JP2003181389A - コイン洗浄装置 - Google Patents

コイン洗浄装置

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JP2003181389A
JP2003181389A JP2001380155A JP2001380155A JP2003181389A JP 2003181389 A JP2003181389 A JP 2003181389A JP 2001380155 A JP2001380155 A JP 2001380155A JP 2001380155 A JP2001380155 A JP 2001380155A JP 2003181389 A JP2003181389 A JP 2003181389A
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plastic
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Akikazu Yamamoto
明和 山本
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックコインを再利用するための自動
洗浄装置を提供することにある。 【解決手段】 複数のプラスチックコインを横並びに保
持して搬送する複数の孔を有するカセットを用い、この
カセットの上部に設けられたホッパの下部から一定量の
プラスチックコインをカセットに排出する。そしてカセ
ット上に排出されたコインと共に、カセットを揺動さ
せ、プラスチックコインをカセットに確実に保持する。
次いでプラスチックコインに洗浄薬液を塗布および/ま
たは吹き付けてプラスチックコインを洗浄し、洗浄され
たプラスチックコインを乾燥させた後、コインをカセッ
トから取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップが埋め
込まれたプラスチックコインのコイン洗浄装置に関す
る。
【0002】
【関連する技術背景】近時、カードを用いた金銭精算方
式が広く用いられている。このカードはプラスチックを
基材として、磁気データを記録保持できるように磁性体
を含有させた磁気記録方式やカード内にICチップを埋
め込んだICカード等、種々のカードが用意され、使用
されている。しかしながら、テレフォンカードなどのプ
リペイド方式のカードは、所定度数使用後は破棄され、
廃棄物処理の問題や資源の有効活用の観点からも望まし
いとは言い難い。また、ICカードは通常の硬貨と比べ
てその形状が大きいため必ずしも使い勝手がよいとは言
えない。
【0003】このようことから、プラスチックの中にI
Cチップを埋め込み、コイン種別、所持金データなどの
固有データを記録し、利用の都度、精算などのデータ処
理を行うプラスチックコインが提案されている。このプ
ラスチックコインはICチップを内蔵しているため、所
定の装置を用いることでICチップとデータ伝送を行
い、例えば利用回数のカウントや、残金データの書き換
え、またはプラスチックコインの使用回数のカウントや
使用期間等の履歴収集などができる。更にICチップに
保持されているデータの書き換え等によってプラスチッ
クコインを再利用することで、資源の有効活用等に寄与
することが可能となる。
【0004】このような利便性のあるプラスチックコイ
ンを再利用して長期間使用するため、衛生上等の観点か
ら適宜、洗浄することが望ましい。この洗浄方法として
は、超音波を使用した方法や熱水洗浄または洗浄薬液に
よる方法など種々の方法が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックコイン内にICチップが埋め込まれており、超音
波洗浄または熱水洗浄などの洗浄方法ではICチップを
破損する懸念があり採用が難しい。一方、手作業による
洗浄では、プラスチックコインが通貨という性質を有す
ることから多量に流通することが考えられ、洗浄処理に
多大な人件費を要する等、実用上の問題点が多い。
【0006】このため人手以外の何らかの自動洗浄手段
が必要とされる。つまり、一定の使用期間の経過後、ま
たは一定の使用回数を超えたプラスチックコインを回収
した後、プラスチックコインの自動洗浄を行い、再生す
る仕組みが必要となる。本発明は係る事情を考慮してな
