JP2003182710A - 錠剤等の取出装置 - Google Patents

錠剤等の取出装置

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JP2003182710A
JP2003182710A JP2001384215A JP2001384215A JP2003182710A JP 2003182710 A JP2003182710 A JP 2003182710A JP 2001384215 A JP2001384215 A JP 2001384215A JP 2001384215 A JP2001384215 A JP 2001384215A JP 2003182710 A JP2003182710 A JP 2003182710A
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ptp
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sheet
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Hiroshi Takai
弘 高井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】自動的にPTPシートから錠剤等を取り出すこ
とができ、PTPシートの幅又は上記凹部の形成位置が
異なる時も、確実に錠剤等を取り出すことができるな錠
剤等の取出装置を提供する。 【解決手段】内部に錠剤等Mが収納されたPTPシート
S1,S2が載置される、該錠剤等Mが収納された部位
は開放されてなるPTPシート載置部材46と、載置部
材に載置したPTPシートの長さ方向に走行し収納され
た錠剤等Mを下方に押圧する車輪78,79,82,8
3と、この車輪を回転駆動する駆動装置72とを備え、
載置部材46は上記車輪の走行方向と同じ方向に長さを
有し錠剤等Mが収納された部位と部位との間を支持する
載置バー52,53と、該PTPシートの左端が挿入さ
れ支持される支持部56,58と、該PTPシート右端
が挿入され支持される右端支持部57,59とを有し互
いに接近するとともに離間可能とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、PTP(プレスス
ルーパック)シート内に収納された錠剤やカプセル(以
下、錠剤等という。)を自動的に取り出す際に使用され
る錠剤等の取出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PTPシートは、合成樹脂シートに多数
の凹部を設け、これらの各凹部内に錠剤等を一定単位ず
つ収納した後に、この合成樹脂シートにアルミ箔等のシ
ールシートを貼付することにより該錠剤等を包装するも
のである。こうしたPTPシートによれば、錠剤等が個
別に包装され衛生的であるとともに、携帯性にも優れ、
服用時には、上記凹部を押圧し上記シールシートを破る
ことにより簡単に取り出すことができることから、近
年、錠剤等の包装として広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、病院や
薬局においては、製薬会社により上記PTPシートに収
納され出荷された錠剤等を再び該PTPシートから取出
す場合が多く、こうした錠剤等の取出し作業は、殆どは
手作業により行われているのが実情であり、衛生的では
ないばかりではなく、取出し作業に長時間を要しコスト
高となっている。なお、従来こうした、PTPシートか
ら錠剤等を取り出す際に使用される装置としては、例え
ば、特公昭49−24399号公報,実公昭50−14
843号公報,実開昭58−134845号公報等に開
示された技術があるが、何れも装置の構成が複雑である
とともに、PTPの幅又は該PTPシートに形成された
凹部の間隔等は、それぞれ製薬会社により異なる場合が
あり、各種のPTPシートに対応することはできず、確
実に該PTPシートから錠剤等を取り出すことができな
い。
【0004】そこで、本発明は、手作業によることなく
自動的にPTPシートから錠剤等を取り出すことができ
るとともに、PTPシートの幅又は上記凹部の形成位置
が異なる場合であっても、確実に錠剤等を取り出すこと
ができる新規な錠剤等の取出装置を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、内部に錠剤等が収納されたPT
Pシートが載置されるとともに、該錠剤等が収納された
部位に対応する部位は開放されてなるPTPシート載置
部材と、このPTPシート載置部材に載置されたPTP
シートの長さ方向に走行し収納された錠剤等を下方に押
圧する車輪と、この車輪を回転駆動する駆動装置と、を
備え、上記PTPシート載置部材は、上記車輪の走行方
向と同じ方向に長さを有し錠剤等が収納された部位と部
位との間を支持する載置バーと、該PTPシートの左端
が挿入され支持される左端支持部と、該PTPシートの
右端が挿入され支持される右端支持部とを有し、これら
左端支持部と右端支持部とは、互いに接近するとともに
離間可能とされてなることを特徴とするものである。
【0006】この第1の発明によれば、上記車輪の走行
によりPTPシートの凹部内に収納された錠剤等は、下
方に押圧され、この押圧力によりPTPシートを構成す
