JP2003183292A - スルフォスチン及びその類縁体の製造中間体の製造方法 - Google Patents

スルフォスチン及びその類縁体の製造中間体の製造方法

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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】 【課題】ジペプチジルペプチダーゼIV阻害活性が高い
生理活性物質の製造中間体の新規製造方法を提供する。 【解決手段】例えば下記一般式(1) 【化1】 [式中、nは0から3の整数を示し、Yはアミノ基の保
護基を示す]で表わされる化合物にシリル化剤を作用さ
せ、次いでP(=O)T3(Tはハロゲン原子を示す)
及びアンモニアを順次反応させることからなることを特
徴とする下記一般式(2) 【化2】 [式中、n及びYは前記した通りである]で表わされる
化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の技術分野に属
し、特に生理活性物質スルフォスチン及びその類縁体の
製造中間体の新規製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下記一般式(4)(式中、nは0〜3の
整数を示す)で表されるスルフォスチン及びスルフォス
チン類縁体はジペプチジルペプチダーゼIV阻害作用を
有する新規天然有機化合物であり、特にスルフォスチン
は一般式(4)のnが2であり、C*の立体配置がSで
あり、且つP*の立体配置がRの構造を有することが下
記文献により知られている。
【0003】
【化4】
【0004】これらの化合物は医薬、例えば免疫調節
剤、ホルモン調節剤、抗HIV剤、抗アレルギー剤、抗
炎症剤、抗リウマチ剤等への応用が期待されている(W
O99/25719号)。 また、化合物の製造に関し
ては発酵または合成による製造が考えられるが、現在の
ところ発酵法ではその生産性が低く大量製造に適してい
ない。そのため、合成による製造法が報告されている
(特開2000−327689)。この製造法によれ
ば、リン酸アミド化工程に関しては、超低温下条件(−
78℃)で超強塩基を用いてアミドを活性化し、次いで
同様の温度条件で塩化ホスホニル、液体アンモニアで処
理する方法を採用しているが、工業的生産をするには設
備等の点で容易ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術で
は困難であった大量製造を指向した中間体の製造法を開
発し、温和で簡便な操作によってスルフォスチン及びス
ルフォスチン類縁体の製造中間体を製造できる新規製造
法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、一般式(1)で表される化合物を温和な条
件下でシリル化し、ついでリン酸誘導体およびアンモニ
アを作用させることにより、従来技術に比べて緩和で温
和な条件下収率良く製造する方法を見出した。すなわ
ち、本発明は次の(i)〜(viii)に関するもので
ある。
【0007】(i)下記一般式(1)
【化5】
【0008】[式中、nは0から3の整数を示し、Yは
アミノ基の保護基を示す]で表わされる化合物にシリル
化剤を作用させ、次いで一般式(5) P(=O)T3 (Tはハロゲン原子を示す)で表されるオキシハロゲン
化リン、更にアンモニアを順次反応させることを特徴と
する下記一般式(2)
【0009】
【化6】 [式中、n及びYは前記した通りである]で表わされる
化合物の製造方法。
【0010】(ii)前記Yがカルバメート型、又はア
ミド型の保護基である、(i)に記載の製造方法。 (iii)前記Yが置換されていてもよいベンジルオキ
シカルボニル基またはtert−ブトキシカルボニル基
であり、nが2である(ii)に記載の製造方法。 (iv)一般式(1)の化合物が光学活性体である(i)
〜(iii)のいずれかに記載の製造方法。 (v) 一般式(5)において、Tが塩素原子である
(i)〜(iv)のいずれかに記載の製造方法。
【0011】(vi)シリル化剤が下記一般式(3)
【化7】 [式中、R1、R2、R3は独立に低級アルキル基また
はアリール基を示し、Xはハロゲン原子またはフッ素化
アルキルスルホネートを示す]で示される(i)〜(v)
いずれかに記載の製造方法。
【0012】(vii)シリル化剤がトリメチルシリル
クロリドである(vi)に記載の製造方法。 (viii)一般式(1)から一般式(2)を得る製造
工程において、反応温度が−20℃〜80℃で行われる
(i)〜(vii)のいずれかに記載の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の製造法の実施形態につい
て説明する。新規製造法の原料となる一般式(1)の化
合物は特開2000−327689記載の方法に従って
製造して得ることができる。
【0014】一般式(1)で表される化合物の保護基で
あるYは、通常用いられるアミノ基の保護基であり、例
えばベンジルオキシカルボニル基(ベンゼン環に置換基
を有する場合は例えば1から6個の置換基を有してよ
く、炭素数1から5のアルキル基、炭素数1から5のア
ルコキシ基、炭素数1から5のアシロキシ基、ニトロ
基、ハロゲン原子等で置換されていてもよい)、ter
t−ブトキシカルボニル基などのカルバメート型の保護
基、ホルミル基、アセチル基、トリフルオロアセチル基
などのアミド型の保護基を示す。本発明では、好ましく
はベンジルオキシカルボニル基(ベンゼン環に置換基を
有する場合は例えば1から6個の置換基を有してよく、
炭素数1から5のアルキル基、炭素数1から5のアルコ
キシ基、炭素数1から5のアシロキシ基、ニトロ基、ハ
ロゲン原子等で置換されていてもよい)、またはter
t−ブトキシカルボニル基である。一般式(1)におい
て、nは0から3の整数を示す。好ましいnは2であ
る。
【0015】本発明の一般式(1)で表される具体的化
合物を次に例示する。 ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−
ピペリドン ・(R)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−