され、その目的は人手を掛けることなく、かつ、プラス
チックコインの洗浄による破損および劣化を抑えたコイ
ン洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係るコイン洗浄装置は、ICチップを埋
め込んだプラスチックコインを搬送して薬液洗浄する手
段を備えたことを特徴としている。好ましくは、本発明
に係るコイン洗浄装置は、ICチップを埋め込んだプラ
スチックコインを収納する複数の開口部を有するカセッ
トと、このカセットを洗浄部に搬送する搬送機構と、洗
浄部に搬送されたカセットに収納されているプラスチッ
クコインを薬液を用いて、または薬液と共に物理的手段
を用いて洗浄する洗浄手段とを備えることを特徴として
いる。
【0008】更に本発明に係るコイン洗浄装置は、IC
チップを埋め込んだプラスチックコインを収納する複数
の開口部を有するカセットと、このカセット上にプラス
チックコインを落とし込むホッパと、前記カセット上に
落とし込まれたプラスチックコインを前記複数の開口部
にそれぞれ収納するコイン収納手段と、前記各開口部に
プラスチックコインを収納した前記カセットを洗浄部に
搬送する搬送機構と、洗浄部に搬送されたカセットに収
納されているプラスチックコインを薬液を用いて、また
は薬液と共に物理的手段を用いて洗浄する洗浄手段とを
備えている。
【0009】本発明の好ましい様態は、前記洗浄手段
は、プラスチックコインに薬液を吹き付けて、またはプ
ラスチックコインに薬液を塗布した後にその表面をブラ
シまたはローラにより拭うように構成される。また前記
カセットは、複数枚のプラスチックコインを1枚ずつ収
納する円形の複数の開口部を横並びに配列したものとし
て実現される。更にこれらの開口部を、プラスチックコ
インをその周縁にて弾性保持する保持機構を備えたもの
とすることが望ましい。また、前記コイン収納手段は、
前記カセットを揺動させて複数の開口部にプラスチック
コインを1枚ずつ嵌め込む機構を備えることが好まし
い。
【0010】更に本発明に係るコイン洗浄装置は、洗浄
したコインを乾燥させる乾燥手段を備えると共に、洗浄
したコインを前記カセットから排出する排出機構を備え
ることを特徴とする。ここに、前記プラスチックコイン
の薬液洗浄については、アルカリ洗浄、滅菌洗浄、仕上
げ洗浄の順に実行することが好ましい。
【0011】したがって、本発明のプラスチックコイン
洗浄装置によればプラスチックコインを洗浄する際、超
音波による衝撃(振動)を与えず、また熱水を用いるこ
となく、洗浄薬液を用いて自動的に洗浄して再利用する
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るコイン洗浄装置について説明する。図1は本発明に係
るコイン洗浄装置の一実施例を示す概略構成図である。
本コイン洗浄装置は、プラスチックコイン1をカセット
20に収納する供給機構10を備えている。そして、こ
の供給機構10でカセット20に収納されたプラスチッ
クコイン1は搬送機構40を介して洗浄機構50へ搬送
される。この洗浄機構50は、搬送機構40によって搬
送されたプラスチックコイン1を、該プラスチックコイ
ン1収納したカセット20と共に、所定の薬液を用いて
自動洗浄する機能を備えている。そして、洗浄機構50
で洗浄を終えたプラスチックコイン1は、カセット20
と共に乾燥する機能を備える乾燥機構70へ搬送機構4
0によって移送される。この乾燥機構70に搬送された
プラスチックコイン1は乾燥機構70で乾燥され、プラ
スチックコイン1をカセット20から取り外す機能を備
える着脱機構80に搬送機構40で移送される。そし
て、着脱機構80によってプラスチックコイン1が取り
外されたカセット20は、再び供給機構10へ搬送機構
40によって移送され、以後、一連の動作が繰り返され
る。
【0013】つまり、本発明コイン洗浄装置によれば、
薬液を用いてプラスチックコイン1の自動洗浄が可能と
なり、従来の洗浄方式で懸念されたプラスチックコイン
1に内蔵されたICチップへのダメージを払拭すること
が可能となる。詳しくは、供給機構10に回収された使
用済みのプラスチックコイン1を投入するホッパ11が
あり、そのホッパ11の下部にカセット20が配置され
ている。このカセット20は、図2に示すようなプラス
チックコイン1を1枚づつ収納するため、複数の開口部