るシールシートが破られるとともに、該凹部内に収納さ
れた錠剤等は下方に脱落する。そして、この第1の発明
では、PTPシート載置部材は、上記車輪の走行方向と
同じ方向に長さを有する載置バーと、該PTPシートの
左端が挿入され支持される左端支持部と、該PTPシー
トの右端が挿入され支持される右端支持部とを有し、こ
れら左端支持部と右端支持部とは、互いに接近するとと
もに離間可能とされてなることを備えてなることから、
該PTPシートの幅が異なる場合、例えば、該PTPシ
ートの幅が狭い場合には、上記左端支持部と右端支持部
とを互いに接近させ、幅が広い場合には離間させること
により、該PTPシートを確実に載置保持することがで
き、この結果、該PTPシートから錠剤等を確実に取り
出すことができる。
【0007】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、内部に錠剤等が収納されたPTPシートが載置され
てなるとともに、該錠剤等が収納された部位に対応する
部位は開放されてなるPTPシート載置部材と、このP
TPシート載置部材に載置されたPTPシートの長さ方
向に走行し収納された錠剤等を下方に押圧する車輪と、
この車輪を回転駆動する駆動装置と、を備え、上記車輪
は、上記PTPシート載置部の長さ方向とは直行する長
さとされた回動軸に取り付けられてなるとともに、該回
転軸の長さ方向に取付位置が変更可能とされてなること
を特徴とするものである。
【0008】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記第1の発明において、前記車輪は、前記PTP
シート載置部の長さ方向とは直行する長さとされた回動
軸に取り付けられてなるとともに、該回転軸の長さ方向
に取付位置が変更可能とされてなることを特徴とするも
のである。
【0009】上記第2の発明及び第3の発明では、何れ
も、車輪は、前記PTPシート載置部材の長さ方向とは
直行する長さとされた回動軸に取り付けられてなるとと
もに、該回転軸の長さ方向に取付位置が変更可能とされ
てなることから、PTPシートを構成する凹部の形成位
置が異なる場合であっても、車輪を該凹部(錠剤等が収
容されている部位)に確実に走行させることができる。
特に、第3の発明によれば、PTPシートの幅が異なる
とともに、該PTPシートを構成する凹部の形成位置が
異なる場合であっても、確実に錠剤等を取り出すことが
可能となる。
【0010】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記第1,第2又は第3の発明のいずれかの発明に
おいて、前記車輪は、前記PTPシート載置部材の長さ
方向に往復動するよう構成されてなることを特徴とする
ものである。
【0011】この第4の発明によれば、車輪が駆動する
前の初期位置に存在するときに、PTPシートをPTP
載置部材に載置し、上記初期位置から駆動が開始される
と、先ず、往動時においてPTPシートに収納された錠
剤等は該車輪により押圧され取り出されるが、復動時に
おいても再びPTPシート上を走行することから、往動
時に取り出されなかった錠剤等が存在する場合には、こ
の復動時に取り出されることとなり、一層確実に錠剤等
を取り出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る錠剤等の取出装置について、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0013】この実施の形態に係る錠剤等の取出装置
(以下、本装置と言う。)1は、図1に示すように、略
直方形の箱状に成形された装置本体2が構成要素とされ
ている。この装置本体2は、後述する第1及び第2の幅
調節用摘みが設けられ該第1及び第2の幅調節用摘みに
固定されてなる各回動軸が挿通されている挿通孔(符号
は省略する。)が穿設されてなる正面板部2aと、この
正面板部2aの上端から傾斜してなるとともに電源スイ
ッチ3,スタートスイッチ4,警報ランプ5及びリセッ
トスイッチ6が設けられた傾斜板部2bと、後述する引
出しが出し入れされる左側板部2cと、この左側板部2
cに対向してなる右側板部2dと、上記正面板部2aに
平行となされ図示しない電源コードが接続されるジャッ
クが設けられてなる背面板部2eとを備えている。ま
た、この装置本体2の上面には、天板部2fを有してお
り、この天板部2fの背面側には、図1及び図2に示す
ように、第1の溝部7が設けられ、また、天板部2fの
中央よりもやや正面側には、後述する本装置1の動作に
よりPTPシートSから取り出された錠剤等が落下する
落下用開口2gが形成されている。この落下用開口2g
は、本装置1の左右方向に長さを有する長方形状とされ
てなるものであり、この落下用開口2gの下方は、装置
本体2内に設けられた後述する各仕切り板及び底板によ
り閉塞されており、本装置1では、これら各仕切り板や
底板により閉塞された部位に後述する引出しが出し入れ
される構造とされている。また、上記装置本体2の左側
板部2cには、後述する引出しが挿通される引出し用開
口2hが形成されている。
【0014】そして、上記装置本体2上には、図2に示
すように、上記落下用開口2gの背面側には該落下用開
口2gに沿って第1のラックギア8が固定され、正面側
には、該落下用開口2gに沿って第2のラックギア9が
