JP2003180221A - 害虫捕獲容器及びそれを用いた害虫捕獲装置 - Google Patents

害虫捕獲容器及びそれを用いた害虫捕獲装置

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JP2003180221A JP2001382984A JP2001382984A JP2003180221A JP 2003180221 A JP2003180221 A JP 2003180221A JP 2001382984 A JP2001382984 A JP 2001382984A JP 2001382984 A JP2001382984 A JP 2001382984A JP 2003180221 A JP2003180221 A JP 2003180221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンタッチで形成できると共に折り畳むこと
もできる害虫捕獲容器及びそれを用いた害虫捕獲装置を
提供する。 【解決手段】 底部(3)を画成する折線を介して前面
部(4)、後面部(5)を形成する。この前面部(4)
と後面部(5)は、上記折線を折り曲げた際、間隔をあ
けて対向し、かつ上方に開口する開口部(6)を形成す
るよう折畳可能に連結されている。上記前面部(4)及
び又は後面部(5)の内側には、捕虫用粘着剤層(68)が
形成されている。また、開口部の近くには、発光ダイオ
−ド(73)が設けられている。蠅が容器内に入ると上記粘
着剤層(68)に捕獲される。使用後は、前面部(4)と後
面部(5)を折り畳んで廃棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蠅等の飛翔害虫を
捕獲できるようにした害虫捕獲容器及びそれを用いた害
虫捕獲装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蠅その他の害虫を捕獲できるようにした
各種の害虫捕獲装置が知られているが、装置が複雑な構
成であったり、捕獲した蠅等の処分が面倒だったり、取
り扱いにくいために、充分に満足すべきものは少ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
簡単に捕獲容器を形成して使用でき、蠅等を捕獲後は容
易に折りたたんで廃棄処分できるようにした害虫捕獲容
器及びそれを用いた害虫捕獲装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板に
容器の底部を画成するよう折線を形成し、該折線を介し
て前面部、後面部を設け、該折線を折曲げた際上記底部
の上方に上記前面部と後面部が間隔をあけて対向すると
共に上方に開口する開口部が形成されるよう上記前面部
と後面部を折畳可能に連結し、該前面部の内側及び又は
後面部の内側に捕虫用粘着剤層を形成した害虫捕獲容器
が提供され、使用時はワンタッチで容器を形成できると
共に使用後は簡単に折り畳んで廃棄することができ、上
記課題を解決することができる。
【0005】また、本発明によれば上記害虫捕獲容器を
使用し、内部に害虫誘引物体を収納したり、近傍に害虫
を誘引する発光ダイオ−ド等の発光源を設けて害虫を捕
獲するようにした害虫捕獲装置が提供され、効果的に害
虫を捕獲することができ、上記課題を解決することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の害虫捕獲容器(1)は、
基板を折り畳むことにより構成され、該基板は、合成樹
脂シ−ト材料や金属箔材料等で形成することもできる
が、好ましくは紙材料で形成されている。該容器(1)
の容器本体(2)は、底部(3)を画成する折線を有
し、該折線を介して前面部(4)と後面部(5)が設け
られ、上記折線を折曲げた際上記底部(3)の上方に間
隔をあけて前面部(4)と後面部(5)が対向すると共
に上方に開口する開口部(6)が形成されるよう該前面
部(4)と後面部(5)が折畳可能に構成されている。
【0007】上記の如き折畳構造は種々に形成すること
ができる。図1に示す容器本体(2)は、図2,図3に
示すように構成される。なお、以下詳述する図3〜図9
では、説明の都合上、後記する捕虫用粘着剤層等を省略
して記載してある。図2において、基板(7)のほぼ中
央には、略だ円状の底部(3)を画成するよう弧状の折
線(8),(9)が形成され、該折線(8),(9)の両端
の交点(10),(11) を結んで中央折線(12)が形成され、該
中央折線(12)により底部(3)を前面側底部(13)と後面
側底部(14)に区画している。また、図においては、前面
