JP2003182564A - プラットホームからの転落防止装置 - Google Patents

プラットホームからの転落防止装置

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JP2003182564A
JP2003182564A JP2001388720A JP2001388720A JP2003182564A JP 2003182564 A JP2003182564 A JP 2003182564A JP 2001388720 A JP2001388720 A JP 2001388720A JP 2001388720 A JP2001388720 A JP 2001388720A JP 2003182564 A JP2003182564 A JP 2003182564A
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JP
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vehicle
movable body
platform
fall prevention
prevention device
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JP2001388720A
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English (en)
Inventor
Koji Takada
公史 高田
Tetsuji Deguchi
哲二 出口
Masanori Inoue
正紀 井上
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の転落防止装置は、いわゆるカーブ駅で
車両の停車位置が様々に変わる場合に対応できず、プラ
ットホームと車両との隙間を十分に無くすことができな
かった。 【解決手段】 プラットホームと停車車両との間に乗客
が転落することを防止する転落防止装置であって、プラ
ットホーム8に設けられる可動体2と、この可動体2を
車両側に対し進退させるための駆動手段3と、を備え
る。前記可動体2は水平面内で揺動可能に支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホームと
車両との間の隙間を無くすためにプラットホーム側に設
けられる転落防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラットホームに鉄道車両が停車した際
に車両とプラットホームとの隙間を埋めて乗降客の便宜
に供するために、例えば特許第2632260号に開示
される技術が知られている。この技術は、プラットホー
ム側から板状の可動体を車両側へ平行移動させて進出さ
せ、プラットホームと車両との隙間を無くすものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図6に示すよ
うに線路のカーブ部分に停車駅が構成してある場合を考
える。この場合、プラットホーム8も線路に沿ってカー
ブさせてあるのが通常であるが、それでも、それぞれの
車両9は直線状に構成されているために、プラットホー
ム8と停車した車両9との間との隙間が大きくなってし
まう箇所が生じる。そこで、その隙間大の箇所(例え
ば、図6の太線で囲った箇所)に、前述した従来の転落
防止装置を適用することが考えられる。即ち、この部分
に可動体2を設け、車両側へ移動させることで、プラッ
トホーム8と車両9との隙間を埋めることが考えられ
る。
【0004】しかしながら、従来の転落防止装置は可動
体2を平行移動させることしかできず、可動体2の向き
を変更することができなかった。このため、図6の場合
にプラットホーム8と車両9とを隙間なく埋めるべく車
両9の側面に沿って可動体2の向きを定めると、同じプ
ラットホーム8に対して車両9の停車位置が変化した図
7の場合に、可動体2が車両9の側面に沿った向きとな
らず、車両9との間の隙間が大となってしまう。即ち、
従来の転落防止装置は、いわゆるカーブ駅で車両の停車
位置が様々に変わる場合に対応できず、プラットホーム
と車両との隙間を十分に埋めることができなかったので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0006】即ち、請求項1においては、プラットホー
ムと停車車両との間に乗客が転落することを防止する転
落防止装置であって、プラットホームに設けられる可動
体と、この可動体を車両側に対し進退させるための駆動
手段と、を備え、前記可動体が水平面内で揺動可能に支
持されているものである。
【0007】この構成により、可動体が進出位置におい
て車両側面に沿うように揺動して向きを変えるので、カ
ーブ駅において車両の停止位置が異なった場合でも、車
両とプラットホームとの間の隙間を常に無くすことがで
