することによりめっき液の
金属濃度を検出して、金属濃度が所定の範囲となるまで
補給タンクから追液を補給することにより回収タンクの
めっき液の金属濃度を調整し、金属濃度が調整されため
っき液を供給タンクに貯留し、必要時にめっき液を供給
タンクからめっき槽へ供給するめっき液濃度自動調整方
法。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のめっき液濃度自
動調整装置の一例を示す概略図である。
【0011】回収タンク1は、電磁導電率計検出器4、
ヒーター10を具備する温度調節計11及びpH計又は
酸化還元電位計12を備えている。また、回収タンク1
の底部には、循環管22の一端側入口22aが連結して
あり、循環管22の他端側出口22bは回収タンク1の
上方に配設してある。なお、前記循環管22には、入口
22aから順次回収・送液切替弁3、回収・送液ポンプ
2、及び循環・送液切替弁6を介装している。送液管2
1はめっき槽30及び回収・送液切替弁3の流路aと連
結している。送液管23は、循環・送液切替弁6の流路
bと供給タンク9と連結している。送液管24は補給タ
ンク7と回収タンク1を連結し、補給ポンプ8を介装し
ている。
【0012】回収タンク1に備えられる電磁導電率計検
出器4としては、特開平8−220036号公報記載の
検出器を用いるのが好ましい。
【0013】めっき槽30内の使用されためっき液は、
回収・送液切替弁3の流路a、及び循環・送液切替弁6
の流路aが開くことにより、回収・送液ポンプ2の作動
により、めっき槽から送液管21、循環管22を通って
回収タンク1へ送られる。一旦回収タンク1内に貯留さ
れためっき液は、回収・送液切替弁3の流路b、及び循
環・送液切替弁6の流路aを開くことにより回収・送液
ポンプ2の作動により循環管22を循環させる。めっき
液が循環管22を循環することで、回収タンク1内のめ
っき液は攪拌される。
【0014】循環管22を循環するめっき液は、循環・
送液切替弁6の流路aが閉じられ流路bが開くことによ
り供給タンク9に貯留される。回収タンク1に貯留され
循環管22を通って循環しているめっき液は、温度調節
計11に接続されたヒーター10により温められ、温度
調節計11によりめっき液の温度が所定の範囲となるよ
う調節されている。補給タンク7に貯留されている追液
は、補給ポンプ8の作動により回収タンク1に補給され
る。
【0015】回収タンク1に備えられた電磁導電率計検
出器4により検出された電磁導電率のデータは制御部5
に送られる。制御部5は、電磁導電率計検出器4から送
られたデータと、下記のプログラムに従い回収・送液切
替弁3、循環・送液切替弁6、回収・送液ポンプ2、及
び補給ポンプ8を制御する。
【0016】本発明のめっき濃度自動調整装置の制御部
5において実行されるプログラムのフロー図を図2に示
す。まず、回収・送液切替弁3の流路a及び循環・送液
切替弁6の流路aが開き、回収・送液ポンプ2が作動す
ることにより、めっき槽で使用されためっき液は、めっ
き槽から回収タンク1へ送られる。回収・送液ポンプ2
は一定の時間が経過した後、タイマーにより送液を自動
的にストップし、めっき槽から回収タンク1への送液が
停止する。回収タンク1内のめっき液の温度を測定し、
温度が所定の範囲であれば、所定時間経過後に電磁導電
率計検出器4で電磁導電率を計測する。電磁導電率計検
出器4で計測が開始されるとともに、回収・送液切替弁
3の流路bが開かれ、回収・送液ポンプ3が作動し、回
収タンク1内に貯留されためっき液は循環管22を循環
する。電磁導電率計検出器4の測定値が予め設定された
下限値よりも低い場合には、補給ポンプ8が作動し、補
給タンク7から追液が補給される。補給ポンプ8はタイ
マーにより一定の時間が経過した後自動的にストップさ
れる。追液が補給された回収タンク1では再び温度が測
定され、温度が所定の範囲であれば、電磁導電率計検出
器4で電磁導電率が計測されるというルーチンを繰返
す。電磁導電率計検出器4の測定値が所定の範囲内であ
れば、循環・送液切替弁3の流路bが開き、めっき液は
循環管22の循環を停止し、供給タンク9に貯留され
る。回収・送液ポンプ2は一定の時間が経過した後タイ