側底部(13)に対し後面側底部(14)を少し大きく形成して
あるが、同じ大きさに形成することもできる。
【0008】上記折線(8)の側方には外縁が弧状の前
面部(4)が形成され、また折線(9)の側方には後面
部(5)が形成されている。該前面部(4)と後面部
(5)には、上記交点(10),(11) から上記中央折線(12)
に対しそれぞれ約45度の角度で傾斜する傾斜折線(1
5),(15),(15),(15) を介して折込部(16),(16),(16),(1
6)が連設されている。また、上記後面部(5)は、上記
交点(10),(11) から延びる縦折線(17),(18) により側方
後面部(19),(19) と中央後面部(20)に区分され、さらに
上記傾斜折線(15),(15) の外方端を結ぶ外方折線(21)を
介して折返部(22)が形成されている。
【0009】また、上記基板(7)を展開した図2及び
図3(A)に示す状態から、図3(B)に示すように、
中央折線(12)で2つ折りして前面部(4)と後面部
(5)を折り重ねると共に上記折込部(16),(16)及び折
込部(16),(16)をそれぞれ重ね合せ、次に重ね合せた各
折込部を傾斜折線(15),(15) に沿って矢印(23)方向に折
り込み(同図(C))、さらに上記外方折線(21)に沿って
折返部(22)を矢印(24)方向に折り返して上記重ね合わせ
た折込部(16)上に折りかぶす(同図(D))と、図3
(E)及び同図(F)に示す如き折畳まれた容器本体
(2)が得られる。
【0010】そして、使用に際して、図3(E),(F)
の状態から上記前面部(4)と後面部(5)を離れる方
向に開口し、底部(3)の中央折線(12)を外側から内方
に谷折りすると、上記前面側底部(13)と後面側底部(14)
は容器本体の底部を押し広げるような状態で内方に入り
込み、図1に示すように前面部(4)と後面部(5)が
間隔をあけて対向し、上方に開口部(6)を有し、底部
(3)が略だ円形に内方に反り返った容器本体(2)が
得られる。
【0011】また、図1に示す状態から、上記底部
(3)の中央折線(12)を内方から外方に向けて谷折りす
ると、上記前面側底部(13)と後面側底部(14)は折り重な
り、上記前面部(4)と後面部(5)は、図3(E),
(F)に示すようにほぼ扁平に折り畳まれる。
【0012】図4,図5には、略三角形の底部(3)を
有する容器本体(2)の実施例が示されている。この容
器本体(2)の基板(24)には、図4(B)に示すように
折線(25)と傾斜折線(26),(26) により略三角形状の底部
(3)が画成され、該底部(3)は上記傾斜折線(26),
(26) の交点(27)を通る中央折線(28)により半底部(29),
(29) に区分されている。
【0013】上記折線(25)を介して後面部(5)が設け
られており、該後面部(5)も上記中央折線(28)により
半後面部(30),(30) に区分されている。また、上記傾斜
折線(26),(26) を介して前面部(4)が設けられ、該前
面部(4)も上記中央折線(28)により半前面部(31),(3
1) に区分されている。なお、該前面部(4)の外方先
端には折線(32),(32) 及び中央折線(28)を介して内方折
込部(33),(33) を設けてあるが、該内方折込部を形成し
なくてもよい。
【0014】上記後面部(5)及び前面部(4)の側方
には折線(34),(34) を介して連結部(35),(35),(36),(3
6) が形成されている。上記折線(34)等を折り、該連結
部(35),(36) 及び連結部(35),(36) を重ねて接着剤や適
宜の締着片等で連結すると、図4(A)に示すように前
面部(4)と後面部(5)が間隔をあけて対向し上方に
開口部(6)を有し、底部(3)が略三角形の容器本体
(2)が得られる。
【0015】図4(A)に示すように、後面部(5)に
は中央折線(28)が表われているから、該中央折線(28)を
容器本体(2)の外側から内方に向けて谷折りすると、
図5(A),(B)に示すように、上記半後面部(30),(3
0) が折り重なって上記半前面部(31),(31) 間に挟まれ
た状態にほぼ扁平に折り畳むことができる。そして、上
記半後面部(30),(30) と半前面部(31),(31) が離れる方
向に上記中央折線(28)を内方から外側に向けて谷折りす
れば、図4(A)に示すような容器本体(2)を形成す
ることができる。
【0016】図6,図7には略長方形状の底部(3)を
有する容器本体(2)の実施例が示されている。この容
器本体(2)の基板(37)は、図5(B)に示すように横
折線(38),(39) 及び縦折線(40),(41) により長方形状の
