JP2003180097A - パルスモータ駆動装置及び画像読取装置 - Google Patents
パルスモータ駆動装置及び画像読取装置Info
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- JP2003180097A JP2003180097A JP2001373928A JP2001373928A JP2003180097A JP 2003180097 A JP2003180097 A JP 2003180097A JP 2001373928 A JP2001373928 A JP 2001373928A JP 2001373928 A JP2001373928 A JP 2001373928A JP 2003180097 A JP2003180097 A JP 2003180097A
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Abstract
を図ることができるパルスモータ駆動装置及び画像読取
装置を提供する。 【解決手段】 パルスモータ11を駆動源として必要な
負荷を駆動するパルスモータ駆動装置において、起動時
にパルスモータ11をスローアップして所定のスピード
にする機能と、所定のスピードになった時にパルスモー
タ11の駆動電流を切り換える機能と、駆動電流を小さ
い方向に切り換える時は徐々に電流を切り換える機能を
有するパルスモータコントローラ22及びこれを制御す
る制御手段21を備えた。
Description
動源として必要な負荷を駆動するパルスモータ駆動装置
及びこれを組み込んだ画像読取装置に関する。特にパル
スモータの駆動制御技術に関するものである。
間内にパルスモータを所定の速度にする為には、スロー
アップすることは必要不可欠である。スローアップ時は
脱調防止のため、大きい励磁電流が必要になるが等速時
の振動を押さえる為には電流が小さいほうが有利であ
る。
は、スローアップ中と定常駆動に入ってからの一定時間
は大きな励磁電流でパルスモータを駆動し、一定時間が
経過したら起動時より少ない励磁電流でマイクロステッ
プ駆動することにより、定常駆動移行時の脱調を防止す
る技術が提案されている。
終了時に励磁電流切り換えを行なうと、そこでの脱調が
危惧されるために、上記従来技術においてはスローアッ
プ終了一定時間後に電流を切換え、かつ振動除去のため
にマイクロステップ駆動に切り換えることをしている。
この場合、マイクロステップ駆動を行なうために高価な
ICを使用することになり、コストがアップしてしまう
問題がある。
て脱調防止、振動低減を図ることができるパルスモータ
駆動装置及び画像読取装置を提供することを目的とす
る。
めに、請求項1記載の発明では、パルスモータを駆動源
として必要な負荷を駆動するパルスモータ駆動装置にお
いて、起動時にパルスモータをスローアップして所定の
スピードにする機能と、所定のスピードになった時にパ
ルスモータの駆動電流を切り換える機能と、駆動電流を
小さい方向に切り換える時は徐々に電流を切り換える機
能を有するパルスモータコントローラ及びこれを制御す
る制御手段を備えたパルスモータ駆動装置を最も主要な
特徴とする。
圧生成部を備え、パルスモータコントローラは、リファ
レンス電圧生成部の時定数により励磁電流の切り換え速
度を決定する請求項1記載のパルスモータ駆動装置を主
要な特徴とする。
パルスモータ駆動装置が組み込まれた画像読取装置を最
も主要な特徴とする。
形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係
る画像読取装置の概略構成図である。以下、その構成を
動作と合わせて説明する。
1と白基準板2が配置される。コンタクトガラス1は原
稿3を読み取る際にセットするためのものである。原稿
3は図示しないが、上から圧板と称せられる原稿抑板に
よりコンタクトガラス1から浮かないように抑えられ
る。勿論、公知の様にADF(オートドキュメントフィ
ーダー)が付いていても本発明には差し支えない。ま
た、白基準板2はシェーディング補正時の補正データを
得るため、主走査方向に設けられた均一濃度のほぼ白色
の部材である。
ラス1の読み取り面をある角度で照射し、白基準板2あ
るいは原稿3で反射した光は3枚のミラー5〜7、レン
ズ8を経由してCCD基板9に入射する。光源4とミラ
ー5〜7は各々図1に示していない第1、2走行体を形
成し、モータ駆動部10に制御されるパルスモータ11
により読み取り面・CCD間距離を一定に保ちながら副
走査方向に移動する。CCD基板9はCCD、クロック
ドライバ、タイミング信号生成部、CCD出力信号処理
部からなる。CCD基板9は入射光量に対応した電圧を
出力し、画像処理部11に画像データとして渡す。
御系(パルスモータ駆動装置)のブロック図である。C
PU21はパルスモータコントローラ22、リファレン
ス電圧(Vref)生成部23に対して制御信号を出力
する。パルスモータコントローラ22は現在一般的に入
手できるICであり、下記の機能を有し、下流に位置す
るFETアレイ24をON/OFFすることによりパル
スモータ11を駆動する。なお、パルスモータコントロ
ーラ22とFETアレイ24は図1のモータ制御部10
に対応する。 ・モータ回転方向(制御信号のH/Lで指示) ・回転速度指示(入力されるクロックの周波数で指示) ・電流制御(リファレンス電圧に従った電流値)
の一例を示す回路図である。抵抗:R4、5はVcc、
GND間に直列接続され、抵抗:R1〜3の一端は抵
抗:R4とR5の間に接続される。ここで抵抗:R1〜
3の他端はCPU21により制御されるオープンコレク
タ素子に接続され、各々制御信号:DRV1〜3により
ON/OFFされる構成である。
バータタイプである場合、制御信号:DRV*=「H」
の時、オープンコレクタ素子の出力は≒0Vとなるの
で、その先に接続されている抵抗は抵抗:R5と並列に
接続されることになる。反対に制御信号DRV*=
「L」の時、オープンコレクタ素子の出力はオープンと
なるのでその先に接続されている抵抗は切り離されたこ
とになる。
V1〜3により3ビットのD/Aコンバータが形成され
る。この出力の先にはコンデンサ:C1に対して抵抗:
R6とスイッチ:SW1が並列に接続される。このスイ
ッチ:SWは制御信号:DRV0でON/OFF制御さ
れる構成である(この例ではDRV0=Hの時にSW1
=ONとする)。
コンバータ出力が変化した際の時定数を変更することで
ある。スイッチ:SW1がONの場合、R6を無視して
考え、時定数に寄与するのは抵抗:R1〜5とコンデン
サ:C1である。逆にスイッチ:SW1がOFFの場
合、時定数に寄与するのは抵抗:R1〜6とコンデン
サ:C1であるので、スイッチ:SW1がONの場合と