ピペリドン ・(S)−3−tert−ブチルオキシカルボニルアミ
ノ−2−ピペリドン ・(S)−3−ベンゾイルアミノ−2−ピペリドン ・(S)−3−アセチルアミノ−2−ピペリドン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−
ピロリドン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−
アゼチジノン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−
パーヒドロアゼピノン
【0016】次に、本発明の製造方法について反応を以
下に述べる。一般式(1)の化合物に作用させるシリル
化剤としては、例えば一般式(3)で表される化合物が
挙げられる。一般式(3)において示されたR1、R
2、R3における低級アルキル基とは、炭素数1から4
の直鎖または分岐鎖のアルキル基を示し、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、ter
t−ブチル基等が挙げられる。またアリール基としては
炭素数6から10の芳香族炭化水素基であり、例えばフ
ェニル基、ナフチル基等が挙げられる。好ましいR1、
R2、R3は全てがメチル基の場合である。一般式
(3)において示されたXにおけるハロゲン原子として
は、塩素原子、臭素原子、またはヨウ素原子が挙げられ
る。また、Xにおけるフッ素化アルキルスルホネートと
しては、トリフルオロメタンスルホネート、ペンタフル
オロエタンスルホネート等が挙げられる。好ましいXは
塩素原子である。これらシリル化剤の使用量は一般式
(1)の化合物に対してシリル化剤は0.5から20当
量程度の範囲であればよく、好ましくは1から5当量程
度である。シリル化剤の反応様式としては、一般式
(1)のラクタムの水素がシリル基によって置換される
とものと考えられる。
【0017】本発明での一般式(3)で表されるシリル
化剤の具体例を次に示す。 ・トリメチルシリルクロリド ・トリメチルシリルブロミド ・トリメチルシリルアイオディド ・トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート ・トリメチルシリルペンタフルオロエタンスルホネート ・ジメチルエチルシリルクロリド ・ジメチルイソプロピルシリルクロリド
【0018】反応溶媒としては反応が進行する溶媒であ
れば特に制限はないが、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、イソプロピルエーテル、2−メトキシエチルエーテ
ル、ジエチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等の炭化水素類,クロロホルム、ジクロ
ロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類,酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリ
ル類、及びこれらの有機溶媒の適当な組み合わせからな
る混合溶媒などが挙げられる。好ましくはトルエン等の
芳香族炭化水素類またはジクロロメタン等のハロゲン化
炭化水素類であり、更に好ましくはトルエンである。反
応温度は、−50℃から使用する溶媒の還流する温度の
範囲で行うことができる。好ましくは−5℃から60℃
の温度である。反応時間は特に制限されないが、反応が
終了するまでであればよい。好ましくは1分から72時
間の範囲である。
【0019】上記の反応には必要に応じて塩基を使用し
ても差し支えない例えば、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン等の有機塩基、炭酸水素ナトリウム
等の無機塩基が使用できるが、好ましくはトリエチルア
ミンやジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基であ
る。これら塩基の使用量は、一般式(1)の化合物に対
して塩基は0.5から20当量の範囲であればよく、好
ましくは1から5当量である。
【0020】次に、ラクタム環へのリン酸誘導体の導入
のために使用する試薬としては、一般式(5)のP(=
O)T3で表されるオキシハロゲン化リン等が挙げられ
る。P(=O)T3におけるTとはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子を示す。好ましいTは塩
素原子である。一般式(5)で表されるP(=O)T3
の具体例は次の通りである。 ・オキシ塩化リン ・オキシ臭化リン
【0021】この試薬をシリル化した反応溶液に直接加
えることにより、化合物(1)の環内に存在する窒素原
子とリン原子の結合を行うことができる。一般式(1)
の化合物に対してP(=O)T3は1から20当量の範
囲であればよく、好ましくは3から5当量である。反応
時間は特に制限されないが、反応が終了するまでであれ
ばよい。好ましくは12時間から120時間の範囲であ
る。反応温度は−5℃〜80℃程度である。
【0022】この反応溶液に引き続きアンモニアを加え
ることにより、リン酸アミド体である一般式(2)の化
合物を製造することができる。アンモニアの添加方法と
しては、アンモニアガスを直接反応容器に加える方法、
液体アンモニアを添加する方法、含アンモニア溶液、例
えば水溶液、メタノール溶液、エタノール溶液等を添加
する方法を用いることができる。好ましい添加方法とし
てはアンモニア水溶液中に反応溶液を滴下する方法であ
る。生成した化合物(2)は抽出、クロマトグラフィ
ー、結晶化、懸濁精製等の通常の精製手段により精製す
ることができる。反応温度は−20℃〜60℃程度で行
われる。なお、本発明の製造法においては、一般式
(1)の化合物にシリル化剤、リン酸誘導体、アンモニ
アを順次反応させ一般式(2)を得る工程では、各々化
合物を分離せずに同一溶媒中で行うことができ、かつ全
工程の反応温度条件を−20℃〜80℃程度程度に維持
して行うことが可能である。
【0023】本発明での一般式(2)で表される化合物
の具体例を次に示す。 ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−