固定されている。そして、この第1のラックギア8の背
面側には、該第1のラックギア8に沿って第2の溝部1
0が形成され、第2のラックギア9の正面側には、該第
2のラックギア9に沿って第3の溝部11が形成されて
いる。また、この装置本体2内であって、上記落下用開
口2gの下方には、図5に示すように、上記正面板部2
aや背面板部2eと平行に固定された、第1の仕切り板
部13と、この第1の仕切り板部13と面対向してなる
第2の仕切り板部14と、一端が上記第1の仕切り板部
に固定され他端は上記第2の仕切り板部に固定されてな
る第3の仕切り板部15と、この第3の仕切り板部15
に対向し一端は上記第1の仕切り板部13に固定され他
端は上記第2の仕切り板部14に固定されてなる第4の
仕切り板部16とが形成されている。そして、図4に示
すように、上記第1の仕切り板部13と第2の仕切り板
部14との間隔は、上記落下用開口2gの幅と略同じも
のとされており、これら第1及び第2の仕切り板部1
3,14の下方には、図示しない底板部が設けられてい
る。すなわち、この装置本体2内には、上記落下用開口
2gの下方には、上記第1乃至第4の仕切り板部13・
・・・16と図示しない底板部とにより閉塞された空間
が形成されている。なお、上記第4の仕切り板部16の
下方であって、上記装置本体2の左側板部2cに形成さ
れた引出し用開口2hに対応した部位には図示しない開
口が形成されている。また、上記第1及び第2の仕切り
板部13,14には、後述する回動軸が挿通される挿通
孔(符号は省略する。)が穿設されている。
【0015】そして、本装置1には、この閉塞された空
間内に上記左側板部2cに形成された引出し用開口2h
(及び上記第4の仕切り板部16に形成された図示しな
い開口)を介して出し入れされる引出し17が配設され
ている。この引出し17は、上部が開放されてなる箱状
に成形されたものであり、図1及び図2に示すように、
取手17aが形成されている。したがって、後述する本
装置1の動作によりPTPシートSから取り出された錠
剤等は、上記落下用開口2gから落下し、この引出し1
7内に収容される。
【0016】また、上記第1及び第2の仕切り板部1
3,14の上端側中途部には、図4に示すように、後述
するPTPシート載置部材が載置される段差部13a,
14aが形成されている。また、上記第1乃至第4の仕
切り板部13・・・16により区画された部位には、第
1乃至第3の軸受板20・・・22が固定されている。
この第1の軸受板20は、一端が上記第3の仕切り板部
15の中央に固定され他端は上記第4の仕切り板部16
の中央に固定されてなるものであり、第2の軸受板21
は、上記第1の軸受板20と平行となされ上記第1の仕
切り板部13と該第1の軸受板20との間に位置してな
り、第3の軸受板22は、第1の軸受板20と平行とな
され上記第2の仕切り板部14と第1の軸受板20との
間に位置してなるものである。上記第2及び第3の軸受
板21,22も、一端は上記第3の仕切り板部15に固
定され他端は第4の仕切り板部16に固定されている。
なお、これら第1乃至第3の軸受板20・・・22の上
面の高さは、上記第1及び第2の仕切り板部13,14
に形成された段差部13a,14aの形成位置と略同じ
ものとされている。
【0017】そして、図5に示すように、上記第1の軸
受板20と第3の軸受板22とは、それぞれ右端側にお
いて、第1の回動軸24の先端から基端側中途部を回動
可能に支持しており、また、第1の軸受板20と第3の
軸受板22とは、それぞれ左端側において、第2の回動
軸25の先端から基端側中途部を回動可能に支持してい
る。上記第1の回動軸24は、基端側中途部が上記第2
の仕切り板部14に穿設された挿通孔と正面板部2aに
穿設された挿通孔とに挿通され、基端には、この第1の
回動軸24を回動操作する第1の幅調節用摘み26が固
定されている。また、この第1の回動軸24の基端側中
途部であって、上記第2の仕切り板部14と正面板部2
aとの間には、第1のプーリ27が固定されている。ま
た、上記第1の回動軸24は、上記第1の軸受板20の
正面側から第3の軸受板22の背面側までは、外周に一
方のネジ24aが螺刻され、第2の軸受板22の正面側
から第2の仕切り板部14の背面側までは、上記一方の
ネジ24aとは逆向きの他方のネジ24bが螺刻されて
いる。また、上記第1の回動軸24は、基端側中途部が
上記第2の仕切り板部14に穿設された挿通孔と正面板
部2aに穿設された挿通孔とに挿通され、基端には、こ
の第1の回動軸24を回動操作する第1の幅調節用摘み
26が固定されている。また、この第1の回動軸24の
基端側中途部であって、上記第2の仕切り板部14と正
面板部2aとの間には、第1のプーリ27が固定されて
いる。また、上記2の回動軸25は、上記第1の軸受板
20の正面側から第3の軸受板22の背面側までは、図
5に示すように、外周に一方のネジ25aが螺刻され、
第3の軸受板22の正面側から第2の仕切り板部14の
背面側までは、上記一方のネジ25aとは逆向きの他方
のネジ25bが螺刻されている。また、上記第2の仕切
り板部14と正面板部2aとの間に位置する上記第2の
回動軸25の基端側(本装置1の正面側)には、第2の
プーリ28が固定され、この第2のプーリ28から上記
第1の回動軸24に固定された第1のプーリ27には、
第1の無端ベルト29が巻回されている。したがって、
