JP2003182915A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2003182915A
JP2003182915A JP2001382746A JP2001382746A JP2003182915A JP 2003182915 A JP2003182915 A JP 2003182915A JP 2001382746 A JP2001382746 A JP 2001382746A JP 2001382746 A JP2001382746 A JP 2001382746A JP 2003182915 A JP2003182915 A JP 2003182915A
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sheet
tray
post
discharge
auxiliary
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JP2001382746A
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English (en)
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Masashige Kimata
正薫 木全
Yoshihide Sugiyama
吉秀 杉山
Norihisa Shomura
典久 正村
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを排出トレイ上に整然とスタックでき
る安価で小型なシート後処理装置を提供する。 【解決手段】 排出手段6と排出トレイ5との間におい
て、略水平な補助トレイ30をシート後処理装置1に対
し出没自在に設け、排出手段6より排出されるシートP
が補助トレイ30のシート受面を滑走してシート先端が
排出トレイ5に接触した後、補助トレイ30をシート後
処理装置1内に退避させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置か
らのシートを受け取り、そのシートに後処理を行って後
または後処理を行わずそのまま、排出トレイへ排出する
シート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平8−143211号公報に記載の
シート後処理装置では、排出手段と排出トレイの間にシ
ート後処理装置に対し出没自在な補助トレイを備え、ス
テイプルする時にこの補助トレイでシート後端を支持し
てステイプルを行い、処理が終わると補助トレイを退避
させてシートを排出トレイに落下させており、この補助
トレイはステイプル動作専用のものである。
【0003】特公平8−5260号公報に記載の仕上装
置(シート後処理装置)では、スタッキングトレイ(排
出トレイ)の上方に進退するコンパイリング棚(補助ト
レイ)と、このコンパイリング棚にスタックされたシー
トを押し出すことによって排出させるフィンガを備え、
ステイプルする時にシート後端をコンパイリング棚で支
持し、処理が終わるとフィンガは前進してシートを押し
出し、コンパイリング棚は後退して退避する協動作用に
よりシートをスタッキングトレイへ落下させる構造にな
っている。
【0004】特開平11−116121号公報に記載の
シート処理装置では、排出手段とスタックトレイ(排出
トレイ)の間に出没トレイ(補助トレイ)を備え、ステ
イプルする時にこの出没トレイでシート先端を支持して
ステイプルを行い、処理が終わると束排出ローラ対(排
出手段)により排出しスタックトレイに落下させ、出没
トレイは、シート束後端がニップを抜ける直前に退避位
置に移動させる構造になっている。この出没トレイもス
テイプル動作専用のものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なシート
後処理装置では、排出手段から排出トレイまでの距離が
長いと、自重によりシート先端が垂れ下がり、排出トレ
イと衝突する角度がきつくなり、シート先端が丸まると
いう問題があった。そのため、排出手段と排出トレイの
距離を一定に保つエレべータトレイのような昇降手段が
必要であった。
【0006】また、シートの落下距離が長いと、空気の
抵抗を受けやすくなり、ばらつき易くなるため、スタッ