を横並びに配列した開口部21を備えている。具体的に
はカセット20の厚みはプラスチックコイン1よりも若
干薄く、開口部21は、プラスチックコイン1の直径よ
りも若干大きな形をなしている。また、開口部21は、
その周縁にプラスチックコイン1を保持するため、ブラ
シ状のプラスチックの突起物からなる保持機構22を備
えている。
【0014】そしてコイン洗浄装置の一連の洗浄・乾燥
工程を行うためカセット20を搬送する搬送機構40
が、その搬送面が水平になるよう配置される。この搬送
機構40はプラスチックコイン1を格納していない空の
カセット20に、上記ホッパ11からプラスチックコイ
ン1が該カセット20に落とし込まれた後、カセット2
0にプラスチックコイン1を格納して洗浄機構50へ移
送する搬送路を形成する往路40aと、カセット20を
洗浄機構50から搬出し、乾燥室71およびプラスチッ
クコイン1をカセット20から取り外す着脱機構80に
移送する搬送路を形成する復路40bとから構成され
る。
【0015】尚、コイン洗浄装置の据え付け面積を少な
くするため、搬送機構40の往路40aおよび復路40
bは、それぞれの延伸方向が同じで高さの異なる水平2
段構成とするとよい。この場合は、搬送機構40の往路
40aおよび復路40bの搬送路長を揃えて、搬送機構
40の往路40aを上段に、復路40bを下段に配置し
て、それぞれの搬送路でカセット20の移送方向が逆に
なるように構成することが好ましい。そして、搬送機構
40の往路40aおよび復路40bの移送方向の一方の
端部にカセット20を往路40aから復路40bに下降
して、復路40bに移送させる下降リフタ60を備え
る。また、下降リフタ60を設けた搬送機構40の他端
にカセット20を復路40bから往路40aに上昇させ
て、往路40aに移送させる上昇リフタ61を備える。
【0016】一方、ホッパ11は、プラスチックコイン
1をカセット20の開口部21に落とし込むダンパ12
をその下部に備えている。このダンパ12は、カセット
20の開口部21の孔位置にあわせてプラスチックコイ
ン1を落とし込む機構を備えている。更に供給機構10
は、ダンパ12からカセット20に落とし込まれたプラ
スチックコイン1がカセット20の開口部21に確実に
保持されるような揺動機構30を備えている(図1に図
示せず)。具体的には図3にその概念図を示すように、
ホッパ11の下部に位置する該カセット20を保持する
保持具31を備えている。そして、この保持具31を介
してカセット20に揺動(振動)を与える揺動源32を
備えている。
【0017】つまり揺動源32による揺動(振動)が保
持具31を介してカセット20全体に伝達される。そし
て開口部21に保持されなかったプラスチックコイン1
に対して揺動(振動)が与えられる。このため、プラス
チックコイン1が保持されていない開口部21へプラス
チックコイン1を移動させて保持させることができる。
【0018】もちろん図3に示すように側方から保持具
31でカセット20を支持する方式に限らず、例えば、
カセット20の下方および/または上方などから該カセ
ット20に振動を与える方式としてもよい。また、カセ
ット20の開口部21に、プラスチックコイン1の保持
の有無を確認する圧力センサ(図示せず)を備えるよう
構成してもよい。
【0019】一方、ホッパ11から落とし込まれたプラ
スチックコイン1は、開口部21に不完全に保持される
場合も考えられる。このため供給機構10は、不完全に
保持されたプラスチックコイン1を正しく開口部21に
保持させるため、搬送機構40の往路40aの上面側お
よび下面側に配置され、往路40aの移送方向に直交す
る方向に回転軸を固定したホイルローラ13を備えてい
る。具体的には図4に示すようにホイルローラ13がプ
ラスチックコイン1を保持したカセット20を上面側お
よび下面側から挟み込むことによって、プラスチックコ
イン1を正しく開口部21に保持させることが可能とな
る。
【0020】次に前記供給機構10によってカセット2
0に収納されたプラスチックコイン1は、搬送機構40
の往路40aによって洗浄機構50へ移送される。この
洗浄機構50は、プラスチックコイン1へ洗浄薬液貯留
部55および/または薬液タンク56に蓄えられた洗浄
薬液51を吹き付けるポンプ52aとノズル53aとを
備えている。あるいは、ポンプ52bおよびノズル53