ジアミノホスフィニル−2−ピペリドン ・(R)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−
ジアミノホスフィニル−2−ピペリドン ・(S)−3−tert−ブチルオキシカルボニルアミ
ノ−1−ジアミノホスフィニル−2−ピペリドン ・(S)−3−ベンゾイルアミノ−1−ジアミノホスフ
ィニル−2−ピペリドン ・(S)−3−アセチルアミノ−1−ジアミノホスフィ
ニル−2−ピペリドン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−
ジアミノホスフィニル−2−ピロリドン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−
ジアミノホスフィニル−2−アゼチジノン ・(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−
ジアミノホスフィニル−2−パーヒドロアゼピノン
【0024】本発明の製造方法で得られた一般式(2)
の化合物は、特開2000−327689記載の方法に
従って一般式(4)で表されるスルフォスチン及びスル
フォスチン類縁体に誘導することが出来る。
【0025】以下実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではない。ま
た、以下で室温とは10℃から30℃を示す。なお、実
施例のNMR値は、200MHz核磁気共鳴装置を使用
し、テトラメチルシラン(TMS)を内部標準として測
定した値δ(ppm)である。
【0026】
【実施例】実施例1 (S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−ジ
アミノホスフィニル−2−ピペリドン (S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−ピ
ペリドン600g(2.42mol)にトルエン6L、
ジイソプロピルエチルアミン823mL(4.80mo
l)を加え、引き続いてトリメチルシリルクロリド61
2mL(4.80mol)を滴下し、室温で24時間攪
拌した。次いでオキシ塩化リン894mL(9.60m
ol)を滴下し、室温で48時間攪拌した。塩化アンモ
ニウムでpH約10に調節したアンモニア水を−10℃
以下に冷却し、これに反応液を滴下した。pHが9より
下がった時点でアンモニア水を追加した。得られた懸濁
液をろ過し、残渣をトルエン3L、引き続いてトルエン
−THF混合溶媒2Lで洗浄した後、THF−メタノー
ルの混合溶媒10Lで抽出した。抽出液を減圧濃縮後、
残渣を水6Lで洗浄し、エタノール−ジイソプロピルエ
ーテルの混合溶媒10Lで懸濁精製を行うことにより
(S)−3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−ジ
アミノホスフィニル−2−ピペリドン345.7g
(1.06mol、収率43.8%)を得た。
【0027】1H−NMR(200MHzFT,TM
S,DMSO−D6) 1.58−1.66(1H,m),1.73−1.78
(2H,m),1.98−2.03(1H,m),3.
43−3.48(1H,m),3.55−3.61(1
H,m),4.06−4.12(1H,m),4.14
(2H,brs),4.19(2H,brs),5.0
0(2H,s),7.28−7.41(6H,m).
【0028】この化合物を光学活性カラム(ダイセル化
学工業株式会社製CHIRALPACK AS)を用い
て高速液体クロマトグラフィーにより分析したところ、
光学純度(ee)は>99%であった。
【0029】
【発明の効果】本発明により、ジペプチジルペプチダー
ゼIV阻害活性を有する光学活性な一般式(4)で示さ
れるスルフォスチン及びスルフォスチン類縁体の製造中
間体である、一般式(2)で表される化合物を、温和な
反応温度の条件で簡便かつ工業的に製造することが可能
となった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1) 【化1】 [式中、nは0から3の整数を示し、Yはアミノ基の保
    護基を示す]で表わされる化合物にシリル化剤を作用さ
    せ、次いで一般式(5) P(=O)T3 (5) (Tはハロゲン原子を示す)で表されるオキシハロゲン
    化リン、更にアンモニアを順次反応させることを特徴と
    する下記一般式(2) 【化2】 [式中、n及びYは前記した通りである]で表わされる
    化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】前記Yがカルバメート型、又はアミド型の
    保護基である、請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】前記Yが置換されていてもよいベンジルオ
    キシカルボニル基またはtert−ブトキシカルボニル
    基であり、nが2である請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】一般式(1)の化合物が光学活性体である
    請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式(5)において、Tが塩素原子であ
    る請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】シリル化剤が下記一般式(3) 【化3】 [式中、R1、R2、R3は独立に低級アルキル基また
    はアリール基を示し、Xはハロゲン原子またはフッ素化
    アルキルスルホネートを示す]で表される請求項1〜5
    いずれかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】シリル化剤がトリメチルシリルクロリドで
    ある請求項6に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】一般式(1)から一般式(2)を得る製造
    工程において、反応温度が−20℃〜80℃で行われる
    請求項1〜7いずれかに記載の製造方法。
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