底部(3)が画成され、該底部(3)を通る中央折線(4
2)により前面側底部(43)と後面側底部(44)に区分されて
いる。上記横折線(38),(39) と縦折線(40),(41) の交点
(45),(45),(45),(45)からは、上記中央折線(42)に向か
ってそれぞれ傾斜折線(46),(46),(46),(46) が設けられ
ており、該傾斜折線と中央折線の交点(47),(47) を通っ
て側方折線(48),(48) が形成され、該側方折線(48),(4
8) を介してその外方に連結部(49),(49),(49),(49) が
連設されている。また、上記後面部(5)は縦折線(4
0),(41) と側方折線(48)により側方後面部(50),(50) と
中央後面部(51)に区分されている。
【0017】上記中央折線(42)で基板(37)を2つ折り
し、上記連結部(49),(49) 及び連結部(49),(49) を重ね
合せて接着剤や適宜の締着片等で連結すると、図7
(A),(B)に示すように折り畳んだ状態の容器本体
(2)が得られる。
【0018】そして、上記前面部(4)と後面部(5)
が離れる方向に開口し、底部の上記中央折線(42)を外側
から内方に向かって谷折りすると、上記前面側底部(43)
と後面側底部(44)は容器本体の底部を押し広げるような
状態で内方に入り込み、図6(A)に示すように前面部
(4)と後面部(5)が間隔をあけて対向し、上方に開
口部(6)を有し、底部(3)が略長方形の容器本体
(2)が得られる。
【0019】また、図6(A)に示す状態から、上記底
部(3)の中央折線(42)を内方から外方に向けて谷折り
すると、上記前面側底部(43)と後面側底部(44)は折り重
なり、上記前面部(4)と後面部(5)は図7(A),
(B)に示すようにほぼ扁平に折り畳まれる。
【0020】図8,図9には比較的大きな略長方形の底
部(3)を有する容器本体(2)の実施例が示されてい
る。この容器本体(2)の基板(52)は、図8(B)に示
すように中央折線(53)と横折線(54)及び縦折線(55),(5
6) により底部(3)を画成し、中央折線(53)を介して
前面部(4)が連設され、上記横折線(54)を介して後面
部(5)が形成されている。上記中央折線(53)と縦折線
(56),(56) の交点(57),(57) からは外方に向かって傾斜
折線(58),(58),(58),(58) が形成され、該傾斜折線(5
8),(58) と上記横折線(54)の交点(59),(59) を通って外
方縦折線(60),(60)が設けられており、該外方縦折線を
介してその外側に側面部(61),(61),(61),(61) が形成さ
れている。
【0021】また、上記中央折線(53)、縦折線(55),(5
6) 、傾斜折線(58),(58),(58),(58)、外方縦折線(60),
(60) によりそれぞれ囲まれた区帯には、後面折込部(6
2),(62) 、後面側底部折込部(63),(63) 、側面側底部折
込部(64),(64),(64),(64) 、側面下部(65),(65),(65),
(65) 及び側面折込部(66),(66),(66),(66) がそれぞれ
形成されている。
【0022】上記中央折線(53)で2つ折りし、上記縦折
線(55),(56) を谷折りすると共に上記傾斜折線(58),(5
8),(58),(58) を山折りし、さらに外方縦折線(60),(60)
を山折りして側面部(61),(61),(61),(61) の端縁をつ
き合わせ、テ−プ等のシ−ル片(67)で端縁間をシ−ルす
ると、図9(A),(B)に示すように折り畳んだ状態の
容器本体(2)が得られる。
【0023】そして、上記前面部(4)と後面部(5)
が離れる方向に開口し、底部(3)の横折線(54)を山折
りすると共に中央折線(53)を外側から内方に向かって谷
折りすると、該底部(3)は前面部(4)と後面部
(5)を押し広げ、図8(A)に示すように前面部
(4)と後面部(5)が間隔をあけて対向し、上方に開
口部(6)を有し、底部(3)が略長方形に広がる容器
本体(2)が得られる。
【0024】また、図8(A)に示す状態から、上記中
央折線(53)を外側に向かって山折りし、上記縦折線(5
5),(56) を外側から内方に向かって谷折りすると、図9
(A),(B)に示すようにほぼ扁平に折り畳むことがで
きる。
【0025】上述したように容器本体は、種々に構成す
ることができ、上記各実施例に説明した以外の各種の構
成によりワンタッチで組み立てると共に折り畳むことが
できるようにした容器本体を用いることができ、好まし
くは、外面に装飾、印刷等を施し室内に設置したとき違