マーにより自動的にストップし、回収タンク1から供給
タンク9への送液は停止する。
【0017】供給タンク9で上記のように濃度を調整し
ためっき液を貯留しておき、貯留していためっき液を必
要時にめっき槽へ送液することによりめっき液の金属濃
度を自動調整することができる。
【0018】電磁導電率計検出器4により検出される電
磁導電率は、めっき液の温度により値が変化するので、
検出した測定値は制御部5に設けた温度補正する手段に
より補正する。
【0019】また、めっきによりめっき液中の金属イオ
ンが消費されるが、補給タンク7から補給される追液は
金属塩を溶解させた溶液であるので、対イオンが消費さ
れずにめっき液中に残る。したがって、回収タンク1内
のめっき液のpH又は酸化還元電位を測定し、適宜pH
又は酸化還元電位を調整するのが好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、めっき液の電磁導電率
を測定することにより金属濃度を検出して、めっき槽に
必要な濃度のめっき液を供給するようにしたので、めっ
き液を長期間に亘り安定に使用できる。更に、電磁導電
率計はめっき液と非接触で測定するので、検出器の損傷
がなく、長期運転に耐える。従って従来の電極を用いて
導電率を測定する場合のように電極に金属が析出したり
電極材料がめっき液に溶出してめっき液を汚染したりす
ることがないうえ、時間遅れが生じることなくめっき液
の金属濃度を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のめっき液濃度自動調整装置の
一例を示す概略図である。
【図2】図2は、本発明のめっき液濃度自動調整装置の
制御部で行うプログラムを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 回収タンク 2 回収・送液ポンプ 3 回収・送液切替弁 4 電磁導電率計検出器 5 制御部 6 循環・送液切替弁 7 補給タンク 8 補給ポンプ 9 供給タンク 10 ヒーター 11 温度調節計 12 pH計又は酸化還元電位計 21 送液管 22、22a、22b 循環管 23 送液管 30 めっき槽
フロントページの続き (72)発明者 吉田 英夫 東京都東村山市久米川町5−33−6 (72)発明者 曽根 正人 東京都小金井市本町3−11−8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターを具備する温度調節計と、電磁
    導電率検出器と、入口と出口とを回収タンクと連結し回
    収タンク内の使用めっき液を循環させる循環管と、使用
    めっき液受入れ配管とを備えた回収タンクと;補給めっ
    き液を貯留する補給タンクと;めっき槽に供給するめっ
    き液を貯留する供給タンクと;循環管に介装した切替弁
    と;前記電磁導電率検出器の信号を取り込み回収タンク
    に供給する補給めっき液供給量を制御すると共に、回収
    タンク内のめっき液中の金属濃度が所定値に達したとき
    に回収タンク内のめっき液を供給タンクに送る信号を切
    替弁に送る制御部と;を有するめっき液濃度自動調整装
    置。
  2. 【請求項2】 制御部が電磁導電率検出器の測定値を温
    度補正する手段を有する請求項1記載のめっき液濃度自
    動調整装置。
  3. 【請求項3】 回収タンクがpH指示計又は酸化還元電
    位計を備えた請求項1又は2記載のめっき液濃度自動調
    整装置。
  4. 【請求項4】 めっき槽でめっきに使用しためっき液を
    回収タンクへ送り、温度調節された回収タンクのめっき
    液の電磁導電率を計測することによりめっき液の金属濃
    度を検出して、金属濃度が所定の範囲となるまで補給タ
    ンクから追液を補給することにより回収タンクのめっき
    液の金属濃度を調整し、金属濃度が調整されためっき液
    を供給タンクに貯留し、必要時にめっき液を供給タンク
    からめっき槽へ供給するめっき液濃度自動調整方法。
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