JP2003183548A - インキ吸収剤組成物 - Google Patents

インキ吸収剤組成物

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JP2003183548A JP2001384563A JP2001384563A JP2003183548A JP 2003183548 A JP2003183548 A JP 2003183548A JP 2001384563 A JP2001384563 A JP 2001384563A JP 2001384563 A JP2001384563 A JP 2001384563A JP 2003183548 A JP2003183548 A JP 2003183548A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)式(1)で表されるアセチレング
リコール及び式(2)で表されるアセチレングリコール
のエトキシル化体から選ばれる1種又は2種以上5〜8
0重量%、(B)式(3)で表されるHLBが10〜1
8のアセチレングリコールのエトキシル化体の1種又は
2種以上20〜95重量%を含有し、その0.1重量%
水溶液の滴下30秒後の接触角が70度以下、1Hz及
び10Hz時の動的表面張力がそれぞれ50mN/m以
下であるインキ吸収剤組成物。 【化1】 (R1,R2はアルキル基。) 【化2】 (R1,R2はアルキル基、m,nは正数、m+nは10
未満。) 【化3】 (R3,R4はアルキル基、p,qは正数、p+qは10
〜40。) 【効果】 本発明のインキ吸収剤組成物は、滴下直後の
接触角や動的表面張力が低く、優れた吸収性を発揮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、文字や図形を記録
媒体表面に記録する場合に使用されるインキの吸収剤組
成物に関するものであり、特に浸透性、消泡性に優れた
インキ吸収剤組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パソコ
ンなどのOA機器用プリンターは、直径数十μmの微細
なノズルからインキを小滴として吐出して、文字や図形
を記録媒体表面に記録する方法である。これらプリンタ
ーの市場は、OA機器環境が整備されるにつれ、ここ数
年急激に成長し、競争が激化している。プリンターの技
術としては、今後更に高解像度を目指してノズル径を小
さくし、記録速度を速めるために吐出数を多くするマル
チノズル化が図られていくことが予想され、それに伴っ
てインキは高速印刷への対応が望まれている。 【0003】しかし、水性インキは乾燥が遅いなどの問
題点を有しており、乾燥メカニズムが記録媒体への浸透
が中心であることから、浸透が遅いと滲みが生じるなど
の欠点を有している。このような背景から、インキや水
性塗料業界においては、基材に対する湿潤化、浸透性付
与のため優れた表面張力低下能を付与する界面活性剤を
必要としている。界面活性剤を選択する場合、系が静的
状態にある時には静的表面張力が優れていることが、ま
た生産性向上のために印刷スピードアップの必要性か
ら、高速使用時には動的表面張力の指標が非常に重要に
なっている。 【0004】2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオールなどのアセチレングリコール及び
そのエチレンオキサイド付加物等のアセチレングリコー
ル系界面活性剤は、静的表面張力と動的表面張力の低下
能とのバランスがとれており、しかも消泡性を有するた
め、インキ,塗料用の湿潤剤、分散助剤として使用され
てきた。しかし、その一方でこれらの界面活性剤は、水
への溶解性が低いものや、常温で固体のものがあるなど
の問題点を有しており、使用時の不便解消のためポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテルなどの界面活性剤
を可溶化剤として併用することが余儀なくされていた。 【0005】また、近年の環境問題から法的な規則が厳
しくなりつつある情勢の中、環境に対応した界面活性剤
の要求が強くなり、ポリエチレンノニルフェニルエーテ
ル代替品が各社から提供されている。しかし、これら代
替品は、静的表面張力は同じであっても動的表面張力に
大きく影響するものや、接触角が高くなるものが存在
し、アセチレングリコール系界面活性剤の可溶化剤とし
て配合した際に、必ずしも同じ性能が得られなかった。 【0006】本発明は、上記事情を改善するためになさ
れたもので、低い動的表面張力を有するために優れた濡
れ性、浸透性、消泡性、分散性を発揮し、高速印刷にも
対応でき、更には水への溶解性や環境問題にも配慮した
界面活性剤を含むインキ吸収剤組成物を提供することを
