JP2003183715A - 溶融金属製造方法 - Google Patents

溶融金属製造方法

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JP2003183715A JP2001378763A JP2001378763A JP2003183715A JP 2003183715 A JP2003183715 A JP 2003183715A JP 2001378763 A JP2001378763 A JP 2001378763A JP 2001378763 A JP2001378763 A JP 2001378763A JP 2003183715 A JP2003183715 A JP 2003183715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操業安定性に優れた低コストの溶融金属(例
えば溶銑)製造方法を提供する。 【解決手段】 炉下部13と炉中部12に二段に送風口
22、23を備えた竪型炉1に、石炭と粉状鉄鉱石とか
らなる混合物を熱間成形して得られた炭材内装ブリケッ
トAを炉頂部10から装入するとともに、塊状石炭Bを
二段送風口21、22の間から装入する。そして、下段
の送風口21から予熱空気E1を吹き込んで塊状石炭B
をガス化してCO主体のガスを発生させ、このガスを、
上段の送風口22から空気を吹き込んで二次燃焼させる
ことにより炭材内装ブリケットAを還元、溶融して溶銑
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料に炭材内装塊
成化物を使用した竪型炉による溶融金属製造方法の技術
分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】以下は酸化鉄から金属鉄を製造する方法
に関してのみ説明するものであるが、本発明の適用範囲
である酸化金属から金属を製造する方法を限定するもの
ではない。
【0003】現代の溶銑製造法は高炉法が主流であり、
大型化によってその経済性を追求してきたが、近年、逆
に大型化に起因して生産の柔軟性を欠くことが顕在化し
てきた。さらに、コークス炉や焼結機、ペレット製造設
備という事前処理設備が不可欠でその設備更新が大きな
経済的負荷となってきた。
【0004】そこで、高炉に代替若しくは補完し得る、
操業の起動停止が容易な、生産弾力性に優れた溶銑製造
法が種々検討されている。なかでも、鉄鉱石粉を主原料
に、還元剤である炭材を混合して塊成化した炭材内装塊
成化物を、比較的小型の竪型炉で還元して溶銑を製造す
る方法が最も実現性の高い方法の一つとして注目されて
いる。
【0005】例えば、Tecnored法と呼ばれる溶
銑製造法(M.Contrucci:I&SM,Aug
ust(1997)p.39−43参照)の提案がなさ
れている(従来技術1)。この方法は、炉下部と炉中部
に分けて二段に送風口を設けるとともに、炉頂部に原料
装入口、炉中〜下部(二段送風口の間)に塊状燃料装入
口を設けた竪型炉を用いるものである。原料としては、
炉内での強度を維持するためセメントをバインダとした
炭材内装コールドボンドペレットを用い、塊状燃料とし
ては、コークスの他、石炭、石油コークス、廃タイヤ等
の低廉燃料を用いることができるとしている。炉下部の
送風口より熱風(予熱空気)を吹き込んで固体燃料をガ
ス化してCOガスを発生させ、さらに炉中部の送風口よ
り二次燃焼用空気を吹き込んで前記COガスをCO2
酸化する。この酸化発熱(二次燃焼熱)を利用して炉頂
〜炉中部で炭材を内装する原料(炭材内装コールドボン
ドペレット)を加熱し固体還元して還元鉄とする。この
還元鉄は炉下部の炭材充填層内でさらに加熱されて溶融
し、浸炭して銑鉄が得られる。上記二次燃焼の結果、固
体燃料消費量が大幅に節減されるというものである。な
お、炭材を内装した原料(炭材内装コールドボンドペレ
ット)は、加熱時の還元反応により内部から発生するC
Oガスで保護されるため、二次燃焼により生じたCO2
ガスによる原料の再酸化が防止され、還元鉄まで還元す
ることができるというものである。
【0006】また、特開平2000−303112号公
報に本願発明者らが開示した溶銑製造方法は、竪型炉