上記第1の幅調節用摘み26を一方向に回転させると、
上記第1の回動軸24が回動させられるとともに、上記
第1の無端ベルト29を介して第2の回動軸25も回動
させられる。
【0018】そして、上記第1の軸受板20と第3の軸
受板22との間には、左端が上記第2の回動軸25に螺
刻された一方のネジ25aに螺着し、他端は、上記第1
の回動軸24に螺刻された一方のネジ24aに螺着して
なる第1の移動板30が設けられている。また、上記第
3の軸受板22と第2の仕切り板14との間には、左端
が上記第2の回動軸25に螺刻された他方のネジ25b
に螺着し、他端は、上記第1の回動軸24に螺刻された
他方のネジ24bに螺着してなる第2の移動板31が設
けられている。
【0019】また、上記第1の軸受板20と第2の軸受
板21とは、それぞれ右端側において、第3の回動軸3
3の先端から基端側中途部を回動可能に支持しており、
また、該第1の軸受板20と第2の軸受板21とは、そ
れぞれ左端側において、第4の回動軸34の先端から基
端側中途部を回動可能に支持している。上記第3の回動
軸33は、基端側中途部が上記第1の仕切り板部13に
穿設された挿通孔に挿通され、基端には、第3のプーリ
35が固定されている。また、上記3の回動軸33は、
上記第1の軸受板20の背面側から第2の軸受板21の
正面側までは、外周に一方のネジ35aが螺刻され、第
2の軸受板21の背面側から第1の仕切り板部13の背
面側までは、上記一方のネジ35aとは逆向きの他方の
ネジ35bが螺刻されている。また、上記第4の回動軸
34は、上記第1の軸受板20の背面側から第2の軸受
板21の正面側までは、外周に一方のネジ34aが螺刻
され、第2の軸受板21の正面側から第1の仕切り板部
13の正面側までは、上記一方のネジ34aとは逆向き
の他方のネジ34bが螺刻されている。また、この第4
の回動軸34の基端側中途部には、第4のプーリ36が
固定され、さらに該第4の回動軸34の基端には、一方
の伝達歯車37が固定されている。そして、上記第3の
プーリ35から上記第4のプーリ36には、第2の無端
ベルト38が巻回されている。また、本装置1では、上
記第2の回動軸25や第4の回動軸34と平行に、回動
操作軸40が配設されており、この回動操作軸40の先
端には、上記一方の伝達歯車37に噛合する他方の伝達
歯車41が固定され、基端(本装置1の正面側)には、
第2の幅調節用摘み42が固定されている。したがっ
て、この第2の幅調節用摘み42を一方向に回転させる
と、上記一方及び他方の伝達歯車41,37を介して、
上記第4の回動軸34が回転させられるとともに、上記
第2の無端ベルト38を介して、上記第3の回動軸33
も回転させられる。
【0020】そして、上記第1の軸受板20と第2の軸
受板21との間には、左端が該第4の回動軸34に螺刻
された一方のネジ34aに螺着し、他端は上記第3の回
動軸33に螺刻された一方のネジ33aに螺着してなる
第3の移動板43が設けられている。また、上記第2の
軸受板21と第1の仕切り板13との間には、左端が上
記第4の回動軸34に螺刻された他方のネジ34bに螺
着し、他端は上記第3の回動軸33に螺刻された他方の
ネジ33bに螺着してなる第4の移動板44が設けられ
ている。
【0021】そして、上記第1乃至第4の移動板30,
31,43,44のそれぞれ左右両側には、図4に示す
ように、位置決め板30a,30b,31a,31b,
43a,43b,44a,44bが、該第1乃至第4の
移動板30,31,43,44から上方に起立した状態
で設けられている。
【0022】また、上記第1乃至第4の移動板30,3
1,43,44上には、PTPシートSが載置されるP
TPシート載置部材46が配設されている。このPTP
シート載置部材46は、上記第1及び第2の仕切り板部
13,14に形成された段差部13a,14aに支持さ
れ互いに平行となされた後枠部47及び前枠部48と、
一端は上記後枠部47に固定され他端は上記前枠部48
に固定されてなる左枠部49と、この左枠部49と平行
となされ一端は上記後枠部47の他端に固定され他端は
前枠部48の他端に固定されてなる右枠部50とを備え
ている。そして、上記左枠部49の中央から上記右枠部
50の中央には、第1の仕切り枠部51が固定され、こ
の第1の仕切り枠部51と上記後枠部47との間には、
一端が上記左枠部49に固定され他端は上記右枠部50
に固定された第2の仕切り枠部52が設けられている。
また、上記第1の仕切り枠部51と上記前枠部48との
間には、一端が上記左枠部49に固定され他端は上記右
枠部50に固定された第3の仕切り枠部53が設けられ
ている。なお、上記第2の仕切り枠部52及び第3の仕
切り枠部53は、本発明を構成する載置バーであり、上
記第1乃至第3の仕切り枠部51・・・53の左端側及
び右端側には、それぞれ後述する左ガイド軸又は右ガイ
ド軸が挿通される透孔(符号は省略する。)が穿設され
ている。
【0023】そして、このPTPシート載置部材46に
は、上記後枠部47の左端側から前枠部48の左端側に
は、左枠部49に平行となされ上記透孔に挿通された左
ガイド軸54が固定され、また、該後枠部47の右端側
から前枠部48の右端側には、右枠部50と平行となさ
れ上記透孔に相通された右ガイド軸55が固定されてい
る。そしてさらに、上記後枠部47と第2の仕切り枠部
