JP2003180418A - 装身具の中留構造 - Google Patents
装身具の中留構造Info
- Publication number
- JP2003180418A JP2003180418A JP2001385937A JP2001385937A JP2003180418A JP 2003180418 A JP2003180418 A JP 2003180418A JP 2001385937 A JP2001385937 A JP 2001385937A JP 2001385937 A JP2001385937 A JP 2001385937A JP 2003180418 A JP2003180418 A JP 2003180418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- clasp
- lock
- accessory according
- slide plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Buckles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中留を錠止するための錠止装置と、バンドの
装着方向の長さ調整をするための、バンドに連結された
スライド板を備える長さ調整装置と、から構成される装
身具の中留構造において、上下方向に薄い装身具の中留
を提供することである。 【解決手段】 中留10を錠止するための錠止装置14
と、バンドの装着方向の長さ調整をするための、バンド
に連結されたスライド板22を備える長さ調整装置15
と、から構成され、錠止装置14と、長さ調整装置15
とが平面方向に並列すること、を特徴とする中留。
装着方向の長さ調整をするための、バンドに連結された
スライド板を備える長さ調整装置と、から構成される装
身具の中留構造において、上下方向に薄い装身具の中留
を提供することである。 【解決手段】 中留10を錠止するための錠止装置14
と、バンドの装着方向の長さ調整をするための、バンド
に連結されたスライド板22を備える長さ調整装置15
と、から構成され、錠止装置14と、長さ調整装置15
とが平面方向に並列すること、を特徴とする中留。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、ブレスレ
ット、ネックレス、ベルトなどの装身具の中留に関する
ものである。
ット、ネックレス、ベルトなどの装身具の中留に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具の中留としては、特開平8
−308616号に記載された構造が知られている。当
該公報には、中留を腕時計のバンドに採用した実施例が
記載されている。その構造を図12に示す。図12にお
いて、この中留100は、上板101と、中板102
と、外板103とが、折りたたみ可能に連結されてい
る。
−308616号に記載された構造が知られている。当
該公報には、中留を腕時計のバンドに採用した実施例が
記載されている。その構造を図12に示す。図12にお
いて、この中留100は、上板101と、中板102
と、外板103とが、折りたたみ可能に連結されてい
る。
【0003】この中留100には、折りたたんだ状態
で、上板101と、一方のバンド104が連結された外
板103とを錠止する錠止装置105と、バンドの長さ
を調整するための長さ調整装置107が備えられてい
る。錠止装置105は、一対のプッシュボタン105a
と、2本のスプリング105bと、保持部材105cと
から構成され、上板101の下方側に配置されている。
ここで上下方向とは図12における上下方向を示す。
で、上板101と、一方のバンド104が連結された外
板103とを錠止する錠止装置105と、バンドの長さ
を調整するための長さ調整装置107が備えられてい
る。錠止装置105は、一対のプッシュボタン105a
と、2本のスプリング105bと、保持部材105cと
から構成され、上板101の下方側に配置されている。
ここで上下方向とは図12における上下方向を示す。
【0004】スプリング105bで付勢されたプッシュ
ボタン105aが、外板103に備えられた係合ピン1
06に係合し、中留100が錠止される。腕時計の携帯
者が、プッシュボタン105aをスプリング105bに
抗して押すと、プッシュボタン105aと係合ピン10
6とが離間し、中留100を開くことができる。長さ調
整装置107は、錠止装置105と、他方のバンド10
8に連結されたスライド板109より構成される。
ボタン105aが、外板103に備えられた係合ピン1
06に係合し、中留100が錠止される。腕時計の携帯
者が、プッシュボタン105aをスプリング105bに
抗して押すと、プッシュボタン105aと係合ピン10
6とが離間し、中留100を開くことができる。長さ調
整装置107は、錠止装置105と、他方のバンド10
8に連結されたスライド板109より構成される。
【0005】スライド板109は、錠止装置105の上
にスライド可能に配置される。スプリング105bに付
勢された錠止装置105のプッシュボタン105aの突
起105dが、スライド板109に備えられた複数ある
歯109aの一つに係合する。携帯者が、プッシュボタ
ン105aをスプリング105bに抗して押すと、プッ
シュボタン105aの突起105dとスライド板109
の歯109aが離間し、プッシュボタン105aとスラ
イド板109との係合が解除され、スライド板109が
スライド可能になる。
にスライド可能に配置される。スプリング105bに付
勢された錠止装置105のプッシュボタン105aの突
起105dが、スライド板109に備えられた複数ある
歯109aの一つに係合する。携帯者が、プッシュボタ
ン105aをスプリング105bに抗して押すと、プッ
シュボタン105aの突起105dとスライド板109
の歯109aが離間し、プッシュボタン105aとスラ
イド板109との係合が解除され、スライド板109が
スライド可能になる。
【0006】携帯者が、プッシュボタン105aを放す
と、プッシュボタン105aの突起105dが、スライ
ド板109に備えられた複数ある歯109aの一つに係
合し、スライド板109が停止する。以上の構成によ
り、この中留100はプッシュボタン105aの押圧操
作により、スライド板109をスライドさせることで簡
単にバンドの長さを調整できるという特徴がある。
と、プッシュボタン105aの突起105dが、スライ
ド板109に備えられた複数ある歯109aの一つに係
合し、スライド板109が停止する。以上の構成によ
り、この中留100はプッシュボタン105aの押圧操
作により、スライド板109をスライドさせることで簡
単にバンドの長さを調整できるという特徴がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装身具の中留100は、携帯者が装身具を携帯したまま
で長さ調整をすることができるが、長さ調整装置107
のスライド板109が、錠止装置105の上に配置され
ているため上下方向に厚くなってしまう。
装身具の中留100は、携帯者が装身具を携帯したまま
で長さ調整をすることができるが、長さ調整装置107
のスライド板109が、錠止装置105の上に配置され
ているため上下方向に厚くなってしまう。
【0008】本発明の目的は、前記問題を解決し、上下
方向に薄い長さ調整可能な装身具の中留を提供すること
である。
方向に薄い長さ調整可能な装身具の中留を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1は、「中留を錠止する錠止装置
と、バンドに連結されたスライド板を備える長さ調整装
置とから構成され、錠止装置と長さ調整装置とが、平面
方向に並列すること」を特徴とする。
めに、本発明の請求項1は、「中留を錠止する錠止装置
と、バンドに連結されたスライド板を備える長さ調整装
置とから構成され、錠止装置と長さ調整装置とが、平面
方向に並列すること」を特徴とする。
【0010】この請求項1の構成により、錠止装置と長
さ調整装置が上下方向に配置されている構造に比べて、
上下方向に薄い装着方向の長さ調整可能な装身具の中留
を提供することができる。
さ調整装置が上下方向に配置されている構造に比べて、
上下方向に薄い装着方向の長さ調整可能な装身具の中留
を提供することができる。
【0011】本発明の請求項2は、「錠止装置の上面の
延長面と、錠止装置の下面の延長面との間の空間内に、
長さ調整装置のスライド板の少なくとも一部が含まれる
こと」を特徴とする。
延長面と、錠止装置の下面の延長面との間の空間内に、
長さ調整装置のスライド板の少なくとも一部が含まれる
こと」を特徴とする。
【0012】この請求項2の構成により、平面方向に並
列した錠止装置と長さ調整装置のスライド板が上下方向
にずれていても、上記の空間内に長さ調整装置のスライ
ド板の少なくとも一部が含まれれば、錠止装置と長さ調
整装置のスライド板が上下方向に配置されている構造に
比べて、上下方向の厚みが薄い中留を提供することがで
きる。
列した錠止装置と長さ調整装置のスライド板が上下方向
にずれていても、上記の空間内に長さ調整装置のスライ
ド板の少なくとも一部が含まれれば、錠止装置と長さ調
整装置のスライド板が上下方向に配置されている構造に
比べて、上下方向の厚みが薄い中留を提供することがで
きる。