に、熱間成形した炭材内装塊成化物とコークスを炉頂部
から装入し、炉下部の送風口から予熱した空気(熱風)
を吹き込むものである(従来技術2)。熱間成形によっ
て内装炭材を溶融後固化させることにより高強度の塊成
化物が得られるため、高コストのバインダが不要とな
り、スラグ量をも低減できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1のTe
cnored法は燃料原単位を大幅に低減できる可能性
を有する溶銑製造法であるが、セメントをバインダとす
る炭材内装ペレット(炭材内装コールドボンドペレッ
ト)を用いるため以下のようなさまざまな問題がある。
すなわち、ハンドリングに耐える冷間強度を得るために
は多量のセメント添加が必要であり、バインダコストが
高くなる。また、セメント添加後に所要の強度を発現さ
せるためにペレットの養生を必要とし、養生のための広
大な敷地あるいは蒸気加熱養生設備などが別途必要とな
る。またセメントは、竪型炉で溶解する際にスラグ化
し、スラグ発生量が増加するため、通液性の悪化、燃料
消費量の上昇、スラグ処理コストの増大等の問題があ
る。さらに、炭材内装コールドボンドペレットは高温強
度が低いため、竪型炉内で粉化して通気性が悪化し、操
業が不安定となる問題がある。高温強度が低い原因は、
セメント中の結晶水の熱分解や脱炭酸、ヘマタイトから
マグネタイトへの変態等に起因する多孔質化、体積変化
等によるといわれている(山田ら:鉄と鋼、Vol.7
1(1985)、S95参照)。また、炭材内装コール
ドボンドペレットは、炭材粒子と酸化鉄粒子とを冷間で
セメントにより固着させたものに過ぎないため、互いの
粒子が点接触の状態で存在する。そのため十分な還元速
度が得られず、ペレット内部からのCOガスの発生量も
不足し、二次燃焼により生じたCO2ガスによる再酸化
が確実に防止できない可能性がある。
【0008】一方、上記従来技術2の特開平2000−
303112号公報に開示された溶銑製造方法は、バイ
ンダを不要とするため、上記従来技術1のバインダ(セ
メント)使用による問題は生じない。また、本法では、
炉下部の送風口から熱風を吹き込むことによりコークス
をガス化して発生させたCOガスを二次燃焼させないで
炭材内装塊成化物の加熱に用いるため、上記従来技術1
の再酸化の問題も生じない。しかし、このコークスガス
化によるCOガスに、還元反応により炭材内装塊成化物
内部から発生するCOガスが加わるため、排ガスが高濃
度にCOガスを含有したまま竪型炉から排出されてしま
うことになる。そのため、燃料原単位が高い問題があ
る。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、操業安定性に優れた低コストの溶融金
属製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、炉下
部に第1の送風口群を備え、炉中部に第2の送風口群を
備えた竪型炉に、炭素質還元剤と酸化金属とを含む粉状
混合物を熱間成形して得られた炭材内装塊成化物を炉頂
部から装入するとともに、塊状燃料を前記第1の送風口
群より上方で前記第2の送風口群より下方から装入し、
第1の酸素含有ガスを前記第1の送風口群から吹き込む
とともに、第2の酸素含有ガスを前記第2の送風口群か
ら吹き込むことにより、前記炭材内装塊成化物を還元、
溶融することを特徴とする溶融金属製造方法である。
【0011】請求項2の発明は、前記第1の酸素含有ガ
スが、常温空気、予熱空気、常温の酸素富化空気、予熱
した酸素富化空気、常温酸素のいずれかであり、前記第
2の酸素含有ガスが、常温空気、予熱空気、常温の酸素
富化空気、予熱した酸素富化空気、常温酸素のいずれか
であることを特徴とする請求項1に記載の溶融金属製造
方法である。
【0012】請求項3の発明は、前記第1の酸素含有ガ
スとともに、微粉炭、プラスチック及び重油よりなる群
から選ばれた1種以上の補助燃料を常温のまま又は予熱
して前記第1の送風口群から吹き込むことを特徴とする
請求項1又は2に記載の溶融金属製造方法である。
【0013】請求項4の発明は、前記熱間成形の温度が