きる。
【0008】請求項2においては、前記駆動手段は圧縮
バネを内蔵した空気圧シリンダであって、圧縮空気の供
給により前記可動体を車両側へ進出させ、かつ、圧縮空
気の排出により前記圧縮バネの力で前記可動体を車両側
から退避させるものである。
【0009】この構成により、簡素な構成で可動体の進
退駆動を達成できる。また、駆動手段が万一故障した場
合でも、圧縮空気を排出する簡単な操作で可動体を退避
位置へ戻すことができ、車両の運行に支障が出ない。
【0010】請求項3においては、前記可動体の少なく
とも車両側の端部に、弾性変形可能な部材が設けられて
いるものである。
【0011】この構成により、可動体が車両側へ進出し
て車両側面と接触しても、車両側面が傷つくことがな
く、かつ、可動体と車両との密着度を高くすることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の第一実施形態に係る転落防止装置の
平面図、図2は図1におけるA−A断面矢視図、図3は
可動体を進出させた様子を示した平面図、図4は車両の
停車位置が変わった場合に可動体を進出させた様子を示
した平面図である。図5は第二実施形態の転落防止装置
の平面図である。
【0013】この転落防止装置1は、プラットホーム8
を形成している例えばコンクリート部分に、上面と車両
側に開口する凹所8aを設けて、この凹所8a内部に設
置してある。この凹所8aを閉じるように天板12が設
けられ、この天板12はプラットホーム8の上面の一部
を形成している。凹所8aの反車両側の壁面には、空気
圧シリンダ3のシリンダケース3aの一端が固着され
る。この空気圧シリンダ3は進退ロッド3bを備えて、
この進退ロッド3bを車両側に対し進退駆動可能として
いる。
【0014】空気圧シリンダ3の進退ロッド3bの先端
には、車両とプラットホームとの間の隙間を塞ぐための
可動体2を連結している。この可動体2は、プラットホ
ーム側を開口させた直方体箱状に構成される。図示は省
略するが、可動体2の底面(または凹所8aの上面)に
はコロや車輪等の転動体が設けられ、これらの転動体を
介して凹所8aの上面に可動体2が支持されるようにな
っている。可動体2の内部において、その内底面と天井
面との間には、ピン2aが垂直に固着されている。前記
空気圧シリンダ3は、可動体2の開口側から内部に突入
させて、その進退ロッド3bの先端に前記ピン2aを軸
支している。この構成により、可動体2は空気圧シリン
ダ3の伸縮駆動により車両側に対し進退可能とされる。
かつ、可動体2は、水平面内で揺動自在とされ、その向
きを変更することができる。なお、前述したコロや車輪
等の転動体は、可動体2の進退あるいは揺動の際に転が
って、無用な摩擦が生じないようにしている。また、可
動体2の車両側の端部には弾性変形可能なゴム部材2b
が固着されている。
【0015】空気圧シリンダ3の伸縮制御の構成を説明
する。シリンダケース3a内の圧力室は、配管や切換弁
21を介して空気圧源22に接続されている。この切換
弁21は電磁弁に構成しており、そのソレノイドが制御
部23に対し電気的に接続されている。制御部23には
操作スイッチ24が接続される。シリンダケース3aと
進退ロッド3bのピストン部との間には図2に示すよう
に圧縮バネ3cが介在されて、進退ロッド3bに対して
縮退方向の付勢力を常時作用させている。前記切換弁2
1は二位置切換型としており、そのソレノイドが励磁さ
れた状態では空気圧源22をシリンダケース3a内の圧
力室へ接続する一方、励磁が解除された状態では、シリ
ンダケース3a内の圧力室を開放してドレンする。な
お、切換弁21や空気圧源22、制御部23などは、前
記凹所8aとは別に設けた図示しない凹所に収納されて
いる。
【0016】この構成において、プラットホーム8に車
両が停車したときは、駅員が操作スイッチ24を「進
出」側に操作する。すると、制御部23は切換弁21の
ソレノイドを励磁して該切換弁21を切り替え、空気圧
源22の圧縮空気がシリンダケース3a内部に送られ
る。進退ロッド3bは車両側へ変位して、可動体2を車
両側に進出させる。一方、駅員が操作スイッチ24を
「退避」側に操作すると、制御部23はソレノイドの励
磁を解除して該切換弁21を切り換え、シリンダケース
3a内の圧力室内の空気を排出させる。これによって、
進退ロッド3bは前記圧縮バネ3cの作用によって反車
両側へ変位し、可動体2は車両側から退避する。前記シ
リンダケース3aと切換弁21とを連絡する通路には、
進退ロッド3bの伸縮速度を調整するための速度制御絞
り25を備える。また、シリンダケース3aは、進退ロ
ッド3bが反車両側へ変位するときの最終端付近におい
てクッション作用を行わせるためのクッション絞り26
を備える。この構成によれば、可動体2が進出位置にあ
る場合に駆動手段が万一故障した場合でも、圧縮空気を
ドレンする簡単な操作のみで、圧縮バネ3cの作用によ