【0013】本発明の請求項3は、「長さ調整装置が、
調整プッシュボタンと、調整プッシュボタンを付勢する
弾性手段と、スライド板の滑動を止めるように、弾性手
段によって付勢された調整プッシュボタンとスライド板
とを係合させる係合手段と、調整プッシュボタンとスラ
イド板との係合箇所が複数あること」を特徴とする。
調整プッシュボタンと、調整プッシュボタンを付勢する
弾性手段と、スライド板の滑動を止めるように、弾性手
段によって付勢された調整プッシュボタンとスライド板
とを係合させる係合手段と、調整プッシュボタンとスラ
イド板との係合箇所が複数あること」を特徴とする。
【0014】この請求項3の構成により、携帯者が、調
整プッシュボタンを弾性手段の付勢に抗して押圧するこ
とで、調整プッシュボタンとスライド板との係合を解除
することができる。携帯者が、調整プッシュボタンとス
ライド板との係合を解除すると、スライド板をスライド
させることができる。携帯者が、スライド板をスライド
させた後、調整プッシュボタンを放すと、調整プッシュ
ボタンとスライド板とが、弾性手段によって付勢され
て、別の係合箇所に係合する。よって、携帯者は、装身
具を携帯したまま簡単にバンドの長さを調整することが
できる。
整プッシュボタンを弾性手段の付勢に抗して押圧するこ
とで、調整プッシュボタンとスライド板との係合を解除
することができる。携帯者が、調整プッシュボタンとス
ライド板との係合を解除すると、スライド板をスライド
させることができる。携帯者が、スライド板をスライド
させた後、調整プッシュボタンを放すと、調整プッシュ
ボタンとスライド板とが、弾性手段によって付勢され
て、別の係合箇所に係合する。よって、携帯者は、装身
具を携帯したまま簡単にバンドの長さを調整することが
できる。
【0015】本発明の請求項4は、「錠止装置に、錠止
プッシュボタンを含むこと」を特徴とする。
プッシュボタンを含むこと」を特徴とする。
【0016】本発明の請求項5は、「係合手段が、調整
プッシュボタンに備えられた突起部と、スライド板に備
えられた複数の歯型からなること」を特徴とする。
プッシュボタンに備えられた突起部と、スライド板に備
えられた複数の歯型からなること」を特徴とする。
【0017】本発明の請求項6は、「突起部が、調整プ
ッシュボタンに螺合されるネジからなること」を特徴と
する。この請求項5、6の構成により、簡単な構造で係
合手段を提供することができる。
ッシュボタンに螺合されるネジからなること」を特徴と
する。この請求項5、6の構成により、簡単な構造で係
合手段を提供することができる。
【0018】本発明の請求項7は、「調整プッシュボタ
ンに、弾性手段を案内する案内凹部を備えたこと」を特
徴とする。
ンに、弾性手段を案内する案内凹部を備えたこと」を特
徴とする。
【0019】この請求項7の構成により、中留の組み立
て作業者が弾性手段を調整プッシュボタンの案内凹部に
配置することで、弾性手段が案内凹部に係合する。弾性
手段が案内凹部に係合すると、弾性手段が調整プッシュ
ボタンに対して落ち着き、組立作業が簡単になる。
て作業者が弾性手段を調整プッシュボタンの案内凹部に
配置することで、弾性手段が案内凹部に係合する。弾性
手段が案内凹部に係合すると、弾性手段が調整プッシュ
ボタンに対して落ち着き、組立作業が簡単になる。
【0020】本発明の請求項8は、「案内凹部が、調整
プッシュボタンに備えられた有底孔からなること」を特
徴とする。この請求項8の構成により、簡単な構造で案
内凹部を提供することができる。
プッシュボタンに備えられた有底孔からなること」を特
徴とする。この請求項8の構成により、簡単な構造で案
内凹部を提供することができる。
【0021】本発明の請求項9は、「弾性手段が、バネ
棒からなること」を特徴とする。この請求項9の構成に
より、簡単な構造で弾性手段を提供することができる。
棒からなること」を特徴とする。この請求項9の構成に
より、簡単な構造で弾性手段を提供することができる。
【0022】本発明の請求項10は、「歯型が、平面視
でくし歯、ラチェット歯、方形歯のいずれか一つである
こと」を特徴とする。
でくし歯、ラチェット歯、方形歯のいずれか一つである
こと」を特徴とする。
【0023】本発明の請求項11は、「錠止プッシュボ
タンと、調整プッシュボタンを見分けるための識別手段
を備えたこと」を特徴とする。
タンと、調整プッシュボタンを見分けるための識別手段
を備えたこと」を特徴とする。
【0024】この請求項11の構成により、携帯者が、
錠止プッシュボタンと調整プッシュボタンを簡単に見分
けることができる。
錠止プッシュボタンと調整プッシュボタンを簡単に見分
けることができる。
【0025】本発明の請求項12は、「識別手段に、錠
止プッシュボタンと、調整プッシュボタンの形状が異な
ること」を特徴とする。
止プッシュボタンと、調整プッシュボタンの形状が異な
ること」を特徴とする。
【0026】本発明の請求項13は、「識別手段に、錠
止プッシュボタンと、調整プッシュボタンの色調が異な
ること」を特徴とする。この請求項12、13の構成に
より、携帯者が、錠止プッシュボタンと、調整プッシュ
ボタンの見分けが簡単にできる。
止プッシュボタンと、調整プッシュボタンの色調が異な
ること」を特徴とする。この請求項12、13の構成に
より、携帯者が、錠止プッシュボタンと、調整プッシュ
ボタンの見分けが簡単にできる。
【0027】本発明の請求項14は、「長さ調整装置
に、上板に取付けられたカバーを被装したこと」を特徴
とする。この請求項14の構成により、長さ調整装置が
外から見えない。
に、上板に取付けられたカバーを被装したこと」を特徴
とする。この請求項14の構成により、長さ調整装置が
外から見えない。
【0028】本発明の請求項15は、「三つ折れ構造の
中留であること」を特徴とする。
中留であること」を特徴とする。
【0029】本発明の請求項16は、「観音開き構造の
中留であること」を特徴とする。
中留であること」を特徴とする。
【0030】本発明の請求項17は、「シングルロック
構造の中留であること」を特徴とする。この請求項1
5、16、17の構成により、さまざまな構造の中留に
本発明を適用することができる。
構造の中留であること」を特徴とする。この請求項1
5、16、17の構成により、さまざまな構造の中留に
本発明を適用することができる。
【発明の実施の形態】(実施の形態1)
【0031】以下図面を用いて本発明の実施の形態1を
説明する。図1は本発明の時計の実施の形態1の組立
図、図2は本発明の時計の実施の形態1の別の組立図、
図3は本発明の時計の実施の形態1の分解図、図4は本
発明の時計の実施の形態1の組立断面図、図5は本発明
の時計の実施の形態1の別の組立断面図、図6は本発明
の時計の実施の形態1の第一の動作断面図、図7は本発
明の時計の実施の形態1の第二の動作断面図、図8は本
発明の時計の実施の形態1の第三の動作断面図、図9は
本発明の時計の実施の形態1の第四の動作断面図、図1
0は本発明の時計の実施の形態1の部品図、図11は本
発明の時計の実施の形態1の別の部品図である。
説明する。図1は本発明の時計の実施の形態1の組立
図、図2は本発明の時計の実施の形態1の別の組立図、
図3は本発明の時計の実施の形態1の分解図、図4は本
発明の時計の実施の形態1の組立断面図、図5は本発明
の時計の実施の形態1の別の組立断面図、図6は本発明
の時計の実施の形態1の第一の動作断面図、図7は本発
明の時計の実施の形態1の第二の動作断面図、図8は本
発明の時計の実施の形態1の第三の動作断面図、図9は
本発明の時計の実施の形態1の第四の動作断面図、図1
0は本発明の時計の実施の形態1の部品図、図11は本
発明の時計の実施の形態1の別の部品図である。
【0032】本発明の装身具の中留10は、上板11
と、中板12と、外板13と、から構成される三つ折れ
構造の中留10として示される。この中留10は、折り
たたまれた閉じた位置で中留10を錠止する錠止装置1
4と、バンドに連結されたスライド板22を備える長さ
調整装置15とを備える。
と、中板12と、外板13と、から構成される三つ折れ
構造の中留10として示される。この中留10は、折り
たたまれた閉じた位置で中留10を錠止する錠止装置1
4と、バンドに連結されたスライド板22を備える長さ
調整装置15とを備える。
【0033】錠止装置14は、2個の錠止プッシュボタ
ン16と、2本のコイルバネ17と、2個のネジ18
と、錠止プッシュボタン16を保持するための保持部材
19から構成される。長さ調整装置15は、2個の調整
プッシュボタン20と、調整プッシュボタン20を付勢
するための付勢用バネ棒21と、スライド板22と、長
さ調整装置カバー23と、長さ調整装置カバー23を上
板11に取付けるためのバネ棒24とから構成される。
ン16と、2本のコイルバネ17と、2個のネジ18
と、錠止プッシュボタン16を保持するための保持部材
19から構成される。長さ調整装置15は、2個の調整
プッシュボタン20と、調整プッシュボタン20を付勢
するための付勢用バネ棒21と、スライド板22と、長
さ調整装置カバー23と、長さ調整装置カバー23を上
板11に取付けるためのバネ棒24とから構成される。
【0034】詳しくは、本発明の中留10を構成する上
板11は、略長方形の平面部11aの長手方向の2辺か
ら下方に向けて垂下した、対向する壁部11bが備えら
れて、断面U字型に形成されている。ここで上下方向と
は、図2から図5における上下方向を示す。