bによってプラスチックコイン1に洗浄薬液51を塗布
した後、その表面の汚れを拭うブラシまたはローラ54
を備える構成としてもよい。
【0021】尚、洗浄薬液51としては、例えば界面活
性剤入り苛性ソーダ/電解アルカリ水を用いるようにす
ればよい。そして、上記洗浄薬液51を受け取る洗浄薬
液受け皿56がカセット20の下部に設けられている。
洗浄薬液受け皿56で受け取られた洗浄薬液51は洗浄
機構50の下部に備えられた洗浄薬液貯留部55に送ら
れ、上記プラスチックコイン1を洗浄した洗浄薬液51
を回収すると共に、洗浄薬液51をプラスチックコイン
1の洗浄に再利用する。
【0022】また、洗浄機構50内の搬送機構40の往
路40aの終端部は、搬送機構40の往路40a上のカ
セット20を搬送機構40の復路40b上に下降させる
下降リフタ60を備える。次に洗浄機構50で洗浄を終
えたカセット20に保持されたプラスチックコイン1
は、搬送機構40の復路40b上を移送され、乾燥機構
70へ至る。この乾燥機構70の乾燥室71は、この復
路40b上に設けられると共に、乾燥室71に温風を送
り込む温風送出部72が備えられている。
【0023】乾燥機構70で乾燥を終えたプラスチック
コイン1が収納されたカセット20は、搬送機構40の
復路40b上を着脱機構80へ移送される。この着脱機
構80は、搬送機構40の復路40b上に例えば、カセ
ット20の開口部21に合わせた凸部を有するローラ形
状をなす着脱ローラ81を備えている。そして、着脱ロ
ーラ81は搬送機構40の復路40bの移送方向と直交
する方向にその回転軸を配し、カセット20の開口部2
1の孔位置と着脱ローラ81に設けられた凸部とが合う
ように回転され、カセット20からプラスチックコイン
1が取り外される。そして取り外されたプラスチックコ
イン1を収納するため、着脱ローラ81の下部に、該プ
ラスチックコイン1を収納する収納箱82を備える。
【0024】一方、プラスチックコイン1が取り外され
たカセット20は、搬送機構40によって搬送機構40
の復路40bの端部へ移送される。そして、搬送機構4
0の復路40bの端部へ到達したカセット20を搬送機
構40の下段側の復路40bから搬送機構40の上段の
往路40aへ上昇させるための上昇リフタ61が備えら
れている。
【0025】尚、図1では、洗浄機構50を分かりやす
くするため洗浄機構50全体を収納する構造体を省略し
て描いている(破線部)。さて、このように構成された
プラスチックコイン洗浄装置は、最初にホッパ11に使
用済みのプラスチックコイン1が供給される。そして、
このプラスチックコイン1を洗浄機構50へ送るため、
ホッパ11の下部に設けられたダンパ12を開放する。
するとカセット20上にプラスチックコイン1が落とし
込まれる。そして、カセット20上に落とし込まれたプ
ラスチックコイン1は、カセット20の開口部21に保
持される。このとき、カセット20の開口部21にプラ
スチックコイン1の保持漏れがないように図3に示す揺
動機構30によって、揺動(振動)が与えられる。つま
り、保持できなかったプラスチックコイン1は揺動源3
2の振動によってカセット20上を移動することにな
る。すると、プラスチックコイン1はカセット上を移動
して、プラスチックコイン1が保持されていない開口部
21へ移動し、開口部21に保持される。
【0026】そしてプラスチックコイン1が保持された
カセット20は無軌道コンベヤまたはローラコンベアな
どの搬送機構40によって、洗浄機構50へ送られる。
このときプラスチックコイン1の洗浄に先立ち、ホイル
ローラ13によってプラスチックコイン1がカセット2
0に確実に保持されるよう調整される。このホイルロー
ラ13は、たとえば図4に示すようにプラスチックコイ
ン1がカセット20の開口部21に斜めに保持された場
合、ホイルローラ13によって、その保持姿態が正しく
なるよう修正される。
【0027】このカセット20に保持されたプラスチッ
クコイン1は、洗浄機構50へ搬送される。そして洗浄
薬液51をノズル53aからプラスチックコイン1に吹
き付けて洗浄する。このとき、洗浄機構50で用いられ
る洗浄薬液51は、洗浄液受け取り皿56で回収され、
洗浄機構50の下部の設けられた洗浄薬液貯留部55に
蓄えられ洗浄用の薬液として循環利用される。
【0028】また、プラスチックコイン1の別の洗浄手