ク精度を確保するためにも、エレべータトレイのような
昇降手段が必要であった。
【0007】しかしながら、エレベータトレイのような
昇降手段は、トレイを駆動するための駆動部が必要なた
め、そのためのモータや部品費などのコストが著しくア
ップするという問題があった。また、エレベータトレイ
の移動する上死点と下死点に駆動軸やプーリ、プーリ同
士に掛け回すべルトなどが必要になり、機械が大型化す
るという問題があった。
【0008】そこで、この発明の第1の目的は、スタッ
ク精度を確保することができ、かつエレベータトレイの
ような昇降手段を必要とせず、シートを整然とスタック
できる安価で小型なシート後処理装置を提供することに
ある。
【0009】特開平8−143211号公報、特公平8
−5260号公報および特開平11−116121号公
報に記載の従来のシート後処理装置では、補助トレイ
(出没トレイ)(コンパイリング棚)がステイプル動作
専用のものとして設けられ、その出没(進退)動作をシ
ート排出方向に行っているため、シートを排出トレイ上
に落下させる時、補助トレイをシート後処理装置内に退
避させる必要があった。
【0010】しかしながら、補助トレイをシート後処理
装置内に退避させると、補助トレイを収納し得るだけの
スペースをシート後処理装置内部に確保しなければなら
なく、機械が大型化するという問題があった。特に、プ
リンタなどに搭載される小型なシート後処理装置には大
きな問題となっていた。
【0011】そこで、この発明の第2の目的は、シート
後処理装置内に補助トレイを引っ込めるスペースを確保
することがなく、小型なシート後処理装置を提供するこ
とができるようにすることにある。
【0012】特開平8−143211号公報および特開
平11−116121号公報に記載の従来のシート後処
理装置では、補助トレイ(出没トレイ)がステイプル動
作専用で、ステイプル処理をする時にシートの積載をこ
の補助トレイで行い、仕分けを排出トレイまたは整合手
段が横移動して行っていたため、補助トレイと整合手段
が別々に必要になり、コストが高くなるという問題があ
った。
【0013】そこで、この発明の第3の目的は、専用の
補助トレイとこれを駆動するための駆動源を必要とせ
ず、安価なシート後処理装置を提供することができるよ
うにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上記第1の目的を達成するため、画像形成装置からのシ
ートを受け取り、そのシートに後処理を行って後または
後処理を行わずそのまま、排出トレイへ排出するシート
後処理装置において、画像形成装置からの画像形成済み
シートを排出する排出手段と、シート排出方向に出没自
在な補助トレイと、該補助トレイをシート排出方向に駆
動する補助トレイ駆動手段と、排出手段より排出された
シートを補助トレイの下方で積載する排出トレイとを備
え、シートに後処理を行わずそのまま排出トレイへ排出
するとき、補助トレイ駆動手段は、排出手段より排出さ
れるシートが補助トレイのシート受面を滑走してシート
先端が排出トレイに接触した後、補助トレイをシート後
処理装置内に退避させることを特徴とする。
【0015】請求項2に係る発明は、上記第2の目的を
達成するため、画像形成装置からのシートを受け取り、
そのシートに後処理を行って後または後処理を行わずそ
のまま、排出トレイへ排出するシート後処理装置におい
て、画像形成装置からの画像形成済みシートを排出する
排出手段と、シート排出方向と直交する方向に横移動可
能な複数の補助トレイと、該補助トレイをシート排出方
向と直交する方向に駆動する補助トレイ駆動手段と、排
出手段より排出されたシートを補助トレイの下方で積載
する排出トレイとを備え、シートに後処理を行わずその
まま排出トレイへ排出するとき、補助トレイ駆動手段
は、排出手段より排出されるシートが複数の補助トレイ
のシート受面を滑走してシート先端が排出トレイに接触
した後、複数の補助トレイを同時に退避させることを特
徴とする。
【0016】請求項3に係る発明は、上記第3の目的を
達成するため、請求項2に係る発明の構成に加え、複数
の補助トレイが、排出されるシートの横方向を整合する
整合面を有し、シート排出方向と直交する方向に横移動
しながら挟み動作を行う整合手段を兼ねることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照して説明する。図1において、シートは画像形成装