300〜550℃であることを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載の溶融金属製造方法である。
【0014】請求項5の発明は、前記炭材内装塊成化物
を熱間成形した後、竪型炉へ装入する前に、前記熱間成
形の温度範囲で5min以上の脱ガス処理を行うことを
特徴とする請求項4に記載の溶融金属製造方法である。
請求項6の発明は、前記炭材内装塊成化物中の炭素量
が、前記炭材内装塊成化物中の酸化金属の還元に必要な
理論当量の70%以上であることを特徴とする請求項1
〜5のいずれか1項に記載の溶融金属製造方法である。
【0015】請求項7の発明は、前記炭材内装塊成化物
中の炭素質物質が、logMF≧1(ここに、MF:ギ
ーセラ最高流動度)の石炭であることを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載の溶融金属製造方法であ
る。
【0016】請求項8の発明は、前記炭材内装塊成化物
の塩基度CaO/SiO2が、0.5〜2.5であるこ
とを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の溶
融金属製造方法である。
【0017】請求項9の発明は、前記炉頂部から前記炭
材内装塊成化物とともに副原料及び/又は鉄源を装入す
ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
の溶融金属製造方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】なお、以下の説明においては、本発明を酸
化鉄から溶銑を製造する場合に適用した例についてのみ
示すが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の
酸化金属、例えばNi、Cr、Mnなどの非鉄金属の酸
化物からこれらの非鉄金属を製造する場合や、これらの
非鉄金属酸化物と酸化鉄との混合物から合金鉄を製造す
る場合にも同様に適用し得るものである。
【0020】図1は、本発明の実施に係る溶銑製造用竪
型炉の概要を示す図である。図1において、竪型炉1
は、上部から下部へ順に、炉頂部10、炉上部11、炉
中部12、炉下部13、湯溜り部14からなり、炉下部
13に第1の酸素含有ガスE1を吹き込む第1の送風口
群21を備え、炉中部12に第2の酸素含有ガスE2を
吹き込む第2の送風群22を備えている。また、炉頂部
10に炭材内装塊成化物Aを装入する原料装入口3を備
え、第1の送風口群21より上方で第2の送風口群22
より下方に塊状燃料Bを装入する塊状燃料装入口4を備
えている。
【0021】竪型炉1に装入する炭材内装塊成化物A
は、本願出願人により特開平11−92833号公報に
詳細に開示してある炭材内装塊成化物の製造方法に基づ
いて、例えば以下のようにして製造できる。
【0022】酸化鉄(酸化金属)の原料である粉状鉄鉱
石は、粒度が74μm以下70質量%程度のものが好ま
しく、必要により粉砕して粒度調整したものを用いると
よい。
【0023】炭素質還元剤である粉状石炭は、1mm以
下に粒度調整されたものが望ましい。
【0024】粉状鉄鉱石を例えばロータリーキルン、流
動層などの鉱石予熱器(図示せず)で、粉状石炭と混合
したときに目標成形温度になるように予熱する。前記鉱
石予熱器の熱源としては、竪型炉1からのCOガスを含
有する排ガスを燃料として利用するとよい。
【0025】予熱された粉状鉄鉱石Aを混合器(図示せ
ず)に送り、所定配合量の粉状石炭を加えて混合し、こ
の混合物を、熱間成形に適した温度、例えば粉状石炭が
最高流動度を示す300〜550℃の温度とする。
【0026】なお、粉状鉄鉱石に配合する粉状石炭の配
合比率は、後述するように、成形後の炭材内装塊成化物
が所定の強度を保持しつつ十分に還元される範囲で適宜
決定される。前記混合器で混合中に粉状石炭から発生す
る揮発分は、例えば前記予熱器に送り燃料として有効利
用すればよい。
【0027】前記混合器で調製された混合物を熱間のま
ま例えば双ロール型の成形機(図示せず)により所定の
加圧力で加圧成形してブリケット(炭材内装塊成化物)
Aを製造する。以上により、バインダを添加することな
くブリケット(炭材内装塊成化物)Aを成形することが
できる。