板11は、略長方形の平面部11aの長手方向の2辺か
ら下方に向けて垂下した、対向する壁部11bが備えら
れて、断面U字型に形成されている。ここで上下方向と
は、図2から図5における上下方向を示す。
【0035】対向するそれぞれの壁部11bの上下方向
における中程には、対向するそれぞれの壁部11bの一
方側から、四角窓からなる第一の窓11c、丸孔からな
る第一の孔11d、第一の窓に比べて長手方向に長い四
角窓からなる第二の窓11e、丸孔からなる第二の孔1
1fの順に配置される。ここで一方とは、図1から図3
および図5における左側を言う。
における中程には、対向するそれぞれの壁部11bの一
方側から、四角窓からなる第一の窓11c、丸孔からな
る第一の孔11d、第一の窓に比べて長手方向に長い四
角窓からなる第二の窓11e、丸孔からなる第二の孔1
1fの順に配置される。ここで一方とは、図1から図3
および図5における左側を言う。
【0036】対向するそれぞれの壁部11bの下方両端
部は、携帯者の皮膚に当たった際に怪我をしにくいよう
に、R形状に形成されている。中板12は、長手方向に
大きな円弧をもった略板材から形成されている。ここ
で、長手方向、短手方向とは、それぞれバンドにおける
長手方向、短手方向を言う。
部は、携帯者の皮膚に当たった際に怪我をしにくいよう
に、R形状に形成されている。中板12は、長手方向に
大きな円弧をもった略板材から形成されている。ここ
で、長手方向、短手方向とは、それぞれバンドにおける
長手方向、短手方向を言う。
【0037】中板12の長手方向一方端には、連結ピン
25を巻着可能な一方の連結ピン保持部26が形成され
ている。中板12の長手方向他方端には、連結ピン27
を巻着可能な他方の連結ピン保持部28が形成されてい
る。ここで他方とは、図1から図3および図5における
右側を言う。中板12は、他方の連結ピン保持部28が
上板11の第二の孔11fの位置に配置され、連結ピン
27により上板11に回動可能に連結される。
25を巻着可能な一方の連結ピン保持部26が形成され
ている。中板12の長手方向他方端には、連結ピン27
を巻着可能な他方の連結ピン保持部28が形成されてい
る。ここで他方とは、図1から図3および図5における
右側を言う。中板12は、他方の連結ピン保持部28が
上板11の第二の孔11fの位置に配置され、連結ピン
27により上板11に回動可能に連結される。
【0038】外板13は、長手方向に大きな円弧をもっ
た略板材から形成されている。外板13の長手方向一方
端には、連結ピン25を巻着可能な一方の連結ピン保持
部29が短手方向両端に対向するように形成されてい
る。外板13の長手方向他方端には、連結ピン30を巻
着可能な他方の連結ピン保持部31が形成されている。
た略板材から形成されている。外板13の長手方向一方
端には、連結ピン25を巻着可能な一方の連結ピン保持
部29が短手方向両端に対向するように形成されてい
る。外板13の長手方向他方端には、連結ピン30を巻
着可能な他方の連結ピン保持部31が形成されている。
【0039】外板13の上面には、係合ピン32が植設
されている。外板13の一方の連結ピン保持部29と、
中板12の一方の連結ピン保持部26とに挿入された連
結ピン25により、外板13と中板12とが回動可能に
連結されている。外板13の他方の連結ピン保持部31
に挿入された連結ピン30により、外板13と他方のバ
ンド33とが連結されている。
されている。外板13の一方の連結ピン保持部29と、
中板12の一方の連結ピン保持部26とに挿入された連
結ピン25により、外板13と中板12とが回動可能に
連結されている。外板13の他方の連結ピン保持部31
に挿入された連結ピン30により、外板13と他方のバ
ンド33とが連結されている。
【0040】係合ピン32は、円柱状の軸部32aと、
係合ピン32上方端に軸部32aより径大に形成された
頭部32bと、下部に軸部32aより径大に形成された
底部32cと、下方端に円柱状の嵌合部32dが備えら
れている。係合ピン32は、嵌合部32dを外板13に
形成された嵌合孔13aに嵌合された後、係合ピン32
の端部がかしめられ、外板13に植設される。
係合ピン32上方端に軸部32aより径大に形成された
頭部32bと、下部に軸部32aより径大に形成された
底部32cと、下方端に円柱状の嵌合部32dが備えら
れている。係合ピン32は、嵌合部32dを外板13に
形成された嵌合孔13aに嵌合された後、係合ピン32
の端部がかしめられ、外板13に植設される。
【0041】図2では、係合ピン32と外板13が、か
しめにより植設されているが、その方法は接着、溶接な
ど特にこだわらない。図2には、中板12と外板13
が、略板状に形成され上下方向に重なった構造が示され
ているが、中板(図示せず)と外板(図示せず)がそれ
ぞれ、板材(図示せず)と略枠材(図示せず)に形成さ
れて、並列に配置されてもかまわない。
しめにより植設されているが、その方法は接着、溶接な
ど特にこだわらない。図2には、中板12と外板13
が、略板状に形成され上下方向に重なった構造が示され
ているが、中板(図示せず)と外板(図示せず)がそれ
ぞれ、板材(図示せず)と略枠材(図示せず)に形成さ
れて、並列に配置されてもかまわない。
【0042】本発明の中留10の錠止装置14を構成す
る錠止プッシュボタン16は、図3に示すように一方端
に押部16aが形成され、他方端に切欠状の係合部16
bが形成される。錠止プッシュボタン16の押部16a
は、携帯者が指で触っても怪我をしないように、各稜線
および各角は、面取りやR形状に形成されている。錠止
プッシュボタン16の押部16aと係合部16bの間に
は、一方側に開口部16cが備えられた切欠溝16dが
形成される。
る錠止プッシュボタン16は、図3に示すように一方端
に押部16aが形成され、他方端に切欠状の係合部16
bが形成される。錠止プッシュボタン16の押部16a
は、携帯者が指で触っても怪我をしないように、各稜線
および各角は、面取りやR形状に形成されている。錠止
プッシュボタン16の押部16aと係合部16bの間に
は、一方側に開口部16cが備えられた切欠溝16dが
形成される。
【0043】錠止プッシュボタン16は、一方側に段状
のコイルバネ17を受ける一方側バネ受部16eと、他
方側に段状のコイルバネ17を受ける他方側バネ受部1
6fが形成されている。錠止プッシュボタン16の他方
側上面には、ネジ18が螺合されるネジ孔16gが形成
されている。錠止プッシュボタン16の押部16a断面
は、上板11の第二の窓11eを摺動可能に形成されて
いる。
のコイルバネ17を受ける一方側バネ受部16eと、他
方側に段状のコイルバネ17を受ける他方側バネ受部1
6fが形成されている。錠止プッシュボタン16の他方
側上面には、ネジ18が螺合されるネジ孔16gが形成
されている。錠止プッシュボタン16の押部16a断面
は、上板11の第二の窓11eを摺動可能に形成されて
いる。
【0044】保持部材19は、長手方向に開口部19a
が備えられた四角柱状に板材が折り曲げられて形成され
ている。開口部19aの断面は、錠止プッシュボタン1
6が長手方向に摺動可能な形状に形成されている。図3
には、保持部材19が広面積面を底面に、横たわるよう
に図示されている。
が備えられた四角柱状に板材が折り曲げられて形成され
ている。開口部19aの断面は、錠止プッシュボタン1
6が長手方向に摺動可能な形状に形成されている。図3
には、保持部材19が広面積面を底面に、横たわるよう
に図示されている。
【0045】板材の折り曲げ方向の両端部は、上面側広
面積面の中央部で当接している。保持部材19の中央に
は、長穴状の係合ピン32が挿通可能な長穴貫通孔19
bが上下面を貫通して備えられている。保持部材19上
面には、長穴貫通孔19bを挟んで斜に2ヶ所の四角窓
19cが形成されている。保持部材19の両端開口部1
9aまでの寸法は、上板11の対向するそれぞれの壁部
11bの間に収納可能に形成されている。
面積面の中央部で当接している。保持部材19の中央に
は、長穴状の係合ピン32が挿通可能な長穴貫通孔19
bが上下面を貫通して備えられている。保持部材19上
面には、長穴貫通孔19bを挟んで斜に2ヶ所の四角窓
19cが形成されている。保持部材19の両端開口部1
9aまでの寸法は、上板11の対向するそれぞれの壁部
11bの間に収納可能に形成されている。
【0046】錠止装置14の組立作業手順は、以下の通
りである。 (1)錠止プッシュボタン16の係合部16bを、それ
ぞれ対向する錠止プッシュボタン16の開口部16cに
配置する。 (2)錠止プッシュボタン16の一方側バネ受部16e
と他方側バネ受部16fを、それぞれ対向する錠止プッ
シュボタン16の他方側バネ受部16fと一方側バネ受
部16eとの間にコイルバネ17を配置する。 (3)そのままの状態で、いずれかの錠止プッシュボタ
ン16の押部16aから保持部材19の開口部19aを
通過させて保持部材19へ挿入する。 (4)コイルバネ17に付勢されて保持部材19の開口
部19aから突出している錠止プッシュボタン16の押
部16aを指で押して、押部16aを保持部材19内に
押し込む。 (5)押部16aを保持部材19内に押し込んだ状態
で、保持部材19の四角窓19cからネジ18を通過さ
せ、錠止プッシュボタン19のネジ孔16gにネジ18
を螺合する。
りである。 (1)錠止プッシュボタン16の係合部16bを、それ