目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、前記の課題を解決するため鋭意検討を行っ
た結果、特定のアセチレングリコール類と特定範囲のH
LB及びエチレンオキサイド付加モル数を有するアセチ
レングリコールのエトキシル化体とを配合した組成物
が、特にインキの吸収剤として使用した場合に、水性イ
ンキとの相溶性に優れ、しかも、インキの吸収性、消泡
性に優れるため、上述した従来の問題点を解決し得るこ
とを知見し、本発明をなすに至った。 【0008】即ち、本発明は、(A)下記式(1) 【化4】(式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示す。)で表されるアセチレングリコール及び下記
式(2) 【化5】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、m、nはそれぞれ正数であり、かつm+nは
10未満である。)で表されるアセチレングリコールの
エトキシル化体から選ばれる1種又は2種以上

〜80重量%(B)下記式(3) 【化6】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、p、qは正数であり、かつp+qは10〜4
0である。)で表されるHLBが10〜18のアセチレ
ングリコールのエトキシル化体の1種又は2種以上
20〜95
重量%を含有し、その0.1重量%水溶液の滴下30秒
後の接触角が70度以下、1Hz及び10Hz時の動的
表面張力がそれぞれ50mN/m以下であることを特徴
とするインキ吸収剤組成物を提供する。 【0009】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明のインキ吸収剤組成物の成分(A)は、上述
したように、下記式(1)で表されるアセチレングリコ
ール及び下記式(2)で表されるアセチレングリコール
のエトキシル化体から選ばれる1種又は2種以上のアセ
チレングリコール類である。 【化7】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、m、nはそれぞれ正数で、かつm+nは10
未満である。) 【0010】上記式(1)で表されるアセチレングリコ
ールとしては、例えば、2,5,8,11−テトラメチ
ル−6−ドデシン−5,8−ジオール、5,8−ジメチ
ル−6−ドデシン−5,8−ジオール、2,4,7,9
−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、4,
7−ジメチル−5−デシン−4,7−ジオール、2,
3,6,7−テトラメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オール、2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジ
オールなどを挙げることができ、式(2)で表されるア
セチレングリコールのエトキシル化体としては、例え
ば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,
7−ジオールのエトキシル化体(エチレンオキサイド付
加モル数:1.3)、2,4,7,9−テトラメチル−
5−デシン−4,7−ジオールのエトキシル化体(エチ
レンオキサイド付加モル数:4)、3,6−ジメチル−
4−オクチン−3,6−ジオールのエトキシル化体(エ
チレンオキサイド付加モル数:4)、2,5,8,11
−テトラメチル−6−ドデシン−5,8−ジオールのエ
トキシル化体(エチレンオキサイド付加モル数:6)な
どの上記アセチレングリコールのエチレンオキサイド誘
導体を挙げることができる。そのアセチレングリコール
中のエチレンオキサイド単位の付加モル総数は0<m+
n<10モルである。エチレンオキサイドの付加モル総
数が10モル以上の場合にはインキ配合した際の起泡性
がアップし、印字不良などの問題が発生する。 【0011】これらのアセチレングリコール類〔成分
(A)〕は、その1種を単独で又は2種以上を混合して
使用することができ、本発明のインキ吸収剤組成物を調
製する際に用いられる量は、組成物全体の5〜80重量
%であり、好ましくは10〜75重量%である。80重
量%を超えると溶解性が低下し、インキ配合した際、凝
集物が発生し、吐出安定性不良による印字不良が発生す
る。 【0012】成分(A)のアセチレングリコール類に配
合する成分(B)のアセチレングリコールのエトキシル
化体は、下記式(3)で表されるHLBが10〜18の
アセチレングリコールのエトキシル化体である。 【化8】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