【0028】酸化鉄源としては、上記粉状鉄鉱石の他、
高炉ダスト、転炉ダスト、電気炉ダスト、ミルスケー
ル、ミルスラッジ等の製鉄所ダスト類を単独若しくは2
種以上混合して用いてもよいし、製鉄所ダスト類と粉状
鉄鉱石とを混合して用いてもよい。
【0029】炭素質還元剤である石炭は、300℃を超
えると乾留反応が始まり軟化溶融し、550℃を超える
と固化する。したがって、300〜550 ℃の温度域
で粉状鉄鉱石と石炭を混合し加圧成形すると、粉状鉄鉱
石粒子間の空隙に溶融した石炭が容易に浸入し、粉状鉄
鉱石同士を強固に連結することができる。
【0030】石炭溶融時の粘度を低下させて粉状鉄鉱石
粒子間への侵入をより容易にするため、最高流動度MF
がlogMF>1.0の石炭を用いることが好ましく、
logMF>2.0の石炭を用いることがさらに好まし
い。
【0031】これによりバインダーが不要となり、ブリ
ケットAの還元、溶解時にセメント等を使用したバイン
ダーによるスラグ発生がないため、竪型炉内でのスラグ
比上昇による通液性の悪化が本発明法では問題とならな
い。また、スラグ量そのものを低減することができる。
【0032】さらに、セメントを用いていないためセメ
ント中の結晶水の熱分解や脱炭酸に起因する多孔質化は
起らない。
【0033】また、成形前に粉状鉄鉱石を予熱した段階
で粉鉱石中のヘマタイトの相当量がマグネタイトへの変
態を完了しているため、還元時におけるこの変態量が大
幅に減少し、体積変化も緩和される。したがって、従来
技術1で用いられる炭材内装コールドボンドペレットの
ような高温強度が低下する問題は生じない。
【0034】また、最高流動度付近の温度で成形すると
ブリケットAの密度が高くなり、圧潰強度も高くなるの
で、搬送時、竪型炉1への装入時および竪型炉1内での
割れや粉化を抑制することができる。その結果、ブリケ
ットAの製品歩留りが向上し、還元、溶解時の竪型炉1
内の通気性も良好となる。
【0035】また、ブリケットAの密度が高くなると、
粉状鉄鉱石と炭素質還元剤との接触が密になり、還元さ
れやすくなり還元時間が短くなる。
【0036】なお、ブリケットAをできるだけ緻密化す
るため15N/cm以上の成形圧力で成形することが好
ましい。
【0037】さらに、ブリケットAを上記成形温度範囲
で5min以上脱ガス処理を行うことが好ましい。これ
により、ブリケットA中の炭素質還元剤から揮発分が十
分に除去されてブリケットAの強度が高まり、竪型炉1
内での還元中の膨れによる割れを防止することができ
る。なお、脱ガス処理の熱源としては、竪型炉1からの
COを含有する排ガスを燃料として用いることができ
る。
【0038】ブリケットA中の炭素量は、ブリケットA
中の酸化鉄(酸化金属)の還元に必要な理論当量の70
%以上、望ましくは理論当量以上とすることが推奨され
る。
【0039】すなわち、理論当量の70%未満ではブリ
ケットA中の酸化鉄の還元が不十分となり、この場合ブ
リケットAは、多量のFeOを内在させたまま炉中部1
2に降下し、二次燃焼熱により加熱されるとこの未還元
のFeOが軟化・溶融し、炉上部11から炉中部12に
かけてブリケットAのみで形成された原料充填層C内に
融着帯を形成して通気性の悪化や荷下がり不良等の問題
が生じる可能性が高くなる。
【0040】したがってブリケットA中の炭素量は理論
当量の70%以上とすることが好ましく、さらに理論当
量の100%以上とすることにより、ブリケットA中の
酸化鉄が十分に還元されて生成した還元鉄に余剰の炭素
が浸炭して還元鉄の融点を低下させ、溶解が促進される
のでより好ましい。
【0041】なお、ブリケットAの大きさは、小さすぎ
ると原料充填層Cの通気性を阻害し、大きすぎると内部
への伝熱・還元が遅くなることに加えブリケットA自身
の成形が困難になるため、10〜80mm径のものが好
ましい。また、ギーセラ最高流動度はJIS M880
1ギーセラ流動度試験法に基づいて測定する。
【0042】このブリケットAを炉頂10の原料装入口
3から装入する一方、塊状燃料Bである例えばコーク
ス、石炭等を炉中部12(または炉下部13)の塊状燃
料装入口4から装入する。炉内に装入されたブリケット
Aは炉上部11から炉中部12にかけて原料充填層Cを
形成し、塊状燃料Bは炉中部12から炉下部13にかけ