ぞれ対向する錠止プッシュボタン16の開口部16cに
配置する。 (2)錠止プッシュボタン16の一方側バネ受部16e
と他方側バネ受部16fを、それぞれ対向する錠止プッ
シュボタン16の他方側バネ受部16fと一方側バネ受
部16eとの間にコイルバネ17を配置する。 (3)そのままの状態で、いずれかの錠止プッシュボタ
ン16の押部16aから保持部材19の開口部19aを
通過させて保持部材19へ挿入する。 (4)コイルバネ17に付勢されて保持部材19の開口
部19aから突出している錠止プッシュボタン16の押
部16aを指で押して、押部16aを保持部材19内に
押し込む。 (5)押部16aを保持部材19内に押し込んだ状態
で、保持部材19の四角窓19cからネジ18を通過さ
せ、錠止プッシュボタン19のネジ孔16gにネジ18
を螺合する。
【0047】以上のように作業者が、錠止装置14を組
み立てると、錠止プッシュボタン16がコイルバネ17
に付勢されてもネジ18の頭部が保持部材19の四角窓
19cの内縁に当接するため、錠止プッシュボタン16
が保持部材19から外れない。
み立てると、錠止プッシュボタン16がコイルバネ17
に付勢されてもネジ18の頭部が保持部材19の四角窓
19cの内縁に当接するため、錠止プッシュボタン16
が保持部材19から外れない。
【0048】錠止装置14の上板11への組み込み作業
手順は、以下の通りである。 (1)錠止装置14の錠止プッシュボタン16を押し、
錠止プッシュボタン16を保持部材19の内部に収納す
る。 (2)錠止装置14を、錠止プッシュボタン16が保持
部材19から突出しないように指やピンセットなどで押
さえながら、上板11の両壁部11bの間に収納する。 (3)錠止装置14を指やピンセットで移動して、両錠
止プッシュボタン16を上板11の両壁部11bの第二
の窓11eの位置に持っていく。
手順は、以下の通りである。 (1)錠止装置14の錠止プッシュボタン16を押し、
錠止プッシュボタン16を保持部材19の内部に収納す
る。 (2)錠止装置14を、錠止プッシュボタン16が保持
部材19から突出しないように指やピンセットなどで押
さえながら、上板11の両壁部11bの間に収納する。 (3)錠止装置14を指やピンセットで移動して、両錠
止プッシュボタン16を上板11の両壁部11bの第二
の窓11eの位置に持っていく。
【0049】以上のように作業者が、錠止装置14を上
板11へ組み込むと、錠止プッシュボタン16がコイル
バネ17に付勢されて、両壁部11bの第二の窓11e
から押部16aが突出して係合するため、錠止装置14
が上板11から外れない。中留10は、折りたたむと、
外板13に植設された係合ピン32が、中板12に形成
された係合ピン32が通過可能な窓12aを通過して、
係合ピン32の軸部32aにコイルバネ17で付勢され
た錠止プッシュボタン16の係合部16bがひっかかり
錠止される。
板11へ組み込むと、錠止プッシュボタン16がコイル
バネ17に付勢されて、両壁部11bの第二の窓11e
から押部16aが突出して係合するため、錠止装置14
が上板11から外れない。中留10は、折りたたむと、
外板13に植設された係合ピン32が、中板12に形成
された係合ピン32が通過可能な窓12aを通過して、
係合ピン32の軸部32aにコイルバネ17で付勢され
た錠止プッシュボタン16の係合部16bがひっかかり
錠止される。
【0050】本発明の中留10の長さ調整装置15を構
成する調整プッシュボタン20は、図3および図4に示
すように、略直方体に形成されている。調整プッシュボ
タン20の一方端の上面には、四角柱状の係合突起20
aが備えられる。調整プッシュボタン20の他方端は、
調整押部20bが形成される。調整プッシュボタン20
の調整押部20bは、携帯者の皮膚に当たった際に怪我
をしにくいように、各稜線および各角は、面取りやR形
状に形成されている。調整プッシュボタン20の一方端
の側面20cには、有底孔からなるバネ棒受孔20dが
形成されている。
成する調整プッシュボタン20は、図3および図4に示
すように、略直方体に形成されている。調整プッシュボ
タン20の一方端の上面には、四角柱状の係合突起20
aが備えられる。調整プッシュボタン20の他方端は、
調整押部20bが形成される。調整プッシュボタン20
の調整押部20bは、携帯者の皮膚に当たった際に怪我
をしにくいように、各稜線および各角は、面取りやR形
状に形成されている。調整プッシュボタン20の一方端
の側面20cには、有底孔からなるバネ棒受孔20dが
形成されている。
【0051】調整プッシュボタン20の下面には、長手
方向に切欠溝20eが形成されている。付勢用バネ棒2
1の軸方向両端には、付勢用バネ棒21内に備えられた
コイルバネ(図示せず)に付勢され、出没可能に係着さ
れた軸部21aが備えられている。付勢用バネ棒21
が、調整プッシュボタン20を付勢する弾性手段を構成
する。
方向に切欠溝20eが形成されている。付勢用バネ棒2
1の軸方向両端には、付勢用バネ棒21内に備えられた
コイルバネ(図示せず)に付勢され、出没可能に係着さ
れた軸部21aが備えられている。付勢用バネ棒21
が、調整プッシュボタン20を付勢する弾性手段を構成
する。
【0052】バネ棒受孔20dが、調整プッシュボタン
20に備えられた、弾性手段である付勢用バネ棒21を
案内する案内凹部を構成する。この構成により、簡単な
構造で案内凹部を提供することができる。ここでは、弾
性手段に付勢用バネ棒21が使用されているが、コイル
バネ(図示せず)であってもかまわない。
20に備えられた、弾性手段である付勢用バネ棒21を
案内する案内凹部を構成する。この構成により、簡単な
構造で案内凹部を提供することができる。ここでは、弾
性手段に付勢用バネ棒21が使用されているが、コイル
バネ(図示せず)であってもかまわない。
【0053】スライド板22は、略長方形の平面部22
aを有する板材からなる。スライド板22の長手方向一
方端の中程には、連結ピン34を巻着可能な連結ピン保
持部22bが延出するように形成されている。連結ピン
保持部22bは、スライド板22の一方端の辺より外方
に、且つスライド板22の上面延長面よりも下方に位置
するように筒状に形成されている。
aを有する板材からなる。スライド板22の長手方向一
方端の中程には、連結ピン34を巻着可能な連結ピン保
持部22bが延出するように形成されている。連結ピン
保持部22bは、スライド板22の一方端の辺より外方
に、且つスライド板22の上面延長面よりも下方に位置
するように筒状に形成されている。
【0054】スライド板22の平面部22aには、平面
視でくし歯状の一対の長さの異なる歯窓22cが形成さ
れている。一対の歯窓22cは、それぞれスライド板2
2の上下面を貫通している。歯窓22cは、長い歯から
なる第一の歯22dと、短い歯からなる第二の歯22e
と、第一の歯22dと第二の歯22eとを連結している
連結部22fから構成されている。
視でくし歯状の一対の長さの異なる歯窓22cが形成さ
れている。一対の歯窓22cは、それぞれスライド板2
2の上下面を貫通している。歯窓22cは、長い歯から
なる第一の歯22dと、短い歯からなる第二の歯22e
と、第一の歯22dと第二の歯22eとを連結している
連結部22fから構成されている。
【0055】歯窓22cは、スライド板22のバンド短
手方向中央に対して、連結部22fを中心よりに線対称
に一対配置されている。第一の歯22dと第二の歯22
eは、それぞれが連結部22fより端を発している。第
一の歯22dはスライド板22の他方端側に、第二の歯
22eはスライド板22の一方端側にそれぞれ配置され
ている。
手方向中央に対して、連結部22fを中心よりに線対称
に一対配置されている。第一の歯22dと第二の歯22
eは、それぞれが連結部22fより端を発している。第
一の歯22dはスライド板22の他方端側に、第二の歯
22eはスライド板22の一方端側にそれぞれ配置され
ている。
【0056】スライド板22の連結部22f、第一の歯
22dおよび第二の歯22eは、調整プッシュボタン2
0の係合突起20aが摺動可能なように形成されてい
る。スライド板22の連結ピン保持部22bに挿入され
た連結ピン34により、スライド板22の連結ピン保持
部22bに一方のバンド35が連結される。スライド板
22の短手方向の外径寸法は、上板11の壁部11bの
間を摺動可能なように形成されている。
22dおよび第二の歯22eは、調整プッシュボタン2
0の係合突起20aが摺動可能なように形成されてい
る。スライド板22の連結ピン保持部22bに挿入され
た連結ピン34により、スライド板22の連結ピン保持
部22bに一方のバンド35が連結される。スライド板
22の短手方向の外径寸法は、上板11の壁部11bの
間を摺動可能なように形成されている。
【0057】長さ調整装置カバー23は、四角中空柱部
と、四角中空柱の長手方向一辺に略L型片が延出したよ
うな形状をしている。詳しくは、長さ調整装置カバー2
3は、断面長方形の四角柱状に板材が折り曲げて形成さ
れており、断面長方形の長手方向を2分するように仕切
り壁23aが備えられている。図3には、長さ調整装置
カバー23が広面積面を底面に、横たわるように図示さ
れている。
と、四角中空柱の長手方向一辺に略L型片が延出したよ
うな形状をしている。詳しくは、長さ調整装置カバー2
3は、断面長方形の四角柱状に板材が折り曲げて形成さ
れており、断面長方形の長手方向を2分するように仕切