って可動体2を退避させることが可能である。従って、
そのような万一の事態においても、車両の運行に支障が
出ることは回避することができる。
【0017】この構成において可動体2が車両9側へ進
出した場合の様子が図3に示され、可動体2は、その反
プラットホーム側の端縁部のゴム部材2bを、車両9の
側面へ当接させた状態となって、車両9とプラットホー
ム8との隙間が塞がれる。なお、このように可動体2が
進出したときは弾性変形可能なゴム部材2bを介して車
両9の側面へ接触することとなるから、車両9の側面が
傷つくことがなく、かつ、車両9とも充分に密着させる
ことができる。可動体2は水平面内で揺動自在に支持さ
れているので、車両9のプラットホーム8に対する向き
が様々に異なっても、図3や図4に示すように可動体2
が進出位置において車両側面に追随して向きを変えるの
で、車両9とプラットホーム8との隙間が常に適切に埋
められることとなる。
【0018】なお、上述した可動体2の進退操作は、操
作スイッチ24を駅員等により操作させる構成のほか、
外部からの車両検知信号に基づいて作動させても良い。
【0019】図5に示す転落防止装置1’は第二実施形
態の構成であって、駆動手段として空気圧シリンダを二
つ(3・3)用いたものである。各シリンダのシリンダ
ケース3a・3aはそれぞれ、凹所8aの反車両側の壁
面に対し、ピン20・20を介して水平面内で揺動自在
に支持されている。その他の部分の構成は前述の第一実
施形態と同様であるので、説明を省略する。この第二実
施形態は、第一実施形態に比して可動体2のプラットホ
ーム長手方向の幅が大きい場合に特に有効である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
いわゆるカーブ駅で車両の停車位置が様々に変わる場合
でも、プラットホームと車両との隙間を常に適切に埋め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る転落防止装置の平
面図。
【図2】図1におけるA−A断面矢視図。
【図3】可動体を進出させた様子を示した平面図。
【図4】車両の停車位置が変わった場合に可動体を進出
させた様子を示した平面図。
【図5】第二実施形態の転落防止装置の平面図。
【図6】カーブ駅における、車両とプラットホームと転
落防止装置との関係を示した平面図。
【図7】車両の停車位置が変わったときの従来の転落防
止装置の不具合を説明した平面図。
【符号の説明】
1,1’ 転落防止装置 2 可動体 2b ゴム部材 3 空気圧シリンダ(駆動手段) 3c 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 正紀 兵庫県神戸市西区高塚台7丁目3番地の3 株式会社ナブコ本社内 Fターム(参考) 2D101 CA17 CB07 DA01 EA01 FA33 HA05 HA11 HA16 HB03 HB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームと停車車両との間に乗客
    が転落することを防止する転落防止装置であって、 プラットホームに設けられる可動体と、 この可動体を車両側に対し進退させるための駆動手段
    と、を備え、 前記可動体が水平面内で揺動可能に支持されていること
    を特徴とする、プラットホームからの転落防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラットホームからの
    転落防止装置において、 前記駆動手段は圧縮バネを内蔵した空気圧シリンダであ
    って、圧縮空気の供給により前記可動体を車両側へ進出
    させ、かつ、圧縮空気の排出により前記圧縮バネの力で
    前記可動体を車両側から退避させることを特徴とする、
    プラットホームからの転落防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプラッ
    トホームからの転落防止装置において、 前記可動体の少なくとも車両側の端部に、弾性変形可能
    な部材が設けられていることを特徴とする、プラットホ
    ームからの転落防止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007030640A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Nippon Cable Co Ltd プラットホーム用ステップ装置
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JP2016002951A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 三菱電機株式会社 可動ステップ装置

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