て炭材充填層Dを形成する。
【0043】そして、炉下部13に設けられた第1の送
風口群21から第1の酸素含有ガスを吹き込むことによ
り、第1の送風口群21近傍の塊状燃料Bが燃焼してC
2が発生する。さらに、このCO2は塊状燃料Bと反応
してCOを発生する。反応式は下式の通りである。
【0044】O2+C→CO2 …(1) CO2+C→2CO …(2)
【0045】したがって、炉下部13から炉中部12に
向かって上昇する高温ガスはCOが主体である。
【0046】なお、第1の酸素含有ガスは、空気、酸素
富化空気、酸素のいずれを用いてもよい。空気または酸
素富化空気を用いる場合には、塊状燃料Bの消費量を低
減するため、熱風炉等を用いて900〜1300℃程度
に予熱して吹き込むことが好ましい。なお、酸素は予熱
して吹き込むと、塊状燃料Bの燃焼により発生する高温
ガスの温度が上がりすぎるので常温のままで用いるのが
よい。
【0047】第1の送風口群は、竪型炉内に均一なガス
流れが形成されるように、炉下部13の円周上に複数個
の送風口を設けるのが好ましい。送風口の内径や設置個
数は、送風口炉内側に適正な大きさのレースウェイが形
成される所要の吹込みガス流速となるよう適宜調節すれ
ばよい。なお、必要により送風口を複数段に分けて設置
してもよい。
【0048】上記炉下部12から炉中部に向かって上昇
するCO主体の高温ガスは、炉中部12に設けられた第
2の送風口群から吹き込まれた第2の酸素含有ガスE2
により二次燃焼される。反応式は以下の通りである。
【0049】CO+1/2O2→CO2 …(3)
【0050】第2の酸素含有ガスE2についても、第1
の酸素含有ガスE1と同様、空気、酸素富化空気、酸素
のいずれを用いてもよく、空気または酸素富化空気を用
いる場合には予熱して吹き込んでもよい。
【0051】第2の送風口群22は、炉内を上昇するガ
スの二次燃焼が均一になされ、二次燃焼熱による加熱に
偏りがないようにするため、炉中部12の円周上に複数
個の送風口を設けるのが好ましい。送風口の内径や設置
個数は、吹込みガスの圧力損失が過大にならない範囲で
炉の中心部まで吹込みガスが確実に届くガス流速となる
よう適宜調節すればよい。なお、必要により送風口を複
数段に分けて設置してもよい。
【0052】一方、炉頂10の原料装入口3から装入さ
れたブリケットAは、炉上部11を降下する間に、炉内
を上昇する二次燃焼後のガスで加熱されて約600℃以
上になると、ブリケット内で還元が開始され、1000
℃以上で急速に金属化が進行し、約1200℃で反応が
終了する。反応式は以下の通りである。
【0053】 3Fe23+C→2Fe34+CO …(4) Fe34+C→3FeO+CO …(5) FeO+C→Fe+CO …(6)
【0054】ブリケットA内の炭素量が理論当量以上の
場合には、炉中部12まで降下したブリケットAは、ほ
ぼ完全にFeまで金属化された還元鉄となる。この還元
鉄は、炉中部12における二次燃焼熱で加熱・昇温さ
れ、炉中部12から炉下部13へ降下する際に、ブリケ
ットA内の余分の炭素および炭材充填層Dを形成する炭
材(塊状燃料)Bにより浸炭されて融点が下がり溶融滴
下する。
【0055】ブリケットA内の炭素量が理論当量未満
(ただし、理論当量の70%以上が好ましい)の場合に
は、炉中部12まで降下したブリケットAは、一部Fe
Oを残留するFe主体の還元鉄となる。この還元鉄は上
記二次燃焼熱で加熱・昇温され、残留FeOは溶融状態
となる。
【0056】そして、還元鉄が炉中部12から炉下部1
3へ降下して炭材充填層Dの炭材Bと接触した際に、F
eは上記と同様に浸炭されて溶融滴下する一方、溶融F
eOは上記式(6)により金属化されつつ浸炭されて滴
下する。
【0057】溶融滴下物は炉最下部に設けられた湯溜り
部14に溜まり、ここで溶銑と溶融スラグに分離され
る。出銑は、湯溜り部14に設けられた出銑口5から先
に溶銑が排出され、その後、少量のスラグが出銑口5か
ら排出される。
【0058】第1の送風口群22から下方の溶融滴下域
では、炭材充填層Dの炭材Bは燃焼しないので、溶融滴
下域の温度は1500℃程度である。
【0059】出銑口5から排出された溶銑は、溶銑のま
ま製鋼に使用してもよく、鋳型に鋳込み型銑にしてもよ