和感を生じないように形成される。また、容器本体の内
面に表われる基板に、水玉模様、ストライプ、蠅の絵そ
の他の蠅等の害虫を蝟集させやすい図柄等を施しておく
と蠅等を容器本体内に誘引させることができる。
【0026】上記容器本体の前面部(4)の内側及び又
は後面部(5)の内側には、捕虫用粘着剤層(68)が形成
されている。該捕虫用粘着剤層(68)は、上記容器本体を
展開した基板の状態で所要部位にパタ−ン塗布したり、
捕虫用粘着剤を形成し打抜いたものを両面粘着テ−プで
固定したり適宜に形成することができる。なお、所望に
より、容器を形成後、使用前に壁面に塗布したり、貼り
付けるようにしてもよい。
【0027】上記捕虫用粘着剤層(68)は、取扱いの際に
手等にべたついて付着しないよう容器本体(2)の開口
部(6)の端縁から少し、例えば数mm〜10mm程度離れ
た位置から下方に設けることが好ましい。なお、実験の
結果によれば、蠅等の害虫は容器本体の底部に付着する
ことが少ないので、上記捕虫用粘着剤層(68)は底部
(3)には形成しないほうが経済的である。
【0028】使用前の状態で上記捕虫用粘着剤層(68)
は、剥離紙(69)で覆ってある(図2参照)が、使用に際
して剥離紙(69)を剥がしやすくするため、該剥離紙の周
縁の一部を粘着剤面よりも大きく形成して、つまみ代(7
0)を設けるとよい(図2)。
【0029】なお、上記捕虫用粘着剤層には、適宜の誘
引剤を含有させたり、蛍光剤や殺虫剤を含ませることが
できる。蛍光剤としては、適宜の蓄光性蛍光物質やりん
光等の自発発光体を用いることができる。また、上記容
器本体の基板には、上記蛍光剤を含有させたり、蛍光塗
料を塗布し、光があたって蛍光を発することにより蠅等
の害虫を効率よく集めるようにすることもできる。
【0030】上記捕獲容器は、人の目の高さよりも高い
適宜部位に設けた棚等載置して使用してもよいが、好ま
しくは、壁、天井等の構造物に取り付けて使用できるよ
う支承部(71)が設けられている。該支承部(71)として、
図1に示す実施例では、両面テ−プを用いているが、剥
がすことを考慮すると、使用する両面テ−プは、一端に
つまみをつけた引張ることにより剥がすことができる伸
長リム−バブル両面接着テ−プ等の両面テ−プが好まし
い。なお、後面部に掛穴を形成して適宜のフックを構造
物に設けて掛けるようにすることもできる。
【0031】上記害虫捕獲容器(1)は、上述のように
壁、天井等の構造物の人の目より高い位置に取り付けた
り、適宜の支持台(図示略)に載置して独立して使用で
きるが、図10に示すように容器内に、誘引剤、フェロ
モン等の害虫誘引物(72)を収納した害虫捕獲装置として
使用することができ、この際上述のように容器本体内に
蠅等の害虫を誘引させやすい図柄等を設けておくと、一
層効果的に害虫を集めることができる。
【0032】また、図10に示すように上記容器(1)
の近傍に害虫を誘引する発光源(73)を設け、該発光源か
らの直射光や反射光により上記捕虫用粘着剤層(68)の表
面を照射して害虫を誘引することができる。この発光源
(73)としては、白熱灯や蛍光灯を使用することもできる
が、好ましくは支持片(74)上に複数の発光ダイオ−ド
(LED)を設けて光源とするとよく、該発光ダイオ−
ドを用いることにより、バッテリ−(75)により長時間、
例えば単3乾電池4本で約1週間程発光を持続して高輝
度を発現させることができ、便利に使用することができ
る。
【0033】なお、上記発光ダイオ−ドの発光色は、害
虫の種類に応じて黄色、黄褐色等と誘引色が相違する
が、蠅の場合には、青色LEDが最も良く誘引すること
ができた。
【0034】上記のように開口部(6)を広げて壁(76)
等に取り付けた上記容器内には、蠅等の害虫が入り込
み、上記捕虫用粘着剤層(68)により捕獲される。使用後
は、上記前面部(4)と後面部(5)が重なるように折
り畳めば、上記粘着剤層(68)により開口部(6)が確実
に閉じるから、そのまま廃棄すればよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、基板に
容器の底部を画成するよう折線を形成し、該折線を介し
て前面部、後面部を設け、該折線を折曲げた際上記底部
の上方に上記前面部と後面部が間隔をあけて対向すると
共に上方に開口する開口部が形成されるよう上記前面部
と後面部を折畳可能に連結し、該前面部の内側及び又は
後面部の内側に捕虫用粘着剤層を形成したので、使用に
際しては、ワンタッチで開口部を開口させることによ
り、簡単に容器を完成でき、壁等に取り付けて使用する
ことができる。
【0036】使用中に蠅等は容器の内側の捕虫用粘着剤