比較して時定数は大きくなる。
圧がリファレンス電圧:Vefとしてパルスモータコン
トローラ22に入力される。下表は制御信号:DRV1
〜3の組合せについてまとめたものである。
=「L,L,L」で最大設定であり、「H,H,H」で
最小設定となる。その他の組み合わせでは、抵抗値の値
により大小関係が異なる。
に「L,L,L」、等速時に「H,L,L」、停止時に
「H,H,H」と定義しているが、更に細分化して定義
しても構わない。
速度が(拡大読取り<等倍読取り<縮小読取り)という
ように異なるのが一般的である。このような場合の電流
設定を以下の様にする。 ・拡大読取り等速時設定:「L,L,H」 ・等倍読取り等速時設定:「H,L,L」 ・縮小読取り等速時設定:「L,H,L」 また、電流設定の種類によりD/Aのビット数を加減し
ても構わない。
速度、リファレンス電圧:Vref、モータ励磁電流の
関係を示したチャートである。 [時間t: t0≦t<t1]モータ停止状態。モータ
停止時にパルスモータ11が意図しない外力等で動かな
いように微量の励磁電流を流している。このため制御信
号:DRV1〜3=「H,H,H」とし、リファレンス
電圧:Vrefは最小設定とし、これに従って励磁電流
も最小となっている。また、スイッチ:SW1=ONと
し、時間:t1から加速開始した瞬間から励磁電流(リ
ファレンス電圧:Vref)が速く大きくなる様に予め
時定数を小さい側にしている。
状態。モータ加速時は大きいトルクが必要なので、大き
い励磁電流になる様に制御信号:DRV1〜3=「L,
L,L」に設定し、リファレンス電圧:Vrefは最大
設定になる。また、この期間でも時定数選択の制御信
号:DRV0=「L」であり、時定数が小さくなる方を
選択している。これにより、t0≦t<t1時のリファ
レンス電圧から今回設定のリファレンス電圧へは抵抗:
R4、5及びコンデンサ:C1で決まる時定数で(速
く)変化して行く。
パルスモータ等速時は加速時ほど大きいトルクが必要無
いので、励磁電流も加速時より小さくする方が振動、電
力、温度上昇の面で有利である。制御信号:DRV1〜
3=「H,L,L」に設定し、リファレンス電圧:Vr
efを加速時のそれよりも下げる設定にしている。
DRV0=「H」であり、時定数が大きくなる方を選択
している。これにより、t1≦t<t2時のリファレン
ス電圧から今回設定のリファレンス電圧へは抵抗:R
1、4、5、6及びコンデンサ:C1で決まる時定数で
(ゆっくりと)変化して行く。
を急激に変化させず、ゆっくりと変化させているのでモ
ータトルクの急激変化も無いので脱調に対してのマージ
ンが増加するとともに、振動も小さく抑えられる。
リファレンス電圧:vref(励磁電流)を急激に変化
させず、ゆっくりと変化させているため、モータトルク
の急激変化も無い。そのため、脱調に対してのマージン
が増加するとともに、振動も小さく抑えられる。また脱
調に対するマージンが増加する分だけ、電流設定値も小
さく抑えることができる。
構成図である。
スモータ駆動装置)のブロック図である。
す回路図である。
ァレンス電圧:Vref、モータ励磁電流の関係を示し
たチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 パルスモータを駆動源として必要な負荷
を駆動するパルスモータ駆動装置において、起動時にパ
ルスモータをスローアップして所定のスピードにする機
能と、所定のスピードになった時にパルスモータの駆動
電流を切り換える機能と、駆動電流を小さい方向に切り
換える時は徐々に電流を切り換える機能を有するパルス
モータコントローラ及びこれを制御する制御手段を備え
たことを特徴とするパルスモータ駆動装置。 - 【請求項2】 リファレンス電圧生成部を備え、パルス
モータコントローラは、リファレンス電圧生成部の時定
数により励磁電流の切り換え速度を決定することを特徴
とする請求項1記載のパルスモータ駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のパルスモータ駆動装置が
組み込まれた画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001373928A JP2003180097A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | パルスモータ駆動装置及び画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001373928A JP2003180097A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | パルスモータ駆動装置及び画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003180097A true JP2003180097A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19182566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001373928A Pending JP2003180097A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | パルスモータ駆動装置及び画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003180097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7893648B2 (en) | 2007-05-25 | 2011-02-22 | Ricoh Company, Limited | Stepping motor driving device, sheet processing device, and image processing apparatus |
-
2001
- 2001-12-07 JP JP2001373928A patent/JP2003180097A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7893648B2 (en) | 2007-05-25 | 2011-02-22 | Ricoh Company, Limited | Stepping motor driving device, sheet processing device, and image processing apparatus |
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