り壁23aが備えられている。図3には、長さ調整装置
カバー23が広面積面を底面に、横たわるように図示さ
れている。
【0058】長さ調整装置カバー23には、底面側広面
積面の長手方向一辺から外方に延出部23bが形成され
る。長さ調整装置カバー23の延出部23bの延出方向
端部は上方に向かって壁23cが形成される。長さ調整
装置カバー23の延出部23bの長手方向両端部には、
上方に向かって折り曲げ片状の係合片23dが形成され
ている。
積面の長手方向一辺から外方に延出部23bが形成され
る。長さ調整装置カバー23の延出部23bの延出方向
端部は上方に向かって壁23cが形成される。長さ調整
装置カバー23の延出部23bの長手方向両端部には、
上方に向かって折り曲げ片状の係合片23dが形成され
ている。
【0059】延出部23bおよび壁23cの長手方向両
端は、長さ調整装置カバー23の開口部23eを含む延
出面より内側に位置している。仕切り壁23aに2分さ
れた2個の開口部23eのうち、延出部23bと離れて
いる側の開口部23eは、バネ棒36が通過可能な形状
に形成されている。
端は、長さ調整装置カバー23の開口部23eを含む延
出面より内側に位置している。仕切り壁23aに2分さ
れた2個の開口部23eのうち、延出部23bと離れて
いる側の開口部23eは、バネ棒36が通過可能な形状
に形成されている。
【0060】延出部23bと、壁23cと、壁23cと
対向する位置に配置された開口部23eの外壁23fに
より、上方に開放された摺動溝部23gが形成される。
摺動溝部23gは、調整プッシュボタン20が長手方向
に摺動可能な形状且つ、調整プッシュボタン20を上方
より収納可能なように形成されている。
対向する位置に配置された開口部23eの外壁23fに
より、上方に開放された摺動溝部23gが形成される。
摺動溝部23gは、調整プッシュボタン20が長手方向
に摺動可能な形状且つ、調整プッシュボタン20を上方
より収納可能なように形成されている。
【0061】付勢用バネ棒21の軸方向両端には、付勢
用バネ棒21内に備えられたコイルバネ(図示せず)に
付勢され、出没可能なように係着された軸部21aが備
えられている。付勢用バネ棒21が、調整プッシュボタ
ン20を付勢する弾性手段を構成する。
用バネ棒21内に備えられたコイルバネ(図示せず)に
付勢され、出没可能なように係着された軸部21aが備
えられている。付勢用バネ棒21が、調整プッシュボタ
ン20を付勢する弾性手段を構成する。
【0062】長さ調整装置15の上板11への組み込み
作業手順は、以下の通りである。 (1)スライド板22を、スライド板22の第一の歯2
2dと、上板11の両方の第一の窓11cを結んだ線が
一直線上になるようにして、上板11の下に配置する。 (2)調整プッシュボタン20を、調整プッシュボタン
20の係合突起20aを第一の歯22dに係合させなが
ら、調整押部20b側より上板11の第一の窓11cに
挿入する。 (3)付勢用バネ棒21の両端をそれぞれ両方の調整プ
ッシュボタン20のバネ棒受孔20dに挿入する。 (4)長さ調整装置カバー23の開口部23eにバネ棒
24を挿入する。 (5)長さ調整装置カバー23を、長さ調整装置カバー
23の摺動溝部23gを両方の調整プッシュボタン20
と一直線上に且つ、バネ棒24と上板11の両方の第一
の孔11dを結んだ線が一直線上になるようにして、上
板11の下に配置する。 (6)長さ調整装置カバー23を、バネ棒24の両先端
が開口部23eから突出しないように指やピンセットな
どで押さえながら、上板11の両壁部11bの間に収納
し、バネ棒24の両先端を上板11の第一の孔11dに
係合させる。 (7)両方の調整プッシュボタン20を押し、調整プッ
シュボタン20の切欠溝20eと、長さ調整装置カバー
23の係合片23dとを係合させる。
作業手順は、以下の通りである。 (1)スライド板22を、スライド板22の第一の歯2
2dと、上板11の両方の第一の窓11cを結んだ線が
一直線上になるようにして、上板11の下に配置する。 (2)調整プッシュボタン20を、調整プッシュボタン
20の係合突起20aを第一の歯22dに係合させなが
ら、調整押部20b側より上板11の第一の窓11cに
挿入する。 (3)付勢用バネ棒21の両端をそれぞれ両方の調整プ
ッシュボタン20のバネ棒受孔20dに挿入する。 (4)長さ調整装置カバー23の開口部23eにバネ棒
24を挿入する。 (5)長さ調整装置カバー23を、長さ調整装置カバー
23の摺動溝部23gを両方の調整プッシュボタン20
と一直線上に且つ、バネ棒24と上板11の両方の第一
の孔11dを結んだ線が一直線上になるようにして、上
板11の下に配置する。 (6)長さ調整装置カバー23を、バネ棒24の両先端
が開口部23eから突出しないように指やピンセットな
どで押さえながら、上板11の両壁部11bの間に収納
し、バネ棒24の両先端を上板11の第一の孔11dに
係合させる。 (7)両方の調整プッシュボタン20を押し、調整プッ
シュボタン20の切欠溝20eと、長さ調整装置カバー
23の係合片23dとを係合させる。
【0063】以上のように長さ調整装置15を上板11
へ組み込むと、長さ調整装置カバー23の開口部23e
に挿入したバネ棒24が上板11の第一の孔11dに係
合されて、長さ調整装置15が上板11から外れない。
調整プッシュボタン20は、付勢用バネ棒21により付
勢されても、長さ調整カバー23の係合片23dが、調
整プッシュボタン20の切欠溝20eに係合しているた
め、上板11の第一の窓11cから外方に抜け出さな
い。
へ組み込むと、長さ調整装置カバー23の開口部23e
に挿入したバネ棒24が上板11の第一の孔11dに係
合されて、長さ調整装置15が上板11から外れない。
調整プッシュボタン20は、付勢用バネ棒21により付
勢されても、長さ調整カバー23の係合片23dが、調
整プッシュボタン20の切欠溝20eに係合しているた
め、上板11の第一の窓11cから外方に抜け出さな
い。
【0064】第一の歯22dが第二の歯22eに比べて
歯が長く形成されているのは、付勢用バネ棒21をそれ
ぞれ両方の調整プッシュボタン20のバネ棒受孔20d
に挿入する際の作業性を考慮したものである。詳しく
は、第一の歯22dのように歯が長いと、携帯者が付勢
用バネ棒21の両端をそれぞれ両方の調整プッシュボタ
ン20のバネ棒受孔20dに挿入する際、両方の調整プ
ッシュボタン20の間隔を広くすることができる。
歯が長く形成されているのは、付勢用バネ棒21をそれ
ぞれ両方の調整プッシュボタン20のバネ棒受孔20d
に挿入する際の作業性を考慮したものである。詳しく
は、第一の歯22dのように歯が長いと、携帯者が付勢
用バネ棒21の両端をそれぞれ両方の調整プッシュボタ
ン20のバネ棒受孔20dに挿入する際、両方の調整プ
ッシュボタン20の間隔を広くすることができる。
【0065】長さ調整装置15に、上板11に取付けら
れた長さ調整装置カバー23を被装したことにより、長
さ調整装置15が外から見えない。
れた長さ調整装置カバー23を被装したことにより、長
さ調整装置15が外から見えない。
【0066】次に、長さ調整装置15による長さの調整
方法を図5から図9により説明する。図5は、携帯者が
腕時計を携帯している状態を示している。図5および図
6は、バンドの長い状態が示されている。詳しくは、長
さ調整装置15および錠止装置14が中留10の上板1
1に組み込まれ、中板12と外板13が折りたたまれ
て、外板13の係合ピン32が錠止装置14の係合部1
6bに係合されている状態が示されている。
方法を図5から図9により説明する。図5は、携帯者が
腕時計を携帯している状態を示している。図5および図
6は、バンドの長い状態が示されている。詳しくは、長
さ調整装置15および錠止装置14が中留10の上板1
1に組み込まれ、中板12と外板13が折りたたまれ
て、外板13の係合ピン32が錠止装置14の係合部1
6bに係合されている状態が示されている。
【0067】外板13に連結された他方のバンド33
は、錠止装置14に錠止され、中留10に対してバンド
長手方向に動かない。スライド板22に連結された一方
のバンド35は、スライド板22の第一の歯22dと調
整プッシュボタン20の係合突起20aに係止され、中
留10に対してバンド長手方向に動かない。
は、錠止装置14に錠止され、中留10に対してバンド
長手方向に動かない。スライド板22に連結された一方
のバンド35は、スライド板22の第一の歯22dと調
整プッシュボタン20の係合突起20aに係止され、中
留10に対してバンド長手方向に動かない。
【0068】携帯者が両方の調整プッシュボタン20を
指で押すと、図7に示されたように係合突起20aが第
一の歯20dに沿って連結部22fの他方端に移動し
て、調整プッシュボタン20とスライド板22との係合
を解除することができる。携帯者が、一方のバンド35
を介して、スライド板22を中留10方向に移動させる
と、図8に示されたように係合突起20aが連結部22
fの他方端から一方端に移動する。
指で押すと、図7に示されたように係合突起20aが第
一の歯20dに沿って連結部22fの他方端に移動し
て、調整プッシュボタン20とスライド板22との係合
を解除することができる。携帯者が、一方のバンド35
を介して、スライド板22を中留10方向に移動させる
と、図8に示されたように係合突起20aが連結部22
fの他方端から一方端に移動する。
【0069】携帯者が両方の調整プッシュボタン20か