置(図示しない)からこの発明によるシート後処理装置
1に送り込まれる。
【0018】シート後処理装置1に送り込まれたシート
Pは、シート後処理装置1内の縦搬送ローラ対2により
送られ、排出センサ3によりシートPを検知し、切替爪
4により上部方向に行くシートと、シート後処理装置1
の排出トレイ5方向へ行くシートとに分けられる。排出
トレイ5方向のシート搬送経路には、排出ローラ対(排
出手段)6、一対のシート横方向整合ユニット(整合手
段)7等が配置されていて、排出トレイ5方向のシート
搬送経路は、シート束の綴じを行うステイプル装置8の
上部に位置するような構成になっている。
【0019】ステイプル装置8は、ステイプル移動モー
タ9によりステイプルベルト10を介して駆動され、横
移動する。また、排出ローラ対6の下部にはエンドフェ
ンス11が設置されている。エンドフェンス11は、排
出トレイ5上のシート上流側端面の基準部11aと、ス
テイプルモードでステイプル装置8により綴じる時、シ
ートPの上流部を幅方向に渡って支える支え部11b
と、シート上流側端面基準部(ステイプル・シフト基
準)11cとを有する。シート上流部を支える支え部1
1bの搬送方向の幅は、ステイプラの間口と略同等と必
要最小限で有ることが望ましい。縦搬送ローラ対2、排
出ローラ対6は、図示しない搬送モータにより駆動され
る。
【0020】図2において、一方のシート横方向整合ユ
ニット(整合手段)7は、シートPの横方向の整合を行
うためのフロントガイド12を有するフロントジョガー
13、他方のシート横方向整合ユニット7は、バックガ
イド14を有するバックジョガー15をそれぞれ具備す
る。バックジョガー15は、ジョガーモータ16により
ジョガーベルト17を介して駆動されて横移動し、フロ
ントジョガー13は、ステイプル装置8と連結してお
り、ステイプル装置8が移動することにより横移動す
る。フロントガイド12、バックガイド14は、シート
縦方向整合ユニット(整合手段)18をそれぞれ挟み込
む形状になっているため、各ジョガーと一緒に横移動す
ることができる。また、ジョガーの横移動をガイドする
メインガイドロッド19およびサブガイドロッド20を
備え、メインガイドロッド19は、排出ローラ対6と駆
動伝達手段により連結され、回転運動可能な構成になっ
ている。
【0021】フロントジョガー13およびバックジョガ
ー15には、それぞれシートの横方向を整合する整合面
13a・15aから垂直に折れ曲がり、シートPの横方
向の端面を略水平に支えるシート受面13b・15bを
有している。
【0022】シート縦方向整合ユニット(整合手段)1
8は、メインガイドロッド19を回転支点とし、ソレノ
イド21のON・OFFにより振り子運動されるように
構成されている。各シート縦方向整合ユニット18に
は、シートの縦方向の整合を行うための戻しローラ22
を具備した叩打ブラケット23が装着され、戻しローラ
22は、メインガイドロッド19に取り付けられたプー
リ24と戻しローラベルト25を介して駆動される。叩
打ブラケット23は、横方向に伸びたリンク棒26に取
り付けられており、リンク棒26がある支点を中心にし
て上下方向に回動することにより、振り子運動を行う。
リンク棒26は、リンクレバー27とソレノイドレバー
28とソレノイド21にリンクされた構成部品と連結し
ており、ソレノイド21がONになると、叩打ブラケッ
ト23がジョガー13・15に対しシート方向に回動
し、図3に示すように戻しローラ22をシートPに接触
させる。
【0023】この実施例では、シート縦方向整合ユニッ
ト18に戻しローラ22を使用しているが、パドルにし
ても同様な効果が得られる。
【0024】上記の構成において、先ずステイプルモー
ドが選択された場合について、図4を基に説明する。
【0025】ステイプルモードが選択されると、シート
横方向整合ユニット(整合手段)7およびシート縦方向
整合ユニット18が具備されるジョガー13・15はホ
ームポジションより移動し、シート幅より片側が所定距
離を保った位置で待機する。画像形成装置から送られて
きたシートPは、縦搬送ローラ対2により受け入れら
れ、切替爪4により排出トレイ5方向に向けられ、排出
ローラ対6により排出される。排出されたシートPは、
フロントジョガー13の略水平なシート受面13bとバ