い。あるいは炉前で、塊状燃料と炭素質還元材から溶銑
に侵入するS分を除去する脱硫処理や成分調整等を行っ
たのち鋳型に鋳込み鋳物製品にしてもよい。
【0060】本発明法ではバインダーを必要としないの
で、スラグの発生量は少ない。
【0061】スラグは、出銑口5の上方に出滓口(図示
せず)を設け、そこから排出してもよい。
【0062】ブリケット(炭材内装塊成化物)Aの竪型
炉1での装入から溶融滴下までの時間は約20〜40m
in程度の短いものである。
【0063】ブリケットAの還元、溶融滴下が進行し、
炉内の原料レベルが低下すると、ブリケットAを原料装
入口3から、塊状燃料Bを塊状燃料装入口4から両者を
一定の比率で装入し、炉内の原料充填層Cレベルおよび
炭材充填層Dレベルを一定に維持することで連続操業が
可能となる。
【0064】なお、原料充填層C内を上昇するガスは二
次燃焼後のCO2リッチな酸化性ガスであるが、ブリケ
ットAの再酸化の問題は生じない。つまりブリケットA
内部は一旦溶融した炭素質還元剤と酸化鉄とが密接状態
になっている。そのため、式(4)〜(6)で示される
還元反応により内部から発生するCO生成速度が大き
く、ブリケットA表面近傍がCOリッチな還元雰囲気と
なり、再酸化が防止されるからである。
【0065】ブリケットA内部から発生したCOは二次
燃焼後のCO2リッチなガスとともに炉頂部10から排
出される。しかし、排ガス中のCO濃度は、二次燃焼を
行わない従来技術2に比べ格段に低く、燃料消費量が大
幅に低減される。
【0066】なお、排ガスはCOを含有しているので、
前述したように鉱石予熱やブリケットAの脱ガス処理の
ための燃料等として利用することができる。
【0067】塊状燃料Bは、熱源のほかに炉内での通気
性の確保(スペーサ)と還元されるブリケットAへの加
炭剤(浸炭剤)の働きをする。
【0068】熱源となる塊状燃料Bは、補助燃料として
の微粉炭、プラスチック、重油等で一部代替でき、補助
燃料を使用することにより高価な塊状燃料Bの使用量を
低減することができる。
【0069】前記補助燃料は、微粉炭、プラスチック、
重油等のいずれか1種を単独で使用してもよいし、2種
以上を組み合わせて使用してもよい。
【0070】また、前記補助燃料は、第1の送風口群2
1のうちの一部または全部の送風口に設けた補助燃料管
(図示せず)から予熱空気とともに炉内に吹き込むこと
が、補助燃料のガス化を促進できるので好ましい。
【0071】なお、補助燃料としてのプラスチックは産
業廃棄物、一般廃棄物から回収したものでよく、熱源に
なればポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等
の種類は問わない。また大きさは15mm以下が好まし
い。
【0072】さらに、補助燃料の燃焼率を向上するに
は、予熱した酸素富化空気を用い、送風した空気中の酸
素の比率を高めることや補助燃料の予熱をすることが有
効である。
【0073】また、酸素富化空気の使用は、酸素含有ガ
ス量に対する窒素量の割合が減少することになり炉内圧
力損失の低減に有効である。
【0074】ブリケットAにフラックスとして石灰分を
適量添加したものを用いてもよい。これにより、粉状鉄
鉱石の脈石と炭素質還元剤の灰分の滓化が容易になる。
その結果、ブリケットAの炭素質還元剤中に含有される
S分が金属鉄に吸収される前に優先的に溶融スラグ中に
捕捉され、溶銑中のS濃度を低下することができる。
【0075】石灰分の添加量は少ないと上記溶銑中S濃
度の低下の効果が十分に得られず、多すぎると滓化が困
難になるので、ブリケットAの塩基度CaO/SiO2
で0.5〜2.5の範囲とすることが好ましい。
【0076】なお石灰分は、生石灰、消石灰、石灰石、
ドロマイト等CaOを含有する物質であればいずれでも
よい。
【0077】竪型炉1からの溶融スラグの排出等を容易
にするために溶融スラグの流動性を改善する目的や、溶
銑から脱S、脱Pを行う目的等により、石灰石、生石
灰、蛇紋岩、ドロマイト、珪石等の副原料をブリケット
Aとともに竪型炉1の炉頂部10から適量装入すること
が好ましい。
【0078】なお、溶融スラグの塩基度CaO/SiO
2は流動性および脱S、脱P性を考慮して1.0〜1.