ら指を放すと、図9に示されたように両方の調整プッシ
ュボタン20が調整バネ棒21により付勢され、係合突
起20aが別の係合箇所である第二の歯22eに係合さ
れる。係合突起20aが第二の歯22eに係合される
と、一方のバンド35は、上板11に対して押し入れら
れ、短くなった状態でバンド長さ方向に動かない。
ら指を放すと、図9に示されたように両方の調整プッシ
ュボタン20が調整バネ棒21により付勢され、係合突
起20aが別の係合箇所である第二の歯22eに係合さ
れる。係合突起20aが第二の歯22eに係合される
と、一方のバンド35は、上板11に対して押し入れら
れ、短くなった状態でバンド長さ方向に動かない。
【0070】調整プッシュボタン20に備えられた突起
部を構成する係合突起20aと、スライド板22に備え
られた複数の歯型からなる連結部22f、第一の歯22
dおよび第二の歯22eが、スライド板22の滑動を止
めるように、弾性手段によって付勢された調整プッシュ
ボタン20とスライド板22とを係合させる係合手段を
構成する。実施の形態1では、歯型の歯窓22cが平面
視でくし歯状に形成されているが、図10および図11
に示されるように、ラチェット歯(図10)、方形歯
(図11)のいずれか一つであってもかまわない。
部を構成する係合突起20aと、スライド板22に備え
られた複数の歯型からなる連結部22f、第一の歯22
dおよび第二の歯22eが、スライド板22の滑動を止
めるように、弾性手段によって付勢された調整プッシュ
ボタン20とスライド板22とを係合させる係合手段を
構成する。実施の形態1では、歯型の歯窓22cが平面
視でくし歯状に形成されているが、図10および図11
に示されるように、ラチェット歯(図10)、方形歯
(図11)のいずれか一つであってもかまわない。
【0071】実施の形態1では、係合突起20aが調整
プッシュボタン20と一体に形成されているが、係合突
起20aが調整プッシュボタン20に備えられたネジ孔
(図示せず)に螺合されるネジ(図示せず)であって
も、作用効果は変わらない。よって携帯者は、時計を携
帯した状態で第一の歯22dと第二の歯22eの長手方
向のピッチ分だけバンドを短くすることができる。
プッシュボタン20と一体に形成されているが、係合突
起20aが調整プッシュボタン20に備えられたネジ孔
(図示せず)に螺合されるネジ(図示せず)であって
も、作用効果は変わらない。よって携帯者は、時計を携
帯した状態で第一の歯22dと第二の歯22eの長手方
向のピッチ分だけバンドを短くすることができる。
【0072】反対に、携帯者が両方の調整プッシュボタ
ン20を指で押すと、図8に示されたように係合突起2
0aが第二の歯22eに沿って連結部22fの一方端に
移動する。携帯者が、一方のバンド35を介して、スラ
イド板22を中留10から離す方向に移動させると、図
7に示されたように係合突起20aが連結部22fの一
方端から他方端に移動する。
ン20を指で押すと、図8に示されたように係合突起2
0aが第二の歯22eに沿って連結部22fの一方端に
移動する。携帯者が、一方のバンド35を介して、スラ
イド板22を中留10から離す方向に移動させると、図
7に示されたように係合突起20aが連結部22fの一
方端から他方端に移動する。
【0073】携帯者が両方の調整プッシュボタン20か
ら指を放すと、図6に示されたように両方の調整プッシ
ュボタン20が調整バネ棒21により付勢され、係合突
起20aが第一の歯22aに係合される。係合突起20
aが第一の歯22aに係合されると、一方のバンド35
は長くなった状態でバンド長さ方向に動かない。
ら指を放すと、図6に示されたように両方の調整プッシ
ュボタン20が調整バネ棒21により付勢され、係合突
起20aが第一の歯22aに係合される。係合突起20
aが第一の歯22aに係合されると、一方のバンド35
は長くなった状態でバンド長さ方向に動かない。
【0074】よって携帯者は、時計を携帯した状態で第
一の歯22dと第二の歯22eのバンド長さ方向のピッ
チ分だけバンドを長くすることができる。よって、携帯
者は装身具である時計を携帯したまま簡単にバンドの長
さを調整することができる。
一の歯22dと第二の歯22eのバンド長さ方向のピッ
チ分だけバンドを長くすることができる。よって、携帯
者は装身具である時計を携帯したまま簡単にバンドの長
さを調整することができる。
【0075】図6から図9に示すように、錠止プッシュ
ボタン16と、調整プッシュボタン20の形状が異なる
ため、携帯者が、錠止プッシュボタン16と調整プッシ
ュボタン20を簡単に見分けることができる。詳しく
は、錠止プッシュボタン16の押部16aは、バンド長
手方向に長い直方体であり、調整プッシュボタン20の
調整押部20bはバンド長手方向に短い直方体であるた
め、携帯者は、錠止プッシュボタン16と、調整プッシ
ュボタン20とを簡単に見分けることができる。
ボタン16と、調整プッシュボタン20の形状が異なる
ため、携帯者が、錠止プッシュボタン16と調整プッシ
ュボタン20を簡単に見分けることができる。詳しく
は、錠止プッシュボタン16の押部16aは、バンド長
手方向に長い直方体であり、調整プッシュボタン20の
調整押部20bはバンド長手方向に短い直方体であるた
め、携帯者は、錠止プッシュボタン16と、調整プッシ
ュボタン20とを簡単に見分けることができる。
【0076】この錠止プッシュボタン16と、調整プッ
シュボタン20の形状が異なることが、錠止プッシュボ
タン16と、調整プッシュボタン20を見分けるための
識別手段を構成する。このような識別手段として、錠止
プッシュボタン16の押部16aを角柱状にし、調整プ
ッシュボタン20の調整押部20bを円柱状にするな
ど、様々な手段が考えられる。
シュボタン20の形状が異なることが、錠止プッシュボ
タン16と、調整プッシュボタン20を見分けるための
識別手段を構成する。このような識別手段として、錠止
プッシュボタン16の押部16aを角柱状にし、調整プ
ッシュボタン20の調整押部20bを円柱状にするな
ど、様々な手段が考えられる。
【0077】実施の形態1では、錠止プッシュボタン1
6と、調整プッシュボタン20の形状が異なる構成を示
しているが、他の識別手段として、それぞれのプッシュ
ボタンの押部の色調を変えてもかまわない。
6と、調整プッシュボタン20の形状が異なる構成を示
しているが、他の識別手段として、それぞれのプッシュ
ボタンの押部の色調を変えてもかまわない。
【0078】たとえば、錠止プッシュボタン16と、調
整プッシュボタン20をステンレス材で作るならば、調
整プッシュボタン20のみに金色の被膜を湿式メッキや
乾式メッキで被覆すれば良い。すると、錠止プッシュボ
タン16の押部16aの色調はステンレス材の白銀色、
調整プッシュボタン20の調整押部20bの色調は金色
となる。よって、携帯者は、錠止プッシュボタン16
と、調整プッシュボタン20を、それぞれの色調によっ
て見分けることができる。
整プッシュボタン20をステンレス材で作るならば、調
整プッシュボタン20のみに金色の被膜を湿式メッキや
乾式メッキで被覆すれば良い。すると、錠止プッシュボ
タン16の押部16aの色調はステンレス材の白銀色、
調整プッシュボタン20の調整押部20bの色調は金色
となる。よって、携帯者は、錠止プッシュボタン16
と、調整プッシュボタン20を、それぞれの色調によっ
て見分けることができる。
【0079】あるいは、錠止プッシュボタン16に黒色
被膜が被膜され、調整プッシュボタン20に金色被膜が
被膜されるなどのように、錠止プッシュボタン16と、
調整プッシュボタン20に、互いに異なる色調の被膜が
被覆されても良い。また、上記の湿式メッキや乾式メッ
キの被膜に換えて、塗装膜や印刷膜が採用されてもかま
わない。
被膜が被膜され、調整プッシュボタン20に金色被膜が
被膜されるなどのように、錠止プッシュボタン16と、
調整プッシュボタン20に、互いに異なる色調の被膜が
被覆されても良い。また、上記の湿式メッキや乾式メッ
キの被膜に換えて、塗装膜や印刷膜が採用されてもかま
わない。
【0080】さらに他の識別手段として、錠止プッシュ
ボタン16と、調整プッシュボタン20の表面仕上げ
が、互いに異なるようにしても良い。この場合、たとえ
ば、錠止プッシュボタン16の押部16aの表面が鏡面
に仕上げられ、調整プッシュボタン20の調整押部20
bの表面が梨地に仕上げられる。すると、携帯者は、外
観ばかりでなく、指に触れた感触によっても、錠止プッ
シュボタン16と、調整プッシュボタン20とを区別す
ることができる。
ボタン16と、調整プッシュボタン20の表面仕上げ
が、互いに異なるようにしても良い。この場合、たとえ
ば、錠止プッシュボタン16の押部16aの表面が鏡面
に仕上げられ、調整プッシュボタン20の調整押部20
bの表面が梨地に仕上げられる。すると、携帯者は、外
観ばかりでなく、指に触れた感触によっても、錠止プッ
シュボタン16と、調整プッシュボタン20とを区別す
ることができる。
【0081】さらに他の識別手段として、錠止プッシュ
ボタン16の押部16aと、調整プッシュボタン20の
調整押部20bとのいずれか一方に、識別表示が付けら
れても良い。この場合、たとえば、調整プッシュボタン
20の調整押部20bのみに、赤い丸点などのマーク
や、アルファベットなどの文字が付される。これらのマ
ークや文字は、印刷、塗装、湿式メッキ、乾式メッキ、