基を示し、p、qは正数であり、かつp+qは10〜4
0である。) 【0013】このようなアセチレングリコールのエトキ
シル化体として、具体的には、2,4,7,9−テトラ
メチル−5−デシン−4,7−ジオールのエトキシル化
体(エチレンオキサイド付加モル数:10、HLB:1
3)、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(エチレンオキサイ
ド付加モル数:30、HLB:17)等を挙げることが
でき、これらは1種を単独で又は2種以上を混合して使
用することができる。 【0014】これら成分(B)のHLBは10〜18、
好ましくは14〜17であり、HLBが18を超える
と、成分(A)の水不溶性物質を溶解する可溶化性能は
アップするものの水溶性が増し、泡の発生による印字不
良が発生するし、HLBが10未満では、水への溶解性
が低下してインキ中に凝集物が発生し、浸透性良好なイ
ンキが得られなくなる。 【0015】また、上記成分(B)におけるアセチレン
グリコール中のエチレンオキサイド単位の付加モル総数
は、10〜40モル、好ましくは10〜30モルであ
り、エチレンオキサイドの付加モル総数が40モルを超
えると、可溶化性能はアップするものの起泡性もアップ
し、インキ配合時に泡が発生して印刷不良の原因になる
し、10モル未満では、可溶化性能がなくなると共にそ
れ自身の水への溶解性がなくなるため、成分(A)の溶
解性性能が著しく低下し、凝集物の発生に伴う印刷不良
が発生する。 【0016】本発明では、インキ吸収剤組成物を調製す
る際に用いられる成分(B)の量は、組成物全体の20
〜95重量%であり、好ましくは20〜80重量%であ
る。95重量%を超えると、起泡性がアップし、ピンホ
ールが生じて印刷不良が発生するし、20重量%未満で
は成分(A)の可溶化性能が低下し、凝集物が発生す
る。 【0017】本発明では、上記成分(A)及び(B)の
合計が100重量%になるように用いるのが好ましい
が、更に第三成分〔成分(C)〕として、イオン交換水
あるいはエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、グリセリンなどの水溶性有機溶剤
や必要に応じて可溶化剤を併用しても良い。その可溶化
剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シ(エチレン・プロピレン)ブロックポリマーなどが挙
げられる。これらは、本インキ吸収剤組成物の特性を損
なわない限り、組成物全体の0〜20重量%、好ましく
は5〜15重量%の量で用いることができる。 【0018】本発明のインキ吸収剤組成物は、例えば、
上記各成分をプロペラ式撹拌機などの公知の混合調製方
法によって混合することにより得られる。また、常温に
て固体の成分については、必要により加温して混合する
ものである。 【0019】ここで、得られたインキ吸収剤組成物は、
その0.1重量%水溶液の滴下30秒後の接触角が70
度以下、好ましくは10〜65度、より好ましくは35
〜60度、更に0.1重量%水溶液の1Hz及び10H
z時の動的表面張力がそれぞれ50mN/m以下、好ま
しくは20〜50mN/m、より好ましくは35〜50
mN/mである。 【0020】なお、接触角は接触角計CA−D型(協和
界面科学社製)を用いて0.1重量%水溶液の滴下30
秒後の値を測定したものであり、動的表面張力はバブル
プレッシャー型動的表面張力計クルスBP−2(KRU
SS社製)を用いて0.1重量%水溶液の1Hz及び1
0Hzの値を測定したものである。 【0021】0.1重量%インキ吸収剤組成物水溶液の
滴下30秒後の接触角が70度を超えると、インキに配
合した際、ハジキの発生や吸収性が悪くなるためインキ
の滲みが発生するし、同じく0.1重量%水溶液の1H
z及び10Hzの動的表面張力が50mN/mを超える
と、高速印刷を実施した際にハジキや浸透力不足による
滲みが発生する。 【0022】本発明のインキ吸収剤組成物を用いてイン
キを製造する場合、インキ吸収剤組成物の配合割合とし
ては、インキ全量に対して、好ましくは0.05〜10
重量%、より好ましくは0.05〜5重量%の範囲内と
することが望ましい。 【0023】その他添加剤としては、防腐剤、pH調整
剤、粘度調整剤、分散剤、酸素吸収剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤等を適宜配合することもできる。 【0024】インキ吸収剤組成物を用いるインキとして
は、フレキソインキ、グラビアインキ、新聞インキ、ス
クリーンインキ、凸版インキ等が挙げられる。 【0025】 【実施例】以下、配合例、実施例及び比較例を示し、本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制