ックジョガー15の略水平なシート受面15bに幅方向
の一端を支えられ、ジョガー13・15上に積載され
る。
【0026】所定の時間後にソレノイド21がONし、
叩打ブラケット23を下げて戻しローラ22をシートP
に接触させ、戻しローラ22の回転によりシートPを上
流方向に搬送する。戻しローラー22により上流方向に
搬送されたシートPは、エンドフェンス11の支え部1
1b上にシート上流側を支えられるような位置に搬送さ
れる。さらにシートPは、シート上流側端面基準部(ス
テイプル・シフト基準)11cにシート上流側端面を突
当て、シート縦方向の整合が行われる。その後、フロン
トジョガー13およびバックジョガー15にてシート横
方向の整合を行い、最終ページまで上記動作を繰り返
す。最終ページが終了した後、ステイプル装置8がステ
イプルを行い、図示しないシート放出手段によりシート
Pが排出トレイ5に排出される。
【0027】次に、シフトモードが選択された場合につ
いて説明する。シフトモードが選択されると、シート横
方向整合ユニット(整合手段)7およびシート縦方向整
合ユニット18が具備されるジョガー13・15はホー
ムポジションより移動し、シート幅より片側が所定距離
を保った位置で待機する。画像形成装置から送られてく
るシートPが、縦搬送ローラ対2により受け入れられ、
切替爪4により排出トレイ5方向に向けられ、排出ロー
ラ対6により排出させられる。排出させられたシートP
は、フロントジョガー13のシート受面13bとバック
ジョガー15のシート受面15bに幅方向の一端を支え
られ、ジョガー13・15上に積載される。
【0028】所定の時間後にソレノイド21がONし、
叩打ブラケット23を下げ、戻しローラ22をシートP
に接触させ、戻しローラ22の回転によりシートPを上
流方向に搬送する。戻しローラ22により上流方向に搬
送されたシートPは、エンドフェンス11の支え部11
b上にシート上流側を支えられるような位置に搬送され
る。さらにシートPは、シート上流側端面基準部(ステ
イプル・シフト基準)11cにシート上流側端面を突当
て、シート縦方向の整合が行われる。その後、フロント
ジョガー13およびバックジョガー15がシート横方向
の整合を行い、最終ページまで上記動作を繰り返す。最
終ページが終了した後、図示しないシート放出手段によ
り排出トレイ5にシートPが排出される。
【0029】本実施例においては、幅方向に大きなシー
トを受け入れる時、中央部が垂れ下がり揃え性が確保す
ることができない場合を考えて、エンドフェンス11に
シート上流端支え部11bを設けたが、幅方向に大きな
シートPを扱わないようなシート後処理装置のシステム
においては、シート上流端支え部11bを設けなくても
良い。
【0030】次に、補助トレイを、シート後処理装置1
に対しシート排出方向に出没自在とした実施例につい
て、図5〜図7を参照して説明する。
【0031】図5に示すように、この実施例における補
助トレイ30は略水平で、フロントジョガー13のシー
ト受面13bおよびバックジョガー15のシート受面1
5bよりやや低い高さ位置において、シート後処理装置
1に対しシート排出方向に出没自在に装着され、図示し
ない補助トレイ駆動機構にて出没駆動される。この補助
トレイ30は、ステイプルやシフトなどの後処理を行わ
ずそのまま排出トレイ5へ排出する非処理モードが選択
された場合に、シート後処理装置1から略水平な突出状
態にして使用する。
【0032】非処理モードの場合、フロントジョガー1
3およびバックジョガー15は、シートPの排出の邪魔
にならない(シート幅よりも広い)位置である最大開位
置(ホームポジション)で待機している。
【0033】図5において、画像形成装置から送られて
くるシートPが、縦搬送ローラ対2により受け入れら
れ、切替爪4により排出トレイ5方向に向けられ、排出
ローラ対6により排出されると、そのシート先端が自重
により垂下って排出トレイ5に直ぐに接触しないよう
に、突出状態の補助トレイ30にシート先端を接触させ
ながら補助トレイ30の上面(シート受面)を滑走す
る。このため、排出ローラ対(排出手段)6から排出さ
れたシートPの排出角度は、略水平に突出している補助
トレイ30の上面(シート受面)の角度と同等になり、
補助トレイ30でシートPを支持しない時よりも、シー
トPの先端が排出トレイ5に強く衝突することを和らげ