52との間には、左端側が上記左ガイド軸54にガイド
され右端側は右ガイド軸55にガイドされながら、該後
枠部47の正面側から第2の仕切り枠部52の背面側に
亘ってスライド可能となされ上面においてPTPシート
Sの左端側を支持する第1のスライド支持部56が配設
されている。また、上記第2の仕切り枠部52と第1の
仕切り枠部51との間には、左端側が上記左ガイド軸5
4にガイドされ右端側は右ガイド軸55にガイドされな
がら、該第2の仕切り枠部52の正面側から第1の仕切
り枠部51の背面側に亘ってスライド可能となされ上面
においてPTPシートSの右端側を支持する第2のスラ
イド支持部57が配設されている。また、上記第1の仕
切り枠部51と第3の仕切り枠部53との間には、左端
側が上記左ガイド軸54にガイドされ右端側は右ガイド
軸55にガイドされながら、該第1の仕切り枠部51の
正面側から第3の仕切り枠部53の背面側に亘ってスラ
イド可能となされ上面においてPTPシートSの左端側
を支持する第3のスライド支持部58が配設されてい
る。また、上記第3の仕切り枠部53と前枠部48との
間には、左端側が上記左ガイド軸54にガイドされ右端
側は右ガイド軸55にガイドされながら、該第3の仕切
り枠部53の正面側から前枠部48の背面側に亘ってス
ライド可能となされ上面においてPTPシートSの右端
側を支持する第4のスライド支持部59が配設されてい
る。なお、上記第1及び第3のスライド支持部56,5
8は、本発明を構成する左端支持部であり、第2及び第
4のスライド支持部47,59は、本発明を構成する右
端支持部である。
【0024】そして、上記第1乃至第4のスライド支持
部56・・・59は、それぞれ前記第1乃至第4の移動
板30,31,43,44のそれぞれ左右両側に設けら
れた各位置決め板30a,30b,31a,31b,4
3a,43b,44a,44bの間隔よりも僅かに短い
幅に成形されており、このPTPシート載置部材46
を、上記第1及び第2の仕切り板部13,14に形成さ
れた段差部13a,14aに支持させることにより、位
置決め板44a,44b間に上記第1のスライド支持部
56の下端が挿入され、位置決め板43a,43b間に
上記第2のスライド支持部57の下端が挿入され、位置
決め板30a,30b間に上記第3のスライド支持部5
8の下端が挿入され、位置決め板31a,31b間に上
記第4のスライド支持部59の下端が挿入されている
(図7参照)。なお、図4に示すように、上記第1のス
ライド支持部56には、該第1のスライド支持部56の
背面に固定された固定板部(符号は省略する。)と、こ
の固定板部の上端から正面側に折曲されてなるとともに
該第1のスライド支持部56の上面との間にはPTPシ
ートSの左端が挿入される水平板部(符号は省略す
る。)とからなり、断面形状がL字状に成形された第1
の保持部材61が固定され、上記第2のスライド支持部
57には、第2の保持部材62が固定されている。この
第2の保持部材62は、上記第2のスライド支持部57
の正面に固定された固定板部(符号は省略する。)と、
この固定板部の上端から背面側に折曲されてなるととも
に、該第2のスライド支持部57の上面との間にはPT
PシートSの右端が挿入される水平板部(符号は省略す
る。)とからなり、断面形状がL字状に成形されたもの
である。また、上記第3のスライド支持部58には、上
記第1の保持部材61と同一の構成からなる第3の保持
部材63が固定され、第4のスライド支持部59には、
上記第2の保持部材62と同一の構成からなる第4の保
持部材64が固定されている。なお、本装置1では、上
記第1のスライド支持部56の正面の左右両側には、上
記第1又は第2のガイド軸54,55に挿通され、第2
の仕切り枠部52側へのスライドを僅かに規制する規制
管56a,56bが固定され、第2のスライド支持部5
7の背面の左右両側には、上記第1又は第2のガイド軸
54,55に挿通され、第2の仕切り枠部52側へのス
ライドを僅かに規制する規制管57a,57bが固定さ
れている。また、第3のスライド支持部58の正面の左
右両側には、上記第1又は第2のガイド軸54,55に
挿通され、第3の仕切り枠部53側へのスライドを僅か
に規制する規制管58a,58bが固定され、第4のス
ライド支持部59の背面の左右両側には、上記第1又は
第2のガイド軸54,55に挿通され、第3の仕切り枠
部53側へのスライドを僅かに規制する規制管59a,
59bが固定されている。また、上記第1乃至第4の保
持部材61・・・64の左端は、PTPシートSの先端
を、これら第1乃至第4の保持部材61・・・64と上
記各(第1乃至第4の)スライド支持部30,31,4
3,44の上面との間に挿通し易いように、手前がやや
上方に折曲されている。
【0025】したがって、本装置1によれば、後に詳細
に説明するように、上述した構成に係るPTPシート載
置部材46が、上記第1及び第2の仕切り板部13,1
4に形成された段差部13a,14aに支持させ、上記
第1乃至第4のスライド支持部56・・・59の下端が
上記各位置決め板44a,44b,43a,43b,3
0a,30b間に挿入された状態とされ、この状態にお
いて、上記第1の幅調節用摘み26を回動操作すると、
上記第3のスライド支持部58と第4のスライド支持部
59とは互いに接近し又は離間する方向にスライドし、
また、上記第2の幅調節用摘み42を回動操作すると、