限されるものではない。なお、例中の部及び%は、それ
ぞれ重量部と重量%を示す。 【0026】[配合例1]70℃に加温した2,4,
7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
(エアプロダクツ社製、商品名サーフィノール104)
40部を撹拌機付容器に投入後、撹拌しながら2,4,
7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール
のエトキシル化体(エアプロダクツ社製、商品名サーフ
ィノール485、HLB17、エチレンオキサイド付加
モル数:30)60部を徐々に投入混合し、2時間連続
撹拌後、室温まで冷却した。冷却後、200メッシュ濾
布にて濾過し、インキ吸収剤組成物(以下、これをM−
1という)を得た。更に、組成物M−1の0.1部をイ
オン交換水100部に加え、マグネチックスタラーにて
撹拌して0.1%水溶液とし、これを用いて水溶液の外
観、接触角、動的表面張力、静的表面張力及び起泡性を
測定した。その結果を表2に示す。なお、各特性の測定
は下記のようにして行った。 【0027】<インキ吸収剤組成物の評価> 1)水溶液の外観 上記水溶液の外観及び不溶解物の有無の確認を行った。 ○:水溶液が透明で、不溶解物が認められない。 △:水溶液が白濁しているが、不溶解物は認められな
い。 ×:一部不溶解物が認められる。 ××:殆ど溶解せず。 2)接触角 インキ吸収剤組成物の0.1%水溶液を、協和界面科学
社製接触角計CA−D型を用いて、滴下30秒後の接触
角を測定した。 3)動的表面張力 KRUSS社製バブルプレッシャー型動的表面張力計ク
ルスBP−2を用いて、インキ吸収剤組成物の0.1%
水溶液の1Hz及び10Hz時の動的表面張力を測定し
た。 4)静的表面張力 インキ吸収剤組成物の0.1%水溶液を、協和界面科学
社製表面張力計ESB−V型を用いて、静的な表面張力
を測定した。 5)起泡性 インキ吸収剤組成物の0.1%水溶液20mlを100
mlメスシリンダーに採取し、イワキ産業社製KMシェ
ーカーV−SX型を用いて180回/分×40mmの条
件下で1分間振とうした時の直後及び5分後の泡高さを
測定した。 【0028】[配合例2〜10]配合例1と同様にして
表1に示される成分(A)〜(C)の種類及び配合量
(部)で撹拌混合し、インキ吸収剤組成物(M−2〜M
−10)を得た。なお、配合例1については、成分
(A)〜(C)の配合量を部で再記した。配合例1と同
様にして0.1%水溶液を作り、同様にして水溶液の評
価を行った。これらの結果を表2に示した。 【0029】また、下記に示す市販品1,2について、
配合例1と同様に評価を行い、これらの結果を表2に併
記した。 市販品1:ノプコNXZ(サンノプコ社製商品名、鉱物
油系) 市販品2:SNデフォーマー5016(サンノプコ社製
商品名、シリコーン系) 【0030】 【表1】 【0031】<成分(A)> A−1:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオール(エアプロダクツ社製、商品名サーフ
ィノール104) A−2:3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オール(エアプロダクツ社製、商品名サーフィノール8
2) A−3:2,5,8,11−テトラメチル−6−ドデシ
ン−5,8−ジオール(エアプロダクツ社製、商品名サ
ーフィノールDF−110) A−4:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(エアプロダクツ社
製、商品名サーフィノール420、エチレンオキサイド
付加モル数:1.3、HLB4) A−5:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(日信化学社製、商
品名オルフィンE−1004、エチレンオキサイド付加
モル数:4、HLB8) 【0032】<成分(B)> B−1:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(日信化学社製、商
品名オルフィンE−1010、エチレンオキサイド付加
モル数:10、HLB14) B−2:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(エアプロダクツ社
製、商品名サーフィノール485、エチレンオキサイド
付加モル数:30、HLB17) B−3:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(エアプロダクツ社
製、商品名サーフィノール465、エチレンオキサイド