ることができる。すなわち、シートPの先端が排出トレ
イ5と衝突して丸まることがなくなる。
【0034】補助トレイ30上を滑走したシートPの先
端が、図6に示すように排出トレイ5に接触したら、補
助トレイ30を図示しない補助トレイ駆動機構にてシー
ト後処理装置1内へ退避させる。その後、シート先端側
は排出トレイ5上を滑走し、シート後端が排出ローラ対
6を過ぎると、自由落下しながら排出トレイ5にスタッ
クされる(図7)。シートPの先端が排出トレイ5に接
触すると、シート先端が排出トレイ5と衝突することが
ないため、補助トレイ30を退避させてもシートPの先
端が丸まることがない。
【0035】また、シートPの先端が排出トレイ5に接
触しても補助トレイ30を退避させずに、シートPの後
端が排出ローラ対6にて排出されてから、補助トレイ3
0を退避させても同様の効果が得られる。
【0036】次に、シート排出方向と直交する方向に横
移動可能で、かつシートPの幅方向の整合を行うシート
横方向整合ユニット(整合手段)7が具備される複数
(二つ)のジョガー13・15で、上記のような補助ト
レイ30と同様の機能を行う実施例を図8〜図11に基
づき説明する。
【0037】本実施例は、ステイプルやシフトなどの後
処理を行わずそのまま排出トレイへ排出する非処理モー
ドが選択された場合に、ジョガー13・15(補助トレ
イ)のフロントジョガー13のシート受面13bとバッ
クジョガー15のシート受面15bを使用する。
【0038】画像形成装置から送られてくるシートP
が、縦搬送ローラ対2により受け入れられ、切替爪4に
より排出トレイ5方向に向けられ、排出ローラ対6によ
り排出されると、そのシートPの先端が自重により垂下
って排出トレイ5に直ぐに接触しないように、図8、図
9、さらに図2に示すように、フロントジョガー13の
シート受面13bとバックジョガー15のシート受面1
5bでシートPの幅方向の両側縁部を支えると、シート
Pはこれらシート受面13b・15b上を滑走する。こ
のため、排出ローラ対6から排出されたシートPの排出
角度は、略水平方向となす角度がおよそ−15°から略
水平方向に設けられたシート受面13b・15bの角度
と同等になり、シート受面13b・15bでシートPを
支持しない時よりも、シートPの先端が排出トレイ5に
強く衝突することを和らげることができる。すなわち、
シートPの先端が排出トレイ5と衝突して丸まることが
なくなる。
【0039】ジョガー13・15のシート受面13b・
15bを滑走したシートPの先端が、図10に示すよう
に排出トレイ5に接触したら、ジョガー13・15を横
移動させてシート受面13b・15bをシート幅より退
避させる。その後、シートPの先端側は排出トレイ5上
を滑走し、シートPの後端が排出ローラ対6を過ぎる
と、シートPは、自由落下しながら排出トレイ5上にス
タックされる。
【0040】シートPの先端が排出トレイ5に接触する
と、シートPの先端が排出トレイ5と衝突することがな
いため、ジョガーのシート受面13b・15bを開放し
てもシートPの先端が丸まることがない。
【0041】また、図11に示すように、シートPの先
端が排出トレイ5に接触してもシート受面13b・15
bを開放せずに、シートPの後端が排出ローラ対6に排
出されてから、シート受面13b・15bを開放させて
も、同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】請求項1のシート後処理装置によれば、
排出手段と排出トレイとの間において、補助トレイをシ
ート後処理装置に対し出没自在に設け、シートに後処理
を行わずそのまま排出トレイへ排出するとき、排出手段
より排出されるシートが補助トレイのシート受面を滑走
してシート先端が排出トレイに接触した後、補助トレイ
をシート後処理装置内に退避させるので、スタック精度
を確保することができ、かつシートを排出トレイ上に整
然とスタックできる安価で小型なシート後処理装置を提
供することができる。
【0043】請求項2のシート後処理装置によれば、補
助トレイの進退動作をシート排出方向と直角な方向に対
して行っているので、シート後処理装置内に補助トレイ
を引っ込めるスペースを確保する必要のない、小型なシ
ート後処理装置を提供することができる。特にプリンタ
などに搭載する小型なシート後処理装置を提供すること
ができる。
【0044】請求項3のシート後処理装置によれば、シ