上記第1のスライド支持部56と第2のスライド支持部
57とは互いに接近し又は離間する方向にスライドす
る。すなわち、本装置1によれば、こうした操作によ
り、PTPシートSの幅が異なる場合であっても、その
幅に対応して確実に該PTPシートSを保持することが
可能となる。
【0026】そして、本装置1には、図1及び図2に示
すように、上記装置本体2の上部に、駆動部70が設け
られている。この駆動部70は、各図中二点鎖線で示す
筐体71と、この筐体71の外側に固定された駆動モー
タ72とを備えている。上記筐体71は、下端が上記装
置本体2に形成された第2の溝部10内に挿入されてな
る背面板71aと、下端が上記第3の溝部11内に挿入
されてなる正面板71bと、後端は上記背面板71aに
固定され前端は上記正面板71bに固定され、下方は開
放されてなる覆い板71cとから構成され、上記駆動モ
ータ72は、間に減速機73を介して、上記背面板71
aの背面に固定されている。なお、この駆動モータ72
は、正回転及び逆回転するモータであり、前記装置本体
2の傾斜板部2bに設けられたスタートスイッチ4のオ
ン操作により駆動するものである。そして、この背面板
71aの内側には、上記減速機73を構成する駆動軸7
4に第1の歯車75が固定されている。また、この筺体
71内には、後端が上記背面板71aに回動可能に軸支
され、前端は上記正面板71bに回動可能に軸支された
回動軸76が設けられ、この回動軸76の後端側には、
上記第1の歯車75に噛合するとともに前記第1のラッ
クギア8に噛合する第2の歯車77が固定されている。
【0027】また、上記回動軸76の後端側(本装置1
の正面側)中途部には、第1の車輪78と、第2の車輪
79とがそれぞれ間に第1の間隔調整部材80を介して
遊嵌されている。また、上記回動軸76の前端側(本装
置1の正面側)には、上記第2のラックギア9に噛合す
る第3の歯車81が固定され、この第3の歯車81の後
方には、第3及び第4の車輪82,83が間に第2の間
隔調整部材84を介して遊嵌されている。また、上記回
動軸76には、上記第2の歯車77と第1の車輪78と
の間には、第1の弾性部材85が、第2の車輪79と第
3の車輪82との間には、第2の弾性部材86が、第4
の車輪83と第3の歯車81との間には、第3の弾性部
材87が、それぞれ外嵌装されている。
【0028】そして、上記第1の車輪78と第2の車輪
79との間には、上記第1の間隔調整部材80が配設さ
れ、第3の車輪82と第4の車輪83との間には、第2
の間隔調整部材84が配設されている。上記第1及び第
2の間隔調整部材80,84は、図3に示すように、上
記回動軸76に貫通して回動可能に軸支されてなり一端
面は図示しない工具により回動操作される操作軸90,
91と、この操作軸90,91の先端に固定されてなる
一方のカム部材92,93と、この一方のカム部材9
2,93とは回動軸76を挟んで反対側であって上記操
作軸90,91の中途部に固定されてなる他方のカム部
材94,95とから構成されている。そして、上記一方
及び他方のカム部材92(93,94,95)は、図8
に示すように、一端には、第1の当接面92a(93
a,94a,95a)と、第2の当接面92b(93
b,94b,95b)とが形成され、他端には、第3の
当接面92c(93c,94c,95c)と、第4の当
接面92d(93d,94dd,95d)とが形成され
ている。上記第1及び第2の当接面92a(93a,9
4a,95a),92b(93b,94b,95b)
は、上記操作軸90(91)の回動操作により、第1の
車輪78(又は第3の車輪82)の側面に対して選択的
に当接するものであり、第3及び第4の当接面92c
(93c,94c,95c),92d(93d,94
d,95)は、第2の車輪79(又は第4の車輪83)
の側面に対して選択的に当接するものである。そして、
上記第1の当接面92a(93a,94a,95a)
と、第3の92c(93c,94c,95c)とは互い
に平行とされてなるとともに、操作軸90(91)の中
心から同じ距離(第1の距離)となされ、上記第2の当
接面92b(93b,94b,95b)と、第4の当接
面92d(93d,94dd,95d)とは互いに平行
とされてなるとともに、操作軸90(91)の中心から
同じ距離(第2の距離)とされ、さらに、上記第1の距
離と第2の距離とは異なる距離とされている。
【0029】なお、上記覆い板71cには、第1及び第
2の間隔調整部材80,84を構成する操作軸90,9
1を回動操作するために使用される工具が挿入される図
示しない開口が形成されている。また、上記第1乃至第
4の車輪78,79,82,83の外周面には、図1に
示すように多数の凸部(符号は省略する。)が形成さ
れ、これらの凸部は、PTPシートSに形成され錠剤等
が収納されている凹部内に挿入される形状とされてい
る。また、上記装置本体2に形成された第2の溝部10
内であって、該第2の溝部10の左側には、図示しない
第1のリミットスイッチが配設され、左側(落下用開口
2gの左端に対応した位置)には、第2のリミットスイ
ッチが配設されている。また、上記装置本体2内であっ
て、上記引出し17が収容されている部位には、該引出
し17に当接する図示しない第3のリミットスイッチが
配設されている。
【0030】以下、上述した本装置1の使用方法及び動