段としては、洗浄機構50に備えられたノズル53bか
らプラスチックコイン1へ洗浄薬液51を塗布または吹
き付ける。そして、図5に示すようにプラスチックコイ
ン1の表裏をブラシまたはローラ54が回転することに
よってプラスチックコイン1の汚れを落とすように構成
してもよい。
【0029】上述のように本発明のコイン洗浄装置によ
れば、洗浄薬液51を用いてプラスチックコイン1を洗
浄するので、振動や熱に弱いプラスチックコイン1にダ
メージを与えず連続洗浄することが可能となる点に大き
な特徴がある。尚、洗浄機構50は上述の洗浄手段を複
数組み合わせた構成としてもよい。次に洗浄されたプラ
スチックコイン1を保持しているカセット20は、洗浄
機構50から搬送機構40によって搬出され、乾燥室7
1へ送られる。この乾燥室71に温風送出部72が備え
られており、カセット20と共にプラスチックコイン1
が乾燥される。
【0030】そして乾燥を終えたプラスチックコイン1
は着脱ローラ81によって着脱され、収納箱82に収納
される。以後、カセット20は上昇リフタ61によって
昇降され、ホッパ11からプラスチックコイン1を受け
取り、洗浄動作を繰り返す。尚、本発明が次に特徴とす
る点は、洗浄機構50は1種類の洗浄薬液に限ることな
く、必要に応じて数種類の洗浄薬液を供給できるように
構成可能なことである。この場合、複数段の洗浄機構を
設け、例えばアルカリ洗浄と滅菌洗浄および仕上げ洗浄
を組み合わせるようすることで効果的なプラスチックコ
イン1の洗浄を可能とすることができる。
【0031】また、洗浄機構50において、プラスチッ
クコイン1を洗浄した洗浄薬液51は、洗浄機構50の
下部に設けられた洗浄薬液貯留部55に蓄えられ、プラ
スチックコイン1の洗浄に再利用される。このため洗浄
薬液貯留部55にpH計、ORP(Oxidation Reductio
n Potential:酸化還元電位)計、電気伝導度計、液面
計などの計測用のセンサを設けるとよい。そして、セン
サで計測された洗浄薬液51の濃度を備え付けられた薬
液タンク56に蓄えられている薬液を適宜注入する等し
て調整することで最適な洗浄薬液となるよう制御するこ
とが好ましい。
【0032】更にプラスチックコイン1の汚損の程度に
よっては、カセット20の搬送速度を調整して、最適な
洗浄を行わせる構成としてもよい等、本発明はその趣旨
を逸脱しない範囲で種々実現することができる。このよ
うにICチップが埋め込まれたプラスチックコイン1を
洗浄する際、超音波による衝撃(振動)を与えず、また
熱水を用いることなく、洗浄薬液を用いて自動的にプラ
スチックコイン1を洗浄および乾燥させることが極めて
効率的に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプラスチッ
クコイン洗浄装置によれば、ホッパ11にプラスチック
コイン1を投入することでプラスチックコイン1が洗浄
薬液によって自動洗浄される。このため、人手を掛ける
ことなく洗浄することができる。また、プラスチックコ
イン1の洗浄に超音波や電磁波、あるいは熱などによっ
ていないためプラスチックコイン1にダメージを与える
ことがない。更に数種類の洗浄薬液を供給し、効率的に
連続洗浄することが可能である等の実用上多大なる効果
が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコイン洗浄装置の概
略構成を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係るカセットの概略構成
を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係るコイン洗浄装置の揺
動部の概略構成を示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係るコイン洗浄装置のホ
イルローラの動作を示す概略構成図。
【図5】本発明の一実施形態に係るコイン洗浄装置の洗