ートを支持する支持面を設けた整合手段を、上記のよう
な補助トレイと同等の機能をさせるので、専用の補助ト
レイとそれを駆動するための別途の駆動源を必要としな
い、安価なシート後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するシート後処理装置の断面図
である。
【図2】同上におけるシート整合機構の斜視図である。
【図3】その動作状態の斜視図である。
【図4】シート整合機構の動作状態におけるシート後処
理装置の断面図である。
【図5】補助トレイをシート後処理装置に対しシート排
出方向に出没自在とした実施例の断面図である。
【図6】その動作状態の断面図である。
【図7】補助トレイを退避させた状態の断面図である。
【図8】ジョガーで補助トレイと同様に機能を行う実施
例の断面図である。
【図9】その動作状態の断面図である。
【図10】同様の断面図である。
【図11】同様の断面図である。
【符号の説明】
1 シート後処理装置 5 排出トレイ 6 排出ローラ対(排出手段) 7 シート横方向整合ユニット(整合手段) 13 フロントジョガー 13a 整合面 13b シート受面 15 バックジョガー 15a 整合面 15b シート受面 30 補助トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正村 典久 愛知県名古屋市中区錦二丁目2番13号 リ コーエレメックス株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC01 BA02 BB01 BB07 BC11 BF09 BH14 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置からのシートを受け取り、
    そのシートに後処理を行って後または後処理を行わずそ
    のまま、排出トレイへ排出するシート後処理装置におい
    て、 画像形成装置からの画像形成済みシートを排出する排出
    手段と、シート排出方向に出没自在な補助トレイと、該
    補助トレイをシート排出方向に駆動する補助トレイ駆動
    手段と、前記排出手段より排出されたシートを前記補助
    トレイの下方で積載する前記排出トレイとを備え、 シートに後処理を行わずそのまま前記排出トレイへ排出
    するとき、前記補助トレイ駆動手段は、前記排出手段よ
    り排出されるシートが前記補助トレイのシート受面を滑
    走してシート先端が前記排出トレイに接触した後、前記
    補助トレイをシート後処理装置内に退避させることを特
    徴とする、シート後処理装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置からのシートを受け取り、
    そのシートに後処理を行って後または後処理を行わずそ
    のまま、排出トレイへ排出するシート後処理装置におい
    て、 画像形成装置からの画像形成済みシートを排出する排出
    手段と、シート排出方向と直交する方向に横移動可能な
    複数の補助トレイと、該補助トレイをシート排出方向と
    直交する方向に駆動する補助トレイ駆動手段と、前記排
    出手段より排出されたシートを前記補助トレイの下方で
    積載する前記排出トレイとを備え、 シートに後処理を行わずそのまま前記排出トレイへ排出
    するとき、前記補助トレイ駆動手段は、前記排出手段よ
    り排出されるシートが前記複数の補助トレイのシート受
    面を滑走してシート先端が前記排出トレイに接触した
    後、前記複数の補助トレイを同時に退避させることを特
    徴とする、シート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の補助トレイは、排出されるシ
    ートの横方向を整合する整合面を有し、シート排出方向
    と直交する方向に横移動しながら挟み動作を行う整合手
    段を兼ねることを特徴とする、請求項2に記載のシート
    後処理装置。
JP2001382746A 2001-12-17 2001-12-17 シート後処理装置 Pending JP2003182915A (ja)

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