付加モル数:10、HLB14) B−4:2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールのエトキシル化体(エチレンオキサイ
ド付加モル数:50、HLB19) 【0033】<成分(C)> C−1:プロピレングリコール C−2:ポリエチレングリコール C−3:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(三洋化成社製、商品名ノニポール160) C−4:ポリオキシ(エチレン・プロピレン)ブロック
ポリマー(第一工業製薬社製、商品名エパン750) 【0034】 【表2】 【0035】[実施例1]染料(商品名Cibafix
ダイレクトブラック19、日本チバガイギー社製)5部
をイオン交換水70部にプロペラ式撹拌機で撹拌しなが
ら徐々に添加した後、インキ吸収剤組成物M−1を1
部、ポリエチレングリコールを10部、グリセリンを1
5部添加し、1時間撹拌して、ブラック(B)(以下こ
のインキをK−1という)を得た。これを用いて印字濃
度、ドット径、印字画像の解像度及びインキ吸収性を測
定し、その結果を表3に示した。 【0036】<インキ評価> 1)印字濃度 キャノンプリンターBJC455Jでブラック(B)を
用いて印字したドットに関し、サクラマイクロデンシト
メーターPDM−5型(サクラ製機社製)でドットの濃
度を測定した。 2)ドット径 キャノンプリンターBJC455Jでブラック(B)を
用いて印字し、100倍に拡大してドット径を測定し
た。 3)印字画像の解像度 キャノンプリンターBJC455Jでブラック(B)を
ベタ印刷し、マクベス濃度計RD−918型(マクベス
社製)で測定した。更に、マゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)を同様に処理した。なお、印刷
に使用したマゼンタ、シアン、イエローインキは実施例
1で使用した染料の代わりにそれぞれCibafixダ
イレクトレッド9、Cibafixダイレクトブルー8
6、Cibafixダイレクトイエロー23を用いるこ
とにより得た。 4)インキ吸収性 キャノンプリンターBJC455Jでブラック、マゼン
タ、シアン、イエローを同時に同一場所に噴射し、1秒
後に紙押さえ板でこすり、インクによる汚れを測定し
た。 ○:白色部分の汚れのないもの △:微かに汚れるもの ×:汚れがひどいもの 【0037】[実施例2〜5、比較例1〜7]実施例1
と同様にして、表1に示される配合例2〜10のインキ
吸収剤組成物(M−2〜M−10)及び市販品1,2を
用いて、ブラック(B)(K−2〜K−12)を得た。
これらを用いて、実施例1と同様の測定を行い、結果を
表3に示した。 【0038】 【表3】【0039】 【発明の効果】本発明のインキ吸収剤組成物は、滴下直
後の接触角や動的表面張力が低く、優れた吸収性を発揮
するため、高速印刷にも対応でき、しかも環境問題にも
適合した優れたインキとなり得る。この特性により、本
発明のインキ吸収剤組成物は実用的にきわめて有利であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H086 BA59 BA60 4D011 CB02 4D077 AA08 AB05 AC05 BA03 BA04 BA20 DD32X DE02Y DE40Y 4J039 BC09 BE12 BE16 BE22 CA03 EA48

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)下記式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
    基を示す。)で表されるアセチレングリコール及び下記
    式(2) 【化2】 (式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
    基を示し、m、nはそれぞれ正数であり、かつm+nは
    10未満である。)で表されるアセチレングリコールの
    エトキシル化体から選ばれる1種又は2種以上

    〜80重量%(B)下記式(3) 【化3】 (式中、R3及びR4はそれぞれ炭素数1〜5のアルキル
    基を示し、p、qは正数であり、かつp+qは10〜4
    0である。)で表されるHLBが10〜18のアセチレ
    ングリコールのエトキシル化体の1種又は2種以上
    20〜95
    重量%を含有し、その0.1重量%水溶液の滴下30秒
    後の接触角が70度以下、1Hz及び10Hz時の動的
    表面張力がそれぞれ50mN/m以下であることを特徴
    とするインキ吸収剤組成物。
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