プレスによる刻印、あるいはレーザーマーキングなどの
手法で形成される。
ボタン16の押部16aと、調整プッシュボタン20の
調整押部20bとのいずれか一方に、識別表示が付けら
れても良い。この場合、たとえば、調整プッシュボタン
20の調整押部20bのみに、赤い丸点などのマーク
や、アルファベットなどの文字が付される。これらのマ
ークや文字は、印刷、塗装、湿式メッキ、乾式メッキ、
プレスによる刻印、あるいはレーザーマーキングなどの
手法で形成される。
【0082】あるいは、識別表示として、調整プッシュ
ボタン20の調整押部20bのみに、上下に貫通した穴
や、有底の凹部や、突出した凸部が機械加工によって形
成されても良い。当然のことながら、錠止プッシュボタ
ン16の押部16aと、調整プッシュボタン20の調整
押部20bとに、互いに異なる識別表示を付加してもか
まわない。すると、携帯者は、識別表示の有無、あるい
は違いによって、錠止プッシュボタン16と、調整プッ
シュボタン20とを区別することができる。
ボタン20の調整押部20bのみに、上下に貫通した穴
や、有底の凹部や、突出した凸部が機械加工によって形
成されても良い。当然のことながら、錠止プッシュボタ
ン16の押部16aと、調整プッシュボタン20の調整
押部20bとに、互いに異なる識別表示を付加してもか
まわない。すると、携帯者は、識別表示の有無、あるい
は違いによって、錠止プッシュボタン16と、調整プッ
シュボタン20とを区別することができる。
【0083】さらに他の識別手段として、錠止プッシュ
ボタン16を金属から作り、調整プッシュボタン20を
合成樹脂から作るなどのように、錠止プッシュボタン1
6と、調整プッシュボタン20の素材を異ならせても良
い。すると、携帯者は、外観ばかりではなく、指に触れ
た感触によっても、錠止プッシュボタン16と、調整プ
ッシュボタン20とを区別することができる。
ボタン16を金属から作り、調整プッシュボタン20を
合成樹脂から作るなどのように、錠止プッシュボタン1
6と、調整プッシュボタン20の素材を異ならせても良
い。すると、携帯者は、外観ばかりではなく、指に触れ
た感触によっても、錠止プッシュボタン16と、調整プ
ッシュボタン20とを区別することができる。
【0084】さらにまた、すでに知られた技術である
が、錠止プッシュボタンを1つにすることもできる。す
ると錠止プッシュボタンの押部は1個、調整プッシュボ
タンの調整押部は2個となるため、携帯者は、数の違い
により錠止プッシュボタンと、調整プッシュボタンとを
区別することができる。これも、当然のことながら、錠
止プッシュボタンの押部を2個、調整プッシュボタンの
調整押部を1個としてもかまわない。
が、錠止プッシュボタンを1つにすることもできる。す
ると錠止プッシュボタンの押部は1個、調整プッシュボ
タンの調整押部は2個となるため、携帯者は、数の違い
により錠止プッシュボタンと、調整プッシュボタンとを
区別することができる。これも、当然のことながら、錠
止プッシュボタンの押部を2個、調整プッシュボタンの
調整押部を1個としてもかまわない。
【0085】上記のような、形状違いによる識別手段、
色調違いによる識別手段、表面仕上げ違いによる識別手
段、識別表示による識別手段、素材違いによる識別手
段、および数の違いによる識別手段うち、それぞれ別個
に実施してもかまわないが、2つ以上を組合せて実施す
ることも可能である。
色調違いによる識別手段、表面仕上げ違いによる識別手
段、識別表示による識別手段、素材違いによる識別手
段、および数の違いによる識別手段うち、それぞれ別個
に実施してもかまわないが、2つ以上を組合せて実施す
ることも可能である。
【0086】実施の形態1では、バンドの長手方向に第
一の歯22d、第二の歯22eと、調整プッシュボタン
20とスライド板22との係合箇所が複数である2本の
溝が備えられているが、溝の本数は2本以上であれば特
に制限されない。
一の歯22d、第二の歯22eと、調整プッシュボタン
20とスライド板22との係合箇所が複数である2本の
溝が備えられているが、溝の本数は2本以上であれば特
に制限されない。
【0087】錠止装置14と長さ調整装置15は平面方
向に並列に配置されているため、錠止装置105と長さ
調整装置107のスライド板109が上下方向に配置さ
れている構造に比べて、上下方向の厚みが薄い中留を提
供することができる。
向に並列に配置されているため、錠止装置105と長さ
調整装置107のスライド板109が上下方向に配置さ
れている構造に比べて、上下方向の厚みが薄い中留を提
供することができる。
【0088】図5に示されたように、錠止装置14の上
面の延長面と、錠止装置14の下面の延長面との間の空
間内に、長さ調整装置15のスライド板22の少なくと
も一部が含まれていれば、錠止装置14と長さ調整装置
15のスライド板22が上下方向がずれていても、錠止
装置105と長さ調整装置107のスライド板109が
上下方向に配置されている構造に比べて、上下方向の厚
みが薄い中留を提供することができる。
面の延長面と、錠止装置14の下面の延長面との間の空
間内に、長さ調整装置15のスライド板22の少なくと
も一部が含まれていれば、錠止装置14と長さ調整装置
15のスライド板22が上下方向がずれていても、錠止
装置105と長さ調整装置107のスライド板109が
上下方向に配置されている構造に比べて、上下方向の厚
みが薄い中留を提供することができる。
【0089】詳しくは、図5における、錠止装置14の
上面の延長面と、錠止装置14の下面の延長面との間の
空間内に含まれる厚み寸法Lの分、錠止装置105と長
さ調整装置107のスライド板109が上下方向に配置
されている構造に比べて、上下方向の厚みが薄い中留を
提供することができる。
上面の延長面と、錠止装置14の下面の延長面との間の
空間内に含まれる厚み寸法Lの分、錠止装置105と長
さ調整装置107のスライド板109が上下方向に配置
されている構造に比べて、上下方向の厚みが薄い中留を
提供することができる。
【0090】実施の形態1には、三つ折れ構造の中留が
示されているが、観音開き構造の中留(図示せず)やシ
ングルロック構造の中留(図示せず)などさまざまな構
造の中留に本発明を適用することができる。
示されているが、観音開き構造の中留(図示せず)やシ
ングルロック構造の中留(図示せず)などさまざまな構
造の中留に本発明を適用することができる。
【0091】
【発明の効果】本発明は、上下方向に薄い長さ調整可能
な装身具の中留を提供することができる効果を奏するも
のである。
な装身具の中留を提供することができる効果を奏するも
のである。
【図1】本発明の時計の実施の形態1の組立図である。
【図2】本発明の時計の実施の形態1の別の組立図であ
る。
る。
【図3】本発明の時計の実施の形態1の分解図である。
【図4】本発明の時計の実施の形態1の組立断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の時計の実施の形態1の別の組立断面図
である。
である。
【図6】本発明の時計の実施の形態1の第一の動作断面
図である。
図である。
【図7】本発明の時計の実施の形態1の第二の動作断面
図である。
図である。
【図8】本発明の時計の実施の形態1の第三の動作断面
図である。
図である。
【図9】本発明の時計の実施の形態1の第四の動作断面
図である。
図である。
【図10】本発明の時計の実施の形態1の部品図であ
る。
る。
【図11】本発明の時計の実施の形態1の別の部品図で
ある。
ある。
【図12】従来構造の組立断面図である。
10、100 中留
11、101 上板
11a 平面部
11b 壁部
11c 第一の窓
11d 第一の孔
11e 第二の窓
11f 第二の孔
12、102 中板
13、103 外板
13a 嵌合孔
14、105 錠止装置
15、107 長さ調整装置
16 錠止プッシュボタン
16a 押部
16b 係合部
16c、19a、23e 開口部
16d 切欠溝
16e 一方側バネ受部
16f 他方側バネ受部
16g ネジ孔
17 コイルバネ
18 ネジ
19、105c 保持部材
19b 長穴貫通孔
19c 四角窓
20 調整プッシュボタン
20a 係合突起
20b 調整押部
20c 側面
20d バネ棒受孔
20e 切欠溝
21 付勢用バネ棒
21a、32a、 軸部
22、109 スライド板
22a 平面部
22b 連結ピン保持部
22c 歯窓
22d 第一の歯
22e 第二の歯
22f 連結部
23 長さ調整装置カバー
23a 仕切り壁
23b 延出部
23c 壁
23d 係合片
23f 外壁
23g 摺動溝部
24 バネ棒
25、27、30、34 連結ピン
26、29 一方の連結ピン保持部
28、31 他方の連結ピン保持部
32、106 係合ピン
32b 頭部
32c 底部
32d 嵌合部
33、108 他方のバンド
35、104 一方のバンド
105a プッシュボタン
105b スプリング
105d 突起
109a 歯
Claims (17)
- 【請求項1】 中留を錠止する錠止装置と、バンドに連
結されたスライド板を備える長さ調整装置とから構成さ
れ、錠止装置と長さ調整装置とが、平面方向に並列する
こと、を特徴とする装身具の中留構造。 - 【請求項2】 錠止装置の上面の延長面と、錠止装置の
下面の延長面との間の空間内に、長さ調整装置のスライ
ド板の少なくとも一部が含まれること、を特徴とする請