作について説明する。先ず、図1に示すように、初期位
置においては、上記駆動部70は、装置本体2の左側上
方に位置している。この状態において、電源スイッチ3
がオン操作されると、待機状態とされる。なお、何らか
の原因により、上記駆動部70が初期位置でない場合に
は、上記リセットスイッチ6を押圧操作することによ
り、初期位置に復帰する。また、引出し17が正確に上
記装置本体2内に収容されていない場合には、上記第3
のリミットスイッチを介して、上記警報ランプ5が点滅
する。
【0031】そして、この状態において、本装置1にお
いては、2つのPTPシートS1,S2を上記PTPシ
ート載置部材46上にセットする。この場合、このPT
Pシート載置部材46を構成する第1乃至第4の保持部
材61・・・64の手前側(左端側)は、やや上方に折
曲されているので、該第1乃至第4の保持部材61・・
・64を構成する水平板部と上記各(第1乃至第4の)
スライド支持部30,31,43,44の上面との間に
簡単に挿通することができる。なお、上記各PTPシー
トS1の幅と、第1のスライド支持部材61と第2のス
ライド支持部材62との幅が異なる場合には、上記第2
の幅調節用摘み42を回動操作することにより調節する
ことができ、また、PTPシートS2の幅と、第3スラ
イド支持部材58と第4のスライド支持部材59との幅
が異なる場合には、上記第1の幅調節用摘み26を回動
操作することにより調節することができる。なお、上述
した要領で、各PTPシートS1,S2をセットした場
合であっても、上記第1及び第2の幅調節用摘み26,
42を回動操作し、幅を僅かに狭めてもよく、こうする
ことにより、一層強固に各PTPシートS1,S2をセ
ットされる。
【0032】そして、以上の準備が完了し、上記スター
トスイッチ4をオン操作すると、上記駆動モータ72が
(正回転の)駆動を開始し、この駆動モータ72の駆動
により、上記第2の歯車77と第3の歯車81とが回転
し、ラックギア8,9の左端側から右端側に、上記駆動
部70全体が移動するとともに、上記第1乃至第4の車
輪78,79,82,83も回転する。この結果、図7
に示すように、上記第1乃至第4の車輪78,79,8
2,83の外周面により、上記各PTPシートS1,S
2に形成され内部に錠剤等Mが収容された凹部Dが下方
に押圧され、この押圧力によりシールシート(符号は省
略する。)が破れ、錠剤等Mのみが、落下用開口2gを
通過して前記引出し17内に落下する。
【0033】そして、上述したように、駆動部70全体
が全ての錠剤等M等を取り出しながら、最も左側に移動
したことが上記第2のリミットスイッチにより確認され
ると、それまで正回転していた駆動モータ72が逆回転
し、装置本体2の左側に移動し始める。こうした動作に
より、各PTPシートS1,S2に形成された凹部Dは
再び上記第1乃至第4の車輪78,79,82,83の
外周面により押圧され、駆動部70は、初期位置に復帰
する。
【0034】なお、上記PTPシートS1,S2に形成
された左右の凹部Dの位置(間隔)が異なる場合には、
上記第1又は第2の間隔調整部材80,84を構成する
操作軸90,91を回動操作し、一方及び他方のカム部
材92,93,94,95を回動させることにより、第
1の車輪78と第2の車輪79との間隔や第3の車輪8
2と第4の車輪83との間隔を変更され、確実に錠剤等
Mを取り出すことができる。
【0035】このように、本装置1によれば、手作業に
よることなく衛生的にPTPシートS1,S2に収納さ
れた錠剤等Mを取り出すことができるとともに、該PT
PシートS1,S2の幅が異なる場合であっても、さら
には、該PTPシートS1,S2に形成された凹部Dの
間隔が異なる場合であっても、確実に錠剤等Mを取り出
すことができる。特に、本装置1では、駆動部70は、
往復動するよう構成され、PTPシートS1,S2に形
成された凹部Dは、2回に亘って第1乃至第4の車輪7
8,79,82,83によって押圧されることから、よ
り一層確実に錠剤等Mを取り出すことができる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、2つの
PTPシートS1,S2から錠剤等Mを取り出すように
構成したが、本発明は、1つのPTPシートや3つ以上
のPTPシートから錠剤等を取り出すようにされている
ものであっても良い。また、上述した本装置1では、駆
動部70が初期位置から往復動するように構成されてい
るが、一方向に駆動した後に、PTPシートを交換し、
該方向とは反対方向に移動する際に、新たなPTPシー
トから錠剤等を取り出すようにされたものであっても良
い。
【0037】
【発明の効果】前述した本発明の一実施の形態の説明か
らも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)に
よれば、上記車輪の走行によりPTPシートの凹部内に
収納された錠剤等は、下方に押圧され、この押圧力によ
りPTPシートを構成するシールシートが破られるとと
もに、該凹部内に収納された錠剤等は下方に脱落する。
そして、この第1の発明では、PTPシート載置部材
は、上記車輪の走行方向と同じ方向に長さを有する載置
バーと、該PTPシートの左端が挿入され支持される左
端支持部と、該PTPシートの右端が挿入され支持され
る右端支持部とを有し、これら左端支持部と右端支持部