5の範囲とすることが望ましい。
【0079】また、ブリケットAとともに、スクラップ
や還元鉄等の鉄源を竪型炉1の炉頂部10から装入して
もよい。二次燃焼後のガスの顕熱を有効に回収できると
ともに、鉄源は還元エネルギーを必要としないため、銑
鉄生産量を増加できかつ燃料原単位を低減できる。
【0080】
【実施例】(実施例1)本発明例のサンプルとして、炭
素質還元剤である表1に示す石炭と、酸化金属源である
表2に示す粉状鉄鉱石を用いて以下の方法でブリケット
を作製した。
【0081】常温の石炭22質量部と、所定温度に加熱
した粉状鉄鉱石78質量部を混合した後、小型の双ロー
ル型成形機で、成形温度440℃、成形圧力25N/c
mにて、30mm×25mm×17mm(体積約6cm
3)の卵型のブリケットを成形した。
【0082】比較例1のサンプルとして、表1に示す石
炭と表2に示す粉状鉄鉱石を、石炭22質量部、粉状鉄
鉱石78質量部、バインダとしてポルトランドセメント
11.1質量部に少量の水を添加して混合し、小型のデ
ィスクペレタイザで12mm径のペレットを造粒した。
このペレットを常温で5日間養生して炭材内装コールド
ボンドペレットを作製した。
【0083】比較例2のサンプルとして、高炉原料とし
て用いられる12mm径の焼成ペレット(炭材を内装し
ていない)を用いた。
【0084】発明例のサンプルと比較例1のサンプル
を、1000〜1200℃、N2雰囲気下で0〜20m
imの範囲で時間を変えて加熱・還元した後、各サンプ
ルの還元率と圧潰強度を測定した。
【0085】また、比較例2のサンプルを、1000〜
1200℃、50容積%CO+50容量%N2雰囲気で
0〜60minの範囲で時間を変えて還元した後、各サ
ンプルの還元率と圧潰強度を測定した。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】図2に、各サンプルの還元率と圧潰強度の
関係を示す。図2に示されるように、本発明例のサンプ
ルである熱間成形した炭材内装ブリケット(熱間成形ブ
リケット)は、還元前(還元率=0%)に圧潰強度が約
1000N/個であったものが、還元されても圧潰強度
はほとんど変化しないことがわかった。
【0089】一方、比較例1のサンプルである炭材内装
コールドボンドペレットは、還元前(還元率=0%)に
は圧潰強度が約400N/個であったものが、還元され
て還元率が上昇するとともに圧潰強度が低下していき、
還元率80%で圧潰強度は約100N/個まで低下する
ことがわかった。
【0090】また、比較例2のサンプルである焼成ペレ
ットは、還元前(還元率=0%)には圧潰強度が約27
00N/個と非常に高い値であったものが、還元される
と急激に圧潰強度が低下し、還元率20%で約300N
/個まで低下した。
【0091】前述したように、比較例1の炭材内装コー
ルドボンドペレットでは加熱によるセメント中の結晶水
の分解、炭酸塩の脱炭酸、ヘマタイトからマグネタイト
への変態による多孔質化、体積変化等が原因で圧潰強度
が低下するものと考えられる。
【0092】また、比較例2の焼成ペレットではヘマタ
イトからマグネタイトへの変態による体積変化が原因で
圧潰強度が低下するものと考えられる。
【0093】それに対し、本発明例の熱間成形ブリケッ
トでは、成形前に粉状鉄鉱石が予熱されているのでヘマ
タイトの相当量がマグネタイトへの変態を完了している
ため、還元時におけるこの変態量が減少し、体積変化が
緩和された結果、圧潰強度が低下しなかったものと考え
られる。
【0094】以上の結果より、本発明例の熱間成形ブリ
ケットを用いることによって、従来法に比べ、竪型炉内
での粉化を大幅に抑制でき、炉内通気性が向上する。
【0095】(実施例2)次に、最高流動度(MF)が
異なる各種の炭素質還元剤を用いて、上記実施例1の本
発明例のサンプルと同様の条件で熱間成形ブリケットを
作製した(ただし成形圧力は、実施例1と同じ25N/
cmを目標としたが、炭素質還元剤の最高流動度の相違
等により成形性が大きく異なるため20〜28N/cm
の範囲で適宜変更した)。
【0096】そして、加熱・還元を行わずに各熱間成形
ブリケットの圧潰強度を測定した。
【0097】図2に、最高流動度と圧潰強度の関係を示
す。図2に示されるように、最高流動度が高いものほど
圧潰強度が高くなることが確認された。そして、log
MFが1以上で圧潰強度約400N/個以上が得られ、
logMFが2以上で圧潰強度約700N/個が得られ
ることがわかった。
【0098】ここに図4は、別途作製した還元前の各種
熱間成形ブリケット(未還元ブリケット)をJIS M
8712に基づくタンブラー回転強度試験を行い、その
試験時の−1mm粉率と圧潰強度との関係を示したもの
である。図4に示すように、未還元ブリケットの圧潰強
度が400N/個以上あれば、−1mm粉率は17質量
%以下と少なくなり、竪型炉への装入時のハンドリング
に十分耐えることがわかる。また、未還元ブリケットの
圧潰強度が700N/個以上で−1mm粉率は12質量
%以下とさらに少なくなり、より好ましい。
【0099】本発明に用いる熱間成形ブリケットは、竪
型炉内で還元されても圧潰強度が維持されることが、実
施例1の図2の結果から明らかになっている。したがっ
て、炭素質還元剤の流動性logMFを好ましくは1以
上、より好ましくは2以上とすることにより、装入時の
ハンドリングによる粉化を防止するとともに、炉内での