求項1に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項3】 長さ調整装置が、調整プッシュボタン
と、調整プッシュボタンを付勢する弾性手段と、スライ
ド板の滑動を止めるように、弾性手段によって付勢され
た調整プッシュボタンとスライド板とを係合させる係合
手段と、調整プッシュボタンとスライド板との係合箇所
が複数あること、を特徴とする請求項2に記載の装身具
の中留構造。 - 【請求項4】 錠止装置に、錠止プッシュボタンを含む
こと、を特徴とする請求項3に記載の装身具の中留構
造。 - 【請求項5】 係合手段が、調整プッシュボタンに備え
られた突起部と、スライド板に備えられた複数の歯型か
らなること、を特徴とする請求項3に記載の装身具の中
留構造。 - 【請求項6】 突起部が、調整プッシュボタンに螺合さ
れるネジからなること、を特徴とする請求項5に記載の
装身具の中留構造。 - 【請求項7】 調整プッシュボタンに、弾性手段を案内
する案内凹部を備えたこと、を特徴とする請求項3に記
載の装身具の中留構造。 - 【請求項8】 案内凹部が、調整プッシュボタンに備え
られた有底孔からなること、を特徴とする請求項7に記
載の装身具の中留構造。 - 【請求項9】 弾性手段が、バネ棒からなること、を特
徴とする請求項7に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項10】 歯型が、平面視でくし歯、ラチェット
歯、方形歯のいずれか一つであること、を特徴とする請
求項5に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項11】 錠止プッシュボタンと、調整プッシュ
ボタンを見分けるための識別手段を備えたこと、を特徴
とする請求項4に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項12】 識別手段に、錠止プッシュボタンと、
調整プッシュボタンの形状が異なること、を特徴とする
請求項11に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項13】 識別手段に、錠止プッシュボタンと、
調整プッシュボタンの色調が異なること、を特徴とする
請求項11に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項14】 長さ調整装置に、上板に取付けられた
カバーを被装したことを特徴とする請求項12および請
求項13に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項15】 三つ折れ構造の中留であること、を特
徴とする請求項13に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項16】 観音開き構造の中留であること、を特
徴とする請求項13に記載の装身具の中留構造。 - 【請求項17】 シングルロック構造の中留であるこ
と、を特徴とする請求項13に記載の装身具の中留構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385937A JP2003180418A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 装身具の中留構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001385937A JP2003180418A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 装身具の中留構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003180418A true JP2003180418A (ja) | 2003-07-02 |
Family
ID=27595217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001385937A Pending JP2003180418A (ja) | 2001-12-19 | 2001-12-19 | 装身具の中留構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003180418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000339A (ja) * | 2013-06-12 | 2015-01-05 | シモン・エ・メンブレ・エス アー | 装身具又は腕時計用の留め金 |
JP2017000402A (ja) * | 2015-06-10 | 2017-01-05 | カシオ計算機株式会社 | 中留及び腕時計 |
CN107713199A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-02-23 | 歌尔科技有限公司 | 一种腕带长度调节机构及一种可穿戴设备 |
-
2001
- 2001-12-19 JP JP2001385937A patent/JP2003180418A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015000339A (ja) * | 2013-06-12 | 2015-01-05 | シモン・エ・メンブレ・エス アー | 装身具又は腕時計用の留め金 |
JP2017000402A (ja) * | 2015-06-10 | 2017-01-05 | カシオ計算機株式会社 | 中留及び腕時計 |
CN107713199A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-02-23 | 歌尔科技有限公司 | 一种腕带长度调节机构及一种可穿戴设备 |
CN107713199B (zh) * | 2017-10-19 | 2024-01-26 | 歌尔科技有限公司 | 一种腕带长度调节机构及一种可穿戴设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11419396B2 (en) | Wearable device | |
US7571519B2 (en) | Device for setting the length of a bracelet, bracelet provided with such a device and watch fitted with such a bracelet | |
JP4127506B2 (ja) | 帯状装身具の長さ調節装置 | |
US10945497B2 (en) | Adjustable bracelet clasp | |
US9883722B2 (en) | Wristwatch comprising a clasp connected to the case | |
EP0760218A1 (en) | Device for fine adjustment of length of band-shaped accessory | |
US7126550B2 (en) | Clasp for bracelet incorporating an antenna and bracelet including the same | |
US9993051B2 (en) | Bracelet clasp comprising a device for adjusting the useful length of the bracelet | |
JPH02111301A (ja) | 腕輪の留金 | |
KR100538118B1 (ko) | 띠형 장신구의 중간 버클 | |
JP2008517685A (ja) | 滑り掛け金を有するブレスレットの留め金 | |
JP2017131624A (ja) | 中留、時計バンドおよび時計 | |
US20070271747A1 (en) | Clasp, accessory bracelet, and timepiece | |
JP7021305B2 (ja) | 携行型時計又は宝飾品のための調整可能なリンクを備えるブレスレット | |
KR20000064807A (ko) | 손목시계 케이스에 손목 시계 끈을 고정시키는 방법 | |
ITFI970105U1 (it) | Orologio da polso con cinturino agevolmente sostituibile e con sostegno per il piazzamento su un piano d'appoggio | |
US11051593B2 (en) | Adjustable bracelet clasp | |
JP2003180418A (ja) | 装身具の中留構造 | |
CN109077394A (zh) | 带扣以及钟表 | |
US5805535A (en) | Movable shutter for a watch | |
JP2000279217A (ja) | 長さ調節機構 | |
JPH09182609A (ja) | 環状装身具の留め金具 | |
JP3569034B2 (ja) | 観音開き型プッシュ中留構造 | |
CN116264920A (zh) | 一种带及钟表 | |
JP4370837B2 (ja) | 中留具、バンド、時計および装身具 |