とは、互いに接近するとともに離間可能とされてなるこ
とを備えてなることから、該PTPシートの幅が異なる
場合、例えば、該PTPシートの幅が狭い場合には、上
記左端支持部と右端支持部とを互いに接近させ、幅が広
い場合には離間させることにより、該PTPシートを確
実に載置保持することができ、この結果、該PTPシー
トから錠剤等を確実に取り出すことができる。
【0038】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
及び第3の発明(請求項3記載の発明では、何れも、車
輪は、前記PTPシート載置部材の長さ方向とは直行す
る長さとされた回動軸に取り付けられてなるとともに、
該回転軸の長さ方向に取付位置が変更可能とされてなる
ことから、PTPシートを構成する凹部の形成位置が異
なる場合であっても、車輪を該凹部(錠剤等が収容され
ている部位)に確実に走行させることができる。特に、
第3の発明によれば、PTPシートの幅が異なるととも
に、該PTPシートを構成する凹部の形成位置が異なる
場合であっても、確実に錠剤等を取り出すことが可能と
なる。
【0039】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
によれば、車輪が駆動する前の初期位置に存在するとき
に、PTPシートをPTP載置部材に載置し、上記初期
位置から駆動が開始されると、先ず、往動時においてP
TPシートに収納された錠剤等は該車輪により押圧され
取り出されるが、復動時においても再びPTPシート上
を走行することから、往動時に取り出されなかった錠剤
等が存在する場合には、この復動時に取り出されること
となり、一層確実に錠剤等を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施の形態に係る錠剤等の取出装置を
PTPシートとともに示す斜視図である。
【図2】図1に示す錠剤等の取出装置に2つのPTPシ
ートをセットした状態を示す平面図である。
【図3】錠剤等の取出装置の左側面図である。
【図4】装置本体の内部構成とPTPシート載置部材と
を分解した状態をPTPシートとともに示す左側断面図
である。
【図5】PTPシート載置部材を除いた装置本体の要部
を示す平面図である。
【図6】PTP載置部材を示す平面図である。
【図7】第1乃至第4の車輪により錠剤等取り出される
状態を示す断面図である。
【図8】第1及び第2の間隔調整部材を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 錠剤等の取出装置 46 PTPシート載置部材 78 第1の車輪 79 第2の車輪 82 第3の車輪 83 第4の車輪 52 第2の仕切り枠部 53 第3の仕切り枠部 56 第1のスライド支持部 57 第2のスライド支持部 58 第3のスライド支持部 59 第4のスライド支持部 72 駆動モータ 80 第1の間隔調整部材 84 第2の間隔調整部材 S(S1,S2) PTPシート D 凹部 M 錠剤等

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に錠剤等が収納されたPTPシート
    が載置されるとともに、該錠剤等が収納された部位に対
    応する部位は開放されてなるPTPシート載置部材と、 このPTPシート載置部材に載置されたPTPシートの
    長さ方向に走行し収納された錠剤等を下方に押圧する車
    輪と、 この車輪を回転駆動する駆動装置と、を備え、 上記PTPシート載置部材は、上記車輪の走行方向と同
    じ方向に長さを有し錠剤等が収納された部位と部位との
    間を支持する載置バーと、該PTPシートの左端が挿入
    され支持される左端支持部と、該PTPシートの右端が
    挿入され支持される右端支持部とを有し、これら左端支
    持部と右端支持部とは、互いに接近するとともに離間可
    能とされてなることを特徴とする錠剤等の取出装置。
  2. 【請求項2】 内部に錠剤等が収納されたPTPシート
    が載置されてなるとともに、該錠剤等が収納された部位
    に対応する部位は開放されてなるPTPシート載置部材
    と、 このPTPシート載置部材に載置されたPTPシートの
    長さ方向に走行し収納された錠剤等を下方に押圧する車
    輪と、 この車輪を回転駆動する駆動装置と、を備え、 上記車輪は、上記PTPシート載置部の長さ方向とは直
    行する長さとされた回動軸に取り付けられてなるととも
    に、該回転軸の長さ方向に取付位置が変更可能とされて
    なることを特徴とする錠剤等の取出装置。
  3. 【請求項3】 前記車輪は、前記PTPシート載置部材
    の長さ方向とは直行する長さとされた回動軸に取り付け
    られてなるとともに、該回転軸の長さ方向に取付位置が
    変更可能とされてなることを特徴とする請求項1記載の
    錠剤等の取出装置。
  4. 【請求項4】 前記車輪は、前記PTPシート載置部材
    の長さ方向に往復動するよう構成されてなることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4記載の何れかの錠剤等の
    取出装置。
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