粉化も防止でき、通気性を確保できる。
【0100】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の溶融金属製造方法は、原料に熱間成形した炭材
内装塊成化物を使用するので、装入時のハンドリングに
よる粉化が防止されるとともに、炉内での粉化が防止さ
れて通気性が確保され、安定した操業が可能となる。
【0101】また、原料はセメントなどのバインダを不
要とするのでコストが低減でき、スラグ生成量も少なく
なる。
【0102】また、本発明に使用する竪型炉は二次燃焼
を採用するので、燃料消費量が低減される。なお、二次
燃焼を採用しても原料に熱間成形した炭材内装塊成化物
を使用するので、炉内での再酸化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係る溶銑製造用竪型炉の概要を
示す図である。
【図2】塊成化物の還元率と圧潰強度との関係を示すグ
ラフ図である。
【図3】炭素質還元剤の流動度と塊成化物の圧潰強度と
の関係を示すグラフ図である。
【図4】回転強度試験における塊成化物の圧潰強度と粉
率との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…竪型炉 10…炉頂部、 11…炉上部、 12…炉中部、13
…炉下部、 14…湯溜り部 21…第1の送風口群 22…第2の送風口群 3…原料装入口 4…塊状燃料装入口 5…出銑口 A…炭材内装塊成化物(ブリケット) B…塊状燃料(炭材) C…原料充填層 D…炭材充填層 E1…第1の酸素含有ガス E2…第2の酸素含有ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野間 文雄 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA02 CA25 CA27 CA29 DA01 GA01 HA01 KA06 4K012 CB02 CB04 CB05 CB07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉下部に第1の送風口群を備え、炉中部
    に第2の送風口群を備えた竪型炉に、炭素質還元剤と酸
    化金属とを含む粉状混合物を熱間成形して得られた炭材
    内装塊成化物を炉頂部から装入するとともに、塊状燃料
    を前記第1の送風口群より上方で前記第2の送風口群よ
    り下方から装入し、第1の酸素含有ガスを前記第1の送
    風口群から吹き込むとともに、第2の酸素含有ガスを前
    記第2の送風口群から吹き込むことにより、前記炭材内
    装塊成化物を還元、溶融することを特徴とする溶融金属
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の酸素含有ガスが、常温空気、
    予熱空気、常温の酸素富化空気、予熱した酸素富化空
    気、常温酸素のいずれかであり、前記第2の酸素含有ガ
    スが、常温空気、予熱空気、常温の酸素富化空気、予熱
    した酸素富化空気、常温酸素のいずれかであることを特
    徴とする請求項1に記載の溶融金属製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の酸素含有ガスとともに、微粉
    炭、プラスチック及び重油よりなる群から選ばれた1種
    以上の補助燃料を常温のまま又は予熱して前記第1の送
    風口群から吹き込むことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の溶融金属製造方法。
  4. 【請求項4】 前記熱間成形の温度が300〜550℃
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の溶融金属製造方法。
  5. 【請求項5】 前記炭材内装塊成化物を熱間成形した
    後、竪型炉へ装入する前に、前記熱間成形の温度範囲で
    5min以上の脱ガス処理を行うことを特徴とする請求
    項4に記載の溶融金属製造方法。
  6. 【請求項6】 前記炭材内装塊成化物中の炭素量が、前
    記炭材内装塊成化物中の酸化金属の還元に必要な理論当
    量の70%以上であることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の溶融金属製造方法。
  7. 【請求項7】 前記炭材内装塊成化物中の炭素質物質
    が、logMF≧1(ここに、MF:ギーセラ最高流動
    度)の石炭であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の溶融金属製造方法。
  8. 【請求項8】 前記炭材内装塊成化物の塩基度CaO/
    SiO2が、0.5〜2.5であることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の溶融金属製造方法。
  9. 【請求項9】 前記炉頂部から前記炭材内装塊成化物と
    ともに副原料及び/又は鉄源を装入することを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の溶融金属製造方
    法。
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