層に捕獲されるから、適時に壁等より取り外し、ワンタ
ッチで折り畳めば開口部は閉塞され、汚れた蠅等に触れ
ることなく廃棄処分することができる。また、上記粘着
剤層に誘引剤や蛍光剤を含ませたり、基板に蛍光剤を塗
布したり、含有させたり、容器内に害虫誘引物を収納し
たり、容器の近傍に青色発光ダイオ−ド等の発光源を設
けて害虫を誘引するようにすれば、一層効果的に害虫を
捕獲することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(A)は前面からみ
た斜視図、(B)は後面からみた斜視図。
【図2】図1に示す容器を展開した状態を示し、(A)
は正面図、(B)は基板の一部の断面図。
【図3】(A)〜(F)は図1に示す容器を組み立てる
状態を示す各説明図。
【図4】容器本体の他の実施例を示し、(A)は斜視
図、(B)は展開図。
【図5】図4に示す容器本体の折畳状態を示し、(A)
は正面図、(B)は斜視図。
【図6】容器本体の他の実施例を示し、(A)は斜視
図、(B)は展開図。
【図7】図6に示す容器本体の折畳状態を示し、(A)
は正面図、(B)は斜視図。
【図8】容器本体のさらに他の実施例を示し、(A)は
斜視図、(B)は展開図。
【図9】図8に示す容器本体の折畳状態を示し、(A)
は正面図、(B)は斜視図。
【図10】使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…害虫捕獲容器 2…容器本体 3…底部 4…前面部 5…後面部 6…開口部 7,24,37,52…基板 68…捕虫用粘着剤層 69…剥離紙 70…つまみ代 71…支承部 72…害虫誘引物 73…発光源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月18日(2001.12.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に容器の底部を画成するよう折線を
    形成し、該折線を介して前面部、後面部を設け、該折線
    を折曲げた際上記底部の上方に上記前面部と後面部が間
    隔をあけて対向すると共に上方に開口する開口部が形成
    されるよう上記前面部と後面部を折畳可能に連結し、該
    前面部の内側及び又は後面部の内側に捕虫用粘着剤層を
    形成した害虫捕獲容器。
  2. 【請求項2】 上記捕虫用粘着剤層は、開口部の端縁か
    ら離れた位置から下方に設けられている請求項1に記載
    の害虫捕獲容器。
  3. 【請求項3】 上記捕虫用粘着剤層は底部を除いた部位
    に設けられている請求項1または2に記載の害虫捕獲容
    器。
  4. 【請求項4】 上記捕虫用粘着剤層は剥離紙で覆われ、
    該剥離紙の一部には捕虫用粘着剤層よりも大きいつまみ
    代が形成されている請求項1ないし3のいずれかにに記
    載の害虫捕獲容器。
  5. 【請求項5】 上記捕虫用粘着剤層には害虫の誘引剤が
    含まれている請求項1に記載の害虫捕獲容器。
  6. 【請求項6】 上記捕虫用粘着剤層には蛍光剤が含まれ
    ている請求項1または5に記載の害虫捕獲容器。
  7. 【請求項7】 上記基板には蛍光剤が塗布されまたは含
    まれている請求項1に記載の害虫捕獲容器。
  8. 【請求項8】 上記基板には、水玉模様、ストライプ、
    蠅の絵その他の害虫を蝟集させやすい図柄が設けられて
    いる請求項1に記載の害虫捕獲容器。
  9. 【請求項9】 上記後面部は、壁、天井等の構造物に取
    り付けるための支承部を有する請求項1に記載の害虫捕
    獲容器。
  10. 【請求項10】 上記請求項1ないし9のいずれかに記載
    の害虫捕獲容器を有し、該容器内に誘引剤、フェロモン
    等の害虫誘引物を収納した害虫捕獲装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項1ないし9のいずれかに記載
    の害虫捕獲容器を有し、該容器の近傍に害虫を誘引する
    発光源を設けた害虫捕獲装置。
  12. 【請求項12】 上記容器内には誘引剤、フェロモン等の
    害虫誘引物体が収納されている請求項11に記載の害虫
    捕獲装置。
  13. 【請求項13】 上記発光源は、発光ダイオ−ドである請
    求項11または12に記載の害虫捕獲装置。
  14. 【請求項14】 上記発光ダイオ−ドは、青色に発光する
    請求項13に記載の害虫捕獲装置。
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