浄機構を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 プラスチックコイン 10 供給機構 11 ホッパ 12 ダンパ 13 ホイルローラ 20 カセット 21 開口部 22 保持機構 30 揺動機構 32 揺動源 40 搬送機構 50 洗浄機構 54 ローラ 70 乾燥機構 72 温風送出部 80 着脱機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L Fターム(参考) 2C005 MA28 MA40 RA00 RA30 3B116 AA03 AB16 AB44 BA02 BA15 BB22 CC03 CD22 3B201 AA03 AB16 AB44 BA02 BA15 BB09 BB22 BB92 BB94 CB11 CC12 CD22 5B058 YA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップを埋め込んだプラスチックコ
    インを搬送して薬液洗浄することを特徴とするコイン洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 ICチップを埋め込んだプラスチックコ
    インを収納する複数の開口部を有するカセットと、 このカセットを洗浄部に搬送する搬送機構と、 洗浄部に搬送されたカセットに収納されているプラスチ
    ックコインを薬液を用いて、または薬液と共に物理的手
    段を用いて洗浄する洗浄手段とを具備したことを特徴と
    するコイン洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ICチップを埋め込んだプラスチックコ
    インを収納する複数の開口部を有するカセットと、 このカセット上にプラスチックコインを落とし込むホッ
    パと、 前記カセット上に落とし込まれたプラスチックコインを
    前記複数の開口部にそれぞれ収納するコイン収納手段
    と、 前記各開口部にプラスチックコインを収納した前記カセ
    ットを洗浄部に搬送する搬送機構と、 洗浄部に搬送されたカセットに収納されているプラスチ
    ックコインを薬液を用いて、または薬液と共に物理的手
    段を用いて洗浄する洗浄手段とを具備したことを特徴と
    するコイン洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄手段は、プラスチックコインに
    薬液を吹き付けて、またはプラスチックコインに薬液を
    塗布した後にその表面をブラシまたはローラにより拭う
    ものである請求項1〜3のいずれかに記載のコイン洗浄
    装置。
  5. 【請求項5】 前記カセットは、複数枚のプラスチック
    コインを1枚ずつ収納する円形の複数の開口部を横並び
    に配列したものである請求項2または3に記載のコイン
    洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部は、プラスチックコインをそ
    の周縁にて弾性保持する保持機構を備えたものである請
    求項5に記載のコイン洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記コイン収納手段は、前記カセットを
    揺動させて複数の開口部にプラスチックコインを1枚ず
    つ嵌め込むものである請求項3に記載のコイン洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかに記載のコイン
    洗浄装置において、 洗浄したコインを乾燥させる乾燥手段を備えたことを特
    徴とするコイン洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2に記載のコイン洗浄装
    置において、 洗浄したコインを前記カセットから排出する排出機構を
    備えることを特徴とするコイン洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記プラスチックコインの薬液洗浄
    は、アルカリ洗浄、滅菌洗浄、仕上げ洗浄の順に実行さ
    れるものである請求項1に記載のコイン洗浄装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103962333A (zh) * 2014-04-23 2014-08-06 江苏明月光电科技有限公司 一种通过式喷淋清洗机及其清洗方法

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